JP2008105245A - フレキソ印刷用刷版及びフレキソ印刷用刷版の製造方法 - Google Patents

フレキソ印刷用刷版及びフレキソ印刷用刷版の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 フレキソ印刷用の刷版において、印刷かすれを防止するために印圧を強くしても、印刷汚れを生じることがない刷版とその製造方法を提供する。
【解決手段】 樹脂版5’の表側からネガフィルムN1を用いて露光を行い(W2)、その後、樹脂版5’の裏側からネガフィルムN2を用いて露光を行い(W3)、その後、現像を行なう(W4)。樹脂部20のベース部22は、ベースフィルム10の上面の領域におけるベース部22が設けられた領域以外の領域が露出するように形成される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、フレキソ印刷用刷版と、その製造方法に関するものである。
従来より、凸版印刷の分野に属するフレキソ印刷においては、フレキソ印刷用刷版(以下単に「刷版」とする)が用いられる。
従来における刷版305は、図12、図13に示すように、ベースフィルム310と、樹脂部320とを有していて、樹脂部320は、ベースフィルム310の上面の全体に亘って設けられたベース部322と、ベース部322の上面から上方に突出した凸状部324とを有している。この凸状部324の上面が実際に印字される部分となる。
従来の刷版305の製造方法は、図11、図12に示すようになる。すなわち、まず、樹脂版305’を準備する(図12のW21)。この樹脂版305’は、樹脂により形成された樹脂部320と、樹脂部320の底面の全体に形成されたベースフィルム310とを有するものである。
次に、樹脂版305’の裏側の面(ベースフィルム310側の面)から樹脂版305’の裏面の全体に紫外線を照射して露光する(図11のステップS31、図12のW22)。これにより、樹脂部320における底面から一定の厚みの部分が硬化する。この樹脂部320の底面から一定の厚みの部分が樹脂部320におけるベース部322となる。なお、硬化する厚みは、露光する時間に依存することになる。
次に、樹脂版305’の表側の面にネガフィルムNを密着させて紫外線を照射して露光する(図11のステップS32、図12のW23)。このネガフィルムNは、印字面を形成する領域に紫外線が透過するように形成されたものである。これにより、樹脂部320の表側においては、紫外線が透過した部分が硬化する。
次に、洗い出し機により現像を行なう(図11のステップS33、図12のW24)。これにより、紫外線が照射されなかった部分が除去されて、ベース部322と凸状部324とからなる樹脂部320が形成される。
その後、刷版を乾燥させて(図11のステップS34)表面の汚れを取り、その後、UVAランプ、UVCランプを照射して最終露光を行い(図11のステップS35)、樹脂部320の強度を増すとともに、樹脂部320の表面の粘り気を除去する。
形成された刷版305は、図13に示すように、両端に印刷シリンダに掛止するためのバー40が設けられたフィルム部材30に接着して、印刷シートSを形成し、この印刷シートSを印刷シリンダに形成して使用する。
なお、出願人は、先行技術文献として、特許文献1に示す文献を知得している。
特開平10−73912号公報
しかし、上記従来の刷版305が設けられた印刷シートを用いて段ボール印刷を行なうと、刷版305の表面が段ボールに接するが、段ボールは、断面波状の中芯と中芯の両面に設けられた平板状のライナーとで構成されているので、刷版305の表面が段ボールのライナーに接した際に、該ライナーがライナーと中芯との間の空間に逃げることから、刷版305の表面が段ボールのライナーに十分接することができず、印刷かすれが生じる。
このような印刷かすれを防止する方法としては、印刷シリンダと加圧シリンダの隙間の長さを小さくして印圧を強くする方法が考えられるが、印圧を強くすると、刷版305の樹脂部320の凸状部324のみならず、ベース部322も段ボールに接してしまい、印刷汚れの原因となる。
そこで、本発明が解決しようとする問題点は、フレキソ印刷用の刷版において、印刷かすれを防止するために印圧を強くしても、印刷汚れを生じることがない刷版とその製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、フレキソ印刷用刷版であって、フィルム部材により形成されたベースフィルム部と、ベースフィルム部の上面に設けられた樹脂部で、ベースフィルム部の上面の領域の一部に形成されたベース部で、ベースフィルム部の上面の領域におけるベース部が設けられた領域以外の領域が露出するように形成されたベース部で、ベースフィルム部側である裏側からの露光に基づき形成されたベース部と、ベース部の上面に形成され、その上面が印刷面を形成する凸状部と、を有する樹脂部と、を有することを特徴とする。
