JP2008103947A - スピーカシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スピーカシステム100は、複数のスピーカ(第1スピーカ32a、第2スピーカ32b)を備えており、チューナ回路2から入力される音声信号における特定周波数部分を調整して、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替えることができるので、例えば、ニュース番組を視聴する場合には、言語が明瞭に聞き取れる音声モードに切り替えたり、また、音楽番組を視聴する場合には、迫力や臨場感のある音楽モードに切り替えたりするなど、その番組のコンテンツに適した様々な音質に切り替えて、より嗜好性に富んだ音質の音を出力することを可能にした。
【選択図】図2
Description
所定の信号源から入力される音声信号に応じた音を出力するスピーカを複数備えるスピーカシステムであって、
前記音声信号に対応する音声ジャンルに関する制御データを予め記憶する記憶手段と、
前記音声信号に対応する音声ジャンルを判断する判断手段と、
前記音声信号における特定周波数部分を調整して、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替える音質切替手段と、
を備え、
前記音質切替手段は、前記判断手段により判断された音声ジャンルに関連つけられて前記記憶手段に記憶されている制御データに基づき、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替えることを特徴とする。
所定の信号源から入力される音声信号に応じた音を出力するスピーカを複数備えるスピーカシステムであって、
前記音声信号における特定周波数部分を調整して、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替える音質切替手段を備えることを特徴とする。
前記音声信号に対応する音声ジャンルに関する制御データを予め記憶する記憶手段を備え、
前記音質切替手段は、前記記憶手段に記憶されている制御データに従って、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替えることを特徴とする。
前記音声信号に対応する音声ジャンルを判断する判断手段を備え、
前記音質切替手段は、前記判断手段により判断された音声ジャンルに関連つけられて前記記憶手段に記憶されている制御データに基づき、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替えることを特徴とする。
特に、スピーカシステムは、所定の信号源から入力される音声信号に対応する音声ジャンルを判断することができ、その判断した音声ジャンルに関連つけられて記憶手段に記憶されている制御データに基づき、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替えることができるので、スピーカシステムは、例えば、音声信号に含まれている識別データ(例えば、EPGデータ)に基づき、その音声信号に対応する音声ジャンルに関する制御データを記憶手段から選択するようにして取得して、その取得した制御データに基づき最適な音質の音を自動的に各スピーカから出力することができる。
つまり、スピーカシステムは、音声信号における特定周波数部分を調整して、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替えることができるので、例えば、ニュース番組を視聴する場合には、言語が明瞭に聞き取れる音声モードに切り替えたり、また、音楽番組を視聴する場合には、迫力や臨場感のある音楽モードに切り替えたりするなど、その番組のコンテンツに適した様々な音質に切り替えることができ、より嗜好性に富んだ音質の音を出力することできる。
そして、ユーザは、視聴するコンテンツ(番組)に最適な音質の音で、そのコンテンツを楽しむことが可能になる。
つまり、所望する音質の音をスピーカから出力させるための制御データを記憶手段に格納することによって、スピーカシステムは、ユーザが所望する音質の音など様々な音質の音の出力が可能になる。
つまり、スピーカシステムは、例えば、音声信号に含まれている識別データ(例えば、EPGデータ)に基づき、その音声信号に対応する音声ジャンルに関する制御データを記憶手段から選択するようにして取得して、その取得した制御データに基づき最適な音質の音を自動的に各スピーカから出力することができる。
なお、本実施の形態においては、本発明に係るスピーカシステムをテレビジョン受信装置に適用した場合を例に挙げて説明する。
