JP2008111818A - タイマー - Google Patents

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Abstract

【課題】試験時間中盤の段階では大まかな進捗状況を直感的に把握しながら答案を作成でき、試験時間後半の段階では答案の見直しや修正を秒単位の残時間に気を配りながら行うこともできる受験用タイマー等を提供する。
【解決手段】開始時刻からの経過時間を指針によってアナログ表示するアナログ表示部31と、終了時刻までの残時間を数字によってデジタル表示するデジタル表示部41とを備えてなるタイマー11とした。このとき、アナログ表示部31とデジタル表示部41が時間表示部として共用され、時間表示部にアナログ表示とデジタル表示を切換表示自在であり、開始時刻から、予め設定された切換時間までの間は、開始時刻からの経過時間が前記時間表示部にアナログ表示され、予め設定された切換時間になると、アナログ表示から切り替えて、終了時刻までの残時間がデジタル表示されるように構成することが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイマー関する。特に、大学入学試験や国家資格試験等の考査試験を受験する際に用いる、受験用タイマーに関する。
タイマーは日常生活や産業活動になくてはならないものである。例えば、調理の際に用いる調理用タイマーや、自動制御等に用いるタイムスイッチ等がある。
一方、ゆとり教育というスローガンのもと、偏差値重視の教育が悪であるとされて久しい。しかし、これを尻目に、高偏差値の大学等に入学するための受験戦争は熾烈の一途を辿っている。また、日本の社会を支えてきた終身雇用制度が崩壊し、生き残りをかけて各種資格試験を受験するサラリーマンも激増している。
これらの考査試験では、一定時間内に、所定の設問に対して的確に回答する能力が問われる。考査試験に合格するには、正確な知識を身につけることが最も重要である。しかし、長期間の受験勉強にも関わらず、合格の栄冠を勝ち取れない、俗に言う「実力者」が非常に多い。これは、知識があっても、限られた時間内に十分な回答を作成することができないためであると思われ、一定レベルの知識を前提にすると、アウトプットの訓練がより重要であることを物語っている。実際、考査試験で時間配分に失敗したと嘆く受験生が多い。すなわち、アウトプットとして表現等する能力を磨くとともに、考査試験本番において、設問に対する時間配分を的確に行い、万遍なく設問に回答できるようにすることが合格への近道であると思われる。一方、このような考査試験に用いる受験用のタイマーは、例えば、下記特許文献1に記載されている。
特許文献1には、「強誘電性高分子からなる圧電膜の両面に電極層を設けてなる圧電振動子を備え、該圧電振動子が可聴領域以外の周波数で振動することにより、予め設定された時刻を報知するようにしたことを特徴とする報知機能付腕時計」が開示されている。そして、これによって「試験場の中のように周囲が静寂である場合には、圧電振動子が可聴領域以外の周波数で振動するので、振動音が腕時計着用者はもちろんのこと周囲の人にも聞こえることがなく、したがってこの場合も腕時計着用者のみに確実に報知することができる。」と記載されている。このような報知機能付腕時計を受験に使用すれば、例えば、試験終了前の所定時間であることを腕時計着用者のみに確実に報知することができ、それ以降は答案の最終チェック等を行うことができる。
実開平06−087896号公報(実用新案登録請求の範囲、段落0009)
しかし、考査試験は種々の問題が数多く出題されるため、所定時間であることを報知するだけでは不十分であった。すなわち、答案の完成度をあげるためには、試験時間前半の段階では各問題に対する時間配分を所定の時間で行い、試験時間中盤迄の段階では大まかな進捗状況を確認しながら答案を作成し、試験時間後半の段階では答案の見直しや修正を正確な残時間に気を配りながら確実に行うことが必要であるが、特許文献1等に記載されたような従来の時計やタイマーはこれらをサポートするものではなかった。
また、受験用タイマーに限らず、開始時刻から終了時刻までの間、その前半から中盤の段階では大まかな進捗状況が直感的に把握でき、且つ終了時間に近い後半の段階では正確な残時間に気を配ることができるようなタイマーが望まれていた。
本発明は、上記課題を解決するものであり、開始時刻から終了時刻までの間、その前半から中盤の段階では大まかな進捗状況を直感的に把握でき、終了時間に近い後半の段階では正確な残時間に気を配ることができるタイマーを提供するものである。特に、考査試験を受験する際においては、試験時間中盤迄の段階では大まかな進捗状況を直感的に確認しながら答案を作成等でき、試験時間後半の段階では答案の見直しや修正を正確な残時間に気を配りながら確実に行うことができる受験用タイマーを提供するものである。
