JP2008116159A - 加湿装置 - Google Patents

加湿装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008116159A
JP2008116159A JP2006301173A JP2006301173A JP2008116159A JP 2008116159 A JP2008116159 A JP 2008116159A JP 2006301173 A JP2006301173 A JP 2006301173A JP 2006301173 A JP2006301173 A JP 2006301173A JP 2008116159 A JP2008116159 A JP 2008116159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
humidifying
humidification
small hole
hole portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006301173A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Inada
泰之 稲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006301173A priority Critical patent/JP2008116159A/ja
Publication of JP2008116159A publication Critical patent/JP2008116159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Humidification (AREA)

Abstract

【課題】加湿フィルターの圧力損失を軽減して送風機を小型化し、本体形状を小型にできる加湿装置を提供することを目的にしている。
【解決手段】本体1内に設けた加湿風路9に送風機2と加湿手段となる貯水部6と、貯水部6に下部を浸漬しつつ回転可能に設けた中空円筒形状の加湿フィルター4からなり、加湿フィルター4は内部に保水添着剤4bが添着された通気性基材4aに複数の小穴部11を形成することにより、送風抵抗を大幅に軽減することができ、送風特性の低い小型送風機を使用することができるので、加湿性能を損なわずに本体1の小型化を図ることができる加湿装置が得られる。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転する加湿フィルターを備えた加湿装置に関する。
従来、この種の加湿装置の一例としては、加湿フィルターを回転して加湿する加湿装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
以下、その加湿装置について図5および図6を参照しながら説明する。
図に示すように、吸込口101と吹出口102を連通し形成された空気流路103に送風装置104を設けた本体105と、本体105内に設けた水槽106と、水槽106の貯留水に常に下部を浸し、前記空気流路103内に回転可能に軸支される中空円筒状の加湿フィルター107を有し、加湿フィルター107は円筒形状のフィルター濾材108と、フィルター濾材108を内側から円筒形状に維持するフィルター枠109と、フィルター濾材108を覆う保護網110とから構成している。そして保護網110がフィルター濾材108を覆うことにより、フィルター濾材108を湿潤・乾燥の繰り返し負荷から保護することができ、また加湿フィルター107の変形による加湿能力の低下を防ぐものである。
特開2006−105440号公報
このような従来の加湿装置では、長時間安定して加湿能力を発揮できるものの、加湿フィルターの圧力損失が大きいため、大型の送風機を使用する必要があり、加湿装置本体の外観形状も大型化するという課題があり、加湿能力を損なわずに加湿装置本体の小型化を図ることが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、加湿フィルターの圧力損失を軽減して送風機を小型化し、本体形状を小型にできる加湿装置を提供することを目的にしている。
また、加湿フィルターの含水量を増やすために、保水添着剤を加湿フィルターに添着しているが、加湿量をさらに増やすために加湿フィルターの厚み寸法を大きくすると、保水添着剤を内部に浸透し難くなり、加湿フィルターの加湿能力が低下するという課題があり、厚み寸法を大きくしても、加湿フィルターから多くの水分が確実に蒸発することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、加湿フィルターの厚み寸法を大きくしても、加湿フィルターから多くの水分が蒸発して、加湿能力を向上できる加湿装置を提供することを目的にしている。