この第1の構成のフレキソ印刷用刷版においては、ベースフィルム部の上面の全体にベース部が設けられておらず、ベース部は、ベースフィルム部の上面の領域の一部に形成されたベース部で、ベースフィルム部の上面の領域におけるベース部が設けられた領域以外の領域が露出するように形成されているので、印刷時に印圧を大きくしても、樹脂部の周囲のベースフィルム部の上面の高さが樹脂部の凸状部の印刷面よりも離れた位置にあるので、ベースフィルム部が被印刷物(段ボール)に接触する危険を小さくすることができ、よって、印刷かすれを防止するために印圧を強くしても、印刷汚れを生じることがない。
また、第2には、フレキソ印刷用刷版であって、フィルム部材により形成されたベースフィルム部と、ベースフィルム部の上面に設けられた樹脂部で、ベースフィルム部の上面の全体の領域に形成され、少なくとも樹脂部の厚みの2分の1の厚み未満の厚みに形成された全体形成部で、ベースフィルム部側である裏側からの露光に基づき形成された全体形成部と、全体形成部の上面の領域の一部に形成されたベース部で、全体形成部の上面の領域におけるベース部が設けられた領域以外の領域が露出するように形成されたベース部で、ベースフィルム部側である裏側からの露光に基づき形成されたベース部と、ベース部の上面に形成され、その上面が印刷面を形成する凸状部と、を有する樹脂部と、を有することを特徴とする。
この第2の構成のフレキソ印刷用刷版においては、ベースフィルムの上面の全体に全体形成部が設けられているが、樹脂部の厚みの2分の1の厚み未満の厚みに形成され、また、ベース部は、全体形成部の上面の領域の一部に形成され、全体形成部の上面の領域におけるベース部が設けられた領域以外の領域が露出するように形成されているので、印刷時に印圧を大きくしても、全体形成部の上面の高さが凸状部の印刷面よりも離れた位置にあるので、全体形成部が被印刷物(段ボール)に接触する危険を小さくすることができ、よって、印刷かすれを防止するために印圧を強くしても、印刷汚れを生じることがない。また、全体形成部が設けられているので、印刷時における凸状部の横方向へのぶれが少なく、安定した印刷を行うことができ、鮮明な画像を表現することが可能となる。
なお、上記第1及び第2の構成において、凸状部が表側からの露光に基づくものであるとしてもよい。
また、第3には、上記第1又は第2の構成において、上記ベース部と上記凸状部とは、ネガフィルムを用いた露光に基づき形成されたものであることを特徴とする。
また、第4には、上記第1又は第2の構成において、フレキソ印刷用刷版が、レーザー受光層を有するデジタルプレートを用いたものであり、上記ベース部は、ネガフィルムを用いた露光に基づき形成されたものであり、上記凸状部は、レーザー照射によりレーザー受光層をマスク状に形成した後に露光することにより形成されたものであることを特徴とする。
また、第5には、上記第1から第4までのいずれかの構成において、樹脂部におけるベース部の外周の少なくとも一部は、凸状部の外周に沿って形成されていることを特徴とする。これにより、ベース部を凸状部の印刷面を支持するためになるべく必要最低限の領域とできるので、ベース部による印刷汚れを防ぐことができる。
また、第6には、上記第1から第5までのいずれかの構成において、凸状部の厚みが、ベース部の厚みよりも小さく形成されていることを特徴とする。これにより、印刷時の凸状部の横方向へのぶれを少なくして、微細な画像を表現することが可能となる。
また、第7には、フレキソ印刷用刷版の製造方法であって、樹脂により形成された樹脂部と、樹脂部の底面に設けられたベースフィルム部とを有する樹脂版に対して露光を行う露光工程で、樹脂版のベースフィルム部側とは反対側である表側の面にマスク部材を設けて紫外線により露光する表側露光工程で、その上面が印刷面を形成する凸状部を形成するための表側露光工程と、該樹脂版の裏側の面にマスク部材を設けて紫外線により露光する裏側露光工程で、ベースフィルム部の上面の領域の一部に形成され、該凸状部を上側に支持するベース部で、ベースフィルム部の上面の領域におけるベース部が設けられた領域以外の領域が露出するようにベース部を形成するための裏側露光工程と、を有する露光工程と、露光工程の後に、樹脂版を現像して、樹脂部において紫外線が照射されていない部分を除去する現像工程と、を有することを特徴とする。
この第7の製造方法により製造されたフレキソ印刷用刷版においては、ベースフィルム部の上面の全体にベース部が設けられておらず、ベース部は、ベースフィルム部の上面の領域の一部に形成されたベース部で、ベースフィルム部の上面の領域におけるベース部が設けられた領域以外の領域が露出するように形成されているので、印刷時に印圧を大きくしても、樹脂部の周囲のベースフィルム部の上面の高さが樹脂部の凸状部の印刷面よりも離れた位置にあるので、ベースフィルム部が被印刷物(段ボール)に接触する危険を小さくすることができ、よって、印刷かすれを防止するために印圧を強くしても、印刷汚れを生じることがない。