上記課題を解決するために、開始時刻に対する終了時刻を報知するためのタイマーであって、開始時刻からの経過時間を指針によってアナログ表示するアナログ表示部と、終了時刻までの残時間を数字によってデジタル表示するデジタル表示部と、を備えてなるタイマーとした。
開始時刻からの経過時間を針によってアナログ表示するアナログ表示機能により、大まかな進捗状況を直感的に把握できる。また、終了時刻までの残時間を数字によってデジタル表示するデジタル表示機能により、正確な残時間を把握できる。
アナログ表示部とデジタル表示部が時間表示部として共用され、時間表示部にアナログ表示とデジタル表示を切換表示自在であり、開始時刻から、予め設定された切換時間になるまでの間は、開始時刻からの経過時間が時間表示部にアナログ表示され、予め設定された切換時間になると、アナログ表示から切り替えて、終了時刻までの残時間がデジタル表示されるように構成した、タイマーとすることができる。
予め設定された切換時間になると、アナログ表示に替えて、終了時刻までの残時間がデジタル表示されるため、切換時間を経過したことが一目瞭然となる。また、アナログ表示と、デジタル表示を共通の表示部に表示でき、相対的に表示部を大きく構成することができる。予め設定された切換時間になった瞬間にデジタル表示されるように構成してもよいし、予め設定された切換時間になった瞬間はアナログ表示であるが、次の瞬間にデジタル表示されるように構成してもよい。上記両場合とも、本発明の技術的範囲に属する。
このとき、アナログ表示部又は時間表示部はフラットディスプレイ装置によって構成され、フラットディスプレイ装置に表示されるアナログ表示は、少なくとも、回転表示される指針によって構成され、回転表示される指針の一回転が開始時刻と終了時刻の間の時間に相当するように、単位時間あたりの指針の回転角度を演算する指針角度演算手段を備え、指針角度演算手段による演算結果をもとに、開始時刻からの経過時間に応じて指針を回転表示させるように構成したタイマーとすることが好ましい。
これにより、開始時刻と終了時刻の間の時間を、指針の一回転に対応させることができ、大まかな進捗状況を、より一層直感的に把握できるようになる。フラットディスプレイ装置を使用すると、開始時刻と終了時刻の間の時間に応じて、指針角度演算手段による演算結果をもとに、指針を回転表示させやすい。
タイマーが大学入学試験や国家資格試験等の考査試験において受験生が用いるための受験用タイマーとすることもできる。この受験用タイマーを試験に使用すると、試験時間中盤迄の段階では大まかな進捗状況を直感的にチェックしながら答案を作成でき、試験時間後半の段階では答案の見直しや修正を正確な残時間に気を配りながら確実に行うこともできるため、計画的に答案を作成でき、その結果、万遍なく設問に回答できるようになる。
扁平形状をなし、その上面部にアナログ表示部及びデジタル表示部、又は時間表示部を設けた、タイマーとすることも好ましい。例えば、考査試験においては、経過時間や残時間を常に把握しておくことが重要である。そのためには、答案作成時にアナログ表示部等が視界中に常に入っていることが望まれる。上記構成のタイマーとすると、問題用紙や解答用紙の上に試験用タイマーを載置し、この状態で、タイマー上面に設けたデジタル表示部等が視界に入るようになる。これによって、経過時間や残時間を常に把握しておくことが可能となるため、より計画的に答案を作成できるようになる。
このとき、下面に滑り止めを設けた、タイマーとすることが好ましい。例えば、試験時間の残時間が少なくなると精神的に焦ってしまい、試験用タイマーを、答案用紙の上等の載置面から滑らせて床面に落としてしまうこともありうる。上記構成とすることで、試験用タイマーが載置面を滑りにくくなり、このような不測の事態がある程度防止できる。扁平形状のタイマーは、載置面との接触面積が大きいため、これに滑り止めを設けると、より滑りにくくなる。
予め設定された切換時間になると、その旨を振動によって報知する振動報知手段を備えてなるタイマーであって、振動報知手段が、タイマー本体に設けられて切換時間になると無線信号を発信する無線信号発信部と、無線信号発信部から発信された無線信号を受信する無線信号受信部を有する携帯報知端末と、を備え、携帯報知端末は、振動するためのバイブレーション手段を備え、携帯報知端末が、無線信号受信部によって無線信号を受信するとバイブレーション手段が作動し、自ら振動することで予め設定された切換時間になった旨を報知する、タイマーとすることも好ましい。
