JP2008099949A - ピアス等装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】 ピアスやイヤリング等の装飾具付きホルダーの陳列用帯板材への着脱がきわめて簡単で、作業性に優れており、例えばピアスやイヤリング等の装飾具を購買しようとする者が、これを手に取って見ようとした場合にも、これをホルダーに保持した状態で、簡単に取り外すことができて、非常に便利である、ピアス等装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーを提供する。
【解決手段】 装飾具ホルダー1は、ピアス・イヤリング等装飾具の陳列箇所に略水平状に備えられた陳列用帯板材16に着脱自在に上方から嵌め被せられる略逆U形の固定用壁部2と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部3とを具備している。略逆U形の固定用壁部2の後壁部2bの内面にストッパ用凸部6が設けられ、これに対向する陳列用帯板材16の対向壁面に、ストッパ用凹部7が設けられている。
【選択図】 図2
【解決手段】 装飾具ホルダー1は、ピアス・イヤリング等装飾具の陳列箇所に略水平状に備えられた陳列用帯板材16に着脱自在に上方から嵌め被せられる略逆U形の固定用壁部2と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部3とを具備している。略逆U形の固定用壁部2の後壁部2bの内面にストッパ用凸部6が設けられ、これに対向する陳列用帯板材16の対向壁面に、ストッパ用凹部7が設けられている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ピアスやイヤリング等の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーに関するものである。
従来、ピアスやイヤリング等の装飾具を販売する店舗等においては、それら装飾具の陳列箇所に陳列用帯板材にが略水平状に備えられており、この陳列用帯板材に、装飾具がホルダーによって吊り下げ状に取り付けられていた。
このような装飾具の陳列用装置として、本出願人は先に、特許文献1に記載の装飾具のディスプレイ装置を提案した。
特開2006−192120号公報 特許文献1に記載された装飾具のディスプレイ装置は、ピアス等の装飾具を立体感のある装飾性の高い展示形態で陳列することができるものであるが、この特許文献1では、例えば図7に示すように、装飾具ホルダー(21)は、ピアス(30)の針部(31)を通す装飾具針部挿通用孔(24)を有する装飾具保持壁部(22)と、これの上端より後方突出状に設けられかつ陳列用帯板材(26)に掛止められる倒L形の掛止め壁部(23)とによって構成されていた。
しかしながら、このような特許文献1に記載の従来の装飾具ホルダー(21)によれば、ピアス(30)の針部(31)を、装飾具ホルダー(21)の保持壁部(22)の孔(24)に通し、保持壁部(22)より後側に突出した針部(31)の先端部に留め具(32)を装着すると、これら針部(31)先端部と留め具(32)とが、ホルダー(21)の倒L形の掛止め壁部(23)の下側近くに位置しているため、このピアス(30)付きホルダー(21)を陳列用帯板材(26)に掛け止めようとすると、ホルダー(21)の倒L形の掛止め壁部(23)の先端と、ピアス針部(31)先端部あるいは留め具(32)との間の間隙が非常に狭いために、ホルダー(21)が陳列用帯板材(26)に掛け止め難く、作業性が悪いという問題があった。
また逆に、陳列用帯板材(26)からピアス(30)付きホルダー(21)を取り外す際にも、ピアス針部(31)先端部あるいは留め具(32)が帯板材(26)の下端に引っ掛かって取り外し難く、例えばピアス(30)を購買しようとする者が、これを手に取って見ようとした場合に、取り外し難いので、不便であるという問題があった。
また、図示は省略したが、従来の装飾具ホルダー(21)に例えばイヤリングを取り付けるには、装飾具ホルダー(21)の装飾具保持壁部(22)に比較的大きい目の貫通孔があけられていて、この貫通孔から、側面よりみて略U形のイヤリングの後半部と、これの先端部に取り付けられたネジ棒付き取付具とを挿入して、ネジ棒付き取付具を反時計回りの方向にねじ回してネジをゆるめておき、ネジ棒付き取付具と側面よりみて略U形イヤリングの前端部との間に形成された間隙に、装飾具保持壁部(22)を嵌め入れた後、ネジ棒付き取付具を時計回りの方向にねじ回して、ネジ棒付き取付具の先端部を、ホルダー(21)の装飾具保持壁部(22)の後面に圧接させていた。
また逆に、例えばイヤリングを購買しようとする者が、これを手に取って見ようとした場合には、上記のように、装飾具ホルダー(21)の装飾具保持壁部(22)に取り付けられたイヤリングのネジ棒付き取付具を反時計回りの方向にねじ回してネジをゆるめ、略U形のイヤリングの前端部とネジ棒付き取付具との間に間隙に形成して、この間隙からホルダー(21)の装飾具保持壁部(22)を逃がした後、装飾具保持壁部(22)に設けられた比較的大きい目の貫通孔から、側面よりみて略U形のイヤリングの後半部と、これの先端部に取り付けられたネジ棒付き取付具とを脱出させており、これでは、イヤリングの取付け・取外しに非常に手間が掛かって作業性が悪いという問題があった。
