JP2008115200A - 外熱式炭化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 処理物と接触して処理物を加熱する接触面の範囲を拡大し、処理物の攪拌と送り性能を向上させて、装置を小型化し炭化用の熱エネルギーを低減する。
【解決手段】 円筒体2の内部に処理物Mを移動させるスクリューコンベヤ1、円筒体2の外部に、熱風通路13を備え、円筒体2に外部から熱を供給し、内部を移動する処理物Mを炭化させる外熱式炭化装置において、スクリューコンベヤ1のスクリュー11に処理物Mを掻上げ前方への推力を与えるリフタバー12を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】 円筒体2の内部に処理物Mを移動させるスクリューコンベヤ1、円筒体2の外部に、熱風通路13を備え、円筒体2に外部から熱を供給し、内部を移動する処理物Mを炭化させる外熱式炭化装置において、スクリューコンベヤ1のスクリュー11に処理物Mを掻上げ前方への推力を与えるリフタバー12を設ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、有機性廃棄物等を外熱(間接加熱)により炭化処理する外熱式炭化装置に関するものである。
従来、有機性廃棄物等の処理物を外熱により炭化処理する外熱式炭化装置には、処理物を外部加熱の円筒キルンに投入し、円筒キルンの勾配と回転により処理物を移動させながら加熱炭化させるものや、内部にスクリューコンベヤを設けた円筒体と円筒体の外部を囲む熱風通路を備え、処理物を円筒体に投入し、スクリューコンベヤの回転により処理物を移動させながら加熱炭化するもの(特許文献1参照)がある。
しかし、これらの外熱式炭化装置では、図4、図5に示すように、処理物Mと接触して処理物Mを加熱する接触面の範囲Aが円筒キルン40の内面、あるいは円筒体50の内面の約25%程度しかなく効率が悪い。従って、処理物の炭化に時間を要するため、装置を大型化しなければならず熱エネルギーの消費量が大きい。
また、スクリューコンベヤで処理物を移動させる場合には、処理物が十分に攪拌されずに移動するため、部分的に炭化処理が未完の状態で排出されることもある。しかも、スクリュー51が中空であるため変形し易い。
特開平9−67580号公報
また、スクリューコンベヤで処理物を移動させる場合には、処理物が十分に攪拌されずに移動するため、部分的に炭化処理が未完の状態で排出されることもある。しかも、スクリュー51が中空であるため変形し易い。
本発明は、外熱式炭化装置における上記問題を解決するものであって、処理物と接触して処理物を加熱する接触面の範囲を拡大し、処理物の攪拌と送り性能を向上させて、装置を小型化し炭化用の熱エネルギーを低減可能な外熱式炭化装置を提供することを目的とする。
本発明は、円筒体の内部に処理物を移動させるスクリューコンベヤ、円筒体の外部に加熱手段を備え、円筒体に外部から熱を供給し、内部を移動する処理物を炭化させる外熱式炭化装置において、スクリューコンベヤのスクリューに処理物を掻上げ前方への推力を与えるリフタバーを設けることにより上記課題を解決している。
この外熱式炭化装置では、スクリューコンベヤのスクリューに設けられたリフタバーで円筒体内部の処理物が掻上げられて、処理物を加熱する円筒体の処理物との接触面の範囲が拡大し、処理物の攪拌と送り性能が向上する。従って、装置を小型化し炭化用の熱エネルギーを低減することができる。
リフタバーは、処理物に前方への推力を与えるよう軸線に対して傾斜した状態でスクリューのピッチ間に亙って設け、両端をスクリューに固定することで、処理物の攪拌と送り性能を向上させると共に、スクリューの強度を大きくする。
この外熱式炭化装置では、スクリューコンベヤのスクリューに設けられたリフタバーで円筒体内部の処理物が掻上げられて、処理物を加熱する円筒体の処理物との接触面の範囲が拡大し、処理物の攪拌と送り性能が向上する。従って、装置を小型化し炭化用の熱エネルギーを低減することができる。
リフタバーは、処理物に前方への推力を与えるよう軸線に対して傾斜した状態でスクリューのピッチ間に亙って設け、両端をスクリューに固定することで、処理物の攪拌と送り性能を向上させると共に、スクリューの強度を大きくする。
本発明の外熱式炭化装置は、円筒体が処理物と接触して処理物を加熱する接触面の範囲を拡大し、処理物の攪拌と送り性能を向上させ、装置を小型化し炭化用の熱エネルギーを低減することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である外熱式炭化装置の構成図、図2はリフタバーの配置と処理物の掻上げ状態の説明図、図3は円筒体の処理物との接触面の範囲を示す説明図である。
