JP2008104331A - 常温収縮型チューブユニットおよびケーブル接続構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コア上に拡径された状態でチューブ本体が支持され、該チューブ本体がゴム層と遮水層とを有する常温収縮型チューブユニットであって、該遮水層が粘土層を有し、該粘土層が粘土を塗布して形成されたものである常温収縮型チューブユニット。
【選択図】図1
Description
(1)コア上に拡径された状態でチューブ本体が支持され、該チューブ本体がゴム層と遮水層とを有する常温収縮型チューブユニットであって、前記遮水層が粘土層を有し、該粘土層が粘土を塗布して形成されたものであることを特徴とする常温収縮型チューブユニット。
(2)粘土を塗布して形成した遮水層を有するケーブル接続構造。
(3)(1)項に記載の常温収縮型チューブユニットで遮水されたケーブル接続構造。
図1は、本発明に係る常温収縮型チューブユニットの代表的な層構成を示す横断面図である。図に示す態様では、筒状コア1上に遮水層2が設けられており、その外側にゴム層3が設けられた構成を有する。この態様に限らず、チューブユニットは、筒状コア上にゴム層が設けられ、その外側に遮水層が設けられた構成を有するものでも良い。また、筒状コア上に順に、ゴム層、遮水層を設け、さらにその外側にゴム層を有するものであっても良い。
また、粘土層が、粘土粒子とモノマーとで形成されたものであっても良い。粘土粒子とともに用いられるモノマーとしてはイプシロンカプロラクタムのようなナイロンモノマーなどを挙げることができる。
粘土層が、粘土粒子ともに、有機高分子重合体もしくはモノマーを含んで形成させることで、粘土層の柔軟性を向上できるので、ゴム層の収縮に対する追従性が向上する。
また、別の好ましい実施態様では、粘土層が第四級アルキルアンモニウムを導入した変性粘土と有機高分子重合体とで形成されたものである。有機高分子重合体としてはエポキシ樹脂などを挙げることができる。
図2は、本発明に係る常温収縮型チューブユニット10の一実施態様を示す上半部縦断面図である。このチューブユニット10は、解体可能な円筒形の筒状コア12と、筒状コ
ア12上に弾性的に、即ち、弾性を保持したまま、拡径された状態で支持される内側の常温収縮性ゴム層14と、その外側に設けられた遮水層18と、その外側に設けられた常温収縮性ゴム層16とを有する。
前記積層シート18aは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテトラブルオロエチレン、クロロプレンゴム等のプラスチックまたはゴム材料からなるシートに粘土を塗布して粘土層を形成したものである。このようにすると、積層シート18aと粘着層20との間の親和性が良くなり、遮水層18と常温収縮性チューブ層14、16との密着性をより高めることができる。
なお、図3以降の図面で、図2における符号と同じ符号で表されるものは、図2におけるものと同じものを示すものであり、説明を省略することがある。
また、支持層44が、伸縮性を有する材料からなるチューブで形成されていると、ゴム層の収縮に対する追従性が高く、好ましい。伸縮性のある材料としては、例えば、ゴムや伸縮性繊維を編んだもの挙げることができる。特に、エチレン−プロピレンゴムなどのゴム製のチューブであることが好ましい。
またケーブル金属遮蔽層から軟銅メッシュあるいは編組線等で遮蔽接続した上でこの外部に、ゴムユニット部の両側のケーブル遮水層にまたがるように、従来の外部遮水処理を行うこともある。
図13は、本発明のケーブル接続構造の一例の縦断面図である。電力ケーブルの導体61,62が接続管63によって接続されたケーブル接続部には、筒状の絶縁ゴムユニット64が被覆されている。この絶縁ゴムユニット64の両端部からケーブル絶縁層65にかけては半導電性テープAが巻かれている。この半導体テープAが巻かれた部分を含む絶縁ゴムユニット64の端部からケーブルシース66にかけては遮水チューブ(小)67が被覆されている。また、ケーブル接続部の中央部全体を覆うように遮水チューブ(大)68が被覆されており、その両端は、遮水チューブ(小)67と重なっている。遮水チューブ(小)67と(大)68には、前述の遮水層を有する図1〜図9で説明した常温収縮型チューブを利用できる。また、絶縁ゴムユニット64には、前述の粘土からなる遮水層を有する図10〜図12で説明した遮水性常温収縮型ゴムユニットを利用できる。
この直線接続構造は、電力ケーブルの金属製バンドA2、B2が被せられた導体A1,B1が導体接続管101に挿入されて接続されたものである。この電力ケーブルA,Bの先端側はそれぞれ段剥ぎ加工されており、絶縁層が露出された部分には各々ストレスコーン108が装着されている。導体接続管101とストレスコーン108は、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などからなる補強絶縁層109で囲まれている。補強絶縁層109の外周部分には外部半導電層110が設けられている。そして、この外部半導電層110の外周側には遮水層111が設けられており、さらにその外周には遮水層111を保護する外層112が設けられている。
