JP2008103897A - 無線送信装置、無線受信装置、無線通信方法および無線通信プログラム - Google Patents

無線送信装置、無線受信装置、無線通信方法および無線通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】連続的に流れる負荷電流を低減しつつ、間欠無線通信を実現する。
【解決手段】送信端末11aでは、送信間隔制御手段32aは、間欠周期T1より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態T11の間隔を制御するとともに、受信端末11bでは、受信間隔制御手段32bは、パルス状に繰り返される送信状態T11に受信タイミングが一致する部分があるようにしながら、間欠周期T1内においてパルス状に繰り返されるように受信状態R11の間隔を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は無線送信装置、無線受信装置、無線通信方法および無線通信プログラムに関し、特に、間欠無線通信における低消費電力化方法に適用して好適なものである。
電池で動作する通信装置の低消費電力化方法として、動作時間のデューティ比を小さくする方法がある。この方法では、通信装置の動作時間を停止時間に比べて十分に短くすることで、低消費電力化を図ることができる。
また、例えば、特許文献1には、各通信機が間欠的に受信状態に移行する方法が開示されている。この方法では、発呼局および着呼局から構成される無線通信システムにおいて、受信待ちの状態にある着呼局は、一定周期で間欠的に受信部を動作状態とし、受信待ちの着呼局を呼び出して通信を始めようとする発呼局は、着呼局の呼出し番号を送出する前に、一定周期より長い期間、受信部起動信号を送出し、着呼局の受信部は、一定周期で動作状態となるために、この周期より長い起動信号を確実に捕獲して受信部を常時動作状態とし、発呼局からの呼出し番号により、特定の相手局の受信部を識別して通信可能状態とすることができる。
特開2003−87180号公報
しかしながら、従来の間欠無線通信方法では、通信装置が一旦動作状態になると、その動作状態は連続的に維持され、その間は負荷電流を連続的に供給する必要がある。このため、コイン電池のように連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池を用いて通信装置を駆動する場合には、通信装置間での双方向通信が困難になり、通信装置の駆動源としてコイン電池を使用することができないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、連続的に流れる負荷電流を低減しつつ、間欠無線通信を実現することが可能な無線送信装置、無線受信装置、無線通信方法および無線通信プログラムを提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載の無線送信装置によれば、データを無線にて送信する無線送信回路と、送信事象の発生を契機として、前記無線送信回路を送信状態に移行させる送信状態制御手段と、間欠的に移行される受信状態の間欠周期より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように前記送信状態の間隔を制御する送信間隔制御手段とを備えることを特徴とする。
これにより、連続して送信状態となる期間を短くすることができ、コイン電池のように連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池を用いた場合においても、送信状態を維持するために必要な電流を取り出すことが可能となることから、連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池を駆動源として使用しつつ、間欠無線通信を実現することができる。
また、請求項2記載の無線送信装置によれば、データを無線にて送信する無線送信回路と、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路と、送信事象の発生を契機として、受信側が動作状態にあるということを送信側で知るための受信待ち状態に移行させる受信状態制御手段と、前記受信待ち状態において前記受信側が送信相手であることを示すデータを前記送信側で受信した場合、前記動作状態にある受信側にデータを送信するための送信状態に移行させる送信状態制御手段と、前記受信待ち状態がパルス状に繰り返されるように前記受信待ち状態の間隔を制御する受信間隔制御手段とを備えることを特徴とする。
これにより、送信側が受信側にデータを送信する前に送信側は受信待ち状態で待機することが可能となるとともに、連続して受信待ち状態となる期間を短くすることができ、間欠的に動作状態に移行する受信側を捕捉するために、送信側が長時間送信状態を継続させる必要がなくなる。このため、送信動作中における空間のチャンネルの占有時間を低減することができ、他の通信の障害となるのを抑制することが可能となるとともに、連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池を駆動源として使用しつつ、間欠無線通信を実現することができる。
また、請求項3記載の無線受信装置によれば、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路と、前記無線受信回路を所定の間欠周期で間欠的に受信状態に移行させる受信状態制御手段と、パルス状に繰り返される送信側の送信状態に受信タイミングが一致する部分があるようにしながら、前記間欠周期内において前記受信状態がパルス状に繰り返されるように前記受信状態の間隔を制御する受信間隔制御手段とを備えることを特徴とする。
これにより、間欠周期より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態の間隔を制御した場合においても、間欠的に受信状態に移行する受信側を送信側で捕捉することができ、連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池を駆動源として使用しつつ、間欠無線通信を実現することができる。
