JP2008103812A - カメラ、画像補正装置および画像補正方法 - Google Patents

カメラ、画像補正装置および画像補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008103812A
JP2008103812A JP2006282468A JP2006282468A JP2008103812A JP 2008103812 A JP2008103812 A JP 2008103812A JP 2006282468 A JP2006282468 A JP 2006282468A JP 2006282468 A JP2006282468 A JP 2006282468A JP 2008103812 A JP2008103812 A JP 2008103812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
exposure
correction
correction data
focal plane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006282468A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4816400B2 (ja
JP2008103812A5 (ja
Inventor
Yoshiaki Tanabe
佳明 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2006282468A priority Critical patent/JP4816400B2/ja
Publication of JP2008103812A publication Critical patent/JP2008103812A/ja
Publication of JP2008103812A5 publication Critical patent/JP2008103812A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4816400B2 publication Critical patent/JP4816400B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】先幕と後幕とを有するフォーカルプレンシャッタの構造に起因する露光ムラを補正する。
【解決手段】デジタルカメラは、被写体を撮像して画像を取得する撮像素子20と、先幕191および後幕192を有するフォーカルプレンシャッタ19と、光軸方向に対する先幕191と後幕192との位置により発生する画像の露光ムラを補正する補正手段206とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、シャッタ動作に起因する露光ムラを補正することができるカメラ、画像補正装置および画像補正方法に関する。
交換レンズの特性を反映して、撮影画像の周辺照度低下(シェーディング)を補正するカメラが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2003−163826号公報
しかしながら、従来技術のカメラでは、先幕と後幕とを有するフォーカルプレンシャッタの構造に起因する露光ムラが発生するという問題があった。
(1)請求項1の発明によるカメラは、被写体を撮像して画像を取得する撮像素子と、先幕および後幕を有するフォーカルプレンシャッタと、光軸方向に対する先幕と後幕との位置により発生する画像の露光ムラを補正する補正手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、補正手段で露光ムラを補正するための補正データを記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、補正データは、フォーカルプレンシャッタが画像中央部でスリット露光する際の第1の露光時間に基づいた、フォーカルプレンシャッタの走行開始側および走行終了側の補正データを含むことを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、補正手段で露光ムラを補正するための補正データを算出する補正データ算出手段をさらに備え、補正データ算出手段は、フォーカルプレンシャッタが画像の中央部でスリット露光する際の第1の露光時間に基づいて、画像の中央を挟んでフォーカルプレンシャッタの走行開始側と走行終了側の少なくとも2つの領域において補正データを算出することを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、請求項4に記載のカメラにおいて、補正データ算出手段は、フォーカルプレンシャッタが走行開始側の画像領域でスリット露光する際の第2の露光時間と第1の露光時間とに基づいて、走行開始側の画像領域における第1補正データを算出するとともに、フォーカルプレンシャッタが走行終了側の露光領域でスリット露光する際の第3の露光時間と第1の露光時間とに基づいて、走行終了側の画像領域における第2補正データを算出することを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項3または4に記載のカメラにおいて、補正データは、フォーカルプレンシャッタの走行開始側の所定の点をスリット露光する際の第2の露光時間と第1の露光時間とを比例補間した走行開始側の第3補正データと、フォーカルプレンシャッタの走行終了側の所定の点をスリット露光する際の第3の露光時間と第1の露光時間とを比例補間した走行終了側の第4補正データとを含むことを特徴とする。
