JP2008104022A - スピーカ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】例えば8個のスピーカユニット2を環状に配置したうえで、これらスピーカユニット2は支持棒5を回転軸にしてスピーカ装置1の中心方向又は外側方向に回転可能に構成した。さらに、スピーカユニット2ではスピーカ6の放音面の位置を前後方向に調整することスピーカ6の後方にキャビティ16を形成すると共に、スピーカ6の前面における放音面(振動板)の周囲に反射壁17を形成するようにした。
【選択図】図1
Description
そこで、特許文献1にはスピーカを設置する部屋の形状やユーザの視聴位置によらず最適な音場効果が得られるスピーカ装置として、指向性を制御して複数のビーム出力可能なアレイスピーカと照明とを一体化して天井に取り付け、任意の方向に仮想スピーカを作りだすようにしたものが開示されている。
そこで、本発明は上記した問題点を鑑みたものであり、安価で、通常の音響装置により直接再生でき、しかも再生帯域が広いスピーカ装置を提供することを目的とする。
また本発明のスピーカ装置は、前記複数個のスピーカユニットを環状に配置し、該環状に配置したスピーカユニットの中心に照明手段を配置するようにした。
また本発明のスピーカ装置は、前記照明手段は、照明器具と該照明器具を着脱可能な照明用ソケットとを有し、前記照明ソケットに前記照明器具を取り付けることにより、前記照明器具を一体化できるようにした。
また本発明のスピーカ装置は、前記照明用ソケットを前記スピーカの出力を拡散させる形状にした。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るスピーカ装置の外観構成を示した図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。
この図1に示すスピーカ装置1においては、例えば8個のスピーカユニット2が環状に配置されている。各スピーカユニット2は、円筒形の細長いキャビネット(筐体)3の内部にスピーカ6を取り付けるようにしている。
このようにして支持壁4に取り付けられた各スピーカユニット2は、図2(a)(b)に示すように、支持棒5を回転軸として各スピーカユニット2のスピーカ6がスピーカ装置1の中心方向、又は外側方向を向くように角度を調整できるように構成されている。つまり、支持棒5を可変手段として各スピーカユニット2の指向をコントロールすることが可能になっており、これによりスピーカ装置1全体の指向性をコントロールするようにしている。なお、本実施形態では、各スピーカユニット2の角度調整はユーザが手動により行うものとする。但し、支持壁4にモータなどを内蔵すれば、スピーカユニット2の角度調整を電動により行うことも可能である。
なお、ベース11内の照明器具7の前面に、例えば回転可能なレンズや、開閉可能なルーバーなどのシャッター機能を配置すれば、照明器具7による照明方向や照明範囲を可変することができる。このとき、照明器具7のレンズやシャッター可変範囲をスピーカユニット2の回転方法に連動させて照明方向や照明範囲を調整するようにしても良い。
また本実施形態のスピーカ装置1では、ベース11内のブリッジ10に図示しない音源装置から送信されてく信号を受信する信号受信装置12、及び信号受信装置12で受信した音声信号を増幅するパワーアンプ13を備えている。
図3は本実施形態のスピーカ装置の電気的な構成を示したブロック図である。
この図3に示す信号受信装置12は、受信部21、制御部22、照明回路23を備えている。受信部21は、例えば音源装置であるデジタルメディアサーバ(DMS:Digital Media Server)からDLNA(Digital Living Network Alliance)の規格に則って伝送されてくる音声信号を受信可能に構成されている。DLNAとは、家庭内ネットワークで音楽/静止画/動画などのデジタルコンテンツを容易にやり取りするための仕様を指す。
また、受信部21はリモートコマンダ30からECHONET(Energy Conservation and Homecare Network)の規格に則って伝送されてくるコマンド信号を受信可能に構成されている。なお、デジタルメディアサーバとしては、例えばパーソナルコンピュータやセットトップボックス、デジタルカメラやビデオカメラ、多機能な携帯電話機などが挙げられる。
パワーアンプ13は、制御部22からの制御信号に基づいて受信部21から入力される音声信号の信号レベルを増幅して夫々のスピーカユニット2のスピーカ6に出力する。
なお、本実施形態では受信部21においてリモコン信号を受信するようにしているが、リモートコマンダ30からのコマンド信号を受信するリモコン受信部は別に設けるようにしても良い。また、リモートコマンダ30との間の伝送に赤外線を用いることも可能である。このように構成すれば、本実施形態のスピーカ装置1を天井等に取り付ける場合でも、信号伝送のための配線の引き回しが不要なためシステムを容易に構築することが可能である。
この図4に示すスピーカユニット2は、キャビネット3内に照明手段である照明器具7と照明用ソケット31を取り付けるようにしている。この場合、照明用ソケット31はキャビネット3の反射壁17として機能する部分に取り付けた支持部材32により固定するようにしている。これにより、スピーカ装置1を構成するスピーカユニット2においてスピーカ6と照明器具7とを一体化することができる。
また、このとき照明用ソケット31の形状をスピーカ6からの音を拡散させるような形状、所謂ディフューザとなるような形状にすれば、スピーカ6により再生する再生音の音質を改善することができる。なお、ディフューザ形状としては、図示するような半球状の他にコーン状(円錐状)等がある。
また、本実施形態では音声信号がDMSからDLNAの規格に則って伝送されてくる場合を例に挙げて説明したが、あくまでも一例であり、DLNA規格以外の伝送規則に則って伝送されてくるスピーカ装置や音声信号が有線により伝送されてくるスピーカ装置にも適用可能であることは言うまでもない。
Claims (5)
- 入力される音声信号の信号レベルを増幅する増幅手段と、
スピーカ及び該スピーカの前方周囲に設けられ前記スピーカの再生音を反射する反射壁を備え、前記増幅手段により増幅された音声信号をそれぞれ再生する複数個のスピーカユニットと、
前記各スピーカユニットの指向性を可変可能な可変手段と、
を備えていることを特徴とするスピーカ装置。 - 前記複数個のスピーカユニットを環状に配置し、該環状に配置したスピーカユニットの中心に照明手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
- 前記各スピーカユニットの前記反射壁内に照明手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
- 前記照明手段は、照明器具と該照明器具を着脱可能な照明用ソケットとを有し、前記照明ソケットに前記照明器具を取り付けることにより、前記照明器具を一体化できることを特徴とする請求項2又は3に記載のスピーカ装置。
- 前記照明用ソケットは、前記スピーカの出力を拡散させる形状であることを特徴とする請求項4に記載のスピーカ装置。
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