JP2008111980A - レンズ鏡筒、電子機器 - Google Patents

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耕史 吉部
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Abstract

【課題】固定筒の内部に備えられた通信部との通信が容易なレンズ鏡筒及び電子機器を提供する。
【解決手段】第1の貫通孔17a、17bを有する固定筒11と、第2の貫通孔17cを有し固定筒11と相対的に移動可能に備えられた移動部13と、第1の貫通孔17a、17bと対向するように固定筒11の内部に備えられ固定筒11の外部との通信が可能な通信部C10、C11とを含み、移動部13は、第1の貫通孔17a、17bと第2の貫通孔17cとが重なるように移動可能に備えられていることを特徴とするレンズ鏡筒10。
【選択図】図2

Description

本発明は、レンズ鏡筒及びレンズ鏡筒を備える電子機器に関するものである。
カメラ等の電子機器は、鏡筒の外観筒に形成された貫通孔を介して、鏡筒に備えられたコネクタと鏡筒の外部に備えられた外部機器と容易に接続できるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−149524号公報
本発明の課題は、固定筒の内部に備えられた通信部との通信が容易なレンズ鏡筒及び電子機器を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、第1の貫通孔(17a、17b)を有する固定筒(11)と、第2の貫通孔(17c)を有し前記固定筒と相対的に移動可能に備えられた移動部(13)と、前記第1の貫通孔と対向するように前記固定筒の内部に備えられ前記固定筒の外部との通信が可能な通信部(C10、C11)とを含み、前記移動部は、前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔とが重なるように移動可能に備えられていることを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒において、前記通信部(C10、C11)は、複数であり、それぞれ異なる方向に備えられており、前記第2の貫通孔(17c)は、前記複数の通信部のそれぞれと対向するように移動可能であることを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項3の発明は、請求項2に記載のレンズ鏡筒において、前記第1の貫通孔(17a、17b)は、複数であり、前記複数の通信部(C10、C11)のそれぞれと対向するように備えられていることを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載のレンズ鏡筒において、前記第2の貫通孔(47c、47d)は、複数であることを特徴とするレンズ鏡筒(40)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記移動部は、フォーカスリング(14)であることを特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記移動部は、ズームリング(13)であることを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記移動部は、三脚座(58)であることを特徴とするレンズ鏡筒(50)である。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記第2の貫通孔(17c)を塞ぐシールド部材(13a)を含むことを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒(10)を備えたことを特徴とする電子機器(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、固定筒の内部に備えられた通信部との通信が容易なレンズ鏡筒及び電子機器を提供することができる。
[実施形態1]
以下、図面を参照して、本発明の実施形態をあげて、さらに詳しく説明する。なお、以下の実施形態は、レンズ鏡筒を備えた電子機器として、カメラシステムを例にとって説明する。
図1は、実施形態1のカメラシステムを示す図である。
図2は、図1のA−A矢視断面図であり、(a)は、第1のコネクタへのアクセス時、
(b)は、第2のコネクタへのアクセス時の状態をそれぞれ示している。
カメラシステム1は、カメラ本体2に対してレンズ鏡筒10が着脱可能に装着されるレンズ交換式の一眼レフカメラシステムである。
カメラ本体2は、例えば、レンズ鏡筒10に備えられた撮影光学系が取得した像光が露光される撮像素子(図示省略)を備えたデジタルカメラである。なお、カメラ本体は、銀塩フィルムに像光を露光するフィルムカメラであってもよい。
