JP2008113362A - 妨害波信号除去フィルタ内蔵テレビ受信用増幅装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯電話の信号による妨害を受けないし,省エネルギーにすることができる。
【解決手段】第1及び第2の2つの異なる帯域の増幅回路を有するテレビ受信用増幅装置のうち,第1の帯域の信号を増幅する増幅回路の終段増幅器より入力側の伝送路の何れかの場所には,第1の帯域の信号から所定の帯域の希望信号を通過すると共に妨害波信号を除去するフィルタ回路と,第1の帯域の信号と電源電圧を通過する第1信号・電源通過回路と,前記フィルタ回路か,前記第1信号・電源通過回路かの何れかの経路を介して選択的に出力する選択手段とを備える。そして,前記選択手段を前記第1信号・電源通過回路に選択したときは,選択手段を介して前記電源電圧が第2の帯域の信号を増幅する増幅回路に供給され,前記選択手段を前記フィルタ回路に選択したときは,前記電源電圧が第2の帯域の信号を増幅する増幅回路には供給されないようにする。

【選択図】 図2

Description

本発明は,主に家庭用あるいは共同受信用に利用されるTV信号を増幅するテレビ受信用増幅装置に関し,詳しくはその回路構成に関する。
携帯電話の普及に伴うサービスエリアの拡充のため,ビルや集合住宅の屋上や柱上などに,携帯電話の基地局が数多く設置されている。この基地局からは,携帯電話用に認可された周波数帯の電波が放射されるのであるが,そのうちの800MHz帯(例えば810から817MHや870から885MHz)の電波を使っているものはUHF帯のテレビ信号(470から770MHz)のすぐ上側の周波数帯域であり,しかもテレビ信号に比べ非常に強いレベルであるため,UHF帯のテレビ信号の受信に対して妨害波となる場合がある。
つまり,テレビ受信システム等に設置されたUHF帯のアンテナから,携帯電話の電波がテレビ受信用増幅装置に入力され,これによって増幅回路が入力オーバーとなりテレビの受信障害が発生するのである。
それに対して,図7に示される従来例のように,テレビ受信用増幅装置70を構成するUHF増幅回路21の前に,図8に示すような特性を有するUHF帯の信号を通過すると共に携帯電話の信号を除去するフィルタ51を設けた構成にしたり,図7に示すように,前記除去フィルタ51と信号通過回路(UHF帯を通過するフィルタ回路で除去フィルタは備えていない)54を選択手段SWで切換可能にしたりすることで,UHF増幅回路21に対して過大なレベルの妨害波が入力されるのを阻止できるように構成することによって,携帯電話によるテレビの受信障害の発生を防止するようにしたものが提案されている。(例えば,特許文献1参照)
特開2004−201254号公報
ところで,UHF帯の電波を使った放送として近年普及の著しい地上ディジタル放送があり,現在では地上アナログ放送と地上ディジタル放送が混在したサイマル放送が行われている。しかし,2011年には地上アナログ放送が完全停波されることになっており,VHF帯と,UHF帯の高域側の周波数帯を使ったアナログテレビ放送は行われない予定になっている。ところがアナログ放送が終了した,UHF帯の高域側の周波数帯(710から770MHz)は,テレビ放送以外のサービス用に(例えば,携帯電話用として)割り当てられる予定があり,このままでは,2011年以降,地上ディジタル放送の受信に対する新たな障害の発生が予想されるといった問題が有る。
それに加え,現状のVHF帯とUHF帯を増幅するテレビ受信用増幅装置を使ってサイマル放送を受信するシステムを構築すると,VHF帯の放送が終了してもVHF帯の増幅回路が動作したままになるので,無駄な電力が消費された状態が続くといった問題がある。
更には,アナログ放送が停止されたときのアナログーディジタル変換工事において,UHFアンテナの設置や方向調整をしたときに,従来のVHF/UHF受信システムから,必要のなくなったVHF帯のアンテナを取り除いてしまうような場合を考えると,従来のテレビ信号受信装置では,VHF帯の増幅回路は稼動した状態のままにあるので,余分な電力を消費するばかりでなく,入力側がオープン状態になってしまうことによって,場合によってはテレビ受信用増幅装置が発振してしまうといった問題が考えられる。
そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,
その目的は,VHF/UHF帯のテレビ放送の受信に適したテレビ受信用増幅装置を提供することを課題とする。
他の目的は,地上ディジタル放送の受信に好適なテレビ受信用増幅装置を提供することを課題とする。
他の目的は,妨害波による受信障害を排除可能なテレビ受信用増幅装置を提供することを課題とする。