図1の外熱式炭化装置では、内部に処理物Mを移動させるスクリューコンベヤ1を備えた円筒体2が、上下に4段それぞれ水平に配置されている。最上段の円筒体2の始端部(図上、右端部)に形成された供給口3には、投入ホッパ5の底部に配置された投入スクリューフィーダ6が投入ダンパ4を介して接続されている。
図1の外熱式炭化装置では、内部に処理物Mを移動させるスクリューコンベヤ1を備えた円筒体2が、上下に4段それぞれ水平に配置されている。最上段の円筒体2の始端部(図上、右端部)に形成された供給口3には、投入ホッパ5の底部に配置された投入スクリューフィーダ6が投入ダンパ4を介して接続されている。
最上段の円筒体2の終端部(図上、左端部)は、連絡口7で2段目の円筒体2の始端部に接続されている。2段目の円筒体2の終端部は、連絡口7で3段目の円筒体2の始端部に接続され、3段目の円筒体2の終端部は、連絡口7で最下段の円筒体2の始端部に接続されている。
最下段の円筒体2の終端部に形成された排出口8には、冷却スクリューフィーダ9の始端部が接続されている。冷却スクリューフィーダ9の終端部には排出ダンパ10が設けられている。
最下段の円筒体2の終端部に形成された排出口8には、冷却スクリューフィーダ9の始端部が接続されている。冷却スクリューフィーダ9の終端部には排出ダンパ10が設けられている。
各円筒体2のスクリューコンベヤ1は、中空螺旋状のスクリュー11が回転可能に両端で軸支されており、スクリュー11に回転が与えられると、それぞれ処理物Mをその始端部から終端部に向かって移動させる。
このスクリュー11には、図2及び図3に示すように、リフタバー12が円筒体2の円周方向に約90度の間隔で、スクリュー11の各ピッチ間に亙って設けられている。リフタバー12は、処理物Mを掻上げ、前方への推力を与えるように軸線に対して傾斜した状態で両端がスクリュー11に固定されている。
このスクリュー11には、図2及び図3に示すように、リフタバー12が円筒体2の円周方向に約90度の間隔で、スクリュー11の各ピッチ間に亙って設けられている。リフタバー12は、処理物Mを掻上げ、前方への推力を与えるように軸線に対して傾斜した状態で両端がスクリュー11に固定されている。
各円筒体2の周囲には、熱風通路13が形成されている。熱風通路13は、最下段の円筒体2の下方に配置された熱風発生炉14と連通しており、バーナ15で加熱されて発生する熱風が最下段側から最上段側に向かって流れ、円筒体2に外部から熱を供給し、内部を移動する処理物Mを加熱する。
有機性廃棄物等の処理物Mを炭化処理する場合には、投入ホッパ5に貯留されている処理物Mを投入スクリューフィーダ6で抜き出し、投入ダンパ4を開いて円筒体2の供給口3に投入する。処理物Mはスクリューコンベヤ1によって円筒体2の始端部から終端部へ移動し、連通口7を通って順次下段の円筒体2へ送られて行く。
有機性廃棄物等の処理物Mを炭化処理する場合には、投入ホッパ5に貯留されている処理物Mを投入スクリューフィーダ6で抜き出し、投入ダンパ4を開いて円筒体2の供給口3に投入する。処理物Mはスクリューコンベヤ1によって円筒体2の始端部から終端部へ移動し、連通口7を通って順次下段の円筒体2へ送られて行く。
このとき、熱風通路13には熱風発生炉14から熱風が供給され、円筒体2を外部から加熱して内部を移動する処理物Mを炭化させる。熱風の流れは処理物Mの移動と逆方向になるので、最下段の円筒体2が最も高温となり、上段側ほど低温となる。このため、処理物Mが水分を含んでいる場合、上段側が乾燥炉、下段側が炭化炉として作用する。
炭化された処理物Mは排出口8から排出され、冷却スクリューフィーダ9で移送される途中で冷却されて、排出ダンパー10から取り出される。
炭化された処理物Mは排出口8から排出され、冷却スクリューフィーダ9で移送される途中で冷却されて、排出ダンパー10から取り出される。
この炭化処理の過程において、スクリューコンベヤ1のスクリュー11に設けられたリフタバー12で円筒体2内部の処理物Mは高く掻上げられ、図3に示すように、処理物Mを加熱する円筒体2の処理物Mとの接触面の範囲Aが拡大する。また、リフタバー12は処理物Mに前方への推力を与えるように軸線に対して傾斜した状態で設けられているので、攪拌と送りも効率良く行われる。
従って、装置を小型化し炭化用の熱エネルギーを低減することができる。
