JP2008100747A - 保湿容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】保湿容器の密閉性を高めるとともに中身のウェットティッシュ等を片手で取り出しやすくする。
【解決手段】湿潤シート11,12を収納する容器本体1と、この容器本体に形成された湿潤シートの取出口2と、この取出口を開閉する容器本体に連結された開閉蓋とを具備した保湿容器において、取出口には、湿潤シートが取出口から引き出される際に摺接するガイド縁2aが形成され、取出口は容器本体に取り付けられた軟質覆板7で覆われ、この軟質覆板にガイド縁の周辺に接離可能に被さる舌片7aが形成され、湿潤シートがガイド縁に摺接しつつ取出口外に引き出される際に、この舌片が弾性変形して湿潤シートの通過を許容するようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、ウェットティッシュ等の湿潤シートを収納する保湿容器に関する。
ウェットティッシュ等の湿潤シートを収納する保湿容器は、湿潤シートを収納する容器本体と、この容器本体に形成された湿潤シートの取出口と、この取出口を開閉する容器本体に連結された開閉蓋とを具備する。湿潤シートはその多数のものがZ字状に折られ、隣り合うもの同士で折れ部が互いに他方の間に入り込むように積み重ねられた状態で容器本体内に収納される。最上位の湿潤シートを取出口から引き出すと、これに連なるように次の湿潤シートの先端部分が取出口から引き出され、取出口の端に引っ掛かって停止する。以後同様にして湿潤シートが一枚ずつ取出口から取り出される。また、この種の保湿容器の開閉蓋は、湿潤シートに含浸したアルコール等の薬液、水等が蒸散しないように、湿潤シートの取出口の周辺部に密着するように、パッキン等のシール部材と共に設けられる(例えば、特許文献1,2,3,4,5参照。)。
特開平11−49206号公報 特開2000−142842号公報 特開2001−225879号公報 特表2002−529322号公報 特開2004−299768号公報
ウェットティッシュ等の湿潤シートの先行するものが取出口から取り出されると、後続のものが先行するものに引きずられて取出口の縁に引っかかって停止し待機状態に保持される。ところが、取出口が大面積であるとか、円形等単純な形状であったりすると、後続の湿潤シートが容器本体内に落下し、次回の湿潤シートの取り出しが面倒になる。そのため、後続の湿潤シートの先端部が取出口に適正に保持されるように、従来の保湿容器の取出口は小面積に形成され(例えば、特許文献2参照。)、あるいは取出口の縁に湿潤シートの先端部を掛けるための突起等が形成される(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、取出口を小さくしたり、取出口の縁を特殊な形状にしたりすると、後続の湿潤シートを待機位置に適正に保持することができるが、その湿潤シートを取り出そうとするときに、先端部を摘み難く、また、取り出す際に湿潤シートが取出口側に強い力で拘束されるので、湿潤シートに引きずられ容器が持ち上げられ、湿潤シートを容易に取り出すことができなくなるという問題がある。このため、容器から湿潤シートを取り出すには、一方の手で湿潤シートをつかみ、他方の手で容器を押さえるといった面倒な操作が必要となる。その場合、汚れた手で容器を押さえることになるので、容器が汚れるという問題も生じる。
また、従来の容器内を密封するためのパッキン部には単なる中実のOリングが用いられているだけであるから、開閉蓋との密着性が不十分となり、保湿容器の密封性が低下するという問題もある。
本発明はこのような問題を解消することができる保湿容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