本発明の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、ピアスやイヤリング等の装飾具付きホルダーの陳列用帯板材への着脱がきわめて簡単で、作業性に優れており、例えばピアスやイヤリング等の装飾具を購買しようとする者が、これを手に取って見ようとした場合にも、これをホルダーに保持した状態で、簡単に取り外すことができて、非常に便利である、ピアス等装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーの発明は、ピアス・イヤリング等装飾具の陳列箇所に略水平状に備えられた陳列用帯板材に着脱自在に上方から嵌め被せられる略逆U形の固定用壁部と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部とを具備することを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーであって、略逆U形の固定用壁部の前後両壁部の少なくとも一方の壁部の内面に、ストッパ用凸部およびこれに嵌まり合うストッパ用凹部のうちのいずれか一方が、これに対向する陳列用帯板材の対向壁面に、同他方が設けられていることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーであって、略逆U形の固定用壁部の前後両壁部の少なくとも一方の壁部の下端部に、下方外向きのテーパ面が設けられていることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーであって、装飾具保持用張出壁部に、装飾具としてのピアスの針部を挿通する装飾具針部挿通用孔が設けられていることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーであって、装飾具保持用張出壁部の下部の左右両側に、装飾具としてのイヤリングの一部を挿入する左または右に開口した切欠き部が設けられていることを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーであって、略逆U形の固定用壁部と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部とが、同一素材により一体につくられていることを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーであって、略逆U形の固定用壁部と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部とが、別部材によりつくられており、略逆U形の固定用壁部を構成する固定用部材の前面に、装飾具保持用張出壁部を具備する板状部材の下端部が接合されて、略逆U形の固定用壁部と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部とが形成されていることを特徴としている。
請求項1の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーの発明は、上記のように、ピアス・イヤリング等装飾具の陳列箇所に略水平状に備えられた陳列用帯板材に着脱自在に上方から嵌め被せられる略逆U形の固定用壁部と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部とを具備するもので、本発明によれば、ピアス付きホルダーを陳列用帯板材に取り付ける際、ピアス針部先端部や留め具が邪魔にならず、取り付けがきわめて簡単で、作業性に優れており、また逆に、陳列用帯板材からピアス付きホルダーを取り外す際にも、ピアス針部先端部あるいは留め具が帯板材に引っ掛かることなく、取り外しがきわめて簡単で、例えばピアスを購買しようとする者が、これを手に取って見ようとした場合にも、非常に便利であるという効果を奏する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーであって、略逆U形の固定用壁部の前後両壁部の少なくとも一方の壁部の内面に、ストッパ用凸部およびこれに嵌まり合うストッパ用凹部のうちのいずれか一方が、これに対向する陳列用帯板材の対向壁面に、同他方が設けられているもので、本発明によれば、例えばピアス等装飾具付きホルダーを陳列用帯板材に取り付けた際、ストッパ用凸部とストッパ用凹部とが互いにしつかりと嵌まり合い、ピアス等装飾具付きホルダーの取付けが非常に安定して、多少の振動によっても、ピアス等装飾具付きホルダーの取付けが傾いたり、ピアス等装飾具付きホルダーが落下したりするおそれがないという効果を奏する。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーであって、略逆U形の固定用壁部の前後両壁部の少なくとも一方の壁部の下端部に、下方外向きのテーパ面が設けられているもので、本発明によれば、陳列用帯板材に対し、装飾具ホルダーの略逆U形の固定用壁部を上方から嵌め被せる際には、略逆U形固定用壁部の前後両壁部下端部のテーパ面が、まず帯板材の前後肩部に当たって、テーパ面の傾斜に沿って略逆U形固定用壁部の前後両壁部の下端部が、前後両側に強制的に押し開かれるため、略逆U形固定用壁部の帯板材への嵌め被せがスムーズであり、装飾具付きホルダーの取り付け作業が非常に容易であるという効果を奏する。
