JP2009264620A - 熱交換器及び熱交換システム - Google Patents

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Abstract

【課題】フィン表面近傍での流れの境界層厚さを薄くして熱交換効率を向上できる熱交換システムを提供する。
【解決手段】第1流体が流通するチューブ2とチューブ2に取り付けられるとともにチューブ2が延びた方向に並設された薄板から成る複数のフィン3とを有する熱交換器1と、フィン3間に第2流体を導くファン4とを備えた熱交換システム10において、フィン3は蛇行により連続した凹部7及び凸部8が周期的に形成され、凹部7及び凸部8がフィン3間を通過する第2流体の流通方向に対して交差する方向に延びて配されるとともに、フィン3間を通過する第2流体の流量を周期的に可変した。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィンチューブ型の熱交換器及びそれを用いた熱交換システムに関する。
図28は従来のフィンチューブ型の熱交換器を示している。熱交換器1は流体が流通するチューブ2に複数の薄板状のフィン3が取り付けられている。チューブ2内には一般に熱伝達率の高い流体(例えば、水、CO2、HCF系冷媒等)が流され、チューブ2の外側は熱伝達率の低い流体(例えば、空気)が流される。
フィン3はチューブ2が延びた方向に並設され、チューブ2を流通する流体と矢印A1に示すようにフィン3間に供給される流体とが熱交換を行う。熱伝導率が低いチューブ2の外側でフィン3によって熱交換面積を増やして大きな熱交換量が得られる。このため、気体―気体間や気体―液体間の熱交換を行う熱交換器として、フィンチューブ型の熱交換器が一般に用いられる。
上記従来のフィンチューブ型の熱交換器1はフィン3の下流側でフィン3表面近傍での流れの境界層が厚くなるため熱伝達率が低下する問題があった。この問題を解決するために、特許文献1にはフィンに切り起こし片を設けた熱交換器が開示されている。フィンに設けた切り起こし片の前縁効果により、フィン表面近傍での流れの境界層厚さを薄くすることができる。これにより、フィンと流体との間の熱伝導率を低下させて熱交換効率を向上することができる。
特開平2−217792号公報(第1頁−第4頁、第1図)
しかしながら、上記特許文献1に開示された熱交換によると、切り起こし片の増加に伴って流路抵抗も大きくなるため切り起こし片の数量や配置に制限がある。このため、フィン全体にわたって境界層の厚みを薄くすることが困難で、熱伝導率を充分低下させることができない問題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑み、フィン表面近傍での流れの境界層厚さを薄くして熱交換効率を向上できる熱交換器及びそれを用いた熱交換システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、第1流体が流通するチューブと前記チューブに取り付けられるとともに前記チューブが延びた方向に並設された薄板から成る複数のフィンとを有する熱交換器と、前記フィン間に第2流体を導くファンとを備えた熱交換システムにおいて、前記フィンは蛇行により連続した凹部及び凸部が周期的に形成され、前記凹部及び前記凸部が前記フィン間を通過する第2流体の流通方向に対して交差する方向に延びて配されるとともに、前記フィン間を通過する第2流体の流量を周期的に可変したことを特徴としている。
この構成によると、チューブ内を第1流体が流通すると第1流体の熱がフィンに熱伝導する。薄板のフィンはチューブの延びた方向に複数並設され、ファンの駆動によってフィン間に第2流体が供給される。フィンは蛇行して連続した凹部及び凸部が周期的に形成され、凹部及び凸部の延びる方向は第2流体の流通方向に対して交差する。フィンに沿って流通する第2流体の一部は凹部内に流入し、凹部内に渦が形成される。ファンによって送出される第2流体の流量が周期的に可変されると、凹部内での渦の停滞と凹部内からの第2流体の流出とが繰り返される。
また本発明は、上記構成の熱交換システムにおいて、前記フィン間を通過する第2流体の向きを周期的に反転したことを特徴としている。この構成によると、フィン間には所定の周期で逆方向に第2流体が流通する。
また本発明は、上記構成の熱交換システムにおいて、前記フィンに導かれる第2流体の向きを周期的に可変したことを特徴としている。この構成によると、第2流体はフィン間に向かう際に方向が周期的に変わり、同時に熱交換器の各部位における各々のフィン間を流通する際の速度の大きさが変えられる。
また本発明は、上記構成の熱交換システムにおいて、前記凹部及び前記凸部が前記フィン間を通過する第2流体の流通方向に対して直交する方向に延びて配されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の熱交換システムにおいて、隣接する前記フィンの前記凹部同士及び前記凸部同士がそれぞれ向かい合うことを特徴としている。この構成によると、第2流体が凸部の表面に沿って流通し、主流方向の流れの圧力損失を低減することができる。
また本発明は、上記構成の熱交換システムにおいて、隣接する前記フィンの前記凹部と前記凸部とが向かい合うことを特徴としている。この構成によると、フィンの間隔が狭くなった場合でも第2流体が蛇行して流れるため、圧力損失を増加させずに第2流体を進行させることができる。
また本発明は、上記構成の熱交換システムにおいて、前記凸部は前記フィン間を通過する第2流体の流通方向に平行な平面部を有し、前記平面部は前記凹部の側壁に連続して前記平面部と前記凹部の側壁との成す角度を直角または鋭角にしたことを特徴としている。この構成によると、平面部に沿って流通する第2流体の流れと凹部の側壁とが垂直または鋭角になる。このため、第2流体の流れが凹部の側壁で効率よく剥離し、凹部内に第2流体が効率よく回り込む。
