JP2008109844A - 回路を含む装置、デバイス、および、送受信システム - Google Patents

回路を含む装置、デバイス、および、送受信システム Download PDF

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Abstract

【課題】電子回路の始動時において、消費電力の低減と始動時間の短縮を両立する。
【解決手段】1または複数の回路を含む装置は、第1の回路と、第1のコンデンサと、電荷蓄積部と、電荷供給手段とを備える。第1のコンデンサは、第1の回路の動作を安定させるためのコンデンサである。電荷蓄積部は、第1の回路の始動前に電荷が蓄積されている。電荷供給手段は、第1の回路の始動時に、電荷蓄積部に蓄積されている電荷を第1のコンデンサに供給することにより、第1のコンデンサを充電する。
【選択図】図10

Description

本発明は、回路を含む装置、デバイス、および、送受信システムに関し、特に、動作を安定させるためのコンデンサを含む回路を含む装置、デバイス、および、送受信システムに関する。
電子回路に、動作を安定化するためのバイパスコンデンサを備えることが一般的に行われている。このような電子回路では、バイパスコンデンサが充電された状態で安定的に動作する。したがって、このような電子回路は、電力の供給を開始してから安定状態になるまでに、バイパスコンデンサの充電時間に相当する始動時間を必要とする。
ところで、電子機器の低消費電力化のために、電子機器を構成する電子回路に対して、必要なときにのみ電力を供給し、不要なときには電力の供給を停止することが行われている。このような場合には、上述した電子回路の始動時間をできるだけ短くすることが望まれている。例えば、電流を出力するトランジスタに対する電流制限回路を、始動時には動作させないことにより、始動時間を短縮したボルテージレギュレータが知られている(特許文献1)
特開2002−91579号公報
しかしながら、上記のボルテージレギュレータでは、始動時において過渡的な電流を電源から流すことによりバイパスコンデンサを充電するので、始動時の消費電力が増大するおそれがあった。
本発明の一態様は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、例えば、電子回路の始動時において、始動時間の短縮を実現することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第1の態様は、1または複数の回路を含む装置を提供する。第1の態様に係る装置は、第1の回路と、第1のコンデンサと、電荷蓄積部と、電荷供給手段とを備える。前記第1のコンデンサは、前記第1の回路の動作を安定させるためのコンデンサである。前記電荷蓄積部は、前記第1の回路の始動前に電荷が蓄積されている。前記電荷供給手段は、前記第1の回路の始動時に、前記電荷蓄積部に蓄積されている電荷を前記第1のコンデンサに供給することにより、前記第1のコンデンサを充電する。
第1の態様に係る装置によれば、電荷蓄積部に蓄積されている電荷を用いて、第1の回路の始動時に、第1の回路の動作を安定させるための第1のコンデンサを充電する。この結果、例えば、第1の回路の始動時に第1のコンデンサの充電にかかる時間を短縮することができる。また、始動時の消費電力を低減し得る。
第1の態様に係る装置は、さらに、第2の回路を備え、前記電荷蓄積部は、前記第2の回路の動作を安定させるための第2のコンデンサであっても良い。こうすれば、例えば、第2のコンデンサに蓄積されている電荷を用いて、速やかに第1のコンデンサを充電することができる。
第1の態様に係る装置は、さらに、前記第1のコンデンサが充電されているときに前記第2の回路を始動する場合に、前記第1のコンデンサに蓄積されている電荷を、前記第2のコンデンサに供給することにより、前記第2のコンデンサを充電しても良い。こうすれば、例えば、第1のコンデンサに蓄積されている電荷を用いて、速やかに第2のコンデンサを充電することができる。したがって、例えば、第2の回路の始動時間も短縮することができる。
第1の態様に係る装置は、前記第1の回路を動作させる第1の動作モードと前記第2の回路を動作させる第2の動作モードで動作し、前記電荷供給手段は、前記装置の動作が前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに移行するときに、前記第2のコンデンサに蓄積されている電荷を前記第1のコンデンサに供給することにより、前記第1のコンデンサを充電しても良い。こうすれば、例えば、装置の動作が第2のモードから第1のモードに移行するときに、第1の回路の始動時間を短縮することができる。
第1の態様に係る装置において、前記電荷供給手段は、さらに、前記装置の動作が前記第1のモードから第2のモードに移行するときに、前記第1のコンデンサに蓄積されている電荷を前記第2のコンデンサに供給することにより、前記第2のコンデンサを充電しても良い。こうすれば、例えば、装置の動作が第1のモードから第2のモードに移行するときに、第2の回路の始動時間を短縮することができる。
第1の態様に係る装置において、前記電荷供給手段は、前記第2のコンデンサの電極と前記第1のコンデンサの電極との間を導通された状態と遮断された状態とに切り換えるスイッチと、前記スイッチを制御する制御手段と、を含んでも良い。こうすれば、例えば、第2のコンデンサに蓄積されている電荷を、任意のタイミングで容易に第1のコンデンサに供給し、第1のコンデンサを充電することができる。
第1の態様に係る装置において、前記第1のコンデンサは、前記第1の回路に定電圧を供給する配線に、前記定電圧を安定させるために接続されたバイパスコンデンサであっても良く、前記第2のコンデンサは、前記第2の回路に定電圧を供給する配線に、前記定電圧を安定させるために接続されたバイパスコンデンサであっても良い。
第1の態様に係る装置は、他の装置との間で信号の送受信を行う送受信装置であっても良い。かかる場合において、前記第1の回路は、第1の信号を送信または受信するための回路を含み、前記第2の回路は、前記第1の信号より低速な第2の信号を送信または受信するための回路を含んでも良い。こうすれば、例えば、高速信号を送信または受信するための回路の始動時間を短縮することができる。
本発明の第2の態様は、1または複数の回路を含む装置であって、第1の回路と、第1のコンデンサと、複数の電荷蓄積部と、電荷供給手段とを備える。前記第1のコンデンサは、前記第1の回路の動作を安定させるためのコンデンサである。前記複数の電荷蓄積部は、前記第1の回路の始動前に電荷が蓄積されている。前記電荷供給手段は、前記第1の回路の始動時に、各前記電荷蓄積部に蓄積されている電荷を異なるタイミングで前記第1のコンデンサに供給することにより、前記第1のコンデンサを充電する。
第2の態様に係る装置によれば、第1の回路の始動時に、各電荷蓄積部から異なるタイミングで、電荷を第1のコンデンサに充電する。この結果、複数の電荷蓄積部に蓄積された電荷を有効利用して、第1のコンデンサの充電にかかる時間を短縮することができる。
第2の態様に係る装置は、さらに、第2の回路と第3の回路とを備え、前記複数の電荷蓄積部は、前記第2の回路の動作を安定させるための第2のコンデンサと、前記第3の回路を安定させるための第3のコンデンサを含んでも良い。こうすれば、例えば、第2のコンデンサ、および、第3のコンデンサに蓄積されている電荷を用いて、速やかに第1のコンデンサを充電することができる。
第2の態様に係る装置において、前記電荷供給手段は、前記第2のコンデンサの電極と前記第1のコンデンサの電極との間を導通された状態と遮断された状態とに切り換える第1のスイッチと、前記第3のコンデンサの電極と前記第1のコンデンサの電極との間を導通された状態と遮断された状態とに切り換える第2のスイッチと、前記第1のスイッチと第2のスイッチを制御する制御手段と、を含んでも良い。こうすれば、例えば、第2および第3のコンデンサに蓄積されている電荷を、任意のタイミングで容易に第1のコンデンサに供給し、第1のコンデンサを充電することができる。
第2の態様に係る装置において、前記第1のコンデンサは、前記第1の回路に定電圧を供給する配線に、前記定電圧を安定させるために接続されたバイパスコンデンサであっても良く、前記第2のコンデンサは、前記第2の回路に定電圧を供給する配線に、前記定電圧を安定させるために接続されたバイパスコンデンサであっても良い。また、前記第3のコンデンサは、前記第3の回路に定電圧を供給する配線に、前記定電圧を安定させるために接続されたバイパスコンデンサであっても良い。
