JP2008099186A - 無線伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザネットワークのLAN信号をIEEE802.3準拠のMACフレームとは異なるフレームフォーマットに多重して対向局へ伝送する無線伝送装置において、ユーザネットワークのトラフィック量に応じて無線伝送路に送出するLAN信号の伝送容量を自動的に最適化する制御(フロー制御)を行うことで、未使用の無線伝送路帯域を使用して他の信号の伝送を可能とする。
【解決手段】MACフレームとは異なるフレームを用いて無線伝送装置間で制御信号を送受信することで無線伝送装置独自にフロー制御を行う。この装置独自のフロー制御において、無線伝送路とユーザネットワーク間の信号速度変換用メモリよりも無線伝送路側で制御フレームの送受信及び検出・処理を行うことにより、ユーザネットワークと無線伝送路間の信号速度変換用メモリを通過することなくフロー制御用制御フレームの伝送を可能とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線伝送装置に関し、特にMAC(Media Access Control)フレームとは異なるフレームフォーマットに多重して対向局へ伝送する無線伝送装置に関する。
従来、LAN(Local Area Network)信号を伝送する無線伝送装置では、ユーザネットワークの伝送容量と無線伝送容量の差によって装置内で発生するオーバフローを装置内外に具備したレイヤ2スイッチ/レイヤ3スイッチ/MACといったLANデバイスによるIEEE802.3準拠のフロー制御の機能のみを用いることで回避することが多かった。
ここで、ユーザネットワークの伝送容量はIEEE802.3で定められる10Mbps、100Mbps、1000Mbpsのいずれかであり、且つ、対向局間で伝送容量が異なる場合も存在する。一方、無線伝送容量は主信号伝送容量・無線周波数・変復調方式から定まり、種々の主信号を同一の無線装置で伝送できるよう設計するため、LANの伝送容量とは異なるのが一般的である。
しかしながら、LANデバイスによるIEEE802.3準拠のフロー制御のみでは、無線伝送装置内部のメモリで発生するIEEE802.3準拠のフロー制御フレームの伝搬遅延により主信号受信メモリにおいてオーバフローが発生する可能性がある。その対策としてレイヤ2スイッチ/レイヤ3スイッチ/MACに大きなサイズのメモリを具備することで制御フレームの伝搬遅延に対する耐力を増したり、IEEE802.3準拠のフロー制御の発動閾値を下げて、フロー制御の発動を早めることで無線伝送装置の伝搬遅延を相殺する必要があった。その結果、メモリサイズの増大による機器自体の高価格化や、フロー制御頻発による伝送効率低下という問題があった。
また、無線伝送装置を介して対向するユーザネットワーク間の伝送容量が異なる場合、対向間の伝送容量差を吸収するためにも、レイヤ2スイッチ/レイヤ3スイッチ/MACのフロー制御フレームを用いるが、無線伝送装置のメモリで発生する伝搬遅延により、上記と同一の問題が発生することがあった。更に、フロー制御では、低い伝送容量に合わせて帯域制限が掛けられるため、無線伝送容量よりユーザネットワークの伝送容量が低い場合には、主信号の替わりに休止フレームが多く伝送されることとなり、無線伝送路の帯域を無駄に使用してしまうという問題があった。
従来の無線伝送装置の一実施例を図1を用いて説明する。図1において、端局X(x10)と端局Y(y10)の構成は同一のため、端局X(x10)に注目して説明する。
端局X(x10)において、複数の通話端末1〜4(x1〜x4)は、アナログの音声信号と各種制御信号をデジタル変換した信号に変換して通話データ(x101〜x401)として端局装置(x5)へ出力する。また、同様に通話端末1〜4(x1〜x4)は、端局装置(x5)からの通話データ1〜4(x101〜x401)のデジタル信号をアナログ変換して音声として出力し、同じくデジタル信号から生成した各種制御信号に基づき通話端末の制御を行う。
端局装置(x5)は、通話端末1〜4(x1〜x4)からの通話データ1〜4(x101〜x401)を、多重して、複数の固定帯域信号Ch.1〜Ch.n(x501〜x504)として帯域自動切替制御装置(x7)へ出力する。また、同様に端局装置(x5)は、帯域自動切替制御装置(x7)からの複数の固定帯域信号Ch.1〜Cn.n(x501〜x504)を分離した通話データ(x101〜x401)を通話端末1〜4(x1〜x4)へ出力する。
レイヤー3スイッチ(x6)は、100BASE−Tネットワークからの複数のLAN信号(x1001〜x1002)を受信して、IPアドレスに基づくルート切替とフロー制御を行い、対向局宛てのLAN信号を可変帯域信号(x601)として帯域自動切替施行装置(x7)へ出力する。また、同様にレイヤー3スイッチ(x6)は、帯域自動切替制御装置(x7)からの可変帯域信号(x601)を受信して、IPアドレスに基づくルート切替とフロー制御を行い複数のLAN信号(x1001〜x1002)を100BASE−Tネットワークへ出力する。
帯域自動切替制御装置(x7)は、端局装置(x5)からの固定帯域信号(x501〜x504)と、レイヤー3スイッチ(x6)からの可変帯域信号(x601)を多重して、STM伝送技術に基づいてチャネル分割した帯域切替後信号Ch.1〜Ch.n(x701〜x704)として送受信装置(x8)へ出力する。また、同様に帯域自動切替制御装置(x7)は、送受信装置(x8)からの帯域切替後信号Ch.1〜Ch.n(x701〜704)を分類して、固定帯域信号Ch.1〜Ch.n(x501〜x504)と、可変帯域信号(x601)を端局装置(x5)とレイヤー3スイッチ(x6)のそれぞれに出力する。