レンズ鏡筒10は、複数の図示しないレンズ群によって構成された撮影光学系を保持している。レンズ鏡筒10に備えられた複数のレンズ群には、例えば、ズームレンズ群、フォーカスレンズ群、ブレ補正レンズ群として機能するものが含まれている。以下、この撮像光学系の光軸に符号Lを付して説明する。
レンズ鏡筒10は、外側固定筒11、マウント部12、ズームリング13、フォーカスリング14、内側固定筒15、回路基板16(16a、16b、16c)、及び、案内部17を備えている(内側固定筒15及び回路基板16は図2参照)。
外側固定筒11は、例えば、合成樹脂材料によって略円筒形状に形成されている。外側固定筒11は、レンズ鏡筒10の外観面を形成する筒体であり、その内径側に撮像光学系や後述する内側固定筒15及び回路基板16を収容している。
外側固定筒11は、レンズ鏡筒10がカメラ本体2に装着された状態において、カメラ本体2に対する位置が固定されるようになっており、撮影時等におけるカメラ本体2に対する移動が制限されている。
マウント部12は、レンズ鏡筒10の光軸L方向における像側(カメラ本体2側)の端部に設けられた、例えば、バヨネット式のマウントである。マウント部12は、カメラ本体2に設けられた不図示のマウント部と係合してカメラ本体2とレンズ鏡筒10とを固定する接続手段である。
このマウント部12には、カメラ本体2に備えられた不図示の電気接点と接触して、カメラ本体2に備えられた制御部とレンズ鏡筒10に備えられた制御部との電気的な通信を可能にする電気接点12aが設けられている。
ズームリング13及びフォーカスリング14は、外側固定筒11と略同軸に配置された円環状の部材であり、それぞれ外側固定筒11の外径側に設けられている。ズームリング13及びフォーカスリング14は、外側固定筒11の光軸L方向の中間部分において、光軸L方向に離間して設けられており、ズームリング13がフォーカスリング14よりも光軸L方向像側に設けられている。
ズームリング13及びフォーカスリング14は、撮影者の操作に応じて、それぞれ外側固定筒11に対して光軸L回りに相対回転可能になっている。
レンズ鏡筒10は、それぞれ図示しないズームレンズ群及びフォーカスレンズ群を、例えば、カム機構によって光軸L方向に駆動するようになっている。
レンズ鏡筒10は、ズームリング13の回転に連動してズームレンズ群の焦点距離が変化するようになっている。このズームリング13の可動範囲は、ズーム操作時の操作性を考慮して、例えば、光軸回りの90°程度の範囲となっている。
また、フォーカスリング14は、その回転によってフォーカスレンズ群を駆動し、レンズ鏡筒10は、これによって合焦操作が行われるようになっている。
ズームリング13は、その外周面にゴムリング13aが装着されている。ゴムリング13aは、弾性変形が可能な、例えば、ゴム系の材料によって形成された円環状の部材であり、ズーム操作時における滑り止めとして機能する。ゴムリング13aは、ズームリング13に対して着脱可能となっている。
フォーカスリング14も、ズームリング13と同様にその外周面にゴムリング14aが装着されている。
内側固定筒15は、外側固定筒11の内径側に配置された筒体である(図2参照)。この内側固定筒15は、外側固定筒11の内径寸法よりも外径寸法が小さい筒体であり、外側固定筒11と内側固定筒15との間には、空間部が形成されている。
内側固定筒15は、外側固定筒11に対する位置が固定されており、外側固定筒11と同様にレンズ鏡筒10がカメラ本体2に装着された状態において、カメラ本体2に対する移動が制限されている。
回路基板16は、外側固定筒11と内側固定筒15との間に形成された空間部に配置され、第1の硬質基板16a、第2の硬質基板16b、フレキシブルプリント基板(FPC)16cを備えている。
第1の硬質基板16a及び第2の硬質基板16bは、後述するコネクタC(C10、C11)が実装された面(以下、実装面と称して説明する)とは反対側の面が内側固定筒15の外周面に対向した状態でそれぞれ内側固定筒15に固定されている。
第1の硬質基板16aと第2の硬質基板16bとは、それぞれの実装面を含む平面が、例えば、90°程度の角度を成すように配置され、近接する端部同士がFPC16cによって接続されている。これによって、回路基板16は、光軸L方向からみた全体的な形状が略L字状になっている(図2参照)。
第1の硬質基板16aは、第1のコネクタC10と、それぞれ図示しないCPU及び不揮発性メモリとが実装され、第2の硬質基板16bは、第2のコネクタC11と、それぞれ図示しないCPU及び不揮発性メモリとが実装されている。
第1のコネクタC10は、第1の硬質基板16aの実装面上であって、第2の硬質基板16bに近接する端部に設けられている。これに対し、第2のコネクタC11は、第2の硬質基板16bの実装面であって、第1の硬質基板16aに近接する端部とは反対側の端部に設けられている。
