JP2008111740A - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部接続端子と検査用端子との間に配置される埃の影響を排除し、高い精度で被検物の電気的特性を検査することのできる検査装置を提供する。
【解決手段】本発明の検査装置は、検査用端子と、前記検査用端子上に設けられた異方性導電フィルム5とを備え、前記異方性導電フィルム5が、絶縁性フィルム17と、前記絶縁性フィルム17を厚み方向に貫通し、前記絶縁性フィルム17の表面から突出する複数の導電部材18とを備え、前記複数の導電部材18の間隔W2及び前記導電部材18の前記絶縁性フィルム17の表面から突出する部分の高さHが、クリーンルームの清浄度の基準となる微粒子の大きさよりも大きいことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、被検物が正常に動作するか否かを検査するための検査装置及び検査方法に関するものである。
液晶装置やEL装置等の電気光学装置の製造工程においては、点灯検査等をはじめとする電気特性の検査が行われている。この検査工程においては、電気光学パネルの外部接続端子にプローブカードのプローブ(針)を接触させ、テスターとの間で信号のやり取りを行っていた。しかしながら、従来のプローブカードは、基板上に多数のプローブを立て、各プローブからケーブルを引き回す構造であったため、電気光学パネルの外部接続端子の増加に伴ってプローブを増やすのにも限界があった。そこで、近年、従来のプローブカードよりも微細な検査用端子を備えた検査用治具を用い、検査用端子と外部接続端子との間に異方性導電ゴムを挟んで両者を導通させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−340963号公報
しかしながら、異方性導電ゴムは傷や埃の影響を受け易く、十分な検査精度が得られないという問題があった。例えば、電気光学パネルの点灯検査を行う場合には、それぞれの画素毎に輝度及び点灯状態(点灯むらや断線の有無等)が検査されるが、外部接続端子と検査用端子との間に埃が配置されると、埃が配置された部分の導通が不十分となり、正しい検査が行えなくなる。また、画素の輝度が不十分であったり、画素が非点灯であった場合には、電気光学パネル全体が不良と判断され、歩留まりを低下させる原因となる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、外部接続端子と検査用端子との間に配置される埃の影響を排除し、高い精度で被検物の電気的特性を検査することのできる検査装置及び検査方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の検査装置は、被検物の電気的特性をクリーンルーム内で検査する際に用いる検査装置であって、検査用端子と、前記検査用端子上に設けられた異方性導電フィルムとを備え、前記異方性導電フィルムが、絶縁性フィルムと、前記絶縁性フィルムを厚み方向に貫通し、前記絶縁性フィルムの表面から突出する複数の導電部材とを備え、前記複数の導電部材の間隔及び前記導電部材の前記絶縁性フィルムの表面から突出する部分の高さが、前記クリーンルームの清浄度の基準となる微粒子の大きさよりも大きいことを特徴とする。この構成によれば、導電部材と導電部材との間に段差が形成されているので、異方性導電フィルムの表面に微粒子(埃)が付着しても、微粒子(埃)をこの段差部分に逃がすことができる。このため、導電部材と外部接続端子との導通を十分に確保することができ、高い精度で被検物の検査を行うことができる。
本発明においては、前記複数の導電部材の間隔及び前記導電部材の前記絶縁性フィルムの表面から突出する部分の高さが10μm〜100μmであることが望ましい。10μmよりも小さくすると、クリーンルームに浮遊する大きな微粒子の影響を排除できない可能性があり、100μmよりも大きくすると、製造が困難になったり、取り扱い性が悪くなる惧れがあるからである。
本発明においては、前記導電部材は、中心部に開口部を有する円筒状に形成され、前記開口部の直径は、前記クリーンルームの清浄度の基準となる微粒子の大きさよりも大きいことが望ましい。この構成によれば、導電部材の上面に微粒子(埃)が付着しても、微粒子(埃)を導電部材の開口部に逃がすことができる。このため、導電部材と外部接続端子との導通を十分に確保することができ、高い精度で被検物の検査を行うことができる。
