JP2008112938A - レーザ装置 - Google Patents

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Takeshi Kitagawa
岳史 北川
Shigeru Yokoi
茂 横井
Kimihiko Akazawa
公彦 赤澤
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Abstract

【課題】反射部材の取り付け位置を精度よく再現できるレーザ装置を得ること。
【解決手段】レーザ光を所定の方向に反射させるレーザ装置において、レーザ光を反射する反射面を有する反射部材2と、反射部材2を固定した状態で保持するミラーホルダ16と、レーザ光の光路上の所定位置に固定した状態で配設されるとともに、ミラーホルダ16を着脱自在に取り付けるミラーホルダ保持部4と、を備え、ミラーホルダ保持部4は、反射面と垂直な方向の位置および反射面の面内回転方向の位置を位置決めした状態で固定してミラーホルダ16を保持する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、反射部材でレーザ光を反射させて所定の方向にレーザ光を伝送するレーザ装置に関するものである。
従来、レーザ加工装置などのレーザ光を用いた装置(レーザ装置)では、レーザ発振器から出力されたレーザ光をミラー(ベンドミラー)で反射させて所定の方向に伝送し、レーザ光をワークの加工位置まで導いている。このようなレーザ装置では、ミラーの取り付け位置がずれると、ミラーに入射したレーザ光の反射方向がずれてしまい、所望の加工位置までレーザ光を導くことができなくなる。このため、ミラーホルダを装着する装着手段に対してミラーホルダやミラーを正確な位置に固定する必要がある。
ところで、レーザ装置に配設されるミラーは、高出力で出力されたレーザ光を反射させているためミラーの汚損が生じる。このミラーの汚損は、レーザ光の反射効率や反射精度などを悪くさせる要因となるため、ミラーを定期的にミラーホルダから取り外して、ミラーをクリーニングする必要がある。これまでのレーザ装置では、ミラーをミラーホルダから取り外してクリーニングした後に、再度ミラーをミラーホルダに取り付ける場合には、改めてミラーの位置決めを行なう必要があり、手間と時間を要していた。このため、ミラーの位置決めを容易かつ迅速に行なうことができるレーザ装置の開発が進められている。
例えば、特許文献1に記載の光ベンダー装置は、レーザ光の入出力口およびレーザ光の反射ミラーの取り付け口を有したケーシングと、固定環との間に摺動可能に保持された円環状の可動環と、可動環の内孔に精密に位置決め可能に且つ着脱自在に保持されるミラーハウジングとを備えている。そして、反射ミラーの反射方向調節、位置決め機構と、反射ミラーを保持したミラーハウジングとを独立な構造部分として構成している。
特開平2−147188号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ミラーをミラーハウジング(ミラーホルダ)と一緒に可動環から取り外し、その後、再装着させた場合に、ミラーとミラーハウジングとの間でミラー面の面内回転方向での位置決め(回転角度の位置決め)を再現性よく行なうことができないといった問題があった。このため、ミラーの再装着後に、ミラーハウジングの固定位置を再調整する必要があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、反射部材の取り付け位置を精度よく再現できるレーザ装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、レーザ光を所定の方向に反射させるレーザ装置において、前記レーザ光を反射する反射面を有する反射部材と、前記反射部材を固定した状態で保持するミラーホルダと、前記レーザ光の光路上の所定位置に固定した状態で配設されるとともに、前記ミラーホルダを着脱自在に取り付けるミラーホルダ保持部と、を備え、前記ミラーホルダ保持部は、前記反射面と垂直な方向の位置および前記反射面の面内回転方向の位置を位置決めした状態で固定して前記ミラーホルダを保持することを特徴とする。
