JP2008100414A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】好適にメモリを配置させることでコストパフォーマンスを向上させる無線通信可能な画像形成装置を提供する
【解決手段】本画像形成装置は、アンテナと、外部装置とのアンテナを介した無線通信を制御する通信制御部とを含む。また、本画像形成装置は、半導体IC上に通信制御部とともに配置され、かつ、外部装置から受信された情報を記憶する第1メモリ領域及び画像形成装置の内部情報を記憶する第2メモリ領域を有するメモリを含む。
【選択図】図2
【解決手段】本画像形成装置は、アンテナと、外部装置とのアンテナを介した無線通信を制御する通信制御部とを含む。また、本画像形成装置は、半導体IC上に通信制御部とともに配置され、かつ、外部装置から受信された情報を記憶する第1メモリ領域及び画像形成装置の内部情報を記憶する第2メモリ領域を有するメモリを含む。
【選択図】図2
Description
本発明は、非接触認証システムを利用して、動作条件などの情報を記憶する画像形成装置に関するものである。
プリンタ、複写機、記録機及びファクシミリ等の画像形成装置には、マイクロコンピュータ(以下、CPUと称す。)が搭載されている。これらの画像形成装置は、制御プログラムにより制御されている。従来、この制御プログラムの書き換えには、専用の装置が必要であった。また、近年の画像形成装置は、複雑化及び高度化しているため、機能の追加及び修正が頻繁に発生している。そのため、プログラムの書き換えを容易に行えることが重要になってきている。
制御プログラムは、電気的に消去や書き換えが可能な記憶媒体に記憶される。記録媒体に記憶された制御プログラムの書き換えは、画像形成装置に接続されているホストコンピュータから実行されたり、web経由で実行されたりする。したがって、客先などでサービスマンや使用している顧客自身によって、容易に制御プログラムの書き換えを行うことが可能となっている。
しかし、工場や倉庫で出荷待ち状態になっている画像形成装置は、梱包状態にあり、ホストコンピュータに接続されていない。この場合、制御プログラムの書き換えを行うためには、一度、梱包を解き、ホストコンピュータに接続する必要がある。したがって、非常に手間や時間が必要となってしまう。そこで、特許文献1は、非接触で情報を送受信可能なRFIDシステムを利用して、制御プログラムの書き換えを行える画像形成装置を示している。
特開平2003−216450号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、本体制御用のプログラムを格納する半導体メモリと、画像処理用のプログラムを格納する半導体メモリと、RFIDシステム用の受信機能を備えたメモリを含む半導体とが夫々存在する。半導体メモリは、価格的に高価な部品である。そのため、低価格な画像形成装置を実現するためには、できるだけ半導体部品としての半導体メモリの実装を抑えることが求められる。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、好適にメモリを配置させることでコストパフォーマンスを向上させる無線通信可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、画像形成装置として実現できる。本画像形成装置は、アンテナと、外部装置とのアンテナを介した無線通信を制御する通信制御部とを含む。また、本画像形成装置は、半導体IC上に通信制御部とともに配置され、かつ、外部装置から受信された情報を記憶する第1メモリ領域及び画像形成装置の内部情報を記憶する第2メモリ領域を有するメモリを含む。
本発明は、好適にメモリを配置させることでコストパフォーマンスを向上させる無線通信可能な画像形成装置を提供できる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に記載された発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、本発明は、一適用例として、電子写真方式の画像形成装置によって実現される。しかしながら、本発明は、インクジェットプリンタ等、他の画像形成方式を採用した画像形成装置によって実現されてもよい。
[第1の実施形態]
図1から図4を参照して、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に対応する画像形成装置を示す断面図である。ここでは、画像形成装置100が記録材に画像を形成するための構成について説明する。
