JP2008099904A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】装飾図柄表示器に装飾図柄遊技の映像が表示されていない状態で下皿内に遊技球が満杯に貯留されているときには予告音を含まない音データが選択され、下皿内から遊技球を抜取ることを遊技者に促す音声のみがスピーカから出力される。装飾図柄表示器に装飾図柄遊技の映像が表示されている状態で下皿内に遊技球が満杯に貯留されているときには予告音を含む音データが選択され、下皿内から遊技球を抜取ることを遊技者に促す音声と共に装飾図柄が大当りの組合せになることを予告する予告音が装飾図柄遊技の映像を演出する演出音に重ねて出力される。このため、下皿内から遊技球を抜取ることを遊技者に促す音声を予告演出に的確に応用することができる。
【選択図】図41
Description
請求項1に記載のパチンコ遊技機は[1]遊技盤〜[25]大当り遊技手段を備えたところに特徴を有している。
[1]遊技盤は遊技球が転動可能な遊技領域を有するものである。図2の符号18は遊技盤の一例であり、図2の符号22は遊技領域の一例である。
[2]打球部材は遊技盤の遊技領域内に遊技球を発射するものであり、図1の打球槌10は打球部材の一例である。
[3]上皿は打球部材に供給するための遊技球が貯留されるものであり、図1の符号5は上皿の一例である。
[4]始動口は遊技盤の遊技領域内に設けられたものであり、遊技領域内を転動する遊技球が入球可能なものである。図2の符号24は始動口の一例である。
[5]可変入球口は遊技盤の遊技領域内に設けられたものであり、遊技領域内を転動する遊技球が入球可能な開放状態および遊技領域内を転動する遊技球が入球不能な閉鎖状態相互間で切換えられるものである。図2の入賞口台板26は特別入賞口を保持するものである。この特別入賞口は遊技球が入球可能な開放状態および遊技球が入球不能な閉鎖状態相互間で切換えられるものであり、可変入球口に相当する。
[6]図柄表示器は遊技盤に設けられたものであり、複数の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像が表示されるものである。図2の装飾図柄表示器32は図柄表示器の一例である。この装飾図柄表示器32は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示する装飾図柄遊技の映像が表示されるものであり、装飾図柄遊技の映像は図柄遊技の映像に相当する。
[7]スピーカは図柄遊技の映像を音的に演出する演出音を出力するものであり、図1の符号14はスピーカの一例である。
[8]球払出し機構は遊技球が可変入球口に入球することに基づいて遊技球を上皿内に向けて賞品球として払出すものであり、図3の球払出し装置36は球払出し機構の一例である。
[9]下皿は遊技球が上皿内に満杯に貯留された状態で球払出し機構から遊技球が払出されたときに当該遊技球を受けるものであり、図1の符号6は下皿の一例である。
[10]満杯検出器は遊技球が下皿内に満杯に貯留されているか否かに応じて電気的な状態が切換わるものであり、図4の満タンセンサ43は満杯検出器の一例である。
[11]満杯検出手段は満杯検出器の電気的な状態に応じて遊技球が下皿内に満杯に貯留されているか否かを検出するものであり、図3の払出制御回路60は満杯検出手段の一例である。
[12]コマンド送信手段は満杯検出手段の検出結果に基づいて下皿内に遊技球が満杯に貯留されていることを伝える第1のコマンドおよび下皿内の満杯状態が解消されたことを伝える第2のコマンドを送信するものである。図10のステップS38はコマンド送信手段の一例であり、ステップS38で送信される満タンコマンドは下皿内に遊技球が満杯に貯留されていることを伝える第1のコマンドに相当する。図10のステップS41はコマンド送信手段の一例であり、ステップS41で送信される球抜きコマンドは下皿内の満杯状態が解消されたことを伝える第2のコマンドに相当する。
[13]当落判定手段は遊技球が始動口に入球することに基づいて可変入球口を開放する大当りおよび可変入球口を開放しない外れを判定するものであり、図13のステップS76は当落判定手段の一例である。
[14]可変情報選択手段は当落判定手段が大当りを判定したときには大当り用の複数の可変情報のうちから可変情報を選択し、当落判定手段が外れを判定したときには外れ用の複数の可変情報のうちから可変情報を選択するものである。図28のステップS332は可変情報選択手段の一例である。この可変情報選択手段は大当りが判定されたときには大当り用の演出パターンコマンドC1〜C4のうちから演出パターンコマンドを選択し、外れが判定されたときには外れ用の演出パターンコマンドC5〜C10のうちから演出パターンコマンドを選択するものであり、演出パターンコマンドC1〜C4のそれぞれは大当り用の可変情報に相当し、演出パターンコマンドC5〜C10のそれぞれは外れ用の可変情報に相当する。
[15]図柄設定手段は当落判定手段が大当りを判定したときには複数の図柄要素を予め決められた大当りの組合せに設定し、当落判定手段が外れを判定したときには複数の図柄要素を大当りの組合せとは異なる外れの組合せに設定するものである。図26のステップS313およびステップS315は図柄設定手段の一例である。ステップS313の図柄設定手段は複数の図柄要素を通常大当りの組合せに設定するものであり、ステップS315の図柄設定手段は複数の図柄要素を確変大当りの組合せに設定するものであり、通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのそれぞれは大当りの組合せに相当する。図26のステップS317およびステップS318は図柄設定手段の一例である。ステップS317の図柄設定手段は複数の図柄要素を外れリーチの組合せに設定するものであり、ステップS318の図柄設定手段は複数の図柄要素を完全外れの組合せに設定するものであり、外れリーチの組合せおよび完全外れの組合せのそれぞれは外れの組合せに相当する。