この発明によれば、反射部材の反射面の面内回転方向の位置を位置決めした状態で固定してミラーホルダ保持部がミラーホルダを保持するので、反射面の面内回転方向の位置決めを再設定することなく反射部材をミラーホルダ保持部へ取り付けることができ、ミラーホルダ保持部への反射部材の取り付け位置を精度よく再現することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかるレーザ装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。本実施の形態では、レーザ光を反射させてレーザ光を伝送するレーザ装置(レーザ反射機構)を、ワークのレーザ加工を行うレーザ加工システム(レーザ加工装置)に適用した場合について説明する。
実施の形態
図1は、本発明にかかるレーザ反射機構を備えたレーザ加工システムの構成を示す図である。レーザ加工システム100は、レーザ光をワーク(被加工物)80に照射してワーク80のレーザ加工を行なうシステムであり、レーザ発振器70と、本発明の主たる特徴であるレーザ反射機構1を備えている。
レーザ発振器70は、ワーク80を加工するためのレーザ光90を出力してレーザ反射機構1へ送る。レーザ反射機構1は、ミラー(反射部材)2を備えており、このミラー2でレーザ光90を反射させることによって、入射してきたレーザ光90を所定の方向(光路)に導く。
つぎに、レーザ反射機構1の構成について説明する。図2は実施の形態にかかるレーザ反射機構を一部組み立て体として示した斜視図であり、図3は実施の形態にかかるレーザ反射機構の概略構成を示す断面図であり、図4は実施の形態にかかるレーザ反射機構の概略構成を示す上面図である。
なお、図3では、レーザ反射機構1の断面図として、ミラー2の主面(反射面2A)と垂直な平面でレーザ反射機構1を切断した場合の断面図を示している。また、図2,4では、レーザ反射機構1の構成要素のうちベンドブロック6の図示を省略している。
レーザ反射機構1は、ミラー2を保持して固定するミラーホルダ3と、ミラーホルダ3を保持して固定するミラーホルダ保持部4と、ミラーホルダ3とミラーホルダ保持部4とを係合(嵌合)した際にミラーホルダ保持部4に対するミラーホルダ3の位置決めを行なう位置決めピン(ストリッパボルト)(ピン部材)5と、レーザ加工システム100内に固定されているベンドブロック6と、を含んで構成されている。
本実施の形態においては、説明の便宜上、ミラーホルダ3からみてミラーホルダ保持部4を係合する側をミラーホルダ3の下面側、ミラーホルダ保持部4からみてミラーホルダ3を係合する側をミラーホルダ保持部4の上面側として説明する。
ミラーホルダ3は、概略円筒状を成している。ここでは、ミラーホルダ3の上部(上部円柱)が概略八角形(正方形の各角が円弧となるよう削ぎ落とされた上面)の柱状であり、下部(下部円柱)が円柱状である場合を示している。
ミラーホルダ保持部4は、ミラーホルダ3を挿入して取り付けるための概略円筒状の内壁面を有した取り付け部(挿入穴)を有している。ミラーホルダ保持部4において、概略円筒状の内壁面でミラーホルダ3の側面(外壁面)と係合(当接)し、概略円筒状の上面部(筒の板厚)でミラーホルダ3の底面(後述の底面16H)と係合(当接)する。ミラーホルダ保持部4は、概略円筒状の上面部に、位置決めピン5の挿入穴としてネジ穴(後述のネジ穴4X)を1〜複数有している。