図1から図4を参照して、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に対応する画像形成装置を示す断面図である。ここでは、画像形成装置100が記録材に画像を形成するための構成について説明する。
画像形成装置100は、画像形成部101、定着部102、搬送路103、記録材カセット104、プリンタ制御部106及び通信用アンテナ107を含んで構成される。画像形成部101は、静電潜像担持体である感光体ドラム及び感光体ドラムに形成された静電潜像を現像化する現像装置を有する。このような構成により、画像形成部101は、記録材カセット104から搬送されてくる記録材105に画像を形成する。
画像形成部101によって画像が形成されると、記録材105は、定着部102に搬送される。定着部102は、記録材105上に形成された未定着の現像剤像を記録材105に定着させる。また、画像が定着された記録材105は、搬送路103を通って、画像形成装置100の機外へ排出される。記録材カセット104は、記録材105を積載し、画像形成の要求に応じて1枚ずつ記録材を搬送路103に給紙する。
プリンタ制御部106(画像形成制御部)は、記録材に画像を形成するために、各コンポーネントの制御を統括的に行う。通信用アンテナ107は、プリンタ制御部106と信号線(不図示)で接続され、画像形成装置100の外装近傍に配置される。ここで、図1に示すように、プリンタ制御部106は、通信用アンテナ107から一定の距離を保って設置される。これは、通信用アンテナ107が送信する電磁波又は受信する電磁波の影響により、誤動作を引き起こすことを避けるために必要となる。したがって、プリンタ制御部106は、電磁波等の外来ノイズの影響を受けにくい位置まで通信用アンテナ107が配置されている外装から離して配置されることが望ましい。また、上述のような構成とすることで、本画像形成装置100は、通信用アンテナ107とプリント制御部106との接続部分で外来ノイズの対策を一括して行うことも可能である。
図2は、第1の実施形態に対応する画像形成装置の電気的な構成を示す図である。ここでは、画像形成装置100の電気的な接続構成及び制御構成について説明する。
画像形成装置100は、エンジン部202、コントローラ部203及びRFIDシステムの通信用アンテナ107を含んで構成される。また、外部装置205は、外部のRFIDシステムにおけるリーダライタであり、通信用アンテナ107を介して画像形成装置100と無線通信を行う。外部装置205は、無線通信によって、画像形成装置100へ制御プログラム又は設定情報等の更新を行う。
エンジン部202は、プリンタ制御部106、画像形成部101及びカートリッジ(CRG)208を含んで構成される。プリンタ制御部106は、CPU214及び半導体IC215を含み、画像形成動作を統括的に制御する。詳細には、コントローラ部203からのプリント要求に応じて、CPU214が画像形成部101及びCRG208を駆動させて画像形成を行う。
半導体IC215の内部は、通信制御部215a、第1メモリ領域215b及び第2メモリ領域215cを含んで構成される。ここで、第1メモリ領域215bはRFID用のメモリであり、第2メモリ領域215cは画像形成装置100内部のメモリである。このように、本実施形態によれば、使用用途の異なるメモリ領域を同一の半導体IC215上のメモリに配置することにより、実装される半導体ICの数を低減させている。すなわち、本画像形成装置100は、実装する半導体ICの個数を削減させることで、コストを低減させ、コストパフォーマンスを向上させうる。
通信制御部215aは、信号線216によって、通信用アンテナ107と接続され、外部装置205との通信用アンテナ107を介した無線通信を制御する。また、通信制御部215aは、外部装置205から受信した情報を第1メモリ領域215bに書き込む書き込み部224を含む。さらに、本実施形態によれば、通信制御部215a及び第1メモリ領域215bによってRFIDタグが構成されることとなる。このRFIDタグは、パッシブタイプの無線ICタグであり、外部装置205から出力される電磁波によって電力が供給される。電力が供給されると、外部装置205と、RFIDタグとの間で無線通信ラインが確立され、通信制御部215aは、無線通信により外部装置205から受信した情報を書き込み部224によって第1メモリ領域215bに書き込む。