(7)請求項7の発明は、請求項4乃至6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、補正データ算出手段は、光軸方向における先幕および後幕との距離、先幕および後幕の走行速度特性、およびフォーカルプレンシャッタから撮像素子の撮像面までの距離に基づいて、露光時間を算出することを特徴とする。
(8)請求項8の発明は、請求項7に記載のカメラにおいて、補正データ算出手段は、さらに絞り値および焦点距離に基づいて露光時間を算出することを特徴とする。
(9)請求項9の発明は、請求項4乃至6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、露光時間を記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とする。
(10)請求項10の発明による画像補正方法は、先幕および後幕が所定の間隔をあけてスリット走行するようにフォーカルプレンシャッタを制御し、フォーカルプレンシャッタをスリット走行させながら被写体を撮像して画像を取得し、光軸方向に対する先幕と後幕との位置により発生する画像の露光ムラを補正することを特徴とする。
(11)請求項11の発明による画像補正装置は、フォーカルプレンシャッタの先幕と後幕との光軸方向の間隔に起因する露光ムラ補正に用いる補正データが付与されている画像を取り込む取込手段と、補正データを用いて画像に対して露光ムラ補正を行う補正手段とを備えることを特徴とする。
(12)請求項12の発明による画像補正装置は、画像および画像を取得したカメラの機種名を取り込む取込手段と、カメラの機種名に基づいて、フォーカルプレンシャッタの先幕と後幕との光軸方向の間隔に起因する露光ムラの補正に用いる補正データを決定する補正データ決定手段と、決定された補正データを用いて画像に対して露光ムラ補正を行う補正手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、先幕と後幕の位置に起因する露光ムラを補正することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態によるカメラを説明する。
図1は、実施の形態による電子カメラの要部構成を説明する図である。カメラボディ10には、撮影レンズ120を備えるレンズ鏡筒110が交換可能に装着されている。レンズ鏡筒110内には、レンズ群120a〜120cから成る撮影レンズ120、絞り140が設けられている。絞り140は、絞り制御装置130により駆動される。
カメラボディ10の内部には、被写体を撮像するための撮像素子20が設けられている。撮像素子20はCCDやCMOS等が使用される。撮影レンズ120と撮像素子20との間には、撮影レンズ120を通過した被写体光をファインダ光学系へと反射するクイックリターンミラー70が設けられている。
クイックリターンミラー70で反射された被写体光は、撮像素子20と光学的に等価な位置に設けられたフォーカシングスクリーン90上に結像する。フォーカシングスクリーン90上に結像された被写体像は、ペンタプリズム30から接眼レンズ50を介して撮影者に観察されるとともに、ペンタプリズム30から測光センサ40の受光面上に結像する。
撮影の際には、ミラー駆動装置201によりクイックリターンミラー70が被写体光の光路上から光路外(図1の破線部)へと移動し、撮像素子20上に被写体像が結像する。撮像素子20の直前には、シャッタ19が設けられている。シャッタ19は、図2(a)に示すように、先幕191と後幕192とを有するフォーカルプレンシャッタである。レリーズ前、先幕191はアパーチャ部AP上に展開して撮像素子20への光を遮光し、後幕192はアパーチャ部AP上部に折り畳まれている。レリーズ後、先幕191が走行を開始すると、シャッタ秒時で定められた時間経過後に後幕192が走行を開始する。たとえば、1/8000秒などの高速シャッタ秒時では、先幕191の走行よりわずかに遅れて後幕192が走行する、いわゆるスリット走行(スリット露光)となる。
撮像素子20は、撮像面に結像された被写体像に対応する信号電荷の蓄積および蓄積電荷の掃き出しを行ない、A/D変換回路203は、撮像素子20から出力されたアナログ撮像信号をデジタル画像信号に変換して、画像処理回路204へ出力する。画像処理回路204では、入力されたデジタル画像信号に対して、ホワイトバランス調整、シャープネス調整、ガンマ補正、階調調整などの画像処理が施され、画像データとして制御回路200へ出力される。