スクリューコンベヤ1のスクリュー11は、中空螺旋状の鋼板製で通常変形し易いが、リフタバー12の両端がスクリュー11に固定されているので、剛性が大きくなっており大きな負荷にも対応できる。
従って、装置を小型化し炭化用の熱エネルギーを低減することができる。
スクリューコンベヤ1のスクリュー11は、中空螺旋状の鋼板製で通常変形し易いが、リフタバー12の両端がスクリュー11に固定されているので、剛性が大きくなっており大きな負荷にも対応できる。
1 スクリューコンベヤ
2 円筒体
3 供給口
4 投入ダンパ
5 投入ホッパ
6 投入スクリューフィーダ
7 連絡口
8 排出口
9 冷却スクリューフィーダ
10 排出ダンパ
11 スクリュー
12 リフタバー
13 熱風通路
14 熱風発生炉
15 バーナ
2 円筒体
3 供給口
4 投入ダンパ
5 投入ホッパ
6 投入スクリューフィーダ
7 連絡口
8 排出口
9 冷却スクリューフィーダ
10 排出ダンパ
11 スクリュー
12 リフタバー
13 熱風通路
14 熱風発生炉
15 バーナ
Claims (1)
- 円筒体の内部に処理物を移動させるスクリューコンベヤ、円筒体の外部に加熱手段を備え、円筒体に外部から熱を供給し、内部を移動する処理物を炭化させる外熱式炭化装置であって、
スクリューコンベヤのスクリューに処理物を掻上げ前方への推力を与えるリフタバーを設けたことを特徴とする外熱式炭化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006296763A JP2008115200A (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 外熱式炭化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008115200A true JP2008115200A (ja) | 2008-05-22 |
Family
ID=39501423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006296763A Pending JP2008115200A (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 外熱式炭化装置 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101851522A (zh) * | 2009-04-03 | 2010-10-06 | 抚顺矿业集团有限责任公司 | 外热式干馏炉 |
CN109251755A (zh) * | 2018-08-16 | 2019-01-22 | 内蒙古万众炜业科技环保股份公司 | 一种兰炭生产用外热式回转炉 |
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JP2000264616A (ja) * | 1999-03-15 | 2000-09-26 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 活性炭化物の製造方法及び装置 |
JP2001072979A (ja) * | 1999-09-03 | 2001-03-21 | Seishin Kogyo Kk | 有機性廃棄物を乾燥、炭化処理する方法及び処理装置 |
JP2004352538A (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-16 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 活性炭化物の製造方法及び装置 |
JP2006187694A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Nobuaki Debari | 減圧連続熱分解処理装置及び減圧連続熱分解方法 |
-
2006
- 2006-10-31 JP JP2006296763A patent/JP2008115200A/ja active Pending
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CN101851522B (zh) * | 2009-04-03 | 2013-01-09 | 抚顺矿业集团有限责任公司 | 外热式干馏炉 |
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