第2の態様に係る装置は、他の装置との間で信号の送受信を行う送受信装置であっても良い。かかる場合において、前記第1の回路は、第1の信号を送信または受信するための回路を含み、前記第2の回路は、前記第1の信号より低速な第2の信号を送信または受信するための回路を含んでも良い。こうすれば、例えば、高速信号を送信または受信するための回路の始動時間を短縮することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、上記態様に係る装置と、前記装置によって受信された信号を用いて表示装置を駆動する表示駆動装置と、を備えるデバイスとして実現することができる。また、上記態様に係る装置と、前記装置によって受信された信号を用いて電気光学装置を駆動する駆動装置と、を備えるデバイスとして実現することができる。さらに、本発明は、信号線を介して互いに接続された第1の送受信装置と第2の送受信装置を含む送受信システムとして実現することができる。さらに、本発明は、装置発明に限らず、方法発明として実現することができる。例えば、本発明は、第1の回路に関する制御方法として、実現され得る。
以下、本発明について、図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
A.実施例:
・デジタルデバイスの構成:
図1は、実施例におけるデジタルデバイスの概略構成図である。本実施例におけるデジタルデバイスは、図1に示すように、画像処理装置500と、送信装置2000と受信装置1000からなる送受信システムと、LCDドライバ600と、表示装置としての液晶ディスプレイ700とを含む。このデジタルデバイスは、携帯電話などの電子機器に搭載され、液晶ディスプレイ700に静止画像および動画像を表示するためのデバイスである。
画像処理装置500は、搭載された電子機器の他の構成要素、例えば、無線通信回路やフラッシュメモリなどの記憶装置から取得された画像データに対する画像処理を行う。画像処理装置500は、動画像データに対する画像処理に特化されたコンピュータであるDSP(Digital Signal Processor)510と、その他の処理(例えば、静止画像データの処理や、LCDドライバ600や送信装置2000に対する制御処理)を行うコンピュータである主制御部520を備えている。
画像処理装置500は、高速伝送するべきデータHDと、低速伝送するべきデータLDとを、送信装置2000に出力する。高速伝送するべきデータHDは、本実施例では、DSP500により出力される動画像データである。低速伝送するべきデータLDは、本実施例では、動画像データ以外のデータ、例えば、静止画像データや、LCDドライバ600に対する制御データである。画像処理装置500は、さらに、送信装置2000に対する制御信号CTLを出力する。
受信装置1000と送信装置2000からなる送受信システムは、画像処理装置500からの制御信号CTLに従って、画像処理装置500から受け取ったデータLD、HDをLCDドライバ600に送るためのインターフェースである。送信装置2000は、差動信号を送信する2組の送信端子対、すなわち、端子TP1、TN1からなる端子対と、端子TP2、TN2からなる端子対とを備えている。後述するが、送信装置2000は、これらの各端子から差動信号に加えてシングルエンド信号も送信することができる。
受信装置1000は、これらの端子対にそれぞれ対応する2組の端子対、すなわち、端子DP1、DN1からなる端子対と、端子DP2、DN2からなる端子対とを備えている。図1に示すように送信装置2000の各端子TP1、TN1、TP2、TN2と、対応する受信装置1000の各端子DP1、DN1、DP2、DN2とは、それぞれ信号線LP1、LN1、LP2、LN2により接続されている。これにより、受信装置1000は、これらの信号線を介して、送信装置2000から差動信号およびシングルエンド信号を受信することができる。
LCDドライバ600は、上述した送受信システムを介して、画像処理装置500から画像データおよび制御データを受け取り、これらのデータに基づいて液晶ディスプレイ700を駆動する。
・送信装置の構成:
図2〜図4を参照して、送信装置2000について、さらに詳しく説明する。図2は、送信装置の内部構成を示す説明図である。図3は、データ送信回路の主要な構成要素を示す図である。図4は、データ送信回路の電源周りの構成を示す図である。
図2に示すように、送信装置2000は、上述した端子TP1、TN1、TP2、TN2に加えて、パラレル/シリアル変換回路2100と、送信制御回路2200と、PLL(Phase Locked Loop)回路2300と、データ送信回路2500aと、クロック送信回路2500bとを備えている。PLL回路2300は、参照クロック信号CLKを受けて、高速伝送クロックHCを生成する。パラレル/シリアル変換回路2100は、画像処理装置500から受け取ったパラレルのデータHD、LDをシリアルデータに変換し、データ送信回路2500aに送る。高速伝送されるべきデータHDは、高速伝送クロックHCに同期してパラレル/シリアル変換される。送信制御回路2200は、画像処理装置500からの制御信号CTLに応じて、データ送信回路2500aおよびクロック送信回路2500bを制御する。
データ送信回路2500aは、送信制御回路2200からの制御信号に応じて、高速伝送するべきデータHDの高速送信と、低速伝送するべきデータLDの低速送信とを実行する。具体的には、データ送信回路2500aは、図3に示すように、プリドライバ2510と、差動ドライバ2520と、シングルエンドドライバ2530と、を備える。
プリドライバ2510は、高速送信要求を示す制御信号CT1と高速伝送すべきデータHDを受けて、差動ドライバ2520を駆動する信号HSP、HSNを出力する。信号HSPと信号HSNは、互いに反対の位相を有する。差動ドライバ2520は、駆動信号HSP、HSNを受けて、端子TP1、TN1を介して信号線LP1、LN1に差動信号を出力する。これにより、データHDが差動信号として受信装置1000に送られる。差動ドライバ2520は、例えば、図示しない定電流源とnチャンネルの電界効果トランジスタにより構成される一般的な差動増幅回路を含む。以下では、nチャンネルの電界効果トランジスタをnトランジスタと呼び、pチャンネルの電解効果トランジスタをpトランジスタと呼ぶ。差動ドライバ2520は、電源電圧VDD(本実施例では、1.8V)と基準電圧VSS(本実施例では、接地電圧0V)との間に配置され、同じく電源電圧VDDと基準電圧VSSとの間に配置された定電流源CC1により電流駆動される。
また、プリドライバ2510は、低速送信要求を示す制御信号CT1と低速伝送すべきデータHDを受けて、シングルエンドドライバ2530を駆動する信号LSP、LSNを出力する。シングルエンドドライバ2530は、信号LSPが入力される第1のシングルエンド送信回路2531と、信号LSNが入力される第2のシングルエンド送信回路2532から構成される。第1のシングルエンド送信回路2531は、調整電圧VLSと基準電圧VSSとの間に接続されたプッシュプルのインバータ回路であり、駆動信号LSPに応じて、端子TP1を介して信号線LP1にシングルエンド信号を出力する。第2のシングルエンド送信回路2532は、調整電圧VLSと基準電圧VSSとの間に接続されたプッシュプルのインバータ回路であり、駆動信号LSNに応じて、端子TN1を介して信号線LN1にシングルエンド信号を出力する。これにより、データLDが2つのシングルエンド信号として受信装置1000に送られる。
データ送信回路2500aは、さらに、図4に示すように、降圧レギュレータ2540と、バイアス回路2550を備える。
降圧レギュレータ2540は、入力される電源電圧VDD(本実施例では、1.8V)を、上述した調整電圧VLS(本実施例では、1.2V)に変換して出力する。降圧レギュレータ2540は、例えば、パワーMOSFETなどの半導体スイッチのオン/オフを繰り返すことで、入力された電力をスイッチングして出力電圧を制御するスイッチング・レギュレータである。
降圧レギュレータ2540からシングルエンドドライバ2530に調整電圧VLSが出力されるライン上のノードn1と基準電圧VSSとの間には、コンデンサCaが配置されている。コンデンサCaは、シングルエンドドライバ2530の動作を安定させるためのバイパスコンデンサである。
バイアス回路2550は、入力される電源電圧VDDを用いて、基準電位Vref1を生成する。バイアス回路2550は、例えば、一般的なバンドギャップリファレンス回路である。