また、加湿フィルターに付設する部品の一部が通風面を塞ぐことで、加湿能力が低下する場合があるという課題があり、加湿フィルターの通風面をできる限り広げて加湿能力を向上することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、加湿フィルターの通風面をできる限り広げて加湿量を増やすことのできる加湿装置を提供することを目的にしている。
本発明の加湿装置は上記目的を達成するために、本体内に設けた通風路に送風機と加湿手段を設け、前記加湿手段は水を貯める貯水部と、この貯水部に下部を浸漬しつつ回転可能に設けた中空円筒形状の加湿フィルターからなり、この加湿フィルターは内部に保水剤が添着された通気性基材に複数の小穴部を形成したものである。
また、他の手段は、小穴部をお互いに略等間隔に配置したものである。
また、他の手段は、小穴部の形状を円形としたものである。
また、他の手段は、小穴部の形状を略長円形状または楕円形状としたものである。
これらの手段により、加湿フィルターの圧力損失を軽減して送風機を小型化し、本体形状を小型にできる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、小穴部の長手方向を中空円筒形状の加湿フィルターの円周方向に合わせて配置した構成としたものである。
また、他の手段は、各小穴部の中心を結ぶ連結線のなす形状を鋭角三角形としたものである。
これらの手段により、加湿フィルターの圧力損失を軽減して送風機を小型化し、本体形状を小型にできるとともに、加湿フィルターの強度低下を抑えた加湿装置が得られる。
また、他の手段は、加湿フィルターを、分離可能な外筒フィルターと内筒フィルターの2層構造としたものである。
また、他の手段は、外筒フィルターの小穴部の内径を、内筒フィルターの小穴部の内径より大としたものである。
これらの手段により、加湿フィルターの厚み寸法を大きくしても、加湿フィルターから水分が速く蒸発して、加湿能力を向上できる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、加湿フィルターの外周表面に保護網を設け、この保護網の網目の間隔を小穴部の内径より大としたものである。
また、他の手段は、加湿フィルターの内側に着脱可能に設けたフィルター枠を有し、このフィルター枠は加湿フィルターの内周面に当接して、通風方向と平行に設けた複数の円板と、この円板を中心付近で連結する支持軸を備えた構成としたとしたものである。
これらの手段により、加湿フィルターの通風面をできる限り広げて加湿量を増やすことのできる加湿装置が得られる。
本発明によれば、加湿性能を損なわずに加湿装置の小型化を図ることができる加湿装置を提供できる。
また、小穴部を有する加湿フィルターの強度低下を少なくした加湿装置を提供できる。
また、加湿フィルターの保水量を増やすとともに、水分をできるだけ多く蒸発させて、加湿能力を向上できる加湿装置を提供できる。
また、加湿能力を調節することができる加湿フィルターを備えた加湿装置を提供できる。
また、加湿フィルターの通風面をできるだけ広げて、加湿能力を向上できる加湿装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の加湿装置は、本体内に設けた通風路に送風機と加湿手段を設け、前記加湿手段は水を貯める貯水部と、この貯水部に下部を浸漬しつつ回転可能に設けた中空円筒形状の加湿フィルターからなり、この加湿フィルターは内部に保水剤が添着された通気性基材に複数の小穴部を形成した構成とするものであり、加湿フィルターの圧力損失を低減して通過する風量を増やすことができるので、単位風量あたりの加湿量がわずかに低減しても、総合的には加湿量を増やすことができるという作用を有する。
また、請求項2記載の加湿装置は、小穴部をお互いに略等間隔に配置した構成とするものであり、吸引された空気が加湿フィルターを通過するときに、局部的な風速のバラツキを抑え、風速分布を均等にできるという作用を有する。
また、請求項3記載の加湿装置は、小穴部の形状を円形としたものであり、角部のある形状に比べて小穴部の内壁に応力が集中し難く、亀裂の発生を防いで耐久性を保つとともに、加湿フィルターが水分を含んだときに、小穴部の形状を維持しやすいという作用を有する。
また、請求項4記載の加湿装置は、小穴部の形状を略長円形状または楕円形状としたものであり、通風面積を増やして圧力損失を抑えつつ、吸引された空気を小穴部の長手方向で壁面と接触させて、単位風量あたりの加湿量を確保することができるという作用を有する。
