JP2008109451A - 直列データ受信回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】CPUの命令に従い、調歩同期方式で入力される制御コマンドを解析して通信速度と文字形式の識別を行い、受信動作以外では消費電力の低減を図る。
【解決手段】IF部23を介してCPUから開始命令を受けると、シーケンス制御部22はゲート部11を介してマスタークロック信号MCKを内部クロック信号ICKとして供給する。開始ビット測定部12は直列入力信号SINの第1文字の開始ビットの時間を測定し、通信速度選択部13と受信クロック発生部14は測定結果に従って受信クロック信号RCKを発生する。シーケンス制御部22の制御に従い、第1〜第3文字受信部15〜19で文字列を受信して特定の制御コマンドか否かを判定する。文字形式選択部21は受信した文字列に基づいて調歩同期方式の文字形式を選択する。CPUから停止命令を受けた時や、受信が完了した時にゲート部11を閉じて受信クロック信号RCKを停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ端末装置(Data Terminal Equipment、以下、「DTE」という)からデータ回線終端装置(Data Circuit terminating Equipment、以下、「DCE」という)に対して、調歩同期方式で送られるDCE制御コマンドを受信する直列データ受信回路に関するものである。
一般に、アナログ・モデムやターミナルアダプタ等のDCEは、パーソナル・コンピュータ等のDTEにより、RS−232C規格やITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication)勧告V.24に記載されたインタフェースで接続され、DTEがデータ通信を行う時は、接続されたDCEを制御するためのDCE制御コマンドとして、英数字からなる文字列が調歩同期方式で伝送される。
例えば、勧告V.25bisでは、DCE制御コマンドとして“SET”または“set”の3文字からなる文字列が規定され、勧告V.25terでは、ATコマンド方式と呼ばれる“AT”または“at”の2文字で始まる英数字の組み合わせが規定されている。
DCEは、調歩同期方式で送られてきたDCE制御コマンドを、汎用非同期送受信回路(Universal Asynchronous Receiver Transmitter、以下、「UART」という)と呼ばれる直列データ送受信回路で受信し、受信したDCE制御コマンドに従った通信制御を行う。ここで、DCEがDCE制御コマンドを受信するためには、UARTにおける通信速度と文字形式を、DTEにおける通信速度と文字形式に一致させる必要が有り、その方法については種々の提案がされている。
例えば、下記特許文献1には、UARTとは別にATコマンドの先頭部分である“AT”または“at”の2文字を受信させる回路を設け、最初の開始ビットであるレベル”L”の区間の時間を計測することで、調歩同期方式の通信速度を識別し、その通信速度によって先頭文字がASCII(American Standard Code for Information Interchange)の“A”または“a”として受信できた時は、先頭文字が“A”ならば次の文字“T”が受信できるか、または先頭文字が“a”ならば次の文字“t”が受信できるかを確認する。そして、“AT”または“at”の2文字が連続して受信できた時点で、UARTに対して識別した通信速度と文字形式を設定し、以降の文字に対する受信をUARTで行うようにしている。これにより、CPUの処理量を低減させることを可能としている。
特許第2641999号明細書 特願第2005−219215号
しかしながら、上述した従来技術では、“AT”または“at”の文字列から始まる英数字の組み合わせからなる勧告V.25terに記載されたATコマンド方式のみに対応するようになっているため、勧告V.25bisに記載された3文字の英字からなる文字列と数字の組み合わせからなるDCE制御コマンドには対応できないといった問題があった。
即ち、3文字の英字による文字列と数字の組み合わせからなる勧告V.25bisのDCE制御コマンドでは、入力されたDCE制御コマンドの“SET”または“set”の3文字からなる文字列のみによって、直列データ信号の送受信に対する通信速度と文字形式の通信条件が決定され、それ以外の勧告V.25bisのDCE制御コマンドに対しては決定された通信条件での送受信を行わなければならない。
従って、一般的にUARTとそれを制御するCPUの組み合わせを用いて、CPUが持っている汎用デジタル入力端子をUARTの入力と並列に接続させることで、汎用デジタル入力端子に対するCPU処理として、入力されたデジタル信号の変化から調歩同期方式の通信速度及び“SET”または“set”の文字列を識別し、さらに識別した“SET”または“set”の文字列から文字形式を算出することによって、決定された通信条件としての通信速度の値と文字形式の値をUARTに対して設定させることで、それ以外の勧告V.25bisのDCE制御コマンドに対しては決定された通信条件での送受信を可能にさせる必要があった。
本発明は、CPUからの命令に従って、例えば、勧告V.25bisの“SET”または“set”の文字列からなるDCE制御コマンドを解析して、入力された文字列の確認によって調歩同期方式の通信速度と文字形式の識別を行い、UARTに対してその識別された調歩同期方式の通信速度の値と文字形式と値を自動的に設定することにより、CPUの負荷を低減させることと、受信動作以外ではこの回路に対するクロックを停止させることで消費電力の低減を可能とする直列データ受信回路を提供することを目的としている。
本発明は、調歩同期方式の直列データによって送られてくる特定の文字列で構成される制御コマンドを受信し、その直列データの通信速度と文字形式を識別する直列データ受信回路を、次のような手段で構成している。
即ち、この直列データ受信回路は、外部からの開始命令を受け付けるインタフェース手段と、前記開始命令が与えられたときに、調歩同期方式で入力された直列入力信号を受信する受信手段と、前記直列入力信号の第1文字の開始ビットの時間を測定する計測手段と、
