JP2008103812A - カメラ、画像補正装置および画像補正方法 - Google Patents
カメラ、画像補正装置および画像補正方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】デジタルカメラは、被写体を撮像して画像を取得する撮像素子20と、先幕191および後幕192を有するフォーカルプレンシャッタ19と、光軸方向に対する先幕191と後幕192との位置により発生する画像の露光ムラを補正する補正手段206とを備える。
【選択図】図1
Description
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、補正手段で露光ムラを補正するための補正データを記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、補正データは、フォーカルプレンシャッタが画像中央部でスリット露光する際の第1の露光時間に基づいた、フォーカルプレンシャッタの走行開始側および走行終了側の補正データを含むことを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、補正手段で露光ムラを補正するための補正データを算出する補正データ算出手段をさらに備え、補正データ算出手段は、フォーカルプレンシャッタが画像の中央部でスリット露光する際の第1の露光時間に基づいて、画像の中央を挟んでフォーカルプレンシャッタの走行開始側と走行終了側の少なくとも2つの領域において補正データを算出することを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項3または4に記載のカメラにおいて、補正データは、フォーカルプレンシャッタの走行開始側の所定の点をスリット露光する際の第2の露光時間と第1の露光時間とを比例補間した走行開始側の第3補正データと、フォーカルプレンシャッタの走行終了側の所定の点をスリット露光する際の第3の露光時間と第1の露光時間とを比例補間した走行終了側の第4補正データとを含むことを特徴とする。
(8)請求項8の発明は、請求項7に記載のカメラにおいて、補正データ算出手段は、さらに絞り値および焦点距離に基づいて露光時間を算出することを特徴とする。
(9)請求項9の発明は、請求項4乃至6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、露光時間を記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とする。
(11)請求項11の発明による画像補正装置は、フォーカルプレンシャッタの先幕と後幕との光軸方向の間隔に起因する露光ムラ補正に用いる補正データが付与されている画像を取り込む取込手段と、補正データを用いて画像に対して露光ムラ補正を行う補正手段とを備えることを特徴とする。
(12)請求項12の発明による画像補正装置は、画像および画像を取得したカメラの機種名を取り込む取込手段と、カメラの機種名に基づいて、フォーカルプレンシャッタの先幕と後幕との光軸方向の間隔に起因する露光ムラの補正に用いる補正データを決定する補正データ決定手段と、決定された補正データを用いて画像に対して露光ムラ補正を行う補正手段とを備えることを特徴とする。
図1は、実施の形態による電子カメラの要部構成を説明する図である。カメラボディ10には、撮影レンズ120を備えるレンズ鏡筒110が交換可能に装着されている。レンズ鏡筒110内には、レンズ群120a〜120cから成る撮影レンズ120、絞り140が設けられている。絞り140は、絞り制御装置130により駆動される。
Hp1=HA・yp1/y ・・・(1)
なお、Hp1は位置p1における補正係数、HAは補正係数A、yp1は位置p1の撮影画面193における像高、yは撮影画面193の上辺部における像高を示す。
(1)フォーカルプレンシャッタ19の先幕191と後幕192は光軸方向に所定の間隔を開けて配置されている。シャッタ19の開放時間は全体でほぼ同じであるが、このような先幕191と後幕192の位置に起因して、フォーカルプレンシャッタ19の走行方向に応じた画像の露光ムラが発生する。この実施の形態のデジタルカメラでは、このような画像の露光ムラを画像補正部206により補正するようにした。したがって、露光ムラの少ない画質を向上させた画像を得ることができる。
この場合の、先幕191と後幕192の走行と露光時間との関係を図4に示す。なお、図4はシャッタ秒時が1/8000、絞りが開放の場合を示す。このとき、図4に示すように、撮影画面193の上辺部の露光時間t1bは0.056ms、下辺部の露光時間t2bは0.152msとなっている。すなわち、撮影画面193の中央部の露光時間t0b(0.122ms)に対して、図2(a)の場合と異なり、撮影画面193の上辺部で露光アンダー、下辺部で露光オーバーとなっている。したがって、この場合は、撮影画面193の上辺部の露光アンダーを補うために、補正係数2.18(=t0b/t1b)を乗じる。また、撮影画面193の下辺部の露光オーバー分を打ち消すために、補正係数0.80(=t0b/t2b)を乗じる。露光時間t0b、t1b、t2bは、画像補正部206内に記録されている。
この場合の、先幕191と後幕192の走行と露光時間との関係を図5に示す。なお、図5はシャッタ秒時が1/8000、絞りが開放の場合を示す。このとき、図5に示すように、撮影画面193の上辺部の露光時間t1cは0.089ms、下辺部の露光時間t2cは0.191msとなっている。すなわち、撮影画面193の中央部の露光時間t0c(0.122ms)に対して、図2(a)の場合と異なり、撮影画面193の上辺部で露光アンダー、下辺部で露光オーバーとなっている。したがって、この場合は、撮影画面193の上辺部の露光アンダーを補うために、補正係数1.37(=t0c/t1c)を乗じる。また、撮影画面193の下辺部の露光オーバー分を打ち消すために、補正係数0.64(=t0c/t2c)を乗じる。露光時間t0c、t1c、t2cは、画像補正部206内に記録されている。
