JP2008111615A - 二重境膜剥ぎ取り熱交換装置 - Google Patents

二重境膜剥ぎ取り熱交換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008111615A
JP2008111615A JP2006295573A JP2006295573A JP2008111615A JP 2008111615 A JP2008111615 A JP 2008111615A JP 2006295573 A JP2006295573 A JP 2006295573A JP 2006295573 A JP2006295573 A JP 2006295573A JP 2008111615 A JP2008111615 A JP 2008111615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
inner tube
outer peripheral
fin
fins
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006295573A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4823854B2 (ja
JP2008111615A5 (ja
Inventor
Yoichi Chiba
陽一 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pulse Motor Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pulse Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Pulse Motor Co Ltd filed Critical Nippon Pulse Motor Co Ltd
Priority to JP2006295573A priority Critical patent/JP4823854B2/ja
Publication of JP2008111615A publication Critical patent/JP2008111615A/ja
Publication of JP2008111615A5 publication Critical patent/JP2008111615A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4823854B2 publication Critical patent/JP4823854B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

【課題】回転駆動される内管の内外周面で境膜の剥ぎ取りを行う二重境膜剥ぎ取り熱交換装置において、流体の流れを停滞させることなく、伝熱面積を拡張するとともに、広範囲で境膜の剥ぎ取りを行い、伝熱促進効果を飛躍的に向上させる。
【解決手段】二重境膜剥ぎ取り熱交換装置1において、内管10の外周部に流体通路13を有する円形のフィン12を、内管10の長さ方向に所定の間隔を存して複数立設して外側流路31を区画せしめると共に、外部固定羽根50を、内管10の外周面及びフィン12の表裏面に近接する櫛形とし、内管10の外周面及び前記フィン12の表裏面の境膜を剥ぎ取りすべく構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、温度差のある流体間で熱交換を行う熱交換装置、特に、回転駆動される内管の内外周面に近接又は摺接して境膜を剥ぎ取る内部固定羽根及び外部固定羽根を備える二重境膜剥ぎ取り熱交換装置に関する。
近年、温度差のある流体間で熱交換を行う熱交換装置として、二重境膜剥ぎ取り熱交換装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。二重境膜剥ぎ取り熱交換装置は、伝熱体である内管と、内管を回転駆動させる回転駆動手段と、内管の外周側を所定の空間を存して囲む外筒と、内管の内部に配置され、内管の内周面に近接又は摺接して境膜を剥ぎ取る内部固定羽根と、外筒の内部に配置され、内管の外周面に近接又は摺接して境膜を剥ぎ取る外部固定羽根とを備え、内管の内外流路に流される温度差のある流体同士が内管を介して熱交換を行うものである。このような二重境膜剥ぎ取り熱交換装置によれば、内管の内外周面で境膜の剥ぎ取りが行われるので、優れた伝熱促進効果が得られる。
しかしながら、特許文献1に記載された二重境膜剥ぎ取り熱交換装置では、外側流路へ流入される流体が、内管の外周面と外部固定羽根に対して熱交換を充分に行えないまま流出してしまい、内管への熱(温熱/冷熱)伝達(伝熱面積)が不足し、所望の伝熱促進効果が得られない可能性がある。特に、気体系の熱交換に適用した場合、すなわち低温側流体及び/又は高温側流体が気体である場合には、内管への伝熱面積の不足に起因し、二重境膜剥ぎ取りによる伝熱促進効果が十分に発揮されない可能性がある。
そこで、伝熱面積を拡張するために、内管にフィンなどの伝熱面積拡張部を設けることが提案されるが、内管に伝熱面積拡張部を設けると、伝熱面積拡張部によって流体の流れが阻害され、却って伝熱効率が低下する惧れがあり適用が困難であった。
特開2005−9804号公報