[16]図柄遊技手段は図柄遊技の開始タイミングが到来することに基づいて図柄表示器に図柄遊技の映像を可変情報選択手段の選択結果に応じた演出内容で表示するものであり、複数の図柄要素が図柄設定手段の設定結果に応じた組合せとなるように複数の図柄要素のそれぞれを停止表示する。図3の図柄制御回路80は図柄遊技手段の一例であり、図33〜図36のそれぞれは図柄制御回路80が図柄表示器32に表示する図柄遊技の映像の一例である。
[17]演出音出力手段は図柄遊技の開始タイミングが到来することに基づいてスピーカから可変情報選択手段の選択結果に応じた演出音を出力するものである。図3の音制御回路90は演出音出力手段の一例であり、図37は音制御回路90が装飾図柄遊技の映像に合せてスピーカ14から出力する演出音の一例である。
[18]第1の音データ記録手段は下皿から遊技球を抜取ることを遊技者に報知する報知音をスピーカから出力するための第1の音データが記録されたものであり、第1の音データとして複数の図柄要素が大当りの組合せになることを予告する予告音を含むものおよび予告音を含まないものが記録されたものである。図5の音制御回路90は第1の音データ記録手段の一例である。図43は音制御回路90に記録された音データを示すものであり、SA1〜SC1のそれぞれは複数の図柄要素が大当りの組合せになることを予告する予告音を含む第1の音データに相当し、SD1は複数の図柄要素が大当りの組合せになることを予告する予告音を含まない第1の音データに相当する。
[19]第2の音データ記録手段は複数の図柄要素が大当りの組合せになることを予告する予告音を含む第2の音データが記録されたものである。図5の音制御回路90は第2の音データ記録手段の一例である。図43は音制御回路90に記録された音データを示すものであり、SA2〜SC2のそれぞれは複数の図柄要素が大当りの組合せになることを予告する予告音を含む第2の音データに相当する。
[20]第1の予告判定手段は図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている状態でコマンド送信手段から第1のコマンドが送信されることに基づいて第1の音データ記録手段から予告音を含む第1の音データを選択するか否かを判定するものである。図41のステップS384とステップS387とステップS389は第1の予告判定手段の一例であり、図柄表示器32に装飾図柄遊技の映像が表示されている状態で満タンコマンドが送信されたときには可変情報の設定結果を予め記録された複数の可変情報のそれぞれと比較することに基づいて予告音を含む第1の音データを選択するか否かを判定する。
[21]第1の音データ選択手段は図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されていない状態でコマンド送信手段から第1のコマンドが送信されたときには第1の音データ記録手段から予告音を含まない第1の音データを選択するものであり、図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている状態でコマンド送信手段から第1のコマンドが送信されたときには第1の予告判定手段が予告音を含む第1の音データを選択することを判定していることを条件に予告音を含む第1の音データを選択し、第1の予告判定手段が予告音を含む第1の音データを選択することを判定していないことを条件に予告音を含まない第1の音データを選択する。図5の音制御回路90は第1の音データ選択手段の一例であり、図柄表示器32に図柄遊技の映像が表示されていない状態で満タンコマンドが送信されたときには予告音を含まない第1の音データSD1を選択し、図柄表示器32に図柄遊技の映像が表示されている状態で満タンコマンドが送信されたときには予告音を含む第1の音データを選択することが判定されていることを条件に予告音を含む第1の音データSA1〜SC1のいずれかを選択し、予告音を含む第1の音データを選択することが判定されていないことを条件に予告音を含まない第1の音データSD1を選択する。
[22]第2の予告判定手段は図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている状態でコマンド送信手段から第2のコマンドが送信されることに基づいて第2の音データ記録手段から予告音を含む第2の音データを選択するか否かを判定するものである。図42のステップS404とステップS407とステップS409は第2の予告判定手段の一例であり、図柄表示器32に装飾図柄遊技の映像が表示されている状態で球抜きコマンドが送信されたときには可変情報の設定結果を予め記録された複数の可変情報のそれぞれと比較することに基づいて予告音を含む第2の音データを選択するか否かを判定する。
[23]第2の音データ選択手段は図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている状態でコマンド送信手段から第2のコマンドが送信されたときには第2の予告判定手段が予告音を含む第2の音データを選択することを判定していることを条件に予告音を含む第2の音データを選択するものである。図5の音制御回路90は第2の音データ選択手段の一例であり、図柄表示器32に図柄遊技の映像が表示されている状態で球抜きコマンドが送信されたときには予告音を含む第2の音データを選択することが判定されていることを条件に予告音を含む第2の音データSA2・SB2・SC2のいずれかを選択する。
[24]報知音出力手段は第1の音データ選択手段の選択結果および第2の音データ選択手段の選択結果のそれぞれをスピーカから出力するものであり、第1の音データ選択手段が予告音を含む第1の音データを選択したときには第1の音データの選択結果を演出音に重ねて出力または演出音を消去して出力し、第2の音データ選択手段が第2の音データを選択したときには第2の音データの選択結果を演出音に重ねて出力または演出音を消去して出力する。図5の音制御回路90は報知音出力手段の一例である。
[25]大当り遊技手段は当落判定手段が大当りを判定したときには複数の図柄要素が大当りの組合せで停止表示された後に可変入球口を開放する大当り遊技を行うものである。図7のステップS13は大当り遊技手段の一例である。
2.請求項1に記載のパチンコ遊技機の作用の説明
