JP2008111829A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示器の前面側に発光表示される装飾部材を備える構成において、斬新な見映えの表示装置を提供する。
【解決手段】目盛23からの光を透明リング3の反射面31で液晶パネル2の画面21沿う方向に反射し、この反射光Rをミラーリング4の反射面41により視認者方向に反射させ、運転者に反射面41上に目盛23の反射虚像Kを視認させる構成とした。さらに、反射面41をスピードメータSの外周縁である目盛23の端部に接するように配置した。これにより、運転者に、目盛23の実像、およびその外周側に結像された反射虚像Kの両方を連続した一本の線状に視認させることができるので、より表示範囲の大きい液晶パネルを用いることなしに、現状の液晶パネル2を用いてスピードメータSの表示領域を拡大することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、計器等を備えた表示装置に関するものであり、たとえば自動車に用いて好適である。
従来の表示装置としては、たとえば、バックライトにより透過照明される液晶パネルの前面側に透光性材質からなる装飾リングを配置し、この装飾リングを液晶パネルからの光により透過照明する構成のものが提案されている(特許文献1参照)。
この従来の表示装置では、装飾リングに、液晶パネルに形成された画像に関連した表示意匠を設けている。
特開2006−201038号公報
しかしながら、上述の従来の表示装置において、装飾リングはその全体が透光性を備えているので、表示装置の見映えが平板的で変化に乏しい単調なものとなり易いという問題があった。また、表示装置における表示領域は表示器の大きさでほぼ決まる。表示器として、たとえば液晶表示器を用いた場合、表示領域を拡大するためには、より大きい液晶表示器を用いる必要があり、コスト増大を招くという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであり、コスト増大を抑制しつつ斬新な見映えの表示装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の表示装置は、画面上に各種情報を画像として形成し発光表示する表示器と、表示器の前面側に表示器に重ねて配置された装飾部材と、装飾部材に設けられて画像の少なくとも一部の第1表示意匠からの表示光を、画面に沿う方向に反射する第1反射面と、第1反射面からの反射光を視認者側に反射する第2反射面を備えた反射部材とを備え、反射部材が第2反射面が画像の外周縁に接するようにして配置され、画像の第1表示意匠が、反射光を第2反射面が反射したことによって第2反射面上に反射虚像として視認されることを特徴としている。
この構成によれば、装飾部材および反射部材は視認方向において表示器よりも前面側に配置されるので、表示装置の見映えを立体感に富んだものとすることができる。さらに、第1表示意匠の反射虚像は画像の外周縁の外側に形成され視認される。すなわち、表示器をより表示範囲の大きい物に変更することなしに、画像の表示領域を拡大することができる。
したがって、表示器の大型化によりコストが増大することを抑制しつつ、斬新な見映えの表示装置を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の表示装置は、装飾部材が、画像の形状と関連した形状に形成され、表示器の画像が指針の回動角度位置により物理量を指示する指針計器であり、第1表示意匠が指針計器の目盛であることを特徴としている。
上述の構成とすれば、指針計器の大きさが径方向に拡大されることになり、表示装置の視認性を向上することができる。
本発明の請求項3に記載の表示装置は、目盛が、指針の回動角度位置の近傍から反時計回りの領域で表示されることを特徴としている。
上述の構成によれば、目盛が表示される領域が、指針の回動と連動して変動するため、指針の回動を、指針の回動と目盛が表示される領域の変動との両方によって認識できる。したがって、表示装置の視認性をより向上することができる。
本発明の請求項4に記載の表示装置は、装飾部材が、透光性材質から形成され、第1反射面には入射光を透過光と反射光に分割するビームスプリッタ層が形成され、画像の第1表示意匠は、装飾部材および第1反射面を透過した前記透過光による実像、および反射光を第2反射面が反射したことによる反射虚像の両方として視認されることを特徴としている。
上述の構成によれば、第1表示意匠は、実像および虚像の両方が同時に視認され、しかも両者が連続して視認される。これにより、表示装置の見映えを斬新なものとすることができる。
本発明の請求項5に記載の表示装置は、第2表示意匠を装飾部材に形成していることを特徴としている。
ここで、第1表示意匠の反射虚像を画像の外周縁の外側で視認させることによって、装飾部材に表示用のスペースが生じるが、上述の構成によれば、この表示用スペースを有効利用して第2表示意匠を形成する。これにより、第1表示意匠の反射虚像と、装飾部材に形成された第2表示意匠の実像との組み合わせにより、表示装置の見映えを斬新なものとすることができる。
本発明の請求項6に記載の表示装置は、表示器は液晶表示器であることを特徴としている。これにより、画像を容易に形成することができる。
