JP2008105462A - 車両用パワープラントのマウント装置 - Google Patents

車両用パワープラントのマウント装置 Download PDF

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Abstract

【課題】衝突を回避した場合には、パワープラントのマウント装置を元の破壊強度を有する状態に自動的に戻すことができる車両用パワープラントのマウント装置を提供すること。
【解決手段】パワープラント2のマウント装置Mは、車両Cを走行させるためのパワープラント2と、パワープラント2を車体1に支持するためのマウント部3,4,5,6と、車両Cの衝突を予知する衝突予知装置8と、を備えている。マウント部4,6は、衝突予知装置8からの衝突予知信号に基づいて破壊強度を変化させることができるようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、車両を走行させるためのエンジンと、このエンジンに隣接された変速機等を備えてなるパワープラントを車体に支持する車両用パワープラントのマウント装置に関する。
従来から自動車は、車両前面衝突時に、車体構造部材が潰れて衝突エネルギーを吸収するようにするために、パワープラントが衝突時の衝撃力によってマウント部(支持手段)のボルトがせん断して車体から脱落するように弾性マウントされている(例えば、特許文献1参照)。このようなパワープラントのマウント装置は、装置全体が機械的な構造になっているので、衝突に対する応答性が悪くなっている。
その応答性が良好になるようにしたパワープラントのマウント装置としては、車両の衝突をセンサで検出して即座にパワープラントが車体から脱落するようにしたパワープラント脱落装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
このパワープラント脱落装置は、バンパに取り付けた衝突検出用のセンサからの検出信号によって、パワープラントを支持した車体強度部材の車体取り付け用の取付ボルトを破壊モジュールで破壊するようにしたものである。
特開昭58−22718号公報(第1図〜第4図) 実用新案登録第2527955号公報(実用新案登録請求の範囲、段落0012)
しかしながら、前記特許文献2に示すような車両用パワープラントのマウント装置では、燃焼ガスの圧力によって取付ボルトを破壊している。
その結果、車両が衝突した際には、燃焼ガスの圧力が小さい場合、取付ボルトが破壊せず、パワープラントが車体から落下しないことがあった。また、軽い衝突であった場合でも、センサが車両の衝突を検出すれば、破壊モジュールが作動して、パワープラントが車体から落下するおそれがあった。
このような軽い衝突や、衝突を回避した場合には、パワープラントのマウント装置を元の破壊強度を有する状態に戻すことができるようにすることが望ましい。
そこで、本発明は、前記問題点を解消すべく発明されたものであり、衝突を回避した場合には、パワープラントのマウント装置を元の破壊強度を有する状態に自動的に戻すことができる車両用パワープラントのマウント装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の車両用パワープラントのマウント装置は、車両を走行させるためのパワープラントと、前記パワープラントを車体に支持するためのマウント部と、前記車両の衝突を予知する衝突予知手段と、を備えた車両用パワープラントのマウント装置であって、前記マウント部は、前記衝突予知手段からの衝突予知信号に基づいて破壊強度を変化させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、車両用パワープラントのマウント装置は、例えば、車両が走行中に衝突予知手段によって他車(障害物)と衝突することを予知すると、衝突予知手段からの衝突予知信号に基づいてパワープラントを支持するマウント部の破壊強度が、衝突する寸前に、適宜な強度に変化させられる。例えば、衝突予知時にその破壊強度が小さくなるように設定することによって、車両が他車に前面衝突した場合には、マウント部が衝突の衝撃力によって破壊し、パワープラントが自重によって落下する。その結果、衝突時にエンジンルームが他車によって押し潰れ易くなるので、クラッシュストロークが長くなって衝突エネルギーの吸収効率が向上されるため、衝突エネルギーを適宜に吸収して緩和することができる。
そして、衝突予知手段で衝突を予知して破壊強度が変化した場合であっても、運転者のハンドル操作や制動操作等によって衝突が回避されたときには、元の破壊強度に変化させて戻すことによって、マウント装置を元の破壊強度を有する状態に自動的に戻すことができる。
