JP2008114495A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】連続紙の両面に画像を記録する画像形成装置は、2つのドラム又は用紙幅の2倍の長さを有するドラムを配置した構成であり、大型化且つ高コスト化している。
【解決手段】連続紙の両面に画像情報を記録するための2つの記録ヘッド部を1つのドラムの円柱面の同一円周上に配置し、それらの2つの記録ヘッド部間に連続紙反転機構を設けることにより、小型化及び構成の簡素化及び、コスト低減を実現しつつ、連続紙の両面に画像情報を記録する画像記録装置である。
【選択図】 図1
【解決手段】連続紙の両面に画像情報を記録するための2つの記録ヘッド部を1つのドラムの円柱面の同一円周上に配置し、それらの2つの記録ヘッド部間に連続紙反転機構を設けることにより、小型化及び構成の簡素化及び、コスト低減を実現しつつ、連続紙の両面に画像情報を記録する画像記録装置である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、連続紙の両面を印刷する両面記録機構を有する画像記録装置に関する。
従来、連続紙を印刷するための画像記録装置は、ロール状連続紙から所定の速度で連続紙が紙送りされ、記録ユニットで所望の印刷が実施された後、ロール状に巻き取られる又は、折り畳まれて印刷出力されている。これまで、連続紙の一方の面(例えば、おもて面)にのみ印刷されているものが主流であるが、近年では、連続紙の両面に印刷できる画像記録装置が望まれており種々な装置構成が提案されている。
例えば、特許文献1には、搬送方向からみて、第1のドラムが後方下の上流側に配置され、第2のドラムがその下流側で前方上に配置される、2つのドラムで連続紙に両面印刷を行う記録装置が開示されている。給紙装置から送り出された連続紙は、うら面が第1のドラムに密着して移動し、第1のドラム外周上に配置されている記録ユニットによっておもて面に画像情報が印刷される。おもて面に印刷された連続紙は、第1のドラムに対して上下方向近傍で、おもて面が密着するように配置された第2のドラムに掛けられ、第2のドラムの外周上に配置されている記録ユニットによって、うら面に画像情報が印刷される。また、例えば特許文献2においては、連続紙の2倍の幅を有する1つのドラムを設けて、表裏の印刷部をドラムの用紙幅方向に併設し、連続紙を途中で反転させる搬送機構により、記録紙の表裏に画像情報を記録する画像記録装置が提案されている。
特開2003−63707号公報
特開平4−339679号公報
前述した特許文献1に提案されているような2つのドラムを配置した構成は、2つのドラムとそれらの駆動系が必要であり、装置が大型化且つ高コストである。また、特許文献2に提案されている画像記録装置では、1つのドラムを両面印刷で兼用しているが、1つのドラムの用紙幅方向の長さが用紙の2倍必要であり、装置が用紙の幅方向に大型化してしまう問題があった。
そこで本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、装置自体を大型化することなく連続紙の両面に画像情報を記録することができる画像記録装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、供給する連続紙を装填する連続紙供給部と、前記連続紙供給部から供給された前記連続紙を円柱面に巻き付けて搬送させるドラムを有する搬送部と、前記ドラムの円柱面上の母線と直交する方向の1つの円周上に沿って設けられ、前記連続紙の第1の面に画像情報を記録するための第1の記録ヘッド部と、前記第1の記録ヘッド部が配置されている前記円周上の下流側に設けられ、前記第1の面の反対面となる前記連続紙の第2の面に画像情報を記録するための第2の記録ヘッド部と、前記第1の記録ヘッド部と前記第2の記録ヘッド部の間に設けられ、前記連続紙の表裏面を反転させる反転部と、を備える画像記録装置を提供する。
本発明によれば、装置自体を大型化することなく連続紙に両面印刷することができる画像記録装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1乃至図7を参照して、本発明の第1の実施形態に係る両面記録機構を有する画像記録装置について説明する。ここで、図1は本実施例形態の画像記録装置における概略的な全体構成を示す斜視図、図2は記録ヘッド部の構成を示す斜視図、図3は連続紙の反転機構の概念的な構成示す図、図4は記録位置におけるヘッド回復装置であるメンテナンス機構を含むドラムの周辺構成を示す図、図5はメンテナンス位置におけるメンテナンス機構を含むドラムの周辺構成を示す図、図6はドラム周辺の断面構成を示す図、図7はメンテナンス機構の外観構成を示す図である。
図1乃至図7を参照して、本発明の第1の実施形態に係る両面記録機構を有する画像記録装置について説明する。ここで、図1は本実施例形態の画像記録装置における概略的な全体構成を示す斜視図、図2は記録ヘッド部の構成を示す斜視図、図3は連続紙の反転機構の概念的な構成示す図、図4は記録位置におけるヘッド回復装置であるメンテナンス機構を含むドラムの周辺構成を示す図、図5はメンテナンス位置におけるメンテナンス機構を含むドラムの周辺構成を示す図、図6はドラム周辺の断面構成を示す図、図7はメンテナンス機構の外観構成を示す図である。