また、第8には、上記第7の構成において、上記露光工程において、上記表側露光工程の後に上記裏側露光工程を行なうことを特徴とする。このようにすることにより、露光をすると樹脂層が変色することから、裏側露光工程に際して、表側の露光領域に基づいて露光領域を確認しやすいという効果がある。
また、第9には、フレキソ印刷用刷版の製造方法であって、樹脂により形成された樹脂部と、樹脂部の底面に設けられたベースフィルム部とを有する樹脂版に対して露光を行う露光工程で、樹脂版のベースフィルム部側とは反対側である表側の面にマスク部材を設けて紫外線により露光する表側露光工程で、その上面が印刷面を形成する凸状部を形成するための表側露光工程と、樹脂版の裏側の面にマスク部材を設けて紫外線により露光する第1裏側露光工程で、底面視におけるベースフィルム部の領域の一部に形成され、該凸状部を上側に支持するベース部を形成するための第1裏側露光工程と、樹脂版の裏側の面の全体に紫外線を照射して露光する第2裏側工程で、ベースフィルム部の上面の全体の領域に形成され、少なくとも樹脂部の厚みの2分の1の厚み未満の厚みに形成された全体形成部を形成するための第2裏側露光工程と、を有し、該ベース部を、全体形成部の上面の領域におけるベース部が設けられた領域以外の領域が露出するように形成する露光工程と、露光工程の後に、樹脂版を現像して、樹脂部において紫外線が照射されていない部分を除去する現像工程と、を有することを特徴とする。
この第9の製造方法により製造されたフレキソ印刷用刷版においては、ベースフィルムの上面の全体に全体形成部が設けられているが、樹脂部の厚みの2分の1の厚み未満の厚みに形成され、また、ベース部は、全体形成部の上面の領域の一部に形成され、全体形成部の上面の領域におけるベース部が設けられた領域以外の領域が露出するように形成されているので、印刷時に印圧を大きくしても、全体形成部の上面の高さが凸状部の印刷面よりも離れた位置にあるので、全体形成部が被印刷物(段ボール)に接触する危険を小さくすることができ、よって、印刷かすれを防止するために印圧を強くしても、印刷汚れを生じることがない。また、全体形成部が設けられているので、印刷時における凸状部の横方向へのぶれが少なく、安定した印刷を行うことができ、鮮明な画像を表現することが可能となる。
また、第10には、上記第9の構成において、上記露光工程において、表側露光工程を第1裏側露光工程よりも前に行うことを特徴とする。このようにすることにより、露光をすると樹脂層が変色することから、第1裏側露光工程に際して、表側の露光領域に基づいて露光領域を確認しやすいという効果がある。
また、第11には、上記第9又は第10の構成において、上記露光工程において、表側露光工程の後に第1裏側露光工程を行い、第1裏側露光工程の後に第2裏側露光工程を行うことを特徴とする。このようにすることにより、露光をすると樹脂層が変色することから、第1裏側露光工程に際して、表側の露光領域に基づいて露光領域を確認しやすいという効果がある。また、第2裏側露光工程において全体領域を露光するよりも前に第1裏側露光工程を行うので、第1裏側露光工程に際して、露光領域を確認しやすいという効果がある。
また、第12には、上記第7から第11までのいずれかの構成において、上記樹脂版が、表側の面にレーザー受光層を有するデジタルプレートであり、上記表側露光工程においては、レーザー受光層にレーザーを照射してマスク状に形成することによりマスク部材を設け、露光を行うことを特徴とする。このように樹脂版がデジタルプレートの場合でも、同様の作用、効果を得ることができる。
また、第13には、上記第7から第12までのいずれかの構成において、樹脂部におけるベース部の外周の少なくとも一部を凸状部の外周に沿って形成することを特徴とする。これにより、ベース部を凸状部の印刷面を支持するためになるべく必要最低限の領域とできるので、ベース部による印刷汚れを防ぐことができる。
また、第14には、上記第7から第13までのいずれかの構成において、凸状部の厚みをベース部の厚みよりも小さく形成することを特徴とする。これにより、印刷時の凸状部の横方向へのぶれを少なくして、微細な画像を表現することが可能となる。
本発明に基づくフレキソ印刷用刷版及びその製造方法によれば、印刷時に印圧を大きくしても、樹脂部の周囲のベースフィルム部(又は全体形成部)の上面の高さが樹脂部の凸状部の印刷面よりも離れた位置にあるので、ベースフィルム部(又は全体形成部)が被印刷物(段ボール)に接触する危険を小さくすることができ、よって、印刷かすれを防止するために印圧を強くしても、印刷汚れを生じることがない。
本発明においては、フレキソ印刷用の刷版において、印刷かすれを防止するために印圧を強くしても、印刷汚れを生じることがない刷版とその製造方法を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本発明の実施例1に基づくフレキソ印刷用刷版5は、図1、図2に示すように、ベースフィルム10と、樹脂部20とを有している。このベースフィルム(ベースフィルム部)10は、透明でシート状のフィルム部材により形成されている。