すなわち、請求項1に係る発明は、湿潤シート(11,12)を収納する容器本体(1,16)と、この容器本体(1)又は容器本体(16)の着脱部材(16a)に形成された湿潤シート(11,12)の取出口(2)と、この取出口(2)を開閉する上記容器本体(1)又は上記着脱部材(16a)にヒンジ(5)を介し連結された開閉蓋(3)とを具備した保湿容器において、上記取出口(2)には、湿潤シートが取出口(2)から引き出される際に摺接するガイド縁(2a)が形成され、上記取出口(2)は上記容器本体(1)又は上記着脱部材(16a)に取り付けられた軟質覆板(7)で覆われ、この軟質覆板(7)に上記ガイド縁(2a)の周辺に接離可能に被さる舌片(7a)が形成され、湿潤シート(11,12)が上記ガイド縁(2a)に摺接しつつ上記取出口(2)外に引き出される際に、この舌片(7a)が弾性変形して湿潤シートの通過を許容するようにしたことを特徴とする。
この請求項1に記載の保湿容器において、舌片(7a)は開閉蓋(3)のヒンジ(5)の方向に突出させてもよいし、ヒンジ(5)と反対方向に突出させてもよい。
この請求項1に記載の保湿容器において、軟質覆板(7)の外回りに軟質覆板(7)と一体のパッキン部(7b)が設けられ、開閉蓋(3)の閉時にこのパッキン部(7b)を取出口(2)の周辺部に押し付ける押圧部(14)が開閉蓋(3)に設けられた構成とすることができる。パッキン部(7b)の直下の容器本体(1)又は着脱部材(16a)には環状溝(13)を形成し、パッキン部(7b)が押圧部(14)により押圧される時に環状溝(13)内に入り込むようにしてパッキン部(7b)と押圧部(14)との密着性を高めるようにしてもよい。また、パッキン部(7b)は上方に突出する中空凸条体として形成してもよい。これにより、パッキン部(7b)を変形しやすくしてパッキン部(7b)と押圧部(14)との密着性を高めることができる。
また、取出口(2)のガイド縁(2a)に、湿潤シート(11,12)を取り出す時に扱く扱き部(2b)が形成されたものとすることもできる。
また、開閉蓋(3)の閉時に舌片(7a)を取出口(2)の周辺部に押し付ける突起部(15)が開閉蓋(3)に設けられたものとすることもできる。
また、パッキン部(7b)の外側にパッキン部(7b)および軟質覆板(7)と一体のバネ部材(6)が設けられ、このバネ部材(6)が開閉蓋(3)と容器本体(1)又は着脱部材(16a)との間に介装されることにより、開閉蓋(3)が常時開方向に付勢されるようにしたものとすることもできる。
また、着脱部材(16a)は容器本体(1)に形成された湿潤シート(11,12)の積層体の挿入口を開閉する蓋体とすることができる。
本発明によれば、湿潤シート(11,12)が取出口(2)から引き出される際に摺接するガイド縁(2a)が取出口(2)に形成され、取出口(2)は軟質覆板(7)で覆われ、この軟質覆板(7)にガイド縁(2a)の周辺に接離可能に被さる舌片(7a)が形成され、湿潤シート(11,12)がガイド縁(2a)に摺接しつつ取出口(2)外に引き出されるに際に、この舌片(7a)が弾性変形して湿潤シート(11,12)の通過を許容することから、湿潤シート(11,12)を滑らかに取出口(2)から引き出すことができ、その際容器本体(1,16)が持ち上げられることもなく片手操作が可能となる。また、後続の湿潤シート(12)の先端部(12a)は軟質覆板(7)によりガイド縁(2a)の周辺部に押し付けられ保持されるので、後続の湿潤シート(12)における先端部(12a)の容器本体(1,16)内への落下が阻止され、従って次回の湿潤シート(12)の取り出しも円滑に行うことができる。また、この後続の湿潤シート(12)を取り出す際にその先端部(12a)を指で摘みやすくなる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<実施の形態1>
図1乃至図4に示すように、この保湿容器は、湿潤シートを収納する容器本体1と、この容器本体1に形成された湿潤シートの取出口2と、この取出口2を開閉する容器本体1に連結された開閉蓋3とを具備する。
容器本体1は、たとえば合成樹脂により略直方体の殻体として形成される。容器本体1の底壁1aは容器本体1の周壁に対し凹凸縁1bを介して着脱自在に嵌合する。凹凸縁1bの嵌合により、容器本体1内が密封状態に保たれる。凹凸縁1bの嵌合を解除してこの底壁1aを外すことにより、容器本体1内に湿潤シートを収納することができる。