また、請求項5記載の加湿装置は、小穴部の長手方向を中空円筒形状の加湿フィルターの円周方向に合わせて配置したものであり、加湿フィルターが水分を含んだときに、略長円形状または楕円形状とした小穴部自体の変形や、回転の重力変化による変形を少なくして、本来の小穴部の形状を保つことができるという作用を有する。
また、請求項6記載の加湿装置は、各小穴部の中心を結ぶ連結線のなす形状を鋭角三角形とした構成とするものであり、各小穴部間を結ぶ連結線のなす角度が60度以上90度未満に保たれるので、小穴部を加湿フィルターの全面に整然と均等に配置でき、各小穴部には分散して略均一の風量が通過し、加湿フィルターの全面から安定した加湿が行えるとともに、加湿フィルター面において強度のばらつきがなく、変形し難いという作用を有する。
また、請求項7記載の加湿装置は、加湿フィルターを、分離可能な外筒フィルターと内筒フィルターの2層構造とした構成とするものであり、加湿フィルターの厚みが大なる場合でも、保水添着剤を加湿フィルターの厚み方向に広く分散して添着できるという作用を有する。
また、請求項8記載の加湿装置は、外筒フィルターの小穴部の内径を、内筒フィルターの小穴部の内径より大としたものであり、加湿フィルターの圧力損失を低減または調節することができるという作用を有する。
また、請求項9記載の加湿装置は、加湿フィルターの外周表面に保護網を設け、この保護網の網目の間隔を小穴部の内径より大としたものであり、保護網の網目が小穴部を横切らないようにして、加湿フィルターの圧力損失を低減することができるという作用を有する。
また、請求項10記載の加湿装置は、加湿フィルターの内側に着脱可能に設けたフィルター枠を有し、このフィルター枠は加湿フィルターの内周面に当接して、通風方向と平行に設けた複数の円板と、この円板を中心付近で連結する支持軸を備えた構成とするものであり、加湿フィルターの通風面積を増やすとともに、フィルター枠は加湿フィルターへの圧力損失を低減して支持ができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、加湿装置の本体1の内部に送風機2、吸込み口3、加湿フィルター4、フィルター枠5、貯水部6および水タンク7および吹出し口8を備え、吸込み口3より送風機2によって吸込まれた室内空気は加湿フィルター4を介して吹出し口8より吹出される加湿風路9を形成している。また、加湿フィルター4の下方に配置される貯水部6の内部は常に水タンク7より給水される水10が一定の水位を保っており、加湿フィルター4の下方の一部が水10に浸水する位置に配置し、さらに加湿フィルター4は内部に設けたフィルター枠5により支持され、回転機構(図示せず)により円周方向に回転させることで、加湿フィルター4は含水状態を保つようにしている。
また、加湿フィルター4は通気性基材4aに保水添着剤4bが添着されたものであり、加湿フィルター4の外観形状は中空円筒をなし、円筒側面に内径5mmの多数の小穴部11が縦横に等間隔に配置されている。
また、中空円筒の加湿フィルター4の外周面には、保護網12が略一体に取り付けられている。保護網12の網目の開口寸法を小穴部11の内径より大なる寸法で形成し、さらに網目を小穴部11と重ならない位置に配置している。
上記構成において、まず送風機2を駆動するとともに、加湿フィルター4を回転することにより、加湿運転を開始する。このとき加湿フィルター4の小穴部11をお互いに略等間隔に配置しているので、吸引された空気が加湿フィルター4を通過するときに、局部的な風速のバラツキを抑え、風速分布を均等にして、加湿ムラのない安定した加湿能力を発揮することができる。
また、加湿フィルター4は含水状態となり圧力損失が増加するが、加湿フィルター4に設けた小穴部11によって圧力損失が低下するため、(表1)に示すように、加湿フィルター4の抵抗曲線は、従来のフィルター穴なしの抵抗曲線Faからフィルター穴有りの抵抗曲線Fbに移行し、風量もQaからQbに増加する。このとき風量の少ない小型の送風機に変更することにより、送風機特性は従来のPQ曲線SaからPQ曲線Sbに変更可能であり、PQ曲線Sbと抵抗曲線Fbの交点となる風量Qcで運転することができる。すなわち、送風機2を、PQ曲線Sbとなる送風特性のやや劣る小型の送風機としても、従来の風量Qaより大なる風量Qcを送風することができる。
また、室内空気は小穴部11を有する加湿フィルター4を通過するとき、小穴部11のない従来の加湿フィルターに比べて、単位風量あたりの加湿量はやや低下するものの、通過風量を増やしているので、吹出口8から室内に供給する加湿量を同等に維持することができ、加湿性能を損なわずに加湿装置の小型化を図ることができる。
