JP2008115895A - エンジンのチェーンテンショナ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、タイミングチェーン着脱時、テンションアジャスタのプランジャの突出を防止し、着脱作業の作業性を向上させることを第1の目的とする。また、エンジンを車両に搭載した状態での作業性を向上させることを第2の目的とする。
【解決手段】このため、タイミングチェーン緩み側に設けたチェーンケースの長手方向の一端側を回転軸でエンジンに回動自在に支持し、他端側をテンションアジャスタのプランジャで揺動させタイミングチェーンに張力を付与するエンジンのチェーンテンショナ構造において、チェーンガイドの一端側で回転軸用の貫通孔外周に径方向に突出する突出部を設け、チェーンケースには突出部の揺動方向に位置するチェーンケース側壁にサービスホールを形成し、タイミングチェーンを着脱する際に、サービスホールに突出部押圧用のアジャスタボルトを装着し、アジャスタボルトでチェーンガイドの揺動位置を規制する。
【選択図】図1

Description

この発明はエンジンのチェーンテンショナ構造に係り、特にタイミングチェーンをカムスプロケットから着脱する際のタイミングチェーン着脱作業の作業性を向上を図るエンジンのチェーンテンショナ構造に関するものである。
エンジンには、DOHC(ダブル・オーバ・ヘッド・カムシャフト)方式を採用するものがある。
そして、このDOHCを採用するエンジンにおいては、カムとタペットとの間に装着するシムを廃止したシムレス構造の動弁機構が知られている。
特開2002−61721号公報 特開2006−2835号公報
ところで、従来のエンジンのチェーンテンショナ構造において、上述したDOHCを採用するエンジンにおけるシムレス構造の動弁機構では、タペット自体を頂部の厚さの異なるものに交換してバルブクリアランスを調整する。
このとき、作業工数をシム式エンジンとほぼ同一工数とするには、チェーンケースを外さない状態で、カムスプロケットからタイミングチェーンを取り外し、カムシャフトを取り外すことが必要となる。
この作業の途中では、図6に示す如く、テンションアジャスタ133のプランジャ134が突出すると、タイミングチェーン130の緩み側に配設されるチェーンガイド131を押圧することとなり、このチェーンガイド131が一端側の回転軸132を中心として前記タイミングチェーン130に張力を付与する方向、つまり図6において反時計回り方向に揺動する。
この結果、タイミングチェーン130の着脱作業が困難となるという不都合がある。
このような不具合を解消するために、チェーンケースのテンションアジャスタ近傍、且つこのテンションアジャスタに臨む位置にサービスホールを設け、このサービスホールに工具を挿入してプランジャの位置を規制する方策が実施されている。
しかし、狭いサービスホールを通してプランジャを操作する必要があるとともに、サービスホールに挿入した工具が脱落しないように配慮する必要があり、タイミングチェーンをカムスプロケットから着脱する際のタイミングチェーン着脱作業の作業性が悪いという不都合がある。
また、通常、テンションアジャスタの構造上、前記サービスホールはクランク軸の軸方向に開口する場合が多く、このような場合には、エンジンを車両に搭載した状態ではサービスホール周辺の作業空間が少なくなるという不都合がある。
この発明は、エンジンのチェーンテンショナ構造について、エンジン整備のため、タイミングチェーンをカムスプロケットから着脱する際、テンションアジャスタのプランジャが突出することを防止し、タイミングチェーン着脱作業の作業性を向上させることが第1の目的である。
また、この発明は、エンジンを車両に搭載した状態で上記作業を行う場合の作業性を向上させることが第2の目的である。