予め定められた複数の通信速度の中から前記測定した開始ビットの時間に対応する通信速度を選択する通信速度選択手段と、前記選択した通信速度に従って前記直列入力信号の文字列を受信し、その受信した文字列が前記特定の文字列に一致しているか否かを識別する識別手段とを有することを特徴としている。更に、この直列データ受信回路は、前記識別手段で文字列の一致が識別されたときに、前記受信した文字列に基づいて前記調歩同期方式の文字形式を選択する文字形式選択手段を備えると共に、前記開始命令が与えられていないとき、前記外部から停止命令が与えられたとき、及び前記文字列の受信が完了したときに、前記直列入力信号を受信するための受信クロック信号を停止することを特徴としている。
本発明の直列データ受信回路では、外部からの開始命令に従って直列入力信号の第1文字の開始ビットの時間を測定し、その測定結果に基づいて通信速度を選択し、選択した通信速度で文字列を受信して受信した文字列が特定の文字列に一致しているか否かを識別し、一致したときに調歩同期方式の文字形式を選択するように構成すると共に、外部から停止命令を受けた時や、文字列の受信が完了した時に受信クロック信号を停止するようにしている。これにより、CPU等の負荷が低減でき、かつ受信動作時以外での消費電力を低減することができるという効果がある。
この発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、次の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。但し、図面は、もっぱら解説のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施例1を示す直列データ受信回路の構成図である。
この直列データ受信回路は、DTEからDCEに対して調歩同期方式で送られるDCE制御コマンドを受信するもので、従来からのUART1に加えて、DCE制御コマンドの受信を検出するための検出回路を有している。
UART1は、調歩同期方式の直列入力信号SINを並列データに変換するための回路で、受信データを保持するレジスタRBR(Receiver Buffer Register)、文字形式を設定するレジスタLCR(Line Control Register)、通信速度を設定するレジスタDLM(Divisor Latch:MS),DLL(Divisor Latch:LS)、更に、送信データを保持して送信するためのレジスタTHR(Transmitter Holding Register)を備えている。
一方、検出回路は、ゲート部11、開始ビット測定部12、通信速度選択部13、受信クロック発生部14、第1文字受信部15、第1文字識別部16、第2文字受信部17、第2文字識別部18、第3文字受信部19、第3文字識別部20、文字形式選択部21、シーケンス制御部22及びインタフェース部(以下、「IF部」という)23で構成されている。
ゲート部11は、シーケンス制御部22からの制御に従い、マスタークロック信号MCKの出力を制御して開始ビット測定部12と受信クロック発生部14に内部クロック信号ICKを与えるものである。
開始ビット測定部12は、シーケンス制御部22からの制御に従い、直列入力信号SINとして与えられる開始ビットのビット幅を測定するものである。即ち、直列入力信号SINがレベル”H”からレベル”L”に変化したことを検出した時に、ゲート部11から与えられる内部クロック信号ICKのカウントを開始し、この直列入力信号SINが“L”から“H”に変化したことを検出した時点でカウントを終了して、そのカウント結果のデータS12Dを通信速度選択部13に出力するようになっている。
通信速度選択部13は、シーケンス制御部22からの制御に従い、開始ビット測定部12から与えられるデータS12Dを基に、予め決められている調歩同期方式の通信速度から該当する通信速度を選択し、選択した受信クロック設定値のデータS13Dを受信クロック発生部14に与えるものである。また、通信速度選択部13は、シーケンス制御部22に対して選択した通信速度の情報を通知するようになっている。
受信クロック発生部14は、シーケンス制御部22からの制御に従い、通信速度選択部13から与えられるデータS13Dに基づいて、ゲート部11から与えられる内部クロック信号ICKから該当する通信速度の16倍となる受信クロック信号RCKを発生させるものである。受信クロック信号RCKは、第1文字受信部15、第2文字受信部17及び第3文字受信部19に供給されるようになっている。
第1文字受信部15は、シーケンス制御部22からの制御に従い、受信クロック信号RCKに基づいて直列入力信号SINを読み出して第1文字を取得するものである。即ち、第1文字受信部15は、受信クロック信号RCKの16クロック単位における第8クロック目のタイミングで直列入力信号SINを読み出し、それを8回繰り返してビット0〜7の8ビットから成る第1文字を取得し、更に受信クロック信号RCKの8クロック目のタイミングで終了ビットを確認した時点で、第1文字の受信を確定する。そして、第1文字受信部15は、確定した第1文字をデータS15Dとして第1文字識別部16に与えるようになっている。
第1文字識別部16は、シーケンス制御部22からの制御に従い、第1文字受信部15から与えられたデータS15Dが、ASCIIの“S”(即ち、16進表示の53またはD3)若しくは“s”(即ち、16進表示の73またはF3)に該当するか否かを識別するものである。第1文字識別部16は、識別結果のデータS16Dを文字形式選択部21に通知するようになっている。
第2文字受信部17は、シーケンス制御部22からの制御に従い、受信クロック信号RCKに基づいて直列入力信号SINを読み出し、第2文字を取得するものである。即ち、第2文字受信部17は、第2文字の受信開始を指示されると、受信クロック信号RCKの16クロック分を空けた後から、受信クロック信号RCKの16クロック単位における第8クロック目のタイミングで直列入力信号SINを読み出し、それを8回繰り返してビット0〜7の8ビット分の第2文字を取得する。更に、受信クロック信号RCKの8クロック目のタイミングで終了ビットを取得した時点で、第2文字識別部18に第2文字をデータS17Dとして与えるようになっている。
第2文字識別部18は、シーケンス制御部22からの制御に従い、第2文字受信部17から与えられたデータS17Dが、ASCIIの“S”(16進表示の53またはD3)、“s”(16進表示の73またはF3)、“E”(16進表示の45またはC5)若しくは“e”(16進表示の65またはE5)の何れかに該当するか否かを識別するものである。第2文字識別部18は、識別結果のデータS18Dを文字形式選択部21に通知するようになっている。
第3文字受信部19は、シーケンス制御部22からの制御に従い、受信クロック信号RCKに基づいて直列入力信号SINを読み出し、第3文字を取得するものである。即ち、第3文字受信部19は、第3文字の受信開始を指示されると、受信クロック信号RCKの16クロック分を空けた後から、受信クロック信号RCKの16クロック単位における第8クロック目のタイミングで直列入力信号SINを読み出し、それを8回繰り返してビット0〜7の8ビット分の第3文字を取得する。更に、受信クロック信号RCKの8クロック目のタイミングで終了ビットを取得した時点で、第3文字識別部20に第3文字をデータS19Dとして与えるようになっている。
第3文字識別部20は、シーケンス制御部22からの制御に従い、第3文字受信部19から与えられたデータS19Dが、ASCIIの“T”(16進表示の54またはD4)若しくは“t”(16進表示の74またはF4)に該当するか否かを識別するものである。第3文字識別部20は、識別結果のデータS20Dを文字形式選択部21に通知するようになっている。
文字形式選択部21は、シーケンス制御部22からの制御に従い、第1文字認識部16から与えられたデータS16Dと、第2文字認識部18から与えられたデータS18Dと、第3文字認識部20から与えられたデータS20Dに基づいて、予め決められた文字形式を選択してシーケンス制御部22に通知するものである。ここで、文字形式とは、データビットの数(7または8)、パリティの形式(偶数、奇数、またはパリティ無し)、終了ビットの数(1または2)の組み合わせを意味している。
シーケンス制御部22は、IF部23を介して外部のCPU等から与えられた制御コマンドに基づいて、ゲート部11〜文字形式選択部21の各ブロックの動作を順次制御すると共に、UART1内の各種のレジスタLCR,THR,DLM,DLLの設定を行うものである。
図2は、図1の直列データ受信回路におけるDCE制御コマンドの受信処理手順を示すフローチャートである。また、図3、図4及び図5は、それぞれ第1文字受信部15、第2文字受信部17及び第3文字受信部19の動作を示すタイミングチャートである。また、図6は、開始ビット測定部12で測定された開始ビットのカウント値と通信速度選択部13で選択される通信速度との対応を示す図である。図7は、第1〜第3文字の受信文字列と文字形式選択部21で設定される文字形式の対応を示す図である。以下、これらの図2〜図7を参照しつつ、図1の動作を説明する。
先ず、全体の動作概要を説明すると、図示しないCPUからIF部23を介して開始命令が与えられると、勧告V.25bisに準拠してDTEから調歩同期方式で送られてくるDCE制御コマンドに対する処理が行われる。これにより、内部クロック信号ICKの供給が開始されると共に、第1文字の受信処理が開始される。
第1文字の受信処理では、第1文字の開始ビットの”L”期間の測定によって、通信速度を測定して対応する通信速度を選択すると共に、第1文字に対応する8ビットの受信を行う。第1文字が“S”または“s”に該当する場合は、その第1文字を保持して第2文字の受信処理に進む。第1文字が“S”または“s”に該当しない場合は、第1文字の受信処理を再度行う。
第2文字の受信処理では、第2文字に対して開始ビットの位置検出と8ビット分の受信を行い、受信した第2文字が“E”または“e”に該当する場合は、この第2文字を保持して第3文字の受信処理に進む。第2文字が“S”または“s”に該当する場合は、第2文字の受信処理を再度行い、この第2文字が“S”または“s”若しくは“E”または“e”の何れにも該当しない場合は、第1文字の受信処理を再度行う。
第3文字の受信処理では、第3文字に対して開始ビットの位置検出と8ビット分の受信を行い、受信した第3文字が“T”または“t”に該当する場合は、この第3文字を保持して組み合わせ確認処理に進む。第3文字が“T”または“t”に該当しない場合は、第1文字の受信処理を再度行う。
組み合わせ確認処理では、第1〜第3文字の文字列が“SET”または“set”であることと、更に、第2文字と第3文字の2文字である“ET”または“et”の組み合わせが、16進表示の45とD4、またはC5と54、または65とF4、またはE5と74の何れにも該当しない場合に、文字形式の選択処理に進む。第1〜第3文字の文字列が“SET”または“set”に該当しない場合、或いは第2文字と第3文字の2文字である“ET”または“et”の組み合わせが、16進表示の45とD4、またはC5と54、または65とF4、またはE5と74に該当する場合は、第1文字の受信処理を再度行う。
文字形式の選択処理では、“SET”または“set”の文字列の組み合わせから文字形式を選択し、UART1の通信速度設定レジスタDLM,DLLに対して通信速度を設定すると共に、このUART1の文字形式設定レジスタLCRに対して選択された文字形式を設定する。更に、CPUからのエコーバック要求が有るときは、UART1の送信レジスタTHRに対して、保持している第1〜第3文字の書き込みを行う。
最後にIF部23のレジスタに、選択された文字形式と保持している通信速度及び第1〜第3文字を設定し、CPUに対して終了通知の割り込み要求を行う。その後、内部クロック信号ICKを停止させ、CPUからの次の開始命令を待つ。これにより、開始命令から終了通知の割り込み要求までの期間だけ内部クロック信号ICKが供給される。
次に、各構成ブロックの動作の詳細を説明する。
シーケンス制御部22は、初期設定処理として内部クロック停止処理を行う(ステップST1)。即ち、シーケンス制御部22は、ゲート部11に対してゲート制御信号S11Cによって内部クロック信号ICKの出力を停止させた後、CPUからの開始命令待ち状態となる。シーケンス制御部22は、CPUバス信号BUSとIF部23を介して与えられるCPUからの“SET”検出の開始命令を待つ(ステップST2)。
シーケンス制御部22は、IF部23からの動作制御信号S23RによるCPUからの“SET”検出の開始命令を受け取ると、ゲート部11に対してゲート制御信号S11Cを出力し、UART1に与えられているマスタークロック信号MCKと同じ内部クロックICKの供給を開始させる。これにより、内部クロック開始状態(ステップST3)となる。更に、シーケンス制御部22は、開始ビット測定部12に対して開始ビット期間測定制御信号S12Cを出力し、内部クロック信号ICKを用いた直列入力信号SINにおける開始ビットの”L”検出を開始させる。これにより、開始ビットの”L”検出処理(ステップST4)となり、シーケンス制御部22は、開始ビット測定部12からの開始ビット期間測定制御信号S11Rによる“L”検出の通知を待つ。
シーケンス制御部22は、開始ビットの“L”検出処理(ステップST4)の期間中、CPUからの停止命令確認処理(ステップST5)を行う。CPUからCPUバス信号BUSとIF部23を介して、動作制御信号S23Rによる“SET”検出の停止命令を受け取った場合、シーケンス制御部22は開始ビット測定部12に対して、開始ビットの“L”検出を停止させるための開始ビット期間測定制御信号S12Cを出力する。これにより、シーケンス制御部22は初期状態の内部クロック停止処理へ戻り、ゲート部11に対してゲート制御信号S11Cで内部クロック信号ICKの供給を停止させた後、開始命令待ち状態となってCPUからの“SET”検出の開始命令を待つ。
開始ビット測定部12は、直列入力信号SINが“H”から“L”に変化したことを検出すると、シーケンス制御部22に対して開始ビット期間測定制御信号S12Rで“L”検出を通知し、内部クロック信号ICKのカウントを開始する。シーケンス制御部22は、開始ビット測定部12から“L”検出の通知を受け取ると、開始ビット期間の測定開始処理を行い(ステップST6)、開始ビット測定部12に対して開始ビット期間測定制御信号S12Cで、直列入力信号SINにおける開始ビットの“H”検出を開始させる。その後、シーケンス制御部22は、開始ビットの“H”検出処理状態となり(ステップST7)、開始ビット測定部12からの開始ビット期間測定制御信号S12Rによる“H”検出の通知を待つ。
シーケンス制御部22は、開始ビットの“H”検出処理中(ステップST7)に、CPUからの“SET”検出の停止命令確認(ステップST8)を行う。CPUからCPUバス信号BUSとIF部23を介して動作制御信号S23Rによって“SET”検出の停止命令を受け取った場合、シーケンス制御部22は、開始ビット測定部12に対して開始ビット期間測定制御信号S12Cを出力し、開始ビットの“H”検出を停止させて内部クロック停止状態(ステップST1)へ戻る。更に、シーケンス制御部22は、ゲート部11に対してゲート制御信号S11Cにより、内部クロック信号ICKの出力を停止させた後、CPUからの“SET”検出の開始命令を待つ。
開始ビット測定部12は、直列入力信号SINが“L”から”H”に変化するまで内部クロック信号ICKのカウントを行い、この直列入力信号SINが“L”から”H”に変化したことを検出すると、内部クロック信号ICKのカウントを停止させ、そのカウント値をデータS12Dとして通信速度選択部13へ伝達すると共に、シーケンス制御部22に対して開始ビット期間測定制御信号S12Rを出力し、“H”検出を通知する。
シーケンス制御部22は、開始ビット測定部12から“H”検出の通知を受け取ると、開始ビット期間の測定終了処理(ステップST9)を行い、通信速度選択部13に対して通信速度選択制御信号S13Cで通信速度の選択を指示し、この通信速度選択部13からの通信速度選択制御信号S13RによるUART1のレジスタDLM,DLLに対する通信速度の通知を待つ。
通信速度選択部13は、シーケンス制御部22からの通信速度選択制御信号S13Cで選択された通信速度が指示されると、データS12Dとして伝達されたカウント値に基づいて、図6を参照し、予め決められた調歩同期方式の通信速度から、該当する通信速度を選択する。そして、通信速度選択部13は、選択した受信クロック設定値をデータS13Dとして受信クロック発生部14に伝達すると共に、シーケンス制御部22に対して通信速度選択制御信号S13RでUART1のレジスタDLM,DLLに対する通信速度の設定値を通知する。
シーケンス制御部22は、通信速度選択部13からの通信速度選択制御信号S13Rにより、UART1のレジスタDLM,DLLに対する選択された通信速度の設定値を受け取ると、通信速度の選択処理(ステップST10)を行う。シーケンス制御部22は、受信クロック発生部14に対して受信クロック発生制御信号S14Cで受信クロックRCKの発生を指示し、受信クロック発生部14からの受信クロック発生制御信号S14Rによる受信クロックRCKの発生開始の通知を待つ。
受信クロック発生部14は、シーケンス制御部22からの受信クロック発生制御信号S14Cで受信クロックRCKの発生が指示されると、データS13Dとして伝達された受信クロック設定値に従い、内部クロック信号ICKから該当する通信速度の16倍となる受信クロック信号RCKを発生させると共に、シーケンス制御部22に対して受信クロック発生制御信号S14Rで受信クロックの発生開始を通知する。
シーケンス制御部22は、受信クロック発生部14から受信クロック発生制御信号S14Rで受信クロックRCKの発生開始の通知を受け取ると、第1文字受信部15に対して第1文字受信制御信号S15Cで第1文字の受信開始を指示する。そして、シーケンス制御部22は、第1文字受信部15から第1文字受信制御信号S15Rによる第1文字とその受信終了の通知を待つ。
第1文字受信部15は、シーケンス制御部22からの第1文字受信制御信号S15Cで第1文字の受信開始を指示されると、図3に示すように、受信クロック信号RCKの16クロック単位における第8クロック目のタイミングで直列入力信号SINを読み出し、それを8回繰り返してビット0〜7の8ビット分の第1文字を取得する。更に、第1文字受信部15は、受信クロック信号RCKの8クロック目のタイミングで終了ビットを確認した時点で、第1受信文字識別部16にデータS15Dとして受信した第1文字を通知すると共に、第シーケンス制御部22に対して第1文字受信制御信号S15Rで第1文字とその受信終了を通知する。
シーケンス制御部22は、第1文字受信部15からの第1文字受信制御信号S15Rで第1文字とその受信終了の通知を受け取ると、第1文字受信処理(ステップST11)を行う。シーケンス制御部22は、第1文字識別部16に対して第1文字識別制御信号S16Cで第1文字の識別を指示し、この第1文字識別部16からの第1文字識別制御信号S16Rによる第1文字の識別の結果を待つ。
第1文字識別部16は、シーケンス制御部22からの第1文字識別制御信号S16Cで第1文字の識別が指示されると、第1文字受信部15からデータS15Dとして受け取った第1文字が、“S”または“s”か、或いは何れにも該当しないかを識別し、シーケンス制御部22に対して第1文字識別制御信号S16Rによってその結果を通知すると共に、文字形式選択部21に対してもデータS16Dとしてその結果を伝達する。
シーケンス制御部22は、第1受信文字識別部16から第1文字識別制御信号S16Cで第1文字の識別結果を受け取ると、第1文字判定処理(ステップST12)を行う。シーケンス制御部22は、第1文字の識別結果が“S”または“s”に該当する場合、通信速度選択部13から通信速度選択制御信号S13Cで受け取ったUART1のレジスタDLM,DLLに対する通信速度と、第1文字受信部15から第1文字受信制御信号S15Rで受け取った第1文字を保持し、通信速度と第1文字の保持処理(ステップST13)を行う。シーケンス制御部22は、第2文字受信部17に対して第2文字受信制御信号S17Cで開始ビットの“L”検出を開始させ、開始ビットの“L”検出状態(ステップST14)となり、第2文字受信部17からの第2文字受信制御信号S17Rによる“L”検出の通知を待つ。
シーケンス制御部22は、第1文字判定処理(ステップST12)において、第1受信文字識別部16から受け取った第1文字の識別結果が“その他"に該当するならば、開始ビット測定部12に対して開始ビット期間測定制御信号S12Cにより開始ビットの“L”検出を開始させると共に、“SET”検出の停止命令確認処理(ステップST5)へ戻る。シーケンス制御部22は、開始ビットの“L”検出状態(ステップST4)となり、開始ビット測定部12からの開始ビット期間測定制御信号S12Rによる“L”検出の通知を待つ。
シーケンス制御部22は、開始ビットの“L”検出処理(ステップST14)の期間中に、CPUからの“SET”検出の停止命令確認(ステップST15)を行う。CPUバス信号BUSとIF部23を介して、動作制御信号S23Rにより“SET”検出の停止命令を受け取った場合、シーケンス制御部22は、第2文字受信部17に対して第2文字受信制御信号S17Cにより開始ビットの“L”検出を停止させる。そして、シーケンス制御部22は、内部クロック信号停止処理(ステップST1)を行い、ゲート部11に対してゲート制御信号S11Cによって内部クロック信号ICKの出力を停止させる。その後、シーケンス制御部22は、CPUからの開始命令待ち状態(ステップST2)となり、CPUからの“SET”検出の開始命令を待つ。
第2文字受信部17は、直列入力信号SINが“H”から“L”に変化したことを検出すると、シーケンス制御部22に対して第2文字受信制御信号S17Rで“L”検出を通知すると共に、図4に示すように、受信クロック信号RCKの16クロック分を空けた後から、この受信クロック信号RCKの16クロック単位における第8クロック目のタイミングで直列入力信号SINを読み出し、それを8回繰り返してビット0〜7の8ビット分の第2文字を取得する。更に、第2文字受信部17は、受信クロック信号RCKの8クロック目のタイミングで終了ビットを確認した時点で、受信した第2文字を第2文字識別部18にデータS17Dとして通知すると共に、シーケンス制御部22に第2文字受信制御信号S17Rで、第2文字とその受信終了を通知する。
シーケンス制御部22は、第2文字受信部17から第2文字受信制御信号S17Rで第2文字とその受信終了を受け取ると、第2文字受信処理(ステップST16)を行う。シーケンス制御部22は、第2文字識別部18に対して第2文字識別制御信号S18Cで第2文字の識別を指示し、この第2文字識別部18から第2文字識別制御信号S18Rによる第2文字の識別結果を待つ。
第2文字識別部18は、シーケンス制御部22から第2文字識別制御信号S18Cによって第2文字の識別が指示されると、第2文字受信部17からデータS17Dとして受け取った第2文字が、“S”,“s”,“E”,“e”か、或いは何れにも該当しない“その他”であるかを識別し、シーケンス制御部22に対して第2文字識別制御信号S18Rによってその結果を通知すると共に、文字形式選択部21に対してデータS18Dとしてその結果を伝達する。
シーケンス制御部22は、第2文字識別部18からの第2文字識別制御信号S18Rで第2文字の識別結果を受け取ると、第2文字判定処理(ステップST17)を行う。シーケンス制御部22は、第2文字識別部18から受け取った第2文字の識別結果が、“S”及び“s”に該当しない場合は、第2文字判定処理(ステップST18)を行う。“S”または“s”に該当する場合、シーケンス制御部22は、第2文字受信部17に対して第2文字受信制御信号S17Cで開始ビットの“L”検出を開始させると共に、“SET”検出の停止命令確認処理(ステップST15)へ戻り、開始ビットの“L”検出状態(ステップST14)となって、第2文字受信部17からの第2文字受信制御信号S17Rによる“L”検出の通知を待つ。
シーケンス制御部22は、第2文字判定処理(ステップST18)において、第2文字識別部18から受け取った第2文字の識別結果が“E”または“e”に該当すれば、第2文字受信部17から第2文字受信制御信号S17Rで受け取った第2文字を保持し、第2文字の保持状態処理(ステップST19)を行う。シーケンス制御部22は、第3文字受信部19に対して第3文字受信制御信号S19Cで開始ビットの“L”検出を指示し、第3文字受信処理(ステップST20)を行い、第3文字受信部19からの第3文字受信制御信号S19Rによる“L”検出の通知を待つ。
シーケンス制御部22は、第2文字判定処理(ステップST18)において、第2文字識別部18から受け取った第2文字の識別結果が“その他”に該当すれば、開始ビット測定部12に対して開始ビット期間測定制御信号S12Cにより開始ビットの“L”検出を開始させると共に、“SET”検出の停止命令確認処理(ステップST5)へ戻る。これにより、シーケンス制御部22は開始ビットの“L”検出状態(ステップST4)となり、開始ビット測定部12からの開始ビット期間測定制御信号S12Rによる“L”検出の通知を待つ。
シーケンス制御部22は、開始ビットの“L”検出状態(ステップST20)において、CPUからの“SET”検出の停止命令確認(ステップST21)を行う。CPUからCPUバス信号BUSとIF部23を介して、動作制御信号S23Rによって“SET”検出の停止命令を受け取った場合、シーケンス制御部22は、第3文字受信部19に対して第3文字受信制御信号S19Cにより、直列入力信号SINにおける開始ビットの“L”検出を停止させる。これにより、シーケンス制御部22は初期状態の内部クロック停止状態(ステップST1)へ戻り、ゲート部11に対してゲート制御信号S11Cによって内部クロック信号ICKの出力を停止させた後、開始命令待ち状態(ステップST2)となり、CPUからの“SET”検出の開始命令を待つ。
第3文字受信部19は、直列入力信号SINが“H”から“L”に変化したことを検出すると、シーケンス制御部22に対して第3文字受信制御信号S19Rによって“L”検出を通知すると共に、図5に示すように、受信クロック信号RCKの16クロック分を空けた後から、この受信クロック信号RCKの16クロック単位における第8クロック目のタイミングで直列入力信号SINを読み出し、それを8回繰り返してビット0〜7の8ビット分の第3文字を取得する。更に、受信クロック信号RCKの8クロック目のタイミングで終了ビットを確認した時点で、第3文字識別部20に第3文字をデータS19Dとして通知すると共に、シーケンス制御部22に対して第3文字受信制御信号S19Rによって第3文字とその受信終了を通知する。
シーケンス制御部22は、第3文字受信部19から第3文字受信制御信号S19Rによって第3文字とその受信終了通知を受け取ると、第3文字受信処理を行う(ステップST22)。シーケンス制御部22は、受信クロック発生部14に対して受信クロック発生制御信号S14Cによって受信クロック信号RCKの停止を指示し、受信クロック発生部14は受信クロック信号RCKを停止させる。また、シーケンス制御部22は、第3文字識別部20に対して第3文字識別制御信号S20Cにより第3文字の識別を指示し、この第3文字識別部20から、第3文字識別制御信号S20Rによる第3文字の識別の結果を待つ。
第3文字識別部20は、シーケンス制御部22から第3文字識別制御信号S20Cで第3文字の識別が指示されると、第3文字受信部19からデータS19Dとして受け取った第3文字が、“T”、“t”か、または何れにも該当しない“その他”であるかを識別し、シーケンス制御部22に対して第3文字識別制御信号S20Rによってその結果を通知すると共に、文字形式選択部21に対してもデータS20Dによってその結果を伝達する。
シーケンス制御部22は、第3文字識別部20から第3文字識別制御信号S20Rによって第3文字の識別結果を受け取ると、第3文字判定処理を行う(ステップST23)。シーケンス制御部22は、第3文字識別部20から受け取った第3文字の識別の結果が“T”または“t”に該当する場合、第3文字の保持状態(ステップST24)になり、第3文字識別部20から第3文字受信制御信号S20Rで受け取った第3文字を保持し、組み合わせ判定処理(ステップST25)へ進む。
第3文字判定処理(ステップST23)において、第3文字識別部20から受け取った第3文字の識別の結果が“その他”に該当する場合、シーケンス制御部22は、開始ビット期間測定制御信号S12Cにより、開始ビット測定部12に対して開始ビットの“L”検出を開始させると共に、“SET”検出の停止命令確認処理(ステップST5)へ戻る。シーケンス制御部22は、開始ビットの“L”検出状態(ステップST4)となり、開始ビット測定部12からの開始ビット期間測定制御信号S12Rによる
“L”検出を待つ。
シーケンス制御部22は、組み合わせ判定処理(ステップST25)に進むと、保持している第1〜第3文字の判定を行い、その組み合わせが“SET”または“set”に該当する場合は組み合わせ判定状態(ステップST26)へと進み、その組み合わせが“SET”または“set”の何れにも該当しない場合には、開始ビット測定部12に対して開始ビット期間測定制御信号S12Cにより開始ビットの“L”検出を開始させると共に、“SET”検出の停止命令確認処理(ステップST5)へ戻る。シーケンス制御部22は、開始ビットの“L”検出状態(ステップST4)となり、開始ビット測定部12からの開始ビット期間測定制御信号S12Rによる“L”検出を待つ。
シーケンス制御部22は、組み合わせ判定状態(ステップST26)に進むと、保持している第2文字と第3文字の判定を行い、“ET”または“et”の組み合わせが16進表示の45とD4、またはC5と54、または65とF4、またはE5と74に該当しない場合は文字形式の選択処理(ステップST27)へ進み、“ET”または“et”の組み合わせが16進表示の45とD4、またはC5と54、または65とF4、またはE5と74に該当している場合は、開始ビット期間測定制御信号S12Cにより開始ビット測定部12に対して開始ビットの“L”検出を開始させると共に、“SET”検出の停止命令確認処理(ステップST5)へ戻る。シーケンス制御部22は、開始ビットの“L”検出状態(ステップST4)となり、開始ビット期間測定制御信号S12Cによる開始ビット測定部12からの“L”検出を待つ。
シーケンス制御部22は、文字形式の選択処理(ステップST27)に進むと、文字形式選択部21に対して文字形式選択制御信号S21Cで文字形式の選択を指示する。文字形式選択部21は、第1文字識別部16から第1文字識別信号S16Rで受け取った第1文字と、第2文字識別部18から第2文字識別信号S18Rで受け取った第2文字と、第3文字識別部20から第3文字識別信号S20Rで受け取った第3文字の組み合わせに基づき、図7を参照して該当するUART1のレジスタLCRに対する文字形式設定値(データビット数、パリティの形式、及び終了ビット数)を選択し、その文字形式設定値をシーケンス制御部22に対して文字形式選択制御信号S21Cで通知する。
シーケンス制御部22は、文字形式選択部21から文字形式設定値を受け取るとUARTへの通信速度及び文字形式の設定処理を行う(ステップST28)。シーケンス制御部22は、UART1のレジスタDLM,DLLに保持している通信速度の設定値を書き込み、更にUART1のレジスタLCRに文字形式選択部21から受け取った文字形式設定値を書き込む。
シーケンス制御部22は、エコーバック要求判定処理(ステップST29)へ進み、CPUからCPUバス信号BUSとIF部23を介した動作制御信号S21Cによってエコーバック要求命令を受け取っていない時は、そのままCPUへの割り込み要求発生処理(ステップST31)へ進む。エコーバック要求命令を受け取っている時、シーケンス制御部22は、UART1への文字書き込み処理(ステップST30)へ進み、保持している第1〜第3文字をUART1のレジスタTHRにその順序で書き込んでから、CPUへの割り込み要求発生処理(ステップST31)へ進む。
シーケンス制御部22は、CPUへの割り込み要求発生処理(ステップST31)において、保持している第1〜第3文字、通信速度及び文字形式の設定値を、IF部23内部のレジスタに動作制御信号S21Cによって設定する。その後、シーケンス制御部22は、CPUに対して割込信号INTを出力し、CPUからの“SET”検出の開始命令に対する“SET”検出が終了したことを通知する。そして、シーケンス制御部22は内部クロック停止処理(ステップST1)へ戻り、ゲート制御信号S11Cによってゲート部11からの内部クロック信号ICKの出力を停止させる。シーケンス制御部22は、開始命令待ち状態(ステップST2)となり、CPUからの“SET”検出の開始命令を待つ。
割込信号INTを受け取ったCPUは、CPUバス信号BUSを介してIF部23のレジスタを読み出すことにより、“SET”検出に伴って設定された第1〜第3文字と、通信速度及び文字形式の設定値を知ることができる。
以上のように、この実施例1の直列データ受信回路によれば、CPUからの“SET”検出の開始命令によって、入力される文字列としてITU−T勧告V.25bisに記載されたDCE制御コマンドの“SET”か“set”の解析及び確認を行う。このとき、第1文字の受信で通信速度の検出と“S”または“s”の確認を行い、第2文字の受信では検出された通信速度による“E”または“e”の確認を行い、第3文字の受信では同一の通信速度による“T”または“t”の受信を行いながら、直列データ信号の送受信に対する通信速度と文字形式の識別を行う。更に、識別された通信速度と文字形式をUART1へ設定し、要求に応じて“SET”または“set”の認識した文字のエコーバックも行うように構成している。これにより、UART1が勧告V.25bisのDCE制御コマンドを受信する際に、その通信速度と文字形式の設定値を、パソコン等のDTE側が要求している通信速度と文字形式に一致させることが可能となる。
従って、CPUが持っている汎用デジタル入力端子をUART1の入力と並列に接続させることで行われていた、汎用デジタル入力端子に対するCPUの処理としての、入力されたデジタル信号の変化から通信速度と“SET”または“set”の文字列の検出と、検出した“SET”または“set”の文字列から文字形式を算出する処理が不要となる。また、CPUは“SET”検出の開始命令を行ってから割込信号INTによる“SET”検出の終了を受け取るまでの間に、UART1のレジスタRBRを読み出してDCE制御コマンドの“SET”または“set”以外のコマンドを正常に受け取った時には、IF部23を介して“SET”検出の停止命令を行うことができる。これにより、直列データ受信回路は、内部クロック信号ICKを停止させて、CPUから次の“SET”検出の開始命令が与えられるまで動作を停止させることが可能となり、誤判断の防止と不必要な電力の消費を抑えることができる。
図8は、本発明の実施例2を示す直列データ受信回路の構成図であり、図1中の構成要素と共通の構成要素には共通の符号が付されている。
この直列データ受信回路では、図1中の第1文字受信部15、第1文字識別部16、第2文字受信部17及び第2文字識別部18に代えて、第1第2文字受信部15A及び第1第2文字識別部16Aを設けるとともに、シーケンス制御部22に代えて処理シーケンスが若干異なるシーケンス制御部22Aを設けたものである。
第1第2文字受信部15Aは、図1中の第1文字受信部15と全く同じ機能のもので、シーケンス制御部22Aからの制御に従って第1文字と第2文字の受信を順番に行い、受信した文字情報をデータS15ADとして第1第2文字識別部16Aに出力するものである。
第1第2文字識別部16Aは、第1第2文字受信部15AからデータS15ADとして与えられた第1文字及び第2文字が“S”,“s”,“E”,“e”であるか、或いは何れでもない“その他”であるかを識別し、その識別結果のデータS16D,S18Dを文字形式選択部21に出力するものである。その他の構成は、図1と同様である。
図9は、図8の直列データ受信回路におけるDCE制御コマンドの受信処理手順を示すフローチャートであり、図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この直列データ受信回路におけるDCE制御コマンドの受信処理では、開始ビット測定部12、通信速度選択部13、受信クロック発生部14、第1第2文字受信部15A及び第1第2文字識別部16Aを使用し、実施例1と同様のステップST1〜ST15の処理を行うことにより、開始ビットの測定による通信速度の選択と第1文字の受信を行う。その後、再び第1第2文字受信部15Aを使用してステップST6〜ST9と同様のステップST6a〜ST9aの処理を行い、第2文字における開始ビットの測定による通信速度の測定を行う。
ステップST9aの後、通信速度の確認処理(ステップST32)により、第1文字の通信速度と同じであることを確認する。もしも、通信速度が異なっていれば、ステップST10へ戻り、通信速度の再選択を行い再選択した速度の受信クロック信号RCKを発生させ、第1文字の受信処理を行う。
一方、ステップST32の通信速度の確認処理で通信速度に変化が無いことが確認されれば、ステップST16の第2文字受信処理へ進む。これ以降の受信処理手順は、実施例1と同様である。
以上のように、この実施例2の直列データ受信回路によれば、第1文字と第2文字の受信を共通処理する第1第2文字受信部15Aを設けている。これにより、構成が若干簡素化されると共に、第2文字の受信においても通信速度の測定が行われるので、第1文字と第2文字の通信速度が同じである場合にのみ、受信処理を続行することが可能になる。従って、この実施例2の直列データ受信回路は、実施例1の利点に加えて、雑音等による誤ったデータの受信を防止することができるという利点がある。