本実施形態のおける記録媒体は、あるサイズでカットされたカット紙ではなく、スプロールや円筒軸(記録紙用ドラム)にロール状に巻回された長い記録紙又は、つづら折りされた長い記録紙とし、これらを連続紙と称している。
画像記録装置1は、図示しない本体フレームにそれぞれ支持固定されている、連続紙供給部2と、画像記録部3と、搬送部4と、連続紙収容部5とで構成されている。本実施形態では、連続紙収容部5は本体フレームの外部に張り出すように配置されている。
連続紙供給部2は、本体フレーム内に設けられた支持台11と、支持台11に回転可能に装填された連続紙6を巻回装填する記録紙用ドラム12とで構成される。装填された連続紙6は、搬送部4により画像記録部3に送り出されている。
画像記録部3は、連続紙6を円柱面上に載置して図示しないモータにより回転する搬送機構の1つであるドラム13と、ドラム13の円柱面に沿うように近接し且つドラム中心を通り対向するように設けられた第1の記録ヘッド部14及び第2の記録ヘッド部15と、第1のヘッド部14及び第2の記録ヘッド部15のメンテナンスを行うメンテナンスユニット16,17とで構成される。尚、本実施形態におけるドラム13は、母線に垂直な平面による切り口面が円となる直円柱形状であり、円柱面上で母線に直交する線による一周の円周上を同一円周上(又は、1つの円周上)と称している。本実施形態における第1の記録ヘッド部14及び第2の記録ヘッド部15は、ドラム13の同一円周上又は1つの円周上に配置されている。勿論、記録ヘッド部は、円柱面には当接せず、円柱面に対して連続紙が通過し、記録するために必要な距離を空けて配置される。特に、本発明の記録ヘッド部は、ドラム13の円柱面上で同一の母線上に第1の記録ヘッド部と第2の記録ヘッド部が並置される構成又は、円柱面上で同一円周上に重ならず且つ1つの母線と平行な母線上にそれぞれ配置される構成は、本発明から除外するものとする。
第1,第2の記録ヘッド部14,15は、同等の構成を成し、互いに干渉しない位置が配置されればよく、本実施形態では、ドラム13の中心に対して180度回転させた位置で同一の円柱面上に配置されている。勿論、この配置は、搬送機構を考慮したものであり、必ずしもこのような対向位置に限定されるものではない。ここでは、第1の記録ヘッド部14を一例として説明し、同等な構成の第2の記録ヘッド部15の説明は省略する。
図2に示すように、第1の記録ヘッド部14は、それぞれに1色のインクを吐出する複数の記録ユニット(例えば、ブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローY)18K,18C,18M,18Yと、これらの記録ユニット18K,18C,18M,18Yを両端側から保持する保持板19と、保持板19に取り付けられてメンテナンス処理時に記録ユニット18K,18C,18M,18Yを昇降する昇降機構20とで構成される。尚、第1の記録ヘッド部14及び第2の記録ヘッド部15は4色である4つの記録ユニットに限らず1色あるいは1個以上の記録ユニットで構成する事ができる。
これらの記録ユニット18K,18C,18M,18Yには、それぞれに図示しないインク供給系が設けられており、ドラム13の円柱面に向かってインクを吐出するように多数のノズルが配置されているインク吐出面が設けられている。第1の記録ヘッド部14がドラム13に対する記録位置に設定された場合には、これらのインク吐出面はドラム13の円柱面上に密着する連続紙6(又は、円柱面)と画像形成に最適な距離を保つように保持板19又は後述する昇降機構20により調整されている。この記録位置でノズルは、ドラム13の回転に伴い搬送される連続紙6にそれぞれインクを吐出して画像を記録する。
さらに昇降機構20は、一方の保持板19の両端にガイドレール21a,21bがそれぞれ設けられている。さらに保持板19の中央部にはラック22が取り付けられ、このラック22に噛み合う位置に図示しないピニオンが設けられている。このピニオンは昇降モータ23に接続されている。第1の記録ヘッド部14は、昇降モータ23の駆動により、ラック22が押し上げられて、ガイドレール21a,21bにガイドされつつ、ドラム13の円柱面近傍(記録位置)から離間するように移動し、メンテナンス位置に移動する。
ドラム13の回転駆動系について説明する。図6に示すように、ドラム13の中心には軸31が設けられている。この軸31の両端は、それぞれ装置フレームに設けられた軸受け部33に設けられている円筒ベアリング32に嵌合される。さらに、ドラム13の一方の端側には、プーリ34が一体的に固着されている。また、ドラム13の近傍には、回転駆動用モータ35が配置され、モータ軸にはプーリ36が嵌装されている。プーリ34とプーリ36の間には、ベルト37が掛けられ、回転駆動用モータ35の回転がドラム13に伝達される。
図1及び図4に示すように、第1,第2のヘット部14,15に対するヘッド回復装置であるメンテナンスユニット16,17は、ドラム13の中心を回動中心として、第1の記録ヘッド部14と第2のヘット部15の間にそれぞれ配置されている。この例では、メンテナンスユニット16は、第1の記録ヘッド部14をメンテナンスし、メンテナンスユニット17は、第2の記録ヘッド部15をメンテナンスする。