これにより、本画像形成装置100は、電力が供給されない状態であっても、外部装置205から出力される電磁波によって通信制御部215a及び第1メモリ領域215bに電力が供給されることにより、無線通信が可能である。したがって、本画像形成装置100は、出荷前に梱包材で梱包された状態であっても無線通信を行うことができる。これは、出荷前に画像形成装置100内に保持されている情報の変更が可能であることを意味する。
この第1メモリ領域215bに記憶させる情報には、制御プログラム又は設定情報などがある。制御プログラムは、CPU210又はCPU214でロードされて使用されるプログラムである。設定情報は、動作条件の情報であり、例えば、同じ構成の画像形成装置100でも、仕向先(製品仕様)が異なる場合、それぞれに適合した動作言語を設定するための情報である。これらの情報は、外部装置205から無線通信によって通信制御部215aに送信され、第1メモリ領域215bに記憶される。
第2メモリ領域215cには、画像形成装置100の様々な内部情報が記憶される。内部情報は、例えば、エンジンの動作状態、ユーザが設定した状態などの情報である。これらの内部情報は、コントローラ部203の予備情報として使用される。例えば、内部情報は、コントローラ部203が動作不良となり、当該コントローラ部203の交換後に交換前の状態に復帰させるための情報として使用される。
コントローラ部203は、CPU210、通信制御部209、画像処理部211及び不揮発性メモリ212を含んで構成される。コントローラ部203は、画像形成装置100の制御を統括的に行い、画像形成装置100に接続された周辺機器等からプリント要求を受けたり、当該画像形成装置100のオペレーションパネル等を制御する。プリント要求を受けると、コントローラ部203は、エンジン部202に画像データとともに、プリント指示を行う。
CPU210は、主な制御ブロックとして、保持部221、起動部222および変更部223を含む。しかしながら、CPU210は、上述した制御ブロック以外にもコントローラ203で行われる処理を統括的に制御するよう他の制御ブロックも含む。保持部221は、画像形成装置100が起動される回数を不揮発性メモリ212に保持する。起動部222は、不揮発性メモリ212に記憶された情報、例えば、起動する際に必要となる制御プログラムや設定情報に従って画像形成装置100を起動する。変更部223は、第1メモリ領域215bに記憶された情報が起動部222により読み出された後に、第1メモリ領域215bを書き換え可能な記憶領域に変更する。
通信制御部209は、通信ライン213に接続され、外部のパーソナルコンピュータ等からプリント要求を受信する。CPU210は、通信制御部209を介してプリント要求を解釈し、画像家処理部211に画像形成用の画像データを与える。画像処理部211は、受信した画像データをビットマップデータ等に展開し、画像形成部101へ展開したデータを送信する。
図3は、第1の実施形態に対応する通信制御部の制御を示すフローチャートである。ここでは、通信制御部215aが外部装置205から無線通信によって情報を受信する動作について説明する。
ステップS301において、通信用アンテナ107は、外部装置205から書き込み信号を受信したか否かを判定する。ここで、通信用アンテナ107は、書き込み信号を受信するまでS301の処理を定期的に繰り返し実行する。書き込み信号を受信した場合、ステップS302において、通信用アンテナ107は、RFIDタグである通信制御部215a及び第1メモリ領域215bに電力を供給して、RFIDタグをON状態にする。
RFIDタグに電力が供給されると、ステップ303において、通信制御部215aは、外部装置205から出力されたデータを、無線通信により受信しながらコマンドの解析を行う。続いて、ステップS304において、通信制御部215aは、解析されたコマンドの情報に従って、書き込み部224により第1メモリ215bに受信したデータを書き込む。ステップS305において、通信制御部215aは、外部装置205からのデータの書き込みが終了したか否かを判定する。書き込みが終了していない場合、通信制御部215aは、S304の処理を実行し、書き込みが終了するまで繰り返す。
データの書き込みが終了すると、ステップS306において、通信制御部215aは、書き込みデータのチェックを行う。エラーが無ければ、ステップS307で、RFIDタグの電源をOFFする。ここで、エラーが確認された場合、通信制御部215aは、エラー処理を実行し、再度、データの受信を試みる。