遊技球が始動口に入球したときには大当りおよび外れが判定され、大当りおよび外れの判定結果に応じた可変情報を選択する処理と複数の図柄要素を大当りおよび外れの判定結果に応じた組合せに設定する処理が行われる。そして、図柄表示器に可変情報の選択結果に応じた演出内容で図柄遊技の映像が表示され、スピーカから可変情報の選択結果に応じた演出内容で演出音が出力され、複数の図柄要素が大当りの組合せおよび外れの組合せのいずれかで停止表示される。例えば複数の図柄要素が大当りの組合せで停止表示されたときには可変入球口を開放する大当り遊技が行われ、大当り遊技で遊技球が可変入球口に入球したときには球払出し機構から上皿に向けて遊技球が放出される。この上皿内に遊技球が満杯に貯留されたときには球払出し機構から放出された遊技球が下皿によって受けられ、下皿内に遊技球が貯留される。この下皿内に遊技球が満杯に貯留されたときには満杯検出器の電気的な状態が切換わり、第1のコマンドが送信される。
3.請求項1に記載のパチンコ遊技機の効果の説明
図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されていない状態で下皿内に遊技球が満杯に貯留されているときには予告音を含まない第1の音データを選択し、下皿内から遊技球を抜取ることを音声で報知した。これに対して図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている状態で下皿内に遊技球が満杯に貯留されているときには予告音を含む第1の音データを選択するか否かを判定し、予告音を含む第1の音データを選択することが判定されたときには予告音を含む第1の音データを選択し、下皿内から遊技球を抜取ることと共に複数の図柄要素が大当りの組合せになることを演出音に重ねて音声で報知あるいは演出音を消去して音声で報知したので、下皿内から遊技球を抜取ることを遊技者に促す音声を予告演出に的確に応用することができる。しかも、図柄遊技が行われている状態および図柄遊技が行われていない状態で下皿の満杯時にスピーカから出力される音声を相互に変えたので、音声が相互に変わることを知らない遊技者に驚きを与えることができる。また、音声が相互に変わることを知っている遊技者は下皿内に遊技球を満杯に詰めることで図柄遊技中に予告音を意図的に発生させ、下皿内に遊技球を満杯に詰めないことで図柄遊技中に予告音を意図的に発生させないようにすることができるので、予告音を発生させるか否かを自らの意思で選択することが可能になる。
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が装着されている。この前枠2の前端面には横長な長方形状の上皿板3および横長な長方形状の下皿板4が上下2段に装着されており、上皿板3の前面には上面が開口する上皿5が固定され、下皿板4の前面には上面が開口する下皿6が固定されている。
[2]遊技機能の説明
[2−1]特別図柄遊技機能
遊技者が上皿5内に遊技球を投入して発射ハンドル8を回動操作すると、遊技盤18の遊技領域22内に遊技球が発射され、障害釘23に当りながら落下する。この遊技球が始動口24内に入賞したときには球払出し装置36から設定個数の遊技球が上皿5に向けて賞品球として払出され、特別図柄遊技が開始される。この特別図柄遊技は特別図柄表示器30に特別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示するものであり、特別図柄の変動停止時の態様には、図6に示すように、外れの態様と通常大当りの態様と確変大当りの態様の3種類が設定されている。
[2−2]大当り遊技機能
特別図柄表示器30に特別図柄が通常大当りの態様および確変大当りの態様のいずれかで停止表示されたときには大当り遊技が開始される。この大当り遊技は特別入賞口を開放し、特別入賞口内に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、遊技球が特別入賞口内に入賞したときには球払出し装置36から設定個数の遊技球が上皿5に向けて賞品球として払出される。この特別入賞口は上限値(例えば10個)の遊技球が入賞する個数条件および開放時間が上限値(例えば30sec)に達する時間条件のいずれかが満足されるまで開放状態に保持される。この特別入賞口の個数条件および時間条件の双方を基準とする開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、大当りラウンドは固定的な設定回数(例えば4回)だけ繰返される。この大当りラウンドの繰返しは大当り遊技に相当するものであり、大当り遊技の実行中には装飾図柄表示器32に大当り遊技を映像的に演出する大当り遊技表示が行われ、両スピーカ14から大当り遊技を音的に演出する演出音が出力され、複数の電飾LED17が大当り遊技表示の演出内容に応じて発光する。
[2−3]特別図柄遊技保留機能
特別図柄遊技を即座に開始できない特別図柄遊技中および大当り遊技中のそれぞれに遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留される。この特別図柄遊技の保留回数には上限値(例えば4回)が設定されており、保留回数が上限値に到達した状態で遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留されない。この特別図柄遊技が保留されない遊技球の入賞を無効な入賞と称し、特別図柄遊技が保留される入賞を有効な入賞と称する。
[2−4]装飾図柄遊技機能
遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技に連動して装飾図柄遊技が開始される。この装飾図柄遊技は装飾図柄表示器32に映像を表示し、両スピーカ14から装飾図柄表示器32の映像に応じた演出音を出力し、複数の電飾LED17を装飾図柄表示器32の映像に応じて発光させることで組成されるものである。この装飾図柄遊技の映像は装飾図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示し、装飾図柄の変動停止時の態様に基づいて外れと通常大当りと確変大当りのいずれが判定されたかを遊技者に報知するものである。この装飾図柄の変動開始は特別図柄の変動開始に時間的に同期して行われ、装飾図柄の変動停止は特別図柄の変動停止に時間的に同期して行われるものであり、特別図柄が外れの態様で変動停止するときには装飾図柄が完全外れの組合せおよび外れリーチの組合せのいずれかで変動停止し、特別図柄が通常大当りの態様で変動停止するときには装飾図柄が通常大当りの組合せで変動停止し、特別図柄が確変大当りの態様で変動停止するときには装飾図柄が確変大当りの組合せで変動停止する。この装飾図柄遊技は図柄遊技に相当するものであり、大当り遊技は装飾図柄が通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかで停止表示された直後に開始される。
[2−5]確率変動機能
確率変動モードは大当りを確率変動モードの無効状態に比べて高い一定確率で判定する高確率モードである。この確率変動モードは特別図柄が確変大当りの態様で停止表示されることに基づいて有効化されるものであり、特別図柄が通常大当りの態様で変動停止することに基づいて無効化される。
[2−6]予告機能
下皿6内に遊技球が満杯に貯留された状態で装飾図柄遊技が開始されたときには今回の装飾図柄遊技中に両スピーカ14のそれぞれから予告音が出力されることがある。この予告音は今回の装飾図柄遊技で装飾図柄が通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになることを非確定的に予告するものであり、装飾図柄遊技を演出する演出音の出力を停止することなく演出音に重ねて出力される。この予告音は下皿6内から遊技球を抜取ることを遊技者に促す音声と共に出力されるものであり、今回の装飾図柄遊技が終了する前に遊技者が下皿6内から遊技球を抜取ることに基づいて下皿6の満杯状態を解消したときには今回の装飾図柄遊技中に両スピーカ14のそれぞれから予告音が再び出力される。この予告音は今回の装飾図柄遊技で装飾図柄が通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになることを非確定的に再び予告するものであり、演出音の出力を中断することなく下皿6の満杯状態が解消されたことを遊技者に促す音声と共に演出音に重ねて出力される。
[3]メイン制御回路50の内部処理の説明
[3−1]メイン処理
メイン制御回路50のCPU51は電源が投入されると、図7のステップS1の電源投入処理でRAM53の全データを初期設定し、ステップS2でタイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU51がタイマ回路55からのパルス信号を受信することに基づいてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU51はステップS2でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS3へ移行する。ここでタイマ割込フラグをオフし、ステップS4の入力処理〜ステップS7のデータ取得処理を順に実行する。このステップS7のデータ取得処理を終えたときにはステップS8の大当り判定処理〜ステップS13の大当り遊技処理をメイン制御フラグの設定状態に基づいて択一的に実行し、ステップS8の大当り判定処理〜ステップS13の大当り遊技処理のいずれかを終えたときにはステップS2に復帰する。このメイン制御フラグはステップS1の電源投入処理で大当り判定処理に初期設定されるものであり、CPU51はステップS2に復帰したときにはタイマ割込フラグのオンを新たに検出することに基づいてステップS3へ移行する。
[3−2]入力処理
図8は図7のステップS4の入力処理の詳細を示すものであり、CPU51は図8のステップS21で出力回路54からの始動信号の出力状態を判断する。ここで始動信号が有ることを判断したときにはステップS22で始動信号フラグをオンし、始動信号が無いことを判断したときにはステップS23で始動信号フラグをオフする。即ち、遊技球が始動口24内に入賞したときには出力回路54から始動信号が出力され、始動信号フラグがオンされる。
[3−3]カウンタ更新処理
CPU51は図7のステップS5のカウンタ更新処理へ移行すると、ランダムカウンタR1の計測値〜ランダムカウンタR4の計測値のそれぞれに「1」を加算する。これらランダムカウンタR1〜R4の加算内容は次の通りである。
(1)ランダムカウンタR1は大当りであるか否かを抽選する乱数値に相当するものであり、図9に示すように、初期値「0」から上限値「98」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(2)ランダムカウンタR2は大当りであることが判定されたときに特別図柄の種類を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「19」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(3)ランダムカウンタR3は大当りであることが判定されなかったとき(外れの判定時)に外れリーチであるか否かを判定する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「49」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(4)ランダムカウンタR4は変動パターンを選択する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「100」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[3−4]賞球コマンド処理
図10は図7のステップS6の賞球コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU51は図10のステップS31で始動信号フラグの設定状態を判断する。ここで始動信号フラグがオンされていることを判断したときにはステップS32へ移行し、払出制御回路60に賞球コマンド1を送信する。この払出制御回路60のCPU61は賞球コマンド1を受信したときにはモータ回路64に賞球コマンド1を出力し、モータ回路64は賞球コマンド1が与えられたときには払出しモータ37に駆動信号1を出力することに基づいて球払出し装置36から設定個数(例えば5個)の遊技球を排出する。