図1及び図4は、連続紙に記録する状態を示している。図5に示すように、メンテナンス時は、第1,第2の記録ヘッド部14,15は、それぞれ昇降機構20により、ドラム13の円柱面近傍(記録位置)から離間するように矢印A方向に移動されて、メンテナンス位置に移動する。第1,第2の記録ヘッド部14,15とドラム13とのスペースにメンテナンスユニット16,17を回動により矢印B方向に移動させて、第1,第2の記録ヘッド部14,15のメンテナンス処理を実施する。
図7に、メンテナンスユニット16,17の外観構成を示す。
これらのメンテナンスユニット16,17には、メンテナンス時に第1,第2の記録ヘッド部14,15の記録ユニット18K,18C,18M,18Yの各ノズルと当接する位置に、それぞれ負圧生成部41が設置される。各負圧生成部41は、チューブ42により吸引ポンプ43に接続される。また、ポンプ43はチューブ44により廃液ボトル45に接続されている。吸引ポンプ43と廃液ボトル45は装置本体内に収納されている。この構成により、メンテナンス時に、第1,第2の記録ヘッド部14,15のノズルから吐出されたインクは、負圧生成部41で吸い取られ、廃液ボトル45に回収される。
これらのメンテナンスユニット16,17には、メンテナンス時に第1,第2の記録ヘッド部14,15の記録ユニット18K,18C,18M,18Yの各ノズルと当接する位置に、それぞれ負圧生成部41が設置される。各負圧生成部41は、チューブ42により吸引ポンプ43に接続される。また、ポンプ43はチューブ44により廃液ボトル45に接続されている。吸引ポンプ43と廃液ボトル45は装置本体内に収納されている。この構成により、メンテナンス時に、第1,第2の記録ヘッド部14,15のノズルから吐出されたインクは、負圧生成部41で吸い取られ、廃液ボトル45に回収される。
図6に示すように、メンテナンスユニット16,17の両側面中心には、軸31に嵌合するベアリング51と、ドラム13のプーリ34に嵌合するベアリング52が設けられている。この構成により、ドラム13が回転してもメンテナンスユニット16,17はフリーな状態を維持することができる。ドラム13のプーリ34が設けられている反対面側には、メンテナンスユニット16,17の支持アーム53に固定されたプーリ54が設けられている。また、その近傍にはメンテナンスユニット回動駆動用モータ55が配置され、モータ回転軸にはプーリ56が嵌合されている。プーリ54とプーリ56にはベルト57が掛けられ、モータ55の回転に伴い支持アーム53が回動され、図4に示す記録位置と図5に示すメンテナンス位置へのメンテナンスユニット16,17の移動が行われる。
次に連続紙6の搬送部4について説明する。
本実施形態の搬送部は、供給ローラ7aと、第1ヘッド部給紙ローラ7bと、第1ヘッド部排紙ローラ7cと、連続紙反転部8と、第2ヘッド部給紙ローラ7dと、第2ヘッド部排紙ローラ7eと、排出ローラ7f,7gとで構成される。
本実施形態の搬送部は、供給ローラ7aと、第1ヘッド部給紙ローラ7bと、第1ヘッド部排紙ローラ7cと、連続紙反転部8と、第2ヘッド部給紙ローラ7dと、第2ヘッド部排紙ローラ7eと、排出ローラ7f,7gとで構成される。
連続紙反転部8は、搬送経路上で第1の記録ヘッド部14と第2の記録ヘッド部15とのとの間に配置され、4つのローラ8a,8b,8c,8dを用いて構成されている。これらのローラ8a,8b,8c,8dは、それぞれ連続紙6に対して45°傾けることにより、連続紙6のおもて面(第1面)6aと、うら面(第2面)6bとを反転させている。具体的には、ローラ8aとローラ8dは、同じ方向に45°傾き、水平方向に連続紙6の幅以上に離れ且つ、上下方向に連続紙6が接触しない程度に離れて配置される。ローラ8b,8cは、ローラ8aから搬出された連続紙6をローラ8dに同じ面状態で戻すように配置される。本実施形態では、ローラ8bは、ローラ8aに対して時計回り方向に90゜程度回転した方向に配置され、ローラ8cは、ローラ8a,8dと同じ方向に配置される。しかし、この配置に限定されることはなく、第1の記録ヘッド部14におもて面(第1面)6aが対向し、第2の記録ヘッド部15にうら面(第2面)6bが対向する様に第1の記録ヘッド部14と第2の記録ヘッド部15の間で反転する構成であれば良い。。
この連続紙反転部8により、連続紙6のうら面(第2面)6bがドラム13の円柱面上で第2の記録ヘッド部15のノズルと向き合うようにさせることができる。
連続紙収容部5は、本体フレームに固定された支持台9と、支持台9に回転可能に装填された記録済み連続紙を巻回収納する連続紙巻き取りドラム10と、連続紙巻き取りドラム10を回転させて連続紙6の巻き取り収容を行う巻き取りモータ24とで構成される。
次に、このように構成された第1の実施形態の画像記録装置に記録動作について説明する。
連続紙供給部2に巻回装填されている連続紙6は、ドラム13がモータ35により回動し、さらに用紙巻き取りドラム10がモータ24により回動することにより繰り出される。繰り出された連続紙6は、ローラ7a、7bによりドラム13に連続紙6のうら面(第2面)6bが密着し、第1の記録ヘッド部14におもて面(第1面)6aが対向するように搬送されて、メンテナンスユニット16の内側を通る。