請求項4の発明は、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーであって、装飾具保持用張出壁部に、装飾具としてのピアスの針部を挿通する装飾具針部挿通用孔が設けられているもので、本発明によれば、装飾具ホルダーの張出壁部に、装飾具としてのピアスを簡単に保持させることができるとともに、このピアス付きホルダーを陳列用帯板材に取り付ける際、ピアス針部先端部や留め具が邪魔にならず、取り付けがきわめて簡単で、作業性に優れており、また逆に、陳列用帯板材からピアス付きホルダーを取り外す際にも、ピアス針部先端部あるいは留め具が帯板材に引っ掛かることなく、取り外しがきわめて簡単で、例えばピアスを購買しようとする者が、これを手に取って見ようとした場合にも、非常に便利であるという効果を奏する。
請求項5の発明は、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーであって、装飾具保持用張出壁部の下部の左右両側に、装飾具としてのイヤリングの一部を挿入する左または右に開口した切欠き部が設けられているもので、本発明によれば、装飾具ホルダーにイヤリングを取り付ける際、装飾具ホルダーの張出壁部の左または右に開口した切欠き部にイヤリングの一部を挿入して、ネジ棒付き取付具をねじ回せば良く、装飾具ホルダーへのイヤリングの取付けが非常に簡単であり、作業性に優れているとともに、例えばイヤリングを購買しようとする者が、これを手に取って見ようとした場合にも、イヤリングの一部をホルダーの張出壁部の左または右に開口した切欠き部から脱出させて、簡単に取り外せるので、非常に便利であるという効果を奏する。
請求項6の発明は、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーであって、略逆U形の固定用壁部と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部とが、同一素材により一体につくられているもので、本発明によれば、装飾具ホルダーを合成樹脂やアルミニウム(アルミニウム合金を含む)等の素材による押出成形などにより、非常に簡単にかつ安価に量産することができるという効果を奏する。
請求項7の発明は、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダーであって、略逆U形の固定用壁部と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部とが、別部材によりつくられており、略逆U形の固定用壁部を構成する固定用部材の前面に、装飾具保持用張出壁部を具備する板状部材の下端部が接合されて、略逆U形の固定用壁部と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部とが形成されているもので、本発明によれば、固定用部材と装飾具保持用張出壁部とを別部材によって構成する際、例えばピアス・イヤリング等装飾具を保持して人目にさらされる表側の装飾具保持用張出壁部を具備する板状部材として高級な素材や高級感を表わす素材を使用することにより、これに保持されたピアス・イヤリング等装飾具にも高級なイメージ感を表わすことができ、他方、人目にさらされない裏側の固定用部材として、例えば安価で堅固な素材を使用することにより、装飾具ホルダーの価格を全体として安く抑えることができ、購買性がより一層高められるうえに、耐久性にも優れているという効果を奏する。
つぎに、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
この明細書において、前後、左右は図1を基準とし、前とは図1の左側、後とは同右側をいゝ、また左右は後方に向かっていうものとする。
図1は、本発明による陳列における着脱自在な装飾具ホルダーの第1実施形態を示す斜視図であり、図2は、図1のAーA線に沿う断面図である。
同面を参照すると、本発明による装飾具ホルダー(1)は、ピアス(10)(装飾具)の陳列箇所に略水平状に備えられた陳列用帯板材(16)に着脱自在に上方から嵌め被せられる略逆U形の固定用壁部(2)と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部(3)とを具備するこの固定用壁部(2)の上端より上方に伸びるように設けられた装飾具保持用張出壁部(3)とによって構成されている。そして、装飾具保持用張出壁部(3)に、装飾具としてのピアス(10)の針部(11)を挿通する装飾具針部挿通用孔(4)(4)が合計4個設けられている。