また、請求項4記載の無線受信装置によれば、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路と、前記無線受信回路を所定の間欠周期で間欠的に受信状態に移行させる受信状態制御手段と、前記間欠周期内において前記受信状態がパルス状になるように前記受信状態の間隔を制御する受信間隔制御手段と、前記パルス状になるように制御された受信状態のタイミングを間欠周期ごとに変化させる受信タイミング制御手段とを備えることを特徴とする。
これにより、間欠周期より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態の間隔を制御した場合においても、間欠的に受信状態に移行する受信側を送信側で捕捉することができ、連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池を駆動源として使用しつつ、間欠無線通信を実現することができる。
また、請求項5記載の無線通信方法によれば、所定の間欠周期で間欠的に受信側を受信状態に移行させるステップと、送信事象の発生を契機として、前記間欠周期よりも短い周期でパルス状に繰り返されるように送信状態の間隔を制御しながら送信側を送信状態に移行させるステップとを備えることを特徴とする。
これにより、連続して送信状態となる期間を短くすることができ、コイン電池のように連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池を用いた場合においても、送信状態を維持するために必要な電流を取り出すことが可能となることから、連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池を駆動源として使用しつつ、間欠無線通信を実現することができる。
また、請求項6記載の無線通信方法によれば、前記送信状態におけるパルス幅がT4、前記受信状態におけるパルス幅がT2であるとすると、前記間欠周期内において、(T4−T2)以下の間隔で複数回の受信状態に移行することを特徴とする。
これにより、間欠周期より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態の間隔を制御した場合においても、送信状態と重なる期間があるように受信状態を設定することができ、間欠的に受信状態に移行する受信側を送信側で捕捉することができる。
また、請求項7記載の無線通信方法によれば、前記送信状態の間隔がN×(T4−T2)以下である場合、前記間欠周期内において前記受信状態となる回数はN回以上であることを特徴とする。
これにより、間欠周期より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態の間隔を制御した場合においても、送信状態と重なる期間があるように受信状態を設定することができ、間欠的に受信状態に移行する受信側を送信側で捕捉することができる。
また、請求項8記載の無線通信方法によれば、前記送信状態におけるパルス幅がT4、前記受信状態におけるパルス幅がT2であるとすると、前記間欠周期内において、間欠周期ごとに受信状態に移行するタイミングを(T4−T2)以下の間隔で変化させることを特徴とする。
これにより、間欠周期内において前記受信状態なる回数がN以下であっても複数の間欠周期の内に、送信状態と重なる期間があるように受信状態のタイミングを設定することができ、間欠的に受信状態に移行する受信側を送信側で捕捉することができる。
また、請求項9記載の無線通信方法によれば、前記送信状態の間隔がN×(T4−T2)以下である場合、前記間欠周期内において前記受信状態となるタイミングはN以上であることを特徴とする。
これにより、間欠周期より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態の間隔を制御した場合においても、送信状態と重なる期間があるように受信状態のタイミングを設定することができ、間欠的に受信状態に移行する受信側を送信側で捕捉することができる。
また、請求項10記載の無線通信方法によれば、前記間欠周期をT1とすると、前記送信状態が繰り返される時間は(N×T1+T2)以上であることを特徴とする。
これにより、受信状態のタイミングを変化させながら、間欠周期より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態の間隔を制御した場合においても、送信状態と重なる期間があるように送信状態が繰り返される時間を設定することができ、間欠的に受信状態に移行する受信側を送信側で捕捉することができる。
また、請求項11記載の無線通信方法によれば、受信側において所定の間欠周期で間欠的に動作状態に移行しながら、前記受信側が動作状態にあることを送信側に知らせるための送信状態に移行するステップと、前記受信側の送信状態に引き続いて前記送信側から送信されたデータを受信するための受信状態に移行するステップと、送信側において送信事象の発生を契機として、前記間欠周期よりも短い周期でパルス状に繰り返されるように受信待ち状態の間隔を制御しながら、受信側が動作状態にあるということを前記送信側で知るため受信待ち状態に移行するステップと、前記動作状態にある受信側にデータを送信するための送信状態に移行するステップとを備えることを特徴とする。
これにより、送信側から送信されたデータを受信側が受信する直前に、受信側が動作状態にあることを送信側に知らせることが可能となるとともに、連続して受信待ち状態となる期間を短くしつつ、送信側では受信側にデータを送信する前に受信待ち状態で待機することが可能となる。
このため、受信側が間欠的に動作状態を繰り返している場合においても、受信側と送信側とで動作タイミングを同期化させることなく、受信側が動作状態にある時にデータを受信することが可能となるとともに、送信側が受信側を捕捉するために、送信側が長時間送信状態を継続させる必要がなくなることから、送受信時の低消費電力化を図りつつ、送信動作中における空間のチャンネルの占有時間を低減することができる上に、連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池を駆動源として使用しつつ、間欠無線通信を実現することが可能となる。