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、エンジン本体の端面をチェーンケースで覆ってその内側にチェーン室を形成し、このチェーン室にクランクスプロケットと、カムスプロケットと、これら両スプロケットの間に巻き掛けられるタイミングチェーンとを配設し、前記タイミングチェーンの緩み側にチェーンガイドを配設し、このチェーンガイドの長手方向の一端側を回転軸によって前記エンジンに回動自在に支持するとともに、他端側をテンションアジャスタのプランジャによって揺動させて前記タイミングチェーンに張力を付与するエンジンのチェーンテンショナ構造において、前記チェーンガイドの一端側で前記回転軸を挿入する貫通孔の外周に径方向に突出する突出部を設ける一方、前記チェーンガイドには前記突出部の揺動方向に位置するチェーンケース側壁に内周にネジ部を備えたサービスホールを形成し、前記タイミングチェーンを前記カムスプロケットから着脱する際に、前記サービスホールに前記突出部を押圧するアジャスタボルトを装着し、このアジャスタボルトによって前記チェーンガイドの揺動位置を規制することを特徴とする。
以上詳細に説明した如くこの本発明によれば、エンジン本体の端面をチェーンケースで覆って内側にチェーン室を形成し、チェーン室にクランクスプロケットと、カムスプロケットと、これら両スプロケットの間に巻き掛けられるタイミングチェーンとを配設し、タイミングチェーンの緩み側にチェーンガイドを配設し、チェーンガイドの長手方向の一端側を回転軸によってエンジンに回動自在に支持するとともに、他端側をテンションアジャスタのプランジャによって揺動させてタイミングチェーンに張力を付与するエンジンのチェーンテンショナ構造において、チェーンガイドの一端側で回転軸を挿入する貫通孔の外周に径方向に突出する突出部を設ける一方、チェーンケースには突出部の揺動方向に位置するチェーンケース側壁に内周にネジ部を備えたサービスホールを形成し、タイミングチェーンをカムスプロケットから着脱する際に、サービスホールに突出部を押圧するアジャスタボルトを装着し、アジャスタボルトによってチェーンガイドの揺動位置を規制する。
従って、上記構造によって、エンジン整備のため、タイミングチェーンをカムスプロケットから着脱する場合に、テンションアジャスタのプランジャが突出することを防止でき、タイミングチェーン着脱作業の作業性を向上させることができる。
また、クランク軸が車両幅方向に向く状態でエンジンが車体に搭載されている場合、チェーンケースの車両幅方向の空間が車両前後方向の空間より少なくなるが、サービスホールを作業空間の広い車両前後方向に向けて配設でき、エンジンの車両搭載状態でのアジャスタボルトの作業性を向上させることができる。
上述の如く発明したことにより、タイミングチェーンをカムスプロケットから着脱する際には、サービスホールに突出部を押圧するアジャスタボルトを装着し、アジャスタボルトによってチェーンガイドの揺動位置を規制し、テンションアジャスタのプランジャが突出することを防止し、タイミングチェーン着脱作業の作業性を向上させている。
また、クランク軸が車両幅方向に向く状態でエンジンが車体に搭載されている場合には、サービスホールを作業空間の広い車両前後方向に向けて配設しているため、エンジンの車両搭載状態でのアジャスタボルトの作業性を向上させている。
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
図1〜図5はこの発明の実施例を示すものである。
図2において、1は車両、2は車両1に搭載されるエンジンである。
このエンジン2は、シリンダブロック3と、このシリンダブロック3の上側に配設されるシリンダヘッド4と、シリンダヘッド4の上側に配設されるシリンダヘッドカバー5と、前記シリンダブロック3の下側に配設されるオイルパン6とを有している。
そして、前記エンジン2は、図2に示す如く、前記車両1の前部において、サイドメンバ7とダッシュパネル8とエンジンフード9とにより囲まれるエンジンルーム10内に搭載される。
このとき、プラグボルト11は、図2に示す如く、前記エンジン2のシリンダヘッド4の車両後方に位置している。
また、前記エンジン2の車両右側にチェーンケース12を位置させ、このチェーンケース12の表面に補機駆動系部品を構成する複数個のプーリ13を配設し、クランク軸14に取り付けられるクランクプーリ15とこれらのプーリ13とに補機駆動系部品を構成するベルト16を捲回している。
これにより、クランク軸14からの回転力は、クランクプーリ15からベルト16を介して、各種のプーリ13に伝達される。
そして、前記シリンダヘッド4をシリンダヘッドカバー5で覆ってその内側にカム室17を形成している。
このカム室17内には、動弁機構18を配設する。
この動弁機構18は、図4に示す如く、吸気系として機能する第1カムシャフト19と、排気系として機能する第2カムシャフト20とを有している。