ここで加湿フィルターおよび送風機の圧力損失と送風量の関係を(表1)に、加湿フィルターの加湿量と風量の関係について(表2)に概要を示す。
Figure 2008116159
Figure 2008116159
(表2)に示すとおり、小穴部11のない加湿フィルターの加湿曲線Kaでは、従来の送風機における風量がQaで加湿量がCaとなる。また小穴部11のある加湿フィルター4の加湿曲線Kbでは、小型の送風機2の風量がQcで加湿量が同じくCaとなる。このことから、小穴部11のある加湿フィルター4と小型の送風機2を組み合わせた構成とすることにより、風量を従来構成より多くすることができるとともに、加湿量を同等に維持して本体1の小型化ができるものである。
また、小穴部11間の間隔を略等しくしているため、加湿フィルター4を室内空気が通過するときに局部的な風速のバラツキが出にくく、加湿ムラのない均等な加湿ができる。
また、小穴部11の形状を円形とすることにより、角部のある形状に比べて小穴部11の内壁に応力が集中し難く、亀裂の発生を防いで耐久性を保つとともに、加湿フィルターが水分を含んだときに、小穴部の形状を維持しやすく、加湿機能を安定化することができる。
また、加湿フィルター4の外表面に保護網12を設け、保護網12の網目の間隔を、小穴部11の内径より大なる寸法としたことにより、小穴部11上を保護網12の網目が横切らない配置とすることができ、小穴部11を通過する空気抵抗とはならず、加湿フィルター4の加湿機能を充分に発揮することができる。
(実施の形態2)
図3に示すように、加湿フィルター4Aは外筒フィルター13と内筒フィルター14を重ねたものであり、外筒フィルター13の内側に嵌合する寸法関係で内筒フィルター14を一体的に結合している。外筒フィルター13および内筒フィルター14は、通気性基材4aに保水添着剤4bが添着されたものであり、本実施の形態では外筒フィルター13の円筒側面に内径5mmの多数の小穴部11が略等間隔で配置され、内筒フィルター14の円筒側面に内径3mmの多数の小穴部11aが略等間隔で配置されている。
また、外筒フィルター13の小穴部11は、それぞれの中心を結ぶ連結線が鋭角三角形となる位置に配置されている。内筒フィルター14の小穴部11aも同様に、中心を結ぶ連結線が鋭角三角形をなしている。ここで鋭角三角形とは、3つの角がすべて鋭角である三角形をさしている。
また、外筒フィルター13の外周面には、保護網12が略一体に取り付けられており、保護網12の網目の開口寸法を小穴部11の内径より大なる寸法で形成し、さらに網目を小穴部11と重ならない位置に配置している。
また、加湿フィルター4Aは内筒フィルター14の内側に嵌入可能にフィルター枠5Aを設け、加湿フィルター4Aを回転可能に支持している。フィルター枠5Aは内筒フィルター14内径と同一直径の複数の円板15を中心合わせで等距離に連結した形状を備え、円板15の外周端面を内筒フィルター14の内周側に当接して、加湿フィルター4Aが円筒形状を保つように支持している。
上記構成において、加湿フィルター4Aは外筒フィルター13と内筒フィルター14を2枚重ねとして、保水添着剤4bを個々に添着することができるので、保水添着剤を加湿フィルター4Aの厚み方向に広く分散して添着することができるものであり、保水能力を高めることができるので、後述のように通風量を増やすことにより加湿量を大幅に増大することができる。
また外筒フィルター13の小穴部11および内筒フィルター14の小穴部11aにより、加湿フィルター4Aの圧力損失が低下するため、加湿装置の本体1の風量を多くすることができる。このとき、小穴部11、11aを通過する吸気流は小穴部11、11aの中心部ではほとんど加湿されないが、小穴部11、11aの壁面に沿う気流は加湿されるので、単位風量あたりの加湿量はやや低下するものの、風量を増やして通風することができるため、総合的に加湿量を多くすることができる。
さらに、外筒フィルター13および内筒フィルター14の小穴部11、11aの内径を変えることで、加湿フィルター4Aの圧力損失を調節することができるものである。例えば加湿装置の本体1の最適な小穴部11の内径が4mmとして、製造上の理由で5mm、3mmの穴径でしか小穴部11、11aを開けられない場合のおいては、小穴部11、11aの穴径をそれぞれ5mm、3mmにすることで、穴径4mm相当の圧力損失を持つ加湿フィルター4Aを作成することができる。
なお、本実施の形態では外筒フィルター13のおよび内筒フィルター14の2部品で加湿フィルター4Aを形成しているが、3部品以上の複数部品で加湿フィルター4Aを形成してもよい。
また、外筒フィルター13および内筒フィルター14の各小穴部11、11aの間隔をそれぞれ等しくとることにより、加湿フィルター4Aを室内空気1が通過するときに局部的な風速のバラツキが出にくく、風速分布を均等に保ち、加湿ムラのない効率的な加湿ができる。
