JP2008112359A - クレジット処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
クレジット処理システム1において、ステップS10の第一の引き落としと、ステップS20の第二の引き落としがともに正常に行われなかった場合、未納データD2が作成され、インターネット51を介して送信される。さらに、受信した未納データD2に基づいて、ステップS52において第三の引き落としが指示される。第三の引き落としが正常に行われた場合、正常処理データD3が作成され、インターネット51を介して送信される。
【選択図】図1
Description
従来のクレジット処理システムでは、代金の引き落としに関するデータは、そのクレジットカード会社の内部でのみ扱われる。とくに、所定の期日に代金の引き落としができず未納となった場合でも、再請求はクレジット会社によってのみ行われ、外部の企業等がこれを代行することはない。
最初の引き落としができなかった場合、クレジットカード会社は、加入者に督促を行ったうえで再請求すなわち第二の引き落としを行う。この第二の引き落としができなかった場合、クレジットカード会社は再請求を繰り返さずに当該加入者のクレジットカードを停止する。
すなわち、再請求は一度限りしか行えないため、再請求に応じた支払いが行われなかった時点でクレジッドカードが停止されてしまい、加入者がその後に支払いの意思を有しても支払いを行うことができず、支払いの利便性が低くなる。
図1は、この発明の実施の形態1に係るクレジット処理システム1の構成を示す。
クレジット処理システム1は、月単位での家賃の支払いをクレジットカードによって決済するための処理を実行する。なお、本明細書においては、クレジットカードを使用して支払われる代金の例として月額家賃が示されるが、これは家賃でなくともよく、また月単位に支払われるものでなくともよい。
クレジット業務サーバ11は、クレジットカード会社100の業務ホストサーバであり、クレジットカード会社100の業務のうち、未納請求・保証処理、請求・保証管理処理、等に関連する処理を実行する。また、クレジット業務サーバ11は、SQL言語に従う要求を処理するSQLサーバであり、マイクロソフト社のオフィス(Office)等のプログラムを実行する。
クレジットネットワークサーバ12は、クレジットカード会社100のネットワーク管理サーバであり、クレジットカード会社100の業務のうち、未回収分再保証移行処理、通常処理受入処理、データ交換管理処理、等に関連する処理を実行する。クレジットネットワークサーバ12は、SQL言語に従う要求を処理するSQLサーバであり、また、データベースであるオラクル(ORACLE)、ビジュアルベーシック(VB)等のプログラムを実行する。
再保証業務サーバ31は、再保証事業会社300の業務ホストサーバであり、再保証事業会社300の業務のうち、請求・保障管理処理、未納請求・収納管理処理、再保証処理、等に関連する処理を実行する。また、再保証業務サーバ31は、SQL言語に従う要求を処理するSQLサーバであり、マイクロソフト社のオフィス等のプログラムを実行する。
さらに、クレジット基幹サーバ10およびCAT端末20は、CAT端末の通信専用のネットワークであるCAT端末ネットワーク50を介して互いに通信可能に接続されており、クレジットネットワークサーバ12および再保証ネットワークサーバ30は、公衆通信ネットワークであるインターネット51を介して互いに通信可能に接続されている。
このようにして、初期費用に関する処理が行われる。
図2は、月額家賃に関してクレジット処理システム1が行う処理の流れを説明するフローチャートであり、各入居者について、毎月、実行が開始される。
まず、クレジット基幹サーバ10が、請求データD1に基づいて家賃収納処理を行う(ステップS10)。この家賃収納処理は、入居者が金融機関に設けたクレジットカード支払い用口座からの、月額家賃の引き落としを、金融機関に対して指示する処理である。この処理は、従来のクレジットカードによる費用引き落とし処理と同様の手順によって行われる。
この引き落としを第一の引き落としとする。すなわち、クレジット基幹サーバ10は、第一の引き落としを支持する手段として機能する。