また、樹脂部20は、樹脂により形成されていて、ベース部22と凸状部24とを有し、ベース部22は、ベースフィルム10の上面に設けられ、裏側からの露光により形成された部分であり、印刷面を含む領域に形成されていて、少なくとも凸状部24の下側には、ベース部22が形成されている。このベース部22は、ベースフィルム10の上面の全面には形成されておらず、ベース部22の周囲には、ベースフィルム10が露出している。つまり、ベース部22は、ベースフィルム10の上面の領域におけるベース部22が設けられた領域以外の領域が露出するように形成されている。
また、凸状部24は、ベース部22の上面に設けられ、ベース部22から突出して形成されている。この凸状部24は、表側からの露光により形成された部分であり、この凸状部24の上面が、印刷時の印刷面となる。この凸状部24の厚みは、ベース部22の厚みと略同一(同一としてもよい)となっている。
この刷版5においては、従来のように、ベースフィルム10の上面の全体に亘って樹脂部は設けられておらず、ベース部22は、ベースフィルム10の上面の領域の一部で、凸状部24の領域を含む領域のみに形成されていて、樹脂部20におけるベース部22の外周の少なくとも一部は、印刷面を形成する凸状部24の外周に沿って形成されている。つまり、図1の例では、樹脂部20は、「ONE」の印刷面を形成するが、「ONE」というひとまとまりの印刷面を形成する凸状部24を支持するために必要最低限の領域にベース部22が形成されているといえる。
上記構成の刷版5の製造方法について、図3、図4等を使用して説明する。すなわち、まず、樹脂版(「樹脂板」としてもよい。他においても同じ)5’を準備する(図4のW1)。この樹脂版5’は、樹脂により板状に形成された樹脂部20と、樹脂部20の底面の全体に形成されたベースフィルム10とを有し、刷版5を作成するための素材となるものである。つまり、樹脂版5’の底面には、もともとベースフィルム10が固着して設けられている。また、厳密には、樹脂版5’の上面の全体にわたって、スリップコート(図示せず)が設けられている。
次に、樹脂版5’の表側の面、すなわち、樹脂部20の上面にネガフィルム(マスク部材)N1を密着させて、樹脂版5’の表側から紫外線を照射して露光する(図3のステップS11、図4のW2、表側露光工程)。このネガフィルムN1は、凸状部24を形成する領域に紫外線が透過するように形成されたものであり、このネガフィルムN1を用いて露光することにより、樹脂部20の表側において、紫外線が透過した部分が硬化する。なお、硬化する厚みは、露光する光量や時間に依存するが、凸状部24の厚み分だけ硬化するように光量や時間を調整する。
次に、樹脂版5’の裏側の面(ベースフィルム10側の面)、すなわち、ベースフィルム10の底面にネガフィルム(マスク部材)N2を密着させて、樹脂版5’の裏側から紫外線を照射して露光する(図3のステップS12、図4のW3、裏側露光工程)。このネガフィルムN2は、ベース部22を形成する領域に紫外線が透過するように形成されたものであり、このネガフィルムN2を用いて露光することにより、樹脂部20の裏側において、紫外線が透過した部分が硬化する。なお、硬化する厚みは、露光する光量や時間に依存するが、ベース部22の厚み分だけ硬化するように光量や時間を調整する。
なお、上記のネガフィルムN1、N2は、イメージセッタにより作成したものでもよく、また、感熱方式により作成したものでもよく、さらには、インクジェットにより作成したものでもよい。
次に、洗い出し機により現像を行なう(図3のステップS13、図4のW4、現像工程)。これにより、紫外線が照射されなかった部分が除去されて、ベース部22と凸状部24とからなる樹脂部20が形成される。
その後、刷版を乾燥させて(図3のステップS14)表面の汚れを取り、その後、UVAランプ、UVCランプを照射して最終露光を行い(図3のステップS15)、樹脂部20の強度を増すとともに、樹脂部20の表面の粘り気を除去する。
以上のようにして、刷版5が形成される。上記の刷版の製造方法によれば、樹脂版5’の裏側の面を露光する際にもネガフィルムを用いて露光するので、紫外線を透過しない領域の樹脂部は除去されて、完成した刷版5における樹脂部20の周囲には、ベースフィルム10の上面が露出している状態となる。
形成された刷版5は、図5に示すように、両端に印刷シリンダに掛止するためのバー40が設けられたフィルム部材30に接着して(例えば、両面接着テープにより接着する)、印刷シートSを形成し、この印刷シートSを印刷シリンダに形成して使用する。