また、小穴部11をそれぞれ等間隔に配置し、かつ小穴部11の中心を連結する連結線の形状を鋭角三角形とすることにより、小穴部11間を結ぶ連結線のなす角度が60度以上90度未満に保たれるので、小穴部11を外筒フィルター13の全面に整然と均等に配置でき、各小穴部11には分散して略均一の風量が通過し、外筒フィルター13の全面から安定した加湿が行えるとともに、外筒フィルター13の表面において強度のばらつきがなく、変形し難い形状とすることができる。外筒フィルター13の小穴部11aについても、等間隔に配置し、かつ中心を連結する連結線の形状を鋭角三角形とすることにより、同様の効果を奏するものである。
なお、本実施の形態では、小穴部11、11aを重ねた配置で図示しているが、小穴部11、11aを重ならない配置としても、加湿フィルター4Aの送風抵抗はやや増加するものの、同様の効果を奏するものである。
また、加湿フィルター4Aをフィルター枠5Aの複数の円板15で保持することで、円板15は風路に平行に添う形で配置されるため、加湿フィルターの通風面積を増やすとともに、フィルター枠5Aは加湿フィルター4Aへの圧力損失を低減して支持することができるものである。
(実施の形態3)
図4に示すように、加湿フィルター4Bの円筒側面に沿って複数の長円形開口16を等間隔に配置している。長円形開口16は長手方向の開口幅が20mm、短手方向の開口幅が4mmの長円形をなしている。
上記構成において、長円形開口16を略長円形状にすることで、長円形開口16の周縁に沿う流れが多くなるので、丸穴形状に比べて加湿量をさらに多くすることができる。例えば、長円形開口16と同一の開口面積で円形とした場合は、計算上では開口の直径は約9.8mmと大きくなり、4mm幅の長円形と比べると、円形の周縁に沿う流れは相対的に減少し、加湿フィルターを素通りして加湿に関与しない通風量が増大することになり、加湿量が大幅に減ることになる。しかし、略長円形状の長円形開口16を設けることにより、加湿に関与しない通風量を減らして、単位面積当りの加湿量を増やすことができるものである。
また、長円形開口16は短手方向の開口幅が同一の丸穴に比べて開口面積を広く取ることができるので、加湿フィルター4Bの圧力損失を低減することができ、風量を増加することができる。
このように、加湿フィルター4Bは長円形開口16を等間隔に配置することにより、丸穴形状の開口に比べて、単位面積当りの加湿量を増やすことができるとともに、圧力損失も低減することができるので、加湿フィルター4Bを通過する風量を増やして、全体の加湿量を増やすことができる。
また、長円形開口16の長手方向を円周方向に平行に沿って配置することで、加湿フィルター4Bが回転し長円形開口16近傍が含水状態になり重量大の状態になっても、重力のかかる方向に長円形開口16の短手方向が配置されているため、長手方向に比べ自重で下方へ弛んで変形することが少なくなり、正常な開口形状を保つことができる。
なお、本実施の形態では長円形開口16の形状を長円形としているが、この形状は楕円形、あるいは長方形で角にR部を設けた開口としても同様の効果を奏するものである。
小型で風量大なる加湿機能を利用して、一般家庭の室内だけでなく、事務所や集会室など大容量の加湿装置に適用することができるとともに、大型の暖房機器に内蔵または併用することにより、業務用空調機器にも適用することができる。
本発明の実施の形態1の加湿装置を示す図((イ)加湿装置の構成断面図、(ロ)加湿フィルターの組成模式図) 本発明の実施の形態1の加湿フィルターを示す図((イ)要部破断の構成図、(ロ)側面図) 本発明の実施の形態2の加湿フィルターを示す図((イ)要部破断の構成図、(ロ)側面図) 本発明の実施の形態3の加湿フィルターの要部側面図 従来の加湿装置の構成断面図 従来の加湿フィルターを示す図((イ)分解斜視図、(ロ)要部分解斜視図)
符号の説明
1 本体
2 送風機
4 加湿フィルター
4a 通気性基材
4b 保水添着剤
5 フィルター枠
6 貯水部
9 加湿風路
11 小穴部
12 保護網
13 外筒フィルター
14 内筒フィルター
15 円板
16 長円形開口

Claims (10)

  1. 本体内に設けた通風路に送風機と加湿手段を設け、前記加湿手段は水を貯める貯水部と、この貯水部に下部を浸漬しつつ回転可能に設けた中空円筒形状の加湿フィルターからなり、この加湿フィルターは内部に吸湿材が添着された通気性基材に複数の小穴部を形成してなる加湿装置。
  2. 小穴部をお互いに略等間隔に配置してなる請求項1記載の加湿装置。
  3. 小穴部の形状を円形とした請求項1または2記載の加湿装置。