制御回路200はCPU、ROM、RAMおよび各種周辺回路から構成され、電子カメラの制御を行なうマイクロコンピュータである。また、画像処理回路204から入力された画像データは、制御回路200でJPEG形式などの方式により圧縮されて、記録媒体205に記録される。制御回路200は、画像処理回路204から入力した画像データ、もしくは記録媒体から読み出した画像データを用いて、液晶モニタ208に撮影画像を表示するための表示信号を作成し、液晶モニタ208に出力する。制御回路200は、ソフトウエアで実現される画像補正部206を含んでいる。画像補正部206は、撮影画像の露光ムラを画像処理により補正する。
測光回路207は、測光センサ40から得られた測光信号をA/D変換して制御回路200へ出力する。制御回路200は、入力された測光信号に基づいて算出された被写体の輝度および撮像感度(ISO感度)に基づいてシャッタスピードと撮影レンズ120の絞り値を演算する。演算結果はシャッタ19と絞り制御装置130へ出力されてシャッタスピードTvと絞り値Avが制御される。
カメラには、電源スイッチ3とレリーズボタン4とが設けられている。レリーズボタン4の押下操作に連動してオン/オフする半押しスイッチ47および全押しスイッチ48は、それぞれオン信号もしくはオフ信号を制御回路200へ出力する。
レリーズボタン4が全押しされて、全押しスイッチ48からオン信号が入力されると、先幕191は図2(a)に示す先幕走行曲線1のように走行し、後幕192は後幕走行曲線2のように走行する。図2(a)はシャッタ秒時が1/8000秒であり、絞りが開放の場合を示す。図2(a)の撮影画面193の中央部における露光時間t0a(0.122ms)が、シャッタ秒時1/8000秒における所望の露光時間である。撮影画面193の上辺部、すなわち先幕191および後幕192の走行開始側の領域に入射する被写体光Bpは、図2(a)に示すように斜めに入射する。このため、図2(b)に示すように、先幕191がYaまで走行する(開放される)と被写体光Bpが撮像面194へ入射され、露光が開始される。さらに、後幕192がYbまで走行すると被写体光Bpの入射が遮られ、露光が終了する。
このように、シャッタ19が開放されている時間は中央部とほぼ同じ(0.124ms)であるが、撮影画面193の高さ方向において、露光開始と終了の位置が異なるために、撮影画面193の上辺部の露光時間がt1a(0.191ms)となる。撮影画面193の下辺部、すなわち先幕191および後幕192の走行終了側の領域においても同様に、被写体光Bbが斜めに入射するために、先幕191がYcまで走行すると露光が開始され、後幕192がYdまで走行すると露光が終了するので、撮影画面193の下辺部の露光時間がt2a(0.089ms)となる。なお、図2(b)は図2(a)のシャッタ19の近辺を拡大した模式図である。
したがって、撮影レンズ120からの被写体光が撮影画面193の上辺部と下辺部において、Bp,Bbのように斜めに入射することと、先幕191と後幕192とが光軸方向に間隔Δdずらして配置されていることにより、撮影画面193の上辺部では露光時間がt1a、下辺部では露光時間がt2aのようになり露光ムラが発生している。すなわち、図2の配置では、撮影画面193中央部での露光時間t0aに対して、画像の上部は露光オーバー、下部は露光アンダーの状態となっている。なお、図2(a)は撮影レンズ120に標準レンズを用い、絞りを開放にした場合における先幕191および後幕192と露光時間との関係を示すものである。
ここで、図2(a)の撮影画面193における露光時間t0a、t1aおよびt2aについて説明する。全押し信号がオンしてアパーチャ部AP前面を覆う先幕191が走行を開始して開き始め、所定時間後に後幕192が走行を開始してアパーチャ部APを覆う。先幕191と後幕192との間には、シャッタ秒時で定まる所定の間隔が設けられる。したがって、先幕191と後幕192との間に設定されたスリットを通して撮像素子20が露光される。たとえば、撮像素子20の光軸上の1点に着目すると、この1点の先幕191が開放され後幕192が通過し終えるまでの時間が、上記露光時間t0aである。また、撮影画面193の上辺部、すなわち走行開始直後の1点に着目した場合の露光時間がt1a、撮影画面193の下辺部、すなわち走行終了直前の1点に着目した場合の露光時間がt2aである。
次に、撮影により取得された画像に施す露光ムラ補正処理について説明する。露光ムラの補正は、撮影時の撮影条件、すなわちシャッタ秒時に基づいて、画像補正部206により行なわれる。
シャッタ秒時が1/8000秒で絞りが開放の場合、先幕191と後幕192とが図2に示すように走行すると、撮影画面193の上辺部においては、上述したように露光オーバーとなっている。画像補正部206は、露光時間t1a(0.191ms)とt0a(0.122ms)とに基づいて補正係数A(0.64=t0a/t1a)を算出する。算出された補正係数Aは、画像補正部206により撮影画面193の上辺部における輝度Iに乗じる。すなわち、撮影画面193の中央部付近の露光時間を基準として、撮影画面193の上辺部の露光オーバー分を打ち消すように補正する。