連続紙供給部2に巻回装填されている連続紙6は、ドラム13がモータ35により回動し、さらに用紙巻き取りドラム10がモータ24により回動することにより繰り出される。繰り出された連続紙6は、ローラ7a、7bによりドラム13に連続紙6のうら面(第2面)6bが密着し、第1の記録ヘッド部14におもて面(第1面)6aが対向するように搬送されて、メンテナンスユニット16の内側を通る。
ドラム13に密着している連続紙6は、ドラム13の回転に伴い移動し、第1の記録ヘッド部14の各ノズルの前方を通過する際に、おもて面6aにインクが吐出されて所望の画像情報が記録される。その後、連続紙6は、第1ヘッド部排紙ローラ7cを抜けて連続紙反転部8により連続紙6の表裏面が反転される。
次に、連続紙6は、第2ヘッド部給紙ローラ7dにより、第2の記録ヘッド部15にうら面(第2面)6bが対向するように搬送されて、メンテナンスユニット17の内側を通りドラム13に連続紙6のおもて面(第1面)6aが密着する。ドラム13に密着している連続紙6は、ドラム13の回転に伴い移動し、第2の記録ヘッド部15の各ノズルの前方を通過する際に、うら面(第2面)6bにインクが吐出されて所望の画像情報が記録される。その後、連続紙6は、第2ヘッド部排紙ローラ7eを抜けて、排出ローラ7f,7gで搬送方向が換えられて、連続紙巻き取りドラム10へ導かれる。連続紙巻き取りドラム10は、巻き取りモータ24により回転され、その回転によって両面に画像情報が記録された連続紙が巻き取られて、記録動作が終了する。
次に、図4乃至図7を参照して、本実施形態画像記録装置におけるメンテナンス処理について説明する。
通常、第1の記録ヘッド部14と第2の記録ヘッド部15においては、使用時間や使用回数に応じて、ノズル目詰まり等を修復又は、目詰まりの発生を防止するために、その都度又は定期的にメンテナンス処理を実施している。
通常、第1の記録ヘッド部14と第2の記録ヘッド部15においては、使用時間や使用回数に応じて、ノズル目詰まり等を修復又は、目詰まりの発生を防止するために、その都度又は定期的にメンテナンス処理を実施している。
まず、メンテナンス処理を開始するにあたって、上昇機構20の昇降モータ23で図示しないピニオンを回転させて、噛み合うラック22がガイドレール21a,21bに従って矢印A方向に移動される。この移動に従い、記録位置にある第1,第2の記録ヘッド部14,15は、ドラム13の円柱面から離れてメンテナンス位置まで上昇して退避する。
この上昇により、図4に示すように第1,第2の記録ヘッド部14,15とドラム13の円柱面との間に、メンテナンスユニット16,17を挿入できるメンテナンススペースが形成される。
次に、メンテナンスユニット16,17は、図4に示す退避位置から図5に示すメンテナンス位置まで移動する。つまり、図6に示した回動駆動用モータ55を回転させて、支持アーム53を矢印B方向に回動させて、メンテナンスユニット16,17は、メンテナンススペースに入り込む。第1,第2の記録ヘッド部14,15における記録ユニット18K,18C,18M,18Yの各ノズルと、メンテナンスユニット16,17の負圧生成部41とが対向する位置を検出するための図示しない位置センサが設けられている。メンテナンスユニット16,17は、この対向位置に到達した際に、位置センサが検出信号を出力し、回動駆動用モータ55が停止する。次に昇降モータ23により第1,第2の記録ヘッド部14,15が下降して、各ノズルに負圧生成部41が当接するように宛がわれる。
その後、吸引ポンプ43が作動し、負圧生成部41により各記録ヘッド部の回復処理およびクリーニングが実施される。吸引された廃液は、チューブ44を通り、廃液ボトル45に回収される。
以上説明したように、本実施形態の画像記録装置は、連続紙の両面に画像情報を記録するための2つの記録ヘッド部を1つのドラムの円柱面の同一円周上に配置し、2つの記録ヘッド部間に連続紙反転機構を設けることにより、小型化及び構成の簡素化及び、コスト低減を実現することができる。
次に、第1の実施形態の第1の変形例について説明する。
図8に示す本変形例の構成部位において、図1乃至図3に示した構成部位と同等のものには同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
図8に示す本変形例の構成部位において、図1乃至図3に示した構成部位と同等のものには同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
第1の変形例は、各記録ヘッド部にインク回収機構を設けた構成である。図8に示すように、第1の記録ヘッド部14の下方で連続紙6よりも上方に、インク受け皿61を設置する。このインク受け皿61は、廃液ボトル63とチューブ62で接続される。廃液ボトル63は、装置本体1に収納されている。同様に、第2の記録ヘッド部15の下方にインク受け皿64を設置する。インク受け皿64は、廃液ボトル66にチューブ65で接続されている。廃液ボトル66は、装置本体1に収納されている。
このようにインク回収機構を各記録ヘッド部の下方に設けることにより、連続紙6にインクを吐出して画像情報を記録している際又は、メンテナンスユニット16,17によって、第1,第2の記録ヘッド部14,15をメンテナンス処理中に、不慮にインク滴が落下した場合、インク受け皿62,64にインク滴が受け止められ、チューブ62,65を通り、廃液ボトル63,66に回収される。また、図8(b)に示すように、廃液ボトル63,66は、共有した廃液ボトル67を1つ設けてもよい。