また、請求項12記載の無線通信プログラムによれば、所定の間欠周期で間欠的に受信側を受信状態に移行させるステップと、送信事象の発生を契機として、前記間欠周期よりも短い周期でパルス状に繰り返されるように送信状態の間隔を制御しながら送信側を送信状態に移行させるステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
これにより、無線通信プログラムをコンピュータに実行させることで、コイン電池のように連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池を用いた場合においても、送信状態を維持するために必要な電流を取り出すことが可能となり、連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池を駆動源として使用しつつ、間欠無線通信を実現することができる。
また、請求項13記載の無線通信プログラムによれば、受信側において所定の間欠周期で間欠的に動作状態に移行しながら、前記受信側が動作状態にあることを送信側に知らせるための送信状態に移行するステップと、前記受信側の送信状態に引き続いて前記送信側から送信されたデータを受信するための受信状態に移行するステップと、送信側において送信事象の発生を契機として、前記間欠周期よりも短い周期でパルス状に繰り返されるように受信待ち状態の間隔を制御しながら、受信側が動作状態にあるということを前記送信側で知るため受信待ち状態に移行するステップと、前記動作状態にある受信側にデータを送信するための送信状態に移行するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
これにより、無線通信プログラムをコンピュータに実行させることで、連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池を駆動源として使用しつつ、間欠無線通信を実現することが可能となるとともに、送受信時の低消費電力化を図りつつ、送信動作中における空間のチャンネルの占有時間を低減することができる。
以上説明したように、本発明によれば、間欠周期より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態の間隔を制御することにより、コイン電池のように連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池を用いた場合においても、送信状態を維持するために必要な電流を取り出すことが可能となり、連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池を駆動源として使用しつつ、間欠無線通信を実現することができる。
以下、本発明の実施形態に係る通信装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る通信装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、送信端末11aには、データを無線にて送信する無線送信回路13a、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路14a、データの送受信の制御を行う制御部12a、データの送受信の切り替えを行う切り替え手段15a、データを電波として空間に送出したり受信したりするアンテナ16a、無線送信回路13a、無線受信回路14aおよび制御部12aの電源を供給する電池17a、上位装置とデータのやり取りを行うインターフェース18a、無線送信回路13aの電源をオン/オフするスイッチ19a、無線受信回路14aの電源をオン/オフするスイッチ20aが設けられている。
なお、インターフェース18aを介してデータのやり取りを行う上位装置としては、例えば、情報処理装置、スイッチやセンサ、表示器などを挙げることができる。また、制御部12aにはタイマが設けられ、制御部12a自体の消費電力を最低に維持するスリープ状態となり、一定時間後に動作状態に移行することができる。
ここで、制御部12aには、送信状態制御手段31aおよび送信間隔制御手段32aが設けられている。そして、送信状態制御手段31aは、送信事象の発生を契機として、無線送信回路13aを送信状態に移行させることができる。また、送信間隔制御手段32aは、受信端末11の受信状態の間欠周期より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態の間隔を制御することができる。
一方、受信端末11bには、データを無線にて送信する無線送信回路13b、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路14b、データの送受信の制御を行う制御部12b、データの送受信の切り替えを行う切り替え手段15b、データを電波として空間に送出したり受信したりするアンテナ16b、無線送信回路13b、無線受信回路14bおよび制御部12bの電源を供給する電池17b、上位装置とデータのやり取りを行うインターフェース18b、無線送信回路13bの電源をオン/オフするスイッチ19b、無線受信回路14bの電源をオン/オフするスイッチ20bが設けられている。
ここで、制御部12bには、受信状態制御手段31bおよび受信間隔制御手段32bが設けられている。そして、受信状態制御手段31bは、無線受信回路14bを所定の間欠周期で間欠的に受信状態に移行させることができる。また、受信間隔制御手段32bは、パルス状に繰り返される送信端末11aの送信状態に受信タイミングが一致する部分があるようにしながら、間欠周期内において受信状態がパルス状に繰り返されるように受信状態の間隔を制御することができる。
図2は、本発明の一実施形態に係る通信装置に適用される電源回路の一例を示す図、図3は、図2の電源回路に流すことができる電流を示す図である。
図2において、電池Dは通常内部抵抗Rを持っている。あるいは、負荷側を短絡から保護するために、電池Dに直列に短絡保護抵抗Rを挿入する場合もある。また、負荷側には、回路の状態変化時に瞬間的に流れる電流によって電圧が低下するのを防止するために、コンデンサCが電池Dに並列に接続されている。
