JP2005169528A - ドリル - Google Patents

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正治 滝口
Yasuhiko Kawade
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Abstract

【課題】 切屑を切刃の長さ方向に分断させて切屑の排出性をより高め、つまりのない良好な穴明け加工を実現できる。
【解決手段】 シンニング切刃部21を通る線Xと、切刃14を通る線Sとの交点Pを設定すると共に、その線Xと直交する線であって、交点Pを通る線Yを設定しておき、その線Yに平行な線であって切屑排出溝13のドリル回転方向T後方側を向く内壁面13Bの溝底部13Cを通る線Zとの間の距離が距離Lとされ、ドリル本体の先端側部分の外径に対する距離Lの比が0.02以上0.2以下とされていることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

この発明は、被削材に対して加工穴を形成するための穴明け加工に用いられるドリルに関する。
ドリルは、一般に、軸線回りに回転される刃先部の外周に後端側に向けて延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のドリル回転方向前方側を向く内壁面と、刃先部の先端逃げ面との交差稜線部に切刃が形成されている。
このようなドリルにあっては、従来、切屑排出溝の内壁面の先端側に、切刃の内周端側に連なるシンニング部が形成されていることによって、切刃の内周端側が、先端逃げ面の中心に向けて延びるシンニング切刃部とされているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平2−124208号公報(第4−10頁、第1−第4図)
ところで、今日では、ドリルを用いた穴明け加工では、切刃にて生成される切屑が、切屑排出溝の軸方向に沿って分断されるばかりでなく、切刃の長さ方向にも分断することで切屑のより高い排出性が要請されている。
しかしながら、上述した従来のドリルは、切刃の内周端側にこれと連なるシンニング切刃部が設けられているので、穴明け加工時、シンニング切刃部によって生成された切屑が、シンニング切刃部に連なるシンニング部の谷底部に突き当たることによってカールさせられてから、切屑排出溝内に誘導されると共に、切刃自身によって生成された切屑と一体に繋がってカールするが、このシンニング切刃部によって生成される切屑と切刃によって生成される切屑とが一連のカールされた切屑として排出されてしまい、切刃の長さ方向で互いに分断することができず、切屑の排出性をより高めることができず、切屑のつまりを生じさせるおそれがあった。
つまり、図5に示されるように、切刃により形成される切屑K1と、シンニング切刃部によって形成される切屑K2とにより形成される一連の切屑が、ドリル先端部分で小さくカールすることになり、形成された一連の切屑の形状が切屑排出溝の形状に沿う形状となり難く、良好に排出され難いという問題があった。
このように、シンニング切刃部による切屑K2と切刃による切屑K1とが、一連の切屑とされると、シンニング切刃部を設けているにも拘わらず、シンニング切刃部の切屑が有効に寄与しなくなるという問題があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、切屑を切刃の長さ方向に分断させて切屑の排出性をより高め、つまりのない良好な穴明け加工を実現できるドリルを提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、ドリル本体の中心の軸線回りに回転されるドリル本体の先端側部分である刃先部の外周に後端側に向けて延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のドリル回転方向前方側を向く内壁面と前記刃先部の先端逃げ面との交差稜線部に切刃が形成され、前記刃先部の先端面に前記切刃に連なるシンニング部が形成されると共に、前記切刃の内端に、前記ドリル本体の中心に向けて延びるシンニング切刃部とされるドリルにおいて、前記シンニング切刃部を通るその延長線を含めた線Xと前記切刃を通るその延長線を含めた線Sとの交点Pを設定し、前記線Xと直交する線であって、前記交点Pを通る線Yを設定し、該線Yに平行な線であって、前記切屑排出溝のドリル回転方向後方側を向く内壁面の溝底部を通る線Zとの間の距離が距離Lとされ、前記ドリル本体の先端側部分の外径に対する前記距離Lの比が0.02以上とされていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のドリルにおいて、前記シンニング部は、10〜45°のシンニング角をなしていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のドリルにおいて、前記切切り屑出溝のドリル回転方向後方側を向く内壁面の溝底部に接する接線Vと、該接線Vと平行な線であって前記交点Pを通る線Wとの間の距離Mとされ、前記ドリル本体の先端側部分の外径に対する前記距離Mの比が0.12以上0.27以下とされていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、上記線Xと直交してあって交点Pを通る線Yと、その線Yに平行であって切屑排出溝のドリル回転方向後方側を向く内壁面の溝底部を通る線Zとの間の距離Lと、前記ドリル本体の先端側部分の外径との比が0.02以上0.2以下に形成されているので、切屑排出溝の回転方向後方側を向く内壁面の面積を増大させ、より深い内壁面とされ、切刃によって生成される切屑を確実に大きくカールさせることができ、シンニング切刃部によって生成される切屑との間の形状に大きな相違を持たせることで、確実に分断させることができる結果、切屑を切刃の長さ方向で確実に分断させることができ、切屑の排出性をより高め、つまりのない良好な穴明け加工を実現できる効果が得られる。
つまり、シンニング切刃部で形成される切切屑と、切刃によって形成される切屑とが分断されることにより、ドリル先端部分で切屑が小さくカールすることなく、切屑排出溝の形状に沿って、良好に排出することができる。
なお、ドリル本体の先端側部分の外径に対する距離Lの比が、0.02より小さくなると、切刃部と切屑排出溝との間の空間が小さくなり、切刃部により生成される切屑が大きくカールする空間を確保することができなくなり、切刃部により生成される切屑が良好に排出され難くなる、また、ドリル本体の先端側部分の外径に対する距離Lの比が、0.2より大きくなると、シンニング切刃部により形成される切屑と切刃部により形成される切屑とが分断され難くなる。
請求項2に係る発明によれば、シンニング部が10〜45°のシンニング角をなしているので、上記距離を的確に確保することができる効果が得られる。
請求項3に係る発明によれば、前記ドリル本体の先端側部分の外径に対する前記距離Mの比が0.12以上0.27以下とされていることから、生成される切屑が良好に排出されることになる。
なお、ドリル本体の先端側部分の外径に対する距離Mの比が、0.12より小さくなると、切刃部と切屑排出溝との間の空間が小さくなり、切刃部により生成される切屑が大きくカールする空間を確保することができなくなり、切刃部により生成される切屑が良好に排出され難くなる、また、ドリル本体の先端側部分の外径に対する距離Lの比が、0.27より大きくなると、シンニング切刃部により形成される切屑と切刃部により形成される切屑とが分断され難くなる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1から図3はこの発明の第1の実施の形態に係るドリルを示す図であって、図1はドリルを示す全体図、図2はドリルの刃先部を示す拡大斜視図、図3はドリルの刃先部を示す拡大の先端面図である。
図1に示すように、この実施形態に係るドリル1は、ドリル本体9が超硬合金等の硬質材料によりドリル本体9の中心の軸線Oを中心として略円柱状に形成されており、その後端側部分が工作機械の回転軸に把持されるシャンク部10とされる一方、先端側部分が刃先部11とされている。