他の目的は,アンテナの設置場所を変えたり,別筐体で構成された妨害波除去フィルタなどを使用したりすることなしに,携帯電話の信号による受信妨害を排除することを可能にするテレビ受信用増幅装置を提供することを課題とする。
他の目的は,妨害波による受信障害をテレビの視聴を停止することなく対応できるテレビ受信用増幅装置を提供することを課題とする。
他の目的は,簡単な操作で省電力化が可能なテレビ受信用増幅装置を提供することを課題とする。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
上記課題を解決するために,請求項1の発明は,少なくとも,第1及び第2の2つの異なる帯域の信号を増幅する増幅器からなる増幅回路を有するテレビ受信用増幅装置において,
前記2つの異なる帯域の信号のうち,第1の帯域の信号を増幅する増幅回路の終段増幅器より入力側の伝送路の何れかの場所には,第1の帯域の信号を通過する第1信号通過回路と,第1の帯域の信号から所定の帯域の希望信号を通過するフィルタ回路と,前記第1信号通過回路か,前記フィルタ回路かの何れかの経路を介して選択的に切替出力する第1選択手段と,を備え,
前記第1選択手段の経路を前記第1信号通過回路に選択したときは,第1信号通過回路を通過した第1の帯域の信号は第1の帯域の信号を増幅する増幅器に入力されると共に,前記第1選択手段を介して,第2の帯域の信号を増幅する前記増幅回路の動作電源が第2の帯域の信号を増幅する前記増幅回路に供給され,
前記第1選択手段の経路を前記フィルタ回路に選択したときは,当該フィルタ回路を通過した所定の帯域の希望信号は第1の帯域の信号を増幅する増幅器に入力されると共に,前記第1選択手段によって,第2の帯域の信号を増幅する前記増幅回路の動作電源が第2の帯域の信号を増幅する前記増幅回路に供給されるのを遮断するように構成した。
請求項2の発明は,請求項1に記載のテレビ受信用増幅装置において,前記第1の帯域の信号はUHF帯のテレビ信号であり,第2の帯域の信号はVHF帯のテレビ信号であるように構成した。
請求項1および請求項2の発明によれば,VHF帯とUHF帯のテレビ信号を使った地上アナログ放送と,UHF帯のテレビ信号を使った地上ディジタル放送が混在したサイマル放送が行われていても,従来のテレビ受信用増幅装置と同様の使い方でテレビ受信システムが構築できる。
しかも,本発明のテレビ受信用増幅装置を用いてテレビ受信システムを構築しておけば,2011年に地上アナログ放送が終了した後であっても,スイッチ等からなる選択手段の簡単な操作一つで,UHF帯のテレビ信号を増幅する増幅回路を動作させたまま,VHF帯のテレビ信号を増幅する増幅回路の動作を停止できるのでテレビ受信用増幅装置が消費する電力量を少なくすることで省エネルギーとすることができるし,この省エネルギー化がスイッチの切替操作だけですむので,テレビの視聴を制限(停止)することなく工事が行える。そして,このようにVHF増幅回路を停止させておけば,アナログ放送が終了した後にVHFアンテナを取り外して入力がオープンになっても発振することが無く安定した使用ができる。
また,地上ディジタル放送のテレビ信号が割り当てられていないUHF帯の高域側の所定周波数帯域に,新たにUHF帯の高域側の所定周波数帯域を使ったサービスが割り当てられた場合でも,省エネルギー化のためのVHF帯の増幅回路の停止スイッチ操作と同時に,テレビ受信用増幅装置に予め備えられた所定周波数帯の信号(つまり,妨害電波。)の通過を阻止するフィルタ回路によって当該電波がUHF帯のテレビ信号を増幅する増幅回路に入力されることを防止しするように構成されていることから,新たなサービスによって増幅回路が入力オーバー等を起こして受信障害が発生するといったことのない,極めて汎用性が高く利便性のよいテレビ受信用増幅装置が提供できるのである。
加えて,別筐体で構成された妨害波除去用のフィルタ回路をテレビ受信用増幅装置の前の同軸ケーブルに介挿させて対策する場合のように,妨害対策工事においてテレビの視聴を長時間に亘って制限すること無く工事が行えるので,この点においても従来に比べと極めて優位性の高いテレビ受信用増幅装置を提供できる。
以下に,本発明を具体化した実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。
図1は本発明に係るテレビ受信用増幅装置1を備えたテレビ受信用システム100の例を示し,図2は本発明のテレビ受信用増幅装置1の第1実施例としてのVU・BS/CSブースターを示し,その概略構成を説明するためのブロック図である。図3は本発明のテレビ受信用増幅装置1の第2実施例としてのVU・BS/CSブースターを示し,その概略構成を説明するためのブロック図である。図4は本発明のテレビ受信用増幅装置1の第3実施例としてのVU・BS/CSブースターを示し,その概略構成を説明するためのブロック図である。図5は本発明に係る妨害波除去フィルタ50の特性の一例を示す。図6は経路選択回路55の異なる実施例である。図7は従来のテレビ受信用増幅装置70の概略構成を示すブロック図である。図8は従来の妨害波除去フィルタ51の特性の一例を示す。
