JP2008105517A - バンパステイ構造 - Google Patents

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Masayuki Yoshimitsu
真幸 吉光
Koji Shimozu
晃治 下津
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Abstract

【課題】 製造コストや日数を掛けることなく、容易に潰れのチューニングを行うことができるバンパステイ構造の提供。
【解決手段】 バンパアーマチュア1とサイドメンバ4との間に介在される略筒状のバンパステイ2において、バンパステイ2の外周における座屈部に軸直方向へ焼き鈍し加工され、周辺部位に比べて強度が低い焼き鈍し部9a〜9cを備えることとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バンパステイ構造に関する。
従来、バンパアーマチュアと車体側との間に介在される略筒状のバンパステイの技術が公知になっている(特許文献1、2参照)。
このようなバンパステイの外周には、通常、車両衝突時に潰れの起点となる座屈部に内側へ凹設されたビード部がプレス加工により形成され、各ビード部の形状、形成位置、長さ、幅、深さ等をチューニングして設定することより車両衝突時における潰れのプロフィルが決定されるようになっている(特許文献3参照)。
特開2002−12108号公報 特開2002−12107号公報 特開平7−69148号公報
しかしながら、従来の発明にあっては、所望の潰れのプロフィルを得るまでにビード部の形成位置、長さ、幅、深さを様々に変えたプレス用型を複数製造してテストする必要があるため、このプレス用型の型費や製造に掛かる日数が大変掛かってしまうという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、製造コストや日数を掛けることなく潰れのチューニングを行うことができ、容易に所望の潰れのプロフィルを得ることができるバンパステイ構造を提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、バンパアーマチュアと車体側との間に介在される略筒状のバンパステイにおいて、前記バンパステイの外周における座屈部に軸直方向へ焼き鈍し加工され、周辺部位に比べて強度が低い焼き鈍し部を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、バンパアーマチュアと車体側との間に介在される略筒状のバンパステイにおいて、前記バンパステイの外周における座屈部に軸直方向へ焼き鈍し加工され、周辺部位に比べて強度が低い焼き鈍し部を備えるため、製造コストや日数を掛けることなく容易に潰れのチューニングを行うことができる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1のバンパステイ構造が採用された車両を示す全体図、図2はバンパステイの斜視図、図3は従来の車両と本発明の車両の衝突試験結果を示す図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1に示すように、本実施例1の車両前部構造では、車両前部に車幅方向へ延在する中空略矩形断面のバンパアーマチュア1と、このバンパアーマチュア1の両端部付近から車両後方側へ延在するバンパステイ2,2と、各バンパステイ2,2にラジエータコアサポート3のそれぞれ対応するサイドメンバ取付部3a,3aを介して締結されるサイドメンバ4,4(請求項の車体側に相当)が備えられ、全て金属製となっている。なお、ラジエータコアサポート3が樹脂製の場合にはサイドメンバ取付部3aが樹脂製の場合もある。
本実施例1の車両前部構造は左右対称形状であるため、以下、図1中左側のバンパステイ2についてのみ詳述する。
図2に示すように、バンパステイ2は、金属製で四角形断面の筒状に形成される他、その車両前方側端部の上面及び下面には、バンパアーマチュア1の上面及び下面に嵌合した状態で溶接固定される板状の固定部5が車両前方側へ水平状に設けられる一方、その車両前方側端部の両側面には、バンパアーマチュア1の後面に当接した状態で溶接固定される板状の固定部6が車幅方向へ屈折して設けられている。
また、バンパステイ2の車両後方側端部には、サイドメンバ取付部3aに当接するフランジ部7が設けられると共に、このフランジ部7の四隅には、サイドメンバ取付孔3aを介してサイドメンバ4にボルト締結するための孔8が形成されている。
そして、本実施例1のバンパステイ2は、その外周の全周に亘って軸直方向へ延設され、焼き鈍し加工された焼き鈍し部9a,9bが車両前後方向に離間して2箇所形成されている。
さらに、焼き鈍し部9bの車両後方側に近接してバンパステイ2の上面の一部と内側の側面に亘って軸直方向へ延設された焼き鈍し部9cが形成され、これによって、各焼き鈍し部9a〜9cが形成された部位は周辺部位に比べて強度が低くなっている。
なお、本実施例1の焼き鈍し部9a〜9cは、バンパステイ2をプレス加工した後、形成すべき焼き鈍し部9a〜9cの位置を図外の高周波誘導加熱装置、レーザ加熱装置、またはプラズマ加熱装置等を利用して高温(例えば700℃前後)にした後、時間を掛けてゆっくりと冷却することにより形成されている。
次に、作用を説明する。
このように構成されたバンパステイ構造では、車両衝突時において、バンパステイ2が車両前後方向に圧壊されることにより車両衝突時の衝撃力を吸収するが、この際、各焼き鈍し部9a〜9cが周辺部位に比べて強度が低いため、各焼き鈍し部9a〜9cを座屈部としてバンパステイ2を潰すことができ、高い再現性を実現できる。
また、焼き鈍し加工は、焼き入れ等の他の加工に比べて材質の均一化、残留応力の除去、遅れ破壊の防止などに優れ、焼き鈍し部9a〜9cを非常に安定した材料にできるため、全体の製品特性も安定したものを得ることができ、好適となる。
従って、バンパステイ2の所定の位置に焼き鈍し部9a〜9cを形成するという簡便な工法及び構造でもって座屈部を形成でき、従来の発明に比べて、製造コストや日数を掛けることなく潰れのチューニングを行うことができる。
次に、従来品と本発明品の車両衝突時の試験結果を図3に示す。
図3に示すように、本発明品では従来品と比較してストローク量が潰れの初期段階のA〜Bの範囲内において大幅な反力の上昇を容易に得ることができた。
また、本発明品では従来品と比較してストローク量が潰れの最終段階のC〜Dの範囲内において大幅な反力の上昇を容易に得ることができた。
従って、従来品に発生する潰れの初期段階と最終段階の反力の減少を抑えることができ、所望の潰れのプロフィルを形成可能となる。
なお、ストローク量が潰れの中間段階のE〜Fにおいては、本発明品が遅れているが、焼き鈍し部9a〜9cの位置を幾分前方へ移動することにより、この問題は解消できる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1のバンパステイ構造にあっては、バンパアーマチュア1とサイドメンバ4との間に介在される略筒状のバンパステイ2において、バンパステイ2の外周における座屈部に軸直方向へ焼き鈍し加工され、周辺部位に比べて強度が低い焼き鈍し部9a〜9cを備えるため、製造コストや日数を掛けることなく、容易に潰れのチューニングを行うことができる。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、バンパステイ2の断面形状は四角形断面に限らず、四隅を面取りした四角形断面や円形断面等の適宜の形状を採用できる。
また、焼き鈍し部の形成位置や形状等は適宜設定できる。一例として図4(a)〜(d)にバンパステイ2の強度が高い順に図示する。
図4(a)は、バンパステイ2の全周に亘って焼き鈍し部20を車両前後方向に2箇所設けた例である。
また、図4(b)は、バンパステイ2の上面と側面に焼き鈍し部21を車両前後方向にオフセットした状態で2箇所ずつ設けた例である。
また、図4(c)は、バンパステイ2の側面に焼き鈍し部22を車両前後方向に2箇所ずつ設けた例である。
また、図4(d)バンパステイ2の側面に角部を避けて焼き鈍し部23を車両前後方向に2箇所ずつ設けた例である。
本発明の実施例1のバンパステイ構造が採用された車両を示す全体図である。 本実施例1のバンパステイの斜視図である。 従来の車両と本発明の車両の衝突試験結果を示す図である。 その他の焼き鈍し部の一例を示す図である。
符号の説明
1 バンパアーマチュア
2 バンパステイ
3 ラジエータコアサポート
3a サイドメンバ取付部
4 サイドメンバ
5、6 固定部
7 フランジ部
8 孔
9a、9b、9c、20、21、22、23 焼き鈍し部

Claims (1)

  1. バンパアーマチュアと車体側との間に介在される略筒状のバンパステイにおいて、
    前記バンパステイの外周における座屈部に軸直方向へ焼き鈍し加工され、周辺部位に比べて強度が低い焼き鈍し部を備えることを特徴とするバンパステイ構造。
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