また本発明は、上記構成の熱交換システムにおいて、前記凹部の断面形状を矩形にしたことを特徴としている。この構成によると、第2流体が平面部に沿って流通し、主流方向の流れの圧力損失を低減することができる。それとともに、第2流体の流れが効率よく剥離し、かつ凹部の側壁を主流方向に対して鋭角にした場合よりも凹部流体の更新を効率よく実施することができる。
また本発明は、上記構成の熱交換システムにおいて、前記フィン間を通過する第2流体の流速が最大となる時に、前記凹部または前記凸部の流れ方向の長さを代表長さとするレイノルズ数が臨界レイノルズ数よりも大きいことを特徴としている。この構成によると、第2流体の流速は最大時に十分速く、凹部内の渦の角速度が増加して渦が凹部内に停滞する。
また本発明は、上記構成の熱交換システムにおいて、前記フィン間を通過する第2流体の流速が最小となる時に、前記レイノルズ数が臨界レイノルズ数よりも小さいことを特徴としている。この構成によると、第2流体の流速は最小時に十分遅く、凹部内の渦の角速度が低下して渦が凹部からはみ出した状態となる。
また本発明は、上記構成の熱交換システムにおいて、前記ファンが軸流ファンまたは貫流ファンから成り、前記ファンの回転方向が周期的に反転することを特徴としている。この構成によると、1つのファンで熱交換器の広範囲の領域に対して第2流体の通過方向の反転を行うことができる。
また本発明は、上記構成の熱交換システムにおいて、前記ファンが複数の羽根を有した軸流ファンから成り、前記羽根の少なくとも一部は対向角が逆向きに配されることを特徴としている。この構成によると、ファンモータの正逆反転を実施する必要がないため機構を簡易化できる。また、ファンモータの正逆反転の周期よりもファンの回転周期の方が周期が短いので同一時間内にてより頻繁に流通方向を反転させることができる。このため、凹部内の流体の停滞と更新の頻度をより高めることができる。
また本発明は、上記構成の熱交換システムにおいて、前記ファンは前記熱交換器の上流側及び下流側にそれぞれ配されて交互に駆動されることを特徴としている。さらに好ましくは、前記ファンをシロッコファン等の遠心ファンとする。この構成によると、該ファンは軸流ファンや貫流ファンなど他種のファンよりも、大きな流路抵抗に対する送風能力が高い。このため、例えば熱交換器が流れ方向に長いために流路抵抗の大きい熱交換システムに対して特に適している。
また本発明は、上記構成の熱交換システムにおいて、第2流体を案内する案内装置を前記ファンの上流側または下流側に設け、前記案内装置によって第2流体の向きを周期的に可変したことを特徴としている。この構成によると、熱交換器の各部位におけるフィン間を通過する第2流体の流れの方向を、ファンモータの正逆反転やオン・オフの切替よりも速やかに切り替えることができる。
また本発明は、上記構成の熱交換システムにおいて、前記ファンが流入口及び流出口を有するケーシングで覆われた貫流ファンまたは遠心ファンから成るとともに前記熱交換器が前記ファンの周囲を囲んで配置され、前記ケーシングを回転させたことを特徴としている。この構成によると、特にファンを囲む形で熱交換器が設けられた場合に、ファンケーシングの回動のみで熱交換器のフィン間を通過する第2流体の流れの方向の反転を実現でき、構造が簡易化できるという利点を有する。
また本発明は、流体が流通するチューブと、前記チューブに取り付けられるとともに前記チューブが延びた方向に並設された薄板から成る複数のフィンとを備えた熱交換器において、前記フィンは蛇行により連続した凹部及び凸部が一方向に延びて周期的に形成されることを特徴としている。
本発明によると、第2流体の通過方向に交差する方向に延びた凹部及び凸部をフィンに設けたので、フィン間を通過する第2流体の一部によって凹部内に渦が形成される。また、第2流体の流量を周期的に可変するので、凹部の渦によるフィンやチューブとの伝熱促進効果が得られる。加えて、凹部内の第2流体の停滞や凹部内の第2流体の更新を繰り返すことにより熱の移動が着実かつ効率よく行われる。これにより、フィン自体の熱伝導性能に依存することなくフィン表面全体にフィン間の流れとの熱交換領域を拡散させることができ、熱交換効率を向上することができる。
<第1実施形態>
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の熱交換システムを示す概略構成図である。熱交換システム10は熱交換器1及びファン4を備えている。熱交換器1は水、CO2、HCF系冷媒等の第1流体が流通するチューブ2とチューブ2に取り付けられるフィン3とを有したフィンチューブ型になっている。
熱交換システム10は空気等の第2流体中に配置される。ファン4はプロペラファン等の軸流ファンから成り、モータ5のモータ軸5aに取り付けられる羽根6を有している。モータ5の駆動電力によって羽根6の回転数は正弦関数的に変化し、周期的に回転数の増減及び回転方向の反転が行われる。
これにより、羽根6が矢印B1の方向に回転すると矢印A1方向の第2流体の流れが発生し、矢印B2の方向に回転すると矢印A2方向の第2流体の流れが発生する。また、羽根6の回転数の増減によって第2流体の速度が増減するため、フィン3間を流通する第2流体の流量が可変される。フィン3間を第2流体が流通することにより、第1流体からフィン3に伝えられた熱が第2流体に与えられ、熱交換が行われる。
図2は熱交換器1の詳細を示す斜視図である。管状のチューブ2は図中、横方向に延び、縦方向及び奥行方向に並設される。チューブ2を1本の管により形成してもよく、複数の管により形成してもよい。フィン3は金属板等の熱伝導率の高い薄板から成り、チューブ2の延びた方向に複数並設される。フィン3をチューブ2の延びた方向に対して垂直に配置してもよく、傾斜して配置してもよい。