図1は,テレビ受信システム100の構成例を示している。VHF帯(例えば90から222MHz)を使ったテレビ放送局101,UHF帯(例えば470から770MHz)を使ったテレビ放送局103から放射された電波は,それぞれVHFアンテナ2とUHFアンテナ4で受信され,同軸ケーブル3a,3bを介してテレビ受信用増幅装置1の入力端子IN1,IN2から増幅器に入力されている。
また,BS(衛星放送)やCS(通信衛星)からの電波は衛星アンテナ5で受信され,当該衛星アンテナ5に備えられた,図には示されていない衛星コンバータにおいて中間周波数帯(例えば1032から2602MHz。以下,BS/CS信号と記載する。)の信号に周波数変換した後に,同軸ケーブル3cを介してテレビ受信用増幅装置1の入力端子IN3から入力されている。
テレビ信号増幅器1は,例えば増幅素子としてのトランジスタやIC等から構成されている,夫々30dB程度の利得を有した増幅回路からなり,入力された各信号をそれぞれ所定レベルだけ増幅した後に混合し,一つの出力端子OUTから混合信号として出力する。出力された混合信号は同軸ケーブル3dを介して宅内に引き込まれてから分配器6に入力され,当該分配器6において所定の数だけ分配し出力される。本発明の実施例では,分配器6は4分配であり,分配された信号は,それぞれ同軸ケーブル3eを介してその端部に接続されたテレビ端子7a,7b,7c,7dに供給されている。このうちテレビ端子7aには同軸ケーブ3f,電源供給装置8を介して前記混合信号がテレビ9が接続されている。この電源供給装置8はテレビ9に対してテレビ受信用増幅装置1からの混合信号を通過すると共に,テレビ受信用増幅装置1に電源電圧を供給するためのものであり,電源電圧は同軸ケーブル3f,テレビ端子7a,同軸ケーブル3e,分配器6,同軸ケーブル3dを介してテレビ受信用増幅装置1のOUTから増幅器内部に供給されている。
図1に示される102はビルや集合住宅の屋上や,柱上などに数多く設置されている携帯電話用の基地局である。この基地局102からは,テレビ用に使われているUHF帯の上側の周波数帯,例えば810から817MHや870から885MHzを使った携帯電話の電波が送信されている。更に,2011年に地上アナログ放送が終了した後は,アナログ放送が行われていたUHF帯の高域側である710(ch53)から770MHz(ch62)の周波数帯域はテレビ放送の割り当てがなくなり,その空いた周波数帯域には,新しいサービス,例えば携帯電話の電波が割り当てられて送信されることが考えられる。
すでに送信されている電波を含め,特に,新しく割り当てられるとされる周波数帯域の電波は,UHF帯を使った地上ディジタル放送(470から710MHz)の周波数帯域のすぐ上側の周波数帯域であるため,これらの電波はUHFアンテナ4で受信されてテレビ信号受信の妨害波となることが考えられる。この電波はテレビ信号のレベルに比べて高く,この妨害波がテレビ受信用増幅装置1に入力されると増幅回路が入力レベルオーバーになりテレビの受信に障害が発生することがあり,その対策が必要となるのである。
(第1実施例)
図2を用いて本発明のテレビ受信用増幅装置1の第1実施例について具体的に説明する。VHFアンテナ2で受信されたVHF帯の信号は,同軸ケーブル3aを介してテレビ受信用増幅装置1のVHF入力端子IN1に入力される。入力されたVHF信号はVHF入力側フィルタ(例えば,コンデンサとコイルとからなるバンドパスフィルタ)10を通過した後,VHF増幅回路11の入力端12から入力され,高周波増幅素子としてのトランジスタやIC等で構成された増幅器13,14等で所定量増幅された後に出力端15から出力される。そして,増幅回路11において増幅されたVHF信号はVHF出力側フィルタ(例えば,コンデンサとコイルとからなるローパスフィルタ)16を通過した後に,後述するUHF帯の信号と混合される。更にこのVHF信号とUHF信号の混合信号は後述のBS/CS信号とを混合するためのVU出力側フィルタ27(例えば,コンデンサとコイルとからなるローパスフィルタ)を通過して,VHF帯の信号は,UHF帯とBS/CS帯の信号と混合された後に電源分離フィルタ40から出力端子OUTへ出力される。
この電源分離フィルタ40は,VU・BS/CS帯の信号を出力端子OUT側に通過すると共に,出力端子OUTに接続された同軸ケーブル3dに重畳されてきた,前記電源供給装置8からの電源電圧を分離して,電源電圧端40aから取り出すことができるように構成されている。
尚,本発明に係るVHF増幅回路11は2段構成となっているが,その構成段数は2段構成でなくてもよい。また,自動若しくは手動で利得の調整を行うことができるよう利得調整回路を備えてもよい等,実施例に限定されるものではない。
