JP2008112065A - 現像ローラ及びそれを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸芯体と、該軸芯体の周囲に設けられた少なくとも一層以上の弾性層とを有する現像ローラにおいて、該現像ローラの最表面層が、熱硬化性ウレタン樹脂組成物とHLB値が0から4であるグリセリンエステルからなる。
【選択図】図1
Description
また、4層構成であり、最内層、最外層に界面活性剤とカーボンブラックを併用した現像ローラが(特許文献3)により報告されている。更に、表面層に3種の界面活性剤と導電性フィラ−を含有する導電性部材が(特許文献4)に開示されている。
シリコーンゴムとしては、ポリジメチルシロキサン、ポリメチルトリフルオロプロピルシロキサン、ポリメチルビニルシロキサン、ポリフェニルビニルシロキサン、これらポリシロキサンの共重合体等が挙げられる。
<HLBの測定>
本発明におけるHLB値は下記式に定義されるグリフィン法により算出する。
HLB値=20×グリセリンの水酸基の式量の総和/グリセリンエステルの分子量
また、以上の数値を四捨五入した整数を本発明のHLB値とした。
注入口、検出器温度 330から350℃。
現像ローラの芯金に片端500gずつ(総圧1kg)の荷重をかけ、φ30mmのアルミドラムに現像ローラを圧着させる。アルミドラムは接地しておく。そして現像ローラを60rpmで回転させ、現像ローラ導電性芯金に50V印加した後、現像ローラに流れる電流値を測定する。
(式1) 抵抗環境変動=高温高湿環境放置後に測定した現像ローラの電流値/低温低湿環境放置後に測定した現像ローラの電流値。
ここで、本発明における評価基準として、抵抗環境変動が0.5以上2.0以下を実施例として好ましく、より好ましくは抵抗環境変動が0.8以上1.2以下である。抵抗環境変動が0.8以上1.2以下である場合、各環境において、現像ローラ表層の疎水性がより良好であり、各環境放置後の画像評価において、本発明の求める耐久前半、後半の濃度が得られるものである。
軸芯体16としてSUS製の芯金にニッケルメッキを施し、さらにプライマ−DY35−051(商品名:東レ・ダウコーニング社製)を塗布、焼付けしたものを用いた。ついで、軸芯体16を金型に配置し、液状シリコーンゴム材料SE6724A/B(商品名:東レ・ダウコーニング社製)100.0質量部に対し、カーボンブラックトーカブラック#7360SB(商品名:東海カーボン社製)を35.0質量部、耐熱性付与剤としてシリカ粉体を0.2質量部、および白金触媒0.1質量部を混合した付加型シリコーンゴム組成物を金型内に形成されたキャビティに注入した。続いて、金型を加熱してシリコーンゴムを150℃、15分間加硫硬化し、脱型した後、さらに180℃、1時間加熱し硬化反応を完結させ、弾性層17を軸芯体16の外周に設けた。
HLB値=3であるグリセリントリカプリル酸エステル、EMALEX KTG(商品名:日本エマルジョン社製)を5質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、実施例2の現像ローラを得た。評価結果を表1に示す。
HLB値=3であるクエン酸モノグリセライド、ポエムK−30(商品名:理研ビタミン社製)を5質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、実施例3の現像ローラを得た。評価結果を表1に示す。
(実施例4)
HLB値=2であるジステアリン酸グリセライド、EMALEX EGS−C(商品名:日本エマルジョン社製)を5質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、実施例4の現像ローラを得た。評価結果を表1に示す。
HLB値=4であるステアリン酸グリセライド、EMALEX GMS-F(商品名:日本エマルジョン社製)を10質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、実施例5の現像ローラを得た。評価結果を表1に示す。
HLB値=0である酢酸モノグリセライド、ポエムG−002(商品名:理研ビタミン社製)を0.1質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、実施例6の現像ローラを得た。評価結果を表1に示す。
HLB値=1であるポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(太陽化学社製)を11質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、実施例7の現像ローラを得た。評価結果を表1に示す。
HLB値=1であるポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(太陽化学社製)を0.05質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、実施例8の現像ローラを得た。評価結果を表1に示す。
熱硬化性エステルウレタンを使用した以外は、実施例1と同様にして、実施例9の現像ローラを得た。評価結果を表1に示す。
HLB値=5であるコハク酸モノグリセライド、ポエムB−10(商品名:理研ビタミン社製)を11質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、比較例1の現像ローラを得た。評価結果を表1に示す。
HLB値=6である水添ひまし油、EMALEX HC-7(商品名:日本エマルジョン社製)を0.5質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、比較例2の現像ローラを得た。評価結果を表1に示す。
グリセリンエステルが未添加である以外は、実施例1と同様にして、比較例3の現像ローラを得た。評価結果を表1に示す。
熱可塑性ウレタンである以外は、実施例1と同様にして、比較例4の現像ローラを得た。評価結果を表1に示す。
2 一次帯電器
3 露光光
4 現像装置
5 転写搬送ベルト
6 転写ローラ
7 転写材ガイド
8 給紙ローラ
9 テンションローラ 10
11 定着器
12 バイアス電源
13 クリーニング装置
14 一次帯電器電源
15 現像ローラ
16 軸芯体
17 弾性層
18 導電性樹脂層
19 帯電装置
20 レーザー光
21 トナー供給ローラ
22 規制ブレード
23 トナー
24 クリーニングブレード
25 廃トナー容器
26 現像容器
Claims (13)
- 軸芯体と、該軸芯体の周囲に設けられた弾性層とを有する現像ローラにおいて、該現像ローラの表面層が、熱硬化したウレタン樹脂とHLB値が0から4であるグリセリンエステルとを含んでいることを特徴とする現像ローラ。
- 前記HLB値が1から3であることを特徴とする請求項1に記載の現像ローラ。
- 前記グリセリンエステルがポリグリセリン脂肪酸エステルまたは有機酸モノグリセライドであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像ローラ。
- 前記ポリグリセリン脂肪酸エステルがポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルであることを特徴とする請求項3に記載の現像ローラ。
- 前記有機酸モノグリセライドがステアリン酸グリセライドであることを特徴とする請求項3に記載の現像ローラ。
- 前記熱硬化性ウレタンがポリエーテルポリウレタンであることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の現像ローラ。
- 前記最表面層が弾性粒子を含むことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の現像ローラ。
- 前記弾性粒子がウレタン粒子であることを特徴とする請求項7に記載の現像ローラ。
- 前記グリセリンエステルの添加量が前記ウレタン樹脂100質量部に対して、0.1質量部以上10質量部以下であることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の現像ローラ。
- 前記グリセリンエステルの添加量が前記ウレタン樹脂100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下であることを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の現像ローラ。
- 前記最表面層が導電性フィラ−を含有することを特徴とする請求項1から10の何れか一項に記載の現像ローラ。
- 電子写真装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、請求項1から11の何れか一項に記載の現像ローラを具備することを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 潜像を担持する感光対に対向した状態でトナーを担持する現像ローラを備え、該現像ローラが前記感光体に前記トナーを付与することにより前記潜像を可視化する電子写真装置において、請求項1から11の何れか一項に記載の現像ローラを具備することを特徴とする電子写真装置。
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WO2019198303A1 (ja) * | 2018-04-12 | 2019-10-17 | ソニー株式会社 | 樹脂組成物及び樹脂組成物の製造方法、並びに樹脂成形体の製造方法 |
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