ベンドブロック6は、レーザ加工システム100内の所定位置に固定された状態で配設されている。レーザ反射機構1では、ミラーホルダ3がミラー2を所定の位置に固定した状態でミラー2を保持している。また、所定位置に固定されているベンドブロック6がミラーホルダ保持部4を固定している。
すなわち、本実施の形態では、ベンドブロック6によって位置固定されたミラーホルダ保持部4に、ミラー2を保持したミラーホルダ3を係合させ、位置決めピン5によってミラーホルダ3をミラーホルダ保持部4上の所定の位置(後述の円環係合面内(ミラー2の主面と平行な係合面内)での所定位置)に固定している。
具体的には、位置決めピン5は、ミラーホルダ保持部4とミラーホルダ3をミラー2の主面と平行な係合面内の所定の回転位置で係合させた状態で、ミラーホルダ3に設けられた貫通穴(後述の貫通穴16Y)に挿入されるとともに、位置決めピン5の先端部(後述のネジ部5A)をミラーホルダ保持部4に設けられたネジ穴(ネジ穴4X)に螺合させる。これにより、ミラーホルダ保持部4とミラーホルダ3の係合面(後述の円環面4Aと底面16Hによる当接面)(以下、円環係合面という)内で、ミラーホルダ3の面内回転方向が固定されミラーホルダ3が回転しなくなる。
レーザ反射機構1において、ミラーホルダ3とミラーホルダ保持部4とを最初に係合させた際のミラー2の角度調整(入出力するレーザ光に対する角度)は、ミラーホルダ保持部4に配設される角度調整ネジ17によって行なっておく。
位置決めピン5がミラーホルダ保持部4から取り外された場合に、ミラーホルダ3とミラーホルダ保持部4が着脱自在となり円環係合面内で回転自在となる。レーザ反射機構1は、ミラーホルダ3がミラー2を保持した状態でミラーホルダ保持部4からミラーホルダ3を着脱できる構成となっている。
本実施の形態では、ミラーホルダ3、ミラーホルダ保持部4を金属などで構成しておく。これにより、ミラーホルダ3の下面とミラーホルダ保持部4の上面を再係合させる際に、Oリングなどの弾性体を介した位置決めを行なうことなくレーザ反射機構1内にミラー2を取り付けることができる。
つぎに、ミラーホルダ3の詳細な構成について説明する。図5は実施の形態にかかるミラーホルダを分解した様子を示す斜視図であり、図6は実施の形態にかかるミラーホルダを分解した様子を示す断面図であり、図7は図6に示したミラーホルダを組み立てた様子を示す断面図である。
図5では図2に示したミラーホルダ3を分解した様子を示している。ミラーホルダ3は、セットリング11、ニップル12、スプリングワッシャ13、ミラー押下部14、ミラー2、Oリング15、ミラー保持部16、位置決めピン5を備えている。
ニップル12は、配管継手でありミラー押下部14内に水を循環させる。セットリング11は、スプリングワッシャ13の上面側からミラー押下部14を押下するとともに、止めネジ(後述の止めネジ21)によってミラー保持部16に固定される。セットリング11はミラー保持部16との間に、スプリングワッシャ13、ミラー押下部14、ミラー2、Oリング15を挟み込んで円筒状の挿入穴160に格納(位置固定)させる。
スプリングワッシャ13は、セットリング11からの押圧力をミラー押下部14の上面側に分散させる。ミラー押下部14は、ミラー2の反射面2Aとは反対側の面(反対面)からミラー2を押下した状態でミラー2の上面と係合する。ミラー押下部14は、一方のニップル12から送られる水を循環させて自身を水冷し他方のニップル12に送出する。ミラー押下部14は、ミラー2の反対面と係合することによって、レーザ光を入射して高温となったミラー2の温度を下げる。ミラー2は、概略円柱状を成しており、反射面2Aの周縁部2Bおよび側面でミラー保持部16の内壁面に係合している。