UHFアンテナ4で受信されたUHF帯の信号は同軸ケーブル3bを介してテレビ受信用増幅装置1のUHF入力端子IN2に入力される。入力されたUHF信号はUHF入力側フィルタ(例えば,コンデンサとコイルとからなるハイパスフィルタ)20を通過した後に,例えばスイッチ等からなる第1選択手段SW1に入力される。
この第1選択手段SW1には,入力されたUHF帯の信号の中から所定の帯域を通過させると共に,該所定の帯域より上の周波数帯(つまり,妨害波。)の通過を阻止する帯域制限用フィルタ(例えば,コンデンサとコイルで構成されたローパスフィルタ。)50と,入力されたUHF帯の信号を通過すると共に前記800MHz帯の妨害電波の通過を阻止する第1信号通過回路(例えば,コンデンサとコイルで構成されたローパスフィルタ。)51が並列に接続されており,前記第1選択手段SW1の切換操作によって,経路が選択的に切換えできるように構成された経路切換回路55が形成されている。
また,第1信号通過回路51の出力側と第1選択手段SW1の出力側端子S1の相互接続点には,電流通過用の強磁コイルL41が接続されている。この強磁コイルL41は,他方側が前記電源分離フィルタ40の電源電圧端40aと接続されているので,出力端子OUTに接続された同軸ケーブル3dに重畳されてきた前記電源供給装置8からの電源電圧は,この強磁コイルL41を介して第1選択手段SW1の端子S1に印加されている。つまり,本発明に実施例においては,第1選択手段SW1を第1信号通過回路51側に選択したときは,第1選択手段の端子S1とS2間が接続されるように切替わるので,第1選択手段SW1の出力側の端子S2からは,第1信号通過回路51を通過したUHF帯の信号が出力されると共に,電源電圧が重畳されて出力される。また,第1選択手段SW1が帯域制限用フィルタ50側に選択されたときは,第1選択手段の端子S1とS2間がオープンとなるように切替わるので,第1選択手段SW1の出力側の端子S2からは帯域制限用フィルタを通過した帯域制限された信号が出力されるのである。
尚,第1信号通過回路51の出力側に接続されたCはコンデンサであり,第1信号通過回路51からの信号を通過すると共に,強磁コイルL41を通過した電源電圧が第1信号通過回路51側に通過するのを遮断するために介挿させたものである。従って,第1信号通過回路51が電流通過しない回路構成であれば,このコンデンサCは不要である。
この経路切換回路55を構成する帯域制限用フィルタ50は,妨害波となりうると予測されるUHF帯の高域側の周波数を使った新しく始まるサービス(例えば,携帯電話)の信号と,従来から使われている800MHz帯の携帯電話の信号を除去するためのものであり,本発明の実施例では図5に示すように少なくとも470から710MHzを通過帯域とし,それ以上の周波数帯,特に710から770MHz帯の何れかの所定の周波数帯,810から817MHおよび870から885MHzの周波数帯の通過を所定量阻止するように構成されている。
また,前記第1信号通過回路51はUHF帯の信号を通過するように構成されていると共に,従来から携帯電話に使われているUHF帯のすぐ上側の帯域である前記810から817MHや870から885MHzの周波数帯を遮断するように構成(図8に示す従来のフィルタ回路と同様な特性を有する。)されている。
尚,この帯域制限用フィルタが請求項に記載の妨害波信号を除去するフィルタ回路である。また本発明の実施例では当該フィルタ回路50はUHF入力側フィルタ20とUHF増幅回路21との間に備えた例を示したが,後述の増幅回路21の終段増幅器より入力側の伝送路のいずれに備えさせてもよく,実施例に限定されるものではない。
また,本発明に実施例では選択手段SW1の好適な例としてスイッチを使った例を示したが,高周波素子としてのピンダイオード等から構成される半導体スイッチで構成してもよい。また,特に710から770MHz帯の何れかの所定の周波数帯を使ったサービスとして携帯電話の例を示したが,電波の使用の1例として示したものであり,妨害波としてテレビ受信に妨害を与えるものであればこの例に限定されるものではない。以下の説明には,特に明示しない限り,妨害波となる電波を携帯電話の例で説明する。
第1選択手段SW1の出力側には電源分離フィルタ42が接続されており,第1選択手段SW1によって選択された経路によって,前記第1信号通過回路51を通過したUHF帯の信号と第1選択手段SW1の端子S1-S2間を介して供給(端子S1-S2間が接続されている場合)される電源電圧,若しくは,フィルタ回路50によって所定の帯域に制限されたUHF帯の信号が電源分離フィルタ42に入力される。