請求項2に記載の車両の車両用パワープラントのマウント装置は、請求項1に記載の車両用パワープラントのマウント装置であって、前記マウント部は、複数からなると共に、少なくともそのうちの1つが前記車両の衝突方向に対して前記パワープラントの後側に配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、パワープラントを支持するマウント部は、車両の衝突方向に対してパワープラントの後側に配置されていることによって、例えば、前面衝突が起きた場合、その後側のマウント部が、障害物によって押圧されたパワーマウントにより押し潰され易くなるため、他のマウント部と比較して、パワープラントに押圧されて破壊し易くなる。その結果、パワープラントは、キャビン側に後退しながら自重によって落下し易くなる。
請求項3に記載の車両用パワープラントのマウント装置は、請求項1または請求項2に記載の車両用パワープラントのマウント装置であって、前記マウント部には、前記車体側または前記パワープラント側の少なくともどちらか一方に、前記パワープラントを前記車体に支持するための作動連結部材を有するアクチュエータが設置され、前記アクチュエータは、平常時に、前記作動連結部材によって前記パワープラントを前記車体に支持し、前記衝突予知手段で前記車両の衝突を予知したときに、前記衝突予知手段からの衝突予知信号によって前記作動連結部材を作動させ、当該作動連結部材によって前記パワープラントを前記車体に支持させることを解除することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、車両用パワープラントのマウント装置は、アクチュエータが、平常時に、作動連結部材によってパワープラントを車体に支持してマウント部を補強してしっかりとマウント支持している。そして、衝突予知手段が車両の衝突を予知すると、アクチュエータが衝突予知手段からの衝突予知信号によって作動連結部材を作動させ、作動連結部材によってパワープラントを車体に支持することが解除される。
このため、マウント部の破壊強度は、衝突する寸前に自動的にアクチュエータによって変化して、衝突時の衝突エネルギーをエンジンルームのクラッシュによって吸収し易くすることができる。
請求項4に記載の車両用パワープラントのマウント装置は、請求項3に記載の車両用パワープラントのマウント装置であって、前記衝突予知手段は、前記車両の衝突を予知した後に、前記車両の衝突が回避された場合には、前記アクチュエータに衝突回避信号を送って、前記作動連結部材によって前記パワープラントを前記車体に支持する前記平常時の状態に復帰させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、衝突予知手段は、車両の衝突を予知したアクチュエータを作動させた後に、車両の衝突が回避された場合には、アクチュエータに衝突回避信号を送って、作動連結部材によってパワープラントを車体に支持する平常時の状態に自動復帰させることができる。このため、運転者のハンドル操作や制動操作によって衝突が回避された場合には、何度でも繰り返して、マウント部がパワープラントを車体にしっかりとマウント支持させる元の状態に戻すことができる。
本発明に係る車両用パワープラントのマウント装置によれば、衝突予知手段によって車両が障害物に衝突することを予知すると、衝突予知手段からの衝突予知信号に基づいてマウント部の破壊強度を、衝突する寸前に、衝撃を吸収し易いように適宜な強度に変化させることができる。このため、マウント部が破壊され易いように破壊強度を小さくして、車両が障害物に衝突したときには、そのマウント部が衝撃力によって破壊して、パワープラントが自重によって落下するようにすることが可能となる。その結果、衝突時にエンジンルームが他車等の障害物によって押し潰れ易くなるので、クラッシュストロークが長くなって衝突エネルギーの吸収効率が向上される。
そして、衝突予知手段で衝突を予知して破壊強度が変化した場合であっても、衝突が回避されたときには、マウント部の破壊強度を元の状態に自動的に戻すことができる。
図1〜図4を参照して、本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置の一例を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置を示す図であり、車両が衝突する前の状態を示す概略図である。
≪車両の構成≫
図1に示すように、車両Cは、少なくともパワープラント2をマウント装置Mによって支持することで搭載して走行するものであればよく、特に、車両Cの種類や形状等は限定されない。すなわち、車両Cは、パワープラント2を有するものであれば乗用車や作業車等であってもよく、以下、パワープラント2をエンジンルームに横置きに配置した右ハンドルのFFの乗用車の場合を例に挙げて説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置を示す図であり、車体の前部の構造を示す概略図である。
≪車体の構成≫