ミラー保持部16は、セットリング11、スプリングワッシャ13、ミラー押下部14、ミラー2、Oリング15などの取り付け部として挿入穴160を備えている。この挿入穴160は、概略円筒状の内壁面内にミラー2の側面(外壁面)と係合する内壁面16Dを有している。また、挿入穴160は、底面側にミラー2の反射面の周縁部2B(円環状の領域)と係合する円環状のストッパ(位置決め底部16Z)を有している。位置決め底部16Zは、ミラー押下部14によって押下された状態のミラー2の周縁部2Bと係合することによってミラー2の反射面方向の位置決め(固定)を行なう。
Oリング15は、ミラー2をミラー保持部16に係合させた際のミラー2の上面側と下面側(反射面側)の密閉性を確保する。位置決めピン5は、ミラーホルダ保持部4とミラーホルダ3とを固定し、ミラーホルダ保持部4とミラーホルダ3の円環係合面内でのミラーホルダ3の回転を防止するとともに、ミラーホルダ保持部4とミラーホルダ3のピン軸方向の移動を防止する。
ミラーホルダ3内にミラー2を固定させるため、まずミラー保持部16の挿入穴160にOリング15とミラー2を挿入し、ミラー保持部16の底面にOリング15とミラー2を配置する。ミラー保持部16の挿入穴160では、位置決め底部16Zにミラー2の周縁部2Bを当接させる。Oリング15は、ミラー2の主面とOリングの円環面とが並行となるようミラー保持部16の内壁面16Dとミラー2の外壁面(側面)との間に配設する。Oリング15は、ミラー2の高さ方向の中間部近傍に位置するよう配設する。
さらに、挿入穴160からミラー押下部14を挿入してミラー2の上面側にミラー押下部14を載置し、ミラー押下部14の上面側にスプリングワッシャ13を載置する。さらに、スプリングワッシャ13の上面側にセットリング11を載置してセットリング11をミラー保持部16の上面に固定する。これにより、ミラー保持部16の位置決め底部16Zとセットリング11の下面で、スプリングワッシャ13、ミラー押下部14、ミラー2、Oリング15を挟み込んで挿入穴160内に固定する。
つぎに、ミラーホルダ3とミラーホルダ保持部4の詳細な構成を説明する。図8は、ミラーホルダとミラーホルダ保持部の詳細な構成を説明するための図である。ミラー押下部14は、底面径の異なる2つの概略円柱状が、それぞれの円柱軸が略共通の円柱軸となるよう接合された鍋蓋状を成している。すなわち、ミラー押下部14は、底面径の大きな方の円柱(下部円柱)の上面と底面径の小さな方の円柱(上部円柱)の底面が接合した形状を有している。ミラー押下部14は、下部円柱の底面(ミラー2の上面と同程度の径)によってミラー2の反対面と係合し、上部円柱によってニップル12に接合している。上部円柱は、円環状のスプリングワッシャ13が下部円柱の上面に載置された際に、上部円柱の外壁側面によってスプリングワッシャ13の位置ずれを防止する。
スプリングワッシャ13は、概略円環状の薄肉の平板を成し、ミラー押下部14の下部円柱(上面周縁部)とセットリング11(下面側)との間(上部円柱の外周側)に配置される。スプリングワッシャ13は、主面と垂直な方向に伸縮する押しバネ構造を有している。
スプリングワッシャ13は、ミラー押下部14とセットリング11との係合面と垂直な方向に押し縮められるようにしてミラー押下部14とセットリング11との間に挿入(縮設)される。スプリングワッシャ13は、ミラー押下部14とセットリング11との間に挿入された後は、自らの復元力(自らの主面と垂直な方向への略均一な復元力)によりセットリング11からの押圧力をミラー押下部14の上面側に略均一に分散させる。