この電源分離フィルタ42は第1選択手段SW1を通過したUHF帯の信号を出力側に通過すると共に,電源電圧が伝,送路に重畳されているなら,この電源電圧を電源電圧端42aから取り出すことができるように構成されたものである。そして,本発明の実施例では電源分離フィルタ42の電源電圧端42aは,前記VHF増幅回路11の電源接続端11aと接続されており,前記第1選択手段SW1を第1信号通過回路51側に選択したときは,UHF帯の信号がUHF増幅回路21に入力されると共に,前記出力端子OUT側に接続された同軸ケーブルに重畳されてきた電源電圧は,電源分離フィルタ40,強磁コイルL41,第1選択手段SW1(S1-S2間),電源分離フィルタ42の電源電圧端42aを介して,電源接続端11aからVHF増幅回路11の動作電源として供給されるように構成されている。
また逆に,前記第1選択手段SW1を帯域制限用フィルタ回路50側に選択したときは,帯域の制限されたUHF帯の信号がUHF増幅回路21に入力されると共に,第1選択手段SW1(S1-S2間)がオープンになることによって,VHF増幅回路11の動作電源は遮断されVHF増幅回路11の動作が停止するように構成されている。
電源分離フィルタ42を通過したUHF帯の信号はUHF増幅回路21の入力端22から入力され,増幅器23,24等で所定量増幅された後に出力端25から出力される。UHF増幅回路21において増幅された信号は,UHF出力側フィルタ26(例えば,コンデンサとコイルとからなるハイパスフィルタ)を通過した後に,前記VHF出力側フィルタ16を通過したVHF帯の信号と混合される。そして,このVHF信号とUHF信号の混合信号は上述のようにBS/CS信号とを混合するためのVU出力側フィルタ27を通過して,UHF帯の信号は,VHF帯とBS/CS帯の信号と混合された後に電源分離フィルタ40から出力端子OUTへ出力される。
尚,本発明に係るUHF増幅回路21は2段構成となっているが,その構成段数は2段構成でなくてもよい。また,自動若しくは手動で利得の調整を行うことができるよう利得調整回路を備えてもよい等,実施例に限定されるものではない。
ここで経路切換回路55の異なる例を図6を基に説明する。この異なる実施例では図に示されるように,第2選択手段SW2が2つ設けられている。第2選択手段SW2−1には,前記第1信号通過回路51と,470から770MHzを通過帯域とし上述の800MHz帯の妨害波阻止フィルタを備えていない第2信号通過回路52を並列に接続し,第2選択手段SW2−2には,前記帯域制限用フィルタ50と,470から770MHzを通過帯域とする第2信号通過回路52を並列に接続し,夫々の第2選択手段を直列に接続することで経路切換回路55を構成している。
つまり,この異なる実施例に示されている第2信号通過回路52には,妨害波阻止フィルタが備えられていないので,第2信号通過回路52のUHF帯の通過損失は,帯域制限用フィルタ50,第1信号通過回路51に比べて小さくすることができ,妨害波のない地域においてこのテレビ受信用増幅装置1を使用する場合などは,選択手段SW2−1およびSW2−2の経路選択を第2信号通過回路52側にすることによってよりC/Nのよい良好な受信ができる。また,前記帯域制限用フィルタ50が前記第1信号・電源通過回路51かいずれの経路も選択的に切換えることができるので,このブースター1だけで電波状況の異なる幅広い地域において受信システムが構築できる。
尚,本実施例に示される経路切換回路55においては,スイッチを2つ備えさせた例を示したが,3回路を有するようなスイッチ1つを用いて構成しても良い。
次に,衛星アンテナ5で受信されたBS/CS信号は,同軸ケーブル3cを介してテレビ受信用増幅装置1のBS/CS入力端子IN3に入力される。入力されたBS/CS信号は,電源重畳フィルタ43,第3選択手段SW3,電源分離フィルタ45を介してBS/CS増幅回路31側に出力される。
この第3選択手段SW3には,BS/CS帯の信号を通過する第3信号通過回路53と,BS/CS帯の信号の通過を阻止する遮断回路とが並列に接続されており,前記第3選択手段SW3の切換操作によって,BS/CS帯の信号を通過するか,BS/CS帯の信号の通過を阻止するかの経路が選択的に切換えできるようになっている。
また,第3信号通過回路53の出力側と第3選択手段SW3の出力側端子S3と相互接続点には,電流通過用の強磁コイルL44が接続されている。この強磁コイルL44は,他方側が前記電源分離フィルタ40の電源電圧端40aと接続されているので,出力端子OUTに接続された同軸ケーブル3dに重畳されてきた前記電源供給装置8からの電源電圧は,この強磁コイルL44を介して第3選択手段SW3の端子S3に印加されている。つまり,第3選択手段SW3の切換操作によって,第3選択手段SW3を第3信号通過回路53側に選択したときは,第3選択手段SW3の出力側の端子S4からは,BS/CS帯信号が出力されると共に,電源電圧が重畳されて出力されるのである。第3選択手段SW3を遮断回路側に選択したときは,第3選択手段SW3の出力側の端子S4からは,BS/CS帯信号および電源電圧は出力されることがないように構成されている。尚,本発明の実施例では,遮断回路は図に示されるようにオープン状態を示している。