送受信装置(x8)は、帯域自動切替制御装置(x7)からの帯域切替後信号(x701〜x704)に対して無線変調を行い、伝送信号(801)として対向局の端局Y(y10)へ出力する。また、同様に無線信号(801)を無線復調して、切替後帯域信号(x701〜x704)を出力する。
上記、従来技術では、無線区間の伝送帯域をSTM伝送技術に基づいたチャンネル毎に帯域切替後信号Ch.1〜Ch.n(x701〜x704)として分割し、通話端末1〜4(x1〜x4)の使用状況に応じて固定帯域信号(x501〜x504)と可変帯域信号(x601)への帯域切替後信号Ch.1〜Ch.n(x701〜x704)の割り当て量を変更することで、動的に通話端末1〜4(x1〜x4)と100BASE−Tネットワークの帯域使用量の変更を可能としている。
しかしながら、従来技術では、端局X(x10)−端局Y(y10)間の100BASE−Tネットワーク間のフロー制御においてレイヤ3スイッチ(x6,y6)によるIEEE802.3準拠のフロー制御のみを使用しているため、帯域自動切替制御装置(x7,y7)と送受信装置(x8,y8)で発生する制御フレームの伝搬遅延によりフロー制御が間に合わず受信メモリ1(x5,y5)においてオーバフローが発生したり、上記問題の解決としてレイヤ3スイッチ(x6,y6)において内蔵メモリを増量したりやフロー制御の発動閾値を下げた場合には、メモリ増量による機器価格の上昇や、制御フレームが多発することで伝送効率の低下の問題があった。
特開2004−207776号公報(特許文献1)に伝送帯域自動切替制御装置が開示されている。
この従来技術では、自局側の帯域自動切替制御装置は、100BASE−TXデータを送信しようとする際、CH1−CH7入力ポートの空きポートを監視し、空きポート情報を、無線機及び固定帯域伝送路を介して対局側の帯域自動切替制御装置に通知する。そして、自局側と対局側の帯域自動切替制御装置が、空きポート情報に応じてCH1−CH7固定帯域通信ポートの割り当てを、同期して100BASE−TXデータ送受信用に変更し、コネクションレス型通信の伝送帯域を拡大する。
特開2004−289716号公報(特許文献2)にデータ通信システム及びフロー制御方法が開示されている。
この従来技術では、フレーム構成のデータを一時的に蓄積して送受信するためのバッファメモリを有する複数の伝送装置を含むデータ通信システム及び伝送装置間のフロー制御方法において、伝送装置は、バッファメモリの蓄積データ量が閾値に達した時に一時停止フレームを対向伝送装置に対して送出する一時停止フレーム送信手段と、対向伝送装置との間の往復伝送遅延時間を時間測定用フレームの送受信により測定する往復伝送遅延測定部と、閾値決定部とを備え、伝送装置間の往復伝送遅延時間と、伝送装置間のコネクション伝送速度とに従ってバッファメモリの閾値を決定する。
特開2004−343641号公報(特許文献3)に無線基地局装置及びデータ転送制御方法が開示されている。
この従来技術では、バッファは、RNC装置から転送されたデータフレーム信号のデータを一時的に蓄積する。蓄積量測定部は、バッファに蓄積されたデータの蓄積量を測定する。パラメータ設定部は、バッファサイズ、第1閾値、第2閾値、クレジット値、インターバル値、及びレペティションピリオド値を設定する。判定部は、蓄積量が増加して第1閾値又は第2閾値を上回ったか、蓄積量が減少して第1閾値又は第2閾値を下回ったかを判定する。CACF信号生成部は、判定結果に基づいて、蓄積量が「0」より大きくバッファサイズ以下の範囲内に収まるようなクレジット値、インターバル値、及びレペティションピリオド値の組み合わせを用いてCACF信号を生成する。送信部は、CACF信号をRNC装置に送信する。
特開2005−260839号公報(特許文献4)にフレーム転送装置が開示されている。
この従来技術では、フロー制御検出部が、ポートから入力されたフレームからポーズフレームを検出し、輻輳予測部が、ポーズフレーム内の送信停止時間から輻輳が発生すると予測して、出力キューへのフレームの蓄積を禁止する出力禁止通知及び転送禁止通知を出力し、フレーム解析部は、入力されたフレームが転送禁止通知を受けているポートへのフレームである場合には、フレームバッファのアドレスを開放して、フレームを廃棄する。
特開2006−129495号公報(特許文献5)に同期式イーサネット(登録商標)システムにおける時間臨界の情報伝送方法が開示されている。
この従来技術では、第1段階の処理として、時間臨界のイベントを検知し、現在の伝送期間を確認する。該確認の結果、現在の伝送期間が同期フレーム期間であれば、時間臨界の制御情報を生成し、時間臨界のイベントを検知した後の最初のサブ同期フレームに、生成された時間臨界の制御情報を挿入して伝送する。一方、第1段階の確認結果、現在の伝送期間が非同期フレーム期間であれば、時間臨界の制御情報を含む制御フレームを生成して伝送する処理を行う。
特開平06−097983号公報(特許文献6)にネットワークシステムが開示されている。