上記の刷版5においては、ベースフィルム10の上面の全体にベース部が設けられておらず、ベース部22は、ベースフィルム10の上面の領域の一部で、凸状部24の領域を含む領域のみに形成されているので、印刷時に印圧を大きくしても、樹脂部20の周囲のベースフィルム10の上面の高さが樹脂部20の凸状部24の印刷面よりも離れた位置にあるので、ベースフィルム10が被印刷物(段ボール)に接触する危険を小さくすることができ、よって、印刷かすれを防止するために印圧を強くしても、印刷汚れを生じることがない。また、印圧を強くしても印刷汚れを生じることがないので、印刷時のインキの量を増やす必要がなく、インキの量を増やすことによるマージナルゾーンの増加(インキがにじんで輪郭が大きくなる現象)を防止することができる。
なお、上記の説明においては、上記の構成の樹脂版5’を用いるものとして説明したが、樹脂版5’の代わりに、ネガレス方式のデジタルプレート(「デジタルフレキソプレート」としてもよい)を用いてもよい。このデジタルプレートは、樹脂版5’と略同様の構成であるが、裏側の面にベースフィルムが設けられているとともに、表側の面にブラックレイヤー(レーザー受光層)が設けられていて、表側の面の露光に際しては、レーザー照射装置を用いてブラックレイヤーをマスク状に形成し、その後、表側の面に紫外線を照射して露光を行うのである。つまり、マスク状に形成されたブラックレイヤーが、上記のネガフィルムN1の代わりとなり、マスク部材として機能する。
また、上記の説明においては、表側の部分露光(S11、W2)の後に裏側の部分露光(S12、W3)を行うとして説明したが、順序を逆として、裏側の部分露光の後に表側の部分露光を行うものとしてもよい。また、表側の部分露光と裏側の部分露光を同時に行ってもよい。ただし、表側の部分露光を裏側の部分露光よりも前に行った方が、露光をすると樹脂層が変色することから、裏側の部分露光に際して表側の露光領域に基づいて露光領域を確認しやすいというメリットがある。
なお、上記の説明においては、ベース部22の厚みと凸状部24の厚みを略同一であるとして説明したが、実施例1の変形例として、図6に示すように、凸状部24の厚みをベース部22の厚みよりも薄くすることにより、微細な画像を表現することが可能となる。すなわち、図6に示す刷版105は、上記刷版5と同様の構成であるが、凸状部24の厚みαがベース部22の厚みβよりも小さく形成されていて、凸状部24の厚みが小さいため、印刷時の凸状部24の横方向へのぶれが少なく、微細な画像を表現することが可能となる。
上記のように、凸状部24の厚みをベース部22の厚みよりも小さくするには、樹脂版の裏側から露光する時間を表側から露光する時間よりも長くすることにより、裏側からの露光の際の硬化する幅を大きくすればよい。
次に、実施例2について説明する。実施例2の刷版は、上記実施例1の刷版と略同様の構成であるが、ネガフィルムを用いて裏側から露光する前に樹脂版の裏側から樹脂版全体を露光させる点が異なる。
すなわち、本発明の実施例2に基づくフレキソ印刷用刷版205は、図7、図8に示すように、ベースフィルム(ベースフィルム部)210と、樹脂部220とを有している。このベースフィルム210は、透明でシート状のフィルム部材により形成されている。
また、樹脂部220は、樹脂により形成されていて、第1ベース部(全体形成部)222と、第2ベース部(ベース部)224と、凸状部226とを有し、第1ベース部222は、ベースフィルム210の上面の全体に設けられていて、裏側からの全体露光により形成された部分である。また、第2ベース部224は、第1ベース部222の上面に突出して形成されており、印刷面を含む領域に形成されていて、少なくとも凸状部226の下側には、第2ベース部224が形成されている。この第2ベース部224は、裏側からネガフィルムを用いて露光することにより形成されたものであり、この第2ベース部224は、第1ベース部222の上面の全面には形成されておらず、第2ベース部224の周囲には、第1ベース部222が露出している。
また、凸状部226は、第2ベース部224の上面に設けられ、第2ベース部224から突出して形成されている。この凸状部226は、表側からの露光により形成された部分であり、この凸状部226の上面が、印刷時の印刷面となる。
この第1ベース部222の厚みと、第2ベース部224の厚みと、凸状部226の厚みは、略同一(同一としてもよい)に形成されていて、特に、第1ベース部222は、従来における刷版のベース部の厚みよりも薄く形成されており、例えば、第1ベース部222は、樹脂部220の厚みの2分の1未満の厚さに形成されている。なお、第1ベース部222と、第2ベース部224と、凸状部226とは、略同一の厚みに形成されているとしたが、これには限られない。
この刷版205においては、上記実施例1の刷版5の構成と比べて、ベースフィルムの上面の全体に形成されたベース部が設けられている点が異なり、第2ベース部224は、第1ベース部222の上面の領域の一部で、凸状部226の領域を含む領域のみに形成されていて、樹脂部220における第2ベース部224の外周の少なくとも一部は、印刷面を形成する凸状部226の外周に沿って形成されている。つまり、図7の例では、樹脂部220は、「ONE」の印刷面を形成するが、「ONE」というひとまとまりの印刷面を形成する凸状部226を支持するために必要最低限の領域に第2ベース部224が形成されているといえる。