第1のコネクタC10及び第2のコネクタC11は、その光軸L方向の位置が略同じとされ、かつ、ズームリング13の内径側に配置されている(図1参照)。
第1の硬質基板16aに備えられた不揮発性メモリには、例えば、オートフォーカス時にフォーカスレンズ群を駆動するアクチュエータを制御するプログラム等のソフトウエアや各種データ(以下、ソフトウエア等という)が保存されており、CPUは、このプログラム等に基づいてレンズ鏡筒10を制御する。CPU及び不揮発性メモリの実装位置は、特に限定されず、例えば、第1のコネクタC10と同様に第1の硬質基板16aの実装面に実装されていてもよく、また、実装面とは反対側の面に実装されていてもよい。
第2の硬質基板16bに備えられた不揮発性メモリには、例えば、ブレ補正時にブレ補正レンズ群の駆動を制御するプログラム等のソフトウエア等が保存されている。
ここで、第1の硬質基板16aの不揮発性メモリ及び第2の硬質基板16bの不揮発性メモリに格納されたソフトウエア等は、それぞれ書き換え可能になっている。
このソフトウエア等の書き換えは、レンズ鏡筒10の外部に備えられた、例えば、パーソナルコンピュータ等の図示しない端末装置とこれらの不揮発性メモリとを、例えば、フレキシブルプリント基板(FPC)3によって有線接続し、端末装置からデータを送信することによって行う。
前述の第1のコネクタC10の差込口は、第1の硬質基板16aの実装面と略平行な方向(図2(a)における矢印aで示す方向)に開口している。コネクタC10は、この矢印a方向に沿ってFPC3が抜き差しされる。
また、第2のコネクタC11の差込口も、同様に第2の硬質基板16bの実装面と略平行な方向(図2における矢印bで示す方向)に向けて開口しており、FPC3が矢印b方向に沿って抜き差しされる。
案内部17は、レンズ鏡筒10の外部からFPC3をレンズ鏡筒10の内部に設けられた第1のコネクタC10又は第2のコネクタC11に案内する部分であり、外筒側第1貫通孔17a、外筒側第2貫通孔17b、ズームリング側貫通孔17cを備えている。
外筒側第1貫通孔17aは、外側固定筒11の一部をその径方向に貫通して設けられている。この外筒側第1貫通孔17aは、第1の硬質基板16aに設けられたコネクタC10に対し、外側固定筒11の径方向に対向する位置に形成されている。
外筒側第2貫通孔17bは、外筒側第1貫通孔17aと同様な貫通孔であり、第2の硬質基板16bに設けられたコネクタC11に対向する位置に形成されている。
外側固定筒11における、外筒側第1貫通孔17a及び外筒側第2貫通孔17bが形成された部分(エッジの部分)には、それぞれ第1の硬質基板16a、第2の硬質基板16bに近接する端部がFPC3の差込方向と略平行となる面(図2において符号Sで示す)が形成されている(図2参照)。これにより、FPC3を外筒側第1貫通孔17a及び外筒側第2貫通孔17bにスムーズに挿入できる。
ズームリング側貫通孔17cは、ズームリング13の光軸L方向における中間部分をその径方向に貫通して設けられた貫通孔である。このズームリング側貫通孔17cの開口寸法は、外筒側第1貫通孔17a及び外筒側第2貫通孔17bよりも大きくなっている。
ズームリング13は、ズームリング側貫通孔17cの光軸L回りの位置が、図2(a)に示すような外筒側第1貫通孔17aと重なる第1の位置と、図2(b)に示すように外筒側第2貫通孔17bと重なる第2の位置との間を移動可能になっている。
次に、レンズ鏡筒10における不揮発性メモリのソフトウエア等の書き換え作業について説明する。
例えば、第1の硬質基板16aに設けられた不揮発性メモリのソフトウエア等を書き換える場合、端末装置と不揮発性メモリとは、第1のコネクタC10を介してFPC3によって有線接続される。
このとき、まず、ズームリング13の外周面に装着されたゴムリング13aが光軸L方向の一方側に移動される。これによって、ズームリング13に設けられたズームリング側貫通孔17cが外部から視認可能な状態となる。
次いで、ズームリング13は、図2(a)に示す第1の位置に移動され、これによって、ズームリング側貫通孔17cと外筒側第1貫通孔17aとの光軸L回りの位置が重なる(図1、図2(a)参照)。
ズームリング側貫通孔17cと外筒側第1貫通孔17aとの光軸L回りの位置が重ると、第1のコネクタC10が外筒側第1貫通孔17a及びズームリング側貫通孔17cを介して外部から視認可能となり、レンズ鏡筒10は、第1のコネクタC10にFPC3を差し込むことができる。
また、第2の硬質基板16bに設けられた不揮発性メモリのソフトウエア等を書き換える場合、ズームリング13は、図2(b)に示す第2の位置に移動される。これによって、ズームリング側貫通孔17cと外筒側第2貫通孔17bとの光軸L回りの位置が重なり、第2のコネクタC11が外部から視認可能な状態となる。これによって、レンズ鏡筒10は、FPC3を第2のコネクタC11に差し込むことができる。