以下、本発明による表示装置を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ1に適用した場合を例に、図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
コンビネーションメータ1は、自動車車室内運転席前方のインストルメントパネル内に配置され、自動車の運転に必要な情報や自動車各部の作動状態に関する情報を液晶パネル2の画面21上に画像として形成して、運転者に向けて表示している。本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、画像として、当該自動車の走行速度を指示するスピードメータSが、図1に示すように形成されている。さらに、図示されていないが他の計器等も形成されている。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、表示器として液晶表示器である液晶パネル2が用いられている。液晶パネル2としては、TFT(Thin Film Transistor)型のドットマトリクスタイプが用いられている。液晶パネル2は、図2に示すように、その背後(図2の右側)に配置されたバックライト(図示せず)により透過照明されて発光表示される。液晶パネル2においては、その画面21上に、上述したスピードメータSが画像として形成されている。
はじめに、スピードメータSの構成について説明する。
画像であるスピードメータSは指針計器として形成されている。すなわち、スピードメータSに関連した第1表示意匠である、数字22、目盛23、文字24および指針25が、図1に示すように、画面21上に画像として形成されている。指針25は、自動車の走行速度に対応して画面21上において仮想中心Cの回りに回転して表示される。指示図形としての指針25が数字22および目盛23を指示することにより、走行速度が表示される。ここで、数字22および目盛23は、図1に示すように、仮想中心Cを中心とした同一円弧上に沿い且つ放射状に配列されている。
液晶パネル2の前面側(図2において左側)には、装飾部材である透明リング3が液晶パネル2に重ねて配置されている。透明リング3は、透光性材質、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂から形成されている。透明リング3は、スピードメータSの形状に関連した形状、すなわち、図1に示すように、一部が切れた円環状に、つまり、目盛23の配列に沿った円弧状で形成され、液晶パネル2上に指針25の回転中心である仮想中心Cと同軸上に配置されている。
透明リング3は、スピードメータSに関連した第1表示意匠である目盛23からの表示光を液晶パネル2の画面21に沿う方向(図2中において上方)に反射する第1反射面としての反射面31を備えている。反射面31は、図2に示すように、透明リング3の内周側の端部が液晶パネル2に接し、且つ透明リング3の外周側に向かうに連れて液晶パネル2の画面21から離れるような斜面として形成されている。反射面31における透明リング3の内周側の端部は、図2に示すように、液晶パネル2の画面21上の目盛23の端部、詳しくは仮想中心C側端部に接して配置されている。反射面31には、ビームスプリッタ層であるハーフミラー層32が形成されている。ハーフミラー層32は、たとえば、誘電体多層膜をコーティングにより反射面31に形成する、あるいは誘電体多層膜をコーティングした薄いシートを反射面31に貼着する等して形成される。ハーフミラー層32は、入射した光を反射光と透過光とに分割するとともに、反射光と透過光の強さをほぼ1:1としている。目盛23から発せられた光がハーフミラー層32に入射すると、反射光Rと透過光Tとに分割され、図2に示すように、反射光Rは、図2に示すように、液晶パネル2の画面21に沿う方向に進行し、後述する反射部材であるミラーリング4に入射する。一方、透過光Tはハーフミラー層32および透明リング3を透過して、視認者方向へ進行し視認される。
透明リング3は、液晶パネル2との密着面が、図1および図2に示すように、数字22を覆い、且つ反射面31が、視認方向において、目盛23の一部を覆うように配置されている。これにより、液晶パネル2上の数字22は、透明リング3を透過して視認される。液晶パネル2上の目盛23は、その内周側部分がハーフミラー層32および透明リング3を透過して視認され、外周側部分が直接視認される。すなわち、図1に示すように、目盛23は、ハーフミラー層32および透明リング3を透過した透過視認部23aと直接視認される直接視認部23bとから構成されている。
液晶パネル2の前面側(図2において左側)には、透明リング3の外周側に反射部材であるミラーリング4が、図2に示すように、液晶パネル2に重ねて配置されている。ミラーリング4は、透明リング3の反射面31からの反射光R、すなわちハーフミラー層32からの反射光Rを視認者側(図2において左側)に向けて反射する第2反射面である反射面41を備えている。ミラーリング4は、たとえばABS樹脂から形成されるとともに、少なくとも反射面41および運転者から見える部分にクロムめっき層42が施されている。これにより、反射面41に高い光反射率を備えさせることができる。
ミラーリング4は、反射面41のミラーリング4の内周側端部が、画像であるスピードメータSの外周縁、すなわち、図2に示すように、液晶パネル2の画面21上の目盛23の端部、詳しくは仮想中心Cと反対側端部に接して配置されている。図2において、目盛23は、液晶パネル2における画像形成範囲の最外端部に形成されている。