刃先部11の外周には、図2及び図3に示すように、先端逃げ面12から軸線O方向の後端側に向かうに従い一定のねじれ角でドリル回転方向T後方側にねじれる一対の切屑排出溝13、13が、軸線Oに対して対称に形成されており、これら切屑排出溝13、13におけるドリル回転方向T前方を向く内壁面13A、13Aと、先端逃げ面12との交差稜線部に切刃14、14が形成されている。
刃先部11の先端逃げ面12は、図3に示すように、切屑排出溝13、13と交差することによって切刃14、14がドリル回転方向T前方側の稜線部に形成された第一逃げ面12A、12Aと、これら第一逃げ面12A、12Aのドリル回転方向T後方側に連なる第二逃げ面12B、12Bとから構成された多段面状をなしており、切刃14、14には、後述するシンニング部20、20における第二シンニング面23、23面も含めてドリル回転方向T後方側に向かうに従い多段的におおきくなるような逃げが与えられている。
更に、この先端逃げ面12は、内周側から外周側に向かうに従い軸線O方向の後端側に向けて傾斜させられており、切刃14、14に所定の先端角が付されるようになっている。
ここで、切屑排出溝13のドリル回転方向T前方側を向く内壁面13Aと、先端逃げ面12とが交差する稜線部に形成される切刃14について詳細に説明すれば、図2及び図3に示すように、その外周側が、ドリル回転方向T前方側に凸となる曲線状をなす凸曲線状切刃部15とされ、この凸曲線状切刃部15よりも内周側が、ドリル回転方向T後方側に凹となる曲線状をなして凸曲線状切刃部15と滑らかに接して連なる凹曲線状切刃部16とされている。
これにより、これら凸凹曲線状切刃部15、16間で切刃14は軸線O方向の先端側から見て緩やかに彎曲する略S字状を呈することとなる。
また、切屑排出溝13のドリル回転方向T前方側及び後方側を向く内壁面13A、13Bの先端側には、内壁面13Aの内周側部分からこの内壁壁面に接続される内壁面13Bの内周側部分及び外周側部分までの先端逃げ面12(第一逃げ面12A及び第二逃げ面12B)との交差稜線部が、ドリル回転方向T後方側に向かうに従い軸線O方向の後端側に向かうよう斜めに切り欠かれることによって、ランド部17にまで達するようなシンニング部20が形成されている。
そして、切刃14の内側は、このシンニング部20と第一逃げ面12Aとの交差稜線部に形成されてあって、切刃14における凹曲線状切刃部16の内周端から先端逃げ面12の中心に位置する軸線Oに向けて延びるシンニング切刃部21とされ、このシンニング切刃部21が切刃14の内側に連なって形成されている。
なお、切刃14において、シンニング切刃部21と凹曲線状切刃部16とが交差する部分は、軸線O方向の先端側から見てドリル回転方向T前方側に凸となる曲線によって滑らかに連なっている。但し、曲線に限らず、直線的に連なってもよい。
上記シンニング20において、切屑排出溝13の両内壁面13A、13B同士の接続部分(切屑排出溝13の底部側)と交差してシンニング切刃部21に連なる部分は、ドリル回転方向T前方側を向いて、軸線O方向に沿って延在する平面状の第一シンニング面22とされている。
また、シンニング20において、切屑排出溝13におけるドリル回転方向T後方側を向く内壁面13Bと交差して第二逃げ面12Bに連なる部分は、平面状の第二シンニング面23とされている。第二シンニング面23は、ドリル回転方向T後方側に位置してあって、ランド部17にまで達するように延在し、ドリル回転方向T後方側に向かうに従い軸線O方向の後端側に向かうように傾斜して形成されている。
なお、この実施形態では、切刃14を有する第一逃げ面12Aと、第二逃げ面12Bと、シンニング刃先部21を有する第一シンニング面22とが一体的に形成されたスローアウェイチップを構成しており、刃先部9の先端側に取付ネジ30(図2参照)によって交換可能に取り付けられている。