湿潤シートは、従来と同様にその多数のものがZ字状に折られ、隣り合うもの同士で折れ部が互いに他方の間に入り込むように積み重ねられる。湿潤シートの積み重なったものの全体には、アルコール等の薬液、水等が含浸している。この湿潤シートの積み重なったものは当初袋4内に詰められた状態で保湿容器の容器本体1内に収納される。湿潤シートを保湿容器から一枚ずつ取り出す際に袋4が容器本体1から取り出され、開封された後中味の湿潤シートのみ又は開封された袋とともに容器本体1内に戻される。
取出口2は、容器本体1の天壁1cに概ね楕円形に形成され、容器本体1の天壁1cの長手方向に伸びるように配置される。その面積、形状は、望ましくは少なくとも親指と人差指の二本の指が入る程度とされる。このようにすると湿潤シートの使い始めの場合や、湿潤シートの先端部が容器本体1内に落下した場合に、容器本体1内に指を差し込み湿潤シートの先端部を摘んで引き出しやすくするうえで便宜である。
また、取出口2における容器本体1の正面側の縁が、湿潤シートを取出口2から引き出す際に湿潤シートの摺接するガイド縁2aとして形成される。ガイド縁2aは、湿潤シートを案内しやすくするため容器本体1の正面側に向かって突出するように湾曲する。そして、望ましくはこのガイド縁2aの中央部には、湿潤シートを取り出す時に扱く扱き部2bが形成される。扱き部2bは、具体的にはガイド縁2aの曲率よりも更に大きい曲率の円弧状凹溝として形成される。湿潤シートは取出口2から引き出される際、ガイド縁2aの中央部に集められつつこの扱き部2bによって扱かれ、これによりアルコール等の余剰の含浸液が容器本体1内に滴下する。
開閉蓋3は、容器本体1の天壁1cを上記取出口2の上から覆うように設けられる。天壁1cの取出口2周辺は凹部として形成され、この凹部内に開閉蓋3が閉状態となって入り込むと、開閉蓋3の表面と容器本体1の表面とが同一面化する。開閉蓋3は概ね長方形に形成され、その後部が天壁1cの後部にヒンジピン5を介して連結される。開閉蓋3はこのヒンジピン5を介して上下方向に回動可能であり、このヒンジピン5を支点に回動することにより、取出口2をガイド縁2a側から開閉する。
また、開閉蓋3の後部と天壁1cの後部との間には、開閉蓋3を常時開方向に付勢するバネ部材6が介装される。バネ部材6としては、金属製のコイルバネ、板バネ等を用いることができるが、シリコンゴム製の板バネであるのが好ましい。このバネ部材6は後述する軟質覆板7と一体に成形してもよい。図4に示すように、このバネ部材6がヒンジピン5よりやや前側で開閉蓋3と天壁1cとの間に屈曲状態で介装される。バネ部材6の作用により、開閉蓋3はヒンジピン5を支点にして常時上方向に回動して取出口2を開けようとする。
一方、開閉蓋3の前端部に対応して天壁1cの前端部にはロック片8が設けられる。ロック片8は、図4に示すように、天壁1cに対し枢ピン8aを介して上下に回動自在に支持される。ロック片8の枢ピン8aより開閉蓋3側に寄った箇所には、開閉蓋3の前端に設けられた突起3aが引っ掛かるロック部8bが設けられ、枢ピン8aよりも容器本体1の前側には、開閉蓋3の開閉操作をする際に指で押さえる指掛け部8cと、指掛け部8cの押圧により変形するバネ片8dとが設けられる。開閉蓋3が閉まった状態では、開閉蓋3の突起3aがロック片8のロック部8bに引っ掛かって、ロック片8が枢ピン8aの回りを反時計方向に付勢されている。指掛け部8cをバネ片8dが変形するように押圧すると、ロック片8が枢ピン8aの回りを反時計方向に回動し、ロック部8bが突起3aから離反し、これにより、開閉蓋3はロック片8から解放され、バネ部材6の弾性作用によりヒンジピン5の回りを上方向に回動し、取出口2を開放する。
図1乃至図4に示すように、上記取出口2は容器本体1に取り付けられた軟質覆板7で覆われる。軟質覆板7は、シリコンゴム、エラストマー等で形成され、望ましくはガスバリア性、水蒸気バリア性が付与される。この軟質覆板7が容器本体1の天壁1cに取出口3を覆うように被せられ、固定ネジ9等の固定手段により天壁1cに固定される。具体的には、取出口2の左右両側において固定ネジ9により天壁1cに固定される。また、この軟質覆板7には、取出口2のガイド縁2aの周辺に接離可能に被さる舌片7aが形成される。舌片7aはガイド縁2aを前方に越え開閉蓋3内に止まるように延びる。この舌片7aの先端に対応して、天壁1cには凹穴10が形成され、この凹穴10に指先を差し込むことで舌片7aを摘みやすくしている。