透明リング3の反射面31からの反射光Rは、図2に示すように、ミラーリング4の反射面41で再度反射して視認者側に向かって進行する。これにより、視認者は、図2に示すように、反射面31からの反射光Rを反射面41が反射したことによって、反射虚像K、すなわち目盛23の透過視認部23bの反射虚像Kを、反射面41上に視認する。ここで、上述したように、反射面41のミラーリング4の内周側端部が画像であるスピードメータSの外周縁、つまり目盛23の端部に接しているので、目盛23、詳しくは直接視認部23aと反射虚像Kとは繋がって視認される。すなわち、実像としての目盛23と反射虚像Kとは繋がって一体的に、図1に示すように、一本の線として視認される。
液晶パネル2の裏側には、図2に示すように、プリント基板5が配置されている。プリント基板5は、たとえばガラスエポキシ基板等からなりからなりコンビネーションメータ1の電気回路を形成している。プリント基板5には、上述した液晶パネル2が電気的に接続されている。液晶パネル2とプリント基板5との接続には、たとえば図示しないFPC(Flexible Printed Circuit)が用いられている。プリント基板5には、液晶パネル2の表示作動を制御するコントローラ10が実装されている。コントローラ10は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成されており、外部からの電気信号、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、車速センサ13からの検出信号に基づいて自動車の走行速度を算出しそれを表示させるべく液晶パネル2を駆動している。
液晶パネル2の前面側には見返し板7が装着されている。見返し板7は、たとえば樹脂材料等から略枠状に形成されて、液晶パネル2の外周部に密着して配置されている。見返し板7の視認者側(図2の左側)端部には透明カバー8が取り付けられている。透明カバー8は、透光性材料、たとえばアクリル樹脂またはポリカーボネート樹脂等の薄板から形成され、コンビネーションメータ1内への異物(塵埃、水滴等)の侵入を防ぎ液晶パネル2表面を清浄に維持している。
見返し板7の背後(図2の右側)には、ケーシング6が配置されている。ケーシング6は、たとえば樹脂材料等から形成され、上述した液晶パネル2、プリント基板5等を収容固定している。
ケーシング6の背後(図2の右側)には、ロアカバー9が配置されている。ロアカバー9は、ケーシング6の後端側開口を覆ってケーシング6内部への埃、水分等の侵入を防止している。
次に、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図5に基づき説明する。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1において、図5に示すように、
コントローラ10には、バッテリ12から電力が常時供給されている。また、コントローラ10には、イグニッションスイッチ11が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。コントローラ10には、液晶パネル2が接続されている。コントローラ10には、当該自動車の走行速度を検出する車速センサ13が検出信号を入力可能に接続されている。車速センサ13は、たとえば変速機の出力軸の回転数、たとえばプロペラシャフトの回転数を検出している。
次に、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の作動について説明する。
運転者によりイグニッションスイッチ11がONされると、コントローラ10は、それを検知してコンビネーションメータ1を作動制御を開始し、それにより、液晶パネル2が作動状態となる。液晶パネル2が作動状態になると、その画面21上にスピードメータSを形成する4つの画像、すなわち数字22、目盛23、文字24および指針25が形成され、さらに、指針25は、コントローラ10が車速センサ13からの検出信号に基づいて算出した自動車の走行速度を指示する角度位置へ回動される。
次に、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の特徴である、装飾部材である透明リング3、および反射部材であるミラーリング4を設けたことによる作用効果について説明する。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1において、透明リング3の反射面31により目盛23からの光を液晶パネル2の画面21沿い方向に反射し、この反射光Rをミラーリング4の反射面41により視認者方向に反射させ、それにより運転者に目盛23の反射虚像Kを反射面41上で視認させる構成としている。さらに、反射面41はスピードメータSの外周縁である目盛23の端部に接するように配置されている。したがって、運転者は、目盛23の実像、および目盛23の実像の外周側の反射虚像Kの両方を視認する。このとき、目盛23と反射虚像とは連続した一本の線状に視認される。これにより、スピードメータSの視認形状を液晶パネル2の表示範囲よりも拡大したものとして形成することができるので、より表示範囲の大きい液晶パネルを用いることなしに、現状の液晶パネル2を用いてスピードメータSの表示領域を拡大することができる。
ここで、スピードメータSの目盛は、目盛23の実像と反射虚像Kとが繋がって形成され、さらに目盛23の実像は、ハーフミラー層32を透過した透過視認部23aと直接見える直接視認部23bとから構成されている。すなわち、目盛は、仮想中心C側から、透過視認部23a、直接視認部23b、反射虚像Kの3つの部分から構成されている。そして、目盛の明るさは、3つの部分中央である直接視認部23bが最大で、両側の透過視認部23aおよび反射虚像Kは幾分暗くなっている。これにより、一本の目盛の明るさを部分的に変えて、コンビネーションメータ1の見映えを斬新なものとすることができる。
以上により、液晶表示器を大型化することによりコストが増大することを抑制しつつ、斬新な見映えのコンビネーションメータ1を提供することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1について説明する。
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1における透明リング3の反射面31のハーフミラー層32を、遮光性のクロムめっき層に変更したものである。これにより、反射面31に入射した目盛23からの光は反射面31を透過せず、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1における透過視認部23aは見えなくなり、スピードメータSの目盛は、図4に示すように、直接視認部23bと反射虚像Kとにより形成される。また、反射面31は、透明リング3を透過してクロムめっき層の色、つまり金属調の鏡面として視認される。
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1においても、目盛23の外周側に目盛23の反射虚像Kが繋がって形成され、液晶表示器を大型化することによりコストが増大することを抑制しつつ、斬新な見映えのコンビネーションメータ1を提供することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1について説明する。
本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1は、上述の実施形態によるコンビネーションメータ1における透明リング3を、図5に示すように、第2表示意匠である目盛144が形成された装飾部材である目盛リング14に変更したものである。また、液晶パネル2において、目盛23は、指針25の回動角度位置の近傍から反時計回りの領域で表示されるように制御される。
したがって、指針25の回動と連動する目盛23は、図5において、反射面41の反射によって、指針25の回動と連動する反射虚像K1として、反射面41上に視認される。即ち、指針25が時計回りに回動すると、これと連動して、反射虚像K1も時計回りに視認される領域を広げ、指針25が反時計回りに回動すると、これと連動して、反射虚像K1も反時計回りに視認される領域を狭くさせる。
図7,8において、目盛リング14は、目盛144の形状の凹部が裏面に形成された透光性のリング母材140と、目盛144を覆うようにリング母材140に接合された薄板143と、薄板143の裏面に形成された遮光性のクロムめっき層142とを備える。クロムめっき層142の上面が、第1反射面である反射面141である。
図5において、点燈した発光ダイオード15の光りは、目盛リング14の円弧に沿って目盛リング14中を進み、図8に示すように目盛144で反射し、図6−8に示すように、この反射光が目盛リング14を透過する。目盛リング14を透過した透過光T1が、視認者方向へ進行し目盛144の実像として視認される。
一方、図7において、指針25の回動と連動する目盛23の表示光が反射面141で反射することによって、反射面141を対称面とする目盛23と面対称の位置に、反射虚像K2が生じる。反射面141からの反射光が反射面41で反射することによって、反射面41を対称面とする反射虚像K2と面対称の位置に、反射虚像K1が生じる。
これにより、指針25の回動と連動する目盛23は、図5において、反射面41の反射によって、指針25の回動と連動する反射虚像K1として、反射面41上に視認される。このため、指針25の回動を、回動する指針25と、指針25の回動と連動する反射虚像K1との両方によって認識できる。したがって、指針25の回動が認識し易くなるため、コンビネーションメータ1の視認性を向上できる。
ここで、目盛23の反射虚像K1を画像の外周縁の外側で視認させることによって、目盛リング14に表示用のスペースが生じるが、この表示用スペースを有効利用して目盛144を形成する。これにより、指針25の回動と連動する反射虚像K1と、目盛リング14に形成された目盛144の実像との組み合わせにより、コンビネーションメータ1の見映えを斬新なものにできる。
また、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1においても、目盛23の外周側に目盛23の反射虚像K1が形成され、液晶表示器2を大型化することによりコストが増大することを抑制しつつ、斬新な見映えのコンビネーションメータ1を提供することができる。