導体接続管101、補強絶縁層109、外部半導電層110、遮水層111、外層112は、接続ユニット114を構成している。
外層112は、チューブ、フィルム、金属管などで構成できる。
なお、ケーブルの端部にはケーブル保護管115が装着されている。接続ユニット114の端部からケーブル保護管115およびケーブルA又はBに及ぶ部分は、遮水チューブ117によって覆われている。遮水チューブ117には、前述の常温収縮型チューブユニットを利用できる。
なお、遮水層111の粘土層をエポキシ成形品などからなる補強絶縁層109に刷毛塗りやスプレーで設ける場合には、その下地層となるエポキシ成形品の遮蔽処理(外部半導電層110)は、亜鉛溶射(メタリコン)法などにより形成できる。
この分岐接続構造は、電力ケーブルA,B,Cを接続するY分岐タイプのものである。ケーブルの接続スリーブ120が被せられた導体A1,B1、C1は、導体接続子101Aに挿入されて接続されている。前記導体接続子101Aとストレスコーン108は、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などからなる絶縁成形物109Aで囲まれている。絶縁成形物109Aの外周部には外部半導電層110が設けられている。そして、この外部半導電層110の外周側には遮水層111が設けられており、さらにその外周には外層112が設けられている。導体接続管101、補強絶縁体109A、外部半導電層110、遮水層111、外層112は、接続ユニット114を構成している。
前記遮水層110は粘土層を備えたものである。ケーブルの接続処理、絶縁処理が終了した後にケーブル接続部に前述の各種粘土を塗布して形成する。
粘土を塗布して遮水層を形成したケーブル接続構造にあっては、複雑な形状のケーブル接続部に遮水層を形成する作業の簡素化が可能になる。
2 遮水層
3 ゴム層
10 常温収縮性チューブユニット
12 筒状コア
14 常温収縮性ゴム層
16 常温収縮性ゴム層
18 遮水層
18a 積層シート
20 粘着層
22 拡径治具
24 大径部
24a 筒状コア挿入孔
25 テーパ部
26 小径部
28 遮水層
29a 側縁
29b 側縁
30a 側縁
30b 側縁
32 遮水層
33 積層シート
33a 側縁
33b 側縁
34 積層シート
34a 側縁
34b 側縁
35 積層シート
35a 側縁
35b 側縁
36 遮水層
38 積層シート
38a 波状凹凸部
41 粘土層
43 遮水層
44 支持層
51 内部半導体層
52 絶縁層
53 外部半導体層
54 筒状コア
55 粘土層
56 保護層(液状ゴム層)
57 ゴムユニット被着体
61 ケーブル導体
62 ケーブル導体
63 接続管
64 ゴムユニット
65 ケーブル絶縁層
66 ケーブルシース
67 遮水チューブ(小)
68 遮水チューブ(大)
101 導体接続管
101A 導体接続子
108 ストレスコーン
109 補強絶縁層
109A 絶縁成形物
110 外部半導体層
111 遮水層
112 外層
114 接続ユニット
115 ケーブル保護管
117 遮水チューブ
Claims (3)
- コア上に拡径された状態でチューブ本体が支持され、該チューブ本体がゴム層と遮水層とを有する常温収縮型チューブユニットであって、前記遮水層が粘土層を有し、該粘土層が粘土を塗布して形成されたものであることを特徴とする常温収縮型チューブユニット。
- 粘土を塗布して形成した遮水層を有するケーブル接続構造。
- 請求項1に記載の常温収縮型チューブユニットで遮水されたケーブル接続構造。
Priority Applications (1)
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JP2006286826A JP2008104331A (ja) | 2006-10-20 | 2006-10-20 | 常温収縮型チューブユニットおよびケーブル接続構造 |
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Publications (1)
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JP2006286826A Pending JP2008104331A (ja) | 2006-10-20 | 2006-10-20 | 常温収縮型チューブユニットおよびケーブル接続構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2006
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