JP2008110358A - 帯板供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯板の供給速度を高めても帯板の波打ち現象を抑制できる帯板供給装置を提供する。
【解決手段】帯板供給装置は、渦巻き状に巻かれた帯板を、この帯板の巻き方向とは反対方向に回転させることで繰り出すアンコイラと、アンコイラが有するモータの駆動制御を行うコントローラとを有する。アンコイラは、渦巻き状に巻かれた帯板が装着され、装着された帯板を回転可能に支持する帯板装着部、帯板装着部を回転させるためのモータ、及び、帯板の繰り出しに応じて信号レベルが変化する繰り出し信号を出力する繰り出し信号出力部を有する。コントローラは、アンコイラから繰り出された帯板をプレス装置へ間欠的に供給する際の帯板の供給速度と、繰り出し信号に基づく帯板の繰り出し速度とにより、モータの駆動制御を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、渦巻き状に巻かれた帯板をプレス装置に供給する帯板供給装置に関する。
プレス加工において生産性の向上は、常に求められる課題である。特に、携帯電話等の情報関連機器においては、生産性がコストに与える影響が大きいため、生産性の向上に対する要求が強い。生産性の向上を図るべく、アンコイラとプレス装置との間に、ループ(帯板の弛み)を形成し、ループの弛み度合いが所定範囲内に収まるようにアンコイラからの帯板の繰り出し量を制御するようにした帯板供給装置が提案されている(特許文献1を参照。)。この装置では、ループの弛み度合いを4つのセンサを用いて検出し、帯板の繰り出し量を調整している。
特開平8−71649号公報
ところで、プレス装置への帯板の供給は、搬送と停止の繰り返しによってなされる。このため、帯板の供給速度を上昇させると、帯板の波打ち現象(バタツキとも呼ばれる。)が生じやすくなる。特に、ループの弛み度合いに基づいて帯板の繰り出し量を制御する帯板供給装置では、繰り出し量の制御が粗くなりやすい。その結果、プレス装置への帯板の供給に対して、アンコイラからの帯板の繰り出しが遅れ、帯板の波打ち現象が発生しやすくなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、帯板の供給速度を高めても帯板の波打ち現象を抑制できる帯板供給装置を提供することにある。
前記目的を達成するための主たる発明は、
(A)渦巻き状に巻かれた帯板を、前記帯板の巻き方向とは反対方向に回転させることで繰り出すアンコイラであって、
前記渦巻き状に巻かれた帯板が装着され、装着された前記帯板を回転可能に支持する帯板装着部、
前記帯板装着部を回転させるためのモータ、及び、
前記帯板の繰り出しに応じて信号レベルが変化する繰り出し信号を出力する繰り出し信号出力部、
を有するアンコイラと、
(B)前記モータの駆動制御を行うコントローラであって、
前記アンコイラから繰り出された前記帯板をプレス装置へ間欠的に供給する際の前記帯板の供給速度と、前記繰り出し信号に基づく前記帯板の繰り出し速度とにより、前記モータの駆動制御を行うコントローラと、
(C)を有する帯板供給装置である。
かかる帯板供給装置であって、前記繰り出し信号出力部は、前記帯板が所定量繰り出される毎に前記繰り出し信号の信号レベルを変化させるものであり、前記コントローラは、単位時間内における前記繰り出し信号の信号レベルの変化に基づき、前記モータの駆動制御を行うことが好ましい。
かかる帯板供給装置であって、前記渦巻き状に巻かれた帯板における半径方向の最も外側に位置する帯板と接触することで、前記帯板の繰り出しに伴って回転する回転子と、前記回転子の回転を検出し、前記回転子の回転に応じたレベルの信号を前記繰り出し信号として出力する回転検出部と、を有することが好ましい。
かかる帯板供給装置であって、前記回転検出部は、ロータリーエンコーダであることが好ましい。或いは、レゾルバであることが好ましい。
かかる帯板供給装置であって、前記繰り出し信号出力部は、前記渦巻き状に巻かれた帯板における中心側に向けて移動可能に支持されていることが好ましい。
かかる帯板供給装置であって、前記繰り出し信号出力部は、前記渦巻き状に巻かれた帯板における回転中心よりも上方に配置されていることが好ましい。
かかる帯板供給装置であって、前記繰り出し信号出力部は、回動可能に取り付けられているアーム部材における回動中心から離れた位置に取り付けられていることが好ましい。
かかる帯板供給装置であって、前記アーム部材の回動角度を検出する回動角度検出部を有し、前記コントローラは、前記回動角度検出部によって検出された前記アーム部材の回動角度に応じて、前記モータの駆動開始時における駆動条件を変更することが好ましい。
かかる帯板供給装置であって、前記回動角度検出部は、前記アーム部材が所定角度回動する毎に検出信号の信号レベルを変化させるものであることが好ましい。
かかる帯板供給装置であって、前記モータは、サーボモータであり、前記コントローラは、制御量の情報を前記モータに出力することで前記モータの駆動制御を行うことが好ましい。
本発明の他の特徴は、本明細書、及び添付図面の記載により、明らかにする。
本発明に係る帯板供給装置によれば、コントローラは、プレス装置への帯板の供給速度とアンコイラからの帯板の繰り出し速度とにより、帯板装着部を回転させるためのモータの駆動制御を行う。
このため、帯板の供給速度を高めても、帯板の繰り出しを追従させることができる。その結果、帯板の波打ち現象を抑制できる。
繰り出し信号出力部を、帯板が所定量繰り出される毎に繰り出し信号の信号レベルを変化させるものとし、単位時間内における繰り出し信号の信号レベルの変化に基づき、コントローラにて帯板の繰り出し速度を取得するようにした場合には、帯板の繰り出し速度を簡単な処理で取得できる。
繰り出し信号出力部を、回転子と回転検出部とから構成した場合には、帯板の繰り出しを確実に検出できる。そして、回転検出部をロータリーエンコーダやレゾルバで構成した場合には、アンコイラからの帯板の繰り出し量を精度良く検出できる。