ステップS11において、残高不足等の理由により引き落としが正常に行われていなかった場合、クレジット基幹サーバ10はクレジット業務サーバ11に請求データD1を送信するとともに、続く処理として未納請求指示を開始するよう指示する。
ここで、フローチャートには示されないが、ステップS20の指示を確認したクレジットカード会社100またはその従業員は、未納請求業務を行う。この業務は、たとえば、口座の残高不足のため家賃の未納が発生している旨を入居者に対して通知し、口座への入金を督促し、入金後にあらためて引き落としを行う等の行為を含む。この業務は、従来の未納請求業務と同様にして行われてもよい。
この引き落としを第二の引き落としとする。すなわち、クレジット業務サーバ11は、ステップS10において指示された第一の引き落としが行われなかった場合に、第二の引き落としを指示する手段として機能する。
次に、クレジット業務サーバ11は、ステップS21で入力された結果に基づき、引き落としが正常に行われたかどうかを判定する(ステップS22)。ステップS22において、引き落としが正常に行われていた場合には、クレジット処理システム1の処理はステップS12に進む。すなわち、クレジット業務サーバ11はクレジット基幹サーバ10に収納完了処理を実行するよう指示し、クレジット基幹サーバ10はこれに応じて収納完了処理を実行する。
ここで、未納データD2は、月額家賃について引き落としが行われていないことを表すものであり、再保証ネットワークサーバ30および再保証業務サーバ31が取り扱えるデータ形式を有する。また、未納データD2は、上述の請求データD1を含むものである。また、未納データD2は、再保証事業会社300が費用の請求に関して使用する任意のデータを追加で含んでもよい。
このように、クレジットネットワークサーバ12は、ステップS20において指示された第二の引き落としが行われなかった場合に、インターネット51を介して未納データD2を送信する手段として機能する。
再保証業務サーバ31は、受信した未納データD2を管理データとして自身の記憶手段に格納する(ステップS51)。また、再保証業務サーバ31は、このステップS51において、再保証事業会社300からクレジットカード会社100に対して未納データD2が表す未納代金を入金することを指示してもよい。
ここで、フローチャートには示されないが、ステップS52の指示を確認した再保証事業会社300またはその従業員は、ステップS20におけるものと同様の未納請求業務を行う。この未納請求に関連する引き落としを第三の引き落としとする。すなわち、再保証業務サーバ31は、受信した未納データD2に基づいて第三の引き落としを指示する手段として機能する。
その後、再保証事業会社300またはその従業員は、未納請求の結果を再保証業務サーバ31に入力する(ステップS53)。
ここで、正常処理データD3は、月額家賃の引き落としが行われたことを表すものであり、クレジット基幹サーバ10、クレジット業務サーバ11、およびクレジットネットワークサーバ12が取り扱えるデータ形式を有する。また、正常処理データD3は、上述の請求データD1を含むものである。さらに、正常処理データD3は、クレジットカード会社100が費用の請求に関して使用する任意のデータを追加で含んでもよい。
このように、再保証ネットワークサーバ30は、ステップS52において指示された第三の引き落としが行われた場合に、インターネット51を介して、正常処理データD3を送信する手段として機能する。
その後、クレジット処理システム1の処理はステップS12に進む。すなわち、クレジットネットワークサーバ12は、直接またはクレジット業務サーバ11を介して、クレジット基幹サーバ10に正常処理データD3を送信するとともに、クレジット基幹サーバ10に収納完了処理を実行するよう指示し、クレジット基幹サーバ10はこれに応じて収納完了処理を実行する。
このように、クレジット基幹サーバ10は、ステップS10において指示される第一の引き落とし処理が行われた場合、または、ステップS33において正常処理データD3が受信された場合に、ステップS12において収納完了処理を行うものである。
この第三の引き落としは従来のクレジット処理システムによっては提供されないものであり、本実施の形態に係るクレジット処理システム1は、この第三の引き落としによって、追加の未納請求を行うことができる。これによって、加入者が支払いを行うことができる期間が延長され、加入者にとっての支払いの利便性が向上する。
