JP2008105145A - 切削工具 - Google Patents

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Mitsuhiro Omi
満宏 大見
Yasuo Imai
康夫 今井
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Abstract

【解決手段】シャンク1に対しドリル本体2の基端部3を経て連続するドリル本体2の主体部4を備えている。ドリル本体2の主体部4の先端部でドリル本体2の回転中心線2aの外周に、切刃を有する複数の切削端面6と、各切削端面6に隣接して開放した複数の切屑排出溝としての主溝7とをドリル本体2の回転方向へ交互に並べている。切削端面6の外周には切削油を主体部の先端部へ導くための複数の副溝10を設けている。主溝7と副溝10とはそれぞれドリル本体2の先端部側から基端部3側へ延設されている。ドリル本体2の主体部4では、外周円により囲まれる主溝7の断面積が先端部側から基端部3側へ向かうに従い漸増するとともに、外周円により囲まれる副溝10の断面積が先端部側から基端部3側へ向かうに従い漸減する。
【効果】切削工具の切屑排出機能を高めることができるばかりでなく、切削工具の強度の低下を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は例えばドリルやリーマなどの切削工具に関するものである。
従来のドリルにおいては、シャンクに対し工具本体の基端部を経て連続する工具本体の主体部を備え、この工具本体の主体部の先端部で工具本体の回転中心線の外周に、切刃を有する複数の切削端面と、この各切削端面に隣接して開放した複数の切屑排出溝としての主溝とを工具本体の回転方向へ交互に並べている。この各切削端面の外周には切削油を主体部の先端部へ導くための副溝を設けている。この主溝と副溝とはそれぞれ工具本体の先端部側から基端部側へ延設されている。
例えば、このような切削工具において、工具本体の主体部で、外周円により囲まれる主溝の断面積を先端部側から基端部側へ向かうに従い漸増させれば、切屑排出機能を高めることができる。しかし、逆にドリルの強度を弱めるおそれがある。
この発明は、主溝の断面積を先端部側から基端部側へ向かうに従い漸増させて切削工具の切屑排出機能を高めても切削工具の強度の低下を抑制することを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜5)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明にかかる切削工具は、下記のように構成されている。
シャンク1に対し工具本体2の基端部3を経て連続する工具本体2の主体部4を備えている。この工具本体2の主体部4の先端部で工具本体2の回転中心線2aの外周に、切刃9を有する複数の切削端面6と、この各切削端面6に隣接して開放した複数の切屑排出溝としての主溝7とを工具本体2の回転方向Xへ交互に並べている。この切削端面6の外周には切削油を主体部の先端部へ導くための副溝10を設けている。この主溝7と副溝10とはそれぞれ工具本体2の先端部側から基端部3側へ延設されている。工具本体2の主体部4では、外周円16により囲まれる主溝7の断面積が先端部側から基端部3側へ向かうに従い漸増するとともに、外周円16により囲まれる副溝10の断面積が先端部側から基端部3側へ向かうに従い漸減する。ここに、漸増や漸減とは、段階的に変化する場合も含む広義に解釈する。
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明において、前記副溝10は各切削端面6の外周で回転方向Xへ複数並設されている。
請求項1または請求項2の発明を前提とする請求項3の発明において、前記工具本体2の主体部4を回転中心線2aに対し直交する面で切断した切断面12,13,14において主溝7の断面積は副溝10の断面積よりも大きく設定されている。
請求項3の発明を前提とする請求項4の発明にかかる切断面12,13,14において主溝7は、回転中心線2a側の底部15(15a,15b,15c)から外周円16側へ次第に広がるように延びて所定円周角度αをなす相対向側面17(17a,17b,17c),18を有し、この相対向側面17(17a,17b,17c),18間の外周円16の円弧長さL12,L13,L14は、先端部側から基端部3側へ向かうに従い漸増する。
請求項3または請求項4の発明を前提とする請求項5の発明にかかる切断面12,13,14において副溝10は、回転中心線2a側の底部19(19a,19b,19c)から外周円16側へ次第に広がるように延びて所定円周角度βをなす相対向側面20(20a,20b,20c),21を有し、この相対向側面20(20a,20b,20c),21間の外周円16の円弧長さM12,M13,M14は、先端部側から基端部3側へ向かうに従い漸減する。