このような装飾具ホルダー(1)に対してピアス(10)を取り付けるには、これの針部(11)を装飾具保持用張出壁部(3)の装飾具針部挿通用孔(4)に挿通して、張出壁部(3)より後側に突出した針部(11)の先端部に留め具(12)を装着すれば良い。
本発明によれば、ピアス付きホルダー(1)を陳列用帯板材(16)に取り付ける際、陳列箇所に略水平状に備えられた陳列用帯板材(16)に対し、ホルダー(1)の略逆U形の固定用壁部(2)を上方から嵌め被せるだけでよく、ピアス針部(11)先端部や留め具(12)が全く邪魔にならないために、取り付けがきわめて簡単で、作業性に優れている。また逆に、陳列用帯板材(16)からピアス付きホルダー(1)を取り外す際にも、陳列用帯板材(16)に対し、ホルダー(1)の略逆U形の固定用壁部(2)を上方に持ち上げるだけでよく、ピアス針部(11)先端部あるいは留め具(12)が帯板材(16)に引っ掛かるようなことが全くなく、取り外しがきわめて簡単であり、例えばピアス(20)を購買しようとする者が、これを手に取って見ようとした場合にも、非常に便利である。
この第1実施形態の装飾具ホルダー(1)は、略逆U形の固定用壁部(2)と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部(3)とが、合成樹脂やアルミニウム(アルミニウム合金を含む)などの同一素材により一体に成形されてつくられている。このように、装飾具ホルダー(1)の略逆U形の固定用壁部(2)と装飾具保持用張出壁部(3)とが、同一素材によりつくられることにより、本発明の装飾具ホルダーを、押出成形などによって非常に簡単にかつ安価に量産することができるものである。
なお、本発明の装飾具ホルダー(1)さの装飾具保持用張出壁部(3)には、装飾具としてのピアス(10)の針部(11)を挿通する装飾具針部挿通用孔(4)(4)は、少なくとも一対設けられておれば良い。
また、この第1実施形態の装飾具ホルダー(1)では、略逆U形の固定用壁部(2)の後壁部(2b)の内面にストッパ用凸部(6)が設けられ、これに対向する陳列用帯板材(16)の対向壁面に、ストッパ用凸部(6)に嵌まり合うストッパ用凹部(7)が設けられている。
このような本発明によれば、例えばピアス(10)付きホルダー(1)を陳列用帯板材(16)に取り付けた際、ストッパ用凸部(6)とストッパ用凹部(7)とが互いにしつかりと嵌まり合う。また、略逆U形の固定用壁部(2)の上壁部(2c)は、帯板材(16)の上面に当接せしめられている。従って、ピアス(10)付きホルダー(1)の取付けが非常に安定して、多少の振動によっても、ピアス(10)付きホルダー(1)の取付けが傾いたり、ピアス(10)付きホルダー(1)が落下したりするおそれがないものである。
なお、この実施形態の場合とは逆に、略逆U形の固定用壁部(2)の後壁部(2b)の内面にストッパ用凹部(7)が設けられ、これに対向する陳列用帯板材(16)の対向壁面に、ストッパ用凹部(7)に嵌まり合うストッパ用凸部(6)が設けられていても良い。
あるいはまた、装飾具ホルダー(1)の略逆U形の固定用壁部(2)の前壁部(2a)の内面にストッパ用凸部(6)が設けられ、これに対向する陳列用帯板材(16)の対向壁面に、ストッパ用凸部(6)に嵌まり合うストッパ用凹部(7)が設けられていても良いし、逆に、略逆U形の固定用壁部(2)の前壁部(2a)の内面にストッパ用凹部(7)が設けられ、これに対向する陳列用帯板材(16)の対向壁面に、ストッパ用凹部(7)に嵌まり合うストッパ用凸部(6)が設けられていても良い。
要するに、本発明による装飾具ホルダー(1)の略逆U形の固定用壁部(2)の前後両壁部(2a)(2b)の少なくとも一方の壁部の内面に、ストッパ用凸部(6)およびこれに嵌まり合うストッパ用凹部(7)のうちのいずれか一方が、これに対向する陳列用帯板材(16)の対向壁面に、同他方が設けられでおればよいものである。
また、この実施形態の装飾具ホルダー(1)では、略逆U形の固定用壁部(2)の前後両壁部(2a)(2b)の下端部に、下方外向きのテーパ面(8)(8)がそれぞれ設けられている。従って、陳列用帯板材(16)に対し、ホルダー(1)の略逆U形の固定用壁部(2)を上方から嵌め被せる際、略逆U形固定用壁部(2)の前後両壁部(2a)(2b)下端部のテーパ面(8)(8)が、まず帯板材(16)の前後肩部に当たって、テーパ面(8)(8)の傾斜に沿って前後両壁部(2a)(2b)の下端部が、前後両側に強制的に押し開かれるため、略逆U形固定用壁部(2)の帯板材(16)への嵌め被せがスムーズであり、ピアス付きホルダー(1)の取り付け作業が非常に容易である。
なお、この実施形態では、装飾具ホルダー(1)の略逆U形の固定用壁部(2)の前後両壁部(2a)(2b)の下端部に、それぞれ下方外向きのテーパ面(8)(8)が設けられているが、これに限らず、略逆U形の固定用壁部(2)の前壁部(2a)、または後壁部(2b)の一方の壁部のみの下端部に、下方外向きのテーパ面(8)が設けられている場合もある。