本発明においては、前記被検物を前記検査用端子上に押し付ける押圧部材と、前記押圧部材の前記被検物と接触する面に設けられた弾性部材とを備えることが望ましい。この構成によれば、被検物を検査用端子上に均一に押し付けることができる。本発明の異方性導電フィルムの場合、押圧部材で押し付けた時の柔軟性が異方性導電ゴムに比べて小さいため、異方性導電フィルムを均一に押し付けることが、より一層重要な課題となる。本発明の場合、押圧部材と被検物との間に弾性部材を設けてクッションとしているため、押圧部材による押圧力を被検物全体に分散させることができ、均一な加圧が可能となる。
本発明においては、前記押圧部材が前記検査用端子に対して一定の位置関係を保つようにガイドするガイド部材を備えることが望ましい。この構成によれば、押圧部材を被検物の所望の位置に正確に押し付けることができる。このため、被検物を常に同じ位置で均一に加圧することができる。
本発明においては、前記検査用端子が設けられた配線基板と、前記配線基板を支持する支持体と、前記支持体と前記配線基板との間に設けられた弾性部材とを備えることが望ましい。この構成によれば、配線基板と支持体との間に弾性部材を設けてクッションとしているため、押圧部材による押圧力を被検物全体に分散させることができ、均一な加圧が可能となる。
本発明においては、前記被検物には、複数の外部接続端子が所定の配列軸に沿って設けられ、前記配線基板は、前記外部接続端子の配列軸に沿って複数設けられていることが望ましい。この構成によれば、配線基板が外部接続端子の配列軸に沿って複数配置されているため、1つの配線基板によって被検物との電気的接続を行う場合に比べて、配線基板の捩れ等が少なくなり、均一な加圧が可能となる。
本発明の検査方法は、被検物の電気的特性をクリーンルーム内で検査する検査方法であって、前記被検物に設けられた外部接続端子と検査装置に設けられた検査用端子とを異方性導電フィルムを介して電気的に接続する工程を備え、前記異方性導電フィルムとして、絶縁性フィルムと、前記絶縁性フィルムを厚み方向に貫通し、前記絶縁性フィルムの表面から突出する複数の導電部材とを備え、前記複数の導電部材の間隔及び前記導電部材の前記絶縁性フィルムの表面から突出する部分の高さが、前記クリーンルームの清浄度の基準となる微粒子の大きさよりも大きいものを用いることを特徴とする。この方法によれば、導電部材と導電部材との間に段差が形成されているので、異方性導電フィルムの表面に微粒子(埃)が付着しても、微粒子(埃)をこの段差部分に逃がすことができる。このため、導電部材と外部接続端子との導通を十分に確保することができ、高い精度で被検物の検査を行うことができる。また、被検物の検査をクリーンルームで行うので、微粒子自体の数が少なくなり、更に検査精度が高まる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
また、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。この際、水平面内における所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向をZ軸方向とする。例えば、本実施形態においては、X軸方向を被検物である有機ELパネルの発光素子の配列軸の方向、Y軸方向を発光素子と接続された外部接続端子の延在方向、Z軸方向を鉛直方向としている。
図1は、本発明の検査装置の一実施の形態を示す概略構成図である。この検査装置は、クリーンルーム内で有機ELパネル20の電気的特性を検査する検査装置である。より具体的には、有機ELパネル20を完成した後、有機ELパネル20に電子部品やフレキシブル配線基板を接続する前に、発光素子の輝度及び点灯状態(点灯むらや断線の有無等)を検査するものである。
図1に示すように、検査装置1は、被検物である有機ELパネル20を支持する支持体2と、支持体2上に設けられた弾性部材19と、弾性部材19上に設けられた複数の配線基板3と、配線基板3上に設けられた複数の検査用端子4と、支持体2に立設されたガイド部材としての2本のガイドロッド9と、2本のガイドロッド9に支持された押圧部材10と、有機ELパネル20を支持体2上に位置決めする位置決め部材6,7,8と、支持体2を押圧部材10に向けて上昇又は下降させるカム15と、検査用端子4を介して有機ELパネル20に検査信号を供給する検査回路16とを備えている。
有機ELパネル20は、互いに対向する第1基板21及び第2基板22を備えている。第1基板21は、ガラスや石英、プラスチック等からなる基板本体を基体としてなり、基板本体の第2基板22側に、発光素子23としての有機EL素子が設けられている。第1基板21は、X軸方向に長い帯状の形状を有しており、第1基板21上には、複数の発光素子23が第1基板21の長手方向であるX軸方向に沿って配列され、これら複数の発光素子23によってライン状の発光素子列が形成されている。