セットリング11は、主面でスプリングワッシャ13を覆うことができる円環状の平板を成している。すなわち、セットリング11は、内輪(内壁)部がミラー押下部14の上部円柱を潜り抜けて、円環底面でスプリングワッシャ13を押下できる程度の大きさの内輪径を有している。また、セットリング11は、円環底面でスプリングワッシャ13を押下するとともにミラー押下部14と係合できる程度の大きさの外輪径を有している。
セットリング11は、外輪近傍に主面を垂直に貫通する貫通穴11Xを複数有している。この貫通穴11Xへは、セットリング11とミラー保持部16とを係合する際に、ミラー保持部16に設けられたネジ穴(後述のネジ穴16X)と螺合する止めネジ21が挿入される。
セットリング11は、ミラー保持部16と係合すると、スプリングワッシャ13を介してミラー押下部14の下部円柱を押下し、ミラー押下部14の上部円柱の側面を囲繞する。
Oリング15は、ミラー2の径と同程度の円環状を成し、ミラーホルダ保持部4の内壁面16D側とミラー2の側面の間に配置される。Oリング15は、円環状の半径方向に伸縮する弾性体で構成されている。Oリング15は、ミラー2の半径方向に押し縮められるようにしてミラー2と内壁面16Dとの間に挿入される。Oリング15は、ミラー2と内壁面16Dとの間に挿入された後は、ミラー2と内壁面16Dに密着し、自らの復元力によってミラー2の上面側と下面側との密閉性を確保する。
ミラー保持部16は、内径の異なる2つの概略円筒状が、それぞれの筒軸が略共通の筒軸となるよう接合されている。ミラー保持部16は、ミラー2、スプリングワッシャ13、ミラー押下部14、Oリング15を挿入する挿入穴(底面側の筒)(後述の下側筒部16A)と、セットリング11を挿入する挿入穴(上面側の筒)(後述の上側筒部16C)と、を有している。ミラー保持部16の上面側からは、位置決めピン5が挿入されて、ミラー保持部16(ミラーホルダ3)とミラーホルダ保持部4とが固定される。
ここで図8に示したミラー保持部16、位置決めピン5の詳細な構成について説明する。図9は、ミラー保持部と位置決めピンの詳細な構成を示す断面図である。ミラー保持部16は、一体に成形された下側筒部16A(底面側の筒)と上側筒部16C(上部側の筒)を含んで構成されている。下側筒部16Aは、ミラー2、スプリングワッシャ13、ミラー押下部14、Oリング15を囲繞するとともにミラーホルダ保持部4の下側内壁面4Bに係合する。上側筒部16Cは、セットリング11を囲繞するとともにミラーホルダ保持部4の上側内壁面4Dと係合する。
上側筒部16Cの底面(下側筒部16Aの上面)には、セットリング11と係合できる程度の幅(外径からの内径までの距離)を有した台座部の底面として円環面16Bを設けている。また、下側筒部16Aの底面には、円環状を成した位置決め底部16Zを有している。
上側筒部16Cの上面には、周縁部(外輪近傍)(筒の板厚面)に位置決めピン5をミラー2の主面と垂直な方向に貫通させる貫通穴16(挿入部)Yが設けられている。また、円環面16Bには、セットリング11とミラー保持部16とを固定する止めネジ21用のネジ穴16X(貫通穴11Xと同軸のネジ穴)が設けられている。
位置決めピン5は、ミラー保持部16の貫通穴(第1の位置決め部)16Yに挿入されるピン部5Bと、ピン部5Bの自由端に前方方向(ミラーホルダ保持部4側)に向くように設けられてミラーホルダ保持部4に係合するネジ部5Aと、ネジ部5Aがミラーホルダ保持部4(ネジ穴4X)に取り付けられた際にミラー保持部16の上側筒部16Cの上面(筒の板厚面)を押下する円環状の支持固定面5Cとを備えている。
ミラーホルダ保持部4は、内径の異なる2つの概略円筒状が、それぞれの筒軸が略共通の筒軸となるよう接合されている。下側の筒部の内壁面は、ミラー保持部16の下側筒部16Aの外側側面と係合し、上側の筒部の内壁面は、ミラー保持部16の上側筒部16Cの外側側面と係合する。