ここで電源電圧の経路について説明する。本発明の実施例では,前記電源分離フィルタ40の電源電圧端40aと強磁コイルL44は接続されており,前記出力端子OUT側に接続された同軸ケーブルに重畳されてきた電源電圧は強磁コイルL44を介して第3選択手段SW3に供給される。そして,第3選択手段SW3が第3信号通過回路53側に選択された場合は,電源電圧は第3選択手段SW3の端子S3−S4間を介して電源分離フィルタ45に入力される。この電源分離フィルタ45の電源電圧端45aは入力側に配設された前記電源重畳フィルタ43の電源電圧端子43aと接続されていると共に,後述するBS/CS増幅回路31の電源接続端31aに接続されていることによって,電源分離フィルタ45によって分離された電源電圧は,電源重畳フィルタ43を介してBS/CS入力端子IN3から衛星アンテナに向かって出力されると共に,BS/CS増幅回路31の動作電源として供給されるように構成されている。尚,第3信号通過回路53の出力側に接続されたCはコンデンサであり,第3信号通過回路53からの信号を通過すると共に,強磁コイルL44を通過した電源電圧が第3信号通過回路53側に通過するのを遮断するために介挿させた電源分離用のコンデンサである。
また,第3選択手段SW3が遮断回路側に選択された場合は,該遮断回路はオープン状態であるので,電源電圧の供給が遮断されることによって,電源電圧がBS/CS入力端子IN3から出力されなくなるし,同時にBS/CS増幅回路31へのBS/CS信号および電源供給が止められる。
次に,BS/CS信号の流れについて説明する。電源分離フィルタ45を通過したBS/CS信号は,BS/CS入力側フィルタ(例えば,コンデンサとコイルとからなるハイパスフィルタ)30を通過した後,BS/CS増幅回路31の入力端32から入力され,高周波増幅素子としてのトランジスタやIC等で構成された増幅器33,34等で所定量増幅された後に出力端35から出力される。そして,BS/CS増幅回路31において増幅されたBS/CS信号はBS/CS出力側フィルタ(例えばハイパスフィルタ)36を通過した後に,VHF帯およびUHF帯の信号と混合される。そして,VHF帯とUHF帯とBS/CS帯の混合信号は電源分離フィルタ40から出力端子OUTへ出力される。
尚,本発明に係るBS/CS増幅回路31は2段構成となっているが,その構成段数は2段構成でなくてもよい。また,自動若しくは手動で利得の調整を行うことができるよう利得調整回路を備えてもよい等,実施例に限定されるものではない。
このように構成されたテレビ受信用増幅装置の効果を説明する。まず,VHF帯とUHF帯のテレビ信号を使った地上アナログ放送と,UHF帯のテレビ信号を使った地上ディジタル放送が混在したサイマル放送が行われていても,従来のテレビ受信用増幅装置と同様の使い方でテレビ受信システムが構築できる。
しかも,本発明のテレビ受信用増幅装置を用いてテレビ受信システムを構築していおけば,2011年に地上アナログ放送が終了した後であっても,スイッチからなる選択手段SW1の簡単な操作一つで,UHF帯のテレビ信号を増幅する増幅回路21を動作させたまま,VHF帯のテレビ信号を増幅する増幅回路11の動作を停止できるので,テレビ受信用増幅装置1が消費する電力量を少なくすることで省エネルギーとすることができるし,この省エネルギー化がスイッチの切替操作だけですむので,テレビの視聴を制限(停止)することなく工事が行えるといった利便性を有するものとなる。加えて,アナログ放送終了後にVHFアンテナを取り外してVHFの入力がオープンになっても,増幅回路11の動作を停止しているので増幅回路が発振することがなくなり,この点からも安心して使用ができるのである。
また,アナログ放送の終了時若しくはその後に,地上ディジタル放送のテレビ信号が割り当てられていないUHF帯の高域側の所定周波数帯域に,新たにUHF帯の高域側の所定周波数帯域を使ったサービスが割り当てられた場合でも,スイッチ操作によるVHF帯の増幅回路11の停止による省エネルギー化と同時に,テレビ受信用増幅装置1に予め備えられた所定周波数帯の信号(つまり,妨害電波。)の通過を阻止するフィルタ回路50によって,当該妨害電波がUHF帯のテレビ信号を増幅する増幅回路11に入力されることを防止するように,経路切換回路55が構成されていることから,新たなサービスによって増幅回路が入力オーバー等を起こして受信障害が発生するといったことのない,極めて汎用性が高く利便性のよいテレビ受信用増幅装置が提供できるのである。