第1基板21と第2基板22とが対向する対向領域の周縁部には、平面視矩形状の図示略のシール材が形成されており、該シール材によって第1基板21と第2基板22とが接着されている。シール材の内側には発光領域が設けられており、該発光領域に、発光素子23と、該発光素子23を駆動する図示略の駆動素子が設けられている。発光素子23は、第1基板21、第2基板22及びシール材によって囲まれた空間に密封されている。
第1基板21には、第2基板22の外側に張り出す張出し部26が設けられている。張出し部26は、第1基板21の長手方向(X軸方向)に平行な1辺に沿って設けられている。張出し部26には、発光領域に設けられた複数の発光素子23とそれぞれ電気的に接続された複数の外部接続端子24が設けられている。これらの外部接続端子24は、X軸方向に沿って一定の間隔で配列されている。
支持体2上には、第1基板21の長手方向(X軸方向)に延びる帯状の弾性部材19が設けられている。また、弾性部材19上には、第1基板21の長手方向(X軸方向)に沿って複数の配線基板3が設けられている。これら複数の配線基板3を挟んだ両側には、有機ELパネル20のX軸方向の位置決めを行う一対の位置決め部材7,7が設けられている。また、位置決め部材7,7に隣接して、有機ELパネル20のY軸方向の位置決めを行う位置決め部材6,6及び位置決め部材8が設けられている。位置決め部材6は、有機ELパネル20の長手方向両側に一つずつ設けられている。位置決め部材8は、複数の配線基板3上に跨ってX軸方向に帯状に設けられており、有機ELパネル20の張出し部26の先端と当接して有機ELパネル20のY軸方向の位置を位置決めする。
なお、図1では、配線基板3の数を4つとしているが、配線基板3の数は第1基板21の長手方向(すなわち有機ELパネル20の長手方向)の長さに応じて適宜変更可能である。このように第1基板21の長さに応じて複数の配線基板3を配置することにより、1つの配線基板で全ての外部接続端子を接続する場合に比べて、配線基板の捩れ等を少なくすることができる。その結果、高い接続信頼性が得られると共に、有機ELパネル20を配線基板3上に押圧する際の圧力が均一になる。
配線基板3上には、複数の検査用端子4が設けられている。これらの検査用端子4は、第1基板21の長手方向に沿って一定の間隔で配列されている。配線基板3上には、これら複数の検査用端子4に跨ってX軸方向の延びる帯状の異方性導電部材5が設けられている。異方性導電部材5は、厚み方向(Z軸方向)に導電性を有し、平面方向(XY平面に平行な方向)には導電性を持たない導電異方性を備えた導電部材である。異方性導電部材5としては、図2及び図3に示した異方性導電フィルムが用いられる。
図2は、検査用端子4と外部接続端子24との接続領域を第1基板21側からみた平面図である。同図に示すように、同領域には、複数の検査用端子4と外部接続端子24とがX軸方向に沿って配列されている。複数の検査用端子4は、それぞれ検査回路16の出力端子と電気的に接続されており、複数の外部接続端子24は、それぞれ発光領域に設けられた発光素子23と電気的に接続されている。そして、上記接続領域において、複数の検査用端子4と複数の外部接続端子24とがそれぞれ平面的に重なって配置されており、複数の端子4及び24に跨ってX軸方向に延在する異方性導電フィルム5の導電部材18のうち、検査用端子4と外部接続端子24との間に挟まれたものが両端子を電気的に接続している。その余の導電部材18は、端子間の電気的接続に寄与せず、したがってX軸方向に関して隣接する端子が短絡しない構造となっている。
図3は、異方性導電フィルム5の断面構造を示す部分断面図である。異方性導電フィルム5は、ポリイミドフィルム等の絶縁性フィルム17と、該絶縁性フィルム17を厚み方向に貫通し、絶縁性フィルム17の表面から突出する複数の導電部材18とを備えている。複数の導電部材18の間隔W2及び導電部材18の絶縁性フィルム17の表面から突出する部分の高さHは、クリーンルームの清浄度の基準となる微粒子の大きさよりも大きく形成されている。また、導電部材18の直径W1は、導電部材18が端子間に介在して両端子を短絡させないように、端子間の間隔よりも小さく形成されている。
