JP2008112662A - シールドコネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】接触部47はスリーブ36(編組線33)をほぼ全周に亘って包囲しているので、シールド電線30が径方向におけるいずれの方向へ変位しても、接触部47とスリーブ36との接続状態が保たれる。接触部47が拡開変形すると、スリット49の幅が拡がるのに伴って板片48の両端縁部が離間するが、この板片48の両端縁部の離間方向は、2本のシールド電線30の並び方向(左右方向)と略直角な上下方向なので、離間方向に変位した板片48の端縁部は、隣り合う接触部47と干渉するおそれがない。
【選択図】図2
Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、シールドシェルと編組線との間の接触信頼性を高めることを目的とする。
接触部は編組線をほぼ全周に亘って包囲しているので、シールド電線が径方向におけるいずれの方向へ変位しても、接触部との接続状態を保つことができる。また、接触部が拡開変形したときには、スリットの幅が拡がるのに伴って板片の両端縁部が離間するように変位するのであるが、この板片の両端縁部の離間方向は、複数のシールド電線の並び方向と略直角な方向であるため、離間方向に変位した板片の端縁部は、隣り合う接触部と干渉するおそれがない。
スリットにリブを嵌合させることにより、シールド電線をシールドシェルに対して周方向に位置決めすることができる。
スリットの周方向における位置が、複数の接触部の間で互いに異なる位置とされているので、シールド電線に接続されている端子金具が異なる位置に挿入される誤挿入状態を回避することができる。
接触部は、スリットと、スリットとは反対側の位置との2カ所において編組線側と接触するようになっているので、接触部がスリットを拡開させるように変形しても、2カ所の接触位置の間隔が拡大することがなく、接触部と編組線側との接触信頼性が高い。
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。雌コネクタF(本発明の構成要件であるシールドコネクタ)について説明すると、合成樹脂製の雌側ハウジング10内には左右一対のキャビティ11が形成され、各キャビティ11内には後方から雌端子金具20が挿入されている。雌端子金具20の後端部にはシールド電線30が固着されている。
シェル本体42は、全体として横長の角筒状をなし、その下面板43には、左右対称な一対の凹部44が形成されている。凹部44は、下面板43の後端縁部における方形領域を部分的に浅く上方(シェル本体42の内部側)へ叩き出した形態であって、この凹部44の下面(外面)は下面板43に対して段差状に上方へ待避した(凹んだ)形態となっている。かかるシェル本体42は、左右両キャビティ11の後端側部分を一括して包囲するように雌側ハウジング10に取り付けられている。取り付けられたシェル本体42は、接続空間12よりも前方に配置されており、シェル本体42の後端が接続空間12の前端に臨んでいる。
また、振動を受けること等が原因となって接触部47が拡開変形したときには、スリット49の幅が拡がるのに伴って板片48の両端縁部が離間するように変位するのであるが、この板片48の両端縁部の離間方向は、2本のシールド電線30の並び方向(左右方向)と略直角な方向(上下方向)なので、離間方向に変位した板片48の端縁部は、隣り合う接触部47と干渉するおそれがない。
また、スリット49の周方向における位置が、左右2つの接触部47の間で互いに異なる位置とされているので、シールド電線30に接続されている雌端子金具20,雄端子金具62が左右逆の位置に挿入される誤挿入状態を回避することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本発明によれば、シールドシェルの接触部を、編組線に対して、直接、接触させてもよい。
(2)本発明において、接触部は、多角形等の非円形であってもよい。
(3)本発明によれば、円筒形の接続部材に対し、非円筒形の接触部を接触させてもよい。
(4)本発明において、接触部は、シールドシェルのシェル本体に対して1カ所のみで支持されていてもよい。
(5)本発明において、接触部のスリットは、ハウジングに対する端子金具の挿入方向に対して斜め方向であってもよい。
(6)本発明において、接触部のスリットは、直線状ではなく、曲線状又は屈曲線状であってもよい。
(7)本発明によれば、スリーブにリブを形成しない形態としてもよい。
(8)上記実施形態では、スリーブと接触部は、スリット近傍位置と、スリットとは反対側の位置との2カ所で接触するようにしたが、本発明によれば、接触部とスリーブがほぼ全周に亘って面接触するようにしてもよい。
(9)上記実施形態ではシールド電線の本数を2本としたが、本発明によれば、3本以上のシールド電線が並列するようにハウジングに取り付けられていてもよい。
M…雄コネクタ(シールドコネクタ)
10…雌側ハウジング(ハウジング)
30…シールド電線
33…編組線
36…スリーブ
37…リブ
40…シールドシェル
47…接触部
48…板片
49…スリット
60…雄側ハウジング(ハウジング)
63…シールドシェル
Claims (4)
- ハウジング内にシールドシェルが設けられ、
前記シールドシェルと、ハウジング内に並列状に挿入した複数のシールド電線の編組線とが、前記シールドシェルに形成した複数の接触部を介して接続されているシールドコネクタにおいて、
前記接触部は、板片を概ね筒状に曲げ加工することにより、前記編組線を包囲する形態とされ、
曲げ加工された前記板片の両端縁同士の間に形成されたスリットにおいては、前記板片の両端縁が、前記複数のシールド電線の並び方向と略直角方向に向き合っていることを特徴とするシールドコネクタ。 - 前記編組線の外周には、筒状をなす金属製のスリーブが導通可能に固着され、
前記スリーブの外周には、前記スリットに嵌合するリブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシールドコネクタ。 - 前記スリットの周方向における位置が、前記複数の接触部の間で互いに異なる位置とされていることを特徴とする請求項2に記載のシールドコネクタ。
- 前記接触部は、前記スリットと、前記スリットとは反対側の位置との2カ所において前記編組線側と接触していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のシールドコネクタ。
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- 2006-10-31 JP JP2006295532A patent/JP4720718B2/ja not_active Expired - Fee Related
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