このネットワークシステムのノードでは、物理層インターフェースで受信されたフレームは受信バッファに記憶される。バッファ使用量監視回路は受信バッファ内のフレームの数をフレーム受信毎にチェックし、チェックしたフレーム数が予め設定されたフレーム数よりも多い場合、バッファフル信号を生成する。このバッファフル信号を受信すると、プロトコルコントローラは送信中止フレームを送信バッファにセットし、物理層インターフェースに送信を指示する。また、受信バッファのフレーム数が所定フレーム数以下になった場合、バッファエンプティ信号が生成され、このバッファエンプティ信号に従って送信開始フレームが送信される。
特開2004−207776号公報 特開2004−289716号公報 特開2004−343641号公報 特開2005−260839号公報 特開2006−129495号公報 特開平06−097983号公報
本発明の目的は、ユーザネットワークのLAN信号をIEEE802.3準拠のMACフレーム(以下、MACフレームという)とは異なるフレームフォーマットに多重して対向局へ伝送する無線伝送装置を提供することである。
本発明の他の目的は、ユーザネットワークのトラフィック量に応じて無線伝送路に送出するLAN信号の伝送容量を自動的に最適化する制御(フロー制御)を行う無線伝送装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、未使用の無線伝送路帯域を使用して他の信号の伝送を可能とする無線伝送装置を提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。但し、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の無線伝送装置(a10,b10)は、無線伝送路(20)とユーザネットワーク間に設けられた無線伝送装置であって、無線伝送路(20)にMACフレームとは異なるフレームを用いた制御信号を送信する送信回路(a12,b12)と、無線伝送路(20)からMACフレームとは異なるフレームを用いた他の制御信号を受信する受信回路(a13,b13)と、送信回路(a12,b12)及び受信回路(a13,b13)に接続され、装置内の信号速度変換用メモリ(a1,a4,a7,a8,b1,b4,b7,b8)を通過することなく前段(a2,a3,a5,a6,a9,b2,b3,b5,b6,b9)で制御信号を含む制御フレームの送受信及び検出を行い、且つ、フロー制御による送信停止中に、主信号フレームの代わりに伝送される休止フレームのペイロードに補助ネットワークの信号を多重して伝送する速度変換部(a11,b11)とを具備する。
速度変換部(a11,b11)は、ユーザネットワークからの送信LAN信号(a100,b100)をユーザネットワークの信号速度で記憶する第1送信メモリ(a1,b1)と、フレーム切替制御信号(a302,b302)を発生する送信信号切替スイッチ(a3,b3)と、送信信号切替スイッチ(a3,b3)からのフレーム切替制御信号(a302,b302)に従い、主信号フレームが選択された場合、無線伝送路(20)側の信号速度で第1送信メモリ(a1,b1)から送信LAN信号(a100,b100)を読み出して速度変換を行い、MACフレームとは異なるフレームフォーマットへ多重して送信主信号フレーム(a201,b201)として送信信号切替スイッチ(a3,b3)へ出力する第1フレーム回路(a2,b2)と、補助ネットワークからの送信補助信号(a400,b400)を受信し、補助ネットワークの信号速度で記憶する第2送信メモリ(a4,b4)と、第2送信メモリ(a4,b4)から送信補助信号(a400,b400)を無線伝送路(20)側の信号速度で読み出し、休止フレームに多重して送信信号切替スイッチ(a3,b3)へ出力する制御フレーム生成回路(a5,b5)と、受信回路(a13,b13)からの受信フレーム(a1301,b1301)が制御フレームの場合は、送信停止フレーム/送信再開フレームのどちらなのかを判別し、その結果を休止フレーム選択制御信号(a601,b601)として送信信号切替スイッチ(a3,b3)へ出力する制御フレーム検出回路(a6,b6)とを具備する。
制御フレーム生成回路(a5,b5)は、送信信号切替スイッチ(a3,b3)からのフレーム切替制御信号(a302,b302)に従い、制御フレームが選択された場合は、休止フレーム/送信停止フレーム/送信再開フレームのいずれかを、送信制御信号フレーム(a501,b501)として送信信号切替スイッチ(a3,b3)へ出力する。
送信信号切替スイッチ(a3,b3)は、制御フレーム生成回路(a5,b5)からの送信制御信号フレーム(a501,b501)と第1フレーム回路(a2,b2)からの送信主信号フレーム(a201,b201)とのいずれか一方を選択して、切替後送信フレーム(a301,b301)として送信回路(a12,b12)へ出力する。
本発明の無線伝送装置(a10,b10)は、書き込まれたMACフレームをユーザネットワーク側の信号速度で読み出し受信LAN信号(a701,b701)としてユーザネットワークへ出力する第1受信メモリ(a7,b7)と、書き込まれた送信補助信号(a400,b400)を補助ネットワークの信号速度で読み出し、受信補助信号(a801,b801)として出力する第2受信メモリ(a8,b8)と、受信回路(a13,b13)からの受信フレーム(a1301,b1301)が主信号フレームの場合は、MACフレームを分離し第1受信メモリ(a7,b7)に無線伝送路(20)の信号速度で書き込む第2フレーム回路(a9,b9)とを更に具備する。