図2に示すように、車体1は、車両Cの全体を形成するものであって、例えば、種々の金属製車体フレームと、適宜な形状に形成された金属製車体パネルと、樹脂製または金属製からなるバンパ18等を備えている。車両前部には、例えば、車両Cの前後方向に向けて延設されたサイドフレーム11,12と、サイドフレーム11,12に連設されたフロアフレーム13,14と、サイドフレーム11,12の前側に架設されたフロントサブフレーム15と、サイドフレーム11,12の後側に架設されたサブクロスメンバ16と、フロアフレーム13,14に架設されたダッシュロアクロスメンバ17と等が設けられている。
左右のサイドフレーム11,12とフロントサブフレーム15とサブクロスメンバ16とは、いわゆる井桁状に組み付けられて固定され、その中央部にマウント装置Mによってパワープラント2を支持している。
左側のサイドフレーム11の略中央部には、パワープラント2の左側の上部を支持するマウント部5が設置され、その前端部には、バンパ18が設置されている。
右側のサイドフレーム12には、パワープラント2の右側の上部を支持するマウント部6が設置され、その前端部には、バンパ18が設置されている。
フロントサブフレーム15には、パワープラント2の前側の下部を支持するマウント部3が設置されている。
ダッシュロアクロスメンバ17には、パワープラント2の後側の下部を支持するマウント部4が設置されている。
バンパ18は、衝突時の衝撃緩和材であり、車体1の前端部および後端部に左右方向に向けて設置されている。バンパ18の中央部および左右端部の前端面には、衝突予知装置(衝突予知手段)8の障害物検出センサ81が設置されている。
≪パワープラントの構成≫
パワープラント2は、車両Cを走行させるための動力源であり、例えば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等からなるエンジンEに変速機Tを隣接してユニット化したいわゆるエンジンミッションユニットからなり、例えば、車体前部のエンジンルーム内に横置きして配置されている。このパワープラント2は、複数のマウント部3,4,5,6によって車体1に支持されている。
なお、パワープラント2は、車両Cを走行させるためのものであればよく、例えば、電動モータや、ハイブリッドエンジン等であってもよい。
≪マウント装置の構成≫
マウント装置Mは、パワープラント2を車体1に支持する装置であり、パワープラント2の周囲の複数個所に設置されたマウント部3〜6と、このマウント部3〜6(例えば、マウント部4,6)に設置され車両Cの衝突を予知する衝突予知装置8によって作動するアクチュエータ7(図3(a)、(b)参照)と、を備えている。
≪マウント部の構成≫
マウント部3〜6は、パワープラント2を車体1に支持するため部材であって、いわゆるマウント部材である。このマウント部3〜6は、パワープラント2の外周前後左右に設置された複数(例えば、4個)のものからなると共に、少なくともそのうちの1つが車両Cの衝突方向に対してパワープラント2の後側に配置されている。
マウント部3〜6のうち、例えば、パワープラント2の前側に設置されたマウント部3と、パワープラント2の左側に設置されたマウント部5とは、ゴム部材を設けてなる一般的な弾性支持マウントから構成されている。マウント部3〜6のうち、例えば、パワープラント2の後側に設置されたマウント部4と、パワープラント2の右側に設置されたマウント部6とは、衝突予知装置8からの衝突予知信号に基づいて、このマウント部4,6の破壊強度を変化させるためのアクチュエータ7を備えている。
以下、マウント部3〜6のうち、パワープラント2の後側に設置されたマウント部4と、そのパワープラント2の右側に設置されたマウント部6と、にそれぞれアクチュエータ7を設置した場合を例に挙げて説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置を示す図であり、(a)は車両が衝突を予知する前の状態を示すマウント部の概略図、(b)は車両が衝突を予知した直後の状態における(a)の矢視線X−X線方向の断面図である。
<アクチュエータを備えたマウント部の構成>
アクチュエータ7を備えたマウント部4,6の構成を説明する。なお、右側のマウント部6は、後側のマウント部4と略同一構成であり、図3(a)、(b)を参照しながらパワープラント2の後側に設置されるマウント部4を例に挙げて説明して、マウント部6の説明は省略する。
図3(a)に示すように、マウント部4は、パワープラント2の後側に形成されたユニット側支持部21を、車体1側のサブクロスメンバ(車体側支持部)16に支持するための部材である。マウント部4は、ユニット側支持部21に設けられた支持ピン22が挿通される円筒状の弾性部材41と、サブクロスメンバ16に挿通されたボルト44が挿通される円筒状の弾性部材42と、弾性部材41,42が嵌入された筒部43a,43bを有する連結部材43と、この連結部材43に設置された前記アクチュエータ7とから構成されている。
<弾性部材の構成>
図3(a)、(b)に示すように、パワープラント2側の弾性部材41は、円筒状に形成されたゴム部材からなり、軸棒状の支持ピン22を弾性的に支持する部材である。