[3−5]データ取得処理
図11は図7のステップS7のデータ取得処理の詳細を示すものであり、CPU51は図11のステップS51で始動信号フラグの設定状態を判断する。ここで始動信号フラグがオンされていることを判断したときにはステップS52へ移行し、ランダムカウンタR1の計測値〜ランダムカウンタR4の計測値のそれぞれを取得する。
[3−6]大当り判定処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り判定処理にセットされていることを判断すると、図7のステップS7のデータ取得処理からステップS8の大当り判定処理へ移行する。図13は図7のステップS8の大当り判定処理の詳細を示すものであり、CPU51は図13のステップS71で保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が記録されていることを判断したときにはステップS72へ移行し、確率変動フラグの設定状態を判断する。この確率変動フラグは確率変動モードの設定状態を示すものであり、CPU51は確率変動モードの有効状態ではステップS72で確率変動フラグのオンを判断してステップS73へ移行し、確率変動モードの無効状態ではステップS72で確率変動フラグのオフを判断してステップS74へ移行する。
[3−6]変動パターン設定処理
CPU51はメイン制御フラグが変動パターン設定処理にセットされていることを検出すると、図7のステップS7のデータ取得処理からステップS9の変動パターン設定処理へ移行する。図14は図7のステップS9の変動パターン設定処理の詳細を示すものであり、CPU51は図14のステップS101で大当りフラグの設定状態を判断する。例えば直前の大当り判定処理で確変大当りおよび通常大当りのいずれかを判定したときにはステップS101で大当りフラグのオンを判断し、ステップS102へ移行する。
[3−7]特別図柄変動開始処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動開始処理にセットされていることを検出すると、図7のステップS7のデータ取得処理からステップS10の特別図柄変動開始処理へ移行する。図16は図7のステップS10の特別図柄変動開始処理の詳細を示すものであり、CPU51は図16のステップS121でLED回路57に特別図柄変動開始信号を出力する。すると、LED回路57は特別図柄変動開始信号を検出することに同期して特別図柄の変動表示を開始する。この特別図柄の変動表示は特別図柄を「確変大当りの態様」→「通常大当りの態様」→「外れの態様」→「確変大当りの態様」・・・の設定順序で循環的に可変表示するものである。
[3−8]特別図柄変動停止処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動停止処理にセットされていることを検出すると、図7のステップS7のデータ取得処理からステップS11の特別図柄変動停止処理へ移行する。図17は図7のステップS11の特別図柄変動停止処理の詳細を示すものであり、CPU51は図17のステップS131でタイマT1の計測値からROM52に予め記録された単位値ΔT(4msec)を減算することに基づいて特別図柄遊技の残り時間を更新する。そして、ステップS132へ移行し、タイマT1の減算結果を「0」と比較する。この特別図柄遊技は装飾図柄遊技に時間的に同期して行われるものであり、特別図柄遊技の残り時間は装飾図柄遊技の残り時間と同一である。
[3−9]ウェイト処理
CPU51はメイン制御フラグがウェイト処理にセットされていることを検出すると、図7のステップS7のデータ取得処理からステップS12のウェイト処理へ移行する。図18は図7のステップS12のウェイト処理の詳細を示すものであり、CPU51は図18のステップS141でタイマT2の計測値からROM52に予め記録された単位値ΔT(4msec)を減算することに基づいて残りウェイト時間を更新する。そして、ステップS142へ移行し、タイマT2の減算結果を「0」と比較する。
[3−10]大当り遊技処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り遊技処理にセットされていることを検出すると、図7のステップS7のデータ取得処理からステップS13の大当り遊技処理へ移行する。図19は図7のステップS13の大当り遊技処理の詳細を示すものであり、CPU51は図19のステップS151で大当りラウンド処理を実行する。この大当りラウンド処理は特別入賞口を開放する大当りラウンドを実行するものであり、大当りラウンドは特別入賞口内に上限値(例えば10個)の遊技球が入賞あるいは特別入賞口の開放時間が上限値(例えば30sec)に到達することに基づいて終了する。この大当りラウンドはROM52に予め記録された上限回(例えば4回)だけ繰返されるものであり、CPU51はステップS152へ移行したときには大当りラウンドの繰返し回数を上限回と比較する。ここで「繰返し回数=上限回」を判断したときにはステップS153へ移行する。
[4]演出制御回路70の内部処理の説明
[4−1]メイン処理
演出制御回路70のCPU71は電源が投入されると、図20のステップS201の電源投入処理でRAM73の全データを初期設定する。そして、ステップS202へ移行し、タイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU71がタイマ回路74からのパルス信号を受信することに基づいてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU71はステップS202でタイマ割込フラグのオフを検出したときにはステップS203のカウンタ更新処理1へ移行し、ステップS202でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS204へ移行する。このステップS204でタイマ割込フラグをオフし、ステップS205のカウンタ更新処理2とステップS206の保留コマンド処理とステップS207のコマンド処理とステップS208の満タンコマンド処理とステップS209の球抜きコマンド処理を順に実行する。