撮影画面193の下辺部においては、上述したように露光アンダーとなっている。画像補正部206は、露光時間t2a(0.089ms)とt0a(0.122ms)とに基づいて算出した補正係数B(1.37=t0a/t2a)を、撮影画像193の下辺部における輝度Iに乗じる。すなわち、撮影画面193の中央部付近の露光時間を基準として、撮影画面193の下辺部の露光アンダー分を補うように補正する。
シャッタ秒時1/8000秒における撮影画面193の上辺部、中央部および下辺部での露光時間t1a、t0aおよびt2aの値は、露光ムラ補正演算に用いる露光時間として画像補正部206内の所定の領域に記憶されている。露光時間が記憶されていない領域、すなわち図2(b)に示す、領域Pおよび領域Qにおいては、画像補正部206は、補正係数Aおよび補正係数Bを比例補間して補正係数を算出する。たとえば、図2(b)に示す領域Pの位置p1における補正係数は、以下の式を用いて算出される。
p1=H・yp1/y ・・・(1)
なお、Hp1は位置p1における補正係数、Hは補正係数A、yp1は位置p1の撮影画面193における像高、yは撮影画面193の上辺部における像高を示す。
シャッタ秒時が1/8000秒以外の場合についても、撮影画面193の上辺部、中央部および下辺部における露光時間は、画像補正部206内の所定の領域に記憶されている。画像補正部206は、1コマの画像データが撮影されるごとに、上述したように、露光時間を用いて撮影画面193の全域に対して露光ムラ補正を実行する。補正の施された撮影画像は、制御回路200により、液晶モニタ208に表示される。さらに、制御回路200により、JPEG形式などの方式により圧縮されて、記録媒体205に記録される。
なお露光ムラ補正は、画像処理が終了し圧縮直前の画像データに対して行うことができる。画像処理回路204内において、画像を生成する処理の一環として露光ムラ補正処理を施してもよい。撮影素子20から出力されて画像処理を施す前のRAWデータに対して行ってもよい。あるいは、圧縮していったん記憶した画像データに対して補正してもよい。
次に、図3に示すフローチャートを用いて、上述した電子カメラによる撮影画像の露光ムラ補正処理について説明する。図3の各処理を行なうプログラムは制御回路200内のメモリ(不図示)に格納されている。このプログラムは、電源スイッチ3からオン信号が入力されると起動され、制御回路200で実行される。図3の各ステップは、制御回路200の指令に基づいて実行される処理である。
ステップS1において、レリーズスイッチ4が半押しされたか否かを判定する。半押しスイッチ47からオン信号を入力した場合は、ステップS1が肯定判定されてステップS2へ進む。半押しスイッチ47からオン信号を入力しない場合は、ステップS1が否定判定されてステップS1で待機する。
ステップS2においては、測光回路207から入力した測光信号に基づいてシャッタ秒時と絞り値とを算出してステップS3へ進む。ステップS3においては、レリーズスイッチ4が全押しされたか否かを判定する。全押しスイッチ48からオン信号を入力した場合は、ステップS3が肯定判定されてステップS4へ進む。全押しスイッチ48からオン信号を入力しない場合は、ステップS3が否定判定されてステップS3で待機する。
ステップS4においては、撮像素子20から出力された信号電荷がA/D変換回路203でデジタル画像信号に変換され、そのデジタル画像信号に対して画像処理回路204により前述のホワイトバランス調節などの画像処理が施された画像データを取得してステップS5へ進む。ステップS5においては、ステップS2で算出されたシャッタ秒時に基づいて、上述した補正係数AおよびBを算出してステップS6へ進む。
ステップS6においては、ステップS5で算出された補正係数AおよびBに基づいて、ステップS4で得られた画像データに対して露光ムラ補正処理を行い、ステップS7へ進む。ステップS7においては、露光ムラ補正処理の施された画像データをJPEGなどの形式で圧縮して、ステップS8へ進む。ステップS8においては、圧縮された画像データを記録媒体205に記録してステップS9へ進む。ステップS9においては、露光ムラ補正の施された画像データを用いて表示信号を作成し、表示信号に対応する撮影画像を液晶モニタ208に表示して一連の処理を終了する。
以上で説明した実施の形態のデジタルカメラによると、以下の作用効果が得られる。
(1)フォーカルプレンシャッタ19の先幕191と後幕192は光軸方向に所定の間隔を開けて配置されている。シャッタ19の開放時間は全体でほぼ同じであるが、このような先幕191と後幕192の位置に起因して、フォーカルプレンシャッタ19の走行方向に応じた画像の露光ムラが発生する。この実施の形態のデジタルカメラでは、このような画像の露光ムラを画像補正部206により補正するようにした。したがって、露光ムラの少ない画質を向上させた画像を得ることができる。