また,上記実施例の図6によく示される経路切換回路55の異なる実施例のように,第2選択手段SW2を2つ設け,第2選択手段SW2−1には,前記第1信号通過回路51と,470から770MHzを通過帯域とし妨害波阻止フィルタを備えていない第2信号通過回路52を並列に接続し,第2選択手段SW2−2には,前記帯域制限用フィルタ50と,470から770MHzを通過帯域とする第2信号通過回路52を並列に接続し,夫々の第2選択手段を直列に接続するように経路切換回路55を構成すれば,第2信号通過回路52には妨害波阻止フィルタが備えられていないので,第2信号通過回路52のUHF帯の通過損失は,帯域制限用フィルタ50,第1信号通過回路51に比べて通過損失を小さくすることができ,携帯電波の基地局から離れていたり,建物などで遮蔽されていたりして携帯電話の電波による妨害がない地域においてこのテレビ受信用増幅装置1を使用する場合などは,選択手段SW2−1およびSW2−2を第2信号通過回路52側を選択することによって更にC/Nの良好な受信ができる。また,前記帯域制限用フィルタ50と前記第1信号・電源通過回路51も選択的に切換えることができるので,このブースターだけで電波状況こことなる幅広い地域において受信システムが構築できる。
加えて,別筐体で構成された妨害波除去用のフィルタ回路をテレビ受信用増幅装置の前の同軸ケーブルに介挿させて対策する場合のように,妨害対策工事においてテレビの視聴を長時間に亘って制限すること無く工事が行えるので,この点においても利便性の高いテレビ受信用増幅装置を提供できる。
また,本発明の実施例では,テレビ受信システムを構築する際に,今は衛星放送を見ないが,将来見る場合があることに備えて,予め,VHFとUHF帯の増幅回路11と21に加えて衛星アンテナからの中間周波数帯の信号を増幅する増幅回路31を備えたブースターを提供しており,スイッチからなる第3選択手段SW3を遮断回路に切換える簡単な操作一つで,衛星放送を見ない間(即ち,衛星アンテナを接続していないとき)は,中間周波数帯の増幅回路31を動作しない状態に維持して無駄な電力は食わない省エネルギー動作となり,また,衛星放送を見るために衛星アンテナを追加したときは,第3選択手段SW3を第3信号通過回路側に切換えるだけの簡単な操作一つで,BS/CS信号の増幅回路31を動作させると共に,この切換と同時に衛星アンテナを構成する衛星コンバータへの給電を入力端子IN3から開始することができる極めて利便性のよいテレビ受信用増幅装置1を提供できる。
(第2の実施例)
図3の第2実施例に示される回路では,前記第1に実施例の回路に加え,第1信号通過回路51の出力側と第1選択手段SW1の出力側端子S1の相互接続点に接続された電流通過用の強磁コイルL41の他端側と,電源分離フィルタ40の電源電圧端40aとの間に,電源電圧を分圧することによって微弱な電流のコントロール信号を生成するための抵抗R1およびR2からなるコントロール信号生成手段38を備えると共に,このコントロール信号の有無を判定することによって,電源電圧をVHF増幅回路11に供給するように構成された制御回路39が備えられている。
即ち,第2実施例では,前記第1選択手段SW1を第1信号通過回路51側に選択すると,前記コントロール信号は,強磁コイルL41,第1選択手段SW1(S1-S2間),電源分離フィルタ42の電源電圧端42aを介して制御回路39に供給され,該制御回路39がこのコントロール信号を検出したら電源電圧がVHF増幅回路11に供給されるように構成されているのである。そして,前記第1選択手段SW1をフィルタ回路50側に選択したときは,第1選択手段SW1(S1-S2間)がオープンになり制御回路39にコントロール信号が印加されなくなるので,制御回路39から電源電圧が出力されなくなり,VHF増幅回路11は動作しない。この実施例では,第1選択手段SW1に微弱な電流しか流さないので,上記実施例に比べて第1選択手段SW1としての,例えばスイッチ等の選択範囲を広くすることができる。
(第3の実施例)
図4の第3実施例に示される回路では,上記第1若しくは第2実施例において第1選択手段SW1が2回路であったものを1回路追加して,全部で3回路にしたものである。この第3実施例では,第1選択手段SW1の内部において,高周波の伝送経路と,電源電圧の伝送経路を分離するように構成したものであり,第1選択手段SW1の切換操作と連動して,電源電圧若しくはコントロール信号の切換を行うことができるように構成したものである。
尚,本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく,以下に例示するように,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で,各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