請求項4または請求項5の発明を前提とする請求項6の発明において、前記相対向側面17(17a,17b,17c),18、20(20a,20b,20c),21間の所定円周角度α,βは、先端部側から基端部3側にわたり同一に設定されている。
本発明は、切削工具の切屑排出機能を高めることができるばかりでなく、切削工具の強度の低下を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかるドリルについて図面を参照して説明する。
図1(a)(b)及び図2に示すように、このドリルにおいては、シャンク1に対し工具本体としてのドリル本体2の基端部3を経て連続するドリル本体2の主体部4を備えている。このドリル本体2の主体部4の先端部で、ドリル本体2の回転中心線2a上にチゼル5が形成され、そのチゼル5の外周には切削端面としての複数(二個)の逃げ面6と、切屑排出溝としての複数(二個)の主溝7とが交互にドリル本体2の回転方向Xへ並設されている。この両逃げ面6は、互いに所定の先端切刃角θをなし、回転方向Xの両側の端縁8a,8bのうち一方の端縁8a側に切刃9を有している。この両主溝7は、両逃げ面6に隣接してそれらの端縁8a,8b間で開放されている。この両逃げ面6の外周にはそれぞれ切削油を主体部4の先端部へ導くための複数(二個)の副溝10がドリル本体2の回転方向Xへ並設されている。この両主溝7にはシンニング11の延長部11aが両逃げ面6の両端縁8a,8bのうち切刃9を有していない端縁8bに沿って形成されている。ちなみに、この両主溝7は回転中心線2aを中心とする180度の点対称に形成されているとともに、この両副溝10を有する両逃げ面6は回転中心線2aを中心とする180度の点対称に形成されている。
前記両主溝7と各副溝10とはそれぞれドリル本体2の先端部側から基端部3側へドリル本体2の回転中心線2aに沿って直線的に前記シャンク1まで延設されている。このドリル本体2の主体部4では、回転中心線2aに対し直交する面で切断した切断面(例えば図3に示す切断面12や図4に示す切断面13や図5に示す切断面14)において、両主溝7は、回転中心線2a側の底部15(15a,15b,15c)から外周円16側へ次第に広がるように延びて全切断面で同一の所定円周角度αをなす平面状の相対向側面17(17a,17b,17c),18を有している。また、この各切断面(例えば図3に示す切断面12や図4に示す切断面13や図5に示す切断面14)において、各副溝10は、回転中心線2a側の底部19(19a,19b,19c)から外周円16側へ次第に広がるように延びて全切断面で同一の所定円周角度βをなす平面状の相対向側面20(20a,20b,20c),21を有している。この両主溝7において回転中心線2aから底部15(15a,15b,15c)までの半径は、この各副溝10において回転中心線2aから底部19(19a,19b,19c)までの半径よりも大きくなっている。
前記両主溝7の相対向側面17(17a,17b,17c),18のうち、一方の側面18は回転中心線2aを含む平面に対し平行になっているが、この相対向側面17(17a,17b,17c),18間の外周円16の円弧長さL12,L13,L14はドリル本体2の先端部側から基端部3側へ向かうに従い漸増(L12<L13<L14)するため、他方の側面17(17a,17b,17c)は図1(b)に示すように回転中心線2aを含む平面に対し傾斜している。従って、前記ドリル本体2の主体部4では、各切断面(例えば図3に示す切断面12や図4に示す切断面13や図5に示す切断面14)において、外周円16により囲まれる主溝7の断面積がドリル本体2の先端部側から基端部3側へ向かうに従い漸増している。
また、前記両副溝10の相対向側面20(20a,20b,20c),21のうち、一方の側面20は回転中心線2aを含む平面に対し平行になっているが、この相対向側面20(20a,20b,20c),21間の外周円16の円弧長さM12,M13,M14はドリル本体2の先端部側から基端部3側へ向かうに従い漸減(M12>M13>M14)するため、他方の側面20(20a,20b,20c)は図1(b)に示すように回転中心線2aを含む平面に対し傾斜している。従って、前記ドリル本体2の主体部4では、各切断面(例えば図3に示す切断面12や図4に示す切断面13や図5に示す切断面14)において、外周円16により囲まれる副溝10の断面積がドリル本体2の先端部側から基端部3側へ向かうに従い漸減している。前記両主溝7の断面積はこの各副溝10の断面積よりも大きく設定されている。