図4は、第1の実施形態に対応する画像形成装置における半導体ICの動作を示すフローチャートである。ここでは、画像形成装置100が電源ONされた場合のコントローラ部203の制御について説明する。
ステップS401において、CPU210は、画像形成装置100本体の電源がON(画像形成装置100が起動)されたことを検知する。ここで、CPU210は、画像形成装置100が起動される回数を保持部221によって不揮発性メモリ212の領域に確保されたフラグに1を加える。続いて、ステップS402において、CPU210は、起動される回数が1回目であるか否かを判定する。すなわち、CPU210は、今回の起動が画像形成装置100の初期起動であるか否かを判定する。初期起動である場合、CPU210は、処理をS403に遷移させる。一方、初期起動でない場合、CPU210は処理をS405に遷移させる。
ステップS403において、CPU210は、第1メモリ領域215bに格納されたデータをコントローラ部203内の不揮発性メモリ212へ書き込む。書き込みが完了すると、CPU210は、第1メモリ領域215bへのアクセスを禁止する。すなわち、CPU210は、画像形成装置100の初期起動時にのみ第1メモリ領域215bへアクセスし、それ以降はアクセスしない。その後、画像形成装置100を起動するため、ステップS404において、CPU210は、不揮発性メモリ212に格納されているデータを読み込む。
また、ここで、CPU210は、変更部223によって第1メモリ領域215bを書き換え可能な記憶領域に変更するようにしてもよい。具体的に、CPU210は、変更する方法として、第1メモリ領域215bに対応する内部で保持する情報を読み込み専用のメモリから書き込み可能なメモリに変更するようにしてもよい。この場合、第1メモリ領域215bは、CPU210又はCPU214によって書き換え可能な記憶領域として使用されてもよいが、どちらか一方のCPUで使用するように予め定めておくことが望ましい。これは、両方のCPUが1つの記憶領域にアクセスする場合、不要な上書きが発生する虞があるため有効である。
ステップS405において、CPU210は、S404で読み込まれたデータに従って、起動部222によってコントローラ部203を制御する制御プログラムを起動させる。制御プログラムを起動させると、ステップS406において、CPU210は、画像形成装置100をプリント要求の受付が可能なスタンバイ状態に遷移させる。その後、ステップS407において、CPU210は、外部に接続されたホストコンピュータから通信ライン213を介して画像データを受信しているか否かを判定する。具体的に、CPU210は、通信制御部209からの通知により画像データの有無を判定する。
画像データを受信していない場合、CPU210は、S406でスタンバイ状態を継続する。一方、画像データを受信している場合、ステップS408において、CPU210は、画像形成装置100のプリント動作シーケンスを実行する。ここで、CPU210は、画像処理部211に受信した画像データを渡してビットマップデータ等に展開し、エンジン部202へ展開したデータとともに、プリント指示を通知する。
S408のプリント動作シーケンスの処理が終了すると、ステップS409において、CPU210は、画像形成装置100の電源がOFFされたか否かを判定する。電源がOFFされていない場合は、S406に遷移し、画像形成装置100をスタンバイ状態にする。一方、電源がOFFされている場合は、画像形成装置100の終了処理を実行して、処理を終了する。
以上説明したように、本画像形成装置は、アンテナと、外部装置とのアンテナを介した無線通信を制御する通信制御部とを含む。また、本画像形成装置は、半導体IC上に通信制御部とともに配置された第1メモリ領域及び第2メモリ領域を含む。これにより、本画像形成装置は、メモリ用の半導体ICの個数を削減でき、最適なメモリ配置を実現しうる。したがって、半導体ICの増加に伴うコストの増加を抑制し、コストパフォーマンスを向上しうる。
なお、本発明は、上記実施形態に限らず様々な変形が可能となる。本画像形成装置は、通信用にアンテナを画像形成装置の外装近傍に配置し、通信制御部及びメモリが配置された半導体ICを外来ノイズの影響受けにくい位置まで外装から離して配置してもよい。したがって、本画像形成装置は、アンテナと、RFIDタグである通信制御部及びメモリとを離して配置するため、電磁波による影響を受けにくい。よって、本画像形成装置は、電磁波による影響を抑制することで、誤動作を低減しうる。