本発明は、上記の如き問題点を一掃すべく創案されたものであって、回転駆動される内管の内外周面で境膜の剥ぎ取りを行う二重境膜剥ぎ取り熱交換装置でありながら、複数のフィンによって伝熱面積が拡張されるだけでなく、各フィンにより区画された区画域毎に流体を堰き止めながらスムーズに次の区画域へと順次に送流することができ、内管の外周面及びフィンの表裏面において幅広く境膜の剥ぎ取りを行うことが可能となり、内管の外周面及びフィンへの伝熱促進効果を一層高めることができ、特に、気体系の熱交換において優れた伝熱効率を発揮することができる二重境膜剥ぎ取り熱交換装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明の二重境膜剥ぎ取り熱交換装置は、伝熱体である内管と、該内管を回転駆動させる回転駆動手段と、前記内管の外周側を所定の空間を存して囲む外筒と、前記内管の内部に配置され、前記内管の内周面に近接又は摺接して境膜を剥ぎ取る内部固定羽根と、前記外筒の内部に配置され、前記内管の外周面に近接又は摺接して境膜を剥ぎ取る外部固定羽根とを備え、前記内管の内外に形成される流路へ流される温度差のある流体同士が前記内管を介して熱交換を行う二重境膜剥ぎ取り熱交換装置において、前記内管の外周部に、前記内管の長さ方向に所定の間隔を存して円形のフィンを複数配設して前記外側流路を区画せしめ、かつ、各円形のフィンの面域に所定の孔又は切り欠きによる流体通路を設けると共に、前記外部固定羽根を、前記内管の外周面及び前記フィンの表裏面に近接又は摺接する櫛形に形成し、内管の外周面及び前記フィンの表裏面の境膜を剥ぎ取りすべく構成したことを特徴とするものである。
本発明は、上記のように構成したことにより、回転駆動される内管の内外周面で境膜の剥ぎ取りを行う二重境膜剥ぎ取り熱交換装置でありながら、複数のフィンによって伝熱面積が拡張されるだけでなく、外側流路に流入される流体を、各フィンにより区画された区画域毎に堰き止めながらスムーズに次の区画域へと順次に送流することができ、流体が熱交換を充分に行えないまま流出してしまうことを防止し、しかも、流体通路の形状を取り扱う流体の物性に応じて適宜に形成することができ、その結果、区画域毎に流動が成され、外部固定羽根、内管の外周面、フィン12の表裏面に対して流体温度を確実に伝達し得て、外部固定羽根により、内管の外周面及びフィンの表裏面において幅広く境膜の剥ぎ取りを行うことが可能となり、伝熱促進効果を一層高めることができ、特に、気体系の熱交換において優れた伝熱効率を発揮することができる。さらに、フィンに形成される流体通路は、その孔または切欠きの形状やフィンの回転に応じて、各区画域へ順次に送流される流体の流動挙動を流体の物性に応じて効率よく管理することができ、フィンにより流体が必要以上に区画域内に停滞してしまうことを回避し、限られたスパン(短いスパン)内でスピーディな熱交換を行うことができ、装置全体のコンパクト化が図られ、特に、気体系の熱交換において優れた伝熱効率を発揮することができる。
以下、本発明の実施の形態を好適な実施の形態として例示する二重境膜剥ぎ取り熱交換装置を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る二重境膜剥ぎ取り熱交換装置の全体断面図、図2は、本発明の実施形態に係る二重境膜剥ぎ取り熱交換装置のA−A断面図、図3は、本発明の実施形態に係る二重境膜剥ぎ取り熱交換装置の外部固定羽根を示す側面図、図4は、フィンに孔形成された流体通路の他例を示すもので、図(A)がB−B部破断平面図、(B)が正面図、図5は、フィンに切り欠きき形成された流体通路の他例を示すもので、図(A)がB−B部破断平面図、(B)が正面図、図6は、フィンの形状およびフィンに孔形成された流体通路の他例を示すもので、図(A)が平面図、(B)が正面図である。
まず、本発明の実施形態に係る二重境膜剥ぎ取り熱交換装置1の基本的な構成、すなわち従来の二重境膜剥ぎ取り熱交換装置と共通の構成について説明する。図1及び図2に示すように、二重境膜剥ぎ取り熱交換装置1は、伝熱体である内管10と、内管10を回転駆動させる回転駆動手段20と、内管10の外周側を所定の空間を存して囲む外筒(ジャケット)30と、内管10の内部に配置され、内管10の内周面に近接(又は摺接)して境膜を剥ぎ取る内部固定羽根40と、外筒30の内部に配置され、内管10の外周面に近接(又は摺接)して境膜を剥ぎ取る外部固定羽根50とを備えており、内管10の内外に流される温度差のある流体同士が内管10を介して熱交換を行うものである。
内管10は、伝熱率の良い材質からなる断面円形の管部材であり、外筒30の内部に回転自在に支持されて内部流体流路11(内側流路)を形成している。
回転駆動手段20は、内管10を回転駆動させるように構成されており、本実施形態では、モータ21と、その動力を内管10に伝動するベルト伝動機構22とで構成されている。
外筒30は、内管10の外周側を所定の空間を存して囲むことで形成される外部流体流路31(外側流路)と共に、一端側に内部流体入口32及び外部流体入口33を備え、他端側に内部流体出口34及び外部流体出口35を備えている。そして、内部流体入口32から流入する内部流体は、内管10の内部空間である内部流体流路11を通って、内部流体出口34から流出し、また、外部流体入口33から流入する外部流体は、外部流体流路31を通って、外部流体出口35から流出するようになっている。外部流体入口33は外部流体流路31の中間に増設しても良い。