制御フレーム検出回路(a6,b6)は、受信回路(a13,b13)からの受信フレーム(a1301,b1301)が休止フレームの場合は、受信回路(a13,b13)からの受信フレーム(a1301,b1301)から送信補助信号(a400,b400)を分離して無線伝送路(20)の信号速度で第2受信メモリ(a8,b8)に書き込む。
第1受信メモリ(a7,b7)は、自身のメモリ使用量を監視し現在のメモリ使用量が予め設定した上限設定値以上なのか、下限設定値以下なのかを判断して結果をメモリ使用量通知信号(a702,b702)として送信信号切替スイッチ(a3,b3)へ出力する。
送信信号切替スイッチ(a3,b3)は、制御フレーム検出回路(a6,b6)からの休止フレーム選択制御信号(a601,b601)と第1受信メモリ(a7,b7)からのメモリ使用量通知信号(a702,b702)とを基に、主信号フレームと制御フレームとのいずれか一方を選択し、且つ、制御フレームの種別の選択を行い、結果をフレーム切替制御信号(a302,b302)として、制御フレーム生成回路(a5,b5)と第1フレーム回路(a2,b2)へ出力する。
送信信号切替スイッチ(a3,b3)は、制御フレーム検出回路(a6,b6)からの休止フレーム選択制御信号(a601,b601)を用いて状態遷移を行う動作状態判定部(a3−1)と、動作状態判定部(a3−1)からの状態通知信号(a3−101)及び第1受信メモリ(a7,b7)からのメモリ使用量通知信号(a702,b702)(a702,b702)を基に、フレーム切替論理に従いフレームを選択し結果をフレーム切替制御信号(a302,b302)として制御フレーム生成回路(a5,b5)及び第1フレーム回路(a2,b2)へ出力するフレーム選択論理部(a3−2)と、フレーム選択論理部(a3−2)からのフレーム切替制御信号(a302,b302)に従い、主信号フレームを選択する場合は第1フレーム回路(a2,b2)からの送信主信号フレーム(a201,b201)を選択し、制御フレームを選択する場合は制御フレーム生成回路(a5,b5)からの送信制御信号フレーム(a501,b501)を選択して切替後送信フレーム(a301,b301)として送信回路(a12,b12)へ出力するセレクタ(a3−3)とを具備する。
動作状態判定部(a3−1)は、制御フレーム検出回路(a6,b6)が送信停止フレームを検出した場合は通常状態から休止状態に遷移する。
動作状態判定部(a3−1)は、制御フレーム検出回路(a6,b6)が送信再開フレームを検出した場合は休止状態から通常状態に遷移し、結果を状態通知信号(a3−101)としてフレーム選択論理部(a3−2)へ出力する。
第1の効果は、無線伝送装置を介して対向するユーザネットワークにおいて、個々の伝送容量が異なる場合にレイヤ2スイッチ/レイヤ3スイッチ/MAC等のLANデバイスのメモリ増量やIEEE802.3準拠のフロー制御発動閾値を下げるといった特別な対策なしに、ユーザネットワーク間の伝送容量差の吸収が可能なことである。その理由は、LAN信号をMACフレームとは異なるフレームに多重して伝送する無線伝送装置において、受信メモリの使用量を基に、MACフレームとは異なるフレームで制御信号を送受信することで無線伝送装置間でのフロー制御を実現し、且つ、速度変換メモリよりも無線伝送路側のフレームでフロー制御を行うことで、ユーザネットワークと無線伝送路間の速度変換用メモリにおける伝搬遅延の影響を受けることなくフロー制御用制御信号の送受信が可能なためである。
第2の効果は、無線伝送路に比べてユーザネットワークの伝送容量が低い場合や、対向するユーザネットワーク間の伝送容量が異なる場合に、無線伝送路上のユーザネットワークが使用する伝送容量を犠牲にすることなく補助ネットワークの信号を伝送できることである。その理由は、補助ネットワークの信号を、独自のフロー制御で用いる休止フレームのペイロードに多重して伝送するためである。本発明の無線伝送装置では、無線伝送容量を制限するため、主信号フレームに替わり休止フレームを伝送している。従って、ユーザネットワークが使用する無線伝送路帯域を犠牲にすることなく補助ネットワークの信号を伝送することが可能となる。
本発明の特徴は、ユーザネットワークのLAN信号をIEEE802.3準拠のMACフレーム(以下、MACフレームという)とは異なるフレームフォーマットに多重して対向局へ伝送する無線伝送装置において、ユーザネットワークのトラフィック量に応じて無線伝送路に送出するLAN信号の伝送容量を自動的に最適化する制御(フロー制御)を行うことで、未使用の無線伝送路帯域を使用して他の信号の伝送を可能とすることである。
以下に本発明の第1実施形態について添付図面を参照して説明する。
図2は本発明の無線伝送装置の一実施例を表すブロック図である。
本発明の無線伝送装置は、端局A(a10)と、端局B(b10)を備える。ここでは、端局A(a10)と端局B(b10)の内部の構成は同一とする。但し、実際には、完全に同一である場合に限定されない。本発明に関係する構成のみ同一であれば良い。また、端局A(a10)と端局B(b10)は、無線伝送路(20)で接続されている。
端局A(a10)は、速度変換部(a11)と、送信回路(a12)と、受信回路(a13)を備える。速度変換部(a11)は、送信メモリ1(a1)と、フレーム回路1(a2)と、送信信号切替スイッチ(a3)と、送信メモリ2(a4)と、制御フレーム生成回路(a5)と、制御フレーム検出回路(a6)と、受信メモリ1(a7)と、受信メモリ2(a8)と、フレーム回路2(a9)を備える。