このようなインク回収機構を設けることにより、画像情報を記録中、又はメンテナンス処理中に、第1,第2の記録ヘッド部14,15から脇にインク滴が落下しても、他の構成部位例えば、ドラムや搬送経路内の連続紙に付着することなく、インク滴を排除して廃液ボトルに回収することができ、連続紙の汚れの発生を防止することができる。
次に、第1の実施形態の第2の変形例について説明する。
図9は、第1の実施形態における連続紙供給部2をドラム13の上方(略真上)に配置し、搬送方向において連続紙収容部5をドラム13に近づけて配置した構成である。
本変形例の構成部位において、図1乃至図3に示した構成部位と同等のものには同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
図9は、第1の実施形態における連続紙供給部2をドラム13の上方(略真上)に配置し、搬送方向において連続紙収容部5をドラム13に近づけて配置した構成である。
本変形例の構成部位において、図1乃至図3に示した構成部位と同等のものには同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
この構成によれば、図1に示す第1の実施形態の構成に比べて、装置の幅方向(長辺方向)が短くなり、装置の設置スペースが削減できる。
次に、第1の実施形態の第3の変形例について説明する。
図10は、第1の実施形態における第1,第2の記録ヘッド部14,15及びメンテナンスユニット16,17の配置を変更した構成である。この第3の変形例では、第1,第2の記録ヘッド部14,15をドラム13の上下方向に略対向させて配置する。また、メンテナンスユニット16,17を水平方向に略対向させて配置している。この配置のため、連続紙の搬送方向において、第1の記録ヘッド部14がメンテナンスユニット16の上流側に配置され、第2の記録ヘッド部15がメンテナンスユニット17の上流側に配置される。
図10は、第1の実施形態における第1,第2の記録ヘッド部14,15及びメンテナンスユニット16,17の配置を変更した構成である。この第3の変形例では、第1,第2の記録ヘッド部14,15をドラム13の上下方向に略対向させて配置する。また、メンテナンスユニット16,17を水平方向に略対向させて配置している。この配置のため、連続紙の搬送方向において、第1の記録ヘッド部14がメンテナンスユニット16の上流側に配置され、第2の記録ヘッド部15がメンテナンスユニット17の上流側に配置される。
この第3の変形例のように、第1の実施形態は、複数の記録ヘッド部がドラムの同一円周上に配置されていればよい。従って、必ずしも180度の対向位置である必要はなく、その他120度等、設計に応じて適宜角度を変更することができる。また、第1の実施形態においては、メンテナンスユニット16,17が第1,第2の記録ヘッド部14,15と同一円周上で搬送方向に移動してメンテナンス処理を行っている構成であるが、この移動方向も限定されるものではない。つまり、複数の記録ヘッド部がドラムの同一円周上に配置されていれば、メンテナンスユニット16,17においては、ドラム13の母線方向からメンテナンススペースに差し入れる構成であってもよい。
以上のように第3の変形例によれば、構成上、複数の記録ヘッド部がドラムの同一円周上に配置されていればよいため、設計に自由度があり、小型化、低コスト化及び構成の簡易化など同じ効果を得ることができる。
次に、第1の実施形態の第4の変形例について説明する。
本変形例の構成部位において、図1乃至図3に示した構成部位と同等のものには同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
本変形例の構成部位において、図1乃至図3に示した構成部位と同等のものには同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
第4の変形例は、図11に示すように、本発明の第1の実施形態における搬送部の供給ローラ7a及び、連続紙反転部8のローラ8a,8bにテンション機構を付加したテンションローラ71,76,77に変更した構成である。
テンションローラ71のテンション機構は、ローラ73の両端を長穴が開口された2枚の保持板72により回転可能に保持され、それぞれの保持板72の係止部75に一端が掛けられたコイルバネ74の他端にローラ軸がバネが縮む方向(ローラ73が押し下げられる方向)に付勢されている。この付勢力でローラ73に掛かる連続紙6が引っ張られることにより、搬送経路供給側で発生する弛みが除去される。保持板72は装置本体1の図示しないフレームに固定しされている。尚、コイルバネ74は、弾性力が得られる部材であれば、コイルバネに限定されるものではなく、例えば、ゴム、板バネ、又はダンパー等を利用することもできる。
同様な構成のテンションローラ76,77は、連続紙反転部8において、連続紙6を外側に引っ張る方向にテンションを掛けつつ、搬送及び反転の際に発生する弛みを除去する。
以上説明したように、連続紙の搬送経路上で発生する弛みを無くし、特に第1,第2の記録ヘッド部14,15の上流側でそれぞれ弛みを除去するため、皺が寄った状況でドラム13に吸着されることが防止でき、その状態で画像情報の記録されることが防止できる。さらに連続紙を搬送経路中で弛みをなくすことで良好な紙送りおよび、ドラムに密着することにより良好な印刷が行える。