ここで、日本で一般に使用されている清浄度の規格としては、米国連邦規格、日本工業規格、米国航空宇宙局規格、国立感染症研究所病原体等安全管理規定等があり、それぞれの規格毎に基準となる体積や粒子径が異なったものとなっている。例えば、米国連邦規格では、1立方フィートの空気中に含まれる0.5μm以上の大きさの粒子の数をもってクリーンルームの清浄度(クラス)を規定している。これらの規格においては、いずれも10μmよりも小さな微粒子を基準としており、10μm以上の大きさの微粒子は空調設備によってクリーンルームから排除されるものとしている。したがって、本実施形態では、導電部材18の間隔W2及び導電部材18の絶縁性フィルム17の表面から突出する部分の高さHを、例えば10μm〜100μmとしている。10μm以上としておけば、いずれの規格で規定されたクリーンルームにおいても、異方性導電フィルム5の表面に付着する微粒子(埃)の影響を排除することができる。一方、100μmよりも大きくすると、製造が困難になったり、取り扱い性が悪くなる惧れがあるからである。
上記異方性導電フィルム5は、外部接続端子24と検査用端子4との接続に際して、有機ELパネル20の張出し部26と配線基板3との間に介装される。そして、有機ELパネル20を押圧部材10によって配線基板3上に押圧することにより、外部接続端子24と検査用端子4とが導電部材18に接触し、両者が電気的に接続される。
図1に戻って、押圧部材10は、2本のガイドロッド9,9によって案内されながら、検査用端子に対して一定の位置関係を保った状態で、支持体2に近づき又は遠ざかる方向に平行移動するように構成されている。2本のガイドロッド9,9は、複数の配線基板3を挟んだ両側に1本ずつ配置されており、有機ELパネル20を配線基板3上にセットするときは、ガイドロット9,9に沿って押圧部材10を支持体2から遠ざけるように移動させ、セットした後は押圧部材10を有機ELパネル20の上部に近接する位置まで移動させる。
押圧部材10は、複数の配線基板3に跨ってX軸方向に帯状に延びる本体部11と、該本体部11からY軸方向に張り出す張出し部12と、張出し部12の配線基板側の面に設けられた弾性部材13とを備えている。本体部11のX軸方向両端部には、それぞれガイドロッド9を嵌め込むための開口部14が設けられている。そして、この開口部14にガイドロット9を挿入して押圧部材10を移動させることにより、押圧部材10を有機ELパネル20上の所望の位置に配置することができるようになっている。張出し部11は、複数の異方性導電部材5に跨ってX軸方向に帯状に延びており、弾性部材12は、張出し部11全体に設けられて有機ELパネル20の張出し部26を均一に加圧するようになっている。
支持体2の押圧部材10とは反対側に、カム15を備えた昇降装置30が設けられている。カム15はX軸に平行な回転軸15aを有し、該回転軸15aの周りに回転することにより支持体2を押圧部材10に向けて上昇又は下降させるようになっている。有機ELパネル20を配線基板3と接続する場合には、まず、有機ELパネル20を位置決め部材6〜8を用いて支持体2上に位置決めし、有機ELパネル20の外部接続端子24と配線基板3の検査用端子4とが互いに対向するように配置する。そして、有機ELパネル20の上部に押圧部材20を近接して配置した後、カム15を回転して支持体2をガイドロッド9,9に沿って上昇させ、押圧部材10と配線基板3(より正確には異方性導電フィルム5)との間に有機ELパネル20を挟み込む。これにより、外部接続端子24と検査用端子4とが異方性導電フィルム5を介して電気的に接続される。
以上説明したように本実施形態の検査装置1によれば、異方性導電フィルム5が絶縁性フィルム17から突出する導電部材18を備えているので、異方性導電フィルム5の表面に微粒子(埃)が付着しても、微粒子(埃)を導電部材18と導電部材18との間の段差部分に逃がすことができる。このため、導電部材18と外部接続端子24との導通を十分に確保することができ、高い精度で有機ELパネル20の検査を行うことができる。
また、押圧部材10の有機ELパネル20と接触する面に弾性部材13が設けられ、更に支持体2と配線基板3との間に弾性部材19が設けられているので、有機ELパネル20の張出し部26を検査用端子4上に均一に押し付けることができる。本実施形態の異方性導電フィルム5の場合、押圧部材10で押し付けた時の柔軟性が異方性導電ゴムに比べて小さいため、異方性導電フィルム5を均一に押し付けることが、より一層重要な課題となる。本実施形態の場合、有機ELパネル20の上下両面に弾性部材13を配置してクッションとしているため、押圧部材10による押圧力を有機ELパネル全体に分散させることができ、均一な加圧が可能となる。