同様に、端局B(b10)は、速度変換部(b11)と、送信回路(b12)と、受信回路(b13)を備える。速度変換部(b11)は、送信メモリ1(b1)と、フレーム回路1(b2)と、送信信号切替スイッチ(b3)と、送信メモリ2(b4)と、制御フレーム生成回路(b5)と、制御フレーム検出回路(b6)と、受信メモリ1(b7)と、受信メモリ2(b8)と、フレーム回路2(b9)を備える。
速度変換部(a11,b11)内の送信メモリ1(a1,b1)は、ユーザネットワークからの送信LAN信号(a100,b100)をユーザネットワークの信号速度でメモリに書き込む。フレーム回路1(a2,b2)は、送信信号切替スイッチ(a3,b3)からのフレーム切替制御信号(a302,b302)に従い、主信号フレームが選択された場合は、無線伝送路側の信号速度で送信メモリ1(a1,b1)から送信LAN信号(a100,b100)を読み出して速度変換を行った後、MACフレームとは異なるフレームフォーマットへ多重して送信主信号フレーム(a201,b201)として送信信号切替スイッチ(a3,b3)へ出力する。
送信メモリ2(a4,b4)は、補助ネットワークAからの送信補助信号(a400,b400)を受信し、補助ネットワークAの信号速度でメモリに書き込む。制御フレーム生成回路(a5,b5)は、送信メモリ2(a4,b4)から補助信号を無線伝送路側の信号速度で読み出した後、休止フレームに多重して送信信号切替スイッチ(a3,b3)へ出力する。
また、制御フレーム生成回路(a5,b5)は、送信信号切替スイッチ(a3,b3)からのフレーム切替制御信号(a302,b302)に従い、制御フレームが選択された場合は、休止フレーム/送信停止フレーム/送信再開フレームのいずれかを、送信制御信号フレーム(a501,b501)として送信信号切替スイッチ(a3,b3)へ出力する。
送信信号切替スイッチ(a3,b3)は、制御フレーム検出回路(a6,b6)からの休止フレーム選択制御信号(a601,b601)と、受信メモリ1(a7,b7)からのメモリ使用量通知信号(a702,b702)を基に主信号フレームと制御フレームのいずれか一方を選択し、且つ制御フレームの種別の選択を行い、結果をフレーム切替制御信号(a302,b302)として、前述した制御フレーム生成回路(a5,b5)とフレーム回路1(a2,b2)へ出力する。また、制御フレーム生成回路(a5,b5)からの送信制御信号フレーム(a501,b501)とフレーム回路1(a2,b2)からの送信主信号フレーム(a201,b201)のいずれか一方を選択して、切替後送信フレーム(a301,b301)として送信回路(a12,b12)へ出力する。
送信回路(a12,b12)は、送信信号切替スイッチ(a3,b3)からの切替後送信フレーム(a301,b301)を無線伝送路フレームに多重し、速度変換部(a11,b11)の物理インタフェースから無線伝送路(20)の物理インタフェースへ変換した後、送信伝送信号(a1201,b1201)を無線伝送路(20)へ出力する。
一方、受信回路(a13,b13)は無線伝送路(20)からの受信伝送信号(a1300,b1300)を速度変換部(a11,b11)内部の物理インタフェースへ変換した後、無線伝送路フレームから受信フレーム(a1301,b1301)を分離してフレーム回路2(a9,b9)と検出回路(a6,b6)へ出力する。
フレーム回路2(a9,b9)は受信回路(a13,b13)からの受信フレーム(a1301,b1301)が主信号フレームの場合は、MACフレームを分離し受信メモリ1(a7,b7)に無線伝送路の信号速度で書き込む。制御フレームの場合は、受信フレーム(a1301,b1301)を破棄する。受信メモリ1(a7,b7)は、書き込まれたMACフレームをユーザネットワーク側の信号速度で読み出し受信LAN信号(a701,b701)としてユーザネットワークへ出力する。また、受信メモリ1(a7,b7)は、自身のメモリ使用量を監視し現在のメモリ使用量が予め設定した上限設定値以上なのか、下限設定値以下なのかを判断して結果をメモリ使用量通知信号(a702,b702)として送信信号切替スイッチ(a3,b3)へ出力する。
制御フレーム検出回路(a6,b6)は、受信回路(a13,b13)からの受信フレーム(a1301,b1301)が制御フレームの場合は、送信停止フレーム/送信再開フレームどちらなのかを判別し、その結果を休止フレーム選択制御信号(a601,b601)として送信信号切替スイッチ(a3,b3)へ出力する。また、受信回路(a13,b13)からの受信フレーム(a1301,b1301)が休止フレームの場合は、受信フレーム(a1301,b1301)から補助信号を分離して無線伝送路の信号速度で受信メモリ2(a8,b8)に書き込む。受信メモリ2(a8,b8)は書き込まれた補助信号を補助ネットワークAの信号速度で読み出し、受信補助信号(a801,b801)として出力する。なお、上記以外のフレームを検出した場合には受信フレーム(a1301,b1301)を破棄する。
次に、図2に示すブロック図を用いて無線伝送装置の動作を説明する。ここで、図2の端局A(a10)と端局B(b10)の内部構成は同一であるため、端局A(a10)について説明する。なお、端局B(b10)の場合も同様である。