  4. 小穴部の形状を略長円形状または楕円形状とした請求項1または2記載の加湿装置。
  5. 小穴部の長手方向を中空円筒形状の加湿フィルターの円周方向に合わせて配置した請求項4記載の加湿装置。
  6. 各小穴部の中心を結ぶ連結線のなす形状を鋭角三角形とした請求項1〜5のいずれかに記載の加湿装置。
  7. 加湿フィルターを、分離可能な外筒フィルターと内筒フィルターの2層構造とした請求項1〜3のいずれかに記載の加湿装置。
  8. 外筒フィルターの小穴部の内径を、内筒フィルターの小穴部の内径より大とした請求項7記載の加湿装置。
  9. 加湿フィルターの外周表面に保護網を着脱可能に設け、この保護網の網目の間隔を小穴部の内径より大とした請求項1記載の加湿装置。
  10. 加湿フィルターの内側に着脱可能に設けたフィルター枠を有し、このフィルター枠は加湿フィルターの内周面に当接して、通風方向と平行に設けた複数の円板と、この円板を中心付近で連結する支持軸を備えてなる請求項1記載の加湿装置。
JP2006301173A 2006-11-07 2006-11-07 加湿装置 Pending JP2008116159A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006301173A JP2008116159A (ja) 2006-11-07 2006-11-07 加湿装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006301173A JP2008116159A (ja) 2006-11-07 2006-11-07 加湿装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008116159A true JP2008116159A (ja) 2008-05-22

Family

ID=39502227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006301173A Pending JP2008116159A (ja) 2006-11-07 2006-11-07 加湿装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008116159A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281518A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Panasonic Corp 加湿装置
KR101452090B1 (ko) * 2013-02-22 2014-10-16 안동대학교 산학협력단 온도-습도 조절 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281518A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Panasonic Corp 加湿装置
KR101452090B1 (ko) * 2013-02-22 2014-10-16 안동대학교 산학협력단 온도-습도 조절 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5130875B2 (ja) 加湿装置
JP4595366B2 (ja) 加湿装置
JP5369978B2 (ja) 加湿装置および加湿機能付空気清浄装置
JP2006258308A (ja) 加湿装置
JP2008224170A (ja) 加湿装置
JP5025583B2 (ja) 送風装置及び加湿機
JP5483653B2 (ja) 加湿装置
JP2009085532A (ja) 加湿装置
JP2008116159A (ja) 加湿装置
JP2007139251A (ja) 加湿装置
JP2006200762A (ja) 加湿装置
JP2007064575A (ja) 気化式加湿器
KR101228198B1 (ko) 에어 컨디셔너
JP2014089031A (ja) 加湿器
JP5532711B2 (ja) 加湿機能付空気清浄装置
JP2009097767A (ja) 加湿装置
JP2009030856A (ja) 加湿装置
JP5510159B2 (ja) 加湿装置
JP5194734B2 (ja) 加湿装置
JP2014089029A (ja) 加湿装置および換気扇
JP2021133324A (ja) 除湿装置
JP2021055898A (ja) 加湿装置
JP6244546B2 (ja) 加湿機
JP5589277B2 (ja) 加湿機能付空気清浄装置
JP2009024978A (ja) 加湿装置及びフィルタ