なお、凹部の代わりに微細な凹凸のシボ面によって目盛144を形成する場合、薄板143を省略することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態によるコンビネーションメータ1について説明する。
本発明の第4実施形態によるコンビネーションメータ1は、図9に示すように、上述の実施形態によるコンビネーションメータ1における透明リング3(目盛リング14)やミラーリング4を、それぞれ、装飾部材である装飾バー16と反射部材であるミラーバー17に変更したものである。
透明リング3(目盛リング14)が、スピードメータSの形状に関連した形状、すなわち、目盛23に沿った円弧状で形成されているのに対して、装飾バー16は、スピードメータSの形状に関連しない形状、すなわち、直線のバー状に形成されている。また、ミラーリング4が、目盛23の配列に沿った円弧状で形成されているのに対して、ミラーバー17も、直線のバー状に形成されている。
装飾バー16には、第2表示意匠であるロゴマーク162が形成されている。ロゴマーク162は、例えば、コンビネーションメータ1が搭載される自動車の車種名などを表すものである。ミラーバー17は、第2反射面である反射面171を備えている。
液晶パネル2において、第1意匠であるインジケータ/ウォーニングマーク26が表示され、インジケータ/ウォーニングマーク26は、反射面171の反射によって、反射虚像K3として、反射面171上に視認される。インジケータ/ウォーニングマーク26は、当該自動車に備わる機器の作動状態を報知するインジケータや当該自動車の異常を警告するウォーニングを表すマークである。インジケータ/ウォーニングマーク26を表示することによって、それが表すインジケータやウォーニングの情報を知らせることができる。
このように、第1意匠であるインジケータ/ウォーニングマーク26は、スピードメータSに関連しない表示意匠であり、液晶パネル2の画面21上に画像の一部を構成する。なお、図9は、全インジケータ/ウォーニングマーク26が表示されて、反射虚像K3として、反射面171上に視認されている状態を示す。
図9において、点燈した発光ダイオード15の光りは、装飾バー16中を進み、図10において、ロゴマーク162で反射し、この反射光が装飾バー16を透過する。装飾バー16を透過した透過光T2が、視認者方向へ進行しロゴマーク162の実像として視認される。
一方、図10において、インジケータ/ウォーニングマーク26の表示光が反射面161で反射することによって、反射面161を対称面とするインジケータ/ウォーニングマーク26と面対称の位置に、反射虚像K4が生じる。反射面161からの反射光が反射面171で反射することによって、反射面171を対称面とする反射虚像K4と面対称の位置に、反射虚像K3が生じる。
これにより、インジケータ/ウォーニングマーク26は、図9において、反射面171の反射によって、反射虚像K3として、反射面171上に視認される。
ここで、インジケータ/ウォーニングマーク26の反射虚像K3を画像の外周縁の外側で視認させることによって、装飾バー16に表示用のスペースが生じるが、この表示用スペースを有効利用してロゴマーク162を形成する。これにより、インジケータ/ウォーニングマーク26の反射虚像K3と、装飾バー16に形成されたロゴマーク162の実像との組み合わせにより、コンビネーションメータ1の見映えを斬新なものにできる。
また、本発明の第4実施形態によるコンビネーションメータ1においても、インジケータ/ウォーニングマーク26の外周側にインジケータ/ウォーニングマーク26の反射虚像K3が形成され、液晶表示器2を大型化することによりコストが増大することを抑制しつつ、斬新な見映えのコンビネーションメータ1を提供することができる。
なお、装飾バー16を光透過性材質から形成しないで、光不透過性材質から形成することも可能である。この場合、ロゴマーク162を、装飾バー16の上面に形成する。これによっても、上述と同様の効果を得ることができる。
なお、以上説明した本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、反射面31にハーフミラー層32を形成しているが、ハーフミラー層32に替えて他の仕様のビームスプリッタ層、つまり反射光Rと透過光Tの強度が1:1ではない層を形成してもよい。
また、以上説明した本発明の上述の実施形態によるコンビネーションメータ1においては、ミラーリング4やミラーバー17をABS樹脂から形成するとともにクロムめっき層42を施しているが、このような組み合わせに限る必要はない。クロムめっき層42を設ける代わりに、鏡面を備えたシート部材、たとえばアルミ蒸着した樹脂シートあるいは鏡面仕上げされた金属薄板等を貼着してもよい。さらには、ABS樹脂に替えて金属材料、たとえばアルミニウム、ステンレス鋼等から形成し、反射面41に鏡面仕上げを施してもよい。
また、以上説明した本発明の上述の実施形態によるコンビネーションメータ1においては、ミラーリング4の反射面41やミラーバーの反射面171が反射して反射虚像K、K1,K3として視認させる第1表示意匠を目盛23やインジケータ/ウォーニングマーク26としているが、これに限る必要はなく他の表示意匠、たとえば指針等としてもよい。