まず、送信メモリ1(a1)は、IEEE802.3で定められる伝送容量をもつユーザネットワークAからの送信LAN信号(a100)を、ユーザネットワークAの信号速度でメモリに書き込み、無線伝送路側の速度で送信LAN信号(a100)を読み出すことで、信号速度の変換を行う。その後、フレーム回路1(a2)は、速度変換したMACフレームをMACフレームとは異なるフレーム信号に多重して、主信号フレーム(a201)として送信信号切替スイッチ(a3)へ出力する。但し、上記、一連の動作は、送信信号切替スイッチ(a3)からのフレーム切替制御信号(a302)に従い、送信信号切替スイッチ(a3)が主信号フレームを選択した場合のみ有効とし、制御フレームを選択した場合は、上記、一連の動作を停止する。ここで、MACフレームと異なるフレームは、図3の主信号フレームに示すようにオーバヘッド(F1)とペイロード(F2)からなり、オーバヘッド(F1)にはフレームの各種制御信号を多重し、ペイロード(F2)にはMACフレームを多重する。また、オーバヘッド(F1)は固定長、ペイロード(F2)は可変長とする。
送信メモリ2(a4)は、補助ネットワークAからの送信補助信号(a400)からの補助信号を受信し、補助ネットワークAの信号速度でメモリに書き込む。制御フレーム生成回路(a5)は、送信メモリ2(a4)から補助信号を無線伝送路側の信号速度で読み出した後、休止フレームに多重して送信信号切替スイッチ(a3)へ出力する。
また、制御フレーム生成回路(a5)は、送信信号切替スイッチ(a3)からのフレーム切替制御信号(a302)に従い、休止フレーム、送信停止フレーム、送信再開フレームのいずれかを生成し、送信制御フレーム(a501)として、送信信号切替スイッチ(a3)へ出力する。なお、上記一連の動作は、送信信号切替スイッチ(a3)が制御フレームを選択した場合のみ有効とし、主信号フレームを選択した場合は、上記、一連の動作を停止する。ここで、制御フレームは、図3に示すように休止フレーム以外は、制御信号(F3)のみで構成される。また、休止フレームは、制御信号(F6−1)とペイロード(F6−2)から構成される。上記、2種類の制御フレームは、固定長の制御信号(F3、F6−1)によって制御フレームの種別を区別し、休止フレームにおいては、可変長のペイロード(F6−2)に補助ネットワークからの信号を多重する。
図4に、無線伝送装置の動作のフローチャートを示す。
(1)ステップS101
送信信号切替スイッチ(a3)が主信号フレームを選択したかどうか確認する。送信信号切替スイッチ(a3)が主信号フレームを選択しなかった場合、すなわち、制御フレームを選択した場合は、動作を停止する。
(2)ステップS102
送信信号切替スイッチ(a3)が主信号フレームを選択した場合、送信メモリ1(a1)は、IEEE802.3で定められる伝送容量をもつユーザネットワークAからの送信LAN信号(a100)を、ユーザネットワークAの信号速度でメモリに書き込み、無線伝送路側の速度で送信LAN信号(a100)を読み出すことで、信号速度の変換を行う。
(3)ステップS103
フレーム回路1(a2)は、速度変換したMACフレームをMACフレームとは異なるフレーム信号に多重して、主信号フレーム(a201)として送信信号切替スイッチ(a3)へ出力する。
(4)ステップS104
送信メモリ2(a4)は、補助ネットワークAからの送信補助信号(a400)を受信し、補助ネットワークAの信号速度でメモリに書き込む。
(5)ステップS105
制御フレーム生成回路(a5)は、送信メモリ2(a4)から送信補助信号(a400)を無線伝送路側の信号速度で読み出した後、休止フレームに多重して送信信号切替スイッチ(a3)へ出力する。
(6)ステップS106
また、制御フレーム生成回路(a5)は、送信信号切替スイッチ(a3)からのフレーム切替制御信号(a302)に従い、休止フレーム、送信停止フレーム、送信再開フレームのいずれかを生成し、送信制御フレーム(a501)として、送信信号切替スイッチ(a3)へ出力する。
次に、図5〜図7を用いて送信信号切替スイッチ(a3)の動作について説明する。
図5に示すように、送信信号切替スイッチ(a3)は、動作状態判定部(a3−1)と、フレーム選択論理部(a3−2)と、セレクタ(a3−3)を備える。なお、送信信号切替スイッチ(b3)も送信信号切替スイッチ(a3)と同様である。
図5において、送信信号切替スイッチ(a3)内部の動作状態判定部(a3−1)は、制御フレーム検出回路(a6)からの休止フレーム選択制御信号(a601)を用いて図6の状態遷移を行う。図6の状態遷移図では、図2の制御フレーム検出回路(a6)が送信停止フレームを検出した場合、通常状態(C1)から休止状態(C2)に遷移する。また、送信再開フレームを検出した場合は、休止状態(C2)から通常状態(C1)に遷移し、結果を状態通知信号(a3−101)としてフレーム選択論理部(a3−2)へ出力する。
図5のフレーム選択論理部(a3−2)は、動作状態判定部(a3−1)からの状態通知信号(a3−101)と図2の受信メモリ1(a7)からのメモリ使用量通知信号(a702)を基に、図7のフレーム切替論理に従いフレームを選択し結果をフレーム切替制御信号(a302)として制御フレーム生成回路(a5)とフレーム回路1(a2)へ出力する。
ここで、図7のフレーム切替論理について説明する。図7のフレーム切替論理では、以下のような処理を行う。
(1)ステップL1
フレーム選択論理部(a3−2)は、図2のメモリ使用量通知信号(a702)と図5の状態通知信号(a3−101)を取得する。
(2)ステップL2
次に、フレーム選択論理部(a3−2)は、メモリ使用量通知信号(a702)を基にして、図2の受信メモリ1(a7)のメモリ使用量を評価する。ここでは、メモリ使用量が上限設定以上かどうか確認する。