このように取出口2が軟質覆板7で覆われることにより、図6及び図7(A)に示すように、湿潤シート11がガイド縁2aの扱き部2bに摺接しつつ取出口2外に引き出される際、軟質覆板7の舌片7aが弾性変形して湿潤シート11の通過を許容する。この軟質覆板7の弾性変形により生じる力は弱いので、湿潤シート11を引く力によって容器本体1が持ち上げられるようなことはなく、湿潤シート11は円滑に取出口2を天壁1cの上方へと通過する。そして、図7(B)に示すように、後続する湿潤シート12の先端部12aが舌片7aの先の待機位置まで引き出され、その先端部12aの上から舌片7aが被さる。これにより、湿潤シート12の先端部12aは容器本体1内に落下しないように天壁1c上に保持される。
また、図1乃至図6に示すように、軟質覆板7の外回りには、軟質覆板7と一体にパッキン部7bが設けられる。パッキン部7bは舌片7aの回りと取出口3の回りとを取り囲むように無端状又は所望箇所が欠けた楕円形に設けられる。なお、上記バネ部材6もこのパッキン部7bと共に軟質覆板7と一体的に形成することができる。また、必要に応じて、容器本体1の天壁1cにはパッキン部7bに対応して環状溝13が形成される。一方、上記開閉蓋3には、その閉時に軟質覆板7のパッキン部7bを取出口2の周辺部に押し付ける押圧部14が環状のリブとして設けられる。開閉蓋3が閉じられると、押圧部14がパッキン部7bを天壁1c側に押圧し、これにより、図7(C)に示すように、取出口2の回りが密封され、湿潤シート12からの含浸液の揮散が防止される。ことに環状溝13が設けられている場合は、図5に示すように、パッキン部7bは環状溝13内に弾性変形してめり込むので、パッキン部7bと押圧部14との密着性が高まり、湿潤シート12からの含浸液の揮散がより好適に防止される。
次に、上記構成の保湿容器の作用について説明する。
湿潤シート11,12は当初多数枚積み重ねられた状態で袋4内に詰められ、保湿容器の容器本体1内に収納された状態で販売される。
使用者は、購入当初容器本体1の底壁1aを外して袋4を取り出し、袋4を開いて湿潤シートの積層体を取り出し、この積層体を容器本体1内に収納し、再び底壁1aで容器本体1を閉じる。
そして、ロック片8の指掛け部8cを押して開閉蓋3のロックを解除する。開閉蓋3はバネ部材6の復元力により上方に回動し、軟質覆板7の上側を開放する。
使用者は、軟質覆板7と天壁1cとの間から取出口2内に指を差し込み、最上位の湿潤シート11を外に引き出す。
湿潤シート11は取出口2からそのガイド縁2aに案内されつつ引き出され、ガイド縁2aの扱き部2bによってガイド縁2aの中央部に集められつつ扱かれる。これにより、アルコール等の余剰の含浸液が容器本体1内に戻される。
この湿潤シート11の取り出しの際、図6及び図7(A)に示すように、軟質覆板7の舌片7aが上向きに弾性変形して湿潤シート11の通過を許容する。この軟質覆板7の弾性変形により生じる力は湿潤シート11を引っ張る力に比べて極めて小さいので、湿潤シート11を引く力によって容器本体1が持ち上げられるようなことはなく、湿潤シート11は円滑に取出口2外に引き出される。
この先行する湿潤シート11が引き出されると、図7(B)に示すように、後続する湿潤シート12の先端部12aが舌片7aの先の待機位置まで引き出されて停止し、その先端部12aの上から舌片7aが被さる。これにより、湿潤シート12の先端部12aは天壁1c上に保持され、容器本体1内への落下が防止される。
湿潤シート11,12がそれ以上必要でない場合は、使用者により開閉蓋3が閉じられる。使用者が開閉蓋3をバネ部材6の付勢力に抗して閉じると、開閉蓋3の突起3aがロック片8のロック部8bに引っ掛かり、これにより開閉蓋3が閉状態に保持される。
開閉蓋3が閉じると、図7(C)に示すように、取出口2の回りが密封され、湿潤シート12含浸液の揮散が防止され、さらには取出口2からの容器本体1内における湿潤シートの含浸液の揮散が防止される。
<実施の形態2>
図8及び図9に示すように、この実施の形態2では、開閉蓋3の閉時に舌片7aを取出口2の周辺部の天壁1cに押し付ける突起部15が開閉蓋3に設けられている。