上側の筒部の底面(下側の筒部の上面)には、ミラーホルダ3のミラー保持部16(底面16H)と係合できる程度の幅(外径からの内径までの距離)を有した台座部の底面として円環面4Aを設けている。
上側の筒部の上面には、周縁部(外輪近傍)(筒の板厚面)に角度調整ネジ17をミラー2の主面と垂直な方向に貫通させる貫通穴が設けられている。また、円環面4Aには、ミラーホルダ3をミラーホルダ保持部4に固定する位置決めピン5用のネジ穴4X(貫通穴16Yと同軸のネジ穴)(第2の位置決め部、挿入部)が設けられている。
セットリング11とミラー保持部16とを係合する際には、止めネジ21をセットリング11の貫通穴11Xに挿入するとともに、止めネジ21の先端部21Bをミラー保持部16のネジ穴16Xに螺合させる。
また、ミラーホルダ3とミラーホルダ保持部4を係合(装着)する際には、位置止めピン5をミラー保持部16の貫通穴16Yに挿入する。そして、位置止めピン5の支持固定面5Cを上側筒部16Cの上面に係合させ、ピン部5Bを貫通穴16Yに係合(当接)させ、ネジ部(先端部)5Aをミラーホルダ保持部4のネジ穴4Xに螺合(当接)させる。
ミラーホルダ保持部4は、上側筒部16Cの外側側面16G、上側筒部16Cの底面(筒の板厚面)16H、下側筒部16Aの外側側面16Fによってミラーホルダ保持部4と係合する。具体的には、上側筒部16Cの外側側面16Gがミラーホルダ保持部4の上側内壁面4Dと係合し、上側筒部16Cの底面16Hがミラーホルダ保持部4の円環面4Aと係合し、下側筒部16Aの外側側面16Fがミラーホルダ保持部4の下側内壁面4Bと係合する。
これにより、ミラーホルダ3をミラーホルダ保持部4に再装着させる際に、ミラーホルダ保持部4に対するミラーホルダ3(ミラー2)の位置決めを精度よく再現することが可能となる。
なお、本実施の形態では、2つの位置決めピン5によってミラーホルダ3をミラーホルダ保持部4に固定することとしたが、1または3つ以上の位置決めピン5によってミラーホルダ3をミラーホルダ保持部4に固定してもよい。
また、本実施の形態では、ミラーホルダ3(ミラー保持部16)を円柱(筒)状とし、ミラーホルダ3が筒状のミラーホルダ保持部4内(円環係合面内)で回転可能な構成としたが、円環係合面内でミラーホルダ3が回転できない構成としてもよい。すなわち、ミラーホルダ3とミラーホルダ保持部4とを、円環係合面内で回転不能な形状としてもよい。
具体的には、ミラー保持部16の上側筒部16C(外側側面16G)や下側筒部16A(外側側面16F)を円筒柱以外の柱状で構成し、上側筒部16Cが円環係合面内で回転できない形状とする。すなわち、円環係合面内でミラーホルダ3が回転できない構成として、上側筒部16C(下側筒部16A)やミラーホルダ保持部4の筒部の断面形状(反射面と平行な断面形状)(ミラーホルダ3とミラーホルダ保持部4が当接する側面での断面形状、上面形状、底面形状)を円以外の形状(回転不能な面形状)とする。
例えば、柱状の上面(底面)の円環状の一部に凸部や凹部を設けた形状で上側筒部16Cや下側筒部16Aを構成する。そして、上側筒部16Cや下側筒部16Aの外側側面16Gや外側側面16Fと係合するミラーホルダ保持部4の内壁面にも凹部や凸部を設けて外側側面16Gや外側側面16Fの凸部や凹部に係合させ固定させる。
図10は、ミラーホルダが円環係合面内で回転できない場合のミラーホルダの形状を説明するための図である。ここでは、レーザ反射機構の概略構成を示す上面図を示している。
同図に示すように、上側筒部16Cを上面の一部に凸部30を設けた柱状にしており、ミラーホルダ保持部4には凸部30に係合する凹部を設けているので、円環係合面内でミラーホルダ3が回転できない。これにより、ミラーホルダ3をミラーホルダ保持部4に再装着させる際に、ミラーホルダ保持部4に対するミラーホルダ3(ミラー2)の位置決めを精度よく再現することが可能となる。