(3)ステップL3
フレーム選択論理部(a3−2)は、メモリのメモリ使用量が上限設定以上であれば、フレーム切替制御信号(a302)に送信停止フレームを選択する。
(4)ステップL4
更に、フレーム選択論理部(a3−2)は、メモリ使用量通知信号(a702)を基にして、図2の受信メモリ1(a7)のメモリ使用量を評価する。ここでは、メモリ使用量が下限設定値以下かどうか確認する。
(5)ステップL5
フレーム選択論理部(a3−2)は、メモリ使用量が下限設定値以下であれば、フレーム切替制御信号(a302)に送信再開フレームを選択する。
(6)ステップL6
フレーム選択論理部(a3−2)は、メモリ使用量が、上限設定値以上、下限設定値以下のどちらでも無い場合は、状態通知信号(a3−101)から動作状態判定部(a3−1)の動作状態を評価する。
(7)ステップL7
フレーム選択論理部(a3−2)は、動作状態判定部(a3−1)の動作状態が休止状態であれば、フレーム切替制御信号(a302)に休止フレームを選択する。
(8)ステップL8
フレーム選択論理部(a3−2)は、動作状態判定部(a3−1)の動作状態が通常状態であれば、フレーム切替制御信号(a302)に主信号フレームを選択する。
図5のセレクタ(a3−3)は、フレーム選択論理部(a3−2)からのフレーム切替制御信号(a302)に従い、主信号フレームを選択する場合は図2のフレーム回路1(a2)からの送信主信号フレーム(a201)を選択し、制御フレームを選択する場合は制御フレーム生成回路(a5)からの送信制御信号フレーム(a501)を選択して切替後送信フレーム(a301)として送信回路(a12)へ出力する。
図2の送信回路(a12)は、送信信号切替スイッチ(a3)からの切替後送信フレーム(a301)を無線伝送路フレームに多重した後、速度変換部(a11)内の物理インタフェースから無線伝送路(20)の物理インタフェースに変換し、送信伝送信号(a1201)としてユーザネットワークA,Bとは異なる伝送容量の無線伝送路(20)へ出力する。ここで、無線伝送路フレームは図3に示すように、オーバヘッド(F4)とペイロード(F5)からなり、オーバヘッド(F4)には無線伝送路区間の各種制御信号を多重しペイロード(F5)には主信号フレームもしくは制御信号フレームを多重する。また、オーバヘッド(F4)は固定長、ペイロード(F5)は可変長とする。以上のように、本発明の無線伝送装置では、フロー制御用の制御フレームを速度変換用の送信メモリ1(a1)の後段で生成するため、装置内のメモリによる伝送遅延の影響を受けることなく制御フレームの送信が可能となる。
一方、受信回路(a13)は、ユーザネットワークAとは異なる伝送容量の無線伝送路(20)を介して対向局の端局B(b10)から受信した受信伝送信号(a1300)を、無線伝送路(20)の物理インタフェース信号から速度変換部(a11)内の物理インタフェース信号へ変換した後、無線伝送路フレームから受信フレーム(a1301)を分離してフレーム回路2(a9)へ出力する。
フレーム回路2(a9)は、受信回路(a13)からの受信フレーム(a1301)が、制御フレームの場合は、制御フレーム検出回路(a6)で処理するため受信フレーム(a1301)を破棄する。また、受信フレーム(a1301)が、主信号フレームの場合は、MACフレームを分離して受信メモリ1(a7)に無線伝送路(20)の信号速度で書き込む。受信メモリ1(a7)は、書き込まれたMACフレームをユーザネットワークAの信号速度で読み出すことでユーザネットワークAと無線伝送路との信号速度の変換を行った後、受信LAN信号(a701)として出力する。このとき、受信メモリ1(a7)は、現在のメモリ使用量が予め設定した上限設定値以上なのか、あるいは下限設定値以下なのかを判断して結果をメモリ使用量通知信号(a702)として前述した送信信号切替スイッチ(a3)へ出力する。
制御フレーム検出回路(a6)は、受信回路(a13)からの受信フレーム(a1301)が制御信号フレームの場合は種別を判別する。送信停止フレーム/送信再開フレームを検出した場合は、結果を休止フレーム選択制御信号(a601)として前述した送信信号切替スイッチ(a3)へ出力する。また、休止フレームを検出した場合には、補助信号を分離して無線伝送路(20)の信号速度で受信メモリ2(a8)に書き込み、受信メモリ2(a8)は、補助ネットワークAの信号速度で読み出し、受信補助信号(a801)として補助ネットワークAへ出力する。なお、主信号フレームを検出した場合は、受信フレーム(a1301)をフレーム回路2(a9)で処理するため受信フレーム(a1301)を破棄する。従って、本発明の無線伝送装置では、速度変換用の受信メモリ1(a7)の前段で制御フレームの検出を行うため、装置内のメモリによる伝送遅延の影響を受けることなく制御フレームの検出が可能である。
図8に、送信信号切替スイッチ(a3)の第1の動作のフローチャートを示す。
(1)ステップS201
送信信号切替スイッチ(a3)内部の動作状態判定部(a3−1)は、制御フレーム検出回路(a6)からの休止フレーム選択制御信号(a601)を監視する。
(2)ステップS202
制御フレーム検出回路(a6)が送信停止フレームを検出した場合、動作状態判定部(a3−1)は、休止フレーム選択制御信号(a601)として送信停止フレームを受信し、通常状態(C1)から休止状態(C2)に遷移する。
(3)ステップS203