また、繰り出し信号出力部を、渦巻き状に巻かれた帯板における中心側に向けて移動可能に支持した場合には、渦巻き状に巻かれた帯板の量が少なくなっても、繰り出し量を確実に検出できる。さらに、繰り出し量検出部を、渦巻き状に巻かれた帯板における回転中心よりも上方に配置した場合には、繰り出し信号出力部の自重で、繰り出し信号出力部を帯板側に押し付けることができる。これにより、繰り出し量の検出精度を高めることができる。
繰り出し信号出力部を、回動可能に取り付けられているアーム部材における、回動中心から離れた位置に取り付けた場合には、繰り出し信号出力部の取り付け構造を簡素化できる。また、アーム部材の回動角度に応じて、コントローラがモータの駆動開始時における駆動条件を変更する場合には、装着された帯板の量を、アーム部材の回動角度に基づいて認識できる。このため、装着された帯板の量に適した制御を駆動開始直後から行うことができる。さらに、回動角度検出部を、前記アーム部材が所定角度回動する毎に検出信号の信号レベルを変化させるもので構成した場合には、簡単な構成でアーム部材の回動角度を検出できる。
帯板装着部を回転させるためのモータをサーボモータで構成し、コントローラからモータに対して制御量の情報を出力するようにした場合には、帯板装着部の回転を精度良く制御できる。
===第1実施形態===
図1は、第1実施形態の帯板供給装置1及びプレス装置100を説明するための図である。図2は、アンコイラ20を説明する図である。図3(a)は、繰り出し信号出力部241の一例を説明するための図である。図3(b)は、繰り出し信号出力部241の他の構成を説明するための図である。図4は、主制御装置50の機能を説明するためのブロック図である。
<全体構成について>
帯板供給装置1は、コイル材CLを巻きほぐすことで繰り出された帯板BPを、プレス装置100へ供給するための装置である。ここで、コイル材CLとは渦巻き状に巻かれた帯板BPのことである。そして、帯板BPとは、プレス加工用の材料のことである。本実施形態の帯板供給装置1は、アンコイラ20と、レベラ装置30と、位置センサ対40と、主制御装置50とを有する。また、プレス装置100は、プレス装置本体110と、プレス回転角検出装置120と、間欠送り装置130とを有する。
アンコイラ20は、コイル材CLを帯板BPの巻き方向とは反対方向に回転させることにより、帯板BPをコイル材CLから繰り出す装置である。なお、アンコイラ20については、後で詳しく説明する。
レベラ装置30は、アンコイラ20とプレス装置100の間に配置され、アンコイラ20から繰り出された帯板BP(材料)の巻き癖をとるための装置である。言い換えれば、材料矯正装置である。例示したレベラ装置30は、スタンド31と、材料矯正部32とを有する。スタンド31は、底面に取り付けられた複数の車輪によって、容易に移動できる構成になっている。このスタンド31の支柱部分には、材料矯正部32が上下方向に回動可能な状態で取り付けられている。材料矯正部32は、帯板BPの巻き癖をとる部分であり、複数のローラ321と、サーボモータ322と、サーボモータ322用のドライバ323とを有する。複数のローラ321のうち、アンコイラ20側の一対のローラは、繰り出された帯板BPを搬送するための搬送ローラ対を構成する。この搬送ローラ対を構成する一方のローラは、サーボモータ322によって回転される。そして、搬送ローラ対の他方のローラとの間で帯板BPを挟み、帯板BPをプレス装置100側へ搬送する。複数のローラ321のうちの残りのローラは、側方から見て千鳥状に配置されている。そして、帯板BPは、千鳥状に配置された複数のローラが形成する波状の搬送経路に倣って搬送される。この搬送経路にて搬送されると、帯板BPの巻き癖は複数のローラ321によって除去される。
なお、ドライバ323は、主制御装置50からの制御量情報に従ってサーボモータ322を制御する。このため、レベラ装置30における帯板BPの搬送速度は、主制御装置50によって制御できる。また、スタンド31に対する材料矯正部32の取り付け角度は、適宜調整することができる。これにより、帯板BPを斜め上方へ搬送したり、水平方向へ搬送したりすることができる。この例では、帯板BPを斜め上方へ搬送するように材料矯正部32が取り付けられている。これにより、アンコイラ20とレベラ装置30の間には下向きのループが形成され、レベラ装置30とプレス装置100(間欠送り装置130)との間には、上向きのループが形成される。ここで、各ループの大きさは、レベラ装置30の設置位置を調整することでも定めることができる。
位置センサ対40は、レベラ装置30とプレス装置100との間に形成される上向きのループについて、ループの大きさを検出するためのものである。この位置センサ対40は、例えば一対の近接センサによって構成される。そして、一方の位置センサ41は、上向きループの基準位置(設計上定められる位置)よりも上方であって、制御の基準となる位置(上側検出位置)に配置されている。便宜上、一方の位置センサのことを上側位置センサ41ともいう。他方の位置センサ42は、上向きループの基準位置よりも下方であって、制御の基準となる位置(下側検出位置)に配置されている。便宜上、他方の位置センサのことを下側位置センサ42ともいう。これらの上側位置センサ41及び下側位置センサ42は、ループとの距離に応じた信号レベルの検出信号を出力する。ここで、それぞれの位置センサとループとの距離は、ループの弛み度合いに応じて変化する。例えば、ループが大きくなると、上側位置センサ41とループとの距離が近くなる。反対に、ループが小さくなると、下側位置センサ42とループとの距離が近くなる。従って、位置センサ対40からの検出信号の電圧レベルに基づき、ループの大きさを検出することができる。そして、位置センサ対40からの検出信号は主制御装置50に入力される。
主制御装置50は、例えば図4に示すように、CPU51と、メモリ52と、入力側インタフェース53(I/F)と、出力側インタフェース54とを有する。CPU51は、制御を行う中心部分であり、メモリ52に記憶されたプログラムに従って動作する。メモリ52には、CPU51によって実行されるプログラムや動作に必要な設定値等が記憶される。入力側インタフェース53は、プレス装置100や繰り出し検出部24等と電気的に接続されている。そして、この入力側インタフェース53を介して、CPU51にはプレス装置100からの帯板BPの送り長さ情報とプレス回数情報とが入力される。ここで、送り長さ情報は、1回のプレス加工でプレス装置100に供給される帯板BPの長さ(送りピッチ)を示す情報である。プレス回数情報は、単位時間あたり(例えば1分間あたり)のプレス加工の回数を示す情報である。言い換えれば、単位時間あたりの上金型112のストローク回数を示す情報である。また、主制御装置50には、位置センサ対40からの検出情報(ループ位置情報)、及び、繰り出し検出部24が有する繰り出し信号出力部241からの速度情報(エンコーダ出力)が入力される。一方、出力側インタフェース54からは、レベラ装置30が有するサーボモータ322用の制御量情報、及び、アンコイラ制御部23が有するサーボモータ231用の制御量情報が出力される。