図1はスピーカシステム100を備えるテレビジョン受信装置10を示す外観斜視図であり、図2はそのテレビジョン受信装置10の要部構成を示すブロック図である。
このスピーカシステム100における第1アンプ31aと第2アンプ31bの周波数特性は異なるものであって、例えば、図3に示すように、第1アンプ31aの出力の基準レベルより、第2アンプ31bの出力の基準レベルが低く(例えば、4dB低く)設定されている。一方、高域や低域のレベルは同じ周波数で同じレベルとされているので、第1アンプ31aと第2アンプ31bの互いのブースト量が異なることとなって、この場合、第1アンプ31aより第2アンプ31bのブースト量が大きくなるので、第2アンプ31bによるスピーカ出力の迫力を増大することが可能になる。
このチューナ回路2は、受信可能な多くのチャンネルの放送に関する複数の放送信号のうち、リモコン11などから入力されたチャンネルに応じた放送信号を選択するようにして放送番組を切り替える選局処理を行う。
コントロール部3は、リモコン11が操作されたことに伴うチャンネル信号や、テレビ本体の図示しないチャンネルボタンが操作されたことに伴うチャンネル信号に基づき、所定のチャンネルを選局して、選局されたチャンネルの周波数に応じた放送信号をチューナ回路2に受信させる処理を実行する。
また、コントロール部3は、チューナ回路2により受信された放送信号から音声信号と映像信号を取り出す処理を実行する。
また、コントロール部3は、放送信号における映像信号をモニタ4に出力する処理を実行する。
具体的には、判断手段としてのコントロール部3は、音声信号に含まれている番組表データ(EPGデータ)に基づき、その音声信号に対応する音声ジャンルが、例えば、標準音声モードの一般音声ジャンルか、音楽モードのポピュラージャンル、ジャズジャンル、クラッシックジャンルなどであるか判断する制御を実行する。
例えば、音質切替手段としてのコントロール部3は、リモコン11の操作パネルに設けられた図示しないボタンが押下されて操作されたことに伴う音声ジャンル切替信号に基づき、その音声ジャンル切替信号に関連つけられた制御データ(例えば、EEPROM5に記憶されている制御データ)に応じて、音声信号における特定周波数部分を調整して、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替える制御を実行する。
また、音質切替手段としてのコントロール部3は、判断手段としてのコントロール部3により判断された音声ジャンルに関連つけられてEEPROM5に記憶されている制御データに基づき、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替える制御を実行する。
具体的には、例えば、標準音声モードの一般音声ジャンルに対応する制御データとしては、音声信号の周波数特性がフラットにされた信号を第1アンプ31aに出力するための第1コントロールデータ(CONT1)と、第2アンプ31bの出力をオフにするための第2コントロールデータ(CONT2)とが組み合わされて設定されている。この制御データによって、スピーカシステム100は、特定の周波数出力を調節して音質を調整した標準的な音声であって明瞭な音声を第1スピーカ32aから出力することが可能になる。
また、例えば、音楽モードのポピュラージャンルに対応する制御データとしては、音声信号の周波数特性がフラットにされた信号を第1アンプ31aに出力するための第1コントロールデータ(CONT1)と、音声信号の低音部/高音部が高レベルブーストされた信号を第2アンプ31bに出力するためのる第2コントロールデータ(CONT2)とが組み合わされて設定されている。この制御データによって、スピーカシステム100は、特定の周波数出力を調節して音質を調整した、無難なレベル(一般レベル)のブーストによる臨場感重視の音声を、第1スピーカ32aと第2スピーカ32bから出力することが可能になる。
また、例えば、音楽モードのジャズジャンルに対応する制御データとしては、音声信号の低音部が高レベルブースト、高音部が高レベルブーストされた信号を第1アンプ31aに出力するための第1コントロールデータ(CONT1)と、音声信号の低音部が高レベルブースト、高音部が高レベルブーストされた信号を第2アンプ31bに出力するための第2コントロールデータ(CONT2)とが組み合わされて設定されている。この制御データによって、スピーカシステム100は、特定の周波数出力を調節して音質を調整したHiFi迫力サウンドの音声を、第1スピーカ32aと第2スピーカ32bから出力することが可能になる。