フィン3は折曲により周期的に蛇行し、一方向に延びた凹部7及び凸部8が連続して両面に形成される。これにより、隣接する凹部7と凸部8とは共通の側壁を有し、周期Tが凹部7(凸部8)の幅Wの2倍になっている。凸部8は凹部7間を繋ぐ平面部8aを有し、平面部8aは裏面側の凹部の底面を形成する。平面部8aと凹部7の側壁とは垂直に形成され、凹部7は一方が開口した断面矩形になっている。また、隣接するフィン3の凹部7は開口側同士が向かい合って配置されている。
また、凹部7の幅Wはチューブ2の径よりも若干大きく、チューブ2の径方向全体が一の凹部7内に配されて平面部8aを貫通する。後述するように凹部7内には渦が形成され、複数の凹部7及び凸部8に跨ってチューブ2を配置すると所望の形状に対して乱された渦が増加する。一の凹部7内にチューブ2を配置することでチューブ2によって乱される渦を低減することができる。
ファン4は軸方向がフィン3の凹部7及び凸部8の周期方向に平行に配される。これにより、ファン4により発生する気流の流通方向(矢印A1、A2)はフィン3間を通過する第2流体の通過方向(以下、「主流方向」という場合がある)に一致する。ファン4により発生する気流の流通方向は主流方向に対して傾斜してもよいが、一致させると圧力損失を小さくできる。また、凹部7及び凸部8はファン4の駆動によってフィン3間を通過する第2流体の通過方向(矢印A1、A2)に対して直交する方向(図2の上下方向)に延びて配される。
図3〜図7は熱交換器1を第2流体が通過する際の状態を説明する平面図である。図3はフィン3間を通過する第2流体の流速が最大のときを示している。この時、凹部7の幅W(凸部8の幅に一致)を代表長さとするレイノルズ数Reは臨界レイノルズ数よりも大きくなっている。これにより、フィン3間は平面部8a近傍で乱流を発生する。
チューブ2の周囲を流れる第2流体の主流方向はファン4によって送出される方向に一致し、平面部8aに平行になっている。これにより、流れ抵抗を小さくできるとともに、死水領域を少なくすることができる。
第2流体の速度はレイノルズ数Reが臨界レイノルズ数を超える程度に十分に速いため、フィン3間の第2流体は流れによって速やかに主流方向へ熱が移動する。一方で凹部7にはレイノルズ数Reが臨界レイノルズ数を超えるため大きな角速度を有する渦7aが発生する。このため、フィン3またはチューブ2の表面の近傍での熱流束が大きくなり、凹部7内の第2流体とフィン3やチューブ2との熱交換が大きく促進される。この時点では、凹部7内には渦7aが留まって停滞する(以下、この現象を「凹部流体の停滞」という)。
フィン3間を通過する第2流体の速度が低下すると、図4に示す状態になる。この時、レイノルズ数Reが臨界レイノルズ数よりも小さくなっている。この状態では凹部7内には角速度が低下して一部が凹部7からはみだした渦7bが形成される。これにより、渦7bは渦7a(図3参照)に対して中心位置が移動する。このため、図3で凹部7内の渦7aがフィン3から奪った熱の一部をフィン3とフィン3との間の流れと熱交換する。更に、その熱を主流方向へ移動させつつ、その一部を更に進行方向前方の凹部7の渦7bと熱交換する。
フィン3間を通過する第2流体の速度が低下して向きが矢印A2に示すように反転すると、図5に示す状態になる。この状態では凹部7内で角速度が若干残ったまま主流方向が逆転するため、概ねフィン3の凹凸に沿った流れが形成される。これにより、凹部7に留まっていた第2流体が熱とともに主流方向に移動するとともに、フィン3間の流れが熱と共に凹部7内に流入する。これにより、凹部7内の第2流体が流出して新たに流入し、凹部7内の第2流体が更新される(以下、この現象を「凹部流体の更新」という)。
更に時間が経過して第2流体の速度が増加すると、図6に示す状態になる。この状態では速度の増加に伴って第2流体の慣性及びフィン3表面での接線抵抗の影響が大きくなり、徐々にフィン3の凹凸に沿って流れにくくなる。このため、凹部7の底面において渦7cが発生し始める。
更に第2流体の速度が増加して前述の図4と向きが逆で大きさが同じ速度になると、図7に示す状態になる。この状態では図6で発生した渦7cが発達して図4と同じ大きさで回転方向が反対の渦7bが形成される。これにより、主流方向に熱が伝達される。
更に第2流体の速度が増加すると、前述の図3と向きが逆で大きさが同じ速度になる。これにより、上記と同様に、フィン3間の第2流体は流れによって速やかに主流方向へ熱が移動する。一方で凹部7には大きな角速度を有する渦7aが発生する。以後、図3〜図7の状態が繰り返されて第2流体の流れが変化し、第2流体の速度の大きさ(流量)が可変されるとともに向きが反転される。
本実施形態によると、第2流体の通過方向に直交する方向に延びた凹部7及び凸部8をフィン3に設けたので、フィン3間を通過する第2流体の一部によって凹部7内に渦が形成される。また、第2流体の流量を周期的に可変するので、凹部7の渦7a、7b、7cによるフィン3やチューブ2との伝熱促進効果が得られる。加えて、凹部流体の停滞及び凹部流体の更新を繰り返すことにより主流方向A1、A2への熱の移動が着実かつ効率よく行われる。これにより、フィン3自体の熱伝導性能に依存することなくフィン3表面全体にフィン3間の第2流体の流れとの熱交換領域を拡散させることができ、熱交換効率を向上することができる。
このため、例えば第2流体の通過方向のフィン3の長さを従来よりも長くしたり、フィン3の材質を従来よりも熱伝導性能の低いものに変えることができる。このようにしても、従来のような熱伝達性能の低下を起こすことなく効果的に熱伝達性能を向上させることができる。
また、フィン3間を通過する第2流体の向きを周期的に反転したので、チューブ2の下流の死水領域を従来よりも減少させることができる。従って、熱交換器1の有効断面積を増加させることができる。
凹部7及び凸部8は第2流体の通過方向に交差する方向に延びていれば同様に渦7a、7b、7cが形成され、同様の効果を得ることができる。しかし、凹部7及び凸部8が第2流体の通過方向に直交する方向に延びると、第2流体の流れが凹部7の側壁で効率よく剥離する。これにより、凹部7内に第2流体が効率よく回り込んで強い渦7aが形成し、凹部7内でより効率よく熱伝達させることができる。