次に、本発明の第2の実施形態に係る両面記録機構を有する画像記録装置について説明する。本実施形態の構成部位において、図1乃至図3に示した構成部位と同等のものには同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
図12(a)に示すように、本実施例形態は、前述した第1の実施形態に対して、ドラム13の円柱面の同一円周上における第1,第2の記録ヘッド部14,15及びメンテナンスユニット16,17の配置を変更し、搬送部4のローラ位置が変更された構成である。具体的には、ドラム13の円柱面の同一円周上の上方(頂上)から連続紙6を給紙し、同様に排紙する。
本実施形態のドラム13の同一円周上の頂上近傍に、第1ヘッド部給紙ローラ81cを配置する。連続紙供給部2はドラム13の斜め上方に配置され、第1ヘッド部給紙ローラ81cとの間に設けられる供給ローラ81a,81bを用いて、第1ヘッド部給紙ローラ81cに至るまでの搬送経路を形成する。
第1の記録ヘッド部14は、ドラム13の同一円周上で第1ヘッド部給紙ローラ81cの搬送路下流側に配置され、続いて、メンテナンスユニット16が配置される。メンテナンスユニット16の下流側には、第1ヘッド部排紙ローラ81d及び連続紙反転部8(ローラ82a,82b,82c,82d)が配置される。連続紙6は、おもて面6aに画像情報が記録された後、第1ヘッド部排紙ローラ81dから排出され、連続紙反転部8で連続紙6の表裏が反転される。
さらに、連続紙反転部8の搬送方向下流に第2ヘッド部給紙ローラ81e、メンテナンスユニット17が配置される。その下流側に第2の記録ヘッド部15が配置され、第2ヘッド部排紙ローラ81fを経て排紙される。第2ヘッド部排紙ローラ81fと第1ヘッド部給紙ローラ81cとは、互いに干渉しない程度に極力近づけた位置に配置される。第2ヘッド部排紙ローラ81fから連続紙収容部5に向かう搬送経路には、搬送方向を変えるための排出ローラ81g,81hが配置されている。
このように、本実施形態では、第1の記録ヘッド部14と第2の記録ヘッド部15がドラム13の頂点から略45度に振り分けた位置に設置される構成例である。
本実施形態は、前述した第1の実施形態と同等の作用効果を有しており、設計に自由度があり、小型化、低コスト化及び構成の簡易化など同じ効果を得ることができる。さらに、本実施形態は、第1の記録ヘッド部14と第2の記録ヘッド部15の記録ユニット18K,18C,18M,18Yの各ノズルのインク吐出面を重力方向下向きに近づけることができ、インク滴が連続紙6の所望する位置に吐出され、記録ミスを低減できる。また、メンテナンス処理時にメンテナンスユニットからインクの流れ出しを防止し易い構成となる。
また、図12(a)に示す第1,第2の記録ヘッド部14,15の記録ユニット18K,18C,18M,18Yは、間隔を空けて配置される構成であったが、図12(b)に示すように記録ユニット18K,18C,18M,18Yを隙間なく整列させてもよい。
次に、本発明の第3の実施形態に係る両面記録機構を有する画像記録装置について説明する。本実施形態の構成部位において、図1乃至図3に示した構成部位と同等のものには同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
図13は、ドラム13の母線方向に対して、連続紙供給部2の連続紙6の搬送方向(給紙方向)が直角(直交方向)となるように配置される。連続紙供給部2とドラム13との間に折り返しローラ91をそれぞれの方向に対して45度となるように設置する。
図13は、ドラム13の母線方向に対して、連続紙供給部2の連続紙6の搬送方向(給紙方向)が直角(直交方向)となるように配置される。連続紙供給部2とドラム13との間に折り返しローラ91をそれぞれの方向に対して45度となるように設置する。
このような構成により、前述した第1の実施形態と同等の作用効果を有しており、設計に自由度があり、小型化、低コスト化及び構成の簡易化など同じ効果を得ることができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る両面記録機構を有する画像記録装置について説明する。本実施形態の構成部位において、図1乃至図3に示した構成部位と同等のものには同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
図14(a),(b)は、本実施形態の特徴部分となるドラム13に設けられたメンテナンスユニット16,17の移動機構の構成例を示す図である。本実施形態のメンテナンスユニットの移動機構は、メンテナンスユニット16とメンテナンスユニット17とが別々に移動できるように構成されている。この例では、メンテナンスユニット16とメンテナンスユニット17の回動中心は一致している。
図14(a),(b)は、本実施形態の特徴部分となるドラム13に設けられたメンテナンスユニット16,17の移動機構の構成例を示す図である。本実施形態のメンテナンスユニットの移動機構は、メンテナンスユニット16とメンテナンスユニット17とが別々に移動できるように構成されている。この例では、メンテナンスユニット16とメンテナンスユニット17の回動中心は一致している。