車体1側の弾性部材42は、円筒状に形成された弾性を有するゴム材料や、樹脂材料等によって形成されて、軸棒状のボルト44を弾性的に支持する衝撃緩和部材である。
<連結部材の構成>
図3(a)、(b)に示すように、連結部材43は、支持ピン22とボルト44とを連結するための部材である。この連結部材43は、弾性部材41を介して支持ピン22を弾性的に支持する円筒状の筒部43aと、弾性部材42を介してボルト44を弾性的に支持する円筒状の筒部43bと、筒部43aと筒部43bとを連結したロッド部43cと、を金属で一体形成してなる。連結部材43には、衝突予知装置8によって車両Cの衝突を予知したときに、マウント部4の連結部材43の破壊強度を弱く(変化)させる前記アクチュエータ7が設置されている。
図3(a)、(b)に示すように、パワープラント2側の筒部43aにおける車体1側の筒部43bとの対向部には、アクチュエータ7の作動連結部材71の先端部が平常時に係合し、衝突予知時に離間する係合部43dが形成されている。
車体1側の筒部43bにおけるパワープラント2側の筒部43aとの対向部には、アクチュエータ7の作動連結部材71を進退移動させるためのソレノイド72が内設されている。
ロッド部43cは、筒部43aと筒部43bとを連結した2本の略棒状の部材から形成されている。なお、このロッド部43cと筒部43aとの連結部分と、このロッド部43cと筒部43bとの連結部分とは、連結部材43において、最も強度が弱く、折れ易い部分となっている。
ボルト44は、連結部材43の筒部43bを車体1に取り付けるための部材であり、内筒45および弾性部材42を介して筒部43b内に挿通されて、先端部にナットNが螺合される。
<アクチュエータの構成>
図3(a)、(b)に示すように、アクチュエータ7は、衝突予知装置8(図2参照)からの衝突予知信号によって作動して、車体1とパワープラント2とを連接させるための装置であり、マウント部4の車体1側またはパワープラント2側のどちらかに設置されている。アクチュエータ7は、例えば、車体1側の筒部43bに設置されて、平常時に先端がパワープラント2側の筒部43aの係合部43dに係合し、衝突予知時に先端が係合部43dから離脱するように設けられた作動連結部材71と、この作動連結部材71を衝突予知時に係合部43dから離脱させるソレノイド72とから主に構成されている。
このため、アクチュエータ7は、平常時に、作動連結部材71によってパワープラント2を車体1に支持している。そして、アクチュエータ7は、衝突予知装置8で車両Cの衝突を予知したときに、衝突予知装置8からの衝突予知信号によって作動連結部材71を作動させ、この作動連結部材71によってパワープラント2を車体1に支持させることを解除するようになっている。
作動連結部材71は、ソレノイド72の磁力によって吸引される鉄製のプランジャであり、基端部がソレノイド72の鉄心の役目をしている。
ソレノイド72は、例えば、作動連結部材71の基端部に巻回された電磁コイルと、作動連結部材71を元の係合位置に自動復帰させるためのばね部材(図示せず)とを備えてなる。このソレノイド72の電磁コイルは、制御装置84(図2参照)に電気的に接続されている。そして、ソレノイド72は、衝突予知装置8によって衝突を予知したときに、制御装置84から駆動信号が入力されて駆動するようになっている。
≪衝突予知装置(衝突予知手段)の構成≫
図2に示すように、衝突予知装置8は、自分が搭乗した車両C(自車C1(図1参照))が、障害物に衝突することを予知する検出装置である。さらに詳述すると、衝突予知装置8は、例えば、自車C1と自車C1の前方等にある障害物とを障害物検出センサ81と撮像装置82とによって検出し、障害物検出センサ81および撮像装置82からの検出信号と車速センサ83からの速度信号とから制御装置84で他車C2(図1参照)等の障害物との衝突を予知する装置である。
この衝突予知装置8は、自車C1の前方の障害物との衝突方向、衝突時の衝突速度、自車C1と衝突し合う部分のラップ率、および衝突位置等を検出するための障害物検出センサ81および撮像装置82と、自車C1の車速を検出する車速センサ83と、前記衝突方向、衝突速度、ラップ率、および衝突位置を算出して衝突を予知したときにアクチュエータ7を作動させるための制御装置84と、から主に構成されている。
なお、この衝突予知装置8は、車両Cの衝突を予知した後に、車両Cの衝突が回避された場合には、アクチュエータ7に衝突回避信号(OFF信号)を送って、作動連結部材71によってパワープラント2を車体1に支持する平常時の状態に復帰させることができるようになっている。
<障害物検出センサの構成>
図1に示すように、障害物検出センサ81は、自車C1から自車C1の前方等にある他車C2等の障害物までの距離L等を測定するための測定器であり、例えば、レーダや超音波センサ等からなる。この障害物検出センサ81は、図2に示すように、バンパ18に適宜な間隔で複数植設された各センサ部から発信した電波や超音波やビーム等が障害物に当たって反射して戻って来たときの時間を計測するための装置であり、例えば、発信器と受信器とを一体化したものからなる。各障害物検出センサ81のセンサケースは、バンパ18に穿設された設置孔に装着され、前端面がバンパ18の前端面に略面一になるように設置されている。各障害物検出センサ81は、例えば、このセンサを駆動するセンサ駆動回路と、このセンサで受信した受信信号に検波処理を行う受信波処理回路とを備え、制御装置84および電源(図示せず)にそれぞれ電気的に接続されている。