内部固定羽根40は、内管10内の内部流体流路11に配置され、内管10の内周面に対して1/100mm程度(取り扱う流体の物性により異なる)に近接(又は摺接)して境膜を剥ぎ取るように構成されている。本実施形態では、内管10の中心線に沿って配置した軸部材41により内部固定羽根40を支持している。
外部固定羽根50は、外筒30内の外部流体流路31に配置され、内管10の外周面に対して1/100mm程度(取り扱う流体の物性により異なる)に近接(又は摺接)して境膜を剥ぎ取るように構成されている。本実施形態では、一枚の外部固定羽根50を外筒30の上端位置から垂下方向に突設し、その先端を内管10の外周上端位置に近接させている。
このように構成された二重境膜剥ぎ取り熱交換装置1によれば、内管10の内外周面で境膜の剥ぎ取りが行われるので、優れた伝熱促進効果が得られるが、内管10の伝熱面積不足により、所望の伝熱促進効果が得られない場合も想定される。特に、気体系の熱交換に適用した場合、すなわち低温側流体及び/又は高温側流体が気体である場合には、内管10の伝熱面積の不足に起因し、二重境膜剥ぎ取りによる伝熱促進効果が十分に発揮されない可能性があった。
次に、本発明の実施形態に係る二重境膜剥ぎ取り熱交換装置1が備える固有の構成、すなわち従来の二重境膜剥ぎ取り熱交換装置との相違点について説明する。図1〜図6に示すように、本発明の実施形態に係る二重境膜剥ぎ取り熱交換装置1は、内管10の外周部に複数のフィン12を備える点と、外部固定羽根50が櫛形である点と、フィン12により流体の流れを一旦堰き止めて、フィン12に形成される流体通路13により送流させる点が従来の二重境膜剥ぎ取り熱交換装置と相違している。
具体的に説明すると、フィン12は、伝熱率の良い材質からなる円形(ドーナッツ形)のプレート部材であり、内管10の外周部に、内管10の長さ方向に所定の間隔を存して複数立設され、その先端は外筒30の内周面に近接し、各フィン12により外部流体流路31を区画して、フィン間区画域を形成している。このようなフィン12によれば、内管10の伝熱面積を大幅に拡張させることができる。特に、図6に示すフィン12aは、流体の流入側から流出側に向かって傾斜している所謂切頭円錐形状のものを用いており、各区画域において、フィン12aの裏面側で流体を滞留させることができるようになっている。なお、フィン12の配設数や間隔、形状は適宜に変更できることは勿論である。
外部固定羽根50は、フィン12の立設位置に対応して複数の切り欠き部51を形成することにより櫛形となっている。また、図6に示すフィン12aの様な傾斜面を有したフィン12aを採用する場合には、外部固定羽根50は、前記切り欠き部51が、この傾斜角に対応して形成された櫛形となっていることは勿論である。このような外部固定羽根50によれば、内管10の外周面及びフィン12の表裏面に近接(又は摺接)して広範囲で境膜を剥ぎ取ることができる。なお、外部固定羽根50は適宜に複数設けるようにしても良い。
流体通路13は、フィン12の回転に応じて流体の流れをスムーズに送流させる形状に穿設された孔(又は切り欠き)であり、フィン12の周方向に沿って複数形成されている。流体通路13の形状としては、正形や長形の円形、扇形、多角形のものもので良く、具体的には、例えば、図2に示す単純に打ち抜き形成した孔のものの他に、図4に示す円形孔、図5に示すU字状の切り欠き、図6に示す下向き台形孔(多角形孔)のように、回転方向に対して傾斜した(出口側のみを傾斜させたものでも良い)孔または切り欠き(入口が出口よりも先行するもの、エッジを有するもの)を適用できる。このような流体通路13によれば、流体への接触抵抗を軽減し、フィン12の回転に応じて流体を巻き込み圧送して流れを加速し、旋回流を生成させ、区画域内における流体の停滞を回避できる。なお、流体通路13を内管10の外周面に近い位置から外管30側に連なる複数の孔を設ける様にすれば、フィン12の裏面側の滞留を軽減させることが期待できる。
また、流体通路13は、各フィン12に設けられた孔(又は切り欠き)位置が、外部固定羽根50に対して一直線上に整列配置されて形成されているが、ランダムに配置させたものでも良い。このような流体通路13によれば、流体をスムーズに送流し、フィン12により流体を必要以上に区画域内に停滞させてしまうことを回避する流動挙動を得ることが期待できる。そして、図2の打ち抜き孔のように、フィン12の厚み面を流体に接触させながら内管10が回転されると、外部流体流路31内の流体を旋回させて旋回流を生成することができると共に、撹拌された乱流を生成することができる。なお、前記孔又は切り欠きは、流体の流れをスムーズに送流させる任意の形状の他に、異なる形状のものを組み合わせや、異なる形状のフィンの組み合わせによって、使用する流体の物性に応じて外部流体流路31全体と各区画域の流動挙動を管理するようにしても良い。