メンテナンスユニット16は、回動中心の内側にプーリ95を設け、メンテナンスユニット17は、その回動中心の外側にプーリ96を設けている。各プーリ95,96からメンテナンスユニット16,17は、それぞれ支持アーム97,98により連結されている。プーリ95,96にはそれぞれタイミングベルト99,93が掛けられている。さらにタイミングベルト99,93は、モータ92,94のモータ軸に図示しないプーリが固着されており、これらのプーリに掛けられている。
まず、メンテナンスユニット16は、モータ92の回転(回動)に従い、タイミングベルト99が移動し、プーリ95からメンテナンスユニット16が回動移動される。同様に、モータ94の回転(回動)に従い、タイミングベルト93が移動し、プーリ96からメンテナンスユニット17が回動移動される。
以上のように構成された第4の実施形態の画像記録装置は、2つのメンテナンスユニットが別々に移動することにより、個別にメンテナンス処理を行うことができる。従って、第1,第2の記録ヘッド部14,15の記録ユニットを選択的にメンテナンス処理することができ、処理時に使用するインクの消費量を削減することができる。
次に、本発明の第5の実施形態に係る両面記録機構を有する画像記録装置について説明する。本実施形態の構成部位において、図1乃至図3に示した構成部位と同等のものには同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
図15は本実施例形態の画像記録装置における画像記録装置の外観構成を示す図である。
前述した第1乃至第4の実施形態では、搬送機構であるドラム13が連続紙6と密着して搬送する際に、モータにより回転する構成である。本実施形態の画像記録装置は、回転しない固定ドラム102を搭載している。
固定ドラム102の周囲に配置される第1の記録ヘッド部14、第2の記録ヘッド部15及びメンテナンスユニット16,17は、前述した図1に示した配置と同等であり、搬送部101の構成が異なっている。第1の記録ヘッド部14から排出された連続紙6が、一旦上昇し、連続紙供給部2の後方を回り込んだ後、再度、固定ドラム102まで反転し搬送されて、第2の記録ヘッド部15の上流側に給送する搬送経路に構成されている。この搬送経路上には、複数のローラ7a〜7nが配置されている。この例では、概念として、連続紙6の片面のみに接するローラ7h〜7kを示しているが、実際には、連続紙6の両面から挟持して搬送する一対のローラが含まれている場合がある。固定ドラムを採用する場合には、連続紙6に対する固定ドラム102の円柱面の滑りが滑らかになるように鏡面等の低抵抗面に仕上げることが望ましい。尚、本実施形態は固定ドラムを搭載する専用の構成例として説明したが、第1乃至第4の実施形態におけるドラム13を停止させた状態であってもよい。
以上説明したように、本実施形態の画像記録装置は、連続紙の両面に画像情報を記録するための2つの記録ヘッド部を1つのドラムの円柱面の同一円周上に配置されることにより、小型化及び構成の簡素化及び、コスト低減を実現することができる。
以上、本発明の実施形態についてそれぞれ説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。例えば、前述した本発明の各実施形態に示された全体構成から幾つかの構成要素を削除してもよいし、さらには各実施形態の異なる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
前述した本発明の各実施形態において、インクジェット方式の記録ヘッドに限られるものではなく、静電式や熱転写方式等の他の記録ヘッドを用いた画像記録装置においても同様に本発明を適用することが可能である。
1…画像記録装置、2…連続紙供給部、3…画像記録部、4…搬送部、5…連続紙収容部、6…連続紙、連続紙6の6a…おもて面(第1面)、6b…うら面(第2面)、7a…供給ローラ、7b…第1ヘッド部給紙ローラ、7c…第1ヘッド部排紙ローラ、連続紙反転部8、7d…第2ヘッド部給紙ローラ、7e…第2ヘッド部排紙ローラ、7f,7g…排出ローラ、8a,8b,8c,8d…ローラ、9…支持台、10…連続紙巻き取りドラム、11…支持台、12…記録紙用ドラム、13…ドラム、14…第1の記録ヘッド部、15…第2の記録ヘッド部、16,17…メンテナンスユニット、18K,18C,18M,18Y…記録ユニット、19…保持板、20…昇降機構、21a,21b…ガイドレール、22…ラック、23…昇降モータ、24…巻き取りモータ、31…軸、32…円筒ベアリング、33…軸受け部、34,36,54,56…プーリ、35…回転駆動用モータ、37,57…ベルト、51,52…ベアリング、55…メンテナンスユニット回動駆動用モータ、53…支持アーム。
Claims (11)
- 供給する連続紙を装填する連続紙供給部と、
前記連続紙供給部から供給された前記連続紙を円柱面に巻き付けて搬送させるドラムを有する搬送部と、
前記ドラムの円柱面上の母線と直交する方向の1つの円周上に沿って設けられ、前記連続紙の第1の面に画像情報を記録するための第1の記録ヘッド部と、
前記第1の記録ヘッド部が配置されている前記円周上の下流側に設けられ、前記第1の面の反対面となる前記連続紙の第2の面に画像情報を記録するための第2の記録ヘッド部と、
前記第1の記録ヘッド部と前記第2の記録ヘッド部の間に設けられ、前記連続紙の表裏面を反転させる反転部と、