そして、吸気系においては、前記第1カムシャフト19に形成される第1カム21と、吸気バルブ22と、前記第1カム21に接触するタペット23と、バルブスプリング24とを有している。
また、排気系においても、吸気系と同様に、前記第2カムシャフト20に形成される第2カム25や排気バルブ(図示せず)、前記第2カム22に接触するタペット(図示せず)、バルブスプリング(図示せず)を有している。
また、エンジン2本体の端面、つまり車両右側を前記チェーンケース12で覆ってその内側にチェーン室26を形成している。
このチェーン室26には、図1及び図3、図4に示す如く、前記クランク軸14に取り付けられるクランクスプロケット27と、前記動弁機構18の第1カムシャフト19に取り付けられる第1カムスプロケット28及び前記第2カムシャフト20に取り付けられる第2カムスプロケット29と、これらのスプロケット27、28、29の間に巻き掛けられるタイミングチェーン30とを配設している。
そして、図1及び図3に示す如く、前記タイミングチェーン30の緩み側(図1及び図3において左側)にチェーンガイド31を配設する。
このとき、このチェーンガイド31の長手方向の一端側を回転軸32によって前記エンジン2に回動自在に支持するとともに、他端側をテンションアジャスタ33のプランジャ34によって揺動させて前記タイミングチェーン30に張力を付与するエンジン2のチェーンテンショナ構造35を構成している。
更に、前記チェーンガイド31の一端側で前記回転軸32を挿入する貫通孔36の外周に径方向に突出する突出部37を設ける一方、前記チェーンケース12には前記突出部37の揺動方向に位置するチェーンケース側壁12sに内周にネジ部38を備えたサービスホール39を形成し、前記タイミングチェーン30を前記第1、第2カムスプロケット28、29から着脱する際に、前記サービスホール39に前記突出部37を押圧するアジャスタボルト40を装着し、このアジャスタボルト40によって前記チェーンガイド31の揺動位置を規制する構成とする。
これにより、エンジン整備のため、タイミングチェーン30を第1、第2カムスプロケット28、29から着脱する場合に、テンションアジャスタ33のプランジャ34が突出することを防止でき、タイミングチェーン着脱作業の作業性を向上させている。
また、前記クランク軸14が車両幅方向に向く状態でエンジン2が車両1に搭載されている場合、チェーンケース12の車両幅方向の空間が車両前後方向の空間より少なくなるが、サービスホール39を作業空間の広い車両前後方向に向けて配設でき、エンジン2の車両1搭載状態でのアジャスタボルト40の作業性を向上させている。
詳述すれば、前記突出部37は、図1及び図3に示す如く、前記チェーンガイド31の一端側において、前記回転軸32を挿入する貫通孔36の外周に径方向に、つまり配設時には貫通孔36の上部に突出する状態となる。
また、前記サービスホール39は、図4及び図5に示す如く、前記突出部37の揺動方向に位置、つまり図5において左側に位置する前記チェーンケース12のチェーンケース側壁12sに形成される。
更に、前記サービスホール39の内周には、図5に示す如く、ネジ部38を備えている。
このネジ部38は、前記サービスホール39に前記突出部37を押圧するアジャスタボルト40を装着する際に使用されるものである。
そして、前記サービスホール39に前記突出部37を押圧するアジャスタボルト40を装着し、このアジャスタボルト40によって前記チェーンガイド31の揺動位置を規制することによって、前記第1、第2カムスプロケット28、29からのタイミングチェーン着脱作業の作業性が向上されるものである。
また、前記エンジン2を車両1に搭載した場合、図1及び図3に示す如く、前記第1、第2カムスプロケット28、29を鉛直方向で前記クランクスプロケット27より上方に配設し、前記回転軸32及び前記突出部37を前記第1カムスプロケット28の近傍に配設する。
これにより、回転軸32及び突出部37を鉛直方向でエンジン2の高い位置に位置させ、アジャスタボルト40をエンジンルーム10上方から作業できる状態としてエンジン2の車両1搭載状態でのアジャスタボルト40の作業性をさらに向上させている。