例えば、携帯報知端末を受験生のポケット等にしまっておくことによって、予め設定された切換時間になったことを確実に、且つ他の受験生に迷惑をかけることなく知ることができる。
このとき、携帯報知端末が、バイブレーション手段を備えた携帯電話であり、無線信号発信部が、予め設定された切換時間になると、携帯電話の通話番号にダイヤル発信するように構成されてなる、タイマーとすることが好ましい。これにより、広く普及している、バイブレーション手段を備えた携帯電話を、携帯報知端末として用いることができる。
また、予め設定された切換時間になると、バイブレーション機能を備えた所定の携帯電話の通話番号にダイヤル発信するダイヤル発信手段を備えてなる、タイマーとすることも好ましい。
本発明により、開始時刻から終了時刻までの間、その前半から中盤の段階では大まかな進捗状況を直感的に把握でき、終了時間に近い後半の段階では正確な残時間に気を配ることができるタイマーを提供するものである。特に、考査試験を受験する際においては、試験時間中盤迄の段階では大まかな進捗状況を直感的に確認しながら答案を作成等でき、試験時間後半の段階では答案の見直しや修正を正確な残時間に気を配りながら確実に行うこともできる受験用タイマーを提供することができる。
以下、図を用いて、本発明の実施形態を例示説明する。図1及び図2は第一実施形態のタイマーを説明するための図であり、図3〜図6は第二実施形態のタイマーを説明するための図である。また、図7及び図8は第三実施形態のタイマーを説明するための図であり、図9は第四実施形態のタイマーにおいて携帯電話を振動させる様子を説明するための模式図である。まず、図1及び図2を用いて、第一実施形態のタイマーについて例示説明する。
[第一実施形態]
図1は第一実施形態のタイマーを示す斜視図であり、図2は同タイマーのブロック図である。本第一実施形態のタイマー11は、図1に示すように、アナログ表示部31とデジタル表示部41を備える構成であり、詳細には、ゴムシート211を備えた筐体21、アナログ表示部31、デジタル表示部41、計測時間設定ツマミ6、及び動作スイッチ7を備えるものである。なお、これら各要素の具体的な構成等は以下の説明によって限定されるものではない。
筐体21は、平面視が横長長方形の扁平な箱形形状であり、その下面には滑り止めとしてのゴムシート211が貼付されている。滑り止めは、ゴムシート211を貼付したものに限定されない。筐体21の下面にゴム皮膜が形成されていればよく、例えば、ゴム皮膜を印刷形成する等してもよい。滑り止め効果を考慮すると、ゴムシート211の下面のほぼ全面に亘って突起部を設けることが好ましい。
この筐体21の上面左側にはアナログ表示部31が設けられている。アナログ表示部31は、開始時刻からの経過時間を指針によってアナログ表示するためのものである。本実施形態では、回転する指針310によって経過時間を表示する構成としたが、これに限定されない。例えば、左右方向にスライドする指針によって経過時間を表示する構成としてもよい。
開始時刻からの経過時間は、図2に示すように、経過時間カウント手段32によって随時カウント又は測定され、このカウントデータ等を受けたアナログ表示駆動手段33によってアナログ表示部31に表示される。アナログ表示部31には、例えば、文字盤上に指針310を機構的に回転させたり、液晶表示装置等のフラットディスプレイ装置を用いて目盛りや指針310を表示させたりすればよい。フラットディスプレイ装置としては、液晶表示装置の他、プラズマディスプレイ表示装置や、エレクトロルミネッサンス表示装置、SED(表面伝導型電子放出素子)表示装置等が使用できる。本実施形態では、アナログ表示部31に指針310を機構的に回転表示させる構成とし、指針310の一回転が60分に相当するようにした。
また、図1に示すように、筐体21の上面右側にはデジタル表示部41が設けられている。デジタル表示部41は、終了時刻までの残時間を数字によって秒単位までデジタル表示するためのものである。終了時刻までの残時間は、図2に示すように、残時間カウント手段42によって随時カウント又は測定され、このカウントデータ等を受けたデジタル表示駆動手段43によってデジタル表示部41に表示される。デジタル表示部41は、例えば、液晶表示装置等のフラットディスプレイ装置が使用できる。