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、回転駆動手段20によって内管10を回転駆動させながら、内部流体入口32から内部流体(例えば、冷水)を流入させ、かつ、外部流体入口33から外部流体(例えば、熱ガス)を流入させると、内管10の内外周面で内部固定羽根40及び外部固定羽根50が境膜を剥ぎ取りつつ、内部流体と外部流体との間で熱交換が行われることになるのであるが、内管10の外周部には、流体通路13を有する複数のフィン12が配設されて区画域を形成してあるので、伝熱面積を拡張するだけでなく、外部流体流路31に流入される流体を、各フィン12により区画された区画域毎に堰き止めながらスムーズに次の区画域へと順次に送流することができ、外部流体流路31に流入される流体が熱交換を充分に行なわないまま流出(排出)されてしまうことを防止し、しかも、流体通路13の形状を取り扱う流体の物性に応じて適宜に形成することができ、その結果、区画域毎に流動が成され、フィン12の裏面側(特に流体通路13の下面域)で異なる流体の滞留が生成され、内管10の外周面、フィン12の表裏面には、流体温度が確実に伝達され、内管10の流体温度の伝達影響を受けることなく、これら各部材の適切な温度保持が図られ、櫛形の外部固定羽根50によって内管10の外周面及びフィン12の表裏面において広範囲に境膜の剥ぎ取りを行うことができ、表裏面伝熱促進効果を一層高めることができる。
さらに、フィン12に形成される流体通路13は、その孔または切欠きの形状やフィン12の回転に応じて、各区画域へ順次に送流される流体の流動挙動を流体の物性に応じて効率よく管理することができ、フィン12により流体が必要以上に区画域内に停滞してしまうことを回避し、限られたスパン(短いスパン)内でスピーディな熱交換を行うことができ、装置全体のコンパクト化が図られ、特に、気体系の熱交換において優れた伝熱効率を発揮することができる。
また、フィン12の回転に伴って、前記流体通路13が、前記切り欠き部51を通過する際、流体を切断するように集中的に通過させる作用により、外部固定羽根50が配設された部位で、流れ方向を変化させ乱流化、或いは撹拌化させることができ、流体温度の伝達が図られ、境膜剥ぎ取り効果を促進し、伝熱効率をさらに向上させることが期待できる。
また、前記各フィン12に形成された流体通路13(孔又は切り欠き)は、フィン12の回転に応じて流体を巻き込み圧送するよう回転方向に対して傾斜させて形成すべく構成されているので、フィン12の回転に応じて流体を巻き込み圧送して流れを加速させ、外部流体流路31を区画する各フィン12間に形成された区画域内においてフィン12の回転方向に旋回流が生成させることができ、その結果、流体の停滞を回避して隣接する区画域に対し効率よく流体を送流することができ、外部固定羽根50により境膜が剥ぎ取られた直後の内管10の外周面域に対し、集中的に流動化させることができ、さらなる境膜剥ぎ取り効果の促進と、伝熱効率の向上を図ることができる。
また、前記流体通路13は、前記外部固定羽根50に対して一直線上に形成されているので、流体通路13が前記切り欠き部51を通過するタイミングが等しくなり、各フィン12間に形成された各区画域において、前記の外部固定羽根50に対して集中的に流動化させた流体を均等に送流することができ、各区画域内の流動挙動の状態も均等化され、さらなる境膜剥ぎ取り効果が促進され、伝熱効率を一層向上させることができる。
また、前記フィン12を、流体の流入側から流出側に向かって傾斜させた切頭円錐形状に形成すると共に、前記外部固定羽根50は、前記切り欠き部51が、この傾斜角に対応して形成された櫛形としたことにより、各区画域において、フィン12aの表面側近傍では、流体の流れを早く(堰き止め抵抗を減少)させ、平板状のフィン12を用いた場合の滞留を軽減または無くすことができ、また、裏面側近傍では、流体を流体の流れを遅く(滞留)させて、平板状のフィン12を用いた場合の滞留時間を遅延すことができる流動挙動を得ることができ、境膜剥ぎ取り効果の促進と、伝熱効率の向上に寄与することができる。
本発明の実施形態に係る二重境膜剥ぎ取り熱交換装置の全体断面図である。 本発明の実施形態に係る二重境膜剥ぎ取り熱交換装置のA−A断面図である。 本発明の実施形態に係る二重境膜剥ぎ取り熱交換装置の外部固定羽根を示す側面図である。 フィンに孔形成された流体通路の他例を示すもので、図(A)はB−B部破断平面図、(B)は正面図である。 フィンに切り欠きき形成された流体通路の他例を示すもので、図(A)はB−B部破断平面図、(B)は正面図である。 フィンの形状およびフィンに孔形成された流体通路の他例を示すもので、図(A)は平面図、(B)は正面図である。
符号の説明
1 熱交換装置
10 内管
11 内部流体流路
12 フィン
13 流体通路
20 回転駆動手段
21 モータ
22 ベルト伝動機構
30 外筒
31 外部流体流路
32 内部流体入口
33 外部流体入口
34 内部流体出口
35 外部流体出口
40 内部固定羽根
41 軸部材
50 外部固定羽根
51 切り欠き部

Claims (3)

  1. 伝熱体である内管と、該内管を回転駆動させる回転駆動手段と、前記内管の外周側を所定の空間を存して囲む外筒と、前記内管の内部に配置され、前記内管の内周面に近接又は摺接して境膜を剥ぎ取る内部固定羽根と、前記外筒の内部に配置され、前記内管の外周面に近接又は摺接して境膜を剥ぎ取る外部固定羽根とを備え、前記内管の内外に形成される流路へ流される温度差のある流体同士が前記内管を介して熱交換を行う二重境膜剥ぎ取り熱交換装置において、前記内管の外周部に、前記内管の長さ方向に所定の間隔を存して円形のフィンを複数配設して前記外側流路を区画せしめ、かつ、各円形のフィンの面域に所定の孔又は切り欠きによる流体通路を設けると共に、前記外部固定羽根を、前記内管の外周面及び前記フィンの表裏面に近接又は摺接する櫛形に形成し、内管の外周面及び前記フィンの表裏面の境膜を剥ぎ取りすべく構成したことを特徴とする二重境膜剥ぎ取り熱交換装置。