<撮像装置の構成>
図2に示すように、撮像装置82は、自車C1の前方の他車C2(図1参照)等の障害物をCCDカメラ等によって撮像して、画像処理によって障害物を検出するための装置である。この撮像装置82は、例えば、車室内の前側中央の天井面やルームミラー等に前方に向けて設置されている。
<車速センサの構成>
図2に示す車速センサ83は、自車C1の走行速度を検出するセンサであり、例えば、車輪に設置された車輪速度センサからなる。車速センサ83は、制御装置84に電気的に接続されている。
<制御装置の構成>
図2に示す制御装置84は、障害物検出センサ81と、撮像装置82と、車速センサ83とで検出したデータから自車C1の衝突の予測を算出して、車両Cが障害物に衝突することを予知したときに(例えば、車両Cと障害物との衝突が避けられない状況になったとき)、マウント部4,6に設置されたアクチュエータ7に衝突予知信号を送ってこのアクチュエータ7を作動させて、マウント部4,6の破壊強度を変化させる装置である。
この制御装置84は、さらに、障害物が自車C1に衝突する衝突方向と、衝突する衝突速度と、例えば、自車C1が他車C2等の障害物に衝突するときに車体前部が衝突するラップ量Wと、衝突の方位角度と、自車C1から衝突する障害物までの距離L等との付帯情報を、障害物検出センサ81および撮像装置82からの検出データ等から算出する演算回路(図示せず)を有している。
その他に、この制御装置84には、例えば、障害物検出センサ81から電波を送信するための送信波処理回路や、障害物検出センサ81から出力された受信波を増幅する受信波増幅回路や、障害物からの反射波を処理する信号処理回路や、種々のデータを記録した記録回路や、車両Cに障害物が接近して衝突するかを判定する衝突判定回路や、障害物検出センサ81を駆動するための電源回路や、衝突の予測信号を発してから所定時間後に衝突回避信号(OFF信号)をアクチュエータ7に送って、このアクチュエータ7を元の状態に自動復帰させる時間を計測するためのタイマ回路等が設けられている。
なお、制御装置84は、例えば、障害物検出センサ81の発信器から発信されて前方の障害物に当たって反射して戻って来た電波等の時間を計測して、その時間から障害物までの距離L等を算出する。
制御装置84は、例えば、撮像装置82に撮像された画像の位置や、バンパ18に並設された各障害物検出センサ81で受信した電波等の時間および時間差の検出データから衝突方向、衝突の方位角度、ラップ率を算出する。
制御装置84は、例えば、算出した前記距離Lのデータと、車速センサ83の検出データとから衝突速度を算出する。
≪作動≫
次に、図1〜図4を参照して本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置の作動を説明する。
図1および図2に示すように、パワープラント2をエンジンルームに横置きに搭載した右ハンドルの車両Cにおいて、マウント装置Mは、例えば、パワープラント2の前側のマウント部3と左側のマウント部5とが、アクチュエータ7を備えていない一般的なロッドタイプのマウント部材によって形成されている。そして、パワープラント2の後側のマウント部4と、右側のマウント部6には、図3(a)、(b)に示すような破壊強度の強弱を変更できるアクチュエータ7が備えられている。
<衝突予知装置で衝突を予知する前の状態>
図3(a)に示すように、パワープラント2の後側のマウント部4は、平常時にアクチュエータ7の作動連結部材71がばね部材(図示せず)のばね力によって付勢されて、作動連結部材71の先端が係合部43dに係合している。その結果、連結部材43のパワープラント2側の筒部43aと車体1側の筒部43bとの間に、アクチュエータ7の作動連結部材71が架設されて、ロッド部43cが補強された状態にある。
このように、図2に示す衝突予知装置8で衝突予知される前の車両Cでは、アクチュエータ7(図3(b)参照)の作動連結部材71によって後側のマウント部4の破壊強度が強くなっている。この後側のマウント部4と同様に、右側のマウント部6も破壊強度が強くなっている。このため、衝突予知装置8で衝突予知される前のパワープラント2は、前後左右のマウント部3〜6によって、しっかりと車体1に弾性支持されている。
図4は、本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置における制御装置の作動を示す説明図である。
次に、図4を主に参照しながら各図を参照して説明する。
図2に示す衝突予知装置8の電源(図示せず)がONされると、制御装置84から障害物検出センサ81と、撮像装置82と、車速センサ83とに電力が供給されて作動する。