このため、図3に示すように、電池Dが連続して定常的に流すことができる電流値ISは、パルス状に短時間に流すことができる電流値IPよりも小さくなる。
図4(a)は、図1の通信装置の間欠送受信動作を示すタイミング図、図4(b)は図4(a)の一部を拡大して示すタイミング図、図5は、本発明の一実施形態に係る通信装置の間欠通信方法のその他の例を示すタイミング図である。
図4(a)において、受信端末11b側では、制御部12bは間欠周期T1で間欠的に動作状態に移行し、制御部12bは受信期間T2において、スイッチ20baをオンして電源を無線受信回路14bに供給することにより、無線受信回路14bを受信状態R11に移行させる。そして、制御部12bは、受信状態R11の後にスイッチ20bをオフし、無線受信回路14bの電源を切断することにより、無線受信回路14bをスリープ期間に移行させるとともに、制御部12bは自らスリープ状態となることができる。
一方、送信端末11a側では、制御部12aは、スイッチ19aをオフすることにより、無線送信回路13aの電源を切断するとともに、制御部12aは自らスリープ状態となることができる。そして、送信事象J11が発生すると、制御部12aは、スイッチ19aをオンして電源を無線送信回路13aに供給することにより、無線送信回路13aを一定時間T3だけ送信状態T11に移行させ、受信端末11bを起動するための起動信号S1を送信する。
ここで、起動信号S1には、情報の送信相手となる受信端末11bを識別するための符号および情報を送信するタイミングに関する情報を含めることができる。また、間欠動作している受信端末11bが起動信号S1を確実に受信できるようにするために、送信状態T11となっている時間T3は、T3>T1+T2を満たすように設定することができる。
そして、送信端末11aから送信された起動信号S1が受信端末11bにて受信されると、受信端末11bは、起動信号S1に基づいて自端末が送信端末11aとの間での情報の送信相手かどうかを判断する。そして、自端末が送信端末11aとの間での情報の送信相手である場合、起動信号S1に基づいて送信端末11aから送信される情報のタイミングを判断し、そのタイミングに受信状態R12が起動されるようにタイマを起動する。そして、タイマがタイムアップすると、受信端末11bは受信状態R12に移行するとともに、受信端末11bが受信状態R12に移行している間に、送信端末11aは送信状態T12に移行し、送信端末11aから送信された送信信号S2が受信端末11bにて受信される。
ここで、図4(b)に示すように、送信端末11aでは、送信間隔制御手段32aは、間欠周期T1より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態T11の間隔を制御するとともに、受信端末11bでは、受信間隔制御手段32bは、パルス状に繰り返される送信状態T11に受信タイミングが一致する部分があるようにしながら、間欠周期T1内においてパルス状に繰り返されるように受信状態R11の間隔を制御することができる。
そして、間欠周期T1より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態T11の間隔が制御された場合においても、間欠動作する受信端末11bが送信端末11aを確実に捕捉できるようにするために、受信間隔制御手段32bは、間欠周期T1内において時間(T4−T2)以下の間隔で複数回の受信状態R11に移行させることができる。また、送信状態T11の間隔がN×(T4−T2)以下である場合、間欠周期T1内において受信状態R11となる回数はN回以上とすることができる。
例えば、送信状態T11のデューティ比が約1/2である場合、間欠周期T1内において受信状態R11となる回数は2回以上とすることができ、送信状態T11の繰り返し周期を2×(T4−T2)とすれば、送信状態T11の間の間隔はT4−2×T2であるから、2回の受信状態R11のうち少なくとも1回は送信状態T11と重なるようにすることができ、受信端末11bは送信端末11aから送信された起動信号S1を確実に受信することができる。なお、デューティ比が約1/2としたのは、T2≪T1を想定しているからである。
また、図5に示すように、送信状態T11のデューティ比が約1/3である場合、間欠周期T1内において受信状態R11となる回数は3回以上とすることができ、送信状態T11の繰り返し周期を3×(T4−T2)とすれば、送信状態T11の間の間隔は2×T4−3×T2であるから、3回の受信状態R11のうち少なくとも1回は送信状態T11と重なるようにすることができ、受信端末11bは送信端末11aから送信された起動信号S1を確実に受信することができる。
なお、送信状態T11の期間T4と間隔N×(T4−T2)は電源回路の性能に応じて任意に設定することができ、電源回路の性能によって受信状態R11の回数Nおよび間隔(T4−T2)を決定することができる。
これにより、連続して送信状態T11となる期間を短くすることができ、コイン電池のように連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池17a、17bを用いた場合においても、送信状態T11を維持するために必要な電流を取り出すことが可能となることから、連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池17a、17bを駆動源として使用しつつ、送信端末11aと受信端末11bとの間で間欠無線通信を実現することができる。
なお、上述した実施形態では、受信端末11bが間欠的に受信状態R11に移行し、送信端末11aが間欠的に送信状態T11に移行する方法について説明したが、受信端末11bを間欠的に送信状態T11に移行させ、送信端末11aを間欠的に受信状態R11に移行させることで、双方向通信を行う方法に適用してもよい。
また、送信状態制御手段31a、送信間隔制御手段32、受信状態制御手段31bおよび受信間隔制御手段32bは、これらの手段で行われる処理を遂行させる命令が記述されたプログラムをコンピュータに実行させることにより実現することができる。
