JP2008099506A - 誘導電動機 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、この種の誘導電動機の回転子は積層電磁鋼板からなる回転子鉄心のエンドリング部を複数突起部で構成されていた。前記従来の構成では、エンドリング部の突起部だけでは、誘導電動機内の空気を循環できないため固定子及び巻線の温度上昇が高くなるという課題を有していた。
【解決手段】積層電磁鋼板からなる回転子2に複数の貫通穴5を有し、貫通穴に回転子の積厚幅より大きくした円弧状の羽根片6を貫通する構造とする。貫通穴に貫通した羽根片により、誘導電動機内の空気を循環させることができ、簡易な構成で安価、かつ冷却性能を向上させる誘導電動機を提供するものである。
【選択図】図1
【解決手段】積層電磁鋼板からなる回転子2に複数の貫通穴5を有し、貫通穴に回転子の積厚幅より大きくした円弧状の羽根片6を貫通する構造とする。貫通穴に貫通した羽根片により、誘導電動機内の空気を循環させることができ、簡易な構成で安価、かつ冷却性能を向上させる誘導電動機を提供するものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、誘導電動機の回転子に関するものである。
従来、この種の誘導電動機の回転子は、図6に示すように積層電磁鋼板からなる回転子101のエンドリング部102を複数の突起部103で構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−060045号公報
しかしながら、前記従来の構成では、エンドリング部102の複数の突起部103だけでは誘導電動機内の空気を循環できないため、固定子及び巻線の温度上昇が高くなるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、積層電磁鋼板からなる回転子に複数の貫通穴を有し、貫通穴に回転子の積厚幅より大きくした円弧状の羽根片を貫通し、羽根片により誘導電動機内の空気を循環させることができる。簡易な構成で安価、かつ冷却性能を向上させる誘導電動機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導電動機は、ベアリングを介して回転自由に保持された積層電磁鋼板からなる回転子と、前記ベアリングを保持するブラケットと、前記ブラケットにより挟み込まれた前記固定子を有する誘導電動機であって、前記回転子に複数の貫通穴を有し、貫通穴に回転子の積厚幅より大きくした円弧状の羽根片を貫通する。また、羽根片を2分割し回転方向により円弧角度を変化させることにより、より放熱効果が向上する。
本発明の誘導電動機は回転子に複数の貫通穴を有し、貫通穴に回転子の積厚幅より大きくした円弧状の羽根片を貫通する構造とする。羽根片を円弧状にすることにより安価な構成により風の流れを作ることができる。複数の貫通穴と円弧状の羽根片により誘導電動機内の空気が羽根片により貫通穴を通り循環することができる。空気が循環することにより、固定子及び巻線の温度を下げることができる。また、回転方向により円弧状の角度を変化させることにより、より循環効率が高まり放熱効果が向上する。
第1の発明は、ベアリングを介して回転自由に保持された積層電磁鋼板からなる回転子と、前記ベアリングを保持するブラケットと、ブラケットにより挟み込まれた固定子を有する誘導電動機であって、前記回転子に複数の貫通穴を有し、貫通穴に回転子の積厚幅より大きくした円弧状の羽根片を貫通する構造とする。複数の貫通穴と円弧状の羽根片により誘導電動機内の空気が羽根片により貫通穴を通り循環することができる。空気が循環することにより、固定子及び巻線の温度を下げることができる。
第2の発明は、羽根片を2分割し回転方向により円弧状の角度を変化させた構造とすることによりより空気の循環効率が高まり、固定子及び巻線の温度を下げることができる。
第3の発明は、羽根片をアルミ材、または鉄材により構成することにより容易に円弧状の形状に加工しやすく、高温状態においても経年劣化がなく信頼性も向上する。
上記第1〜3の発明の誘導電動機は空気調和機の室外機に使用されるのが好ましい。空気調和機の室外機は、冷房運転時熱交換器により高温となり送風ファンにより誘導電動機に高温の風があたり、誘導電動機の内部温度が上昇する。誘導電動機の回転子に複数の貫通穴を有し、貫通穴に回転子の積厚幅より大きくした円弧状の羽根片を貫通する構造とすることにより誘導電動機内の空気が羽根片により貫通穴を通り循環することができる。空気が循環することにより、固定子及び巻線の温度を下げることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における誘導電動機の部分断面図、図2は回転子の断面図、図3は回転子の端面図を示す。
図1は、本発明の実施の形態1における誘導電動機の部分断面図、図2は回転子の断面図、図3は回転子の端面図を示す。
本実施の形態は、ベアリング1をして回転自由に保持された積層電磁鋼板からなる回転子2、前記ベアリング1を保持するブラケットA3、B4、前記ブラケットA3、B4より挟み込まれた固定子8有する誘導電動機であって、前記回転子2にΦ10mmの貫通穴5を4個有す。貫通穴5を貫通する羽根片6の大きさは高さ13mm、厚み1mmとする。また、長さ方向は回転子2の積厚幅より10mm大きくした長さ40mm(回転子積厚30mmの時)とする。羽根片の高さ方向を貫通穴より大きくすることにより羽根片6を貫通穴5に貫通するだけで円弧状の羽根片6が容易にできる。回転子2の回転により誘導電動機内の空気が羽根片6に当り、貫通穴5通りぬけ空気が循環される。空気が循環することにより固定子8及び巻線7の温度を下げることができる。
(実施の形態2)
図4は実施形態2の断面図、図5は回転子の出力側、反出力側の端面図を示す。本実施の形態は、前記実施の形態1と羽根片において相違しその他の点では実施の形態1と同様である。
図4は実施形態2の断面図、図5は回転子の出力側、反出力側の端面図を示す。本実施の形態は、前記実施の形態1と羽根片において相違しその他の点では実施の形態1と同様である。