すなわち、主制御装置50は、帯板供給装置1における全体の制御(すなわち帯板BPの繰り出し制御)を行う。例えば、主制御装置50は、帯板BPの送り長さ情報、及び、プレス回数情報に基づき、プレス装置100への帯板BPの供給速度を認識する。そして、認識した帯板BPの供給速度に応じて、アンコイラ20による帯板BPの繰り出し動作を制御する。また、主制御装置50は、位置センサ対40からの検出情報に基づいてレベラ装置30を制御し、レベラ装置30とプレス装置100の間に形成されるループの大きさを、適度な大きさに調整する。従って、主制御装置50は、レベラ装置30が有するサーボモータ322やアンコイラ20が有するサーボモータ231を制御するためのコントローラに相当する。なお、主制御装置50の動作については、後で説明する。
<プレス装置100の構成>
プレス装置100は、図1に示すように、プレス装置本体110と、プレス回転角検出装置120と、間欠送り装置130とを有する。プレス装置本体110は、下金型111と、上金型112と、上金型112の移動機構(図示せず)とを有する。下金型111はコイル材CL(帯板BP)の下側に配置され、上金型112は下金型111に対して上下方向に移動する。最も下方の位置において、上金型112は下金型111に嵌る。これにより、帯板BPに対して所望のプレス加工が施される。
プレス回転角検出装置120は、上金型112用の移動機構が有するクランクの回転角、すなわちプレス加工における上金型112の上下方向の位置を検出する。そして、クランクの回転に基づいて検出信号のレベルを変化させる。例えば、1回転毎に1周期の電圧変化を示す検出信号を出力する。この場合、クランクの回転角は、上金型112の上下方向の位置を間接的に示す。このため、プレス回転角検出装置120は、プレス加工の同期信号を出力する同期信号出力部としても機能する。
間欠送り装置130は、レベラ装置30から搬送されてきた帯板BPをプレス装置本体110へ間欠的に供給する装置である。ここで、プレス装置本体110への帯板BPの供給は、プレス加工のタイミングと同期させる必要がある。このため、間欠送り装置130は、プレス回転角検出装置120からの検出信号に基づいて帯板BPの供給を行う。例えば、1回のプレス加工に必要な量の帯板BPを、クランク軸が1回転する毎にプレス装置本体110内へ供給する。すなわち、上金型112が下金型111から離れている間に、帯板BPを供給する。本実施形態の間欠送り装置130は、上ローラと下ローラとで帯板BPを挟んで搬送する構成になっている。なお、間欠送り装置130は、この構成に限定されず、種々の構成を採り得る。
<アンコイラ20の構成>
次に、アンコイラ20について説明する。図1に示すように、アンコイラ20は、スタンド21と、コイル材装着部22と、アンコイラ制御部23と、繰り出し検出部24とを有する。
スタンド21は、台座部211と、この台座部211の上面に上方へ向けて取り付けられた支柱部212とを有する。コイル材装着部22は、コイル材CLが装着され、かつ、装着されたコイル材CLを回転可能な状態で支持する部分である。前述したように、コイル材CLは渦巻き状に巻かれた帯板BPである。このため、コイル材装着部22は、渦巻き状に巻かれた帯板BPを装着する帯板装着部に相当する。本実施形態におけるコイル材装着部22は、回転軸221と、固定具222と、従動プーリー223と、コイル材ガイド224とを有する。回転軸221は、支柱部212の上下方向の途中に、水平方向に取り付けられている。そして、回転軸221の基端部分は、図示しない軸受けによって回転可能な状態で支持されている。固定具222は、コイル材CLを固定するための部分である。この固定具222は、コイル材CLの中心部分に形成された空間に嵌められ、外側に拡がることでコイル材CLを固定する。従動プーリー223は、回転軸221の先端に取り付けられている。そして、従動プーリー223は、回転軸221に固定されているので、従動プーリー223の回転によって、コイル材装着部22が回転する。コイル材ガイド224は、装着されたコイル材CLの側面に沿ってコイル材CLの半径方向に配置される。この実施形態では、コイル材CLの一方の側面に対し、120度間隔で3本のコイル材ガイド224が配置されている。なお、コイル材CLの一方の側面に対しても、同様に120度間隔で3本配置されている。このコイル材ガイド224により、繰り出し等に起因する帯板BPの横方向(繰り出し方向と交差する方向)への過度なズレが規制される。
アンコイラ制御部23は、コイル材装着部22の回転を制御する部分である。本実施形態におけるアンコイラ制御部23は、サーボモータ231と、サーボモータ231用のドライバ232とを有する。サーボモータ231は、ドライバ232によって制御される。すなわち、サーボモータ231の回転速度や回転力などがドライバ232からの制御信号に応じて定められる。サーボモータ231の回転軸231aには、駆動プーリー233が取り付けられている。これらの駆動プーリー233と従動プーリー223には、タイミングベルト234が架け渡されている。このため、サーボモータ231が駆動されて回転軸231aが回転すると、この回転軸231aの回転に伴って駆動プーリー233が回転する。そして、駆動プーリー233の回転力は、タイミングベルト234を介して従動プーリー223に伝達される。すなわち、サーボモータ231の駆動によって従動プーリー223が回転する。前述したように、従動プーリー223の回転によってコイル材装着部22が回転する。その結果、装着されたコイル材CLが帯板BPの巻き方向とは反対方向に回転し、帯板BPが繰り出される。従って、アンコイラ制御部23が有するサーボモータ231は、帯板装着部としてのコイル材装着部22を回転させるためのモータに相当する。