突起部15は、押圧部14と同じように開閉蓋3と一体でバネ性を持たせて一体成形するのが好ましいが、開閉蓋3とは別部材とすることも可能である。また、突起部15は例えば、ゴム、スポンジ等の弾性体で作ることも可能である。図9に示すように、開閉蓋3を閉じると、突起部15が軟質覆板7の舌片7aを待機位置にある湿潤シート12の先端部12aごと天壁1cに押圧するので、湿潤シート12の先端部12aが圧縮され、舌片7aと天壁1cとの間の間隙が小さくなり、その結果含浸液の蒸散が低減する。また、湿潤シート12の先端部12aの容器本体1内への落下がより効果的に防止される。
なお、この実施の形態2において実施の形態1のものと同じ部分には同一符号を付して示すこととし、重複した説明を省略する。
<実施の形態3>
図10に示すように、この実施の形態3では、容器本体16の着脱部材16aに湿潤シート11,12の取出口2が形成され、この取出口2を開閉する開閉蓋3が着脱部材16aに連結される。開閉蓋3下の取出口2、軟質覆板7等の構成は実施の形態1,2のものと同様である。
着脱部材16aは、具体的には容器本体16に形成された湿潤シート11,12の積層体の挿入口を開閉するための蓋体である。この場合、容器本体16は円筒形に形成され、この円筒形の容器本体16の一端に蓋体である着脱部材16aが着脱自在に取り付けられている。この蓋体は容器本体16にネジ、凹凸嵌合等の適宜手段により取り付けられている。
なお、この実施の形態3において実施の形態1のものと同じ部分には同一符号を付して示すこととし、重複した説明を省略する。
<実施の形態4>
図11(A)に示すように、この実施の形態4では、パッキン部17が上方に隆起する中空凸条体として形成される。また、開閉蓋3の内面にはパッキン部17に対応して環状突起18が形成される。これにより、図11(B)に示すように、開閉蓋3を閉めると、環状突起18がパッキン部17を押圧し、パッキン部17は容易に弾性変形して環状突起に18に密着する。したがって、容器本体1内をより適正に密封することができる。
なお、この実施の形態4において実施の形態1のものと同じ部分には同一符号を付して示すこととし、重複した説明を省略する。
<実施の形態5>
図12(A)に示すように、この実施の形態5では、実施の形態4の場合と異なり、パッキン部17の中空凸条体における外周壁17aの下側が中空内に向かって湾曲している。これにより、図12(B)に示すように、開閉蓋3の環状突起18がパッキン部17を押圧すると、実施の形態4の場合よりもパッキン部17はさらに変形しやすくなり、環状突起に18により強く密着する。したがって、容器本体1内の密封性がさらに高まる。
なお、この実施の形態5において実施の形態4のものと同じ部分には同一符号を付して示すこととし、重複した説明を省略する。
<実施の形態6>
図6に示したように、実施の形態5の場合は軟質覆板7の舌片7aが開閉蓋3のヒンジピン5と反対方向に突出するが、図13に示すようにこの実施の形態6では、軟質覆板7の舌片7aが開閉蓋3のヒンジピン5の方に突出する。図14に示すように、湿潤シート11を引き出すときは、舌片7aは湿潤シート11に押されて容器本体1の前方へ捲れる。このように、先行する湿潤シート11により舌片7aが前方に捲れるので、後続する湿潤シート12の先端はヒンジピン5側に突出した状態で舌片7aにより抑えられ待機することになる。これにより、湿潤シート12の先端が開閉蓋3の前端から容器の前方に食み出すような不具合が防止される。
なお、この実施の形態6において実施の形態1のものと同じ部分には同一符号を付して示すこととし、重複した説明を省略する。
<実施の形態7>
図15に示すように、この実施の形態7では、バネ部材6がシリコンゴム製の板バネとして形成され、同じくシリコンゴム製の軟質覆板7およびパッキン部7bと一体成形されている。このバネ部材6が開閉蓋3と容器本体1との間に介装されることにより、開閉蓋3が常時開方向に付勢される。このように、バネ部材6、軟質覆板7およびパッキン部7bが一体化されているので、これらバネ部材6、軟質覆板7およびパッキン部7bを容器本体1あるいは着脱部材16a(図10参照)に位置ずれ等を来たすことなく簡易かつ迅速に装着することができる。