  2. 前記流体通路は、前記フィンの回転に応じて流体を巻き込み圧送するよう回転方向に対して傾斜させて形成せしめた孔又は切り欠きとしたことを特徴とする請求項1に記載の二重境膜剥ぎ取り熱交換装置。
  3. 前記フィンを、流体の流入側から流出側に向かって傾斜せしめると共に、前記外部固定羽根は、傾斜角に対応した櫛形に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の二重境膜剥ぎ取り熱交換装置。
JP2006295573A 2006-10-31 2006-10-31 二重境膜剥ぎ取り熱交換装置 Active JP4823854B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006295573A JP4823854B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 二重境膜剥ぎ取り熱交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006295573A JP4823854B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 二重境膜剥ぎ取り熱交換装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008111615A true JP2008111615A (ja) 2008-05-15
JP2008111615A5 JP2008111615A5 (ja) 2009-11-19
JP4823854B2 JP4823854B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=39444215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006295573A Active JP4823854B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 二重境膜剥ぎ取り熱交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4823854B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012931A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Yoichi Chiba 液体冷却装置
JP2014122759A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Chiba Sachiko 液体冷却装置
US20190186844A1 (en) * 2016-08-19 2019-06-20 Tohoku University Latent heat storage device
CN114562900A (zh) * 2022-03-10 2022-05-31 江苏经贸职业技术学院 一种直接蒸发旋转式表冷器装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51124851A (en) * 1975-04-24 1976-10-30 Komatsu Ltd Cooling apparatus for a liquid
JPS54113934U (ja) * 1978-01-31 1979-08-10
JPS5723791A (en) * 1980-07-17 1982-02-08 Kimoto Hisanori Waste heat collecting apparatus
JPS6081478U (ja) * 1983-11-10 1985-06-06 玉川機械株式会社 デイスク型熱交換器
JPH0868526A (ja) * 1994-08-31 1996-03-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 温度調節装置
JP2005009804A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Japan Science & Technology Agency 境膜剥ぎ取り熱交換器とそれを使用した熱交換方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51124851A (en) * 1975-04-24 1976-10-30 Komatsu Ltd Cooling apparatus for a liquid
JPS54113934U (ja) * 1978-01-31 1979-08-10
JPS5723791A (en) * 1980-07-17 1982-02-08 Kimoto Hisanori Waste heat collecting apparatus