また、柱状の上面(底面)自体を円環係合面内で回転できない多角形として上側筒部16Cや下側筒部16Aを構成してもよい。この場合も、ミラーホルダ保持部4の上側内壁面4Dや下側内壁面4Bを上側筒部16Cや下側筒部16Aと略同程度の大きさに構成してミラーホルダ3の外側側面16Gや外側側面16Fとミラーホルダ保持部4の上側内壁面4Dや下側内壁面4Bとを係合させ固定させる。
図11は、ミラーホルダが円環係合面内で回転できない場合のミラーホルダの他の形状例を説明するための図である。ここでも図10と同様にレーザ反射機構の概略構成を示す上面図を示している。
同図に示すように、上側筒部16Cを四角柱状にしており、ミラーホルダ保持部4には四角柱状に係合する内壁面を設けているので、円環係合面内でミラーホルダ3が回転できない。これにより、ミラーホルダ3をミラーホルダ保持部4に再装着させる際に、ミラーホルダ保持部4に対するミラーホルダ3(ミラー2)の位置決めを精度よく再現することが可能となる。
また、円環係合面内でミラーホルダ3が回転できない構成として、円環係合面を反射面2Aと非平行な構成としてもよい。例えば、円環係合面に段差(複数の高さを有した係合面)や傾斜を設けてもよい。なお、円環係合面内でミラーホルダ3が回転できない構成の場合、位置決めピン5を用いることなくミラーホルダ3とミラーホルダ保持部4を係合させてもよい。
また、本実施の形態では、レーザ装置(レーザ反射機構1)を、ワーク80のレーザ加工を行うレーザ加工システム100に適用した場合について説明したが、レーザの反射を用いた装置であれば何れの装置に適用してもよい。例えば、レーザ反射機構1を、測定(計測)装置、分析(解析、検査)装置などに適用してもよい。
また、本実施の形態では、ミラー保持部16の上面側(ミラー2の反射面2Aと垂直な方向)から位置決めピン5を挿入して、ミラーホルダ3とミラーホルダ保持部4を円環係合面内で固定することとしたが、位置決めピン5を他の角度から挿入してミラーホルダ3とミラーホルダ保持部4を円環係合面内で固定してもよい。例えば、ミラー保持部16(ミラーホルダ保持部4)の側面側(ミラー2の反射面2Aと平行な方向)から位置決めピン5を挿入して、ミラーホルダ3とミラーホルダ保持部4を円環係合面内で固定させてもよい。また、ミラー保持部16の下面側から位置決めピン5を挿入して、ミラーホルダ3とミラーホルダ保持部4を円環係合面内で固定させてもよい。
このように、レーザ加工システム100では、ミラーホルダ保持部4がレーザ加工システム100内の所定位置に固定された状態で配設されている。また、ミラーホルダ3はミラー2を保持して固定した状態でミラーホルダ保持部4から着脱自在に取り付けられている。また、ミラーホルダ3とミラーホルダ保持部4上の円環係合面内の所定の位置で当接させるとともに位置決めピン5によってミラーホルダ3とミラーホルダ保持部4を固定している。
このように実施の形態によれば、位置決めピン5によってミラーホルダ3をミラーホルダ保持部4上の所定の位置に固定するので、ミラーホルダ3の円環係合面における回転方向の位置決めを再設定することなくレーザ反射機構1内にミラー2を取り付けること(再配設)ができる。したがって、レーザ反射機構1に対するミラー2の位置決め(アライメント)を精度よく再現することが可能となる。これにより、ミラー2の位置決め調整を行うことなく、容易かつ迅速にレーザ光90の伝送路を再現することができ、ミラー2の着脱を伴うミラー2の清掃を容易に行なうことが可能となる。
以上のように、本発明にかかるレーザ装置は、レーザ光の反射方向の設定に適している。