また、凹部7の側壁は主流方向に対して傾斜して形成してもよい。しかし、凹部7の側壁を主流方向に対して垂直に形成することにより、第2流体の流れが凹部7の側壁で効率よく剥離する。これによって、より強い渦7aを形成して凹部7内でより効率よく熱伝達させることができる。凹部7の側壁を主流方向に対して鋭角に形成すると、第2流体の流れをより効率よく剥離させて強い渦7aを形成することができる。
また、凹部7は矩形に形成され、平面部8aが形成される。これにより、第2流体が平面部8aに沿って流通し、主流方向の流れの圧力損失を低減することができる。それとともに、第2流体の流れが上記のように効率よく剥離し、かつ凹部7の側壁を主流方向に対して鋭角にした場合よりもこのように直角にすることにより、凹部流体の更新を効率よく実施することができる。
また、隣接するフィン3の凹部7の開口側同士が向かい合うので、主流方向の流れを蛇行させずに圧力損失を低減することができる。また、主流の流れが蛇行しないことにより、特に主流が高速となる時点における凹部7への主流の入り込みを抑制することができる。このため、凹部7の流体の停滞をより確実に実現することができる。
また、ファン4は貫流ファンや遠心ファンを用いてもよいが、軸流ファンを用いると流路断面積が広くかつ低圧損で大風量である。このため、本実施形態のように熱交換器1の主流方向の距離が他方向の寸法に比べて比較的薄い場合には、容易に主流方向の流れを形成することができる。また、比較的容易にファン4の正逆反転により流れ方向も正逆反転させることができる。
尚、ファン4によって羽根6の回転方向を反転して第2流体の向きを反転しているが、羽根6の回転方向を一定にして回転数を増減してもよい。これにより、第2流体は向きが一定で流量が可変され、前述の図3、図4の状態が繰り返される。従って、フィン3表面全体にフィン3間の流れとの熱交換領域を拡散させることができ、熱交換効率を向上することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の熱交換システム10について説明する。本実施形態は前述の図1に示す第1実施形態と同様に構成され、フィン3の配置が異なっている。図8〜図12は熱交換器1を第2流体が通過する際の状態を説明する平面図である。熱交換器1は隣接するフィン3の凹部7と凸部8とが向かい合って配置される。その他の部分は第1実施形態と同様である。
図8はフィン3間を通過する第2流体の流速が最大のときを示している。この時、凹部7の幅W(図2参照)を代表長さとするレイノルズ数Reは臨界レイノルズ数よりも大きくなっている。
チューブ2の周囲を流れる第2流体の主流方向はファン4によって送出される方向に一致し、平面部8aに平行になっている。これにより、流れ抵抗を小さくできるとともに、死水領域を少なくすることができる。
第2流体の速度はレイノルズ数Reが臨界レイノルズ数を超える程度に十分に速いため、フィン3間の第2流体は流れによって速やかに主流方向へ熱が移動する。一方で凹部7にはレイノルズ数Reが臨界レイノルズ数を超えるため大きな角速度を有する渦7aが発生する。このため、フィン3またはチューブ2の表面の近傍での熱流束が大きくなり、凹部7内の第2流体とフィン3やチューブ2との熱交換が大きく促進される。この時点では、凹部7内には渦7aが留まって停滞する(凹部流体の停滞)。
フィン3間を通過する第2流体の速度が低下すると、図9に示す状態になる。この時、レイノルズ数Reが臨界レイノルズ数よりも小さくなっている。この状態では凹部7内には角速度が低下して一部が凹部7からはみだした渦7bが形成される。これにより、渦7bは渦7a(図8参照)に対して中心位置が移動する。このため、図8で凹部7内の渦7aがフィン3から奪った熱の一部をフィン3とフィン3との間の流れと熱交換する。更に、その熱を主流方向へ移動させつつ、その一部を更に先の凹部7の渦7bと熱交換する。
フィン3間を通過する第2流体の速度が低下して向きが矢印A2に示すように反転すると、図10に示す状態になる。この状態では凹部7内で角速度が若干残ったまま主流方向が逆転するため、概ねフィン3の凹凸に沿った流れが形成される。これにより、凹部7に留まっていた第2流体が熱とともに主流方向に移動するとともに、フィン3間の流れが熱と共に凹部7内に流入する。これにより、凹部7内の第2流体が流出して新たに流入し、凹部7内の第2流体が更新される(凹部流体の更新)。
更に時間が経過して第2流体の速度が増加すると、図11に示す状態になる。この状態では速度の増加に伴って第2流体の慣性及びフィン3表面での接線抵抗の影響が大きくなり、徐々にフィン3の凹凸に沿って流れにくくなる。このため、凹部7の底面において渦7cが発生し始める。
更に第2流体の速度が増加して前述の図9と向きが逆で大きさが同じ速度になると、図12に示す状態になる。この状態では図11で発生した渦7cが発達して図9と同じ大きさで回転方向が反対の渦7bが形成される。これにより、主流方向に熱が伝達される。
更に第2流体の速度が増加すると、前述の図8と向きが逆で大きさが同じ速度になる。これにより、上記と同様に、フィン3間の第2流体は流れによって速やかに主流方向へ熱が移動する。一方で凹部7には大きな角速度を有する渦7aが発生する。以後、図8〜図12の状態が繰り返されて第2流体の流れが変化し、第2流体の速度の大きさ(流量)が可変されるとともに向きが反転される。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、第2流体の通過方向に直交する方向に延びた凹部7及び凸部8をフィン3に設けたので、フィン3間を通過する第2流体の一部によって凹部7内に渦が形成される。また、第2流体の流量を周期的に可変するので、凹部7の渦7a、7b、7cによるフィン3やチューブ2との伝熱促進効果が得られる。加えて、凹部流体の停滞及び凹部流体の更新を繰り返すことにより主流方向A1、A2への熱の移動が着実かつ効率よく行われる。これにより、フィン3自体の熱伝導性能に依存することなくフィン3表面全体にフィン3間の流れとの熱交換領域を拡散させることができ、熱交換効率を向上することができる。