本実施形態は下記の効果を有する。
* ドリル本体2の主体部4において両主溝7の断面積をドリル本体2の先端部側から基端部3側へ向かうに従い漸増させたので、ドリルの切屑排出機能を高めることができる。
* ドリル本体2の主体部4において両主溝7以外に各副溝10を設けたので、切削油を主体部4の先端部へ導くための機能を高めることができる。
* ドリル本体2の主体部4において各副溝10の断面積をドリル本体2の先端部側から基端部3側へ向かうに従い漸減させたので、各切断面12,13,14において両主溝7及び各副溝10の断面積を除く断面積の減少を防いで、両主溝7の断面積漸増に伴うドリルの強度の低下を抑制することができる。
* ドリル本体2の主体部4において両主溝7の相対向側面17(17a,17b,17c),18のうち片側の側面17(17a,17b,17c)を回転中心線2aを含む平面に対し傾斜させるだけで、両主溝7の断面積を簡単に漸増させることができる。
* ドリル本体2の主体部4において各副溝10の相対向側面20(20a,20b,20c),21のうち片側の側面20(20a,20b,20c)を回転中心線2aを含む平面に対し傾斜させるだけで、各副溝10の断面積を簡単に漸減させることができる。
前記実施形態以外にも下記のように構成してもよい。
・ 両主溝7及び各副溝10をそれぞれドリル本体2の先端部側から基端部3まで所定のねじれ角で延設したツイストドリルに応用することができる。
・ 主溝7の数や副溝10の数を変更する。
・ 切削工具としてはドリルばかりでなくリーマに応用することができる。
(a)は本実施形態にかかるドリルを示す正面図であり、(b)は同じく一部切欠き拡大正面図である。 このドリルの先端部を示す拡大平面図である。 図1(a)のA−A線拡大断面図である。 図1(a)のB−B線拡大断面図である。 図1(a)のC−C線拡大断面図である。
符号の説明
1…シャンク、2…工具本体としてのドリル本体、2a…ドリル本体の回転中心線、3…ドリル本体の基端部、4…ドリル本体の主体部、6…切削端面としての逃げ面、7…主溝、9…切刃、10…副溝、12,13,14…切断面、15(15a,15b,15c)…主溝の底部、16…外周円、17(17a,17b,17c),18…主溝の相対向側面、19(19a,19b,19c)…副溝の底部、20(20a,20b,20c),21…副溝の相対向側面、α…主溝の円周角度、L12,L13,L14…主溝の円弧長さ、β…副溝の円周角度、M12,M13,M14…副溝の円弧長さ、X…ドリル本体の回転方向。

Claims (6)

  1. シャンクに対し工具本体の基端部を経て連続する工具本体の主体部を備え、この工具本体の主体部の先端部で工具本体の回転中心線の外周に、切刃を有する複数の切削端面と、この各切削端面に隣接して開放した複数の切屑排出溝としての主溝とを工具本体の回転方向へ交互に並べ、この切削端面の外周には切削油を主体部の先端部へ導くための副溝を設けた切削工具において、この主溝と副溝とはそれぞれ工具本体の先端部側から基端部側へ延設され、工具本体の主体部では、外周円により囲まれる主溝の断面積が先端部側から基端部側へ向かうに従い漸増するとともに、外周円により囲まれる副溝の断面積が先端部側から基端部側へ向かうに従い漸減することを特徴とする切削工具。
  2. 前記副溝は各切削端面の外周で回転方向へ複数並設されていることを特徴とす請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記工具本体の主体部を回転中心線に対し直交する面で切断した切断面において主溝の断面積は副溝の断面積よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の切削工具。
  4. 前記切断面において主溝は、回転中心線側の底部から外周円側へ次第に広がるように延びて所定円周角度をなす相対向側面を有し、この相対向側面間の外周円の円弧長さは、先端部側から基端部側へ向かうに従い漸増することを特徴とする請求項3に記載の切削工具。
  5. 前記切断面において副溝は、回転中心線側の底部から外周円側へ次第に広がるように延びて所定円周角度をなす相対向側面を有し、この相対向側面間の外周円の円弧長さは、先端部側から基端部側へ向かうに従い漸減することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の切削工具。
  6. 前記相対向側面間の所定円周角度は、先端部側から基端部側にわたり同一に設定されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の切削工具。
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