図4に示すように、差動ドライバ2520と基準電圧VSSとの間には、nトランジスタTR1が配置されている。nトランジスタTR1のゲートには、バイアス回路2550から基準電位Vref1が入力され、これによりnトランジスタTR1は、図3に示す定電流源CC1として機能する。
バイアス回路2550からnトランジスタTR1のゲートに基準電位Vref1が出力されるライン上には、ノードn3およびn4が配置されている。ノードn3と基準電圧VSSとの間には、コンデンサCbが配置されている。コンデンサCbは、基準電位Vref1を安定させ、nトランジスタTR1を定電流源CC1として安定させるためのバイパスコンデンサである。ノードn4と基準電圧VSSとの間には、nトランジスタTR2が配置されている。nトランジスタTR2のゲートには後述するイネーブル信号EN2の反転信号EN2Xが入力され、これによりnトランジスタTR2は、定電流源CC1としてのnトランジスタTR1を、イネーブル状態とディスイネーブル状態に切り換えるためのスイッチとして機能する。
コンデンサCaの電極に接続されているノードn2と、コンデンサCbの電極と接続されているノードn3は、nトランジスタTR3を介して接続されている。nトランジスタTR3のゲートには制御信号CS1が入力され、これによりnトランジスタTR3は、コンデンサCaの電極とコンデンサCbの電極との間を導通された状態と、遮断された状態とに切り換えるスイッチとして機能する。
・送信装置の動作:
図5〜図7を参照して、データ送信回路2500aの動作について説明する。図5は、データ送信回路の状態遷移を示す概略図である。図6は、差動信号とシングルエンド信号を説明するための概略図である。図7は、制御信号のタイミングチャートを示す図である。
図5に示すように、データ送信回路2500aは、動作モードとして、データHDを差動信号により高速送信する差動送信モードS1と、データLDを2つのシングルエンド信号により低速送信するシングルエンド送信モードS2とを備えている。差動送信モードにおいてデータ送信回路2500aから送信される差動信号HSの振幅ΔVHは、例えば、200mV程度に設定される。一方、シングルエンド送信モードにおいてデータ送信回路2500aから送信されるシングルエンド信号LSは、ロー信号が基準電圧VSS、ハイ信号が調整電圧VLSを有する(図6)。調整電圧VLSは、上述したように降圧レギュレータ2540を用いて生成される。シングルエンド信号の振幅ΔVL(VLS−VSS)は、差動信号の振幅ΔVHより4〜10倍程度大きく、例えば、1.2V程度に設定される。
差動信号HSの伝送レートは、例えば、500Mb/s(メガビット/秒)程度に設定され、シングルエンド信号LSの伝送レートは、例えば、10Mb/s程度に設定される。
ここで、本実施例において、低速のデータ送信には、シングルエンド信号LSを用い、高速のデータ送信には、差動信号HSを用いる理由を説明する。シングルエンド信号LSの送信は、上述したようにプッシュプル回路によって行われるが、この回路の消費電流は、伝送レートに比例して大きくなる。また、シングルエンド信号LSでは、その特性上それほど高速に伝送レートを上げることはできない。
一方、差動信号HSの送信は、上述したように差動増幅回路により行われる。差動増幅回路の消費電流は、伝送レートが大きくても小さくても、大きく変化しない特徴がある。また、差動信号HSは、シングルエンド信号LSより、伝送レートを高くすることが容易である。以上の点から、比較的高速な伝送レート(例えば、500Mb/s)でのデータ送信は、差動信号HSによるのが有利である。一方、比較的低速な伝送レート(例えば、10Mb/s)でのデータ送信は、消費電流の観点からシングルエンド信号LSによるのが有利である場合がある。このため、本実施例では、上述したように、伝送速度に応じて、シングルエンド信号LSと差動信号HSとを使い分けている。
データ送信回路2500aにおいて、差動送信モードとシングルエンド送信モードとの遷移は、送信制御回路2200からの制御信号CT1によって制御される。データ送信回路2500aは、差動送信モードS1からシングルエンド送信モードS2に遷移する場合、その遷移期間において、信号線LP1と信号線LN1の電位を所定期間に亘って、電位VLS(シングルエンド信号のハイ信号)に保持する(図5:A1)。
一方、データ送信回路2500aは、シングルエンド送信モードS2から差動送信モードS1に遷移する場合、その遷移期間において、所定の遷移通知コマンドをシングルエンド信号により受信装置1000に送信する(図5:A2)。例えば、遷移通知コマンドは、3ビットから8ビット程度のデータとされる。
このような動作モード間の遷移期間に特有な信号を、受信装置1000において検出することにより、受信装置1000は、送信装置2000における動作モードの遷移を認識することができる。
ここで、図7に戻って、説明を続ける。データ送信回路2500aがシングルエンド送信モードS2で動作しているとき、シングルエンド信号LSを送信するためのシングルエンドドライバ2530が動作すれば良く、差動信号HSを送信するための差動ドライバ2520は動作する必要はない。
このため、データ送信回路2500aは、シングルエンド送信モードS2で動作しているとき、差動ドライバ2520の動作に関連する回路に対する電力の供給を停止して、消費電力を低減する。差動ドライバ2520の動作に関連する回路に対する電力の供給は、イネーブル信号EN2によって制御される。すなわち、図7に示すように、データ送信回路2500aのプリドライバ2510は、イネーブル信号EN2をロー信号にする(EN2Xをハイ信号にする)ことにより、定電流源CC1としてのnトランジスタTR1の機能を停止すると共に、バイアス回路2550および差動ドライバ2520をディスイネーブル状態にする。この状態において、コンデンサCbは電荷が充電されていない状態になる。
データ送信回路2500aは、シングルエンド送信モードS2で動作しているとき、シングルエンドドライバ2530の動作に関連する回路に電力を供給して、シングルエンドドライバ2530を動作可能な状態にする。シングルエンドドライバ2530の動作に関連する回路に対する電力の供給は、イネーブル信号EN1によって制御される。すなわち、データ送信回路2500aのプリドライバ2510は、イネーブル信号EN1をハイ信号にすることにより、降圧レギュレータ2540およびシングルエンドドライバ2530をイネーブル状態にする。この状態で安定すると、降圧レギュレータ2540から出力される調整電圧VLSにより、コンデンサCaは、電荷が充電された状態になる。
一方、データ送信回路2500aが差動送信モードS1で動作しているとき、差動信号HSを送信するための差動ドライバ2520が動作すれば良く、シングルエンド信号LSを送信するためのシングルエンドドライバ2530は動作する必要はない。
このため、データ送信回路2500aは、差動送信モードS1で動作しているとき、シングルエンドドライバ2530の動作に関連する回路に対する電力の供給を停止して、消費電力を低減する。すなわち、データ送信回路2500aのプリドライバ2510は、イネーブル信号EN1をロー信号にすることにより、降圧レギュレータ2540をディスイネーブル状態にして調整電圧VLSの供給を停止させると共に、シングルエンドドライバ2530をディスイネーブル状態にする。この状態において、コンデンサCaは電荷が充電されていない状態になる。
データ送信回路2500aは、差動送信モードS1で動作しているとき、差動ドライバ2520を動作可能な状態にする。すなわち、データ送信回路2500aのプリドライバ2510は、イネーブル信号EN2をハイ信号にする(EN2Xをロー信号にする)ことにより、nトランジスタTR1を定電流源CC1として機能させると共に、バイアス回路2550および差動ドライバ2520をイネーブル状態にする。この状態で安定すると、バイアス回路2550から出力される基準電位Vref1により、コンデンサCbは、電荷が充電された状態になる。
シングルエンド送信モードS2および差動送信モードS1で安定しているとき、プリドライバ2510は、制御信号CS1をロー信号にすることにより、スイッチとしてのnトランジスタTR3をオフにし、コンデンサCaの電極とコンデンサCbの電極との間を遮断された状態にする。
