JP2006178084A - 現像ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 軸芯体の周囲に導電性弾性層と、該導電性弾性層の外周に樹脂粒子を含む導電性樹脂層とを有する電子写真装置用またはプロセスカートリッジ用現像ローラであって、軸方向の長さ1cm当たり0.20Nの荷重でガラス平面に圧接したときのガラス面に接触している面積が、該ガラス面とのニップ面積に対してA%、軸方向の長さ1cm当たり0.82Nの荷重でガラス平面に圧接したときのガラス面に接触している面積が、該ガラス面とのニップ面積に対してB%のとき、10≦A≦40 且つ A≦B/2である。
【選択図】 図1
Description
軸方向の長さ1cm当たり0.20Nの荷重でガラス平面に圧接したときのガラス面に接触している面積が、該ガラス面とのニップ面積に対してA%、
軸方向の長さ1cm当たり0.82Nの荷重でガラス平面に圧接したときのガラス面に接触している面積が、該ガラス面とのニップ面積に対してB%のとき、
10≦A≦40 且つ A≦B/2
であることを特徴とする現像ローラに関する。
軸方向の長さ1cm当たり0.20Nの荷重でガラス平面に圧接したときのガラス面に接触している面積が、該ガラス面とのニップ面積に対してA%、
軸方向の長さ1cm当たり0.82Nの荷重でガラス平面に圧接したときのガラス面に接触している面積が、該ガラス面とのニップ面積に対してB%のとき、
10≦A≦40 且つ A≦B/2
であるものであれば、特に制限されるものではない。
10≦A≦40 且つ A≦B/2
との関係を有する。本発明の現像ローラは、ガラス面に軸方向の長さ1cm当たり0.20Nの荷重により圧接したとき、現像ローラ表面とガラス面との接触を巨視的に観察したときのニップ面積100%に対し、現像ローラ表面とガラス面との接触を微視的に観察したときの現像ローラがその凸部分においてガラス面と接触する面積A%が、10≦A≦40の範囲であるような凹凸状態の表面を有する。更に、本発明の現像ローラは、ガラス面に軸方向の長さ1cm当たり0.82Nの荷重により圧接したとき、現像ローラ表面とガラス面との接触を巨視的に観察したときのニップ面積100%に対し、現像ローラ表面とガラス面との接触を微視的に観察したときの現像ローラがその凸部分においてガラス面と接触する面積B%が、A≦B/2の範囲であるような凹凸状態の表面を有する。このような特定のニップ面積を有するため、本発明の現像ローラにおいては柔軟なトナーに対して劣化を生じさせることを抑制することができ、連続的な印刷を行なった場合でもスジの発生などの不具合の発生のない高画質の画像を形成できる。上記A%の値としてより好ましくは、30≦A≦35である。ローラ長さ1cm当たり0.20Nの荷重でガラス平面に圧接させたときのガラス面に接触している面積がカラス面とのニップ面積に対して10%以上であると、現像ローラとしてのトナー搬送力が低下することがなく、充分な画像濃度が得られ、40%以下であれば、感光体へ供給する現像ローラ上のトナー層の厚さを調整するトナー層厚規制部材と現像ローラのニップエリアにおいてトナーの流動が妨げられることがなく、トナーに過大なストレスが負荷されることが抑制され、現像スジやフィルミング等が生じることがない。Aの値が30以上35以下であれば、上記の効果をより顕著に得ることができる。
[実施例1]
軸芯体2としてSUS製の芯金にニッケルメッキを施し、さらにプライマ−DY35−051(商品名、東レダウコーニングシリコーン社製)を塗布、焼付けしたものを用いた。ついで、軸芯体を金型に配置し、液状シリコーンゴム材料SE6724A/B(商品名、東レ・ダウコーニングシリコーン社製)100質量部に対し、カーボンブラックトーカブラック#7360SB(商品名、東海カーボン社製)を35質量部、耐熱性付与剤としてシリカ粉体を0.2質量部、および白金触媒0.1質量部を混合した付加型シリコーンゴム組成物を金型内に形成されたキャビティに注入した。続いて、金型を加熱してシリコーンゴムを150℃、15分間加硫硬化し、脱型した後、さらに180℃、1時間加熱し硬化反応を完結させ、導電性弾性層12を軸芯体11の外周に設けた。軸芯体を除く導電性弾性層の長さは24.0mmであった。
[実施例2]
樹脂粒子として、ウレタン樹脂粒子アートパールCF−600T(商品名、根上工業社製)を分級し、体積平均粒径が10μm、体積分布の変動係数が0.53となる樹脂粒子Bを調整した。
[実施例3]
樹脂粒子として、ウレタン樹脂粒子アートパールCF−600T(商品名、根上工業社製)を分級し、体積平均粒径が10μm、体積分布の変動係数が1.00となる樹脂粒子Cを調整した。