また、フィン3間を通過する第2流体の向きを周期的に反転したので、チューブ2の下流の死水領域を従来よりも減少させることができる。従って、熱交換器1の有効断面積を増加させることができる。
また、隣接するフィン3の凹部7と凸部8とが向かい合うので、フィン3間が狭くなった場合でも第2流体が蛇行して圧力損失を増加させずに第2流体を進行することができる。
尚、凹部7の側壁は主流方向に対して傾斜してもよく、平面部8aとの角度を直角または鋭角にするとより望ましい。また、凹部7及び凸部8の延びる方向は主流方向に対して傾斜してもよい。更に、羽根6を同一方向に回転して回転数を増減してもよい。これにより、第2流体は向きが一定で流量が可変され、前述の図8、図9の状態が繰り返される。
<第3実施形態>
次に、図13は第3実施形態の熱交換システムを示す概略構成図である。説明の便宜上、前述の図1に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態の熱交換システム11はファン4の羽根6が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
ファン4は軸流ファンaから成り、羽根6は対向角が互いに逆向きの羽根6a、6bが回転方向に互い違いになるように設けられている。ファン4は回転数が一定で駆動され、羽根6aに対向する図中、左側の熱交換器1には矢印A3に示す方向に第2流体が導かれる。羽根6bに対向する図中、右側の熱交換器1には矢印A4に示す方向に第2流体が導かれる。即ち、熱交換器1のフィン3間を通過する第2流体の主流方向は羽根6a、6bにそれぞれ対向する位置で逆向きの矢印A3、A4方向になる。
羽根6の回転によって図14に示す状態になると、図中、左側の熱交換器1は羽根6bが対向して矢印A4に示す方向に第2流体が導かれる。図中、右側の熱交換器1は羽根6aが対向して矢印A3に示す方向に第2流体が導かれる。また、熱交換器1の各部分は羽根6a、6bが遠ざかる際に流量が減少し、羽根6a、6bが近づくと流量が増加する。即ち、ファン4の駆動によって熱交換器1を通過する第2流体の流量が可変されるとともに流通方向が反転する。
従って、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。特に本実施形態においては、ファンモータの正逆反転を実施する必要がないため第1実施形態よりも機構を簡易化できる。また、ファンモータの正逆反転は慣性の影響のためその周期は比較的長く、それよりも熱交換器の任意の部位を羽根6aまたは羽根6bが通過する周期の方が周期が短くなる。このため、同一時間内にてより頻繁に流通方向を反転させることができる。その結果、凹部流体の停滞及び更新の頻度を第1実施形態よりも高めることができる。尚、第2実施形態と同様の熱交換器1を用いてもよい。
<第4実施形態>
次に、図15は第4実施形態の熱交換システムを示す概略構成図である。説明の便宜上、前述の図13、図14に示す第3実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態の熱交換システム12はファン4の羽根6の取付けが第3実施形態と異なっている。その他の部分は第3実施形態と同様である。
ファン4の羽根6は対向角が互いに逆向きの羽根6a、6bを有している。モータ軸5aは熱交換器1のフィン3間を貫通して設けられ、羽根6a、6bはモータ軸5aの両端に取り付けられて熱交換器1を挟んで配置される。
ファン4は回転数が一定で駆動され、羽根6aに対向する図中、左側の熱交換器1には矢印A3に示す方向に第2流体が導かれる。羽根6bに対向する図中、右側の熱交換器1には矢印A4に示す方向に第2流体が導かれる。即ち、熱交換器1のフィン3間を通過する第2流体の主流方向は羽根6a、6bにそれぞれ対向する位置で逆向きの矢印A3、A4方向になる。
羽根6の回転によって図16に示す状態になると、図中、左側の熱交換器1は羽根6bが対向して矢印A4に示す方向に第2流体が導かれる。図中、右側の熱交換器1は羽根6aが対向して矢印A3に示す方向に第2流体が導かれる。また、熱交換器1の各部分は羽根6a、6bが遠ざかる際に流量が減少し、羽根6a、6bが近づくと流量が増加する。即ち、ファン4の駆動によって熱交換器1を通過する第2流体の流量が可変されるとともに流通方向が反転する。
従って、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。尚、第2実施形態と同様の熱交換器1を用いてもよい。
<第5実施形態>
次に、図17は第5実施形態の熱交換システムを示す概略構成図である。説明の便宜上、前述の図1、図2に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態の熱交換システム13はファン31がクロスフローファン等の貫流ファンから成り、ケーシング32の両端の開口部32a、32bにそれぞれ第1実施形態と同様の熱交換器1が配置される。
ファン31は正弦関数的に回転が与えられ、回転数が増減するとともに回転方向が反転する。これにより、矢印B3の方向にファン31が回転すると、矢印A5に示すように開口部32aから開口部32bに向かって第2流体が流通する。図18に示すように矢印B4の方向にファン31が回転すると、矢印A6に示すように開口部32aから開口部32bに向かって第2流体が流通する。
従って、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、本実施形態のように貫流ファンを用いることにより、ファン31の軸方向(図17の紙面に垂直な方向)における風量および風速を、軸流ファンや遠心ファンよりも均一にすることができる。このため、熱交換器1のファン軸方向における熱交換性能の均一化を図るのに適している。