上記構成の刷版205の製造方法について、図9、図10等を使用して説明する。すなわち、まず、樹脂版(「樹脂板」としてもよい)205’を準備する(図10のW11)。この樹脂版205’は、実施例1における樹脂版5’と同様の構成であり、樹脂により形成された樹脂部220と、樹脂部220の底面の全体に形成されたベースフィルム210とを有するものである。つまり、樹脂版205’の底面には、もともとベースフィルム210が固着して設けられている。また、厳密には、樹脂版205’の上面の全体にわたって、スリップコート(図示せず)が設けられている。
次に、樹脂版205’の表側の面、樹脂部220の上面にネガフィルム(マスク部材)N1を密着させて、樹脂版205’の表側から紫外線を照射して露光する(図9のステップS21、図10のW12、表側露光工程)。このネガフィルムN1は、凸状部226を形成する領域に紫外線が透過するように形成されたものであり、このネガフィルムN1を用いて露光することにより、樹脂部220の表側において、紫外線が透過した部分が硬化する。なお、硬化する厚みは、露光する光量や時間に依存するが、凸状部226の厚み分だけ硬化するように光量や時間を調整する。
次に、樹脂版205’の裏側の面(ベースフィルム210側の面)、すなわち、ベースフィルム210の底面にネガフィルム(マスク部材)N2を密着させて、樹脂版205’の裏側から紫外線を照射して露光する(図9のステップS22、図10のW13、第1裏側露光工程)。このネガフィルムN2は、第2ベース部224を形成する領域に紫外線が透過するように形成されたものであり、このネガフィルムN2を用いて露光することにより、樹脂部220の裏側において、紫外線が透過した部分が硬化する。なお、硬化する厚みは、露光する光量や時間に依存するが、第2ベース部224の厚み分についても硬化するように光量や時間を調整する。
次に、樹脂版205’の裏側の面(ベースフィルム210側の面)から樹脂版205’の裏面の全体に紫外線を照射して露光する(図9のステップS23、図10のW14、第2裏側露光工程)。これにより、樹脂部220における底面から一定の厚みの部分が硬化する。この樹脂部220の底面から一定の厚みの部分が樹脂部220における第1ベース部222となる。なお、硬化する厚みは、露光する時間に依存することになる。
なお、上記のネガフィルムN1、N2は、イメージセッタにより作成したものでもよく、また、感熱方式により作成したものでもよく、さらには、インクジェットにより作成したものでもよい。
次に、洗い出し機により現像を行なう(図9のステップS24、図10のW15、現像工程)。これにより、紫外線が照射されなかった部分が除去されて、第1ベース部222と第2ベース部224と凸状部226とからなる樹脂部220が形成される。
その後、刷版を乾燥させて(図9のステップS25)表面の汚れを取り、その後、UVAランプ、UVCランプを照射して最終露光を行い(図9のステップS26)、樹脂部220の強度を増すとともに、樹脂部220の表面の粘り気を除去する。
以上のようにして、刷版205が形成される。形成された刷版205は、実施例1と同様に、両端に印刷シリンダに掛止するためのバーが設けられたフィルム部材に接着して(例えば、両面接着テープにより接着する)、印刷シートを形成し、この印刷シートを印刷シリンダに形成して使用する。
上記の刷版205においては、ベースフィルム210の上面の全体に第1ベース部222が設けられているが、従来の刷版305におけるベース部322に比べて薄く形成され、例えば、樹脂部220の厚みの2分の1未満の厚さに形成されていて、また、第2ベース部224は、第1ベース部222の上面の領域の一部で、凸状部226の領域を含む領域のみに形成されているので、印刷時に印圧を大きくしても、第1ベース部222の上面の高さが凸状部226の印刷面よりも離れた位置にあるので、第1ベース部222が被印刷物(段ボール)に接触する危険を小さくすることができ、よって、印刷かすれを防止するために印圧を強くしても、印刷汚れを生じることがない。また、印圧を強くしても印刷汚れを生じることがないので、印刷時のインキの量を増やす必要がなく、インキの量を増やすことによるマージナルゾーンの増加(インキがにじんで輪郭が大きくなる現象)を防止することができる。
また、実施例2の刷版205においては、第1ベース部222が設けられているので、印刷時における凸状部226の横方向へのぶれが少なく、安定した印刷を行うことができ、鮮明な画像を表現することが可能となる。