(2)フォーカルプレンシャッタ19のシャッタ秒時は、撮影画面193の中央部において制御露出値となるように設定される。したがって、撮影画面中央部から撮影画面上辺および下辺に向かうにつれて上記露光ムラが発生する。画像補正部206は、この露光ムラを補正する際に用いる補正データとして、補正係数Aおよび補正係数Bを算出する。それぞれの補正係数は、撮影画面193の中央部における露光時間t0aを基準として、撮影画面193の上辺部および下辺部、すなわちフォーカルプレンシャッタ19の走行開始側および走行終了側における露光時間t1a、t2aを用いて算出される。画像補正部206は、算出された補正係数AおよびBのそれぞれを撮影画像193の上辺部および下辺部のそれぞれの輝度Iに乗じることにより露光ムラを補正する。したがって、露光ムラの発生が顕著となる撮影画面193の上辺部および下辺部における露光ムラを補正することにより、撮影画像の画質を向上させることができる。
(3)たとえば図2(b)に示す領域Pおよび領域Qに含まれる位置においては、画像補正部206は、補正係数Aおよび補正係数Bを比例補間することにより、領域Pおよび領域Qにおける補正係数を算出するようにした。したがって、フォーカルプレンシャッタ19の走行開始直後から走行終了直前までの撮影画面193の全領域に対して露光ムラを補正することができる。その結果、撮影画像全体の画質を向上させることができる。
以上の説明では、後幕192が先幕191よりも被写体側にあるシャッタ19が撮影画面193に対して上部から下部に走行するものとした。しかし、シャッタの構造は多岐にわたる。以下、種々の形態のシャッタについて説明する。
(1)先幕191が後幕192よりも被写体側にあるシャッタ19が撮影画面193に対して上部から下部に走行する場合:
この場合の、先幕191と後幕192の走行と露光時間との関係を図4に示す。なお、図4はシャッタ秒時が1/8000、絞りが開放の場合を示す。このとき、図4に示すように、撮影画面193の上辺部の露光時間t1bは0.056ms、下辺部の露光時間t2bは0.152msとなっている。すなわち、撮影画面193の中央部の露光時間t0b(0.122ms)に対して、図2(a)の場合と異なり、撮影画面193の上辺部で露光アンダー、下辺部で露光オーバーとなっている。したがって、この場合は、撮影画面193の上辺部の露光アンダーを補うために、補正係数2.18(=t0b/t1b)を乗じる。また、撮影画面193の下辺部の露光オーバー分を打ち消すために、補正係数0.80(=t0b/t2b)を乗じる。露光時間t0b、t1b、t2bは、画像補正部206内に記録されている。
(2)後幕192が先幕191よりも被写体側にあるシャッタ19が撮影画面193に対して下部から上部に走行する場合:
この場合の、先幕191と後幕192の走行と露光時間との関係を図5に示す。なお、図5はシャッタ秒時が1/8000、絞りが開放の場合を示す。このとき、図5に示すように、撮影画面193の上辺部の露光時間t1cは0.089ms、下辺部の露光時間t2cは0.191msとなっている。すなわち、撮影画面193の中央部の露光時間t0c(0.122ms)に対して、図2(a)の場合と異なり、撮影画面193の上辺部で露光アンダー、下辺部で露光オーバーとなっている。したがって、この場合は、撮影画面193の上辺部の露光アンダーを補うために、補正係数1.37(=t0c/t1c)を乗じる。また、撮影画面193の下辺部の露光オーバー分を打ち消すために、補正係数0.64(=t0c/t2c)を乗じる。露光時間t0c、t1c、t2cは、画像補正部206内に記録されている。
(3)先幕191が後幕192よりも被写体側にあるシャッタ19が撮影画面193に対して下部から上部に走行する場合:
この場合の、先幕191と後幕192の走行と露光時間との関係を図6に示す。なお、図6はシャッタ秒時が1/8000、絞りが開放の場合を示す。このとき、図6に示すように、撮影画面193の上辺部の露光時間t1dは0.152ms、下辺部の露光時間t2dは0.056msとなっている。すなわち、撮影画面193の中央部の露光時間t0d(0.122ms)に対して、図2(a)の場合と同様に、撮影画面193の上辺部で露光オーバー、下辺部で露光アンダーとなっている。したがって、この場合は、撮影画面193の上辺部の露光オーバー分を打ち消すために、補正係数0.80(=t0d/t1d)を乗じる。また、撮影画面193の下辺部の露光アンダーを補うために、補正係数2.18(=t0d/t2d)を乗じる。露光時間t0d、t1d、t2dは、画像補正部206内に記録されている。
上述した画面中央部、下辺部、上辺部の露光時間を画像補正部206内に記録することにより、画像補正部206は、光軸方向に対する先幕191と後幕192との位置と、先幕191と後幕192の走行方向とに基づいて発生する露光ムラを補正することができる。すなわち、上述した画面中央部、下辺部、上辺部の露光時間から補正データを算出して露光ムラを補正することができる。なお、先幕191と、後幕192の位置および走行方向と露光ムラの発生傾向との関係を、図7(a)に示す。
以上説明した実施の形態を次のように変形することができる。