この実施形態では、図3に示すように、上記シンニング切刃部21を通る線(以下、基準線という)Xと、切刃14を通る線Sとの交点Pを設定すると共に、その基準線Xと直交する線であって、交点Pを通る線Yを設定しておき、その線Yに平行な線であって、切屑排出溝13のドリル回転方向T後方側を向く内壁面13Bの溝底部(ヒール部ともよいう)13Cを通る線Zとの間の距離Lとする。そして、ドリル本体の先端側部分の外径に対する前記距離の比が0.02以上0.2以下とされている。
具体的には、上記基準線Xは、シンニング切刃部21を通る線と、その延長線を含めた線である。線Sは、切刃14の凸曲線状切刃部15を通る線と、その凸曲線状切刃部15の曲率をもって当該線を延長した線である。従って、交点Pは、シンニング切刃部21を通るその延長線を含めた基準線Xと、切刃14の凸曲線状切刃部15を通るその延長線を含めた線Sとの交点である。そして、線Yは、基準線X上において交点Pを通って基準線Xと直交する線である。線Zは、その線Yと平行であってしかも溝底部13Cを通る線である。
また、上記溝底部13Cとは、図3において、刃先部11の先端逃げ面12の第一逃げ面12Aと第二逃げ面12Bとの境界部分を縦軸Aと一致させると共に、その縦軸Aと直交する横軸Bをとった場合、切屑排出溝13のドリル回転方向T後方側を向く内壁面13Bにおいて、その横軸Bに最も近い位置であり、つまり最も深く凹んだ位置をなしている。従って、上記距離Lは、上記線Yと上記線Z間の間隙である。
このように、上記距離Lがドリル本体の先端側部分の外径に対する比が、0.02以上 以下となるように形成されていることから、切屑排出溝13、13の回転方向T後方側を向く内壁面13B及びドリル回転方向T前方側を向く内壁面13Aの面積が増大され、より深くて断面積の大きな切屑排出溝13とされている。
上記距離Lの寸法としては、シンニング部20のなすシンニング角によって変動するので、例えばそのシンニング角が大きくなることで小さくなってしまい、場合によっては0mm以下の寸法となってしまうことから、10〜45°のシンニング角にするのが望ましい。
また、図3において、切屑排出溝13のドリル回転方向T後方を向く内壁面13Bの底部13Cに接する接線Vと、この接線Vと平行な線であり交点Pを通るWとの距離Mとする。ドリル先端部分の外径に対する距離Mの比が0.12以上0.27以下とされている。
このように、切屑排出溝13の底部13Cの位置を、交点Pを基準として、上記距離Lと上記距離Mとにより定められる範囲内に形成する。
この実施形態のドリル1は、上記のように構成されているので、いま、シャンク部9が工作機械の回転軸に把持された後、工作機械によって軸線O回りに回転されながら先端側に向かって送られていくことにより、被削材に穴明け加工を施すと、切刃14、14が被削材を切削しながら前進すると共に、その切刃14、14にて生成される切屑が、切屑排出溝13、13の両内壁面13A、13A、13B、13Bによってカールさせつつ切屑排出溝13、13内の後端側へ向けて排出されることにより、穴明け加工が継続されることとなる。
このとき、切刃14にて生成される切屑が、上述のように切屑排出溝13、13内に誘導される一方、シンニング切刃部21、21にて生成される切屑が、これに連なるシンニング切刃部21に連なる谷底部に突き当たることによってカールさせられた後に、切屑排出溝13、13内に誘導される。
上記切屑の切屑排出溝13、13に対する誘導時、切屑排出溝13における回転方向T後方側の内壁面13B側が深い形状に彎曲していることから、切刃14によって生成された切屑K1が大きく緩やかにカールする一方、シンニング切刃部21によって生成された切屑K2が小さくカールし、従って、図4に示すように、切刃14による切屑K1とシンニング切刃部21による切屑K2とのカール形状の差が大きくなるので、双方の切屑K1、K2間で分断されることとなる。つまり、切刃14の長さ(幅)方向で切屑K1とK4とを分断させることができる。
その点、従来技術では、図5に示すように、切刃による切屑K1とシンニング切刃部による切屑K2とのカール形状の差が小さく、両者K1、K2が互いに繋がってしまうことから、切屑K1、K2が一体となって切屑排出溝13に入り込み、切屑排出溝13でつまるおそれがあった。なお、図4は、切刃によって生成された切屑とシンニング刃先部によって生成された切屑とが分断される状態を示す説明図、図5は、従来のドリルにおける切刃によって生成された切屑とシンニング刃先部によって生成された切屑とを示す説明図である。