なお、上記の説明においては、上記の構成の樹脂版205’を用いるものとして説明したが、樹脂版205’の代わりに、ネガレス方式のデジタルプレート(「デジタルフレキソプレート」としてもよい)を用いてもよい。このデジタルプレートは、裏側の面にベースフィルムが設けられているとともに、表側の面にブラックレイヤー(レーザー受光層)が設けられていて、表側の面の露光に際しては、レーザー照射装置を用いてブラックレイヤーをマスク状に形成し、その後、表側の面に紫外線を照射して露光を行うのである。つまり、マスク状に形成されたブラックレイヤーが、上記のネガフィルムN1の代わりとなり、マスク部材として機能する。
また、上記の説明においては、表側の部分露光(S21、W12)→裏側の部分露光(S22、W13)→裏側の全体露光(S23、W14)を行うとして説明したが、各露光の順序は任意としてもよい。ただし、表側の部分露光を裏側の部分露光よりも前に行った方が、露光をすると樹脂層が変色することから、裏側の部分露光に際して表側の露光領域に基づいて露光領域を確認しやすいというメリットがある。従って、上記例の他には、裏側の全体露光→表側の部分露光→裏側の部分露光の順序とするか、あるいは、表側の部分露光→裏側の全体露光→裏側の部分露光の順序とするのが好ましいといえる。なお、表側の部分露光→裏側の部分露光→裏側の全体露光とした方が、裏側の全体露光よりも前に裏側の部分露光を行うので、裏側の部分露光に際して、露光領域を確認しやすいという効果がある。つまり、裏側の部分露光の前に裏側の全体露光を行うと、裏側の全体が変色してしまっているので、表側の露光領域を確認しにくいという問題があるが、裏側の全体露光よりも前に裏側の部分露光を行うので、裏側の部分露光に際して、露光領域を確認しやすい。また、表側の部分露光と裏側の部分露光とを同時に行ってもよい。
なお、上記の実施例1の変形例と同様に、凸状部226の厚みを第2ベース部224の厚みよりも薄くすることにより、微細な画像を表現することが可能となる。
なお、上記の各実施例において、ネガフィルムを用いて露光するものとして説明したが、ポジタイプのフィルムにより露光してベース部や凸状部を形成する方法も考えられる。
本発明の実施例1に基づくフレキソ印刷用刷版の構成を示す斜視図である。 本発明の実施例1に基づくフレキソ印刷用刷版の構成を示す断面図であり、図1におけるA−A断面図である。 本発明の実施例1に基づくフレキソ印刷用刷版の製造工程を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に基づくフレキソ印刷用刷版の製造工程を示す断面図である。 本発明の実施例1に基づくフレキソ印刷用刷版の使用状態を示す斜視図である。 実施例1の変形例に基づくフレキソ印刷用刷版の構成を示す断面図である。 本発明の実施例2に基づくフレキソ印刷用刷版の構成を示す斜視図である。 本発明の実施例2に基づくフレキソ印刷用刷版の構成を示す断面図であり、図7におけるB−B断面図である。 本発明の実施例2に基づくフレキソ印刷用刷版の製造工程を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に基づくフレキソ印刷用刷版の製造工程を示す断面図である。 従来におけるフレキソ印刷用刷版の製造工程を示すフローチャートである。 従来におけるフレキソ印刷用刷版の製造工程を示す断面図である。 従来におけるフレキソ印刷用刷版の使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
5、105、205、305 フレキソ印刷用刷版
10、210、310 ベースフィルム
20、220、320 樹脂部
22、322 ベース部
222 第1ベース部
224 第2ベース部
24、226、324 凸状部
30 フィルム部材
40 バー
S 印刷シート

Claims (14)

  1. フレキソ印刷用刷版であって、
    フィルム部材により形成されたベースフィルム部と、
    ベースフィルム部の上面に設けられた樹脂部で、
    ベースフィルム部の上面の領域の一部に形成されたベース部で、ベースフィルム部の上面の領域におけるベース部が設けられた領域以外の領域が露出するように形成されたベース部で、ベースフィルム部側である裏側からの露光に基づき形成されたベース部と、
    ベース部の上面に形成され、その上面が印刷面を形成する凸状部と、を有する樹脂部と、
    を有することを特徴とするフレキソ印刷用刷版。
  2. フレキソ印刷用刷版であって、
    フィルム部材により形成されたベースフィルム部と、
    ベースフィルム部の上面に設けられた樹脂部で、
    ベースフィルム部の上面の全体の領域に形成され、少なくとも樹脂部の厚みの2分の1の厚み未満の厚みに形成された全体形成部で、ベースフィルム部側である裏側からの露光に基づき形成された全体形成部と、
    全体形成部の上面の領域の一部に形成されたベース部で、全体形成部の上面の領域におけるベース部が設けられた領域以外の領域が露出するように形成されたベース部で、ベースフィルム部側である裏側からの露光に基づき形成されたベース部と、