一方、図1に示すように、筐体21の右側面には、計測時間設定ツマミ6と動作スイッチ7が設けられている。計測時間設定ツマミ6は、開始時刻から終了時刻までの時間、すなわち計測時間を設定するためのものである。例えば、受験においては、答案作成時間(試験時間)が60分であればこの時間を入力する。計測時間を設定する際には、計測時間設定ツマミ6の回転に応じた計測時間が、例えば、デジタル表示部41に表示される(図示せず)。計測時間設定ツマミ6によって設定された計測時間は、図2に示すように、経過時間カウント手段32と残時間カウント手段42に出力される。
また、動作スイッチ7は、スイッチを入れることで動作信号を経過時間カウント手段32と残時間カウント手段42に出力するものである。動作信号を受けた経過時間カウント手段32と残時間カウント手段42は同時に動作を開始する。例えば、受験においては、試験開始のチャイムと同時に動作スイッチ7を押すことになる。実際は、試験開始のチャイムと同時に動作スイッチ7を押すことは困難である。そこで、動作スイッチ7が押されて動作信号を受信すると、ゼロからではなく一定時間経過(例えば1秒程度)した状態から、経過時間カウント手段32と残時間カウント手段42の動作を開始させるような、タイムラグ調節手段(図示せず)を設けてもよい。また、本実施の形態では、動作スイッチ7を押すことで、アナログ表示部31とデジタル表示部41に経過時間と残時間が同時に表示開始されるように構成した。
上記タイマー11の表示動作例を説明する。まず、予め、計測時間設定ツマミ6を所定方向に回転させ、計測時間を、例えば試験時間である60分に設定しておく。試験等の開始時刻になったら動作スイッチ7を押す。すると、試験の進行に伴って、アナログ表示部31には開始時間からの経過時間が指針310によって随時アナログ表示され、デジタル表示部41には終了時刻までの残時間が数字410によって秒単位まで随時デジタル表示される。
開始時刻からの経過時間が指針310によってアナログ表示されるため、計測時間に占める経過時間の割合が直感的に把握できる。また、終了時刻までの残時間が数字410によって秒単位までデジタル表示されるため、終了時刻までの残り時間を有効に活用することもできるのである。
[第二実施形態]
以下、図3〜図6を用いて、第二実施形態のタイマーを説明する。図3は第二実施形態のタイマーを示す斜視図であり、図4は同タイマーのブロック図である。また、図5は同タイマーの表示動作例を説明するための模式図であり、図6は同タイマーの他の表示動作例を説明するための模式図である。
本第二実施形態のタイマー12は、小さな筐体22を用いて、時間表示部51でアナログ表示部とデジタル表示部を共用して両者を切換表示自在とし、また、切換時間設定ツマミ8を備える点で前記第一実施形態のタイマーと異なる。また、指針角度演算手段55を備えている点でも前記第一実施形態のタイマーと異なる。なお、図3以降の図において、前述した第一実施形態と同様の構成要素については同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
筐体22は、図3に示すように、平面視が正方形に近い長方形の扁平な箱形形状であり、下面に滑り止めとしてのゴムシート221が貼付されている。この筐体22の上面には、時間表示部51が一カ所設けられている。この時間表示部51には、開始時刻からの経過時間を指針によって表示するアナログ表示と、終了時刻までの残時間を数字によって秒単位まで表示するデジタル表示が切換表示される。開始時刻からの経過時間は、図4に示すように、経過時間カウント手段32によって随時カウント又は測定され、このカウントデータ等を受けた表示駆動手段53によって時間表示部51にアナログ表示される。また、終了時刻までの残時間は、残時間カウント手段42によって随時カウント又は測定され、切換手段56の作動後は、このカウントデータ等を受けた表示駆動手段53によって時間表示部51にデジタル表示される。時間表示部51は、液晶表示装置等のフラットディスプレイ装置が使用できる。
一方、筐体22の側面には、図3に示すように、計測時間設定ツマミ6と動作スイッチ7に加えて、切換時間設定ツマミ8が設けられている。切換時間設定ツマミ8は、アナログ表示からデジタル表示に切り替えるための、開始時刻からの切換時間を設定するためのものである。そして、設定された切換時間になると、切換手段56(図4参照)が作動して、時間表示部51における表示がアナログ表示からデジタル表示に切り替わるのである(図4中のaからb)。例えば、受験において、試験時間が60分の場合に試験終了前10分から追い込み作業を行う目的で、アナログ表示からデジタル表示に切り替える場合には、切換時間設定ツマミ8を用いて50分と入力する。