(1)1コマの撮影を行なうごとに露光ムラ補正処理を行なうものとして説明したが、一連の撮影が終了した後、もしくは撮影者により選択された画像に対して補正処理を行なってもよい。この場合、制御回路200は、露光ムラ補正の施されていない画像データのEXIFタグに、画像補正部206で算出された補正係数を書き込むようにする。補正係数の添付された画像データが制御回路200により読み出されると、画像補正部206は添付された補正係数を用いて画像データに対して露光ムラ補正する。
(2)画像補正部206は、撮影画面193の上辺部、中央部および下辺部の3箇所について露光時間を記憶して補正係数を算出するものとしたが、図2(b)に示す領域Pおよび領域Qのそれぞれについて、それより多い場所の(10箇所ずつ)露光時間を記憶して補正係数を算出しても構わない。この場合、領域Pおよび領域Qのそれぞれ10箇所における露光時間のデータを画像補正部206に記憶すればよい。また、シャッタ走行方向に配列された全ての画素のそれぞれに対応した露光時間を記憶してもよい。
(3)露光時間を予め記憶せず、先幕191および後幕192の光軸方向の間隔Δd、先幕191および後幕192の走行速度特性、およびシャッタ19から撮像素子20の撮像面までの距離などの電子カメラ個々の構造データを用いて、画像補正部206が撮影画像193における露光時間を算出してもよい。このようにカメラ個々の構造データを使用することにより、カメラ個体差にしたがって適切に露光ムラを補正できる。さらに、構造データに加えて、絞り値および焦点距離などの撮影条件データも用いて、画像補正部206が露光時間を算出してもよい。この場合、撮影条件により変化する露光時間を算出するので、露光ムラの発生状況に応じた補正係数を算出することができる。なお、絞り値および焦点距離と露光ムラの発生状況との対応関係を図7(b)に示す。
(4)露光時間を記憶するものに代えて、予め算出された露光の補正係数を記憶してよい。この場合、補正係数とシャッタ秒時とが対応付けされたテーブル形式で画像補正部206の所定の領域に記憶しておく。画像補正部206は、撮影時のシャッタ秒時に対応する補正係数を読み出し、読み出した補正係数を用いて画像データに対して露光ムラの補正を行なえばよい。
(5)カメラにおいて撮影画像に対する露光ムラ補正処理を行なうものとしたが、補正係数の算出をカメラで行い、その算出結果を撮影画像に対応付けて記録媒体205に記録するだけでもよい。この場合、パソコンなどの外部機器は撮影画像と補正係数とを取り込み、取り込んだ補正係数を用いて、取り込んだ撮影画像に対して露光ムラ補正の画像処理を実行すればよい。
(6)さらに、パソコンなどの外部機器は、カメラで撮影された撮影画像と、撮影したカメラの機種名情報とを取り込むようにしてもよい。この場合、カメラの機種名情報と補正係数とを対応付けたデータベースをパソコンなどの外部機器に予め記憶しておく。パソコンなどの外部機器は、取り込んだカメラの機種名情報に基づいて、データベースから補正係数を読み出し、読み出した補正係数を用いて、取り込んだ撮影画像に対して露光ムラ補正の画像処理を実行すればよい。なお、データベースは、インターネット経由や可搬記録媒体を介してパソコンなどの外部機器に取得される。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の実施の形態によるカメラの要部構成を説明する図である。 シャッタ秒時が1/8000で絞り開放の場合におけるシャッタ先幕と後幕の走行と露光時間との関係を説明する図である。 実施の形態によるカメラの動作を説明するフローチャートである。 シャッタ先幕と後幕との位置が異なる場合における、シャッタ先幕と後幕の走行と露光時間との関係を説明する図である。 シャッタ先幕と後幕の走行方向が異なる場合における、シャッタ先幕と後幕の走行と露光時間との関係を説明する図である。 シャッタ先幕と後幕との位置および走行方向が異なる場合における、シャッタ先幕と後幕の走行と露光時間との関係を説明する図である。 (a)は先幕と後幕の位置および走行方向と露光ムラの発生傾向との関係を纏めた図であり、(b)は絞りおよび焦点距離と露光ムラの影響との関係を纏めた図である。
符号の説明
19 シャッタ 20 撮像素子 191 シャッタ先幕
192 シャッタ後幕 200 制御回路 206 画像補正部

Claims (12)

  1. 被写体を撮像して画像を取得する撮像素子と、
    先幕および後幕を有するフォーカルプレンシャッタと、
    光軸方向に対する前記先幕と後幕との位置により発生する前記画像の露光ムラを補正する補正手段とを備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記補正手段で前記露光ムラを補正するための補正データを記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  3. 請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記補正データは、前記フォーカルプレンシャッタが前記画像中央でスリット露光する際の第1の露光時間に基づいた、前記フォーカルプレンシャッタの走行開始側および走行終了側の補正データを含むことを特徴とするカメラ。