この場合の、先幕191と後幕192の走行と露光時間との関係を図6に示す。なお、図6はシャッタ秒時が1/8000、絞りが開放の場合を示す。このとき、図6に示すように、撮影画面193の上辺部の露光時間t1dは0.152ms、下辺部の露光時間t2dは0.056msとなっている。すなわち、撮影画面193の中央部の露光時間t0d(0.122ms)に対して、図2(a)の場合と同様に、撮影画面193の上辺部で露光オーバー、下辺部で露光アンダーとなっている。したがって、この場合は、撮影画面193の上辺部の露光オーバー分を打ち消すために、補正係数0.80(=t0d/t1d)を乗じる。また、撮影画面193の下辺部の露光アンダーを補うために、補正係数2.18(=t0d/t2d)を乗じる。露光時間t0d、t1d、t2dは、画像補正部206内に記録されている。
(1)1コマの撮影を行なうごとに露光ムラ補正処理を行なうものとして説明したが、一連の撮影が終了した後、もしくは撮影者により選択された画像に対して補正処理を行なってもよい。この場合、制御回路200は、露光ムラ補正の施されていない画像データのEXIFタグに、画像補正部206で算出された補正係数を書き込むようにする。補正係数の添付された画像データが制御回路200により読み出されると、画像補正部206は添付された補正係数を用いて画像データに対して露光ムラ補正する。
192 シャッタ後幕 200 制御回路 206 画像補正部
Claims (12)
- 被写体を撮像して画像を取得する撮像素子と、
先幕および後幕を有するフォーカルプレンシャッタと、
光軸方向に対する前記先幕と後幕との位置により発生する前記画像の露光ムラを補正する補正手段とを備えることを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記補正手段で前記露光ムラを補正するための補正データを記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。 - 請求項2に記載のカメラにおいて、
前記補正データは、前記フォーカルプレンシャッタが前記画像中央でスリット露光する際の第1の露光時間に基づいた、前記フォーカルプレンシャッタの走行開始側および走行終了側の補正データを含むことを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記補正手段で前記露光ムラを補正するための補正データを算出する補正データ算出手段をさらに備え、
前記補正データ算出手段は、前記フォーカルプレンシャッタが前記画像の中央部でスリット露光する際の第1の露光時間に基づいて、前記画像の中央を挟んで前記フォーカルプレンシャッタの走行開始側と走行終了側の少なくとも2つの領域において前記補正データを算出することを特徴とするカメラ。 - 請求項4に記載のカメラにおいて、
前記補正データ算出手段は、前記フォーカルプレンシャッタが走行開始側の画像領域でスリット露光する際の第2の露光時間と前記第1の露光時間とに基づいて、前記走行開始側の画像領域における第1補正データを算出するとともに、前記フォーカルプレンシャッタが走行終了側の露光領域でスリット露光する際の第3の露光時間と前記第1の露光時間とに基づいて、前記走行終了側の画像領域における第2補正データを算出することを特徴とするカメラ。 - 請求項3または4に記載のカメラにおいて、
前記補正データは、
前記フォーカルプレンシャッタの走行開始側の所定の点をスリット露光する際の第2の露光時間と、前記第1の露光時間とを比例補間した走行開始側の第3補正データと、
前記フォーカルプレンシャッタの走行終了側の所定の点をスリット露光する際の第3の露光時間と、前記第1の露光時間とを比例補間した走行終了側の第4補正データとを含むことを特徴とするカメラ。 - 請求項4乃至6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
前記補正データ算出手段は、前記光軸方向における前記先幕および後幕との距離、前記先幕および後幕の走行速度特性、および前記フォーカルプレンシャッタから前記撮像素子の撮像面までの距離に基づいて、前記露光時間を算出することを特徴とするカメラ。 - 請求項7に記載のカメラにおいて、
前記補正データ算出手段は、さらに絞り値および焦点距離に基づいて前記露光時間を算出することを特徴とするカメラ。 - 請求項4乃至6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
前記露光時間を記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。 - 先幕および後幕が所定の間隔をあけてスリット走行するようにフォーカルプレンシャッタを制御し、
前記フォーカルプレンシャッタをスリット走行させながら被写体を撮像して画像を取得し、
光軸方向に対する前記先幕と後幕との位置により発生する前記画像の露光ムラを補正することを特徴とする画像補正方法。 - フォーカルプレンシャッタの先幕と後幕との光軸方向の間隔に起因する露光ムラ補正に用いる補正データが付与されている画像を取り込む取込手段と、
前記補正データを用いて前記画像に対して露光ムラ補正を行う補正手段とを備えることを特徴とする画像補正装置。 - 画像と、前記画像を取得したカメラの機種名とを取り込む取込手段と、
前記カメラの機種名に基づいて、フォーカルプレンシャッタの先幕と後幕との光軸方向の間隔に起因する露光ムラの補正に用いる補正データを決定する補正データ決定手段と、
前記決定された補正データを用いて前記画像に対して露光ムラ補正を行う補正手段とを備えることを特徴とする画像補正装置。
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JPH11331742A (ja) * | 1998-05-11 | 1999-11-30 | Ricoh Co Ltd | 画像記録装置 |
JP2006121631A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Cosina Co Ltd | デジタルカメラ |
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CN116342435B (zh) * | 2023-05-30 | 2023-08-22 | 合肥埃科光电科技股份有限公司 | 一种线扫描相机畸变校正方法、计算设备及存储介质 |
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