実施の形態2の羽根片6a、6bを2分割し貫通穴5aの空気の入り口側を回転方向に対しU状にし、出口方向は入り口側とは逆方向にする。羽根片6a、6bを2分割し入り口側と出口側を互い違いにすることにより、より空気の循環効率が上がり固定子8及び巻線7の温度を下げることができる。
(実施の形態3)
羽根片をアルミ材、または鉄材により構成することにより容易に円弧状の形状に加工しやすく、高温状態においても経年劣化がなく信頼性も向上する。
羽根片をアルミ材、または鉄材により構成することにより容易に円弧状の形状に加工しやすく、高温状態においても経年劣化がなく信頼性も向上する。
(実施の形態4)
上記実施の形態1〜3の誘導電動機は空気調和機の室外機に使用されるのが好ましい。空気調和機の室外機は、冷房運転時熱交換器により高温となり送風ファンにより誘導電動機に風があたり、誘導電動機の内部温度が上昇する。誘導電動機の回転子に複数の貫通穴を有し、貫通穴に回転子の積厚幅より大きくした板状の羽根片を貫通する構造とすることにより誘導電動機内の空気が羽根片により貫通穴を通り循環することができる。空気が循環することにより、固定子及び巻線の温度を下げることができる。本発明の誘導電動機を空気調和機用室外機に使用すると本発明の効果がより顕著に発現する。
上記実施の形態1〜3の誘導電動機は空気調和機の室外機に使用されるのが好ましい。空気調和機の室外機は、冷房運転時熱交換器により高温となり送風ファンにより誘導電動機に風があたり、誘導電動機の内部温度が上昇する。誘導電動機の回転子に複数の貫通穴を有し、貫通穴に回転子の積厚幅より大きくした板状の羽根片を貫通する構造とすることにより誘導電動機内の空気が羽根片により貫通穴を通り循環することができる。空気が循環することにより、固定子及び巻線の温度を下げることができる。本発明の誘導電動機を空気調和機用室外機に使用すると本発明の効果がより顕著に発現する。
以上のように、本発明にかかる誘導電動機は回転子に複数の貫通穴を有し、貫通穴に回転子の積厚幅より大きくした円弧状の羽根片を貫通する構造とすることにより、誘導電動機内の空気が円弧状の羽根片により貫通穴を通り循環することができる。空気が循環することにより、固定子及び巻線の温度を下げることができる。また、回転方向により円弧状の角度を変化させることにより、より循環効率が高まり放熱効果が向上するため、空気調和機の室外機のモ−タ等の用途にも適用できる。
1 ベアリング
2 回転子
3 ブラケットA
4 ブラケットB
5 貫通穴
6 羽根片
7 巻線
8 固定子
2 回転子
3 ブラケットA
4 ブラケットB
5 貫通穴
6 羽根片
7 巻線
8 固定子
Claims (4)
- ベアリングを介して回転自由に保持された積層電磁鋼板からなる回転子と、前記ベアリングを保持するブラケットと、前記ブラケットにより挟み込まれた固定子を有する誘導電動機であって、前記回転子に複数の貫通穴を有し、この貫通穴に前記回転子の積厚幅より大きくした円弧状の羽根片を貫通したことを特徴とする誘導電動機。
- 回転子の回転方向に対し板状の羽根片を2分割し円弧角度を変化させた構造とした請求項1に記載の誘導電動機。
- 羽根片をアルミ材または鉄材により構成した請求項1に記載の誘導電動機。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導電動機を用いた空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006281093A JP2008099506A (ja) | 2006-10-16 | 2006-10-16 | 誘導電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006281093A JP2008099506A (ja) | 2006-10-16 | 2006-10-16 | 誘導電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008099506A true JP2008099506A (ja) | 2008-04-24 |
Family
ID=39381745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006281093A Pending JP2008099506A (ja) | 2006-10-16 | 2006-10-16 | 誘導電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008099506A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014176187A (ja) * | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ用巻上機 |
CN104821683A (zh) * | 2015-04-23 | 2015-08-05 | 广东威灵电机制造有限公司 | 防电机轴承电蚀结构及塑封无刷直流电机 |
CN107681799A (zh) * | 2017-11-02 | 2018-02-09 | 新界泵业集团股份有限公司 | 转子铁芯 |
WO2019188734A1 (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-03 | デンソートリム株式会社 | 内燃機関用回転電機およびそのロータ |
CN117175834A (zh) * | 2023-08-29 | 2023-12-05 | 无锡欧瑞京机电有限公司 | 开启式电机的自适应风道冷却系统 |
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2006
- 2006-10-16 JP JP2006281093A patent/JP2008099506A/ja active Pending
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