JP2008115144A - ハスカップ液から濃厚ポリフェノールの製造法 - Google Patents
ハスカップ液から濃厚ポリフェノールの製造法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 ハスカップ果実抽出液を短時間低温で減圧濃縮し、空中雑菌が混入しない、長期保存に耐えるエキスが得られる。
【解決手段】 ハスカップ果実に30〜40%エタノールを加え、自然ろ過し、ロータリーエバポレーター、ネオクールサーキュレーター、トラップ、バキュウムコントローラー、ダイアフラム型真空ポンプを装置し、温度65℃、減圧度180mmHg、短時間で減圧濃縮することである。又回収エタノールはリサイクル使用可能である。
【選択図】なし
【解決手段】 ハスカップ果実に30〜40%エタノールを加え、自然ろ過し、ロータリーエバポレーター、ネオクールサーキュレーター、トラップ、バキュウムコントローラー、ダイアフラム型真空ポンプを装置し、温度65℃、減圧度180mmHg、短時間で減圧濃縮することである。又回収エタノールはリサイクル使用可能である。
【選択図】なし
Description
本発明は、ハスカップ果実抽出液を短時間低温で減圧濃縮、製造方法に関する。
本発明は、ハスカップ果実を圧縮し、よく潰した泥状混合物に、約2倍量の30〜40%エタノールを加え3時間冷浸し、木綿布を用いて自然ろ過し、得られた紫紅色透明液をロータリーエバポレーターで低温度65℃から68℃、減圧度180mmHgから190mmHg、短時間で減圧濃縮することである。
ハスカップ果実500gを圧縮し、よく潰した濃紫紅色泥状混合物に1000mlの35%エタノールを加え2時間冷浸する。この35%エタノールを加えることにより、ハスカップ中のアントシアニンはエタノールに可溶なため抽出を容易にすることが出来る。冷浸後濃紫紅色泥状混合物を木綿布製の袋に入れ上部を閉じ、スタンドに吊るし自然ろ過し、紫紅色透明液1200mlを得る。
この抽出液を2000mlのナス型コルベンに入れ、ロータリーエバポレーターの冷却器にはネオクールサーキュレーターを接続し冷却水を循環させ、ロータリーエバポレーターの吸引部には、トラップ、バキュウムコントローラー、ダイヤフラム型真空ポンプの順に各機器を装置し減圧濃縮する。減圧濃縮の条件としては、ネオクールサーキュレーターの水温は2℃〜4℃に設定し、ロータリーエバポレーターの水浴温度は65℃に設定し、減圧度は180mmHgに調整し、濃縮を開始し約85分から90分で高粘度濃紫紅色透明エキス188gが得られた。また回収された35%エタノール溶液は965mlで、回収率は96.5%であり次回抽出溶媒としてリサイクルすることが出来る。
この抽出液を2000mlのナス型コルベンに入れ、ロータリーエバポレーターの冷却器にはネオクールサーキュレーターを接続し冷却水を循環させ、ロータリーエバポレーターの吸引部には、トラップ、バキュウムコントローラー、ダイヤフラム型真空ポンプの順に各機器を装置し減圧濃縮する。減圧濃縮の条件としては、ネオクールサーキュレーターの水温は2℃〜4℃に設定し、ロータリーエバポレーターの水浴温度は65℃に設定し、減圧度は180mmHgに調整し、濃縮を開始し約85分から90分で高粘度濃紫紅色透明エキス188gが得られた。また回収された35%エタノール溶液は965mlで、回収率は96.5%であり次回抽出溶媒としてリサイクルすることが出来る。
本発明は、抽出物が水に難溶でエタノール可溶のポリフェノールのため35〜40%エタノールを用いることにより抽出効果が大きく、成分確保が出来、抽出液は自然ろ過することにより透明なろ液が得られ、濃縮には低温減圧濃縮のため、酸化や空中雑菌混入を防ぎ透明な濃縮液が得られるとともに回収エタノールはリサイクル出来る利点がある。
Claims (4)
- ハスカップの果実を圧縮し、よく潰した泥状混合物に約2〜2.5倍量の30〜40%エタノールを加え、2時間冷浸し、木綿布を用いて自然ろ過し、紫紅色透明液を得ること。
- 請求項1で得られた紫紅色透明液をロータリーエバポレーターに入れ、ロータリーエバポレーターの冷却管にネオクールサーキュレーターを接続し、更にバキュウムコントローラーとダイヤフラム型真空ポンプを装置し、低温で減圧濃縮すること。
- 請求項2の製造条件としては、水浴温度は65℃から68℃で減圧度は180mmHgから190mmHgで濃縮して、濃紫紅色高粘度の目的物を得ること。ここで得られた濃厚ポリフェノールは濃紫紅色高粘調物で、長期保存に耐える利点があること。
- 請求項1で用いた希エタノール溶液の95%以上は濃縮時に回収され、リサイクル使用が出来、従来の天然水抽出より約3倍の抽出能力がある利点があること。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006327554A JP2008115144A (ja) | 2006-11-06 | 2006-11-06 | ハスカップ液から濃厚ポリフェノールの製造法 |
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JP2006327554A Pending JP2008115144A (ja) | 2006-11-06 | 2006-11-06 | ハスカップ液から濃厚ポリフェノールの製造法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008301752A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Pola Chem Ind Inc | 疲れ目用の食品及びその製造法 |
CN109796431A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-05-24 | 河北三狮生物科技有限公司 | 一种提取花青素的方法 |
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2006
- 2006-11-06 JP JP2006327554A patent/JP2008115144A/ja active Pending
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