以上説明したように、本実施形態のレンズ鏡筒10によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)ズームリング側貫通孔17cを外筒側第1貫通孔17a又は外筒側第2貫通孔17bに重ねることによって、レンズ鏡筒10と端末装置とを接続するFPC3は、容易に第1のコネクタC10又は第2のコネクタC11にアクセス可能となる。
(2)FPC3を第1のコネクタC10又は第2のコネクタC11に案内する貫通孔を、ズームレンズ群を備えるレンズ鏡筒に一般的に設けられているズームリング13に形成したので、部品点数を低減できる。
(3)ズームリング側貫通孔17cは、ソフトウエア等の書き換えを行う際以外は、ゴムリング13aによって覆われているので、レンズ鏡筒10の内部にゴミ等が侵入することを防止できる。また、新たにズームリング13に蓋部材を設ける必要がないので、部品点数を低減できる。さらに、蓋部材を装着しないので、レンズ鏡筒10の大型化を防止できるとともに、レンズ鏡筒10の外観品質を損なうことも防止できる。
(4)ズームリング13を回転させて第1の位置と第2の位置との間にすることによって、外筒側第1貫通孔17a及び外筒側第2貫通孔17bをともに塞ぐことができるので、例えば、作業を中断する場合であっても容易にゴミ等の侵入を防止できる。これに対し、外側固定筒11に貫通孔を設けるとともに、この貫通孔を蓋部材によって塞ぐタイプのレンズ鏡筒は、作業を中断する度に蓋部材を装着しなければならず、煩雑である。
(5)案内部17を介してソフトウエア等の書き換えができるので、レンズ鏡筒10をカメラ本体2から取り外す必要がない。したがって作業が容易であり、かつ、カメラ本体2の内部へゴミが侵入することも防止できる。
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2に係るレンズ鏡筒について説明する。
また、この実施形態2及び以下説明するその他の実施形態及び変形形態において、上述した実施形態1と同様な機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に統一した符号を付して、重複する説明や図面を適宜省略する。
図3は、実施形態2のレンズ鏡筒における光軸に直交する断面を示す断面図である。
実施形態1のレンズ鏡筒10に備えられた回路基板16が2枚の硬質基板を略L字状に組み合わせたものであるのに対し、実施形態2のレンズ鏡筒20は、1枚の円環状に形成された硬質基板26を備えている点が異なっている。
実施形態2の硬質基板26は、前述のように円環状に形成された、いわゆる、ドーナツ型基板であり、その内径側に内側固定筒15が挿入されている。硬質基板26は、第1のコネクタC20及び第2のコネクタC21が実装された面が光軸Lに直交して配置されている。
第1のコネクタC20及び第2のコネクタC21は、互いに直交する2軸上にそれぞれ配置され、それぞれ外側固定筒21の径方向外側に向けて差込口が開口している。
実施形態2のレンズ鏡筒20も、実施形態1のレンズ鏡筒10と同様に、外側固定筒21に外筒側第1貫通孔27a及び外筒側第2貫通孔27bを備えている。外筒側第1貫通孔27aは、第1のコネクタC20に対向して形成され、外筒側第2貫通孔27bは、第2のコネクタC21に対向して形成されている。
また、ズームリング23も、実施形態1のレンズ鏡筒10と同様にズームリング側貫通孔27cを備えている。
レンズ鏡筒20は、ズームリング23の光軸L回りの回転によって、外筒側第1貫通孔27aとズームリング側貫通孔27cとが重なり第1のコネクタC20が外部から視認可能な状態となる第1の位置(図3参照)、及び、外筒側第2貫通孔27bとズームリング側貫通孔27cとが重なり第2のコネクタC21が外部から視認可能な状態となる第2の位置に移動できる。
これによって、実施形態2のレンズ鏡筒20も、実施形態1のレンズ鏡筒10と同様の効果を得ることができる。また、実施形態2のレンズ鏡筒20は、実施形態1の効果に加え、その全長を短くできるという利点がある。
[実施形態3]
次に、本発明の実施形態3に係るレンズ鏡筒30について説明する。
図4は、実施形態3のレンズ鏡筒における光軸に直交する断面を示す断面図である。
実施形態3のレンズ鏡筒30において、外側固定筒31に設けられた外筒側貫通孔37aは、外側固定筒31の外周回りの、例えば、1/4以上の領域が切り欠かれて長孔状に形成されており、かつ、第1のコネクタC30に対向する位置と、第2のコネクタC31に対向する位置とにわたして設けられている。
なお、図4において、レンズ鏡筒30は、実施形態2のレンズ鏡筒20の硬質基板26と同様の硬質基板36を備えているが、配線基板の構成はこれに限らず、実施形態1と同様のものであってもよい。