更に、前記タイミングチェーン30を前記第1、第2カムスプロケット28、29から着脱する作業時以外には、図1に示す如く、前記サービスホール39に前記アジャスタボルト40と同一外径、且つ、全長の短いプラグボルト41を装着する。
つまり、このプラグボルト41は、前記サービスホール39の閉塞のみを目的としており、前記サービスホール39に装着した際に前記突出部37を押圧することがなく、前記チェーンガイド31の揺動位置を規制しない長さとする必要がある。
これにより、前記サービスホール39をアジャスタボルト40の取り付け用と、プラグボルト41の取り付け用とに共用して狭い作業空間での操作を可能とするとともに、作業工具の種類を削減してアジャスタボルト40とプラグボルト40との着脱作業の作業性を向上させるものである。
次に作用を説明する。
前記タイミングチェーン30を前記第1、第2カムスプロケット28、29から着脱する場合には、前記チェーンケース12のチェーンケース側壁12sに形成される前記サービスホール39に、内周のネジ部38を利用して前記アジャスタボルト40を装着する。
このとき、前記サービスホール39に装着した前記アジャスタボルト40の先端部位は前記突出部37を押圧するため、前記テンションアジャスタ33のプランジャ34が突出することを防止し、前記タイミングチェーン30の緩み側に配設されるチェーンガイド31を押圧することがなくなり、このチェーンガイド31が一端側の回転軸32を中心として揺動する動作が阻止、つまりチェーンガイド31の揺動位置が規制される。
従って、エンジン整備の際のタイミングチェーン着脱作業の作業性が向上される。
また、前記クランク軸14が車両幅方向に向く状態でエンジン2が車両1に搭載されている場合、チェーンケース12の車両幅方向の空間が車両前後方向の空間より少なくなるが、サービスホール39を作業空間の広い車両前後方向に向けて配設するため、エンジン2の車両1搭載状態でのアジャスタボルト40の作業性も向上されている。
また、前記タイミングチェーン30を前記第1、第2カムスプロケット28、29から着脱する作業時以外には、図1に示す如く、前記サービスホール39に、前記アジャスタボルト40と同一外径、且つ、全長の短いプラグボルト41を装着する。
このとき、このプラグボルト41は、前記サービスホール39の閉塞のみを目的としているため、前記サービスホール39に装着した際に前記突出部37を押圧するおそれがなく、前記チェーンガイド31の揺動位置を規制していない。
従って、前記サービスホール39をアジャスタボルト40の取り付け用とプラグボルト41の取り付け用とに共用されることとなり、狭い作業空間での操作を可能とするとともに、両ボルト40、41の着脱を行う作業工具のみとして作業工具の種類を削減し、アジャスタボルト40とプラグボルト40との着脱作業の作業性を向上させている。
これにより、エンジン2本体の端面をチェーンケース12で覆ってその内側にチェーン室26を形成し、このチェーン室26にクランクスプロケット27と、第1、第2カムスプロケット28、29と、これらのスプロケット27、28、29の間に巻き掛けられるタイミングチェーン30とを配設し、前記タイミングチェーン30の緩み側にチェーンガイド31を配設し、このチェーンガイド31の長手方向の一端側を回転軸32によって前記エンジン2に回動自在に支持するとともに、他端側をテンションアジャスタ33のプランジャ34によって揺動させて前記タイミングチェーン30に張力を付与するエンジン2のチェーンテンショナ構造35において、前記チェーンガイド31の一端側で前記回転軸32を挿入する貫通孔36の外周に径方向に突出する突出部37を設ける一方、前記チェーンケース12には前記突出部37の揺動方向に位置するチェーンケース側壁12sに内周にネジ部38を備えたサービスホール39を形成し、前記タイミングチェーン30を前記第1、第2カムスプロケット28、29から着脱する際に、前記サービスホール39に前記突出部37を押圧するアジャスタボルト40を装着し、このアジャスタボルト40によって前記チェーンガイド31の揺動位置を規制する。
従って、上記構造によって、エンジン整備のため、タイミングチェーン30を第1、第2カムスプロケット28、29から着脱する場合に、テンションアジャスタ33のプランジャ34が突出することを防止でき、タイミングチェーン着脱作業の作業性を向上させることができる。