つぎに、図3は、本発明の装飾具ホルダー(1)の正面形状の変形例を示すものである。上記図1に示す本発明の装飾具ホルダー(1)では、装飾具保持用張出壁部(3)の上端部左右両コーナー部に小さいR部(3a)(3a)が設けられていて、正面よりみて略方形の正面形状を有している。これに対し、図3aに示す第1変形例では、装飾具保持用張出壁部(3)の上端部左右両コーナー部に大きいR部(3b)(3b)が設けられている。図3bに示す第2変形例では、装飾具保持用張出壁部(3)が正面よりみて略台形の正面形状を有している。図3cに示す第3変形例では、装飾具保持用張出壁部(3)の上端部左右両コーナー部に切り取り部(3c)(3c)が設けられているものである。
図4は、本発明の装飾具ホルダーの第2の実施形態を示す正面図であり、図5は、図4のBーB線に沿う断面図である。
本発明の第2の実施形態の装飾具ホルダー(1)では、装飾具保持用張出壁部(3)の下部の左右両側に、装飾具としてのイヤリング(13)の一部(13a)を挿入する左または右に開口した切欠き部(5)(5)が設けられている。
このような本発明の第2の実施形態の装飾具ホルダー(1)によれば、これにイヤリング(13)を取り付ける際、側面よりみて略U形のイヤリング(13)の後端部(13b)に設けられたネジ棒付き取付具(14)を反時計回りの方向にねじ回して、ネジをゆるめておき、略U形のイヤリング(13)の前端部(13a)とネジ棒付き取付具(14)との間に形成された間隙に、装飾具保持用張出壁部(3)を挿通するとともに、張出壁部(3)の左または右に開口した切欠き部(5)にイヤリング(13)の一部(13a)を挿入した後、ネジ棒付き取付具(14)を時計回りの方向にねじ回して、ネジ棒付き取付具(14)の先端部を張出壁部(3)の後面に圧接させれば良い。
このような本発明の第2実施形態の装飾具ホルダー(1)によれば、ホルダー(1)へのイヤリング(13)の取付けが非常に簡単であり、作業性に優れているとともに、例えばイヤリング(13)を購買しようとする者が、これを手に取って見ようとした場合には、イヤリング(13)のネジ棒付き取付具(14)を反時計回りの方向にねじ回して、略U形のイヤリング(13)の前端部(13a)とネジ棒付き取付具(14)との間に間隙に形成して、この間隙からホルダー(1)の張出壁部(3)を逃がすとともに、イヤリング(13)の一部(13a)を張出壁部(3)の左または右に開口した切欠き部(5)から脱出させれば良く、簡単に取り外せるので、非常に便利である。
なお、第2実施形態の装飾具ホルダー(1)の張出壁部(3)には、ピアス(10)の針部(11)を挿通する装飾具針部挿通用孔(4)(4)が設けられているため、1つの装飾具ホルダー(1)で、ピアス(10)の取付けと、イヤリング(13)の取付けとを兼用することができるが、イヤリング(13)の専用取付けホルダーとする場合には、これらの装飾具針部挿通用孔(4)(4)を省略することもできる。
この第2実施形態のその他の点は上記第1実施形態の場合と同様であるので、図面において同一のものには同一の符号を付した。
図6は、本発明の装飾具ホルダーの第3の実施形態を示す断面図である。
本発明の第3の実施形態の装飾具ホルダー(1)では、略逆U形の固定用壁部(2)と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部(3)とが、別部材(17)(18)によりつくられており、略逆U形の固定用壁部(2)を構成する固定用部材(17)の前面に、装飾具保持用張出壁部(3)を具備する板状部材(18)の下端部(18a)が接着剤を介して接合されて、略逆U形の固定用壁部(2)と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部(3)とが形成されている。
ここで、略逆U形の固定用壁部(2)を構成する固定用部材(17)は、例えば合成樹脂やアルミニウム(アルミニウム合金を含む)などの素材による押出成形によりつくられておれば良い。一方、装飾具保持用張出壁部(3)を具備する板状部材(18)としては、厚紙、合成樹脂板、金属板、および樹脂被覆金属板、あるいはまたこれらの板材に、装飾用の紙、合成紙、織布や不織布などで被覆した素材によりつくられておれば良い。
そして、この場合、例えばピアス(10)やイヤリング(13)等の装飾具を保持して人目にさらされる表側の装飾具保持用張出壁部(3)を具備する板状部材(18)として高級な素材や高級感を表わす素材を使用することにより、これに保持されたピアス(10)やイヤリング(13)等の装飾具にも高級なイメージ感を表わすことができ、他方、人目にさらされない裏側の固定用部材(17)として、例えば安価で堅固な素材を使用することにより、装飾具ホルダー(1)の価格を全体として安く抑えることができ、購買性がより一層高められるものであり、しかも、装飾具ホルダー(1)の耐久性を向上することができる。
この第3実施形態のその他の点は上記第1実施形態の場合と同様であるので、図面において同一のものには同一の符号を付した。
1:装飾具ホルダー
2:略逆U形の固定用壁部