指針角度演算手段55は、回転表示される指針310の一回転が開始時刻と終了時刻の間の時間に相当するように、単位時間あたりの指針310の回転角度を演算するためのものである。例えば、受験において、試験時間が60分の場合には、指針310の一回転である360°が開始時刻と終了時刻の間の時間である60分に相当するように、1分あたり6°指針310を回転させる旨等を演算する。ここで、開始時刻から終了時刻までの時間は、前述したように計測時間設定ツマミ6を所定方向に回転させて入力する。前記演算結果に基づき開始時刻からの経過時間に応じた角度で、指針310が、表示駆動手段53によって時間表示部51に切換時間までアナログ表示される。本実施形態では、指針310が360°回転すると計測時間である60分となるように目盛り位置と時間表示位置も演算し、この演算結果を基に、これらを時間表示部51にアナログ表示している。
図5を用いて、上記タイマー12の表示動作例を説明する。まず、計測時間設定ツマミ6を所定方向に回転させ、計測時間を60分に設定しておく。次に、切換時間設定ツマミ8を動作させ、切換時間を50分に設定しておく。試験等の開始時刻になったら動作スイッチ7を押す。すると、経過時間カウント手段32と残時間カウント手段42が同時に動作を開始する。そして、図5(a)及び図5(b)に示すように、時間表示部51に、まず開始時間からの経過時間が回転する指針310によってアナログ表示される。本実施形態では、液晶表示装置を用いており、指針310のみならず目盛りや経過時間についても表示させている。これらの図に示すように、開始時刻からの経過時間が指針310によってアナログ表示されるため、計測時間に占める経過時間の割合が直感的に把握できるのである。
しばらくして、切換時間である50分になると、切換手段56が作動し、図5(c)に示すように、アナログ表示から数字410によるデジタル表示に切り替わる。これにより、切換時間を経過したことが一目瞭然となる。また、開始時刻からの経過時間を表示したアナログ表示と異なり、終了時刻までの残時間が秒単位でデジタル表示される。これにより、終了時刻までの残り時間を有効に活用することができるのである。
次に、図6を用いて上記タイマー12の他の表示動作例を説明する。本例では、計測時間を120分に設定し、切換時間を100分に設定しておく。このとき、指針角度演算手段55は、図2(a)及び図2(b)に示すように、指針310の一回転である360°が開始時刻と終了時刻の間の時間である120分に相当するように、1分あたり3°指針310を回転させる旨を演算する。この演算結果に基づき開始時刻からの経過時間に応じた角度で、表示駆動手段53によって指針310が時間表示部51にアナログ表示される。本例でも、指針310が一回転すると計測時間となるように目盛り位置と時間表示位置も演算し、この演算結果を基にこれらを時間表示部51にアナログ表示している。そして、切換時間である100分になると、図2(c)に示すように、アナログ表示から数字によるデジタル表示に切り替わる。
上記実施形態のタイマー12は、予め設定された切換時間になると、アナログ表示に替えて、終了時刻までの残時間がデジタル表示されるため、切換時間を経過したことが一目瞭然となる。ここで、切換時間になると、時間表示部51の背景色を変えてもよい。例えば、モノクロ表示の液晶表示装置を使用している場合には、バックライトの発光色を変える等すればよい。また、上記実施形態のタイマー12は、アナログ表示と、デジタル表示を共通の時間表示部51に表示でき、この時間表示部51を大きく構成することができる。切換時間を経過したことを、より確実に知らしめるためには、下記第三実施形態や下記第四実施形態のタイマーとすればよい。
[第三実施形態]
以下、図7及び図8を用いて、第三実施形態のタイマーを説明する。図7は第三実施形態のタイマーを示す斜視図であり、図8は同タイマーにおいて携帯報知端末を振動させる様子を説明するための模式図である。本実施形態のタイマーは、予め設定された切換時間になると、その旨を振動によって報知する振動報知手段を備えている点で前述した実施形態とは異なる。ここで、振動報知手段は、無線信号発信部91と、無線信号受信部92及びバイブレーション手段94を備えた携帯報知端末93とで構成されている。
無線信号発信部91は、タイマー13本体に設けられている。そして、予め設定された切換時間になると無線信号を発信するように構成されている。この無線信号は携帯報知端末93に設けた無線信号受信部92によって受信される。無線信号が受信されると、携帯報知端末93に設けたバイブレーション手段94に動作信号が出力され、この動作信号を受けてバイブレーション手段94が作動する。バイブレーション手段94としては、例えば、携帯報知端末93の内部に固着した小型モーターの回転軸に、偏芯状態で錘を固着し、この状態で回転軸を回転させる手法を用いることができる。