また、本画像形成装置は、電力が供給されない場合であっても、外部装置から出力される電磁波によって起電された電力を用いて無線通信を行うことができる。これにより、本画像形成装置は、出荷前の梱包された画像形成装置に対して制御プログラムや設定情報の更新を行うことができる。よって、本画像形成装置は、制御プログラムの書き換え等による梱包された画像形成装置の開梱を行う必要がない。
また、本画像形成装置は、初期起動時に第1メモリ領域に記憶されている情報を読み出す。したがって、本画像形成装置は、第1メモリ領域を他の用途に使用でき効率的なメモリ構成を実現しうる。また、情報が読み出された後に、第1メモリ領域を書き換え可能なメモリとして使用するようにしてもよい。これにより、本画像形成装置は、メモリ用の半導体ICの個数を削減でき、最適なメモリ配置を実現しうる。したがって、半導体ICの増加に伴うコストの増加を抑制し、コストパフォーマンスを向上しうる。
[第2の実施形態]
次に、図5を参照して、第2の実施形態について説明する。図5は、第2の実施形態に対応する画像形成装置の電気的な構成を示す図である。第1の実施形態と同様の構成要素及び技術については、説明を省略する。
次に、図5を参照して、第2の実施形態について説明する。図5は、第2の実施形態に対応する画像形成装置の電気的な構成を示す図である。第1の実施形態と同様の構成要素及び技術については、説明を省略する。
本実施形態における画像形成装置100は、第1メモリ領域215bに信号線で接続された切り換え部501を含む。この切り換え部501は、他方の端が不揮発性メモリ212又はCPU214に接続されている。これにより、本実施形態による画像形成装置100は、第1メモリ領域215bを状況に応じて使い分けることが可能となる。
図5に示すように、半導体IC215は、切り換え部(SW)501をさらに含む。切り換え部501は、一方が第1メモリ領域215bに信号線502で接続され、他方が不揮発性メモリ212又はCPU214に信号線503、504で接続されている。また、CPU214は、切り換え部501の切り換えに関して信号線505を介して制御する。
これにより、第1メモリ領域215bは、信号線502、503を介して不揮発性メモリ212と接続される場合と、信号線502、504を介してCPU214と接続される場合がある。不揮発性メモリ212に接続される場合、第1メモリ領域215bは、無線通信で受信した情報を読み出すために使用される。一方、CPU214に接続される場合、第1メモリ領域215bは、CPU214の動作中に書き換え可能なメモリとして使用される。
切り換え部501は、リレー、FET、或いは、メカ的なスイッチであり、電気的な接続を切り換えることができる部品であればよい。本実施形態によれば、切り換え部501は、第1メモリ領域215bに記憶されている情報が読み出されるとき、第1メモリ領域215bと不揮発性メモリ212とを接続するように設定されている。第1メモリ領域に記憶されている情報が読み出されると、切り換え部501は、第1メモリ領域215bとCPU214とを接続するように切り換えられる。すなわち、第1メモリ領域215bは、画像形成装置100の初期起動前に、不揮発性メモリ212へ接続されている。さらに、第1メモリ領域215bは、画像形成装置100の初期起動後に、切り換え部501によってCPU214に接続されるように切り換えられる。
第1の実施形態によれば、CPU210は、S403において、第1メモリ領域215bの情報を読み出した後に、第1メモリ領域215bへのアクセスをソフト的に禁止していた。しかしながら、本実施形態によれば、第1メモリ領域215bに接続されている信号線が切り換えられることにより、ハード的にCPU210のアクセスを禁止することができる。これにより、本画像形成装置は、より確実に第1メモリ領域215bの用途を切り換えることができ、禁止されているアクセスを抑制することができる。よって、本画像形成装置は、第1メモリ領域215bに対する不正なアクセスによる誤動作を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態による画像形成装置は、第1メモリ領域の接続先を切り換える切り換え部をさらに含む。これにより、本画像形成装置における第1メモリ領域は、無線通信によって受信された情報を記憶し、当該情報が読み出された後に書き換え可能なメモリとして使用することができる。したがって、本画像形成装置は、メモリを効率的に使用し、半導体ICの使用個数を削減させうる。よって、本画像形成装置は、最適なメモリ配置で構成され、コストパフォーマンスを向上させうる。
100:画像形成装置
101:画像形成部