また、以上説明した本発明の上述の実施形態によるコンビネーションメータ1においては、液晶パネル2の画面上に形成される画像を、スピードメータSとしているが、これに限る必要はなく、他の種類の表示画像、たとえば、当該自動車のエンジン回転速度を指示するタコメータ、燃料タンク内の残存燃料量を指示する燃料計等に置き換えてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態ないし第3実施形態によるコンビネーションメータ1では、スピードメータSの形状を円形とし、それに対応して透明リング3や目盛リング14およびミラーリング14の平面形状をそれぞれ円形(円弧状)としているが、円形に限定する必要はなく、他の形状としてもよい。たとえば、両者を楕円形としてもよい。
また、以上説明した本発明の上述の実施形態においては、表示装置を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ1に適用した場合を例に説明したが、車両用の表示装置に限定する必要はなく、他の民生用機器等に組み込まれている表示装置に本発明を適用してもよい。
本発明の第1実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の部分正面図である。 図1中のII−II線断面図である。 本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。 本発明の第2実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の部分正面図である。 本発明の第3実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の部分正面図である。 図5中のVI−VI線断面図である。 図6中のVII部の拡大断面図である。 図5中のVIII−VIII線断面図である。 本発明の第4実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の部分正面図である。 図9中のX−X線断面図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(表示装置)
2 液晶パネル(表示器、液晶表示器)
21 画面
22 数字(第1表示意匠)
23 目盛(第1表示意匠)
23a 透過視認部
23b 直接視認部
24 文字(第1表示意匠)
25 指針(第1表示意匠)
26 インジケータ/ウォーニングマーク(第1表示意匠)
3 透明リング(装飾部材)
31 反射面(第1反射面)
32 ハーフミラー層(ビームスプリッタ層)
4 ミラーリング(反射部材)
41 反射面(第2反射面)
42 クロムめっき層
5 プリント基板
6 ケーシング
7 見返し板
8 透明カバー
9 ロアカバー
10 コントローラ
11 イグニッションスイッチ
12 バッテリ
13 車速センサ
14 目盛リング(装飾部材)
140 リング母材
141 反射面(第1反射面)
142 クロムめっき層
143 薄板
144 目盛(第2表示意匠)
15 発光ダイオード
16 装飾バー(装飾部材)
161 反射面(第1反射面)
162 ロゴマーク(第2表示意匠)
17 ミラーバー(反射部材)
171 反射面(第2反射面)
C 中心
K、K1−K4 反射虚像
R、R1、R2 反射光
S 速度計(画像)
T、T1、T2 透過光

Claims (6)

  1. 画面上に各種情報を画像として形成し発光表示する表示器と、
    前記表示器の前面側に前記表示器に重ねて配置された装飾部材と、
    前記装飾部材に設けられて前記画像の少なくとも一部の第1表示意匠からの表示光を、前記画面に沿う方向に反射する第1反射面と、
    前記第1反射面からの反射光を視認者側に反射する第2反射面を備えた反射部材とを備え、
    前記反射部材は前記第2反射面が前記画像の外周縁に接するようにして配置され、
    前記画像の前記第1表示意匠は、前記反射光を前記第2反射面が反射したことによって前記第2反射面上に反射虚像として視認されることを特徴とする表示装置。
  2. 前記装飾部材は、前記画像の形状と関連した形状に形成され、
    前記表示器の前記画像は指針の回動角度位置により物理量を指示する指針計器であり、
    前記第1表示意匠は前記指針計器の目盛であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記目盛は、前記指針の前記回動角度位置の近傍から反時計回りの領域で表示されることを特徴とする請求項2に記載の指針計器。
  4. 前記装飾部材は、透光性材質から形成され、
    前記第1反射面には入射光を透過光と反射光に分割するビームスプリッタ層が形成され、
    前記画像の前記第1表示意匠は、前記装飾部材および前記第1反射面を透過した前記透過光による実像、および前記反射光を前記第2反射面が反射したことによる反射虚像の両方として視認されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 第2表示意匠を前記装飾部材に形成していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記表示器は液晶表示器であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の表示装置。
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