従って、この実施形態では、上述したように、切刃14による切屑K1とシンニング切刃部21による切屑K2とを切刃14の長さ方向で分断させることができる。
しかも、シンニング切刃部21上の基準線Xと直交してあって交点Pを通る線Yと、これと平行で溝底部13Cを通る線Zとの間の距離Lのドリル本体の先端部分の外径に対する比が0.02以上 以下となるように形成され、且つ、ドリル本体の先端部分の外径に対する比が、0.12以上0.27以下となるようにされていることから、切屑排出溝13、13の回転方向T後方側を向く内壁面13Bの面積を確実に増大させ、より深い内壁面13Bとされていることから、切刃14、14によって生成される切屑を確実に大きくカールさせることができ、シンニング切刃部21によって生成される切屑との間の形状に大きな相違を持たせることができ、確実に分断させることができる。
その結果、切屑を切刃14の長さ方向で確実に分断させることができるので、切屑の排出性をより高め、つまりのない良好な穴明け加工を実現できる。
そして、シンニング部が10〜45°のシンニング角をなしているので、上記距離Lを的確に確保することができる。
なお、図示実施形態では、切刃を有するスローアウェイ式のチップを用いた例を示したが、ドリル本体の先端部に刃先及びシンニング部を直接設けたものにも適用でき、同様の作用効果を得ることができるのは勿論である。
この発明の第1の実施の形態に係るドリルを示す全体図である。 ドリルの刃先部を示す拡大の斜視図である。 ドリルの刃先部を示す拡大の先端面図である。 切刃によって生成された切屑とシンニング刃先部によって生成された切屑とが分断される状態を示す説明図である。 従来のドリルにおける切刃によって生成された切屑とシンニング刃先部によって生成された切屑とを示す説明図である。
符号の説明
1 ドリル
9 ドリル本体
11 刃先部
12 先端逃げ面
13 切屑排出溝
13A ドリル回転方向前方側を向く内壁面
13B ドリル回転方向後方側を向く内壁面
13C ドリル回転方向後方側を向く内壁面の溝底部(ヒール部)
14 切刃
20 シンニング部
21 シンニング切刃部
T ドリル回転方向
X、Y、Z 線
P 交点
L 距離


Claims (3)

  1. ドリル本体の中心の軸線回りに回転されるドリル本体の先端側部分である刃先部の外周に後端側に向けて延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のドリル回転方向前方側を向く内壁面と前記刃先部の先端逃げ面との交差稜線部に切刃が形成され、前記刃先部の先端面に前記切刃に連なるシンニング部が形成されると共に、前記切刃の内端に、前記ドリル本体の中心に向けて延びるシンニング切刃部とされるドリルにおいて、
    前記シンニング切刃部を通るその延長線を含めた線Xと前記切刃を通るその延長線を含めた線Sとの交点Pを設定し、
    前記線Xと直交する線であって、前記交点Pを通る線Yを設定し、
    該線Yに平行な線であって、前記切屑排出溝のドリル回転方向後方側を向く内壁面の溝底部を通る線Zとの間の距離が距離Lとされ、前記ドリル本体の先端側部分の外径に対する前記距離Lの比が0.02以上0.2以下とされていることを特徴とするドリル。
  2. 請求項1記載のドリルにおいて、
    前記シンニング部は、10〜45°のシンニング角をなしていることを特徴とするドリル。
  3. 請求項1又は2に記載のドリルにおいて、
    前記切切り屑出溝のドリル回転方向後方側を向く内壁面の溝底部に接する接線Vと、該接線Vと平行な線であって前記交点Pを通る線Wとの間の距離Mとされ、前記ドリル本体の先端側部分の外径に対する前記距離Mの比が0.12以上0.27以下とされていることを特徴とするドリル。

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