そして、このプログラムをCD−ROMなどの記憶媒体に記憶しておけば、受信端末11aおよび送信端末11bに搭載されたコンピュータに記憶媒体を装着し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、送信状態制御手段31a、送信間隔制御手段32、受信状態制御手段31bおよび受信間隔制御手段32bで行われる処理を実現することができる。また、このプログラムを通信ネットワークを介して受信端末11aおよび送信端末11bに搭載されたコンピュータにダウンロードすることにより、このプログラムを受信端末11aおよび送信端末11bにインストールするようにしてもよい。
図6は、本発明の第2実施形態に係る通信装置の概略構成を示すブロック図である。
図6において、送信端末51aは図1の送信端末11aと同様の構成をとることができる。また、受信端末51aは、図1の受信端末11aの構成に加え、受信タイミング制御手段33bが設けられている。ここで、受信タイミング制御手段33bは、パルス状になるように制御された受信状態のタイミングを間欠周期T1ごとに変化させることができる。
図7は、図6の通信装置の間欠送受信動作を示すタイミング図である。
図7において、受信端末51b側では、制御部12bは間欠周期T1に従って間欠的に動作状態に移行し、制御部12bは受信期間T2において、スイッチ20baをオンして電源を無線受信回路14bに供給することにより、無線受信回路14bを受信状態R11に移行させる。ここで、無線受信回路14bを受信状態R11に移行させる場合、受信タイミング制御手段33bは、(T4−T2)の間隔で設けられた受信タイミングt1、t2、t3、・・・、tNで受信状態R11になるように、受信状態R11に移行するタイミングを間欠周期T1ごとに変化させ、間欠周期T1ごとに受信状態R11に変化する回数を1回とすることができる。
そして、制御部12bは、受信状態R11の後にスイッチ20bをオフし、無線受信回路14bの電源を切断することにより、無線受信回路14bをスリープ期間に移行させるとともに、制御部12bは自らスリープ状態となることができる。
一方、送信端末51a側では、制御部12aは、スイッチ19aをオフすることにより、無線送信回路13aの電源を切断するとともに、制御部12aは自らスリープ状態となることができる。そして、制御部12aは、スイッチ19aを間欠的にオンして電源を無線送信回路13aに供給することにより、無線送信回路13aを一定時間T4だけ送信状態T11に繰り返し移行させ、受信端末51bを起動するための起動信号S1を送信する。ここで、送信状態制御手段31aは、送信状態T11が間欠的に繰り返される時間は(N×T1)以上とすることができる。
そして、送信端末51aから送信された起動信号S1が受信端末51bにて受信されると、受信端末51bは、起動信号S1に基づいて自端末が送信端末51aとの間での情報の送信相手かどうかを判断する。そして、自端末が送信端末51aとの間での情報の送信相手である場合、起動信号S1に基づいて送信端末51aから送信される情報のタイミングを判断し、そのタイミングに受信状態R12が起動されるようにタイマを起動する。そして、タイマがタイムアップすると、受信端末51bは受信状態R12に移行するとともに、受信端末51bが受信状態R12に移行している間に、送信端末51aは送信状態T12に移行し、送信端末51aから送信された送信信号S2が受信端末51bにて受信される。
これにより、間欠周期T1より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態T11の間隔を制御した場合においても、間欠的に受信状態に移行する受信端末51bを送信端末11a側で捕捉することができ、連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池17a、17bを駆動源として使用しつつ、送信端末51aと受信端末51bとの間で間欠無線通信を実現することができる。
なお、上述した実施形態では、受信端末51bが間欠的に受信状態R11に移行し、送信端末51aが間欠的に送信状態T11に移行する方法について説明したが、受信端末51bを間欠的に送信状態T11に移行させ、送信端末51aを間欠的に受信状態R11に移行させることで、双方向通信を行う方法に適用してもよい。
図8は、本発明の第3実施形態に係る通信装置の概略構成を示すブロック図である。
図8において、受信端末111aには、データを無線にて送信する無線送信回路113a、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路114a、データの送受信の制御を行う制御部112a、データの送受信の切り替えを行う切り替え手段115a、データを電波として空間に送出したり受信したりするアンテナ116a、無線送信回路113a、無線受信回路114aおよび制御部112aの電源を供給する電池117a、上位装置とデータのやり取りを行うインターフェース118a、無線送信回路113aの電源をオン/オフするスイッチ119a、無線受信回路114aの電源をオン/オフするスイッチ120aが設けられている。
なお、インターフェース118aを介してデータのやり取りを行う上位装置としては、例えば、情報処理装置、スイッチやセンサ、表示器などを挙げることができる。また、制御部112aにはタイマが設けられ、制御部112a自体の消費電力を最低に維持するスリープ状態となり、一定時間後に動作状態に移行することができる。
ここで、制御部112aには、無線送信回路113aまたは無線受信回路114aを間欠的に動作状態に移行させる動作状態制御手段131aが設けられ、動作状態制御手段131aには、第1送信状態制御手段132a、第1受信状態制御手段133aおよび送信間隔制御手段134aが設けられている。そして、第1送信状態制御手段132aは、受信端末111aの動作状態において受信端末111aが動作状態にあることを送信端末111bに知らせるための送信状態T111に移行させることができる。また、第1受信状態制御手段133aは、受信端末111aが動作状態にあることを送信端末111bに知らせるための送信状態T111に引き続いて、送信端末111bから送信されたデータを受信するための受信状態R111に移行させることができる。また、送信間隔制御手段134aは、受信端末111aの動作状態の間欠周期(TT+TR+TS)より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態T111の間隔を制御することができる。
そして、動作状態制御手段131aは、一定期間TTの送信状態T111とそれに続く一定期間TRの受信状態R111を、スリープ期間TSだけ間隔を空けながら間欠的に繰り返すことができる。なお、動作期間(TT+TR)はスリープ期間TSに対して十分に短くすることができ、受信端末111aの消費電力は以下の(1)式を満たすことができる。
(TT×PT+TR×PR)≪PR×(TT+TR+TS) ・・・(1)
ただし、PTは送信時に無線送信回路113aおよび制御部112aにて消費される電力、PRは受信時に無線受信回路114aおよび制御部112aにて消費される電力である。この式により、無線受信回路114aを常時受信状態とした場合に比べて期間(TT+TR+TS)に消費される電力を削減することができる。
一方、送信端末111bには、データを無線にて送信する無線送信回路113b、無線で送信されたデータを受信する無線受信回路114b、データの送受信の制御を行う制御部112b、データの送受信の切り替えを行う切り替え手段115b、データを電波として空間に送出したり受信したりするアンテナ116b、無線送信回路113b、無線受信回路114bおよび制御部112bの電源を供給する電池117b、上位装置とデータのやり取りを行うインターフェース118b、無線送信回路113bの電源をオン/オフするスイッチ119b、無線受信回路114bの電源をオン/オフするスイッチ120bが設けられている。
ここで、制御部112bには、無線送信回路113bまたは無線受信回路114bを間欠的に動作状態に移行させる動作状態制御手段131bが設けられ、動作状態制御手段131bには、第2送信状態制御手段132b、第2受信状態制御手段133bおよび受信間隔制御手段134bが設けられている。そして、第2受信状態制御手段133bは、送信事象J11の発生を契機として、受信端末111aが動作状態にあるということを送信端末111bが知るための受信待ち状態R112に移行させることができる。なお、送信事象J11としては、例えば、上位装置からの送信指令、送信端末111b内部で発生した電池電圧情報、他の無線機から中継送信されるデータを受信した場合などを挙げることができる。そして、送信端末111bは、送信事象J11が発生することにより、どの受信端末111aにデータを送信したらよいかを判断することができる。
また、第2送信状態制御手段132bは、受信待ち状態R112において受信端末111aが送信相手であることを示すデータを送信端末111bが受信した場合、動作状態にある受信端末111aにデータを送信するための送信状態T112に移行させることができる。
また、受信間隔制御手段134bは、パルス状に繰り返される受信端末111aの送信状態T111に受信タイミングが一致する部分があるようにしながら、間欠周期(TT+TR+TS)内において受信待ち状態R112がパルス状に繰り返されるように受信待ち状態R112の間隔を制御することができる。
そして、送信端末111bは、送信事象J11が発生すると、一定時間TWだけパルス状に繰り返されるようにしながら受信待ち状態R112になることができる。ここで、一定時間TWは電波を受信可能な場所に存在する全ての受信端末111aの送信状態T111を確認できるようにするために、以下の式を満たすように設定することができる。
TW>TT+(TT+TR+TS) ・・・(2)
ただし、通信エラーなどにより受信端末111aの送信状態T111を確認できない場合も考慮して、N(Nは2以上の整数)回だけ受信端末111aの送信状態T111を確認できるように、以下の式を満たすように一定時間TWを設定することができる。
TW>TT+N×(TT+TR+TS) ・・・(3)
図9は、図8の通信装置の間欠通信方法の一例を示すタイミング図である。
図9において、受信端末111a側では、動作期間(TT+TR)において制御部112aは動作状態に移行し、制御部112aは送信期間TTにおいて、スイッチ119aをオンして電源を無線送信回路113aに供給することにより、無線送信回路113aを送信状態T111に移行させる。また、制御部112aは送信期間TTに続く受信期間TRおいて、スイッチ120aをオンして電源を無線受信回路114aに供給することにより、無線受信回路114aを受信状態R111に移行させる。そして、制御部112aは、一定期間TTの送信状態T111とそれに続く一定期間TRの受信状態R111の後にスイッチ119a、120aをオフし、無線送信回路113aおよび無線受信回路114aの電源を切断することにより、スリープ期間TSに移行させるとともに、制御部112aは自らスリープ状態となることができる。そして、制御部112aは、一定期間TTの送信状態T111とそれに続く一定期間TRの受信状態R111をスリープ期間TSだけ間隔を空けながら間欠的に繰り返すことができる。
一方、送信端末111b側では、制御部112bは、スイッチ119b、120bをオフすることにより、無線送信回路113bおよび無線受信回路114bの電源を切断するとともに、制御部112bは自らスリープ状態となることができる。そして、送信事象J11が発生すると、制御部112bは、スイッチ120bをオンして電源を無線受信回路114bに供給することにより、無線受信回路114bを一定時間TWだけ受信待ち状態R12に移行させる。
そして、受信端末111a側において無線送信回路113aが送信状態T111に移行されると、無線送信回路113aはアンテナ116aを介して間欠送信信号S11を送信することができる。なお、間欠送信信号S11には、個々の受信端末111aに固有なコードを含めることができる。
そして、送信状態T111において間欠送信信号S11が受信端末111aから送信されると、受信待ち状態R112となっている送信端末111bにて間欠送信信号S11が受信される。ここで、(2)式を満たすように受信待ち状態R112の時間TWを設定することにより、間欠送信信号S11が受信待ち状態R112と非同期で受信端末111aから送信された場合においても、電波を受信可能な場所に存在する全ての送信端末111bに間欠送信信号S11を受信させることができ、受信端末111aの動作状態を送信端末111bに確実に知らせることができる。
そして、受信待ち状態R12となっている送信端末111bにて間欠送信信号S11が受信されると、送信端末111bは、間欠送信信号S11に含まれる受信端末111aに固有なコードに基づいて、その受信端末111aが送信相手であるかどうかを判断する。そして、その受信端末111aが送信相手であると確認された場合には、送信端末111bは送信状態T12に直ちに移行し、送信信号S12を受信端末111aに送信することができる。
ここで、受信端末111a側では、送信状態T111において間欠送信信号S11を送信すると、その直後に受信状態R111に移行することができるので、送信端末111bが送信状態T111にいる時には、受信端末111aは受信状態R111にいることができ、タイマなどを用いて受信端末11aと送信端末11bとの間で同期をとることなく、受信端末11aは送信端末111bから送信された送信信号S12を受信することができる。
これにより、送信端末11bから送信されたデータを受信端末111aが受信する直前に、受信端末111aが動作状態にあることを送信端末111bに知らせることが可能となるとともに、送信端末111b側では受信端末111a側にデータを送信する前に受信待ち状態R112で待機することが可能となる。
このため、受信端末111aが間欠的に動作状態を繰り返している場合においても、受信端末111aと送信端末111bとで動作タイミングを同期化させることなく、受信端末111aが動作状態にある時にデータを受信することが可能となるとともに、送信端末111bが受信端末111aを捕捉するために、送信端末111bが長時間送信状態T112を継続させる必要がなくなることから、送受信時の低消費電力化を図りつつ、送信動作中における空間のチャンネルの占有時間を低減することができる。
また、受信端末111aでは、送信間隔制御手段134aは、間欠周期(TT+TR+TS)より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態T111の間隔を制御するとともに、送信端末111bでは、受信間隔制御手段134bは、パルス状に繰り返される送信状態T111に受信タイミングが一致する部分があるようにしながら、間欠周期(TT+TR+TS)内においてパルス状に繰り返されるように受信待ち状態R112の間隔を制御することができる。
そして、間欠周期(TT+TR+TS)より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように送信状態T111の間隔が制御された場合においても、間欠動作する送信端末111bが受信端末111aを確実に捕捉できるようにするために、受信間隔制御手段134bは、間欠周期(TT+TR+TS)内において時間(T14−T12)以下の間隔で複数回の送信状態T111に移行させることができる。また、受信待ち状態R112の間隔がN×(T14−T12)以下である場合、間欠周期(TT+TR+TS)内において送信状態T111となる回数はN回以上とすることができる。ただし、T14は、パルス状に繰り返される受信待ち状態R112のパルス幅、T12は、パルス状に繰り返される送信状態T111のパルス幅である。
これにより、送受信時の低消費電力化を図りつつ、送信動作中における空間のチャンネルの占有時間を低減することができる上に、連続して受信待ち状態R112となる期間を短くすることができ、コイン電池のように連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池17a、17bを用いた場合においても、受信待ち状態R112を維持するために必要な電流を取り出すことが可能となることから、連続的に流せる負荷電流が極めて小さい電池17a、17bを駆動源として使用しつつ、送信端末111aと受信端末111bとの間で間欠無線通信を実現することができる。
なお、第1送信状態制御手段132a、第1受信状態制御手段133a、送信間隔制御手段134a、第2送信状態制御手段132b、第2受信状態制御手段133bおよび受信間隔制御手段134bは、これらの手段で行われる処理を遂行させる命令が記述されたプログラムをコンピュータに実行させることにより実現することができる。
そして、このプログラムをCD−ROMなどの記憶媒体に記憶しておけば、受信端末111aおよび送信端末111bに搭載されたコンピュータに記憶媒体を装着し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、第1送信状態制御手段132a、第1受信状態制御手段133a、送信間隔制御手段134a、第2送信状態制御手段132b、第2受信状態制御手段133bおよび受信間隔制御手段134bで行われる処理を実現することができる。また、このプログラムを通信ネットワークを介して受信端末111aおよび送信端末111bに搭載されたコンピュータにダウンロードすることにより、このプログラムを受信端末111aおよび送信端末111bにインストールするようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る通信装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る通信装置に適用される電源回路の一例を示す図である。 図2の電源回路に流すことができる電流を示す図である。 図4(a)は、図1の通信装置の間欠送受信動作を示すタイミング図、図4(b)は図4(a)の一部を拡大して示すタイミング図である。 本発明の一実施形態に係る通信装置の間欠通信方法のその他の例を示すタイミング図である。 本発明の第2実施形態に係る通信装置の概略構成を示すブロック図である。 図6の通信装置の間欠送受信動作を示すタイミング図である。 本発明の第3施形態に係る通信装置の概略構成を示すブロック図である。 図8の通信装置の間欠通信方法を示すタイミング図である。
符号の説明
11a、51a、111b 送信端末
11b、51b、111a 受信端末
12a、12b、112a、112b 制御部