なお、本実施形態では、異方性導電フィルム5の導電部材18を円柱状に形成したが、図4に示すように、中心部に開口部18Hを有する円筒状に形成しても良い。この場合、開口部18Hの直径は、クリーンルームの清浄度の基準となる微粒子の大きさよりも大きくなるように形成する。この構成によれば、導電部材18の上面に微粒子(埃)が付着しても、微粒子(埃)を導電部材18の開口部18Hに逃がすことができる。このため、導電部材18と外部接続端子24との導通を十分に確保することができ、高い精度で有機ELパネル20の検査を行うことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。また、本実施形態では、被検物として有機ELパネル20を用いたが、被検物は有機ELパネルに限らず、液晶パネル等の他の電気光学パネルを用いても良い。
本発明の検査装置の一実施形態を示す概略構成図である。 同検査装置の検査用端子と被検物の外部接続端子との接続領域の平面図である。 検査用端子と外部接続端子とを接続する異方性導電フィルムの断面図である。 同異方性導電フィルムの他の構成例を示す断面図である。
符号の説明
1…検査装置、2…支持体、3…配線基板、4…検査用端子、5…異方性導電フィルム、6,7,8…位置決め部材、9…ガイドロッド(ガイド部材)、10…押圧部材、13…弾性部材、16…検査回路、17…絶縁性フィルム、18…導電部材、18H…開口部、19…弾性部材、20…有機ELパネル(被検物)、23…発光素子、24…外部接続端子

Claims (8)

  1. 被検物の電気的特性をクリーンルーム内で検査する際に用いる検査装置であって、
    検査用端子と、前記検査用端子上に設けられた異方性導電フィルムとを備え、
    前記異方性導電フィルムが、絶縁性フィルムと、前記絶縁性フィルムを厚み方向に貫通し、前記絶縁性フィルムの表面から突出する複数の導電部材とを備え、
    前記複数の導電部材の間隔及び前記導電部材の前記絶縁性フィルムの表面から突出する部分の高さが、前記クリーンルームの清浄度の基準となる微粒子の大きさよりも大きいことを特徴とする検査装置。
  2. 前記複数の導電部材の間隔及び前記導電部材の前記絶縁性フィルムの表面から突出する部分の高さが10μm〜100μmであることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記導電部材は、中心部に開口部を有する円筒状に形成され、前記開口部の直径は、前記クリーンルームの清浄度の基準となる微粒子の大きさよりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の検査装置。
  4. 前記被検物を前記検査用端子上に押し付ける押圧部材と、前記押圧部材の前記被検物と接触する面に設けられた弾性部材とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の検査装置。
  5. 前記押圧部材が前記検査用端子に対して一定の位置関係を保つようにガイドするガイド部材を備えることを特徴とする請求項4に記載の検査装置。
  6. 前記検査用端子が設けられた配線基板と、前記配線基板を支持する支持体と、前記支持体と前記配線基板との間に設けられた弾性部材とを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の検査装置。
  7. 前記被検物には、複数の外部接続端子が所定の配列軸に沿って設けられ、前記配線基板は、前記外部接続端子の配列軸に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項6に記載の検査装置。
  8. 被検物の電気的特性をクリーンルーム内で検査する検査方法であって、
    前記被検物に設けられた外部接続端子と検査装置に設けられた検査用端子とを異方性導電フィルムを介して電気的に接続する工程を備え、
    前記異方性導電フィルムとして、絶縁性フィルムと、前記絶縁性フィルムを厚み方向に貫通し、前記絶縁性フィルムの表面から突出する複数の導電部材とを備え、前記複数の導電部材の間隔及び前記導電部材の前記絶縁性フィルムの表面から突出する部分の高さが、前記クリーンルームの清浄度の基準となる微粒子の大きさよりも大きいものを用いることを特徴とする検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020144130A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 致茂電子股▲分▼有限公司Chroma Ate Inc. 電気部品試験方法及び試験プローブ

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