衝突予知装置8の制御装置84は、例えば、障害物検出センサ81のレーダ検出信号と撮像装置82からの画像信号と、車速センサ83からの車速信号とによって衝突形態を予知するための監視を行う(ステップS1)。
<衝突方向の予測>
図2に示すように、衝突予知装置8は、車体前端のバンパ18の中央部および左右端部に設置された障害物検出センサ81と、車体中央に設置されて車体前方を撮像する撮像装置82とからそれぞれ制御装置84に送られたデータによって、自車C1が他車C2(障害物)に衝突する方向を算出する(ステップS2、ステップS3)。
この場合、制御装置84は、障害物検出センサ81と撮像装置82との検出データから衝突方向の角度基準値を車体正面の中央を0degとして予測する(ステップS2)。
衝突方向は、例えば、0degを基準として+−10deg以下と、+−20deg以下と、+−30deg以下との3つのカテゴリに分けて予測する(ステップS3)。
<衝突速度の予測>
図2に示すように、衝突予知装置8は、障害物検出センサ81と、撮像装置82と、車速センサ83とからそれぞれ送られて来た検出データに基づいて制御装置84によって、自車C1と他車C2(障害物)とが衝突するときの衝突速度を算出して、衝突が軽度か重度の衝突かを予測する(ステップS4、ステップS5)。
この場合、制御装置84は、速度検出データから設定した所定の危険度基準値を基準として予知する衝突が軽度か重度か、発生する衝突の危険度を予測する(ステップS4)。
衝突速度は、例えば、時速10km/h以下と、時速10〜30km/hと、時速30km/h以上との3つのカテゴリに分けて予測する(ステップS5)。
<衝突のラップ率の予測>
図2に示す衝突予知装置8の制御装置84には、自車C1と他車C2(図1参照)とが衝突するおそれがあると判断して予知するための基準となる他車C2の衝突位置の衝突位置基準値が記憶されている。衝突予知装置8は、障害物検出センサ81と、撮像装置82と、車速センサ83とからそれぞれ送られて来た検出データに基づいて制御装置84によって、他車C2(図1参照)が、自車C1と衝突する衝突位置基準値のエリア内にあるか判断する(ステップS6)。
続いて衝突予知装置8は、障害物検出センサ81と、撮像装置82と、車速センサ83とからそれぞれ送られて来た検出データに基づいて制御装置84によって、自車C1と他車C2(図1参照)とが衝突するときの車体1がラップするラップ量W(図1参照)を予測する(ステップS7)。
さらに、制御装置84は、このラップ量W(図1参照)から他車C2が衝突する自車C1のラップ率を算出する(ステップS8)。ラップ率は、10%以下と、10〜30%と、30%以上との3つのカテゴリに分けて予測する(ステップS8)。例えば、図1は、ラップ率が40%のときを示す
<衝突位置の予測>
図2に示す衝突予知装置8は、障害物検出センサ81と、撮像装置82とからそれぞれ送られて来た検出データに基づいて制御装置84によって、他車C2が自車C1に衝突する自車C1の位置が、右か左かを予測する(ステップS9)。
さらに、制御装置84は、予測した衝突位置から自車C1において、その衝突位置が中央と、右と、左との3つのカテゴリに分けて予測する(ステップS10)。
<衝突の予知判断>
図2に示す衝突予知装置8の制御装置84は、ステップS1〜S10までで算出した衝突方向と、衝突速度と、ラップ率と、衝突位置との付帯情報を活用して自車C1が他車C2(図1参照)と衝突することを予知する。この衝突予知装置8が、自車C1が他車C2に衝突すると予知した場合には、制御装置84から衝突予知信号がパワープラント2を支持するマウント部4,6のアクチュエータ7(図3(a)、(b)参照)のソレノイド72に出力される。
すると、アクチュエータ7のソレノイド72は、図3(a)に示すように、先端が係合部43dに係合していた作動連結部材71を、ばね部材(図示せず)のばね力に抗して吸引して係合部43dから離脱させて、マウント部4,6を図3(b)に示す状態にする。
マウント部4(6)は、連結部材43を補強していた作動連結部材71が係合部43dから離脱したことによって、パワープラント2側の筒部43aと、車体1側の筒部43bとに架設されてあった部材がロッド部43cのみになるため、衝突する寸前に、破壊強度が小さく変化することになる。
例えば、図1に示す自車C1が他車C2と前面衝突した場合には、後側のマウント部4と右側のマウント部6の強度が弱いため、マウント部3〜6全体が破壊し易くなる。このため、パワープラント2を支持しているマウント部3〜6は、衝突時の衝撃力によって破壊し、パワープラント2が自重によって落下する。その結果、衝突時にエンジンルームが他車C2によって押し潰れ易くなるので、クラッシュストロークが長くなって衝突エネルギーの吸収効率が向上されるため、衝突エネルギーを適宜に吸収することができる。