    ベース部の上面に形成され、その上面が印刷面を形成する凸状部と、を有する樹脂部と、
    を有することを特徴とするフレキソ印刷用刷版。
  3. 上記ベース部と上記凸状部とは、ネガフィルムを用いた露光に基づき形成されたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のフレキソ印刷用刷版。
  4. フレキソ印刷用刷版が、レーザー受光層を有するデジタルプレートを用いたものであり、上記ベース部は、ネガフィルムを用いた露光に基づき形成されたものであり、上記凸状部は、レーザー照射によりレーザー受光層をマスク状に形成した後に露光することにより形成されたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のフレキソ印刷用刷版。
  5. 樹脂部におけるベース部の外周の少なくとも一部は、凸状部の外周に沿って形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載のフレキソ印刷用刷版。
  6. 凸状部の厚みが、ベース部の厚みよりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5に記載のフレキソ印刷用刷版。
  7. フレキソ印刷用刷版の製造方法であって、
    樹脂により形成された樹脂部と、樹脂部の底面に設けられたベースフィルム部とを有する樹脂版に対して露光を行う露光工程で、
    樹脂版のベースフィルム部側とは反対側である表側の面にマスク部材を設けて紫外線により露光する表側露光工程で、その上面が印刷面を形成する凸状部を形成するための表側露光工程と、
    該樹脂版の裏側の面にマスク部材を設けて紫外線により露光する裏側露光工程で、ベースフィルム部の上面の領域の一部に形成され、該凸状部を上側に支持するベース部で、ベースフィルム部の上面の領域におけるベース部が設けられた領域以外の領域が露出するようにベース部を形成するための裏側露光工程と、を有する露光工程と、
    露光工程の後に、樹脂版を現像して、樹脂部において紫外線が照射されていない部分を除去する現像工程と、
    を有することを特徴とするフレキソ印刷用刷版の製造方法。
  8. 上記露光工程において、上記表側露光工程の後に上記裏側露光工程を行なうことを特徴とする請求項7に記載のフレキソ印刷用刷版の製造方法。
  9. フレキソ印刷用刷版の製造方法であって、
    樹脂により形成された樹脂部と、樹脂部の底面に設けられたベースフィルム部とを有する樹脂版に対して露光を行う露光工程で、
    樹脂版のベースフィルム部側とは反対側である表側の面にマスク部材を設けて紫外線により露光する表側露光工程で、その上面が印刷面を形成する凸状部を形成するための表側露光工程と、
    樹脂版の裏側の面にマスク部材を設けて紫外線により露光する第1裏側露光工程で、底面視におけるベースフィルム部の領域の一部に形成され、該凸状部を上側に支持するベース部を形成するための第1裏側露光工程と、
    樹脂版の裏側の面の全体に紫外線を照射して露光する第2裏側工程で、ベースフィルム部の上面の全体の領域に形成され、少なくとも樹脂部の厚みの2分の1の厚み未満の厚みに形成された全体形成部を形成するための第2裏側露光工程と、を有し、該ベース部を、全体形成部の上面の領域におけるベース部が設けられた領域以外の領域が露出するように形成する露光工程と、
    露光工程の後に、樹脂版を現像して、樹脂部において紫外線が照射されていない部分を除去する現像工程と、
    を有することを特徴とするフレキソ印刷用刷版の製造方法。
  10. 上記露光工程において、表側露光工程を第1裏側露光工程よりも前に行うことを特徴とする請求項9に記載のフレキソ印刷用刷版の製造方法。
  11. 上記露光工程において、表側露光工程の後に第1裏側露光工程を行い、第1裏側露光工程の後に第2裏側露光工程を行うことを特徴とする請求項9又は10に記載のフレキソ印刷用刷版の製造方法。
  12. 上記樹脂版が、表側の面にレーザー受光層を有するデジタルプレートであり、上記表側露光工程においては、レーザー受光層にレーザーを照射してマスク状に形成することによりマスク部材を設け、露光を行うことを特徴とする請求項7又は8又は9又は10又は11に記載のフレキソ印刷用刷版の製造方法。
  13. 樹脂部におけるベース部の外周の少なくとも一部を凸状部の外周に沿って形成することを特徴とする請求項7又は8又は9又は10又は11又は12に記載のフレキソ印刷用刷版の製造方法。
  14. 凸状部の厚みをベース部の厚みよりも小さく形成することを特徴とする請求項7又は8又は9又は10又は11又は12又は13に記載のフレキソ印刷用刷版の製造方法。
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