尚、第2実施形態と同様の熱交換器1を用いてもよい。また、ファン31の回転方向を一定にして回転速度を可変してもよい。これにより、熱交換器1を通過する第2流体は向きが一定で流量が可変される。
<第6実施形態>
次に、図19は第6実施形態の熱交換システムを示す概略構成図である。説明の便宜上、前述の図1〜図2に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態の熱交換システム14は第1実施形態と同様の熱交換器1の両側にシロッコファン等の遠心ファンから成るファン33、34がそれぞれ配置される。
ファン33、34は交互に駆動され、駆動の立ち上がり時及び停止時に回転数が増減する。ファン34を停止してファン33を駆動すると、ファン34からファン33に向かって矢印A7の方向に第2流体が流通する。図20に示すようにファン33を停止してファン34を駆動すると、ファン33からファン34に向かって矢印A8の方向に第2流体が流通する。これにより、熱交換器1を通過する第2流体は流量が増減するとともに主流方向が反転する。
従って、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。尚、ファン33、34を貫流ファンや軸流ファンにより形成してもよいが、シロッコファン等の遠心ファンにより形成するとより望ましい。即ち、ファン33、34が遠心ファンから成るため、特性上圧力損失が大きくても所望の流体送出を行うことができる。このため、熱交換システム14の熱交換器1の主流方向が厚くなる場合であっても有効な熱交換性能を得ることができる。尚、第2実施形態と同様の熱交換器1を用いてもよい。
<第7実施形態>
次に、図21は第7実施形態の熱交換システムを示す概略構成図である。説明の便宜上、前述の図19、図20に示す第6実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態の熱交換システム15は第6実施形態に対して熱交換器1のチューブ2の配列数が多く、熱交換器1の主流方向が厚くなっている。その他の部分は第6実施形態と同様である。
本実施形態によるとフィン3が主流方向に長いため熱交換面積を大きくすることができる。また、ファン33、34が遠心ファンから成るため、圧力損失が大きくても所望の流体送出を行うことができる。これにより、高い熱交換性能を得ることができる。
<第8実施形態>
次に、図22は第8実施形態の熱交換システムを示す概略構成図である。説明の便宜上、前述の図19、図20に示す第6実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態の熱交換システム16は第6実施形態に対して熱交換器1のチューブ2の配列数が多く、同様の熱交換器1が2列に設けられる。その他の部分は第6実施形態と同様である。
2つの熱交換器1はケーシング35内に隔壁35aを介して配される。隔壁35aは図中下部が開口して両熱交換器1間を連通させる。これにより、2つの熱交換器1の主流方向が長くなっている。ケーシング35の上部には隔壁35aで分離された開口部35b、35cが設けられ、開口部35b、35cにそれぞれファン33、34が配される。
本実施形態によるとフィン3が主流方向に長く、熱交換器1が2列設けられるため熱交換面積を大きくすることができる。また、ファン33、34が遠心ファンから成るため、圧力損失が大きくても所望の流体送出を行うことができる。これにより、高い熱交換性能を得ることができる。
また、ファン33、34が熱交換システム16の一方にまとめて配置されるので、外部からの第2流体の吸込み及び吹き出しを熱交換システムの片方に設ける必要がある場合に有効である。
<第9実施形態>
次に、図23は第9実施形態の熱交換システムを示す概略構成図である。説明の便宜上、前述の図19、図20に示す第6実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態の熱交換システム17はシロッコファン等の遠心ファンから成るファン33、34が対向配置される。また、ファン33、34の周方向に第6実施形態と同様の熱交換器1が配置される。
ファン33、34のケーシング36は一端が開口し、開口側が隔壁36aにより隔離された開口部36b、36cが形成される。熱交換器1は開口部36b、36cに跨って配置される。ファン33、34はケーシング36の他端に配されて軸方向に対向し、隔壁36aによってファン33、34を介して開口部36b、36cが連通する。ファン33、34は第2流体を軸方向に吸引して周方向に送出する。
ファン33、34は交互に駆動され、駆動の立ち上がり時及び停止時に回転数が増減する。ファン34を停止してファン33を駆動すると、ファン34からファン33に向かって矢印A9の方向に第2流体が流通する。図24に示すようにファン33を停止してファン34を駆動すると、ファン33からファン34に向かって矢印A10の方向に第2流体が流通する。これにより、熱交換器1を通過する第2流体は流量が増減するとともに主流方向が反転する。
従って、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ファン33、34が遠心ファンから成るため、特性上圧力損失が大きくても所望の流体送出を行うことができる。このため、熱交換システム14の熱交換器1の主流方向が厚くなる場合であっても有効な熱交換性能を得ることができる。尚、第2実施形態と同様の熱交換器1を用いてもよい。
<第10実施形態>
次に、図25は第10実施形態の熱交換システムを示す概略構成図である。説明の便宜上、前述の図23、図24に示す第9実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態の熱交換システム18は第9実施形態に対して一方のファン34(図23参照)及び隔壁36a(図23参照)が省かれ、案内装置38が設けられる。その他の部分は第9実施形態と同様である。