また、前記クランク軸14が車両幅方向に向く状態でエンジン2が車両1に搭載されている場合、チェーンケース12の車両幅方向の空間が車両前後方向の空間より少なくなるが、サービスホール39を作業空間の広い車両前後方向に向けて配設でき、エンジン2の車両1搭載状態でのアジャスタボルト40の作業性を向上させることができる。
また、前記エンジン2を車両1に搭載した場合、前記第1、第2カムスプロケット28、29を鉛直方向で前記クランクスプロケット27より上方に配設し、前記回転軸32及び前記突出部37を前記第1カムスプロケット28の近傍に配設した。
従って、上記構造によって、回転軸32及び突出部37を鉛直方向でエンジン2の高い位置に位置させ、アジャスタボルト40をエンジンルーム10上方から作業できる状態としてエンジン2の車両1搭載状態でのアジャスタボルト40の作業性をさらに向上させることができる。
更に、前記タイミングチェーン30を前記第1、第2カムスプロケット28、29から着脱する作業時以外には、前記サービスホール39に、前記アジャスタボルト40と同一外径、且つ、全長の短いプラグボルト41を装着する。
従って、サービスホール39をアジャスタボルト40の取り付け用と、プラグボルト41の取り付け用とに共用して狭い作業空間での操作を可能とし、且つ作業工具の種類を削減してアジャスタボルト40とプラグボルト41との着脱作業の作業性を向上させることができる。
この発明の実施例を示すアジャスタボルトの装着状態の概略説明図である。 車両に搭載したエンジンの右側面図である。 チェーンケースを取り外したエンジンの右側面図である。 動弁機構を示すエンジンの概略斜視図である。 図4に示されるサービスホール部分の要部拡大斜視図である。 この発明の従来技術を示すプランジャの突出状態の概略説明図である。
符号の説明
1 車両
2 エンジン
7 サイドメンバ
8 ダッシュパネル
9 エンジンフード
10 エンジンルーム
12 チェーンケース
12s チェーンケース側壁
13 プーリ
14 クランク軸
15 クランクプーリ
16 ベルト
17 カム室
18 動弁機構
26 チェーン室
27 クランクスプロケット
28 第1カムスプロケット
29 第2カムスプロケット
30 タイミングチェーン
31 チェーンガイド
32 回転軸
33 テンションアジャスタ
34 プランジャ
35 チェーンテンショナ構造
36 貫通孔
37 突出部
38 ネジ部
39 サービスホール
40 アジャスタボルト
41 プラグボルト

Claims (3)

  1. エンジン本体の端面をチェーンケースで覆ってその内側にチェーン室を形成し、このチェーン室にクランクスプロケットと、カムスプロケットと、これら両スプロケットの間に巻き掛けられるタイミングチェーンとを配設し、前記タイミングチェーンの緩み側にチェーンガイドを配設し、このチェーンガイドの長手方向の一端側を回転軸によって前記エンジンに回動自在に支持するとともに、他端側をテンションアジャスタのプランジャによって揺動させて前記タイミングチェーンに張力を付与するエンジンのチェーンテンショナ構造において、前記チェーンガイドの一端側で前記回転軸を挿入する貫通孔の外周に径方向に突出する突出部を設ける一方、前記チェーンケースには前記突出部の揺動方向に位置するチェーンケース側壁に内周にネジ部を備えたサービスホールを形成し、前記タイミングチェーンを前記カムスプロケットから着脱する際に、前記サービスホールに前記突出部を押圧するアジャスタボルトを装着し、このアジャスタボルトによって前記チェーンガイドの揺動位置を規制することを特徴とするエンジンのチェーンテンショナ構造。
  2. 前記エンジンを車両に搭載した場合、前記カムスプロケットを鉛直方向で前記クランクスプロケットより上方に配設し、前記回転軸及び前記突出部を前記カムスプロケットの近傍に配設したことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのチェーンテンショナ構造。
  3. 前記タイミングチェーンを前記カムスプロケットから着脱する作業時以外には、前記サービスホールに、前記アジャスタボルトと同一外径、且つ、全長の短いプラグボルトを装着することを特徴とする請求項1に記載のエンジンのチェーンテンショナ構造。
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