本発明の実施例では,VHF帯とUHF帯の信号が別入力のテレビ受信用増幅装置の例を示したがVHF帯とUHF帯の混合入力型にしてもよいし,別入力,混合入力を切換可能にした構成でもよい。
また,上記実施例に示す構成のBS/CS増幅回路は有ってもよいし無くてもよいし,この構成のBS/CS増幅回路だけを備えたBS/CSブースターであってもよい。
また本発明の実施例ではテレビ受信用増幅装置1と電源供給装置8が別体である電源分離型の例を示したが,電源供給装置をテレビ受信用増幅装置に内蔵させたものに対応するように構成してもよい。
更に,本発明の実施例ではUHF帯域のすぐ上側の帯域(800MHz帯)に発生する妨害波に加え,UHF帯域(710から770MHz)内に発生する妨害波の対策の例を示したが,図7の従来例に示す,UHF帯域のすぐ上側の帯域(800MHz帯)に発生する妨害波の対策の例に対して,上記実施例と同様に,選択手段SWの切換操作と連携してVHF増幅回路への電源供給を行ったり停止したりするように構成してもよいことは言うまでも無い。
本発明に係るテレビ受信用増幅装置を備えたテレビ受信用システム例を示す。 本発明のテレビ受信用増幅装置の第1実施例としてのVU・BS/CSブースターを示し,その概略構成を説明するためのブロック図である。 本発明のテレビ受信用増幅装置の第2実施例としてのVU・BS/CSブースターを示し,その概略構成を説明するためのブロック図である。 本発明のテレビ受信用増幅装置の第3実施例としてのVU・BS/CSブースターを示し,その概略構成を説明するためのブロック図である。 本発明にかかる携帯電話信号除去フィルタの特性の一例を示す。 経路切換回路の異なる実施例を示すブロック図である。 従来のテレビ受信用増幅装置の概略構成を示すブロック図である。 従来の携帯電話信号除去フィルタの特性の一例を示す。
符号の説明
1…テレビ受信用増幅装置,2…VHFアンテナ,3…同軸ケーブル,4…UHFアンテナ,5…衛星アンテナ,6…分配器,7…テレビ端子,8…電源部,9…テレビ,10…VHF入力側フィルタ,11…VHF増幅回路,12…入力端,13・14…増幅器,15…出力端,16…VHF出力側フィルタ,20…UHF入力側フィルタ,21…UHF増幅回路,22…入力端,23・24…増幅器,25…出力端,26…UHF出力側フィルタ,27…VU出力側フィルタ,30…BS/CS入力側フィルタ,31…BS/CS増幅回路,32…入力端,33・34…増幅器,35…出力端,36…BS/CS出力側フィルタ,38…コントロール信号生成手段,39…制御回路,40…電源分離フィルタ,L41…強磁コイル,42…電源分離フィルタ,43…電源重畳フィルタ,L44…強磁コイル,45…電源分離フィルタ,50…妨害波除去用のフィルタ回路,51…第1信号通過回路,52…第2信号過回路,53…第3信号通過回路,54…信号通過回路,70…従来のテレビ受信用増幅装置,100…テレビ受信システム,101…VHF帯のテレビ放送局,102…携帯電話の基地局,103…UHF帯のテレビ放送局,SW…選択手段,SW1…第1選択手段,SW2…第2選択手段,SW3…第3選択手段。

Claims (2)

  1. 少なくとも,第1及び第2の2つの異なる帯域の信号を増幅する増幅器からなる増幅回路を有するテレビ受信用増幅装置において,
    前記2つの異なる帯域の信号のうち,第1の帯域の信号を増幅する増幅回路の終段増幅器より入力側の伝送路の何れかの場所には,
    第1の帯域の信号を通過する第1信号通過回路と,
    第1の帯域の信号から所定の帯域の希望信号を通過するフィルタ回路と,
    前記第1信号通過回路か,前記フィルタ回路かの何れかの経路を介して選択的に切替出力する第1選択手段と,を備え,
    前記第1選択手段の経路を前記第1信号通過回路に選択したときは,第1信号通過回路を通過した第1の帯域の信号は第1の帯域の信号を増幅する増幅器に入力されると共に,前記第1選択手段を介して,第2の帯域の信号を増幅する前記増幅回路の動作電源が第2の帯域の信号を増幅する前記増幅回路に供給され,
    前記第1選択手段の経路を前記フィルタ回路に選択したときは,当該フィルタ回路を通過した所定の帯域の希望信号は第1の帯域の信号を増幅する増幅器に入力されると共に,前記第1選択手段によって,第2の帯域の信号を増幅する前記増幅回路の動作電源が第2の帯域の信号を増幅する前記増幅回路に供給されるのを遮断するように構成したことを特徴とするテレビ受信用増幅装置。
  2. 前記第1の帯域の信号はUHF帯のテレビ信号であり,第2の帯域の信号はVHF帯のテレビ信号であることを特徴とした請求項1に記載のテレビ受信用増幅装置。
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