案内装置38はファン33の下流側に配された回動自在のルーバーから成り、ファン33から送出される第2流体の向きを周期的に可変する。また、案内装置38は紙面に垂直な方向に延びる熱交換器1の一部に対向して設けられる。
ファン33を駆動するとケーシング36内には矢印A11に示すように、案内装置38に対向する部分を除く熱交換器1を通過して第2流体が流入する。ファン33は軸方向に第2流体を吸引して周方向に送出し、第2流体は案内装置38により導かれて熱交換器1の案内装置38に対向した部分を通過する。
図26に示すように案内装置38の向きが変わると、ファン33から送出された第2流体は案内装置38の延びた方向に導かれる。そして、案内装置38の延長上の熱交換器1を介してケーシング36から流出する。この時、第2流体は案内装置38からフィン3に対して傾斜して熱交換器1に導かれた後に、フィン3に沿って主流方向に流通する。また、熱交換器1の流出部分以外からケーシング36内に第2流体が流入する。
従って、案内装置38の回動によって熱交換器1の各部分は第2流体の流量及び通過方向が可変される。従って、第9実施形態と同様の効果を得ることができる。また、熱交換器1のフィン3に導かれる第2流体の向きが周期的に可変されるので、容易に熱交換器1の各部分における第2流体の流量及び通過方向を可変することができる。特に、ファンモータの正逆反転またはオン・オフの周期よりもより頻繁な時間間隔にて各部位における流れの反転を実現できるという利点を有する。尚、第2実施形態と同様の熱交換器1を用いてもよい。
<第11実施形態>
次に、図27は第11実施形態の熱交換システムを示す概略構成図である。説明の便宜上、前述の図1、図2に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態の熱交換システム19はファン31がクロスフローファン等の貫流ファンから成り、ファン31のケーシング37の周囲を囲んで第1実施形態と同様の熱交換器1が複数配置される。
ファン31のケーシング37は両端に流入口37a及び流出口37bを有し、矢印Cに示すように回転する。これにより、ファン31を駆動すると、第2流体は矢印A13に示すように流入口37aに対向する熱交換器1を通過して流入口37aからケーシング37に流入する。そして、第2流体は流出口37bからケーシング37を流出し、流出口37bに対向する熱交換器1を通過する。
ケーシング37が回動によって破線37’に示す位置に配されると、第2流体は矢印A14に示すようにこの時の流入口37aに対向する熱交換器1を通過して流入口37aからケーシング37に流入する。そして、第2流体は流出口37bからケーシング37を流出し、流出口37bに対向する熱交換器1を通過する。
ケーシング37は回転するため各熱交換器1は第2流体の流量が周期的に増減するとともに向きが周期的に反転する。従って、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、熱交換器1のフィン3に導かれる第2流体の向きが周期的に可変されるので、容易に流量を可変することができる。尚、第2実施形態と同様の熱交換器1を用いてもよい。また、貫流ファンに変えて遠心ファンを用いてもよい。また、ファン31を揺動させてもよい。この時、揺動角度を180゜以下にすると、熱交換器1を通過する第2流体は向きが一定で流量が可変される。
以上により、本発明に係る熱交換システムを第1〜第11実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定される訳ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜の変更を加えて実施することができる。
本発明によると、例えば空気調和機、暖房機器、ボイラー、自動車等の発動機や高熱を発生する電子部品の放熱または冷却装置に利用することができる。
本発明の第1実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第1実施形態の熱交換システムの熱交換器を示す斜視図 本発明の第1実施形態の熱交換システムの熱交換器を第2流体が通過する際の状態を説明する平面図 本発明の第1実施形態の熱交換システムの熱交換器を第2流体が通過する際の状態を説明する平面図 本発明の第1実施形態の熱交換システムの熱交換器を第2流体が通過する際の状態を説明する平面図 本発明の第1実施形態の熱交換システムの熱交換器を第2流体が通過する際の状態を説明する上面図 本発明の第1実施形態の熱交換システムの熱交換器を第2流体が通過する際の状態を説明する上面図 本発明の第2実施形態の熱交換システムの熱交換器を第2流体が通過する際の状態を説明する上面図 本発明の第2実施形態の熱交換システムの熱交換器を第2流体が通過する際の状態を説明する上面図 本発明の第2実施形態の熱交換システムの熱交換器を第2流体が通過する際の状態を説明する上面図 本発明の第2実施形態の熱交換システムの熱交換器を第2流体が通過する際の状態を説明する上面図 本発明の第2実施形態の熱交換システムの熱交換器を第2流体が通過する際の状態を説明する上面図 