次にシングルエンド送信モードS2から差動送信モードS1へ移行するときの制御について説明する。シングルエンド送信モードS2から差動送信モードS1へ移行するとき、図7に示すように、プリドライバ2510は、先ず、上述したイネーブル信号EN2をロー信号からハイ信号に切り換えると同時に、制御信号CS1をハイ信号にすることにより、スイッチとしてのnトランジスタTR3をオンにし、コンデンサCaの電極とコンデンサCbの電極との間を導通された状態にする。この結果、シングルエンド送信モードS2で動作中にコンデンサCaに充電されていた電荷の一部が、電荷保存の法則に従って、図4において破線の矢印で示す方向に瞬時に移動してコンデンサCbに供給され、コンデンサCbを充電する。
プリドライバ2510は、次に、わずかな時間の経過後(例えば、数ns(ナノ秒))、上述したイネーブル信号EN1をハイ信号からロー信号に切り換えると同時に、制御信号CS1をハイ信号からロー信号に戻すことにより、スイッチとしてのnトランジスタTR3をオフにし、コンデンサCaの電極とコンデンサCbの電極との間を遮断された状態に戻す。以上の制御により、データ送信回路2500aは、シングルエンド送信モードS2から差動送信モードS1に移行する。
差動送信モードS1からシングルエンド送信モードS2へ移行するときの制御は、上述したシングルエンド送信モードS2から差動送信モードS1へ移行するときの制御とは、逆になる。プリドライバ2510は、先ず、上述したイネーブル信号EN1をロー信号からハイ信号に切り換えると同時に、制御信号CS1をハイ信号にすることにより、スイッチとしてのnトランジスタTR3をオンにし、コンデンサCaの電極とコンデンサCbの電極との間を導通された状態にする。この結果、差動送信モードS1で動作中にコンデンサCbに充電されていた電荷の一部が、電荷保存の法則に従って、図4において破線の矢印の逆方向に移動してコンデンサCaに瞬時に供給され、コンデンサCaを充電する。プリドライバ2510は、次に、わずかな時間の経過後(例えば、数ns(ナノ秒))、上述したイネーブル信号EN2をハイ信号からロー信号に切り換えると同時に、制御信号CS1をハイ信号からロー信号に戻す。以上の制御により、データ送信回路2500aは、差動送信モードS1からシングルエンド送信モードS2に移行する。
クロック送信回路2500bは、端子TP2およびTN2を介して、信号線LP2およびLN2に差動信号HSおよびシングルエンド信号LSを出力する。クロック送信回路2500bは、差動送信モードS1において、PLL回路2300から供給された高速伝送クロックHCを差動信号HSとして送信する点で、データHDを差動信号HSとして送信するデータ送信回路2500aと異なる。クロック送信回路2500bは、シングルエンド送信モードS2においては、LCDドライバ600に送るべきデータの送信は行わない。データ送信回路2500aは、受信装置1000に対する制御コマンド(例えば、上述した遷移通知コマンド)のみを、シングルエンド信号LSとして送信する。クロック送信回路2500bの内部構成は、基本的に図3および図4を参照して説明したデータ送信回路2500aの構成と同様であるので、詳しい説明を省略する。クロック送信回路2500bの動作は、図5〜図7を参照して説明したデータ送信回路2500aの動作と同様であるので、詳しい説明を省略する。
・受信装置の構成:
続いて、図8〜図10を参照して、上述した送信装置2000から信号線LP1、LN1、LP2、LN2を介して出力される差動信号HSおよびシングルエンド信号LSを受信する受信装置1000について、説明する。図8は、受信装置の内部構成を示す説明図である。図9は、データ受信回路の主要な構成要素を示す図である。図10は、データ受信回路の電源周りの構成を示す図である。
図8に示すように、受信装置1000は、終端回路TMa、TMbと、データ受信回路1500aと、クロック受信回路1500bと、受信制御ロジック1200を備えている。
終端回路TMaは、端子DP1とDN1からなる端子対を介して受信される差動信号HSを終端するための回路である。終端回路TMaは、受信制御ロジック1200の制御により、差動信号HS信号を受信するときには、端子DP1と端子DN1とを100Ω程度の終端抵抗を挟んで接続し、シングルエンド信号LSを受信するときには、端子DP1と端子DN1を、それぞれハイインピーダンス状態とする。
もう一つの終端回路TMbは、端子DP2とDN2からなる端子対を介して受信される差動信号HSを終端するための回路である。終端回路TMbの構成は、上述した終端回路TMaと同様であるので説明を省略する。
受信制御ロジック1200は、データ受信回路1500aから受け取った信号に含まれるシリアルデータをパラレルデータに変換するシリアル/パラレル変換処理と、変換されたパラレルデータからデータHDおよびデータLDを取り出してLCDドライバ600に渡す、いわゆるプロトコル処理を主に行うロジック回路である。
さらに、受信制御ロジック1200は、終端回路TMa、TMb、データ受信回路1500a、クロック受信回路1500bを、後述するイネーブル信号EN3、EN4などを用いて制御する。
データ受信回路1500aは、端子DP1とDN1からなる端子対を介して受信される差動信号HSおよびシングルエンド信号LSを受信するための回路である。図9に示すようにデータ受信回路1500aは、シングルエンドレシーバ1530と、差動レシーバ1520を備えている。シングルエンドレシーバ1530は、端子DP1と接続された第1レシーバ1531と、端子DN1と接続された第2レシーバ1532を含み、それぞれの端子から独立にシングルエンド信号LSを受信する。第1レシーバ1531および第2レシーバ1532は、例えば、調整電圧VLSと基準電圧VSSとの間に接続されたCMOSインバータを入力段に備える構成が用いられる。
差動レシーバ1520は、2つの端子DP1およびDN1と接続されている。差動レシーバ1520は、差動増幅回路を要部とする周知の構成を備えており、2つの端子DP1およびDN1(信号線LP1および信号線LN1)を介して入力された差動信号HSをシングルエンド信号に変換して出力する。差動レシーバ1520は、差動ドライバ2520と同様に、電源電圧VDDと基準電圧VSSとの間に配置され、同じく電源電圧VDDと基準電圧VSSとの間に配置された定電流源CC2により電流駆動される。
データ受信回路1500aは、さらに、図10に示すように、降圧レギュレータ1540と、バイアス回路1550を備える。
降圧レギュレータ1540は、データ送信回路2500aの降圧レギュレータ2540(図4)と同様の回路であり、入力される電源電圧VDD(本実施例では、1.8V)を、上述した調整電圧VLS(本実施例では、1.2V)に変換して出力する。
降圧レギュレータ1540からシングルエンドレシーバ1530に調整電圧VLSが出力されるライン上のノードn5と基準電圧VSSとの間には、コンデンサCdが配置されている。コンデンサCdは、シングルエンドレシーバ1530の動作を安定させるためのバイパスコンデンサである。
バイアス回路1550は、入力される電源電圧VDDを用いて、基準電位Vref2を生成する。バイアス回路1550は、データ送信回路2500aのバイアス回路2550(図4)と同様の回路であり、例えば、一般的なバンドギャップリファレンス回路である。
図10に示すように、差動レシーバ1520と基準電圧VSSとの間には、nトランジスタTR4が配置されている。nトランジスタTR4のゲートには、バイアス回路1550から基準電位Vref2が入力され、これによりnトランジスタTR4は、図9に示す定電流源CC2として機能する。
バイアス回路1550からnトランジスタTR4のゲートに基準電位Vref2が出力されるライン上には、ノードn7およびn8が配置されている。ノードn7と基準電圧VSSとの間には、コンデンサCeが配置されている。コンデンサCeは、基準電位Vref2を安定させ、nトランジスタTR4を定電流源CC2として安定させるためのバイパスコンデンサである。ノードn8と基準電圧VSSとの間には、nトランジスタTR5が配置されている。nトランジスタTR5のゲートには後述するイネーブル信号EN4の反転信号EN4Xが入力され、これによりnトランジスタTR5は、定電流源CC2としてのnトランジスタTR4を、イネーブル状態とディスイネーブル状態に切り換えるためのスイッチとして機能する。
コンデンサCdの電極に接続されているノードn6と、コンデンサCeの電極と接続されているノードn7は、nトランジスタTR6を介して接続されている。nトランジスタTR6のゲートには制御信号CS2が入力され、これによりnトランジスタTR6は、コンデンサCdの電極とコンデンサCeの電極との間を導通された状態と、遮断された状態とに切り換えるスイッチとして機能する。
・受信装置の動作:
図11〜図12を参照して、データ受信回路1500aの動作について説明する。図11は、データ受信回路の状態遷移を示す概略図である。図12は、制御信号のタイミングチャートを示す図である。
図11に示すように、データ受信回路1500aは、端子DP1とDN1からなる端子対を介して、2つの受信モードで信号を受信する。2つの受信モードは、上述した差動信号HSを受信する差動受信モードS3と、上述したシングルエンド信号を受信するシングルエンド受信モードS4である。これらのモードは、受信制御ロジック1200によって制御される。データ受信回路1500aのモードが差動受信モードS3にある場合において、受信制御ロジック1200は、データ受信回路1500aからの出力に基づいて、端子DP1および端子DN1の電圧(信号線LP1および信号線LN1の電圧)がVLSレベルに遷移したと判断すると(図11:B1)、データ受信回路1500aのモードをシングルエンド受信モードS4に遷移させる。すなわち、データ送信回路2500aのモードが差動送信モードS1からシングルエンド送信モードS2に遷移することを、受信制御ロジック1200が検出したとき、データ受信回路1500aのモードは、差動受信モードS3からシングルエンド受信モードS4に遷移する。
一方、データ受信回路1500aがシングルエンド受信モードS4にある場合において、受信制御ロジック1200は、データ受信回路1500aからの出力に含まれる所定の遷移通知コマンド(例えば、上述したように3ビットから8ビット程度の所定のデータ)を受け取ると(図11:B2)、データ受信回路1500aのモードを差動受信モードS3に遷移させる。すなわち、遷移通知コマンドを受信することにより、データ送信回路2500aのモードがシングルエンド送信モードS2から差動送信モードS1に遷移することを、受信制御ロジック1200が検出したとき、データ受信回路1500aのモードは、シングルエンド受信モードS4から差動受信モードS3に遷移する。
ここで、図10に戻って、説明を続ける。データ受信回路1500aがシングルエンド受信モードS4で動作しているとき、シングルエンド信号LSを受信するためのシングルエンドレシーバ1530が動作すれば良く、差動信号HSを受信するための差動レシーバ1520は動作する必要はない。
このため、データ受信回路1500aは、シングルエンド受信モードS4で動作しているとき、消費電力を低減するために、差動レシーバ1520の動作に関連する回路に対する電力の供給を停止される。差動レシーバ1520の動作に関連する回路に対する電力の供給は、受信制御ロジック1200からのイネーブル信号EN4によって制御される。すなわち、受信制御ロジック1200は、イネーブル信号EN4をロー信号にする(EN4Xをハイ信号にする)ことにより、定電流源CC2としてのnトランジスタTR4の機能を停止すると共に、バイアス回路1550および差動レシーバ1520をディスイネーブル状態にする。この状態において、コンデンサCeは電荷が充電されていない状態になる。
データ受信回路1500aは、シングルエンド受信モードS4で動作しているとき、シングルエンドレシーバ1530の動作に関連する回路に電力を供給され、シングルエンドレシーバ1530を動作可能な状態にされる。シングルエンドレシーバ1530の動作に関連する回路に対する電力の供給は、イネーブル信号EN3によって制御される。すなわち、受信制御ロジック1200は、イネーブル信号EN3をハイ信号にすることにより、降圧レギュレータ1540およびシングルエンドレシーバ1530をイネーブル状態にする。この状態で安定すると、降圧レギュレータ1540から出力される調整電圧VLSにより、コンデンサCdは、電荷が充電された状態になる。
一方、データ受信回路1500aが差動受信モードS3で動作しているとき、差動信号HSを受信するための差動レシーバ1520が動作していると共に、シングルエンド信号LSを受信するためのシングルエンドレシーバ1530が動作している必要がある。シングルエンドレシーバ1530は、データ送信回路2500aのモードが差動送信モードS1からシングルエンド送信モードS2に遷移すること(端子DP1および端子DN1の電圧がVLSレベルに遷移すること)を検出するために必要であるためである(図11参照)。
このため、データ送信回路2500aは、差動受信モードS3で動作しているとき、シングルエンドレシーバ1530および差動レシーバ1520を共に動作可能な状態にされる。すなわち、受信制御ロジック1200は、イネーブル信号EN3をハイ信号にして、降圧レギュレータ1540およびシングルエンドレシーバ1530をイネーブル状態にすると共に、イネーブル信号EN4をハイ信号にして(EN4Xをロー信号にして)、nトランジスタTR4を定電流源CC2として機能させると共に、バイアス回路1550および差動レシーバ1520をイネーブル状態にする。
差動受信モードS3およびシングルエンド受信モードS4で安定しているとき、コンパレータ1510は、制御信号CS2をロー信号にすることにより、スイッチとしてのnトランジスタTR6をオフにし、コンデンサCdの電極とコンデンサCeの電極との間を遮断された状態にする。
次にシングルエンド受信モードS4から差動受信モードS3へ移行するときの制御について説明する。シングルエンド受信モードS4から差動受信モードS3へ移行するとき、図12に示すように、受信制御ロジック1200は、先ず、上述したイネーブル信号EN4をロー信号からハイ信号に切り換えると同時に、制御信号CS2をハイ信号にすることにより、スイッチとしてのnトランジスタTR6をオンにし、コンデンサCdの電極とコンデンサCeの電極との間を導通された状態にする。この結果、シングルエンド受信モードS4で動作中にコンデンサCdに充電されていた電荷の一部が、電荷保存の法則に従って、図10において破線の矢印で示す方向に瞬時に移動してコンデンサCeに供給され、コンデンサCeを充電する。
受信制御ロジック1200は、次に、わずかな時間の経過後(例えば、数ns(ナノ秒))、制御信号CS2をハイ信号からロー信号に戻すことにより、スイッチとしてのnトランジスタTR6をオフにし、コンデンサCbの電極とコンデンサCeの電極との間を遮断された状態に戻す。以上の制御により、データ受信回路1500aは、シングルエンド受信モードS4から差動受信モードS3に移行する。
以上説明した実施例におけるデジタルデバイスによれば、データ受信回路1500aにおいて、シングルエンド受信モードS4から差動受信モードS3に遷移するのに伴い、差動レシーバ1520およびバイアス回路1550を始動する際に、コンデンサCdに充電されている電荷の一部を、コンデンサCeに供給することにより、コンデンサCeを充電する。この結果、例えば、コンデンサCeを充電するために要する時間、すなわち、差動レシーバ1520およびバイアス回路1550を立ち上げてから(イネーブル信号EN4をロー信号からハイ信号に切り換えてから)、差動レシーバ1520およびバイアス回路1550が安定して動作するまでの時間(始動時間)を短縮することができる。
理解を容易にするため、図13を参照してさらに説明する。図13は、始動時間について説明するためのグラフである。図13のグラフにおいて、縦軸はコンデンサCeに充電されている電荷量を示し、横軸は差動レシーバ1520およびバイアス回路1550を立ち上げてからの時間を示す。コンデンサCeの容量値をQ2とする。図13のグラフには、バイアス回路1550から供給される電流のみにより、コンデンサCeを充電する場合が、比較例として線L2により示されている。比較例において、コンデンサCeは、バイアス回路1550の電流供給能力に応じた速度で充電され、立ち上げから時間T2の経過後に容量値Q2まで充電される。すなわち、差動レシーバ1520およびバイアス回路1550が安定して動作するまでの時間は、時間T2となる。時間T2は、例えば、120ns程度である。
一方、本実施例で示した手法によりコンデンサCeを充電する場合が、線L1により示されている。本実施例においては、上述したように、差動レシーバ1520と差動レシーバ1520が立ち上げられると同時に、コンデンサCdに充電されている電荷の一部がコンデンサCeに供給され、コンデンサCeに充電される。コンデンサCdからコンデンサCeへの電荷の移動は、時間T2と比較してはるかに短い時間、例えば、1ns程度で完了される。コンデンサCdからコンデンサCeに供給される電荷量をQ1とすると、図13に示すように、コンデンサCeには、Q1の電荷が瞬間的に充電され、残りの(Q2−Q1)の電荷がバイアス回路1550から供給される電流により充電される。この結果、本実施例において、コンデンサCeは、比較例における時間T2より短い時間T1の経過後に容量値Q2まで充電される。以上のように、本実施例においては、差動レシーバ1520およびバイアス回路1550が安定して動作するまでの時間(始動時間)が短縮されることが解る。例えば、コンデンサCdの容量値がコンデンサCeの容量値Q2より十分に大きく(例えば、2倍以上)、コンデンサCdからコンデンサCeに供給される電荷量Q1がQ2より大きい場合には、コンデンサCeを、瞬間的に容量値Q2まで充電することができる。かかる場合には、例えば、差動レシーバ1520およびバイアス回路1550の始動時間を、極めて短くすることができる。