13a、13b、113a、113b 無線送信回路
14a、14b、114a、114b 無線受信回路
15a、15b、115a、115b 切り替え手段
16a、16b、116a、116b アンテナ
17a、17b、117a、117b 電池
18a、18b、118a、118b インターフェース
19a、19b、20a、20b、119a、119b、120a、120b スイッチ
31a 送信状態制御手段
32a、134a 送信間隔制御手段
31b 受信状態制御手段
32b、134b 受信間隔制御手段
33b 受信タイミング制御手段
131a 動作状態制御手段
132a 第1送信状態制御手段
133a 第1受信状態制御手段
132b 第2送信状態制御手段
133b 第2受信状態制御手段

Claims (13)

  1. データを無線にて送信する無線送信回路と、
    送信事象の発生を契機として、前記無線送信回路を送信状態に移行させる送信状態制御手段と、
    間欠的に移行される受信状態の間欠周期より短い期間内においてパルス状に繰り返されるように前記送信状態の間隔を制御する送信間隔制御手段とを備えることを特徴とする無線送信装置。
  2. データを無線にて送信する無線送信回路と、
    無線で送信されたデータを受信する無線受信回路と、
    送信事象の発生を契機として、受信側が動作状態にあるということを送信側で知るための受信待ち状態に移行させる受信状態制御手段と、
    前記受信待ち状態において前記受信側が送信相手であることを示すデータを前記送信側で受信した場合、前記動作状態にある受信側にデータを送信するための送信状態に移行させる送信状態制御手段と、
    前記受信待ち状態がパルス状に繰り返されるように前記受信待ち状態の間隔を制御する受信間隔制御手段とを備えることを特徴とする無線送信装置。
  3. 無線で送信されたデータを受信する無線受信回路と、
    前記無線受信回路を所定の間欠周期で間欠的に受信状態に移行させる受信状態制御手段と、
    パルス状に繰り返される送信側の送信状態に受信タイミングが一致する部分があるようにしながら、前記間欠周期内において前記受信状態がパルス状に繰り返されるように前記受信状態の間隔を制御する受信間隔制御手段とを備えることを特徴とする無線受信装置。
  4. 無線で送信されたデータを受信する無線受信回路と、
    前記無線受信回路を所定の間欠周期で間欠的に受信状態に移行させる受信状態制御手段と、
    前記間欠周期内において前記受信状態がパルス状になるように前記受信状態の間隔を制御する受信間隔制御手段と、
    前記パルス状になるように制御された受信状態のタイミングを間欠周期ごとに変化させる受信タイミング制御手段とを備えることを特徴とする無線受信装置。
  5. 所定の間欠周期で間欠的に受信側を受信状態に移行させるステップと、
    送信事象の発生を契機として、前記間欠周期よりも短い周期でパルス状に繰り返されるように送信状態の間隔を制御しながら送信側を送信状態に移行させるステップとを備えることを特徴とする無線通信方法。
  6. 前記送信状態におけるパルス幅がT4、前記受信状態におけるパルス幅がT2であるとすると、前記間欠周期内において、(T4−T2)以下の間隔で複数回の受信状態に移行することを特徴とする請求項5記載の無線通信方法。
  7. 前記送信状態の間隔がN×(T4−T2)以下である場合、前記間欠周期内において前記受信状態となる回数はN回以上であることを特徴とする請求項6記載の無線通信方法。
  8. 前記送信状態におけるパルス幅がT4、前記受信状態におけるパルス幅がT2であるとすると、前記間欠周期内において、間欠周期ごとに受信状態に移行するタイミングを(T4−T2)以下の間隔で変化させることを特徴とする請求項5記載の無線通信方法。
  9. 前記送信状態の間隔がN×(T4−T2)以下である場合、前記間欠周期内において前記受信状態となるタイミングはN以上であることを特徴とする請求項8記載の無線通信方法。
  10. 前記間欠周期をT1とすると、前記送信状態が繰り返される時間は(N×T1+T2)以上であることを特徴とする請求項9記載の無線通信方法。
  11. 受信側において所定の間欠周期で間欠的に動作状態に移行しながら、前記受信側が動作状態にあることを送信側に知らせるための送信状態に移行するステップと、
    前記受信側の送信状態に引き続いて前記送信側から送信されたデータを受信するための受信状態に移行するステップと、
    送信側において送信事象の発生を契機として、前記間欠周期よりも短い周期でパルス状に繰り返されるように受信待ち状態の間隔を制御しながら、受信側が動作状態にあるということを前記送信側で知るため受信待ち状態に移行するステップと、
    前記動作状態にある受信側にデータを送信するための送信状態に移行するステップとを備えることを特徴とする無線通信方法。
  12. 所定の間欠周期で間欠的に受信側を受信状態に移行させるステップと、
    送信事象の発生を契機として、前記間欠周期よりも短い周期でパルス状に繰り返されるように送信状態の間隔を制御しながら送信側を送信状態に移行させるステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする無線通信プログラム。
  13. 受信側において所定の間欠周期で間欠的に動作状態に移行しながら、前記受信側が動作状態にあることを送信側に知らせるための送信状態に移行するステップと、
    前記受信側の送信状態に引き続いて前記送信側から送信されたデータを受信するための受信状態に移行するステップと、
    送信側において送信事象の発生を契機として、前記間欠周期よりも短い周期でパルス状に繰り返されるように受信待ち状態の間隔を制御しながら、受信側が動作状態にあるということを前記送信側で知るため受信待ち状態に移行するステップと、
    前記動作状態にある受信側にデータを送信するための送信状態に移行するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする無線通信プログラム。
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