繰り出し検出部24は、帯板BPの繰り出しを検出し、繰り出しに応じた信号レベルの検出信号を出力する部分である。図2及び図3に示すように、繰り出し検出部24は、繰り出し信号出力部241と、移動機構242とを有する。
繰り出し信号出力部241は、図3(a)に示すように、回転子241a(ロール)と、ロータリーエンコーダ241cとを有する。回転子241aは肉厚の円盤状をした部材である。この回転子241aは、プレス加工時において、コイル材CLにおける半径方向の最も外側に位置する帯板BPと接触する。詳しくは、回転子241aの側面がこの帯板BPの表面に接触する。そして、回転子241aの側面と帯板BPの表面の摩擦力により、帯板BPの繰り出しに伴って回転子241aが回転する。この回転子241aの回転中心には、ロータリーエンコーダ241cが有する回転軸241bが固定されている。この回転軸241bは、回転子241aの回転に伴って回転する。
ロータリーエンコーダ241cは、回転軸241bと、符号板241dと、フォトインタラプタ241eとを有する。符号板241dは、例えば周縁部に透光部と非透光部が交互に形成された薄手の円盤状部材によって構成される。この符号板241dも、回転子241aと同じく回転軸241bに固定されている。このため、回転軸241bの回転(すなわち回転子241aの回転)に伴って符号板241dが回転する。フォトインタラプタ241eは、符号板241dが有する透光部と非透光部を検出する。そして、透光部と非透光部のそれぞれに応じた信号レベルの検出信号を出力する。例えば、透光部の検出中はLレベルの検出信号(第1レベルの信号に相当する。)を、非透光部の検出中はHレベル(第2レベルの信号に相当する。)の検出信号を、それぞれ出力する。従って、検出信号は、符号板241dの回転に伴って信号レベルを変化させる。ここで、符号板241dは回転子241aの回転に伴って回転し、回転子241aは帯板BPの繰り出しに伴って回転する。このため、ロータリーエンコーダ241cからは、帯板BPの繰り出しに応じて信号レベルが変化する繰り出し信号が出力される。詳しくは、所定量の帯板BPが繰り出される毎に回転子241aが所定角度(例えば図3に符号αで示す角度)回転し、HレベルとLレベルの一方から他方へと信号レベルが切り替わる繰り出し信号が出力される。従って、ロータリーエンコーダ241cは、回転子241aの回転を検出するための回転検出部に相当する。
なお、この回転検出部に関し、例えば図3(b)に示すように、レゾルバ241fで構成してもよい。このレゾルバ241fは、回転軸241bと、ローター241gと一対のステーター241hとを有する。ローター241gにはコイル(図示せず)が組み込まれている。そして、ローター241gは、回転軸241bに固定されており、この回転軸241bとともに回転する。一対のステーター241hもまた、それぞれにコイル(図示せず)が組み込まれている。これらのステーター241hは、ケースに固定されている。例えば、回転軸241bに対して角度を90度異ならせて取り付けられている。そして、ローター241gのコイルに交流の電気信号を与えた状態で、回転軸241bを回転させると、一対のステーター241hのそれぞれから出力される交流信号は、回転軸241bの回転角に対して正弦波状に振幅が変化し、かつ、90度位相のずれたものとなる。これらの信号から回転軸241bの回転角を認識することができる。すなわち、回転子241aの回転を検出することができる。
また、回転検出部としては、回転子241aの回転を検出できるものであれば、ロータリーエンコーダ241cやレゾルバ241f以外のものであってもよい。
ところで、繰り出し信号出力部241から出力される繰り出し信号は、所定量の帯板BPが繰り出される毎に信号レベルが切り替わるものである。このため、主制御装置50は、単位時間あたりの信号レベルの切り替わり回数に基づいて、この単位時間あたりの帯板BPの繰り出し量、すなわち、帯板BPの繰り出し速度を取得できる。従って、繰り出し信号は、帯板BPの繰り出し速度を示す速度情報に相当する。
移動機構242は、繰り出し信号出力部241を移動させるためのものである。本実施形態において、繰り出し信号出力部241は、コイル材装着部22が有する回転軸221の真上に配置されている。そして、移動機構242によって繰り出し信号出力部241は、上下方向に移動される。言い換えれば、繰り出し信号出力部としての繰り出し信号出力部241は、この移動機構242によって、コイル材CLおける中心側に向けて移動可能に支持されている。例示した移動機構242は、繰り出し信号出力部241を下側に向けて押すバネ部材242aと、繰り出し信号出力部241をガイドするガイド部材(図示せず。)とを有している。この構成により、帯板BPが繰り出されてコイル材CLの半径が小さくなったとしても、繰り出し信号出力部241は、コイル材CLの半径の変化に追従して下方に移動する。その結果、コイル材CLの半径が小さくなったとしても、繰り出し信号出力部241は、帯板BPの繰り出しを検出できる。特に、この実施形態では、繰り出し信号出力部241が回転軸221に向かって移動するので、繰り出し信号出力部241は、帯板BPが固定具222から外れる直前まで、帯板BPの繰り出しを検出できる。
なお、この移動機構242において、繰り出し信号出力部241は、コイル材装着部22が有する回転軸221よりも上側に設けられている。これにより、繰り出し信号出力部241を帯板BP側に押し付ける際に、バネ部材242aからの押圧力に加えて、繰り出し信号出力部241の自重も作用する。その結果、回転子241aと帯板BPとの間の摩擦力が高められて、回転子241aがスリップし難くなり、検出の精度を高めることができる。
<プレス加工時の制御について>
次にプレス加工時の制御について説明する。プレス装置100によるプレス加工に際し、単位時間あたりのプレス加工回数が設定される。ここで、単位時間あたりのプレス加工回数は、帯板BPの材質、幅、厚さ、プレス加工によって作製される製品、及び、プレス装置100の加工能力等によって定められる。そして、帯板BPのプレス装置100への供給速度は、プレス装置100における単位時間あたりのプレス加工回数と、1回のプレス加工で供給される帯板BPの長さとに基づいて定められる。このため、主制御装置50は、単位時間あたりのプレス加工の回数を示すプレス回数情報と、1回のプレス加工でプレス装置100に供給される帯板BPの長さを示す送り長さ情報とを、プレス装置100から取得する。そして、主制御装置50は、これらの情報から帯板BPの供給速度を求める。すなわち、単位時間あたりの帯板BPの供給長さを求める。
プレス加工を開始させるための操作(例えば、スタートスイッチの操作)がなされると、主制御装置50は、予め設定されてメモリ52に記憶された初期条件(駆動開始時における駆動条件に相当する。)で、アンコイラ制御部23のサーボモータ231を駆動する。ここで、サーボモータ231に対する初期条件は、未使用のコイル材CLよりも少ない巻き量のコイル材CL、すなわち、ある程度使用されて直径の小さくなったコイル材CLを基準に定められている。例えば、未使用のコイル材CLに対して70%〜50%程度の巻き量(中間量)のコイル材CLを基準に定められている。これは、コイル材装着部22の回転量が同じであっても、コイル材CLの直径によって帯板BPの繰り出し量が異なるからである。コイル材装着部22の回転量が同じ場合、直径が小さなコイル材CLにおける帯板BPの繰り出し量は、直径が大きいコイル材CLにおける帯板BPの繰り出し量よりも少なくなる。このため、未使用のコイル材CLにおける帯板BPの繰り出し量を基準に初期条件を設定してしまうと、例えば残りが1/4程度の少量のコイル材CLを用いた場合において、コイル材装着部22の回転速度を急激に変化させることになる。このような回転速度の急激な変化は、帯板BPの波打ち現象の原因となり得るので好ましくない。本実施形態のように、中間量のコイル材CLを基準にして初期条件を設定すると、直径の小さくなったコイル材CLを使用する場合であっても、未使用のコイル材CLであっても、コイル材装着部22の回転速度を急激に変化させずに済み、帯板BPの繰り出しを円滑に行わせることができる。
帯板BPの繰り出しが開始されると、主制御装置50は、プレス装置100への帯板BPの供給速度と、繰り出し信号に基づく帯板BPの繰り出し速度とにより、サーボモータ231の駆動制御を行う。詳しくは、帯板BPの供給速度と帯板BPの繰り出し速度とが揃うように、帯板BPの繰り出し速度を調整する。
ここで、帯板BPの繰り出し速度は、繰り出し信号出力部241が有する回転子241aの単位時間あたりの回転量に基づいて調整される。このため、主制御装置50は、単位時間あたりの帯板BPの供給長さを単位時間あたりの回転子241aの回転量に変換し、制御用の目標値とする。例えば、単位時間あたりの帯板BPの供給長さを回転子241aの円周(回転子241aの直径×円周率)で除算することにより、単位時間あたりの回転子241aの回転量、すなわち帯板BPの供給速度を示す情報を得る。なお、円周率は定数であるため、制御用の目標値としては、単位時間あたりの帯板BPの供給長さを回転子241aの直径で除算して得られた値としてもよい。そして、主制御装置50は、繰り出し検出部24(繰り出し信号出力部241)からの検出信号を監視し、単位時間あたりの回転子241aの回転量を取得する。例えば、単位時間よりも短く定められた監視時間の検出信号に基づいて、単位時間あたりの回転子241aの回転量(帯板BPの繰り出し速度を示す情報)を取得する。回転量を取得したならば、主制御装置50は、取得した回転量と目標値としての回転子241aの回転量とを比較し、帯板BPの繰り出し速度を調整する。ここで、主制御装置50は、その時点における回転子241aの回転量を目標値としての回転量と比較し、両者の差に応じて制御量情報を設定する。そして、設定した制御量情報を、アンコイラ制御部23が有するドライバへ出力する。
これにより、アンコイラ制御部23が有するサーボモータ231は、ドライバ232からの制御信号に従って動作し、コイル材装着部22の回転速度、つまり帯板BPの繰り出し速度を調整する。この回転速度の調整は、プレス加工の開始直後から行われるので、帯板BPの繰り出し速度を速やかに帯板BPの供給速度に揃えることができる。
その後も、主制御装置50は、繰り出し信号出力部241からの検出信号の監視を続ける。そして、検出信号に基づいて単位時間あたりの回転子241aの回転量(つまり帯板BPの繰り出し速度)を更新し、制御量を更新する。これにより、コイル材装着部22の回転が制御されて、帯板BPの繰り出し速度が早期に帯板BPの供給速度に揃う。その結果、帯板BPのプレス装置100への供給速度を高めても、アンコイラ20からの帯板BPの繰り出しを追従させることができる。
また、主制御装置50は、レベラ装置30の制御も行っている。例えば、位置センサ対40からの検出情報に基づいてレベラ装置30が有するサーボモータ322用の制御量情報を生成し、ドライバ323へ出力する。これにより、ループの大きさに基づいてレベラ装置30が有するサーボモータ322が動作し、レベラ装置30とプレス装置100の間に形成されるループの大きさを、適度な大きさに維持することができる。その結果、間欠的な供給に起因して帯板BPに加わる機械的なストレスがループによって緩和される。そして、帯板BPの波打ち現象が抑制される。
なお、この実施形態において、送り長さ情報は、プレス装置100から送信されたものを使用していた。しかし、この構成に限定されない。例えば、図5に示すように、送り長さ設定スイッチ61を設け、この送り長さ設定スイッチ61によって示される送り長さ情報を用いてもよい。同様に、プレス回数設定スイッチ(図示せず)を設け、このプレス回数設定スイッチからのプレス回数情報によって示されるプレス回数情報を用いてもよい。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態の帯板供給装置1によれば、主制御装置50は、プレス装置100への帯板BPの供給速度とアンコイラ20からの帯板BPの繰り出し速度とにより、コイル材装着部22を回転させるためのサーボモータ231の駆動制御を行っている。具体的には、アンコイラ20からの帯板BPの繰り出し速度がプレス装置100への帯板BPの供給速度に揃うように、コイル材装着部22の回転を制御している。そして、帯板BPの繰り出し速度と帯板BPの供給速度が揃うことで、帯板BPのプレス装置100への供給にアンコイラ20からの帯板BPの繰り出しを追従させることができる。その結果、帯板BPの波打ち現象を抑制できる。また、プレス加工の開始後速やかにアンコイラ20からの帯板BPの繰り出しを制御するので、帯板BPの供給と繰り出しとを精度良く揃えることができる。
また、この帯板供給装置1では、帯板BPが所定量繰り出される毎に繰り出し信号の信号レベルを変化させる繰り出し信号出力部241(繰り出し信号出力部)によって帯板BPの繰り出しを検出している。このため、簡単な構成でアンコイラ20からの帯板BPの繰り出しを検出できる。加えて、既存の帯板供給装置にも容易に後付することができる。また、主制御装置50では、繰り出し信号出力部241からの検出信号(繰り出し信号)の信号レベルの変化回数に基づき、帯板BPの繰り出し速度を調整している。このため、信号の処理が容易となり、帯板BPの繰り出し量や速度を簡単な処理で取得できる。
また、繰り出し信号出力部241は、移動機構242によってコイル材CL(渦巻き状に巻かれた帯板BP)の中心側に向けて移動可能に構成されている。このため、コイル材CLにおける帯板BPの量が少なくなっても、繰り出し量等を確実に検出できる。加えて、繰り出し信号出力部241はコイル材CLの中心よりも上方に配置されているので、自重で繰り出し信号出力部241をコイル材CL側に押し付けることができる。これにより、繰り出し量等の検出精度を高めることができる。
また、この帯板供給装置1では、コイル材装着部22をサーボモータ231によって回転させるように構成し、主制御装置50からの制御量情報によってサーボモータ231を制御している。このため、コイル材装着部22の回転を精度良く制御できる。
===第2実施形態===
第1実施形態の繰り出し検出部24は、繰り出し信号出力部241と移動機構242とを有していた。そして、繰り出し信号出力部241によって帯板BPの繰り出しを検出し、移動機構242によって繰り出し信号出力部241をコイル材CL側に押し付けていた。これにより、帯板BPの繰り出しに伴ってコイル材CLの径が小さくなっても、帯板BPの繰り出しを検出できる。しかしながら、第1実施形態では、コイル材CLの径を検出していなかった。このため、サーボモータ231に対する初期条件(駆動開始時における駆動条件)は、中間量のコイル材CLを基準にして定められていた。ここで、コイル材装着部22に装着されているコイル材CLの径を認識できれば、サーボモータ231に対する初期条件をコイル材CLの径にあわせて最適化できる。これにより、コイル材装着部22からの帯板BPの繰り出し量を、いち早く帯板BPの供給速度に揃えることができる。
以下、コイル材装着部22に装着されているコイル材CLの径を検出できるようにした第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態の帯板供給装置1及びプレス装置100を説明するための図である。図7は、第2実施形態のアンコイラ20´を説明する図である。なお、第2実施形態における第1実施形態との相違は、主に繰り出し検出部24´の構成にある。このため、以下の説明は、繰り出し検出部24´を中心に行う。そして、第1実施形態と共通する部分については、説明を省略する。
第2実施形態の繰り出し検出部24´は、繰り出し信号出力部241と、アーム部材25と、アーム支持部26とを有する。繰り出し信号出力部241は、第1実施形態のものと同じ構成である。すなわち、図3に示すように、繰り出し信号出力部241は、帯板BPに接する回転子241aと、回転子241aとともに回転する回転軸241bと、符号板及びフォトインタラプタを収納したケース241cとを有する。
アーム部材25は、繰り出し信号出力部241を移動可能に支持するための部材である。このアーム部材25は、基端部分がアーム支持部26に回動可能な状態で取り付けられている。例えば、基端部分には回動軸251を、アーム支持部26には軸受け(図示せず)をそれぞれ設け、軸受けによって回動軸251を回動可能な状態で支持する。また、アーム部材25の先端部部分には、繰り出し信号出力部241を取り付ける。これにより、アーム部材25の回動によって繰り出し信号出力部241は、アーム部材25の先端部分が通る円弧状の軌跡に沿って移動する。この実施形態において、繰り出し信号出力部241は、コイル材装着部22が有する回転軸221上の位置から円弧状の軌跡に沿って上方へ移動する。なお、アーム部材25の回動軸251(すなわち回動中心)は、アーム部材25の基端部分に設けなくてもよい。すなわち、アーム部材25の途中に設けてもよい。同様に、繰り出し信号出力部241も、アーム部材25の先端部分に取り付けられていなくてもよい。すなわち、繰り出し信号出力部241は、アーム部材25の回動軸251(回動中心)から離れた位置に設けられていればよい。なお、コイル材CLの大きさを考慮すると、繰り出し信号出力部241からアーム部材25の回動軸251までの間隔は、未使用のコイル材CLにおける半径よりも広いことが求められる。また、コイル材CL(帯板BP)との無用な接触を防止するという観点からすれば、繰り出し信号出力部241は、アーム部材25における先端部分に取り付けられていることが好ましい。
アーム支持部26は、アーム部材25を回動可能な状態で支持するための部材である。本実施形態のアーム支持部26は、アーム部材25の回動角度を検出するための回動角度検出部261を有する。この回動角度検出部261は、例えばロータリーエンコーダによって構成される。この構成において、回動角度検出部261は、アーム部材25が所定角度回動する毎に、検出信号の信号レベルを変化させる。例えば、検出信号の信号レベルを、HレベルとLレベルの一方から他方へと変化させる。そして、回動角度検出部261からの検出信号は、アーム部材25の位置を示す位置情報(アーム部材25の回動角度を示す角度情報)として、主制御装置50に入力される。ここで、アーム部材25の先端部分に取り付けられている繰り出し信号出力部241は、コイル材CLにおける最外層の帯板BPに接触するように配置される。そして、アーム部材25の回動によって繰り出し信号出力部241は、帯板BPが繰り出されてコイル材CLの径が小さくなっても、最外層の帯板BPに接触した状態を保つ。このように、コイル材CLの径に応じてアーム部材25の傾倒状態が定まるので、アーム部材25の回動角度はコイル材CLの径を間接的に示す。例えば、コイル材CLが装着されていない状態を基準角度とすると、コイル材CLの径が大きくなるほどアーム部材25の回動角度が大きくなる。つまり、基準角度から離れる側に回動する。
主制御装置50(CPU51)は、回動角度検出部261からの検出信号に基づいてアーム部材25の角度を取得する。そして、主制御装置50は、サーボモータ231に対する初期の駆動条件を、取得したアーム部材25の回動角度に応じて定める。例えば、未使用のコイル材CLが装着されている場合、コイル材CLの径が最も大きくなり、アーム部材25の回動角度も大きくなる。この場合、コイル材装着部22の単位角度あたりの帯板BPの繰り出し量は最も大きくなる。従って、コイル材装着部22の回転速度は遅くてよい。しかし、コイル材CLの重量が最も重くなるので回転時におけるトルクを大きくする必要がある。そして、コイル材CLの径が小さくなる程、アーム部材25の回動角度が小さくなり、基準角度に近づく。この場合、コイル材CLの径が小さくなる程、単位角度あたりの帯板BPの繰り出し量が小さくなり、必要なトルクも小さくなる。主制御装置50は、このような特性を考慮してサーボモータ231に対する初期の駆動条件を定める。これにより、プレス加工の開始直後からコイル材装着部22の回転量を最適化できる。すなわち、帯板BPの繰り出し量を最適化できる。なお、その後の動作については、第1実施形態で説明した通りであるので、説明を省略する。
以上説明したように、この第2実施形態では、装着されているコイル材CLの径を、繰り出し信号出力部241が取り付けられているアーム部材25の回動角度に基づいて認識し、コイル材CLの径に応じてサーボモータ231に対する初期の駆動条件を定めている。その結果、プレス加工の開始直後から帯板BPの繰り出し量を最適化できる。
===第3実施形態===
前述した各実施形態において、アンコイラ20とレベラ装置30の間に形成される下向きのループについては、特に管理されていなかった。しかし、長期間の運転等によって誤差が累積された場合には、下向きのループが過度に大きくなってしまったり、過度に小さくなってしまったりする虞もある。このような場合には、下向きのループの大きさを検出し、このループの大きさに基づいてコイル材装着部22の回転速度を補正することが好ましい。図8は、このように構成した第3実施形態を説明するための図である。
この実施形態では、アンコイラ20とレベラ装置30との間に、下向きのループの大きさを検出するためのセンサ群を設けている点に特徴を有している。このセンサ群は、4つの位置センサ71〜74によって構成される。これらの位置センサ71〜74は、例えば近接センサによって構成され、それぞれ異なる高さに配置される。便宜上、最も上の位置に配置されている位置センサを第1位置センサ71といい、以下、配置位置の高い順に第2位置センサ72、第3位置センサ73、第4位置センサ74ということにする。これらの位置センサ71〜74は、ループとの間隔が所定範囲以内になると、検出信号の電圧レベルを変化させる。これらの位置センサ71〜74からの検出信号は、主制御装置50に入力される。このため、主制御装置50は、検出信号の電圧レベルを監視することで、ループが存在する高さを知ることができる。なお、この実施形態において、主制御装置50は、ループの高さが第2位置センサ72よりも低く第3位置センサ73よりも高い場合に、補正なしと認識している。
プレス加工時において、主制御装置50は、前述した処理に加え、各位置センサ71〜74からの検出信号の電圧レベルも監視する。そして、第2位置センサ72からの検出信号の電圧レベルが判断基準値(閾値)を超えた場合、主制御装置50は、コイル材装着部22の回転速度が多少遅くなるように、サーボモータ231用のドライバ232へ出力する制御量情報を補正する。例えば、主制御装置50は、繰り出し検出部24の繰り出し信号出力部241から出力された検出信号に基づいて制御量情報を算出し、係数を乗じることで制御量情報を補正する。要するに、コイル材装着部22の回転速度が多少遅くなるように制御量情報を補正する。その結果、下向きのループの大きさが少しずつ大きくなり、累積誤差が補正される。一方、第3位置センサ73からの検出信号の電圧レベルが判断基準値を超えた場合、主制御装置50は、コイル材装着部22の回転速度が多少速くなるように、サーボモータ231用のドライバ232へ出力する制御量情報を補正する。なお、補正の方法は、第2位置センサ72からの検出信号に基づく方法と同様であるので、説明は省略する。その結果、下向きのループの大きさが少しずつ小さくなり、累積誤差が補正される。
一方、第1位置センサ71或いは第4位置センサ74からの検出信号の電圧レベルが判断基準値を超えた場合には、帯板供給装置1やプレス装置100に何らかの異常が生じたことが考えられる。このため、主制御装置50は、帯板供給装置1による帯板BPの繰り出しを停止し、プレス装置100の動作も停止させる。
このように本実施形態では、アンコイラ20とレベラ装置30の間に形成されるループの大きさを監視し、繰り出し信号出力部241に基づく制御で生じた累積誤差を補正するので、長期間に亘る加工を行っても、ループの大きさを帯板の供給に適した大きさにできる。
===その他の実施形態===
前述した実施形態は、主として、帯板供給装置1について記載されているが、その中には、帯板BPの供給方法、帯板供給装置1を動作させるためのプログラム及びコード等の開示も含まれている。また、この実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
例えば、前述した各実施形態では、レベラ装置30により帯板BPの巻き癖を除去するように構成していたが、レベラ装置30は必要に応じて配置すればよい。そして、各実施形態のようにレベラ装置30を配置した場合には、配置しない場合に比べて帯板BPの供給速度や繰り出し速度を高速化できる。これは、レベラ装置30がループコントローラとしても機能するからである。なお、S字状のループを形成する帯板供給装置もあるが、この帯板供給装置に対しても同様に繰り出し検出部24等を設けることができる。また、主制御装置50に関し、CPU51やメモリ52等を有するコンピュータによって構成していたが、プログラマブルコントローラによって構成してもよい。また、帯板BPの繰り出しを検出する繰り出し検出部24に関し、繰り出し信号出力部241は、繰り出しに応じた信号を出力するものであればよい。回動角度検出部261についても、回動角度に応じた信号を出力するものであればよい。また、第1実施形態において、繰り出し信号出力部241の高さを検出するセンサを設けた場合には、コイル材CLの径を認識できるので、第2実施形態と同様な制御を行うことができる。
第1実施形態の帯板供給装置及びプレス装置を説明するための図である。 第1実施形態のアンコイラを説明する図である。 図3(a)は、繰り出し信号出力部の一例を説明するための図である。図3(b)は、繰り出し信号出力部の他の構成を説明するための図である。 主制御装置の機能を説明するためのブロック図である。 送り長さ設定スイッチを設けた変形例を説明する図である。 第2実施形態の帯板供給装置及びプレス装置を説明するための図である。 第2実施形態のアンコイラを説明する図である。 第3実施形態の帯板供給装置及びプレス装置を説明するための図である。
符号の説明
1 帯板供給装置,20 アンコイラ,20´ アンコイラ,
21 スタンド,211 台座部,212 支柱部,
22 コイル材装着部,221 回転軸,222 固定具,
223 従動プーリー,224 コイル材ガイド,
23 アンコイラ制御部,231 サーボモータ,231a 回転軸,
232 ドライバ,233 駆動プーリー,234 タイミングベルト,
24 繰り出し検出部,241 繰り出し信号出力部,
241a 回転子,241b 回転軸,241c ロータリーエンコーダ,
241d 符号板,241e フォトインタラプタ,
241f レゾルバ,241g ローター,241h ステーター,
242 移動機構,242a バネ部材,25 アーム部材,
251 回動軸,26 アーム支持部,261 回動角度検出部,
30 レベラ装置,31 スタンド,32 材料矯正部,321 ローラ,
322 サーボモータ,323 ドライバ,40 位置センサ対,
41 上側位置センサ,42 下側位置センサ,50 主制御装置,
51 CPU,52 メモリ,53 入力側インタフェース,
54 出力側インタフェース,61 送り長さ設定スイッチ,
71 第1位置センサ,72 第2位置センサ,73 第3位置センサ,
74 第4位置センサ,100 プレス装置,110 プレス装置本体,
111 下金型,112 上金型,120 プレス回転角検出装置,
130 間欠送り装置

Claims (11)

  1. (A)渦巻き状に巻かれた帯板を、前記帯板の巻き方向とは反対方向に回転させることで繰り出すアンコイラであって、
    前記渦巻き状に巻かれた帯板が装着され、装着された前記帯板を回転可能に支持する帯板装着部、
    前記帯板装着部を回転させるためのモータ、及び、
    前記帯板の繰り出しに応じて信号レベルが変化する繰り出し信号を出力する繰り出し信号出力部、
    を有するアンコイラと、
    (B)前記モータの駆動制御を行うコントローラであって、
    前記アンコイラから繰り出された前記帯板をプレス装置へ間欠的に供給する際の前記帯板の供給速度と、前記繰り出し信号に基づく前記帯板の繰り出し速度とにより、前記モータの駆動制御を行うコントローラと、
    (C)を有する帯板供給装置。
  2. 請求項1に記載の帯板供給装置であって、
    前記繰り出し信号出力部は、
    前記帯板が所定量繰り出される毎に前記繰り出し信号の信号レベルを変化させるものであり、
    前記コントローラは、
    単位時間内における前記繰り出し信号の信号レベルの変化に基づき、前記モータの駆動制御を行う、帯板供給装置。
  3. 請求項2に記載の帯板供給装置であって、
    前記繰り出し信号出力部は、
    前記渦巻き状に巻かれた帯板における半径方向の最も外側に位置する帯板と接触することで、前記帯板の繰り出しに伴って回転する回転子と、
    前記回転子の回転を検出し、前記回転子の回転に応じたレベルの信号を前記繰り出し信号として出力する回転検出部と、
    を有する、帯板供給装置。
  4. 請求項3に記載の帯板供給装置であって、
    前記回転検出部は、
    ロータリーエンコーダである、帯板供給装置。
  5. 請求項3に記載の帯板供給装置であって、
    前記回転検出部は、
    レゾルバである、帯板供給装置。
  6. 請求項3から請求項5の何れかに記載の帯板供給装置であって、
    前記繰り出し信号出力部は、
    前記渦巻き状に巻かれた帯板における中心側に向けて移動可能に支持されている、帯板供給装置。
  7. 請求項6に記載の帯板供給装置であって、
    前記繰り出し信号出力部は、
    前記渦巻き状に巻かれた帯板における回転中心よりも上方に配置されている、帯板供給装置。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の帯板供給装置であって、
    前記繰り出し信号出力部は、
    回動可能に取り付けられているアーム部材における回動中心から離れた位置に取り付けられている、帯板供給装置。
  9. 請求項8に記載の帯板供給装置であって、
    前記アーム部材の回動角度を検出する回動角度検出部を有し、
    前記コントローラは、
    前記回動角度検出部によって検出された前記アーム部材の回動角度に応じて、前記モータの駆動開始時における駆動条件を変更する、帯板供給装置。
  10. 請求項9に記載の帯板供給装置であって、
    前記回動角度検出部は、
    前記アーム部材が所定角度回動する毎に検出信号の信号レベルを変化させるものである、帯板供給装置。
  11. 請求項1から請求項10の何れかに記載の帯板供給装置であって、
    前記モータは、
    サーボモータであり、
    前記コントローラは、
    制御量の情報を前記モータに出力することで前記モータの駆動制御を行う、帯板供給装置。
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