さらに、本実施例におけるデジタルデバイスによれば、データ送信回路2500aにおいても、シングルエンド送信モードS2から差動送信モードS1に遷移するのに伴い、差動ドライバ2520およびバイアス回路2550を始動する際に、コンデンサCaに充電されている電荷の一部を、コンデンサCbに供給することにより、コンデンサCbを充電する。この結果、差動ドライバ2520およびバイアス回路2550の始動時間を短縮することができる。同様にして、データ送信回路2500aにおいて、差動送信モードS1からシングルエンド送信モードS2に遷移するのに伴い、シングルエンドドライバ2530および降圧レギュレータ2540を立ち上げる際に、コンデンサCbに充電されている電荷の一部を、コンデンサCaに供給することにより、コンデンサCaを充電する。この結果、例えば、シングルエンドドライバ2530および降圧レギュレータ2540の始動時間を短縮することができる。
さらに、本実施例では、2つのコンデンサの電極間にスイッチとしてのnトランジスタを1つ配置するだけで、上述した始動時間の短縮を実現している。これにより、例えば、部品点数の増加やレイアウト面積の増加をほとんど伴うことなく、始動時間の短縮を実現することができる。
さらに、本実施例では、他のコンデンサに充電されている電荷を用いて、始動させる回路を安定させるためのコンデンサを充電するため、例えば、消費電力を低減することができる。例えば、データ送信回路2500aにおいて、シングルエンド送信モードS2から差動送信モードS1に遷移するのに伴い、差動ドライバ2520およびバイアス回路2550を始動する際に、コンデンサCaに充電されている電荷の一部を、コンデンサCbに供給している。この後、差動送信モードS1においては、シングルエンドドライバ2530および降圧レギュレータ2540は停止させられるため、コンデンサCaに充電されている電荷は不必要になり放電されてしまうところを、かかる電荷をコンデンサCbの充電に用いている。このため、かかる場合には、コンデンサCbを充電するためのバイアス回路2550の消費電力を抑制することができる。
さらに、従来のようにトランジスタなどのアクティブ素子を用いてコンデンサを急速充電することにより、始動時間を短縮させる場合には、アクティブ素子のバラツキにより始動時間を精度良く制御することが難しい。本実施例では、他のコンデンサに充電されている電荷を用いて、始動させる回路を安定させるためのコンデンサを充電するため、例えば、始動時間の短縮を精度良く実現することができる。
B.変形例:
・第1変形例:
上記実施例では、始動させる回路を安定させるためのコンデンサの充電に用いる電荷は、実施例で示したコンデンサに充電されている電荷に限られない。例えば、デジタルデバイスを構成する他の装置を構成する回路や、受信装置1000や送信装置2000内部の他の図示しない回路にも、一般的にバイパスコンデンサが用いられている。このようなバイパスコンデンサに充電されている電荷を用いることもできる。例えば、動作していない回路のバイパスコンデンサに電荷が充電されていれば、かかる電荷を用いて始動させようとする回路を安定させるためのコンデンサを充電しても良い。一般的に言えば、対象となる回路を始動させようとする時点で、電荷が蓄積されている電荷蓄積部が存在していれば、対象となる回路の始動時に、電荷蓄積部に蓄積されている電荷を、対象となる回路を安定させるためのコンデンサを充電するために用いることができる。
・第2変形例:
上記実施例では、1つのコンデンサに充電された電荷を用いて、始動させる回路を安定させるためのコンデンサを充電しているが、複数のコンデンサに充電された電荷を用いても良い。例えば、デジタルデバイス内に配置されている複数のバイパスコンデンサから電荷を集めて、始動させる回路を安定させるためのコンデンサを充電しても良い。
・第3変形例:
上記実施例では、差動レシーバ1520や差動ドライバ2520の始動時間の短縮を例にしているが、これらに限らず、動作を安定させるためのコンデンサを備えるあらゆる回路の始動時間を短縮させるために、本発明を適用することができる。
・第4変形例:
上記実施例におけるデータ受信回路1500aでは、コンデンサCdがレギュレータ出力ノードと基準電圧VSSとの間に、コンデンサCeがバイアス出力ノードと基準電圧VSSとの間に、それぞれ配置されるトポロジー(回路構成)が採用されているが、これらのコンデンサは、各出力ノードと何らかの安定電源との間に配置されれば良い。これらのコンデンサが各出力ノードと電源電圧VDDとの間に配置される例を、図14を参照しながら、第4変形例として説明する。図14は、第4変形例におけるデータ受信回路の電源周りの構成を示す図である。
第4変形例におけるデータ受信回路1501a(図14)は、バイアス回路1550から基準電位Vref2が入力され、定電流源として機能するトランジスタとして、実施例におけるデータ受信回路1500aのnトランジスタTR4に代えて、pトランジスタTR40を備えている。pトランジスタTR40は、差動レシーバ1520と基準電圧VSSの間ではなく、差動レシーバ1520と電源電圧VDDとの間に配置されている。
第4変形例におけるデータ受信回路1501aは、コンデンサCeがバイアス出力ノードn7と電源電圧VDDとの間に配置されている(図14)点で、コンデンサCeがバイアス出力ノードn7と基準電圧VSSとの間に配置されている実施例におけるデータ受信回路1500a(図10)と異なる。
第4変形例におけるデータ受信回路1501aは、コンデンサCdがレギュレータ出力ノードn5と電源電圧VDDとの間に配置されている(図14)点で、コンデンサCdがレギュレータ出力ノードn5と基準電圧VSSとの間に配置されている実施例におけるデータ受信回路1500a(図10)と異なる。
第4変形例におけるデータ受信回路1501aは、イネーブル信号EN4の反転信号EN4Xがゲートに入力され、イネーブルスイッチとして機能するnトランジスタTR5がバイアス出力ノードn8と電源電圧VDDとの間に配置されている(図14)点で、当該nトランジスタTR5がバイアス出力ノードn8と基準電圧VSSとの間に配置されている実施例におけるデータ受信回路1500aと異なる。
第4変形例におけるデータ受信回路1501aのその他の構成は、実施例におけるデータ受信回路1500aの構成と同一であるので、その説明を省略する。
以上説明した第4変形例におけるデータ受信回路1501aを採用したデジタルデバイスは、実施例におけるデジタルデバイスと同様の作用・効果を実現することができる。
また、データ送信回路2500aにおけるコンデンサCaおよびCbも各出力ノードと基準電圧VSSとの間(図4)に限らず、各出力ノードと何らかの安定電源との間に配置されれば良い。例えば、第4変形例におけるデータ受信回路1501a(図14)のように、これらのコンデンサは、各出力ノードと電源電圧VDDとの間に配置されても良い。
・第5変形例:
上記実施例におけるデータ送信回路2500aでは、差動送信モードS1の開始時にコンデンサCbを充電するために、コンデンサCaに蓄積されている電荷を利用しているが、コンデンサCaに充電されている電荷に加えて、他の回路またはデバイスに蓄積されている電荷を利用しても良い。その具体例を第5変形例として、図15〜図17を参照して、説明する。図15は、第5変形例におけるデータ送信回路の電源周りの構成を示す図である。図16は、第5変形例における制御信号のタイミングチャートを示す図である。図17は、第5変形例における始動時間について説明するためのグラフである。
上記実施例の説明に用いた図4では省略されているが、データ送信回路2500aは、降圧レギュレータ2540に対して、調整電圧VLSの基準となる基準電圧VLrefを供給する基準電圧回路2560を備えている(図15)。基準電圧回路2560は、例えば、一般的なバンドギャップリファレンス回路を含む回路である。基準電圧回路2560から降圧レギュレータ2540にVLrefが出力されるライン上のノードn10と基準電圧VSSとの間には、コンデンサCfが配置されている。コンデンサCfは、VLrefを安定させて、降圧レギュレータ2540の動作を安定させるためのバイパスコンデンサである。