本発明の第3実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第3実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第4実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第4実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第5実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第5実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第6実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第6実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第7実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第8実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第9実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第9実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第10実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第10実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 本発明の第11実施形態の熱交換システムを示す概略構成図 従来の熱交換システムの熱交換器を示す斜視図
符号の説明
1 熱交換器
2 チューブ
3 フィン
4、31、33、34 ファン
5 モータ
6、6a、6b 羽根
7 凹部
7a、7b、7c 渦
8 凸部
8a 平面部
10〜19 熱交換システム
32、35、36、37 ケーシング

Claims (17)

  1. 第1流体が流通するチューブと前記チューブに取り付けられるとともに前記チューブが延びた方向に並設された薄板から成る複数のフィンとを有する熱交換器と、前記フィン間に第2流体を導くファンとを備えた熱交換システムにおいて、前記フィンは蛇行により連続した凹部及び凸部が周期的に形成され、前記凹部及び前記凸部が前記フィン間を通過する第2流体の流通方向に対して交差する方向に延びて配されるとともに、前記フィン間を通過する第2流体の流量を周期的に可変したことを特徴とする熱交換システム。
  2. 前記フィン間を通過する第2流体の向きを周期的に反転したことを特徴とする請求項1に記載の熱交換システム。
  3. 前記フィンに導かれる第2流体の向きを周期的に可変したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱交換システム。
  4. 前記凹部及び前記凸部が前記フィン間を通過する第2流体の流通方向に対して直交する方向に延びて配されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の熱交換システム。
  5. 隣接する前記フィンの前記凹部の開口側同士が向かい合うことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の熱交換システム。
  6. 隣接する前記フィンの前記凹部と前記凸部とが向かい合うことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の熱交換システム。
  7. 前記凸部は前記フィン間を通過する第2流体の流通方向に平行な平面部を有し、前記平面部は前記凹部の側壁に連続して前記平面部と前記凹部の側壁との成す角度を直角または鋭角にしたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の熱交換システム。
  8. 前記凹部の断面形状を矩形にしたことを特徴とする請求項7に記載の熱交換システム。
  9. 前記フィン間を通過する第2流体の流速が最大となる時に、前記凹部または前記凸部の流れ方向の長さを代表長さとするレイノルズ数が臨界レイノルズ数よりも大きいことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の熱交換システム。
  10. 前記フィン間を通過する第2流体の流速が最小となる時に、前記レイノルズ数が臨界レイノルズ数よりも小さいことを特徴とする請求項9に記載の熱交換システム。
  11. 前記ファンが軸流ファンまたは貫流ファンから成り、前記ファンの回転方向が周期的に反転することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか熱交換システム。
  12. 前記ファンが複数の羽根を有する軸流ファンから成り、前記羽根の少なくとも一部は対向角が逆向きに配されることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の熱交換システム。
  13. 前記ファンは前記熱交換器の上流側及び下流側にそれぞれ配されて交互に駆動されることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の熱交換システム。
  14. 前記ファンが遠心ファンから成ることを特徴とする請求項13に記載の熱交換システム。
  15. 第2流体を案内する案内装置を前記ファンの上流側または下流側に設け、前記案内装置によって第2流体の向きを周期的に可変したことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の熱交換システム。
  16. 前記ファンが両端に第2流体の流入口及び流出口を有するケーシングで覆われた貫流ファンまたは遠心ファンから成るとともに前記熱交換器が前記ファンの周囲を囲んで配置され、前記ケーシングを回転させたことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の熱交換システム。
  17. 流体が流通するチューブと、前記チューブに取り付けられるとともに前記チューブが延びた方向に並設された薄板から成る複数のフィンとを備えた熱交換器において、前記フィンは蛇行により連続した凹部及び凸部が一方向に延びて周期的に形成されることを特徴とする熱交換器。
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