実施形態3のレンズ鏡筒30は、外筒側貫通孔37aが長孔状に形成されているので、例えば、第1のコネクタC30と第2のコネクタC31との間にさらにコネクタを増設できる。
[実施形態4]
次に、本発明の実施形態4に係るレンズ鏡筒40について説明する。
図5は、実施形態4のレンズ鏡筒における光軸に直交する断面を示す断面図である。
実施形態4のレンズ鏡筒40は、ズームリング43に貫通孔が2つ形成されている点が図4に示す実施形態3のレンズ鏡筒30と異なっている。以下、ズームリング43に設けられたこれらの貫通孔の一方をズームリング側貫通孔47cと、他方をズームリング側貫通孔47dと称して説明する。
ズームリング側貫通孔47c及びズームリング側貫通孔47dは、互いに直交する2軸上にそれぞれ配置されており、ズームリング側貫通孔47cが第1のコネクタC40に対向した状態で、ズームリング側貫通孔47dが、第2のコネクタC41に対向する。
これにより、第1のコネクタC40及び第2のコネクタC41を同時に外部から視認可能な状態とすることができ、これらのコネクタC40、C41を介して2つの不揮発性メモリのソフトウエア等を同時に書き換えることができる。
なお、この実施形態4において、レンズ鏡筒40は、実施形態2のレンズ鏡筒20と同様の硬質基板46を備えているが、配線基板の構成はこれに限らず、実施形態1と同様のものであってもよい。また、外筒側貫通孔47aは、実施形態1のように第1のコネクタC40及び第2のコネクタC41にそれぞれ対向する位置に1つずつ設けられていてもよい。
[実施形態5]
次に、本発明の実施形態5に係るレンズ鏡筒50について説明する。
図6は、実施形態5のレンズ鏡筒の側面図である。
図7は、図6のB−B矢視断面図である。
実施形態5のレンズ鏡筒50は、撮影光学系の焦点距離の変更が制限された、いわゆる、単焦点レンズ鏡筒であり、上述した他の実施形態のようなズームリングを備えていない。
また、レンズ鏡筒50は、フォーカスリング54よりも光軸L方向像側に三脚座58が装着されている。
三脚座58は、外側固定筒51と、例えば、図示しない三脚や一脚等の支持装置とを接続するものであり、リング部58a、支持部58bを備えている。
リング部58aは、円環状に形成され、その内径側に外側固定筒51が挿入されている。リング部58aと外側固定筒51とは、光軸L回りに相対回転可能になっている。また、このリング部58aは、図示しないロック機構によって、外側固定筒51に対する回転を制限することができるようになっている。
支持部58bは、リング部58aの外周面から突き出して形成された部分であり、その中間部分が屈曲されて先端部が光軸Lと略平行に延在している。支持部58bは、先端部に図示しないねじ孔を備えており、三脚等の雲台に備えられた図示しない固定ねじが螺合可能になっている。
レンズ鏡筒50の案内部57は、図7に示すように外筒側第1貫通孔57a、外筒側第2貫通孔57b、及び三脚座側貫通孔57cを備えている。外筒側第1貫通孔57a、外筒側第2貫通孔57bは、実施形態1の外筒側第1貫通孔17a、外筒側第2貫通孔17bと略同様の機能を有するものであり、それぞれ第1のコネクタC50、第2のコネクタC51に対向して形成されている。
三脚座側貫通孔57cは、三脚座58のリング部58aに形成された貫通孔であり、リング部58aをその径方向に貫通して形成されている。
三脚座58のリング部58aは、この三脚座側貫通孔57cを塞ぐ蓋部58cが着脱可能に装着されている。蓋部58cは、例えば、リング部58aの外周面に沿ってカーブして形成されたプレート状の部材である。なお、蓋部58cは、例えば、三脚座側貫通孔57cに埋め込まれるプラグ状のものであってもよい。
実施形態5のレンズ鏡筒50は、三脚座58と外側固定筒51とを相対回転させることによって、三脚座側貫通孔57cを外筒側第1貫通孔57a又は外筒側第2貫通孔57bに重ねることができ、これによって、FPC3を第1のコネクタC50又は第2のコネクタC51に接続できる。
[変形形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)本発明のレンズ鏡筒及び電子機器の構成は、実施形態に記載したものに限らず適宜変更が可能である。例えば、実施形態1〜4において、外側固定筒に設けられた貫通孔に対してズームリングに設けられた貫通孔を重ねたが、外側固定筒の貫通孔に重ねられる貫通孔は、ズームリング以外の部材に設けられていてもよく、例えば、フォーカスリングや絞り設定リングに設けてもよい。
(2)実施形態のレンズ鏡筒は、通信部であるコネクタが、例えば、2つ設けられていたが、コネクタの数はこれに限らず、例えば、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。この場合であっても、各コネクタに対向する位置に貫通孔が設けられていれば、各コネクタと鏡筒の外部の端末装置と容易に接続できる。