[4−2]INT割込処理
演出制御回路70のCPU71はメイン制御回路50からのストローブ信号(INT信号)を受信すると、INT割込処理を起動する。このストローブ信号はメイン制御回路50がコマンドと共に送信するものであり、CPU71はINT割込処理を起動したときには図21のステップS211でコマンドを受信し、ステップS212でコマンドの受信結果をRAM73に記録する。そして、ステップS213へ移行し、コマンド処理フラグをコマンドの受信結果に応じてセットする。このコマンド処理フラグはステップS201の電源投入処理でコマンド待ち処理に初期設定されるものであり、図22はメイン制御回路50から送信されるコマンドの種類とコマンド処理フラグの設定内容との関係を示している。
[4−3]カウンタ更新処理1
図23は図20のステップS203のカウンタ更新処理1の詳細を示すものであり、CPU71は図23のステップS221でランダムカウンタR11の現在の計測値に「1」を加算する。このランダムカウンタR11は装飾図柄の各列の図柄要素を設定するためのものであり、3桁のカウンタから構成されている。このランダムカウンタR11の1桁目は、図24に示すように、「0」から「7」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算され、2桁目は1桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」だけ加算され、3桁目は2桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」だけ加算される。
[4−4]カウンタ更新処理2
CPU71は図20のステップS205のカウンタ更新処理2へ移行すると、ランダムカウンタR12の計測値に「1」を加算する。このランダムカウンタR12は装飾図柄を通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのそれぞれに設定するための乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「7」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[4−5]保留コマンド処理
CPU71は図20のステップS206の保留コマンド処理へ移行すると、図柄制御回路80に保留表示コマンドを送信する。この保留表示コマンドは装飾図柄表示器32に特別図柄遊技および装飾図柄遊技のそれぞれの保留回数を表示することを指令するものであり、図柄制御回路80のCPU81は保留表示コマンドを受信したときにはVDP84に保留表示コマンドを送信する。このVDP84は保留表示コマンドを受信したときにはVROM85から保留表示コマンドに応じた表示データを検出し、装飾図柄表示器32に表示データの検出結果に基づいて1個の保留絵柄201を表示する(図33参照)。即ち、メイン制御回路50が特別図柄遊技を保留する毎にメイン制御回路50から演出制御回路70を通して図柄制御回路80に保留表示コマンドが送信され、装飾図柄表示器32に1個の保留絵柄201が追加して表示されるので、装飾図柄表示器32には特別図柄遊技および装飾図柄遊技のそれぞれの保留回数と同数の保留絵柄201が表示される。
[4−6]コマンド処理
図25は図20のステップS207のコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図20のステップS207のコマンド処理では図25のステップS301のコマンド待ち処理〜ステップS307の大当り遊技停止コマンド処理をコマンド処理フラグの設定状態に基づいて択一的に実行する。
[4−6−1]コマンド待ち処理
CPU71はコマンド処理フラグがコマンド待ち処理にセットされていることを検出すると、図25のステップS301のコマンド待ち処理を経て図20のステップS202に復帰する。このコマンド待ち処理はメイン制御回路50からのコマンドを待つ処理であり、実質的な処理動作が行われない。
[4−6−2]当落コマンド処理
メイン制御回路50が図13の大当り判定処理で演出制御回路70に通常大当りコマンドと確変大当りコマンドと外れリーチコマンドと完全外れコマンドのいずれかを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から当落コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが当落コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図25のコマンド処理でステップS302の当落コマンド処理を実行する。
[4−6−3]変動パターンコマンド処理
メイン制御回路50が図14の変動パターン設定処理で演出制御回路70に変動パターンコマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から変動パターンコマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが変動パターンコマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図25のコマンド処理でステップS303の変動パターンコマンド処理を実行する。図28は図25のステップS303の変動パターンコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図28のステップS331でRAM73から変動パターンコマンドの受信結果を検出し、ステップS332へ移行する。
[4−6−4]装飾図柄遊技開始コマンド処理