第5変形例のデータ送信回路2500aでは、コンデンサCaに充電されている電荷に加えて、コンデンサCfに充電されている電荷を利用して、コンデンサCbを充電する。そのため図15に示すように、第5変形例のデータ送信回路2500aでは、コンデンサCfの電極に接続されているノードn11と、コンデンサCbの電極と接続されているノードn12は、nトランジスタTR7を介して接続されている。nトランジスタTR7のゲートには制御信号CS3が入力され、制御信号CS3によりnトランジスタTR7は、コンデンサCfの電極とコンデンサCbの電極との間を導通された状態と、遮断された状態とに切り換えるスイッチとして機能する。
・送信装置の動作:
データ送信回路2500aは、シングルエンド送信モードS2で動作している状態では、降圧レギュレータ2540および基準電圧回路2560が動作しており、コンデンサCaおよびコンデンサCfは、共に電荷が充電された状態になる。一方、バイアス回路2550および差動ドライバ2520は、動作しておらず、コンデンサCbは電荷が充電されていない状態になる。
シングルエンド送信モードS2から差動送信モードS1へ移行するとき、実施例と同様に、プリドライバ2510は、先ず、イネーブル信号EN2をロー信号からハイ信号に切り換えると同時に、制御信号CS1をハイ信号にすることにより、スイッチとしてのnトランジスタTR3をオンにし、コンデンサCaの電極とコンデンサCbの電極との間を導通された状態にする。この結果、シングルエンド送信モードS2で動作中にコンデンサCaに充電されていた電荷の一部が、電荷保存の法則に従って、図15において破線の矢印で示す方向に瞬時に移動してコンデンサCbに供給され、コンデンサCbを充電する。
プリドライバ2510は、次に、実施例と同様に、わずかな時間の経過後(例えば、数ns(ナノ秒))、イネーブル信号EN1をハイ信号からロー信号に切り換えると同時に、制御信号CS1をハイ信号からロー信号に戻すことにより、第1のスイッチとしてのnトランジスタTR3をオフにし、コンデンサCaの電極とコンデンサCbの電極との間を遮断された状態に戻す。
図16に示すように、プリドライバ2510では、さらに、制御信号CS1をハイ信号からロー信号に戻した直後に、制御信号CS3をロー信号からハイ信号にすることにより、第2のスイッチとしてのnトランジスタTR7をオンにし、コンデンサCfの電極とコンデンサCbの電極との間を導通された状態にする。この結果、シングルエンド送信モードS2で動作中にコンデンサCfに充電されていた電荷の一部が、電荷保存の法則に従って、図15において一点破線の矢印で示す方向に瞬時に移動してコンデンサCbに供給され、コンデンサCbは、さらに充電される。プリドライバ2510は、わずかな時間の経過後、制御信号CS3をハイ信号からロー信号に戻すことにより、第2のスイッチとしてのnトランジスタTR7をオフにし、コンデンサCfの電極とコンデンサCbの電極との間を遮断された状態に戻す。このように、第5変形例では、差動ドライバ2520およびバイアス回路2550の始動時に、コンデンサCaに充電されている電荷とコンデンサCfに充電されている電荷を、わずかな時間(例えば、数ns(ナノ秒))だけずらした異なるタイミングで、コンデンサCbに供給している。
以上説明した第5変形例では、シングルエンド送信モードS2から差動送信モードS1に移行する際に、コンデンサCbの充電にかかる時間をさらに短縮できる。この結果、差動ドライバ2520およびバイアス回路2550の始動時間をさらに短縮することができる。
理解の容易のため、図17を参照してさらに説明する。図17のグラフにおいて、縦軸はコンデンサCbに充電されている電荷量を示し、横軸は差動ドライバ2520およびバイアス回路2550を立ち上げてからの時間を示す。コンデンサCbの容量をQ2とする。図17のグラフには、バイアス回路2550から供給される電流のみにより、コンデンサCbを充電する場合が、比較例として線L2により示されている。比較例において、コンデンサCbは、バイアス回路2550の電流供給能力に応じた速度で充電され、立ち上げから時間T2の経過後に容量値Q2まで充電される。すなわち、差動ドライバ2520およびバイアス回路2550が安定して動作するまでの時間は、時間T2となる。時間T2は、例えば、120ns程度である。
図17には、また、実施例のようにコンデンサCaに充電されている電荷をコンデンサCbの充電に利用する場合が、2点破線L4により示されている。コンデンサCaからコンデンサCbに供給される電荷量をQ1とすると、図17に示すように、コンデンサCbには、Q1の電荷が瞬間的に充電され、残りの(Q2−Q1)の電荷がバイアス回路2550から供給される電流により充電される。この結果、コンデンサCbは、比較例における時間T2より短い時間T4の経過後に容量値Q2まで充電される。
図17には、さらに、第5変形例で示した手法によりコンデンサCbを充電する場合が、線L3により示されている。コンデンサCfからコンデンサCbに供給される電荷量を(Q3−Q1)とする。図17に示すように、先ず、コンデンサCaからQ1の電荷が瞬間的に充電され、その後、さらに、コンデンサCfから(Q3−Q1)の電荷が瞬間的に充電される。この結果、短時間の間に、コンデンサCbにはQ3の電荷が充電され、残りの(Q2−Q3)の電荷がバイアス回路2550から供給される電流により充電される。この結果、第5変形例において、コンデンサCbは、比較例や実施例における時間T2、T4より、さらに短い時間T3の経過後に容量値Q2まで充電される。以上のように、本変形例では、例えば、差動ドライバ2520およびバイアス回路2550が安定して動作するまでの時間(始動時間)がさらに短縮されることが解る。
第5変形例では、データ送信回路2500aを例に説明したが、複数のバイパスコンデンサに充電されている電荷を用いて、他の回路のバイパスコンデンサを充電する手法は、クロック送信回路2500b、データ受信回路1500a、クロック受信回路1500bにも適用可能である。例えば、上述したデータ受信回路1500aにおいて、シングルエンド受信モードS4から差動受信モードS3に移行する際、シングルエンド受信モードS4において充電されている複数のバイパスコンデンサの電荷を用いて、図10に示すコンデンサCeを充電しても良い。
・その他の変形例:
上記実施例および変形例において受信装置1000および送信装置2000からなる送受信システムは、画像処理装置500とLCDドライバ600との間のインターフェースとして用いられているが、これに限られない。例えば、上記送受信システムは、チップ間の通信や、ボード間の通信、あるいは、各種デバイスモジュール間の通信、回路基板を搭載するためのバックプレーン内部の通信など、さまざまな通信のためのインターフェースとして用いられ得る。
上記実施例および変形例におけるデジタルデバイスは、液晶ディスプレイ700を含み、送信装置2000と受信装置1000からなる送受信システムは、液晶ディスプレイ700を駆動するための信号の伝送に用いられている。液晶ディスプレイ700に代えて、有機ELディスプレイやプラズマディスプレイなどの他のディスプレイが用いられても良いし、レ−ザ−プリンタの駆動ヘッドなど各種の電気光学装置が用いられても良い。
上記実施例および変形例における送受信システムは、データを伝送する信号線の対(LP1、LN1)と、クロックを伝送する信号線の対(LP2、LN2)とを一つずつ備える構成としているが、これに限られない。例えば、複数のデータを伝送する信号線の対と、一つのクロックを伝送する信号線の対とを備える構成としても良い。いずれの構成においても、信号線の対ごとに、受信装置側には、上記実施例におけるデータ受信回路1500aに相当する構成を用意し、送信装置側には、上記実施例におけるデータ送信回路2500aに相当する構成を用意すれば良い。
上記実施例および変形例における送受信システムの1500は、送信側と受信側が固定された一方向通信のシステムであるが、これに代えて、双方向通信のシステムに適用しても良い。かかる場合には、データ受信回路1500aとデータ送信回路2500aの機能を併せ持つトランシーバを、信号線LP1および信号線LN1の両端に、それぞれ備える構成とすれば良い。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