(3)実施形態のレンズ鏡筒は、不揮発性メモリと外部の端末装置とをコネクタ及びFPCを介して有線接続したが、不揮発性メモリと通信端末との接続は、例えば、赤外線や電波を用いた無線接続であってもよい。この場合、通信部として、実施形態のコネクタに代えて、例えば、受光部やアンテナ等が設けられる。なお、受光部が外部から視認できる状態となるので、赤外線を用いる場合であっても、確実に通信を行うことができる。
(4)実施形態はズームリングと外側固定筒とを光軸回りに相対回転させてズームリング側貫通孔と外筒側貫通孔とを重ねたが、ズームリング(移動部)と固定筒との相対移動方向は、これに限らず、例えば、光軸L方向への直進でもよい。また、上記実施形態において、移動部は、固定筒の外側に備えられているが、移動筒は、固定筒の内側に備えられていてもよい。
(5)コネクタの配置は、各実施形態において記載したものに限らず適宜変更が可能である。
図8は、実施形態及び変形形態のコネクタの配置を示す図である。
図8(a)は、実施形態1のコネクタの配置を示し、コネクタC10は、硬質基板16aの光軸L方向における略中央に配置されている。また、FPC3の差込口は、光軸Lに略平行に形成されている。
図8(b)は、コネクタC10aの差込口が光軸Lに対して傾いている。この場合、FPC3を光軸Lに対して斜め方向から抜き差しする。
図8(c)は、図8(a)に比べ、コネクタC10bが光軸L方向における像側にオフセットされている。
図8(d)は、図8(c)と同様にコネクタC10cが、光軸L方向における像側にオフセットされ、かつ、その差込口が、光軸Lに対して傾いている。
これらの場合であっても、外筒側貫通孔、ズームリング側貫通孔の開口寸法を実施形態よりも光軸方向に広くすることによって、又は、光軸L方向にずらすことによってFPCをコネクタに差し込むことができる。
実施形態1のカメラシステムを示す図である。 図1のA−A矢視断面図である。 実施形態2のレンズ鏡筒における光軸に直交する断面を示す断面図である。 実施形態3のレンズ鏡筒における光軸に直交する断面を示す断面図である。 実施形態4のレンズ鏡筒における光軸に直交する断面を示す断面図である。 実施形態5のレンズ鏡筒の側面図である。 図6のB−B矢視断面図である。 実施形態及び変形形態のコネクタの配置を示す図である。
符号の説明
1 カメラシステム : 10 レンズ鏡筒 : 11 外側固定筒 : 13 ズームリング : 13a ゴムリング : 14 フォーカスリング : 17a 外筒側第1貫通孔 : 17b 外筒側第2貫通孔 : 17c ズームリング側貫通孔 : C10 第1のコネクタ : C11 第2のコネクタ

Claims (9)

  1. 第1の貫通孔を有する固定筒と、
    第2の貫通孔を有し前記固定筒と相対的に移動可能に備えられた移動部と、
    前記第1の貫通孔と対向するように前記固定筒の内部に備えられ前記固定筒の外部との通信が可能な通信部とを含み、
    前記移動部は、前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔とが重なるように移動可能に備えられていること
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
    前記通信部は、複数であり、それぞれ異なる方向に備えられており、
    前記第2の貫通孔は、前記複数の通信部のそれぞれと対向するように移動可能であること
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 請求項2に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第1の貫通孔は、複数であり、前記複数の通信部のそれぞれと対向するように備えられていること
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第2の貫通孔は、複数であること
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記移動部は、フォーカスリングであること
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記移動部は、ズームリングであること
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記移動部は、三脚座であること
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第2の貫通孔を塞ぐシールド部材を含むこと
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備えたこと
    を特徴とする電子機器。
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