クレジット処理システム1は、システム内の処理において派生する情報の自動コード化を行い、相互共通コードを用いて情報の送受信を行う。すなわち、未納データD2および正常処理データD3は、クレジット基幹サーバ10、クレジット業務サーバ11、クレジットネットワークサーバ12、再保証ネットワークサーバ30、および再保証業務サーバ31のすべてが共通して扱える形式である。
クレジット処理システム1の処理は、既存のコンピュータシステムのデータベースとのマージ化を含んで実行されてもよく、また、排他シーケンス制御を含んで実行されてもよい。
なお、ここで、クレジットカード会社100内の処理とは、クレジット基幹サーバ10、クレジット業務サーバ11、またはクレジットネットワークサーバ12によって実行される処理の全部または一部であり、再保証事業会社300内の処理とは、再保証ネットワークサーバ30または再保証業務サーバ31によって実行される処理の全部または一部である。
このように、クレジット処理システム1は、クレジットカード会社100のクレジット決済による収納・未納対応から、再保証事業会社300の滞納保証スキームへの相互切り替え処理を、サーバ間で巡回的かつ円滑に実施できる。
なお、包括的な仕組み契約の実施においては、利用カードポイントの充当や保証契約連動を行ってもよく、これによりコストを削減するとともにシステムの機能を向上させることができる。
10 クレジット基幹サーバ(第一の引き落としを指示する手段、収納完了処理を行う手段)、
11 クレジット業務サーバ(第二の引き落としを指示する手段)、
12 クレジットネットワークサーバ(未納データを送信する手段、正常処理データを受信する手段)、
30 再保証ネットワークサーバ(正常処理データを送信する手段、未納データを受信する手段)、
31 再保証業務サーバ(第三の引き落としを指示する手段、未納データに基づいて引き落としを指示する手段)、
51 インターネット(通信ネットワーク)、
D2 未納データ、
D3 正常処理データ。
Claims (5)
- クレジットカードを使用して支払われる代金について、金融機関の口座からの引き落としを指示する、クレジット処理システムであって、
第一の引き落としを指示する手段と、
前記指示された第一の引き落としが行われなかった場合に、第二の引き落としを指示する手段と、
前記指示された第二の引き落としが行われなかった場合に、前記代金について引き落としが行われていないことを表す未納データを、通信ネットワークを介して送信する手段と、
前記代金の引き落としが行われたことを表す正常処理データを、前記通信ネットワークを介して受信する手段と、
前記代金の支払いが完了したことを示す収納完了処理を行う手段と
を備え、
前記収納完了処理を行う手段は、前記第一の引き落とし処理が行われた場合、または、前記正常処理データが受信された場合に、前記収納完了処理を行う
クレジット処理システム。 - 前記未納データを、前記通信ネットワークを介して受信する手段と、
前記受信した未納データに基づいて第三の引き落としを指示する手段と、
前記指示された第三の引き落としが行われた場合に、前記正常処理データを、通信ネットワークを介して送信する手段と
をさらに備える、請求項1に記載のクレジット処理システム。 - クレジットカードを使用して支払われる代金について、金融機関の口座からの引き落としを指示する、クレジット処理システムであって、
前記代金について引き落としが行われていないことを表す未納データを、通信ネットワークを介して受信する手段と、
前記受信した未納データに基づいて引き落としを指示する手段と、
前記指示された引き落としが行われた場合に、前記代金の引き落としが行われたことを表す正常処理データを、前記通信ネットワークを介して送信する手段と
を備える、クレジット処理システム。 - 前記代金は月単位の家賃である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のクレジット処理システム。
- コンピュータを、請求項1〜4のいずれか一項に記載のクレジット処理システムとして機能させるためのプログラム。
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