メイン制御回路50が図16の特別図柄変動開始処理で演出制御回路70に装飾図柄遊技開始コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から装飾図柄遊技開始コマンド処理に書換える。このコマンド処理フラグが装飾図柄遊技開始コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図25のコマンド処理でステップS304の装飾図柄遊技開始コマンド処理を実行する。
[4−6−5]装飾図柄遊技停止コマンド処理
メイン制御回路50が図17の特別図柄変動停止処理で演出制御回路70に装飾図柄遊技停止コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から装飾図柄遊技停止コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが装飾図柄遊技停止コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図25のコマンド処理でステップS305の装飾図柄遊技停止コマンド処理を実行する。
[4−6−6]大当り遊技開始コマンド処理
メイン制御回路50が図18のウェイト処理で演出制御回路70に大当り遊技開始コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から大当り遊技開始コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが大当り遊技開始コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図25のコマンド処理でステップS306の大当り遊技開始コマンド処理を実行する。
[4−6−7]大当り遊技停止コマンド処理
メイン制御回路50が図19の大当り遊技処理で演出制御回路70に大当り遊技停止コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から大当り遊技停止コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが大当り遊技停止コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図25のコマンド処理でステップS307の大当り遊技停止コマンド処理を実行する。図40は図25のステップS307の大当り遊技停止コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図40のステップS371で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに大当り遊技停止コマンドを送信する。そして、ステップS372でRAM73に記録されている大当り遊技停止コマンドの受信結果をクリアし、ステップS373でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
[4−7]満タンコマンド処理
図41は図20のステップS208の満タンコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU51は図41のステップS381でRAM73に満タンコマンドの受信結果が記録されているか否かを判断する。この満タンコマンドは払出制御回路60が下皿6内に遊技球が満杯に貯留されていることを検出することに基づいてメイン制御回路50を通して送信するものであり、CPU71はステップS381でRAM73に満タンコマンドの受信結果が記録されていることを判断したときにはステップS382へ移行し、装飾図柄遊技フラグの設定状態を判断する。例えば装飾図柄遊技が実行されていないときにはステップS382で装飾図柄遊技フラグがオフされていることを判断し、ステップS383で音制御回路90に異常報知コマンドを送信する。そして、ステップS386へ移行し、RAM73に記録されている満タンコマンドの受信結果をクリアする。
[4−8]球抜きコマンド処理
図42は図20のステップS209の球抜きコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU51は図42のステップS401でRAM73に球抜きコマンドの受信結果が記録されているか否かを判断する。この球抜きコマンドは払出制御回路60が下皿6の満杯状態が解消されたことを検出することに基づいてメイン制御回路50を通して送信するものであり、CPU71はステップS401でRAM73に球抜きコマンドの受信結果が記録されていることを判断したときにはステップS402へ移行する。
装飾図柄表示器32に装飾図柄遊技の映像が表示されていない状態で下皿6内に遊技球が満杯に貯留されているときには予告音を含まない音データSD1を選択し、下皿6内から遊技球を抜取ることを促す音声のみを両スピーカ14のそれぞれから出力した。これに対して装飾図柄表示器32に装飾図柄遊技の映像が表示されている状態で下皿6内に遊技球が満杯に貯留されているときには予告音を含む音データSA1〜SC1のいずれかを選択するか否かを演出パターンコマンドの設定結果に基づいて判定し、予告音を含む音データSA1〜SC1のいずれかを選択することが判定されたときには予告音を含む音データSA1〜SC1のいずれかを選択し、下皿6内から遊技球を抜取ることを促す音声と共に装飾図柄が通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになることを予告する予告音を両スピーカ14のそれぞれから装飾図柄遊技の映像を演出する演出音に重ねて予告音を出力した。このため、下皿6内から遊技球を抜取ることを遊技者に促す音声を予告演出に的確に応用することができる。しかも、装飾図柄遊技が行われている状態および装飾図柄遊技が行われていない状態で下皿6の満杯時に両スピーカ14のそれぞれから出力される音声を相互に変えたので、音声が相互に変わることを知らない遊技者に驚きを与えることができる。また、音声が相互に変わることを知っている遊技者は下皿6内に遊技球を意図的に満杯に詰めることで装飾図柄遊技中に予告音を発生させ、下皿6内に遊技球を意図的に満杯に詰めないことで装飾図柄遊技中に予告音を発生させないようにすることができるので、予告音を発生させるか否かを自らの意思で選択することが可能になる。