携帯報知端末93を、例えば、ポケットに仕舞っておけば、予め設定された切換時間になると振動し、切換時間になったことを確実に知らしめることができるのである。また、例えば、試験において、呼び出し音等によって第三者に迷惑をかけることもない。
[第四実施形態]
最後に、図9を用いて、第四実施形態のタイマー14を説明する。本実施形態のタイマー14は、携帯報知端末が携帯電話95である点で、前記第三実施形態のタイマーとは異なる。
携帯電話95は、バイブレーション手段94を備えている。そして、切換時間になると、ダイヤル発信手段96によって、携帯電話95の通話番号にダイヤル発信するように構成されている。携帯電話95は、報知を受ける人間、例えば受験生が所持しておく。これにより、携帯電話95の振動によって切換時間である旨が報知されるのである。
広く普及している、バイブレーション手段を備えた携帯電話95を携帯報知端末として用いることができ、携帯報知端末を別途用意する必要がない。携帯電話95はいわゆるマナーモードで使用すると、例えば試験において、呼び出し音等によって第三者に迷惑をかけにくい。
以上、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、当該技術分野における熟練者等により、本出願の願書に添付された特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正が可能である。
第一実施形態のタイマーを示す斜視図である。 第一実施形態のタイマーのブロック図である。 第二実施形態のタイマーを示す斜視図である。 第二実施形態のタイマーのブロック図である。 第二実施形態のタイマーの表示動作例を説明するための模式図である。 第二実施形態のタイマーの他の表示動作例を説明するための模式図である。 第三実施形態のタイマーを示す斜視図である。 第三実施形態のタイマーにおいて携帯報知端末を振動させる様子を説明するための模式図である。 第四実施形態のタイマーにおいて携帯電話を振動させる様子を説明するための模式図である。
符号の説明
11〜14 タイマー
21,22 筐体
211,221 ゴムシート

31 アナログ表示部
310 指針
32 経過時間カウント手段
33 アナログ表示駆動手段

41 デジタル表示部
410 数字
42 残時間カウント手段
43 デジタル表示駆動手段

51 時間表示部
53 表示駆動手段
55 指針角度演算手段
56 切換手段
6 計測時間設定ツマミ

7 動作スイッチ
8 切換時間設定ツマミ
91 無線信号発信部
92 無線信号受信部
93 携帯報知端末
94 バイブレーション手段
95 携帯電話
96 ダイヤル発信手段

Claims (7)

  1. 開始時刻に対する終了時刻を報知するためのタイマーであって、
    開始時刻からの経過時間を指針によってアナログ表示するアナログ表示部と、
    終了時刻までの残時間を数字によってデジタル表示するデジタル表示部と、
    を備えてなるタイマー。
  2. タイマーが大学入学試験や国家資格試験等の考査試験において受験生が用いるための受験用タイマーである、請求項1記載のタイマー。
  3. 扁平形状をなし、その上面部にアナログ表示部及びデジタル表示部を設けた、請求項1又は請求項2記載のタイマー。
  4. 下面に滑り止めを設けた、請求項3記載のタイマー。
  5. 予め設定された切換時間になると、その旨を振動によって報知する振動報知手段を備えてなるタイマーであって、
    前記振動報知手段が、
    タイマー本体に設けられて切換時間になると無線信号を発信する無線信号発信部と、
    該無線信号発信部から発信された前記無線信号を受信する無線信号受信部を有する携帯報知端末と、を備え、
    前記携帯報知端末は、振動するためのバイブレーション手段を備え、
    前記携帯報知端末が、前記無線信号受信部によって前記無線信号を受信するとバイブレーション手段が作動し、自ら振動することで予め設定された切換時間になった旨を報知する、請求項1〜4のいずれか記載のタイマー。
  6. 携帯報知端末が、バイブレーション手段を備えた携帯電話であり、
    無線信号発信部が、予め設定された切換時間になると、前記携帯電話の通話番号にダイヤル発信するように構成されてなる、請求項5記載のタイマー。
  7. 予め設定された切換時間になると、バイブレーション機能を備えた所定の携帯電話の通話番号にダイヤル発信するダイヤル発信手段を備えてなる、請求項1〜4のいずれか記載のタイマー。
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