106:プリンタ制御部
107:通信用アンテナ
202:エンジン部
203:コントローラ部
205:外部装置
208:CRG
209:通信制御部
210、214:CPU
211:画像処理部
212:不揮発性メモリ
213:通信ライン
215a:通信制御部
215b:第1メモリ領域
215c:第2メモリ領域
101:画像形成部
106:プリンタ制御部
107:通信用アンテナ
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205:外部装置
208:CRG
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210、214:CPU
211:画像処理部
212:不揮発性メモリ
213:通信ライン
215a:通信制御部
215b:第1メモリ領域
215c:第2メモリ領域
Claims (6)
- 画像形成装置であって、
アンテナと、
外部装置との前記アンテナを介した無線通信を制御する通信制御部と、
半導体IC上に前記通信制御部とともに配置され、かつ、前記外部装置から受信された情報を記憶する第1メモリ領域及び前記画像形成装置の内部情報を記憶する第2メモリ領域を有するメモリと
を含むことを特徴とする画像形成装置。 - 前記アンテナは、
前記画像形成装置の外装近傍に配置され、
前記通信制御部及び前記メモリが配置された前記半導体ICは、
外来ノイズの影響を受けにくい位置まで前記外装から離して配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記通信制御部は、
前記画像形成装置に電力が供給されていない場合であっても、前記外部装置から出力される電磁波によって起電された電力を用いて該外部装置との無線通信を確立するとともに、該外部装置から受信した情報を前記第1メモリ領域に書き込む書き込み部を
含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置が起動される回数を保持する保持部と、
前記画像形成装置を起動する際に必要となる情報を記憶する不揮発性メモリと、
前記不揮発性メモリに記憶された前記情報に従って該画像形成装置を起動する起動部とをさらに含み、
前記起動部は、
前記起動される回数が1回目である場合に、前記第1メモリ領域に記憶された情報を読み出して前記不揮発性メモリに書き込む
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第1メモリ領域に記憶されている前記情報が前記起動部によって読み出された後に、該第1メモリ領域を書き換え可能な記憶領域に変更する変更部を
さらに含み、前記書き換え可能な記憶領域に変更された前記第1メモリ領域は、画像形成処理のために使用されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 記録材に画像を形成するための制御を行う画像形成制御部と、
一方が前記第1メモリ領域に接続され、他方が前記不揮発性メモリ又は前記画像形成制御部に接続されるように信号線の接続を切り換える切り換え部とをさらに含み、
前記切り換え部は、
前記第1メモリ領域に記憶されている前記情報が前記起動部によって読み出されて前記不揮発性メモリに書き込まれるときは、該第1メモリ領域と該不揮発性メモリとを接続し、
前記第1メモリ領域に記憶されている前記情報が前記不揮発性メモリに書き込まれた後は、該第1メモリ領域を前記画像形成制御部が使用できるようにするために、該第1メモリ領域と該画像形成制御部とを接続するように切り換える
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017094741A (ja) * | 2016-12-19 | 2017-06-01 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
US10177436B2 (en) | 2014-03-12 | 2019-01-08 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having wireless communication device |
-
2006
- 2006-10-18 JP JP2006284140A patent/JP2008100414A/ja not_active Withdrawn
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