  4. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記補正手段で前記露光ムラを補正するための補正データを算出する補正データ算出手段をさらに備え、
    前記補正データ算出手段は、前記フォーカルプレンシャッタが前記画像の中央部でスリット露光する際の第1の露光時間に基づいて、前記画像の中央を挟んで前記フォーカルプレンシャッタの走行開始側と走行終了側の少なくとも2つの領域において前記補正データを算出することを特徴とするカメラ。
  5. 請求項4に記載のカメラにおいて、
    前記補正データ算出手段は、前記フォーカルプレンシャッタが走行開始側の画像領域でスリット露光する際の第2の露光時間と前記第1の露光時間とに基づいて、前記走行開始側の画像領域における第1補正データを算出するとともに、前記フォーカルプレンシャッタが走行終了側の露光領域でスリット露光する際の第3の露光時間と前記第1の露光時間とに基づいて、前記走行終了側の画像領域における第2補正データを算出することを特徴とするカメラ。
  6. 請求項3または4に記載のカメラにおいて、
    前記補正データは、
    前記フォーカルプレンシャッタの走行開始側の所定の点をスリット露光する際の第2の露光時間と、前記第1の露光時間とを比例補間した走行開始側の第3補正データと、
    前記フォーカルプレンシャッタの走行終了側の所定の点をスリット露光する際の第3の露光時間と、前記第1の露光時間とを比例補間した走行終了側の第4補正データとを含むことを特徴とするカメラ。
  7. 請求項4乃至6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記補正データ算出手段は、前記光軸方向における前記先幕および後幕との距離、前記先幕および後幕の走行速度特性、および前記フォーカルプレンシャッタから前記撮像素子の撮像面までの距離に基づいて、前記露光時間を算出することを特徴とするカメラ。
  8. 請求項7に記載のカメラにおいて、
    前記補正データ算出手段は、さらに絞り値および焦点距離に基づいて前記露光時間を算出することを特徴とするカメラ。
  9. 請求項4乃至6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記露光時間を記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  10. 先幕および後幕が所定の間隔をあけてスリット走行するようにフォーカルプレンシャッタを制御し、
    前記フォーカルプレンシャッタをスリット走行させながら被写体を撮像して画像を取得し、
    光軸方向に対する前記先幕と後幕との位置により発生する前記画像の露光ムラを補正することを特徴とする画像補正方法。
  11. フォーカルプレンシャッタの先幕と後幕との光軸方向の間隔に起因する露光ムラ補正に用いる補正データが付与されている画像を取り込む取込手段と、
    前記補正データを用いて前記画像に対して露光ムラ補正を行う補正手段とを備えることを特徴とする画像補正装置。
  12. 画像と、前記画像を取得したカメラの機種名とを取り込む取込手段と、
    前記カメラの機種名に基づいて、フォーカルプレンシャッタの先幕と後幕との光軸方向の間隔に起因する露光ムラの補正に用いる補正データを決定する補正データ決定手段と、
    前記決定された補正データを用いて前記画像に対して露光ムラ補正を行う補正手段とを備えることを特徴とする画像補正装置。
JP2006282468A 2006-10-17 2006-10-17 カメラ及び画像補正装置 Expired - Fee Related JP4816400B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006282468A JP4816400B2 (ja) 2006-10-17 2006-10-17 カメラ及び画像補正装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006282468A JP4816400B2 (ja) 2006-10-17 2006-10-17 カメラ及び画像補正装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008103812A true JP2008103812A (ja) 2008-05-01
JP2008103812A5 JP2008103812A5 (ja) 2009-10-22