[実施例4]
樹脂粒子として、ウレタン樹脂粒子アートパールC−400(商品名、根上工業社製)を分級し、体積平均粒径が14μm、体積分布の変動係数が0.45となる樹脂粒子Dを調整した。
[実施例5]
添加部数を15質量部に変更した以外は、実施例4と同様にして実施例5の現像ローラを作製した。
[比較例1]
樹脂粒子として、ウレタン樹脂粒子アートパールC−400(商品名、根上工業社製)を分級せず使用した以外は、実施例4と同様にして比較例1の現像ローラを作製した。
[比較例2]
樹脂粒子として、アクリル粒子ケミスノーMX−1500H(商品名、綜研化学社製)に変更した以外は、実施例4と同様にして比較例2の現像ローラを作製した。
[比較例3]
樹脂粒子として、ウレタン樹脂粒子アートパールC−800(商品名、根上工業社製)を分級し、体積平均粒径が6μm、体積分布の変動係数が1.02となる樹脂粒子Eを調整した。
[比較例4]
次に樹脂粒子として、ウレタン樹脂粒子アートパールC−200(商品名、根上工業社製)を分級し、体積平均粒径が30μm、体積分布の変動係数が0.80となる樹脂粒子Fを調整した。
[比較例5]
添加部数を20質量部に変更した以外は、実施例4と同様にして比較例5の現像ローラを作製した。
[比較例6]
添加部数を3質量部に変更した以外は、実施例4と同様にして比較例6の現像ローラを作製した。
◎:現像スジの発生が認められない
○:極軽微な現像スジの発生が認められる
△:画像に影響を及ぼす現像スジの発生が認められる
×:画像に大きな影響を及ぼす現像スジの発生が認められる
さらに画像耐久試験後の現像ローラ及びトナー層厚規制部材を取り出し、表面のトナーを除去し、光学顕微鏡にて現像ローラ表面のフィルミング状態を観察し、以下の基準でフィルミングを評価した。
◎:ローラ表面にフィルミングが全く認められない
○:ローラ表面に極軽微なフィルミングが認められる
△:ローラ表面にフィルミングが認められ、軽度のカブリが発生している
×:ローラ表面に多量のフィルミングが認められ、画像に著しいカブリが発生している
またトナー層厚規制部材へのトナーの融着状態を観察し、以下の基準で評価した。
◎:部材表面にトナー融着が全く認められない
○:部材表面に極軽微なトナー融着が認められる
△:部材表面にトナー融着が認められ、軽度の現像スジが発生している
×:部材表面に多量のトナー融着が認められ、著しい現像スジが発生している
以上の結果を表1、表2に示す。
2:軸芯体
3:弾性層
4:導電性樹脂層
Claims (7)
- 軸芯体の周囲に導電性弾性層と、該導電性弾性層の外周に樹脂粒子を含む導電性樹脂層とを有する現像ローラであって、
軸方向の長さ1cm当たり0.20Nの荷重でガラス平面に圧接したときのガラス面に接触している面積が、該ガラス面とのニップ面積に対してA%、
軸方向の長さ1cm当たり0.82Nの荷重でガラス平面に圧接したときのガラス面に接触している面積が、該ガラス面とのニップ面積に対してB%のとき、
10≦A≦40 且つ A≦B/2
であることを特徴とする現像ローラ。 - 導電性樹脂層に含まれる樹脂粒子が、体積平均粒径が10〜25μmであり、体積分布における変動係数Cが、C≦1.0(但し、C=(Sw/D)×100で表され、Swは粒子の体積分布における標準偏差を示し、Dは粒子の体積平均粒径を示す。)である粒度分布を有することを特徴とする請求項1記載の現像ローラ。
- 導電性樹脂層に含まれる樹脂粒子が、微小圧縮弾性率が0.20〜1.20MPaであることを特徴とする請求項1または2記載の現像ローラ。
- 導電性樹脂層が、導電性樹脂層を構成する樹脂固形分100質量部に対し、樹脂粒子を5〜15質量部含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の現像ローラ。
- 導電性樹脂層を構成する樹脂固形分が、2官能のポリエーテルポリオールと2官能のイソシアネートで鎖延長させて得られ、重量平均分子量が10000〜50000、かつ分子量分散度がMw/Mnが3.0以下、Mz/Mwが2.5以下の直鎖状ウレタン化ポリオールを、70〜95質量%含有することを特徴とする請求項4の記載の現像ローラ。
- 請求項1〜5のいずれか記載の現像ローラを有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1〜5のいずれか記載の現像ローラを有することを特徴とする電子写真装置。
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