JP2008110363A - クリームはんだ用フラックスおよびクリームはんだ組成物 - Google Patents
クリームはんだ用フラックスおよびクリームはんだ組成物 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】フラックスベース、溶剤、チキソ剤および活性剤を含有するクリームはんだ用フラックスにおいて、フラックスベースが、ケトン樹脂(A)を含有することを特徴とするクリームはんだ用フラックスを用いる。ケトン樹脂(A)はシクロヘキサン、アセトフェノン、メチルエチルケトン及びメチルシクロヘキサノンの少なくとも1種ならびにホルムアルデヒド類を反応させることにより得られる。
【選択図】なし
Description
撹拌機および加熱冷却装置を備えた反応装置に、アセトン116.2 gおよび37%ホルムアルデヒド529.5 gを仕込み、撹拌しながら20%水酸化ナトリウム水溶液23.2gを約15分間かけてゆっくりと滴下した。なお滴下時の反応系内温度は約60℃に調節した。滴下終了後、1時間同じ温度に保ち反応を行なった。得られたアセトン樹脂初期縮合物は、pH7.1
、不揮発分36.2%、数平均分子量1500の無色透明の水溶液であり、さらに減圧下で水分を留去して目的とする樹脂を得た。これを化合物Aという。
製造例1において、アセトン116.2 gにかえてメチルエチルケトン144.2 gを使用した他は、製造例1と同様にして反応を行ない、得られたメチルエチルケトン樹脂初期縮合物はpH7.2
、不揮発分22.0%、数平均分子量1300の無色透明の水溶液であり、さらに減圧下で水分を留去して目的とする樹脂を得た。これを化合物Bという。
製造例1において、アセトン116.2 gにかえてシクロヘキサノン196.2 gを使用した他は、製造例1と同様にして反応を行ない、得られたシクロヘキサノン樹脂初期縮合物はpH6.5
、不揮発分44.7%、数平均分子量1100の無色透明の水溶液でであり、さらに減圧下で水分を留去して目的とする樹脂を得た。これを化合物Cという。
尿素変性したメチルエチルケトン−アセトン共縮合ケトン樹脂初期縮合物(荒川化学工業(株)製、商品名「KN−141」、pH7.4
、不揮発分41.0%、数平均分子量1200の無色透明の水溶液)を、減圧下で水分を留去して目的とする樹脂を得た。これを化合物Dという。
表1に示した各成分を用い、下記方法により、クリームはんだ用フラックス、クリームはんだを調製し、下記評価を行った。結果を表1に示す。
表1に示したフラックスの各成分を容器に仕込み、180℃に加熱溶解後、冷却してクリームはんだ用フラックスを得た。
はんだ粉末(粒径20〜40μmのSn−Ag−Cu合金、Sn/Ag/Cuの含有量は、96.5重量%/3重量%/0.5重量%である。)89重量部と前記方法により調製した各フラックス組成物11重量部とを容器に取り、撹拌してクリームはんだ組成物を調製した。
・はんだ付け性
(2)で調製したクリームはんだを「JIS Z 3284 付属書10 ぬれ効力及びディウェッティング試験」に準拠して評価した。判定基準は広がり度合いの区分に従う。
○:広がり度合いの区分2以上、×:広がり度合いの区分3以下
(2)で調製したクリームはんだを、ガラスエポキシ基板上に設けたQFPパターン上に厚さ180μmのメタルマスクを用いて印刷し、4532チップコンデンサを搭載してリフローした後、X線顕微鏡(3次元X線検査装置XVA−160 (株)ユニハイトシステム製)を用いてはんだボールの発生状況を観察して評価した。
○:はんだボール発生なし、×:はんだボール発生あり
はんだボールが発生した場合は、洗浄剤にパインアルファ(荒川化学工業(株)製)を用いて、超音波洗浄機により洗浄性を試験した。評価は、X線顕微鏡(3次元X線検査装置XVA−160 (株)ユニハイトシステム製)を用いてはんだボールの除去状況を観察して評価した。なお、表中不要とは、洗浄が不要であることを意味する。
○:洗浄後のはんだボールなし、×:洗浄後のはんだボールあり
Claims (6)
- フラックスベース、溶剤、チキソ剤および活性剤を含有するクリームはんだ用フラックスにおいて、フラックスベースが、ケトン樹脂(A)を含有することを特徴とするクリームはんだ用フラックス。
- さらにケトン樹脂用硬化剤(B)を含有する請求項1記載のクリームはんだ用フラックス。
- ケトン樹脂(A)が、シクロヘキサノン、アセトフェノン、メチルエチルケトンおよびメチルシクロヘキサノンから選ばれる少なくとも1種ならびにホルムアルデヒド類を反応させることにより得られるものである請求項1または2記載のクリームはんだ用フラックス。
- ケトン樹脂(A)の軟化点が、40〜120℃である請求項1〜3のいずれかであるクリームはんだ用フラックス。
- ケトン樹脂用硬化剤(B)が、エポキシ化合物またはイソシアネート化合物である請求項2〜4のいずれかに記載のクリームはんだ用フラックス。
- はんだ粉末および請求項1〜5のいずれかに記載のクリームはんだ用フラックスを含有してなるクリームはんだ組成物。
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JP2006294006A JP2008110363A (ja) | 2006-10-30 | 2006-10-30 | クリームはんだ用フラックスおよびクリームはんだ組成物 |
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JP (1) | JP2008110363A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013169557A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Tamura Seisakusho Co Ltd | はんだ組成物およびその製造方法、並びにプリント配線基板 |
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- 2006-10-30 JP JP2006294006A patent/JP2008110363A/ja active Pending
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