JPS6081478U (ja) * 1983-11-10 1985-06-06 玉川機械株式会社 デイスク型熱交換器
JPH0868526A (ja) * 1994-08-31 1996-03-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 温度調節装置
JP2005009804A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Japan Science & Technology Agency 境膜剥ぎ取り熱交換器とそれを使用した熱交換方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012931A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Yoichi Chiba 液体冷却装置
JP2014122759A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Chiba Sachiko 液体冷却装置
US20190186844A1 (en) * 2016-08-19 2019-06-20 Tohoku University Latent heat storage device
US11060800B2 (en) * 2016-08-19 2021-07-13 Tohoku University Latent heat storage device
CN114562900A (zh) * 2022-03-10 2022-05-31 江苏经贸职业技术学院 一种直接蒸发旋转式表冷器装置
CN114562900B (zh) * 2022-03-10 2023-08-18 江苏经贸职业技术学院 一种直接蒸发旋转式表冷器装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4823854B2 (ja) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4823854B2 (ja) 二重境膜剥ぎ取り熱交換装置
US5531457A (en) Gas turbine engine feather seal arrangement
EP3399150B1 (en) Turbine component with multi-scale turbulation features
RU2299991C2 (ru) Турбинная лопатка
JP5356007B2 (ja) デュプレックスタービンノズル
CN101631957B (zh) 转子和设置有这种转子的压缩机部件
JP2007143247A (ja) 水冷モータおよびそのモータフレームの水路加工方法
JP2009264620A (ja) 熱交換器及び熱交換システム
JP2005337259A (ja) ロータブレード
TW200535321A (en) Microcircuit cooling for a turbine airfoil
JP2005147132A (ja) メッシュ及びディンプル式冷却を備えた高温ガス通路構成部品
EP3123000B1 (en) Blade for a gas turbine and method of cooling the blade
JPH10238308A (ja) ガスタービン静翼
JP2007292006A (ja) 内部に冷却通路を有するタービン翼
BR102016026298A2 (pt) passagem de orifício de filme para um componente
DK1357806T3 (da) Röreværk udformet som varmeveksler
EP0344261A1 (en) Heat exchange device
JPH10206057A (ja) 空気調和機の熱交換器
CN103998890B (zh) 形成热交换管的方法和装置
RU2663966C1 (ru) Охлаждаемая лопатка соплового аппарата газовой турбины
JP2004218641A (ja) 後縁冷却タービン部材およびその製造方法
JP2002332992A (ja) 遠心圧縮機のインペラ
RU2476681C1 (ru) Охлаждаемая лопатка турбомашины петлевой схемы охлаждения
JP2004003506A (ja) ガスタービン動翼のプラットフォーム冷却機構
JPH09507550A (ja) 冷却効率の高いガスタービン翼

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091005

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091005

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100803

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4823854

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250