本発明は以上説明したように構成されるが、上記実施の形態1〜7に限定されるものではない。
本発明の実施の形態1に係る保湿容器の平面図である。 図1に示す保湿容器から開閉蓋を除去して示す平面図である。 図1中、III−III線矢視断面図である。 図1中、IV−IV線矢視断面図である。 図3中、V部分の拡大図である。 図2中、容器本体の上部の部分斜視図である。 図6中、VII−VII線矢視断面図であり、(A)は湿潤シートが引き出される最中を示し、(B)は後続の湿潤シートが待機位置に置かれた状態を示し、(C)は開閉蓋を閉じた状態を示す。 本発明の実施の形態2に係る保湿容器を図4と同様な断面で示す図である。 図8に示す保湿容器を図7(C)と同様な断面で示す図である。 本発明の実施の形態3に係る保湿容器の斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る保湿容器のパッキン部を示す断面図であり、(A)は開閉蓋を閉める前、(B)は開閉蓋を閉めた後をそれぞれ示す。 本発明の実施の形態5に係る保湿容器のパッキン部を示す断面図であり、(A)は開閉蓋を閉める前、(B)は開閉蓋を閉めた後をそれぞれ示す。 本発明の実施の形態6に係る保湿容器における容器本体の上部の部分斜視図である。 図13中、XIV−XIV線矢視断面図である。 本発明の実施の形態7に係る保湿容器を示す図4と同様な断面図である。
符号の説明
1,16…容器本体
2…取出口
2a…ガイド縁
2b…扱き部
3…開閉蓋
6…バネ部材
7…軟質覆板
7a…舌片
7b…パッキン部
11,12…湿潤シート
14…押圧部
15…突起部
16a…着脱部材

Claims (10)

  1. 湿潤シートを収納する容器本体と、この容器本体又は容器本体の着脱部材に形成された湿潤シートの取出口と、この取出口を開閉する上記容器本体又は上記着脱部材にヒンジを介し連結された開閉蓋とを具備した保湿容器において、上記取出口には、湿潤シートが取出口から引き出される際に摺接するガイド縁が形成され、上記取出口は上記容器本体又は上記着脱部材に取り付けられた軟質覆板で覆われ、この軟質覆板に上記ガイド縁の周辺に接離可能に被さる舌片が形成され、湿潤シートが上記ガイド縁に摺接しつつ上記取出口外に引き出される際に、この舌片が弾性変形して湿潤シートの通過を許容するようにしたことを特徴とする保湿容器。
  2. 請求項1に記載の保湿容器において、上記軟質覆板の外回りに軟質覆板と一体のパッキン部が設けられ、上記開閉蓋の閉時にこのパッキン部を上記取出口の周辺部に押し付ける押圧部が上記開閉蓋に設けられたことを特徴とする保湿容器。
  3. 請求項1に記載の保湿容器において、上記取出口のガイド縁に、湿潤シートを取り出す時に扱く扱き部が形成されたことを特徴とする保湿容器。
  4. 請求項1に記載の保湿容器において、上記開閉蓋の閉時に上記舌片を上記取出口の周辺部に押し付ける突起部が上記開閉蓋に設けられたことを特徴とする保湿容器。
  5. 請求項2に記載の保湿容器において、上記パッキン部の外側にパッキン部および軟質覆板と一体のバネ部材が設けられ、このバネ部材が上記開閉蓋と上記容器本体又は上記着脱部材との間に介装されることにより、上記開閉蓋が常時開方向に付勢されるようにしたことを特徴とする保湿容器。
  6. 請求項1に記載の保湿容器において、上記着脱部材が、上記容器本体に形成された湿潤シートの積層体の挿入口を開閉する蓋体であることを特徴とする保湿容器。
  7. 請求項2に記載の保湿容器において、上記容器本体又は上記着脱部材における上記パッキン部の直下に環状溝が形成されたことを特徴とする保湿容器。
  8. 請求項2に記載の保湿容器において、上記パッキン部が上方に隆起する中空凸条体として形成されたことを特徴とする保湿容器。
  9. 請求項8に記載の保湿容器において、上記パッキン部の中空凸条体における外周壁の下側が中空内に向かって湾曲していることを特徴とする保湿容器。
  10. 請求項1に記載の保湿容器において、上記舌片が上記開閉蓋のヒンジ方向又はヒンジと反対方向に突出し、上記ガイド縁が舌片の突出側に設けられたことを特徴とする保湿容器。
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