そして、マウント装置Mは、図3(a)、(b)に示す衝突予知装置8で衝突を予知してアクチュエータ7によって破壊強度が変化した場合であっても、所定時間後にアクチュエータ7への出力がOFFされる。その結果、運転者のハンドル操作や制動操作等によって衝突が回避された場合には、アクチュエータ7がOFFして、作動連結部材71がばね部材(図示せず)のばね力によって係合部43dに係合する元の状態に自動復帰される。すると、マウント部4,6は、元の破壊強度を有する状態に自動的に戻される。
このため、マウント装置Mは、衝突予知装置8によって衝突が予知されてアクチュエータ7が作動した場合であっても、実際に衝突が発生しない限り壊れることがないため、繰り返し使用することができる。
≪変形例≫
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本発明はこれら改造および変更された発明にも及ぶことは勿論である。
[第1変形例]
図5は、本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置の第1変形例を示す図であり、(a)は車両が衝突を予知する前の状態を示すマウント部の概略図、(b)は(a)の矢視線Z−Z線方向の断面図である。図6は、本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置の第1変形例を示す図であり、(a)は車両が衝突を予知した直後の状態を示すマウント部の概略図、(b)は(a)の矢視線Y−Y線方向の断面図である。
前記実施形態では、マウント部4,6の一例として図3(a)、(b)に示すようにアクチュエータ7のソレノイド72によって作動する作動連結部材71が、係合部43dに係合・離脱するものを説明したが、アクチュエータ7は、これに限定されるものではない。
アクチュエータ7Aは、例えば、図5(a)に示すように、モータ駆動装置72Aによって進退する作動連結部材71Aが、カム形状の連結部材46に接合・離脱するものであってもよい。
この場合、アクチュエータ7Aは、図5(a)に示すように、例えば、モータ72Aaの回転によって作動連結部材71Aが進退するように、モータ72Aaと作動連結部材71Aとの間に、ピニオン・ラック機構を介在させる。このピニオン・ラック機構は、モータ72Aaのロータ軸に設置されたピニオンギヤ72Abと、このピニオンギヤ72Abに噛合して作動連結部材71Aに設けられたラック72Acとを備えてなる。
なお、作動連結部材71Aを進退させる手段は、ピニオン・ラック機構以外に、作動連結部材71Aを直線往復移動させることが可能な往復スライダクランク機構等であっても構わない。
また、パワープラント2Aの後側のユニット側支持部21Aと、車体1Aの車体側支持部19との間には、パワープラント2Aと車体1Aとを弾性的に支持するマウント部4Aが設けられている。マウント部4Aには、作動連結部材71Aが、アクチュエータ7Aのモータ72Aaによって進退して、パワープラント2Aのユニット側支持部21Aに設けられた連結部材46に接合・離脱するようになっている。連結部材46は、図5(b)に示すように、カム形状に形成されている。
連結部材46は、下部が、ユニット側支持部21Aに挿設された支持ピン22Aによってパワープラント2Aに固定され、上部が、マウント部4Aに挿設された連結ピン47によってそのマウント部4Aに固定されている。
第1変形例は、このように構成されており、平常時には、図5(a)、(b)に示すように、車体側支持部19に設置されたアクチュエータ7Aの作動連結部材71Aの先端が、ユニット側支持部21Aに配置された連結部材46の先端部から離れた状態にある。また、後側のマウント部4Aには、前記実施形態で説明したアクチュエータ7(図3(a)、(b)参照)と同様の構造のアクチュエータ7Aが設置されてあり、このアクチュエータ7Aによって補強されて、破壊強度が大きくなっている。
そして、衝突予知装置8で自車C1が他車C2に衝突すると予知したときには、制御装置84からの出力信号によってアクチュエータ7Aが作動して、図6(a)、(b)に示すように、作動連結部材71Aが進出して連結部材46の先端に接合(当接)する。また、アクチュエータ7Aは、後側のマウント部4Aの破壊強度を小さくする。
実際に車両が障害物に衝突すると、パワープラント2Aが障害物に押されて後方(矢印A方向)へ移動する。連結部材46は、作動連結部材71Aと当接しているので、連結ピン47を中心に連結部材46が回転する。この連結部材46は、カム形状であるので、当該連結部材46の回転に伴い、連結部材46自体が下方に押し下げられる。マウント部4Aは、破壊強度が小さくなっているので、破壊されてパワープラント2Aを落下させることができる。
[第2変形例]
図7は、本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置の第2変形例を示す図であり、車体の前部の構造を示す概略図である。
前記実施形態では、図2に示すように、パワープラント2をエンジンルームに横置きに配置した場合を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、図7に示すようにパワープラント2Bを車体1Bに対して縦置きに配置してもよい。
この場合、パワープラント2Bは、後側のマウント部4Bと、左側のマウント部5Bと、右側のマウント部6Bとの3つの支持部材でマウント支持される。そして、後側のマウント部4Bにのみ前記したアクチュエータ7,7Aを設置して破壊強度を変化できるようにすればよい。
複数からなるマウント部4B,5B,6Bは、少なくともそのうちの1つが、アクチュエータ(図示せず)を備えて、車両の衝突方向に対してパワープラント2Bの後側に配置されていればよい。
[その他の変形例]
前記本発明の実施形態や第1変形例では、パワープラント2,2Aを車体1,1Aに支持するための作動連結部材71,71Aを有するアクチュエータ7,7Aが車体1,1A側に設置されている場合を説明したが、これに限定されるものではない。
マウント部4,4A,6に設置されるアクチュエータ7,7Aは、車体1,1A側またはパワープラント2,2A側の少なくともどちらか一方に設置されていればよい。
本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置を示す図であり、車両が衝突する前の状態を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置を示す図であり、車体の前部の構造を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置を示す図であり、(a)は車両が衝突を予知する前の状態を示すマウント部の概略図、(b)は車両が衝突を予知した直後の状態における(a)の矢視線X−X線方向の断面図である。 本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置における制御装置の作動を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置の第1変形例を示す図であり、(a)は車両が衝突を予知した直後の状態を示すマウント部の概略図、(b)は(a)の矢視線Z−Z線方向の断面図である。 本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置の第1変形例を示す図であり、(a)は車両が衝突を予知する前の状態を示すマウント部の概略図、(b)は(a)の矢視線Y−Y線方向の断面図である。 本発明の実施形態に係る車両用パワープラントのマウント装置の第2変形例を示す図であり、車体の前部の構造を示す概略図である。
符号の説明
1,1A,1B 車体
2,2A,2B パワープラント
3,4,4A,4B,5,6 マウント部
7,7A アクチュエータ
8 衝突予知装置(衝突予知手段)
18 バンパ
71,71A 作動連結部材
72 ソレノイド
72A モータ駆動装置
81 障害物検出センサ
82 撮像装置
83 車速センサ
84 制御装置
C 車両
C1 自車
C2 他車(障害物)
M マウント装置
T 変速機

Claims (4)

  1. 車両を走行させるためのパワープラントと、
    前記パワープラントを車体に支持するためのマウント部と、
    前記車両の衝突を予知する衝突予知手段と、を備えた車両用パワープラントのマウント装置であって、
    前記マウント部は、前記衝突予知手段からの衝突予知信号に基づいて破壊強度を変化させることを特徴とする車両用パワープラントのマウント装置。
  2. 前記マウント部は、複数からなると共に、少なくともそのうちの1つが前記車両の衝突方向に対して前記パワープラントの後側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用パワープラントのマウント装置。
  3. 前記マウント部には、前記車体側または前記パワープラント側の少なくともどちらか一方に、前記パワープラントを前記車体に支持するための作動連結部材を有するアクチュエータが設置され、
    前記アクチュエータは、平常時に、前記作動連結部材によって前記パワープラントを前記車体に支持し、
    前記衝突予知手段で前記車両の衝突を予知したときに、前記衝突予知手段からの衝突予知信号によって前記作動連結部材を作動させ、当該作動連結部材によって前記パワープラントを前記車体に支持させることを解除することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用パワープラントのマウント装置。
  4. 前記衝突予知手段は、前記車両の衝突を予知した後に、前記車両の衝突が回避された場合には、前記アクチュエータに衝突回避信号を送って、前記作動連結部材によって前記パワープラントを前記車体に支持する前記平常時の状態に復帰させることを特徴とする請求項3に記載の車両用パワープラントのマウント装置。

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