上記実施例1〜実施例3のそれぞれにおいては、満タンセンサ43として遊技球を非接触で検出する近接センサを使用しても良い。
Claims (1)
- 遊技球が転動可能な遊技領域を有する遊技盤と、
前記遊技盤の遊技領域内に遊技球を発射する打球部材と、
前記打球部材に供給するための遊技球が貯留される上皿と、
前記遊技盤の遊技領域内に設けられ、前記遊技領域内を転動する遊技球が入球可能な始動口と、
前記遊技盤の遊技領域内に設けられ、前記遊技領域内を転動する遊技球が入球可能な開放状態および前記遊技領域内を転動する遊技球が入球不能な閉鎖状態相互間で切換えられる可変入球口と、
前記遊技盤に設けられ、複数の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像が表示される図柄表示器と、
図柄遊技の映像を音的に演出する演出音を出力するスピーカと、
遊技球が前記可変入球口に入球することに基づいて遊技球を前記上皿に向けて賞品球として払出す球払出し機構と、
遊技球が前記上皿内に満杯に貯留された状態で前記球払出し機構から遊技球が払出されたときに当該遊技球を受ける下皿と、
遊技球が前記下皿内に満杯に貯留されているか否かに応じて電気的な状態が切換わる満杯検出器と、
前記満杯検出器の電気的な状態に応じて遊技球が前記下皿内に満杯に貯留されているか否かを検出する満杯検出手段と、
前記満杯検出手段の検出結果に基づいて前記下皿内に遊技球が満杯に貯留されていることを伝える第1のコマンドおよび前記下皿内の満杯状態が解消されたことを伝える第2のコマンドを送信するコマンド送信手段と、
遊技球が前記始動口に入球することに基づいて前記可変入球口を開放する大当りおよび前記可変入球口を開放しない外れを判定する当落判定手段と、
前記当落判定手段が大当りを判定したときには大当り用の複数の可変情報のうちから可変情報を選択し、前記当落判定手段が外れを判定したときには外れ用の複数の可変情報のうちから可変情報を選択する可変情報選択手段と、
前記当落判定手段が大当りを判定したときには複数の図柄要素を予め決められた大当りの組合せに設定し、前記当落判定手段が外れを判定したときには複数の図柄要素を大当りの組合せとは異なる外れの組合せに設定する図柄設定手段と、
図柄遊技の開始タイミングが到来することに基づいて前記図柄表示器に図柄遊技の映像を前記可変情報選択手段の選択結果に応じた演出内容で表示するものであって、複数の図柄要素が前記図柄設定手段の設定結果に応じた組合せとなるように複数の図柄要素のそれぞれを停止表示する図柄遊技手段と、
図柄遊技の開始タイミングが到来することに基づいて前記スピーカから前記可変情報選択手段の選択結果に応じた演出音を出力する演出音出力手段と、
前記下皿から遊技球を抜取ることを遊技者に報知する報知音を前記スピーカから出力するための第1の音データが記録されたものであって、第1の音データとして複数の図柄要素が大当りの組合せになることを予告する予告音を含むものおよび予告音を含まないものが記録された第1の音データ記録手段と、
複数の図柄要素が大当りの組合せになることを予告する予告音を含む第2の音データが記録された第2の音データ記録手段と、
前記図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている状態で前記コマンド送信手段から第1のコマンドが送信されることに基づいて前記第1の音データ記録手段から予告音を含む第1の音データを選択するか否かを判定する第1の予告判定手段と、
前記図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されていない状態で前記コマンド送信手段から第1のコマンドが送信されたときには前記第1の音データ記録手段から予告音を含まない第1の音データを選択するものであって、前記図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている状態で前記コマンド送信手段から第1のコマンドが送信されたときには前記第1の予告判定手段が予告音を含む第1の音データを選択することを判定していることを条件に予告音を含む第1の音データを選択すると共に前記第1の予告判定手段が予告音を含む第1の音データを選択することを判定していないことを条件に予告音を含まない第1の音データを選択する第1の音データ選択手段と、
前記図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている状態で前記コマンド送信手段から第2のコマンドが送信されることに基づいて前記第2の音データ記録手段から予告音を含む第2の音データを選択するか否かを判定する第2の予告判定手段と、
前記図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている状態で前記コマンド送信手段から第2のコマンドが送信されたときには前記第2の予告判定手段が予告音を含む第2の音データを選択することを判定していることを条件に予告音を含む第2の音データを選択する第2の音データ選択手段と、
前記第1の音データ選択手段の選択結果に応じた第1の音データおよび前記第2の音データ選択手段の選択結果に応じた第2の音データのそれぞれを前記スピーカから出力するものであって、前記第1の音データ選択手段が予告音を含む第1の音データを選択したときには第1の音データの選択結果を演出音に重ねて出力または演出音を消去して出力すると共に前記第2の音データ選択手段が第2の音データを選択したときには第2の音データの選択結果を演出音に重ねて出力または演出音を消去して出力する報知音出力手段と、
前記当落判定手段が大当りを判定したときには複数の図柄要素が大当りの組合せで停止表示された後に前記可変入球口を開放する大当り遊技を行う大当り遊技手段を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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