JP4816400B2 JP4816400B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=39437833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006282468A Expired - Fee Related JP4816400B2 (ja) 2006-10-17 2006-10-17 カメラ及び画像補正装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4816400B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116342435A (zh) * 2023-05-30 2023-06-27 合肥埃科光电科技股份有限公司 一种线扫描相机畸变校正方法、计算设备及存储介质

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11331742A (ja) * 1998-05-11 1999-11-30 Ricoh Co Ltd 画像記録装置
JP2006121631A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Cosina Co Ltd デジタルカメラ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11331742A (ja) * 1998-05-11 1999-11-30 Ricoh Co Ltd 画像記録装置
JP2006121631A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Cosina Co Ltd デジタルカメラ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116342435A (zh) * 2023-05-30 2023-06-27 合肥埃科光电科技股份有限公司 一种线扫描相机畸变校正方法、计算设备及存储介质
CN116342435B (zh) * 2023-05-30 2023-08-22 合肥埃科光电科技股份有限公司 一种线扫描相机畸变校正方法、计算设备及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP4816400B2 (ja) 2011-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4378272B2 (ja) 撮影装置
US7057645B1 (en) Camera system that compensates low luminance by composing multiple object images
JP4522207B2 (ja) カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズ
JP2008092440A (ja) カメラおよび画像処理プログラム
WO2015049990A1 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4977569B2 (ja) 撮影制御装置、撮影制御方法、撮影制御プログラム、および撮影装置
JP4816337B2 (ja) 画像補正装置、カメラ及び画像補正プログラム
JP4315341B2 (ja) 流し撮り方法および撮影装置
JP5618765B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2010068046A (ja) 撮像装置
JP5157597B2 (ja) 交換レンズ式デジタルカメラ、仮想撮影画像生成方法および仮想撮影画像表示方法
JP4381910B2 (ja) 撮像装置
JP4793141B2 (ja) 画像補正装置、カメラ及び画像補正用プログラム
JP4337161B2 (ja) デジタルカメラおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4816400B2 (ja) カメラ及び画像補正装置
JP2015050733A (ja) 露出制御装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに撮像装置
JP2000125204A (ja) 電子カメラ
JP2006261928A (ja) 撮像装置及びデジタルカメラ
JP4816363B2 (ja) 補正要否判定装置、カメラ及び補正要否判定プログラム
JP2006050139A (ja) 光学機器
JP2000152097A (ja) 電子カメラ
JP6852453B2 (ja) 画像信号処理装置および撮像装置
JP5076265B2 (ja) 電子カメラ
JP2006325067A (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法
JP2006229627A (ja) デジタルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090907

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110815

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees