JP2008106392A - 機能性繊維及び同機能性繊維を含む加工品並びに成型品 - Google Patents

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Abstract

【課題】機能性繊維の赤外線輻射能及び荷電粒子放出能を増す。
【解決手段】衝撃波で合成されたSP3ダイヤモンド構造及びSp2グラファイト構造を有する複合炭素粒子を繊維に混入又は付着させて、赤外線放射機能及び荷電粒子放出機能を有する機能性繊維とした。この機能性繊維の加工品又は成型品を健康医療具とすることにより、人体による加温領域での赤外線放射効果及び荷電粒子放出効果が改善される。機能性繊維と磁石とを併用すれば、一層の相乗効果が期待される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、赤外線放射機能及び荷電粒子放出機能を有する機能性繊維及び同機能性繊維を含む加工品並びに成型品に関するものであり、とくに、衝撃波を利用して作成されたSP3ダイヤモンド構造及び外郭にSP2グラファイト構造を含む炭素粒子を繊維に混入又は付着してなるもの及びその機能性繊維を含む加工品並びに成型品に関するものであり、主として人の健康増進・維持に使用される。
本発明の適用対象である繊維は、短繊維からなるワタ、あるいはそのワタから作られる糸であり、本発明においては、その両者を総称して繊維という。
磁力線の人体への血行促進効果を利用するため、磁石材料をチップ状化し、これを粘着テープ等で人体に貼りつけて健康医療器具として使用することは、広く行われている。磁石には、(BH)maxが10−20のPt−Co系金属磁石が用いられ、また、最近では、(BH)maxが30−40にもなるエネルギー積の大きな希土類磁石も使用されている。
赤外線にも、血行促進効果、神経繊維活性化効果、鎮痛効果等があることが認められ、磁石同様にチップ状に加工され、健康医療器具として使用されてきている。赤外線放射材料としては、波長100μm程度の遠赤外線を出すGeから、波長10−15μmの赤外線を出すトルマリン等のセラミック材料及びチタン等の金属酸化物も使用されてきており、一部繊維に混入され使用されてきている(例えば、特許文献1)。
また、トルマリン等の圧電焦電材料が体温により活性化されて放出する荷電粒子の人体への浸透による筋肉の疲労回復効果、鎮痛効果も認識され利用されてきている。最近では、磁力線単体又は赤外線単体ではその作用効果が限定されるため、磁力線、赤外線及び荷電粒子の相乗効果を狙って磁石材料と圧電焦電効果を有する赤外線放射材料からなる複合磁石が提案されている(特許文献2)。
特開平3−190990号公報 特開平05−347206号公報
しかしながら、提案されている赤外線放射材料、例えばアルミナ、チタン、コロイド状のプラチナを使用した繊維について言えば、赤外線は人体温度による加温効果が続いている間は活性化され、材料固有の赤外線を放射し、その効果は持続する。使用されている赤外線放射材料は殆どが無機絶縁材料であるため、バンド幅が大きく、体温程度の加熱で励起されるキャリアーが少ないので、健康器具として最も重要な波長4−15μmの赤外線分光放射率が低い。波長4−15μmの赤外線は人体への加温効果がもっとも大きい。また、荷電粒子は、赤外線放射材料が体温により加熱されて結晶体が歪む時に僅かに発生するものであり、前記材料は電気的には絶縁体に属するため、その放出電荷量は激減し、荷電粒子の効果は期待できなくなり、その作用効果は時間的に限定される。
また、繊維に混入される材料の赤外線放射分光特性についても、特許文献1に記載されているような実施例は、温度700−1300度Kのもので、実際の人体温よりはるかに離れており、実使用での特性に基づくデータではなく、有効なものとは言えない。体温近くの加熱温度で励起されて出てくる赤外線及び荷電粒子放射効果の大きな材料が必要とされてきたが、未だ満足するものは得られてない。
また、混入される繊維及び赤外線放射材料粉末を繊維表面に付着させる接着材は高分子材料であり、基本となる高分子主鎖に付随した官能基による赤外線吸収能が大きいので、繊維内部又は接着材内部で赤外線放射材料が体温で活性化されて放射する赤外線は途中で吸収されてしまい、繊維表面には到達し難い。そのため、配合された赤外線放射材料は有効に利用されず、室温ないし体温付近での赤外線放射能及び荷電粒子放出能の大きな材料が求められてきた。
さらに、荷電粒子の人体浸透効果についていえば、従来の金属酸化物赤外線材料から発生する電荷は多少あったとしても、定常状態に達するまでの時間限定的なものであり、その効果は殆ど期待できない。また、荷電粒子も高分子繊維材料及びボンド樹脂中では電荷のライフタイム及び移動度は大きくないため、途中でトラップされ易く、大量に放射されなければ、電荷が発生しても人体表面に達する量は小さい。この意味でも、従来型の赤外線放射材料が混入された繊維又はボンド樹脂で固着された繊維での人体への電荷浸透効果は殆ど期待できない。
本発明は、上記従来の赤外線放射材料を混入した繊維又はボンド樹脂で付着した繊維の赤外線輻射能及び荷電粒子浸透効果を増すためになされたものである。すなわち、本発明が解決しようとする課題は、所定の工程で作られた繊維又はその繊維を含む加工品(糸、布帛など)の荷電粒子及び赤外線の人体表面への浸透効果の時間的制約をなくし、体に装着している時又は体に接触している時には常に荷電粒子と赤外線を人体に浸透させ、好ましくは磁力線と併用して、赤外線と荷電粒子との相乗効果を十分に発揮する健康医療用素材として用い得る機能性繊維及びその加工品並びに成型品を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するために、衝撃波で合成されたSP3ダイヤモンド構造及びSP2グラファイト構造を有する複合炭素粒子(以下、単に複合炭素粒子という場合がある。)を繊維に混入又は付着させて機能性繊維を構成したものであり、赤外線放射機能及び荷電粒子放出機能を有することを特徴とする(請求項1)。
本発明に係る機能性繊維は、短繊維からなるワタであって、その短繊維の一部又は全部に複合炭素粒子を混入又は付着させた機能性短繊維を含んでいることを特徴としている(請求項2)。
衝撃波により合成されたSP3構造を有する半導体ダイヤモンドがSP2導電性グラファイトカーボン膜でカバーされた構造を有する複合炭素粒子を繊維に混入するか、又はボンド樹脂で繊維の表面に付着させ、その繊維を加工して糸を紡績し、あるいは不織布や布帛(生地)を作り、さらに成型品を作り、それらで紐、帯(バンド)、ベルト等の完成品を製造して、これを人体に接触又は装着すると、人体に対する赤外線放射と荷電粒子浸透効果を得ることができる(請求項3、4)。
必要とされる赤外線波長帯域によっては、複合炭素粒子に他の赤外線放射材料、例えばシリカ、ゲルマニウム、化合物半導体及びトルマリン等金属酸化物の1種又は複数種の粉末を混入してなる複合粉末を繊維に混入又は付着させて、赤外線放射機能及び又は荷電粒子放出機能を有する機能性繊維を構成しても良い(請求項5)。
上記複合粉末は、複合炭素粒子を2wt%以上含むことが望ましい(請求項6)。そして、複合炭素粒子に上記他の赤外線放射材料粉末を混入してなる複合粉末を繊維に混入又は付着させてなる赤外線放射機能及び荷電粒子放出機能を有する機能性繊維を加工して機能性糸又は機能性布帛を作り、それらの加工品又は成型品を健康医療具として用いることもできる(請求項7、8)。
本発明によれば、複合炭素粒子を繊維に混入又は繊維表面に付着させてなり、体温又は室温付近で赤外線輻射能及び荷電粒子放出能を有する機能性繊維であるので、体温による不純物レベルの励起による赤外線放射、荷電粒子放出及び粒子間の温度差により発生する電界に基づく荷電粒子浸透効果を利用することができ、従来品の赤外線放射粉末混合繊維と異なり、この機能性繊維を使用した健康医療具は人体に装着時には常時その効果が期待できる。
請求項2の発明によれば、本繊維を使用した枕、クッションなどの形態の健康医療具を提供することができる。請求項3の発明によれば、人体の表面又は内部の点状、線状又は塊状などの必要部位において、体温をエネルギー源として赤外線放射及び荷電粒子放出による作用効果を発揮させて、健康増進及び又は医療に利用することができる新規素材の提供が可能である。
請求項5の発明によれば、必要とされる波長帯域の赤外線及び荷電粒子を放射する機能性繊維及びその繊維を利用した健康医療具を提供することができる。また、複合炭素粒子に他の波長を出す赤外線輻射粒子を併用して使用できるため、赤外線波長帯域が広くとれ、また製品のコストが下げられる。
請求項4及び8の発明によれば、ダイヤモンド半導体の体温加熱による赤外線放射能及び荷電粒子放出を利用した荷電粒子浸透効果及び赤外線浸透効果の人体に対する複合作用を利用する、ネックレス、腕輪、指輪、足輪、バンド、ベルト、肌着、靴下、腹巻、シーツ、枕及び寝具等、カーペットなどの敷物の必要とされる形状に加工、成型された健康医療具の提供が可能である。
次に、本発明の実施の形態について説明する。衝撃波で合成されたSP3ダイヤモンド構造及びSP2グラファイト構造を有する複合炭素粒子の製造方法自体は既知である。その具体例としては、密閉容器の中で高性能CB爆薬を爆発させて200万気圧と数千度の温度を瞬時に発生させ、UDD(Ultra Dispersed Diamond)ダイヤを合成するか、又はカーボン微粉末及びCu粉末等を容器に入れ、上部にセットされた爆薬を点火することにより、同様の圧力温度を粉末混合品にかけてカーボンをダイヤモンド化して後、金属粉を酸で溶かして前記構造の粒子を得る方法がある。
複合炭素粒子は、粒子製造工程中の爆薬による窒素等の不純物及び粒子内部の歪み等の影響で、0.1−0.3eV程度の不純物レベルを作り易く、電気伝導性があり、また、粉末が特種なSP3とSP2複合構造を有するため、赤外線放射能と荷電粒子放出能が、従来の金属酸化物赤外線放射材料であるトルマリン等に比較して、5-10倍大きい。
通常のダイヤモンドは、禁制帯幅5.5evで常温では比抵抗10E16Ωとほぼ完全な絶縁体であるが、本発明で使用する複合炭素粒子は製造条件により比抵抗が10−10E10Ω位の値を得ることが可能である。絶縁体に近く、比抵抗が大きい単結晶ダイヤは、体温程度の加熱では電荷がバンド幅を超えて励起されにくいので、荷電粒子放出効果はなく、したがって励起される荷電粒子がバレンス帯に落ちるとき放出される放射光も少ない。
繊維が合成繊維の場合には、紡糸工程で複合炭素粒子を繊維に混入し製糸することが好ましいが、木綿、羊毛等の天然繊維の場合には、その繊維表面に複合炭素粒子をボンド樹脂で固着することが好ましい。合成繊維としては、ナイロン、ビニロン、エステル、アクリル、ウレタン等がある。このように複合炭素粒子を担持させた繊維を加工して、上記健康医療具を作り、人体に装着して使用する場合は、その人体接触面では、体温による加熱効果により、粒子内及び粒子間に温度差が生じ、健康医療品として装着している時は常時、赤外線と半導体ダイヤモンドからの荷電粒子放出効果が持続する。半導体ダイヤモンドの不純物レベル0.1−0.3eVから出る4-10μmの赤外線は、黒体の加熱温度300−400℃からの放射波長と一致し、人体に対する温熱効果が大きい。衝撃波法で製造される複合炭素粒子は、その製造過程で爆薬等による窒素がSP3ダイヤモンド構造の中に入り易く、ダイヤモンドのバンド帯に0.1−0.3evの不純物レベルを構成する。この不純物帯に励起されたキャリアーがそのエネルギーを失う時に、波長4−15μmの赤外線が放射される。
本発明の好ましい実施態様は、衝撃波で合成されたSP3とSP2構造を有する複合炭素粒子と合成繊維素材を所定の配合比で混錬し紡糸することによって得られる。天然繊維の場合は、製糸仕上工程で繊維の表面に複合炭素粒子とボンド樹脂との混錬したものをデイップ法又はスプレイ法でコーティングし、加熱硬化させ、繊維の表面に付着させる。この付着方法は、合成繊維にも適用できる。繊維の表面に複合炭素粒子を付着させる場合は、例えば水溶性アクリル樹脂エマルジョン接着剤に所定の割合で配合された赤外線放射材料を混合攪拌分散させ、デイップ法又はスプレイ法で繊維表面に付着し加熱硬化させ作成してもよい。場合によっては、成型加工された後、繊維表面に前記方法で付着させてもよい。
さらに、本発明の複合炭素粒子を備えた機能性繊維を健康医療具の用途に供する場合は、その機能性繊維又はその繊維を含む加工品又は成型品の裏面に磁石を配置し、磁力線と赤外線と荷電粒子の人体への相乗効果を発揮させるのが望ましい。磁性材料の表面にこれらを配置した場合は、赤外線、荷電粒子及び磁力線の複合効果が期待できる。また、磁力線効果を得る手段として、フェライト等酸化物磁石粉末を前記複合炭素粒子と混合使用し、同時加工してもよい。これにより、荷電粒子浸透効果に加えて、赤外線及び磁力線の相乗作用を利用して身体に対する健康医療効果をより向上させることができる。
合成繊維素材に複合炭素粒子を混入紡糸加工された場合、身体着用による機械的な摩擦及び洗濯等による粒子の脱落は起き難いが、繊維径によっては内部に存在する粒子からの荷電粒子及び赤外線放射効果は減少する。繊維表面に付着させる場合は、この逆である。
複合炭素粒子を混入又は付着された機能性繊維は、紐、布又は不織布等に加工され、体温が加わる態様で人体に装着又は接触して用いられる物、例えば、ブレスレット、ネックレス、腹巻き、衣類、靴下、寝具、カーペット、ベルト等に成型されて使用される。場合によっては、機能性繊維を従来工程で作成された繊維と複合混紡して使用してもよい。
図1に、本発明で使用する複合炭素粒子のボンド樹脂混合品と、通常の健康器具に使用されている赤外線放射材料であるトルマリンのボンド樹脂混合品との赤外線分光放射特性を対比的に示す。トルマリンの配合量を5倍にした場合の波長7μm以上の赤外線放射能は、複合炭素粒子とほぼ同一になるが、7μm以下の帯域では複合炭素粒子のそれよりも劣る。複合炭素粒子の半導体励起による効果として、波長帯域4−10μmの間で赤外線放射特性が優れていることがわかる。
従来使用されている金属酸化物赤外線放射材料であるトルマリン10wt%及び前記トルマリンの配合比を変えた粉末をナイロン6繊維に混入し紡糸加工して不織布にしたもの、及び本発明に係る複合炭素粒子10wt%をナイロン6繊維に混入し紡糸加工して不織布にしたものをそれぞれ、社団法人日本化学検査協会及び日本電子株式会社製造測定装置を用いて、周囲環境温度40℃で赤外線分光輻射能を測定した。
図2に従来の機能性繊維、すなわち、トルマリン配合繊維の分光特性を示し、図3に本発明に係る機能性繊維、すなわち、複合炭素粒子混入繊維の分光特性を示す。
測定対象の複合炭素粒子混入繊維は、複合炭素粒子10wt%、複合炭素粒子5wt%+トルマリン5wt%、複合炭素粒子2wt%+トルマリン8wt%の3種類である。使用されたトルマリン粒子のサイズは1μm以下、複合炭素粒子は0.1―0.01μmである。ナイロン6ポリマー原料と所定の赤外線放射材料粉末をポリマー濃度が10%になるように溶剤ヘキサフルオロ2−プロパノール/ジクロロメタンに混合溶解し、加熱温度225℃でノズルより押出し、乾式紡糸して繊維状に加工し、不織布とした。
測定結果より、本発明の複合炭素粒子を配合した機能性繊維は、測定された全波長領域において従来品より優れた放射特性を示し、特に波長4−10μmの間の放射特性が最大20%程度優れていることがわかる。これは、40℃での複合炭素粒子中のダイヤモンドの不純物レベルの励起に基づく放射特性で、従来品では得られない効果である。複合炭素粒子の混合比が2wt%を切る場合は、荷電粒子浸透効果が下がるので、好ましくない。また、赤外線放射能も減少する。
本発明の複合炭素粒子を配合した機能性繊維を用いた成型品に、外部磁束密度400G以下又は以上の磁界を発生する磁性体を併用する場合は、赤外線放射効果及び荷電粒子浸透効果に加えて磁力線による効果が相乗効果をもたらすことが期待できる健康医療具の提供が可能であり、人体に対する健康増進維持効果が一層向上する。人体に弱磁場を作用させなければならないペースメーカー等との併用の場合にも、弊害を懸念することなく、安心して相乗効果を享受することができる。
上記測定結果から明らかなように、人体の加温による赤外線及び荷電粒子放出効果を利用した機能性繊維及びその成型品は従来品に比較してその効果が大きいので、肌着、サポーター、靴下等の健康医療具に使用した場合は、血行促進による筋肉疲労回復効果が期待できる。さらに、磁力線及び赤外線の相乗効果を併用すると、効果が一層促進される。
本発明のダイヤモンド半導体の体温加熱による赤外線放射能及び荷電粒子を利用した機能性繊維の荷電粒子浸透効果及び赤外線浸透効果の人体に対する複合作用を利用した健康医療具は、ネックレス、腕輪、指輪、足輪、バンド、ベルト、肌着、靴下、腹巻、シーツ、枕及び寝具等、カーペットなどの敷物の必要とされる形状に加工、成型して使用する以外に、動物用医療具としても応用できる。
複合炭素粒子とトルマリンの赤外線放射特性の比較図。 トルマリン10wt%配合の従来の機能性繊維の赤外線分光特性図。 本発明に係る機能性繊維の赤外線分光特性図。

Claims (8)

  1. 衝撃波で合成されたSP3ダイヤモンド構造及びSP2グラファイト構造を有する複合炭素粒子を繊維に混入又は付着させてなる赤外線放射機能及び荷電粒子放出機能を有する機能性繊維。
  2. 機能性繊維は短繊維からなるワタであって、その短繊維の一部又は全部に衝撃波で合成されたSP3ダイヤモンド構造及びSP2グラファイト構造を有する複合炭素粒子を混入又は付着させた機能性短繊維を含んでいる機能性繊維。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の機能性繊維を用いて作られた機能性糸。
  4. 請求項1もしくは請求項2に記載の機能性繊維又は請求項3に記載の機能性糸の加工品又は成型品。
  5. 衝撃波で合成されたSP3ダイヤモンド構造及びSP2グラファイト構造を有する複合炭素粒子にシリカ、ゲルマニウム、化合物半導体及びトルマリン等金属酸化物からなる赤外線放射材料の1種又は複数種の粉末を混入してなる複合粉末を繊維に混入又は付着させてなる赤外線放射機能及び又は荷電粒子放出機能を有する機能性繊維。
  6. 複合粉末は、衝撃波で合成されたSP3ダイヤモンド構造及びSP2グラファイト構造を有する複合炭素粒子を2wt%以上含むことを特徴とする請求項5に記載の機能性繊維。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の機能性繊維を用いて作られた機能性糸。
  8. 請求項5もしくは請求項6に記載の機能性繊維又は請求項7に記載の機能性糸の加工品又は成型品。
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