を具備することを特徴とする画像記録装置。 - 前記画像記録装置において、
前記第1の記録ヘッド部及び前記第2の記録ヘッド部は、それぞれに1色のインクを吐出する複数の記録ユニットが両端側から保持板に保持されて構成され、
全ての前記記録ユニットが前記1つの円周上に沿って配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。 - 前記画像記録装置の前記第1の記録ヘッド部及び前記第2の記録ヘッド部は、
前記保持板に設けられるガイドレールと、
前記保持板に設けられるラックと、
前記ラックに噛み合い、昇降モータに挿嵌されたピニオンとで構成される昇降機構を具備し、
前記昇降モータにより回転される前記ピニオンにより前記ラックが移動し、前記第1の記録ヘッド部及び前記第2の記録ヘッド部は、前記ドラムの円柱面近傍の記録位置と離間したメンテナンス位置との間を移動することを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。 - 前記画像記録装置において、
前記連続紙が前記ドラムの円柱面に密着するように前記搬送部の搬送経路上に複数のバックアップローラを設置したことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。 - 前記画像記録装置において、
前記反転部は、前記搬送部の搬送経路上で第1の記録ヘッド部と第2の記録ヘッド部との間に配置される第1乃至第4のローラにより構成され、
前記第1のローラ及び前記第4のローラは、同じ方向に45°傾き、水平方向に前記連続紙の幅以上に離れ且つ、上下方向に前記連続紙が接触しない程度に離れて配置され、前記第2のローラ及び第3のローラは、第1のローラから搬出された前記連続紙を前記第4のローラに同じ面状態で戻すように配置されることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。 - 前記画像記録装置において、
前記反転部の前記第1のローラ及び前記第4のローラは、
外側に引かれる付勢力が働くテンション機構を具備することを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。 - 前記画像記録装置において、
前記ドラムの前記円柱面上の前記1つの円周上に沿って設けられる前記第1の記録ヘッド部と前記第2の記録ヘッド部との、それぞれの間に前記1つの円周上に設けられるメンテナンスユニットを有し、
前記メンテナンスユニットは、前記ドラムの中心と略一致する回動移動により、前記第1の記録ヘッド部及び前記第2の記録ヘッド部のインク吐出面にそれぞれ対向することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。 - 前記画像記録装置において、
前記第1の記録ヘッド部と前記第2の記録ヘッド部は、前記ドラムの重力方向の上下に配置し、前記メンテナンスユニットを前記ドラムの重力方向と直交する方向に配置することを特徴とする請求項7に記載の画像記録装置。 - 前記画像記録装置において、
前記第1の記録ヘッド部と前記第2の記録ヘッド部は、前記ドラムの重力方向の上側に配置し、前記メンテナンスユニットを前記ドラムの重力方向の下側に配置することを特徴とする請求項7に記載の画像記録装置。 - 前記画像記録装置において、
前記メンテナンスユニットは、前記第1の記録ヘッド部及び前記第2の記録ヘッド部用に対向する2つのメンテナンスユニットであり、前記2つのメンテナンスユニットがそれぞれ単独で回動することを特徴とした請求項7記載の画像記録装置。 - 前記画像記録装置において、さらに、
前記第1の記録ヘッド部及び前記第2の記録ヘッド部の下方で前記連続紙よりも上方に設置されるインク受け皿と、前記インク受け皿に受けたインクを回収する廃液ボトルとで構成されるインク回収機構を具備することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006300551A JP2008114495A (ja) | 2006-11-06 | 2006-11-06 | 画像記録装置 |
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JP2008114495A true JP2008114495A (ja) | 2008-05-22 |
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JP2006300551A Withdrawn JP2008114495A (ja) | 2006-11-06 | 2006-11-06 | 画像記録装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012066441A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録装置 |
-
2006
- 2006-11-06 JP JP2006300551A patent/JP2008114495A/ja not_active Withdrawn
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