また、実施例1では、ITU−T勧告V.25bisに記載されたDCE制御コマンドにおける“SET”か“set”の入力において、“ET”または“et”の前に1文字以上の“S”または“s”が連続して入力された場合に、連続する“S”または“s”の通信速度が異なる場合に、“S”または“s”の連続数が奇数であることが条件となるが、この実施例2では、連続する“S”または“s”の通信速度が異なっていても、“S”または“s”が連続する文字数の条件をなくすことができる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(a) 直列入力信号SINを、ゲート部11から出力される調歩同期方式の通信速度の16倍以上の内部クロック信号ICKを用いたシフト回路に入力し、このシフト回路を複数段カスケードに接続することによって、各シフト回路から出力される多数値を出力とする既存技術のノイズ除去回路を通すことで、直列入力信号SINのノイズとグリッジを除去させるように構成することができる。
(b) 調歩同期方式の文字において、終了ビットを1ビットとして説明したが、1ビットに限定せず、1.5ビット、2ビット、3ビット等を用いることができる。
(c) 受信クロックRCKとして、通信速度(ビットレート)の16倍の周波数のクロックを用いた例を示したが、16倍の周波数に限定するものではない。
(d) 第1〜第3文字識別部16,18,20は、専用のハードウエア回路で構成したものとして説明したが、専用のハードウエアを用いずに、シーケンス制御部22においてソフトウエアで識別するように構成しても良い。
(e) ITU−T勧告V.25bisに規定されたDCE制御コマンドである“SET”または“set”を識別する回路を例示したが、制御コマンドの文字列は例示したものに限定されない。
本発明の実施例1を示す直列データ受信回路の構成図である。 図1の直列データ受信回路におけるDCE制御コマンドの受信処理手順を示すフローチャートである。 第1文字受信部15の動作を示すタイミングチャートである。 第2文字受信部17の動作を示すタイミングチャートである。 第3文字受信部19の動作を示すタイミングチャートである。 開始ビットのカウント値と通信速度の対応を示す図である。 受信文字列と文字形式の対応を示す図である。 本発明の実施例2を示す直列データ受信回路の構成図である。 図8の直列データ受信回路におけるDCE制御コマンドの受信処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 UART
11 ゲート部
12 開始ビット測定部
13 通信速度選択部
14 受信クロック発生部
15 第1文字受信部
15A 第1第2文字受信部
16 第1文字識別部
16A 第1第2文字識別部
17 第2文字受信部
18 第2文字識別部
19 第3文字受信部
20 第3文字識別部
21 文字形式選択部
22 シーケンス制御部
23 IF部

Claims (7)

  1. 調歩同期方式の直列データによって送られてくる特定の文字列で構成される制御コマンドを受信し、その直列データの通信速度と文字形式を識別する直列データ受信回路であって、
    外部からの開始命令を受け付けるインタフェース手段と、
    前記開始命令が与えられたときに、調歩同期方式で入力された直列入力信号を受信する受信手段と、
    前記直列入力信号の第1文字の開始ビットの時間を測定する計測手段と、
    予め定められた複数の通信速度の中から前記測定した開始ビットの時間に対応する通信速度を選択する通信速度選択手段と、
    前記選択した通信速度に従って前記直列入力信号の文字列を受信し、その受信した文字列が前記特定の文字列に一致しているか否かを識別する識別手段とを、
    有することを特徴とする直列データ受信回路。
  2. 調歩同期方式の直列データによって送られてくる特定の文字列で構成される制御コマンドを受信し、その直列データの通信速度と文字形式を識別する直列データ受信回路であって、
    外部からの開始命令を受け付けるインタフェース手段と、
    前記開始命令が与えられたときに、調歩同期方式で入力された直列入力信号を受信する受信手段と、
    前記直列入力信号の第1文字と第2文字の開始ビットの時間を測定する計測手段と、
    予め定められた複数の通信速度の中から前記測定した開始ビットの時間に対応する通信速度を選択する通信速度選択手段と、
    前記計測手段で測定した前記第1文字の開始ビットの時間に対応する通信速度と、前記第2文字の開始ビットの時間に対応する通信速度の一致を確認する確認手段と、
    前記確認した通信速度に従って前記直列入力信号の文字列を受信し、その受信した文字列が前記特定の文字列に一致しているか否かを識別する識別手段とを、
    有することを特徴とする直列データ受信回路。
  3. 前記識別手段で文字列の一致が識別されたときに、前記受信した文字列に基づいて前記調歩同期方式の文字形式を選択する文字形式選択手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の直列データ受信回路。
  4. 前記開始命令が与えられていないとき、前記外部から停止命令が与えられたとき、及び前記文字列の受信が完了したときに、前記直列入力信号を受信するための受信クロック信号を停止することを特徴とする請求項3記載の直列データ受信回路。
  5. 前記通信速度選択手段で選択した通信速度に対応する設定値と、前記文字形式選択手段で選択した文字形式に対応する設定値を、汎用非同期送受信回路に設定する設定手段を備えたことを特徴とする請求項3または4記載の直列データ受信回路。
  6. 前記文字形式は、調歩同期方式で入力される文字信号のデータビットの数、パリティビットの形式及び終了ビットの数であることを特徴とする請求項5記載の直列データ受信回路。
  7. 前記制御コマンドは、ITU−T勧告V.25bisで規定されたDCE制御コマンドであり、前記特定の文字列は、ASCIIの“SET”または“set”の3文字であることを特徴とする請求項6記載の直列データ受信回路。
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