レーザ反射機構を備えたレーザ加工システムの構成を示す図である。 実施の形態にかかるレーザ反射機構を一部組み立て体として示した斜視図である。 実施の形態にかかるレーザ反射機構の概略構成を示す断面図である。 実施の形態にかかるレーザ反射機構の概略構成を示す上面図である。 実施の形態にかかるミラーホルダを分解した様子を示す斜視図である。 実施の形態にかかるミラーホルダを分解した様子を示す断面図である。 図6に示したミラーホルダを組み立てた様子を示す断面図である。 ミラーホルダとミラーホルダ保持部の詳細な構成を説明するための図である。 ミラー保持部と位置決めピンの詳細な構成を示す断面図である。 ミラーホルダが円環係合面内で回転できない場合のミラーホルダの上面を示す図(1)である。 ミラーホルダが円環係合面内で回転できない場合のミラーホルダの上面を示す図(2)である。
符号の説明
1 レーザ反射機構
2 ミラー
2A 反射面
2B 周縁部
3 ミラーホルダ
4 ミラーホルダ保持部
4A 円環面
4B 下側内壁面
4D 上側内壁面
4X ネジ穴
5 位置決めピン
5A ネジ部
5B ピン部
5C 支持固定面
6 ベンドブロック
11 セットリング
11X 貫通穴
12 ニップル
13 スプリングワッシャ
14 ミラー押下部
15 Oリング
16 ミラー保持部
16A 下側筒部
16B 円環面
16C 上側筒部
16D 内壁面
16F,16G 外側側面
16H 底面
16X ネジ穴
16Y 貫通穴
16Z 位置決め底部
17 角度調整ネジ
21 止めネジ
21B 先端部
30 凸部
70 レーザ発振器
80 ワーク
90 レーザ光
100 レーザ加工システム
160 挿入穴

Claims (5)

  1. レーザ光を所定の方向に反射させるレーザ装置において、
    前記レーザ光を反射する反射面を有する反射部材と、
    前記反射部材を固定した状態で保持するミラーホルダと、
    前記レーザ光の光路上の所定位置に固定した状態で配設されるとともに、前記ミラーホルダを着脱自在に取り付けるミラーホルダ保持部と、
    を備え、
    前記ミラーホルダ保持部は、前記反射面と垂直な方向の位置および前記反射面の面内回転方向の位置を位置決めした状態で固定して前記ミラーホルダを保持することを特徴とするレーザ装置。
  2. 前記ミラーホルダは、前記ミラーホルダ保持部に対して前記反射面の面内回転方向の位置を位置決めする第1の位置決め部を備え、
    前記ミラーホルダ保持部は、前記ミラーホルダに対して前記反射面の面内回転方向の位置を位置決めする第2の位置決め部を備え、
    前記ミラーホルダ保持部と前記ミラーホルダとは、前記第1の位置決め部と前記第2の位置決め部とを用いて前記反射面の面内回転方向の位置が固定されることを特徴とする請求項1に記載のレーザ装置。
  3. 前記第1の位置決め部および前記第2の位置決め部は、ピン部材を挿入する挿入部を有し、
    前記第1の位置決め部および前記第2の位置決め部の挿入部に前記ピン部材を挿入して前記挿入部と前記ピン部材を当接させることによって、前記ミラーホルダ保持部と前記ミラーホルダとの前記反射面の面内回転方向の位置を固定することを特徴とする請求項2に記載のレーザ装置。
  4. 前記第1の位置決め部と前記第2の位置決め部とは、それぞれ前記反射面の面内回転方向で前記ミラーホルダ保持部と前記ミラーホルダとが互いに回転不能となる形状を有していることを特徴とする請求項2に記載のレーザ装置。
  5. 前記ミラーホルダ保持部が前記ミラーホルダを保持した際に前記反射部材の反射面が前記レーザ光を反射させる角度を調整する角度調整部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のレーザ装置。
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