また、例えば、音楽モードのクラッシックジャンルに対応する制御データとしては、音声信号の低音部が中レベルブースト、高音部が中レベルブーストされた信号を第1アンプ31aに出力するための第1コントロールデータ(CONT1)と、音声信号の低音部が中レベルブースト、高音部が中レベルブーストされた信号を第2アンプ31bに出力するための第2コントロールデータ(CONT2)とが組み合わされて設定されている。この制御データによって、スピーカシステム100は、特定の周波数出力を調節して音質を調整したHiFi迫力サウンドと臨場感を重視した音声を、第1スピーカ32aと第2スピーカ32bから出力することが可能になる。
また、例えば、音楽モードのダイナミックモードに対応する制御データとしては、音声信号の周波数特性がフラットにされた信号を第1アンプ31aに出力するための第1コントロールデータ(CONT1)と、音声信号の周波数特性がフラットにされた信号を第2アンプ31bに出力するための第2コントロールデータ(CONT2)とが組み合わされて設定されている。この制御データによって、スピーカシステム100は、特定の周波数出力を調節して音質を調整した迫力サウンドの音声を、第1スピーカ32aと第2スピーカ32bから出力することが可能になる。
特に、音質切替手段としてのコントロール部3は、音声信号に含まれている番組表データ(EPGデータ)を参照して、その音声信号に対応する音声ジャンルに関する制御データに基づき、その映像コンテンツに最適な音質の音を自動的に各スピーカ(第1スピーカ32a、第2スピーカ32b)から出力することができる。また、音質切替手段としてのコントロール部3は、ユーザによるリモコン11の操作によって切り替えられるユーザ好みの音質の音を各スピーカから出力することができる。
つまり、テレビジョン受信装置10において、ニュース番組などを視聴する場合には、標準音声モード(一般音声ジャンル)に応じた明瞭な音声の出力が行われ、また、音楽番組でクラッシックのオーケストラコンサートを視聴する場合には、音楽モードのクラッシックジャンルに応じた臨場感のある音声の出力が行われるなど、その視聴する番組に応じて適した音質の音であって、より嗜好性に富んだ音質の音を出力することが可能となっている。
そして、ユーザは、視聴する番組に最適な音質の音で、その番組(映像コンテンツ)を楽しむことが可能になっている。
また、スピーカの数も4つに限られることなく、左右3つずつの6つのスピーカを配設するなど、任意の数であってもよい。
3 コントロール部(判断手段、音質切替手段)
31a 第1アンプ
31b 第2アンプ
32a 第1スピーカ
32b 第2スピーカ
4 モニタ
5 EEPROM(記憶手段)
10 テレビジョン受信装置
100 スピーカシステム
Claims (4)
- 所定の信号源から入力される音声信号に応じた音を出力するスピーカを複数備えるスピーカシステムであって、
前記音声信号に対応する音声ジャンルに関する制御データを予め記憶する記憶手段と、
前記音声信号に対応する音声ジャンルを判断する判断手段と、
前記音声信号における特定周波数部分を調整して、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替える音質切替手段と、
を備え、
前記音質切替手段は、前記判断手段により判断された音声ジャンルに関連つけられて前記記憶手段に記憶されている制御データに基づき、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替えることを特徴とするスピーカシステム。 - 所定の信号源から入力される音声信号に応じた音を出力するスピーカを複数備えるスピーカシステムであって、
前記音声信号における特定周波数部分を調整して、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替える音質切替手段を備えることを特徴とするスピーカシステム。 - 前記音声信号に対応する音声ジャンルに関する制御データを予め記憶する記憶手段を備え、
前記音質切替手段は、前記記憶手段に記憶されている制御データに従って、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替えることを特徴とする請求項2に記載のスピーカシステム。 - 前記音声信号に対応する音声ジャンルを判断する判断手段を備え、
前記音質切替手段は、前記判断手段により判断された音声ジャンルに関連つけられて前記記憶手段に記憶されている制御データに基づき、各スピーカ毎に出力する音の音質を切り替えることを特徴とする請求項3に記載のスピーカシステム。
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