2a:前壁部
2b:後壁部
3:装飾具保持用張出壁部
4:装飾具針部挿通用孔
5:左または右に開口した切欠き部
6:ストッパ用凸部
7:ストッパ用凹部
8:下方外向きのテーパ面
10:ピアス
11:針部
12:留め具
13:イヤリング
13a:イヤリングの一部
14:ネジ棒付き取付具
16:陳列用帯板材
17:固定用部材
18:板状部材
18a:板状部材の下端部
2:略逆U形の固定用壁部
2a:前壁部
2b:後壁部
3:装飾具保持用張出壁部
4:装飾具針部挿通用孔
5:左または右に開口した切欠き部
6:ストッパ用凸部
7:ストッパ用凹部
8:下方外向きのテーパ面
10:ピアス
11:針部
12:留め具
13:イヤリング
13a:イヤリングの一部
14:ネジ棒付き取付具
16:陳列用帯板材
17:固定用部材
18:板状部材
18a:板状部材の下端部
Claims (7)
- ピアス・イヤリング等装飾具の陳列箇所に略水平状に備えられた陳列用帯板材(16)に着脱自在に上方から嵌め被せられる略逆U形の固定用壁部(2)と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部(3)とを具備することを特徴とする、装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダー。
- 略逆U形の固定用壁部(2)の前後両壁部(2a)(2b)の少なくとも一方の壁部の内面に、ストッパ用凸部(6)およびこれに嵌まり合うストッパ用凹部(7)のうちのいずれか一方が、これに対向する陳列用帯板材(16)の対向壁面に、同他方が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダー。
- 略逆U形の固定用壁部(2)の前後両壁部(2a)(2b)の少なくとも一方の壁部の下端部に、下方外向きのテーパ面(8)(8)が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダー。
- 装飾具保持用張出壁部(3)に、装飾具としてのピアス(10)の針部(11)を挿通する装飾具針部挿通用孔(4)(4)が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダー。
- 装飾具保持用張出壁部(3)の下部の左右両側に、装飾具としてのイヤリング(13)の一部(13a)を挿入する左または右に開口した切欠き部(5)(5)が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダー。
- 略逆U形の固定用壁部(2)と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部(3)とが、同一素材により一体につくられていることを特徴とする、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダー。
- 略逆U形の固定用壁部(2)と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部(3)とが、別部材(17)(18)によりつくられており、略逆U形の固定用壁部(2)を構成する固定用部材(17)の前面に、装飾具保持用張出壁部(3)を具備する板状部材(18)の下端部(18a)が接合されて、略逆U形の固定用壁部(2)と、これより上方に伸びる装飾具保持用張出壁部(3)とが形成されていることを特徴とする、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダー。
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JP2006286061A JP2008099949A (ja) | 2006-10-20 | 2006-10-20 | ピアス等装飾具の陳列における着脱自在な装飾具ホルダー |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104783574A (zh) * | 2014-01-17 | 2015-07-22 | 王志仁 | 耳饰展示结构 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0245050U (ja) * | 1988-09-22 | 1990-03-28 | ||
JPH0345770U (ja) * | 1989-09-12 | 1991-04-26 |
-
2006
- 2006-10-20 JP JP2006286061A patent/JP2008099949A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPH0245050U (ja) * | 1988-09-22 | 1990-03-28 | ||
JPH0345770U (ja) * | 1989-09-12 | 1991-04-26 |
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