実施例におけるデジタルデバイスの概略構成図である。 送信装置の内部構成を示す説明図である。 データ送信回路の主要な構成要素を示す図である。 データ送信回路の電源周りの構成を示す図である。 データ送信回路の状態遷移を示す概略図である。 差動信号とシングルエンド信号を説明するための概略図である。 制御信号のタイミングチャートを示す図である。 受信装置の内部構成を示す説明図である。 データ受信回路の主要な構成要素を示す図である。 データ受信回路の電源周りの構成を示す図である。 データ受信回路の状態遷移を示す概略図である。 制御信号のタイミングチャートを示す図である。 始動時間について説明するためのグラフである。 第4変形例におけるデータ受信回路の電源周りの構成を示す図である。 第5変形例におけるデータ送信回路の電源周りの構成を示す図である。 第5変形例における制御信号のタイミングチャートを示す図である。 第5変形例における始動時間について説明するためのグラフである。
符号の説明
500…画像処理装置
520…主制御部
600…LCDドライバ
700…液晶ディスプレイ
1000…受信装置
1200…受信制御ロジック
1500a…データ受信回路
1500b…クロック受信回路
1510…コンパレータ
1520…差動レシーバ
1530…シングルエンドレシーバ
1531…第1レシーバ
1532…第2レシーバ
1540…降圧レギュレータ
1550…バイアス回路
2000…送信装置
2100…パラレル/シリアル変換回路
2200…送信制御回路
2300…回路
2300…PLL回路
2500a…データ送信回路
2500b…クロック送信回路
2510…プリドライバ
2520…差動ドライバ
2530…シングルエンドドライバ
2531…第1のシングルエンド送信回路
2532…第2のシングルエンド送信回路
2540…降圧レギュレータ
2550…バイアス回路
TMa、TMb…終端回路

Claims (22)

  1. 1または複数の回路を含む装置であって、
    第1の回路と、
    前記第1の回路のと、
    前記第1の回路の始動前に電荷が蓄積されている電荷蓄積部と、
    前記第1の回路の始動時に、前記電荷蓄積部に蓄積されている電荷を前記第1のコンデンサに供給することにより、前記第1のコンデンサを充電する電荷供給手段と、
    を備える装置。
  2. 請求項1に記載の装置は、さらに、
    第2の回路を備え、
    前記電荷蓄積部は、前記第2の回路の動作を安定させるための第2のコンデンサである、装置。
  3. 請求項2に記載の装置において、
    前記電荷供給手段は、さらに、前記第1のコンデンサが充電されているときに前記第2の回路を始動する場合に、前記第1のコンデンサに蓄積されている電荷を、前記第2のコンデンサに供給することにより、前記第2のコンデンサを充電する、装置。
  4. 請求項2に記載の装置は、前記第1の回路を動作させる第1の動作モードと前記第2の回路を動作させる第2の動作モードで動作し、
    前記電荷供給手段は、前記装置の動作が前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに移行するときに、前記第2のコンデンサに蓄積されている電荷を前記第1のコンデンサに供給することにより、前記第1のコンデンサを充電する、装置。
  5. 請求項4に記載の装置において、
    前記電荷供給手段は、さらに、前記装置の動作が前記第1のモードから第2のモードに移行するときに、前記第1のコンデンサに蓄積されている電荷を前記第2のコンデンサに供給することにより、前記第2のコンデンサを充電する、装置。
  6. 請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の装置において、
    前記電荷供給手段は、
    前記第2のコンデンサの電極と前記第1のコンデンサの電極との間を導通された状態と遮断された状態とに切り換えるスイッチと、
    前記スイッチを制御する制御手段と、
    を含む、装置。
  7. 請求項1に記載の装置において、
    前記第1のコンデンサは、前記第1の回路に定電圧を供給する配線に、前記定電圧を安定させるために接続されたバイパスコンデンサである、装置。
  8. 請求項2に記載の装置において、
    前記第2のコンデンサは、前記第2の回路に定電圧を供給する配線に、前記定電圧を安定させるために接続されたバイパスコンデンサである、装置。
  9. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の装置は、他の装置との間で信号の送受信を行う送受信装置である、装置。
  10. 請求項9に記載の装置において、
    前記第1の回路は、第1の信号を送信または受信するための回路を含み、
    前記第2の回路は、前記第1の信号より低速な第2の信号を送信または受信するための回路を含む、装置。
  11. 請求項9または請求項10に記載の装置と、前記装置によって受信された前記信号を用いて表示装置を駆動する表示駆動装置と、を備えるデバイス。
  12. 請求項9または請求項10に記載の装置と、前記装置によって受信された前記信号を用いて電気光学装置を駆動する駆動装置と、を備えるデバイス。
  13. 信号線を介して互いに接続された第1の送受信装置と第2の送受信装置を含む送受信システムであって、
    前記第1の送受信装置と第2の送受信装置のいずれかは、請求項9または請求項10に記載の装置である、送受信システム。
  14. 1または複数の回路を含む装置であって、
    第1の回路と、
    前記第1の回路の動作を安定させるための第1のコンデンサと、
    前記第1の回路の始動前に電荷が蓄積されている複数の電荷蓄積部と、
    前記第1の回路の始動時に、各前記電荷蓄積部に蓄積されている電荷を異なるタイミングで前記第1のコンデンサに供給することにより、前記第1のコンデンサを充電する電荷供給手段と、
    を備える装置。
  15. 請求項14に記載の装置は、さらに、
    第2の回路と第3の回路とを備え、
    前記複数の電荷蓄積部は、前記第2の回路の動作を安定させるための第2のコンデンサと、前記第3の回路を安定させるための第3のコンデンサを含む、装置。
  16. 請求項15に記載の装置において、
    前記電荷供給手段は、
    前記第2のコンデンサの電極と前記第1のコンデンサの電極との間を導通された状態と遮断された状態とに切り換える第1のスイッチと、
    前記第3のコンデンサの電極と前記第1のコンデンサの電極との間を導通された状態と遮断された状態とに切り換える第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチと第2のスイッチを制御する制御手段と、
    を含む、装置。
  17. 請求項14に記載の装置において、
    前記第1のコンデンサは、前記第1の回路に定電圧を供給する配線に、前記定電圧を安定させるために接続されたバイパスコンデンサである、装置。
  18. 請求項15または請求項16に記載の装置において、
    前記第2のコンデンサは、前記第2の回路に定電圧を供給する配線に、前記定電圧を安定させるために接続されたバイパスコンデンサであり、
    前記第3のコンデンサは、前記第3の回路に定電圧を供給する配線に、前記定電圧を安定させるために接続されたバイパスコンデンサである、装置。
  19. 請求項14ないし請求項18のいずれかに記載の装置は、他の装置との間で信号の送受信を行う送受信装置である、装置。
  20. 請求項19に記載の装置において、
    前記第1の回路は、第1の信号を送信または受信するための回路を含み、
    前記第2の回路は、前記第1の信号より低速な第2の信号を送信または受信するための回路を含む、装置。
  21. 第1の回路に関する制御方法であって、
    前記第1の回路の始動前に電荷蓄積部に電荷を蓄積し、
    前記第1の回路の始動時に、前記第1の回路の動作を安定させるための第1のコンデンサに、前記電荷蓄積部に蓄積されている電荷を供給することにより、前記第1のコンデンサを充電する、制御方法。
  22. 第1の回路に関する制御方法であって、
    前記第1の回路の始動前に複数の電荷蓄積部に電荷を蓄積し、
    前記第1の回路の始動時に、前記第1の回路の動作を安定させるための第1のコンデンサに、各前記電荷蓄積部に蓄積されている電荷を異なるタイミングで供給することにより、前記第1のコンデンサを充電する、制御方法。
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