制御フレーム検出回路(a6)が送信再開フレームを検出した場合、動作状態判定部(a3−1)は、休止フレーム選択制御信号(a601)として送信停止フレームを受信し、休止状態(C2)から通常状態(C1)に遷移し、結果を状態通知信号(a3−101)としてフレーム選択論理部(a3−2)へ出力する。
(4)ステップS204
フレーム選択論理部(a3−2)は、動作状態判定部(a3−1)からの状態通知信号(a3−101)と受信メモリ1(a7)からのメモリ使用量通知信号(a702)を基に、フレーム切替論理に従いフレームを選択し結果をフレーム切替制御信号(a302)として制御フレーム生成回路(a5)とフレーム回路1(a2)へ出力する。
(5)ステップS205
セレクタ(a3−3)は、フレーム選択論理部(a3−2)からのフレーム切替制御信号(a302)に従い、主信号フレームを選択する場合は、フレーム回路1(a2)からの送信主信号フレーム(a201)を選択し、制御フレームを選択する場合は、制御フレーム生成回路(a5)からの送信制御信号フレーム(a501)を選択して切替後送信フレーム(a301)として送信回路(a12)へ出力する。
(6)ステップS206
送信回路(a12)は、送信信号切替スイッチ(a3)からの切替後送信フレーム(a301)を無線伝送路フレームに多重した後、速度変換部(a11)内の物理インタフェースから無線伝送路(20)の物理インタフェースに変換し、送信伝送信号(a1201)としてユーザネットワークA,Bとは異なる伝送容量の無線伝送路(20)へ出力する。
図9に、送信信号切替スイッチ(a3)の第2の動作のフローチャートを示す。
(1)ステップS301
受信回路(a13)は、ユーザネットワークAとは異なる伝送容量の無線伝送路(20)を介して対向局の端局B(b10)から受信した受信伝送信号(a1300)を、無線伝送路(20)の物理インタフェース信号から速度変換部(a11)内の物理インタフェース信号へ変換した後、無線伝送路フレームから受信フレーム(a1301)を分離してフレーム回路2(a9)へ出力する。
(2)ステップS302
フレーム回路2(a9)は、受信回路(a13)からの受信フレーム(a1301)が、制御フレームの場合は、制御フレーム検出回路(a6)で処理するため受信フレーム(a1301)を破棄する。
(3)ステップS303
フレーム回路2(a9)は、受信フレーム(a1301)が、主信号フレームの場合は、MACフレームを分離して受信メモリ1(a7)に無線伝送路(20)の信号速度で書き込む。
(4)ステップS304
受信メモリ1(a7)は、書き込まれたMACフレームをユーザネットワークAの信号速度で読み出すことでユーザネットワークAと無線伝送路との信号速度の変換を行った後、受信LAN信号(a701)として出力する。
(5)ステップS305
受信メモリ1(a7)は、現在のメモリ使用量が予め設定した上限設定値以上なのか、あるいは下限設定値以下なのかを判断して結果をメモリ使用量通知信号(a702)として送信信号切替スイッチ(a3)へ出力する。
(6)ステップS306
制御フレーム検出回路(a6)は、受信回路(a13)からの受信フレーム(a1301)が制御信号フレームの場合は種別を判別する。
(7)ステップS307
制御フレーム検出回路(a6)は、送信停止フレーム/送信再開フレームを検出した場合は、結果を休止フレーム選択制御信号(a601)として送信信号切替スイッチ(a3)へ出力する。
(8)ステップS308
制御フレーム検出回路(a6)は、休止フレームを検出した場合には、補助信号を分離して無線伝送路(20)の信号速度で受信メモリ2(a8)に書き込む。
(9)ステップS309
受信メモリ2(a8)は、受信メモリ2(a8)の補助信号を、補助ネットワークAの信号速度で読み出し、受信補助信号(a801)として補助ネットワークAへ出力する。
(10)ステップS310
制御フレーム検出回路(a6)は、主信号フレームを検出した場合は、受信フレーム(a1301)をフレーム回路2(a9)で処理するため受信フレーム(a1301)を破棄する。
従って、本発明の無線伝送装置では、ユーザネットワークと無線伝送路間の信号速度の変換を行う受信メモリの使用量から、ユーザネットワークの伝送容量と無線伝送容量の差を検出してフロー制御を行う。従って、無線伝送路に対してユーザネットワークの伝送容量が小さい場合でも、対向局に対して送信停止フレームを送信してフロー制御を行うことで、主信号の送信を停止させ、受信メモリでオーバフローの発生を防止することが可能となる。
また、上記、フロー制御において送信停止フレームを受信した場合に主信号フレームの替わりに送信する休止フレームのペイロードに補助信号を多重することで、補助ネットワークの信号を伝送するため、フロー制御により発生する未使用の無線伝送路帯域を信号伝送に使用することが可能となり、補助ネットワークを介して無線伝送装置の監視制御信号等を伝送することで、有限資源である無線伝送路帯域を効率的に使用することが可能となる。
以下に本発明の第2実施形態について説明する。
図2に示す第1実施形態では、制御フレーム生成回路(a5)で生成した制御信号フレームを送信回路(a12)で、図3に示す無線伝送路フレームのペイロード(F5)に多重して送受信することでフロー制御を実現するが、図10に示すように、制御信号のみを図3の無線伝送路フォーマットのオーバヘッド(F4)に直接多重することで、送信停止/送信再開といった制御信号の伝送が可能である。
図10は本発明の第2実施形態における無線伝送装置を表すブロック図である。
基本的に図2に示す第1実施形態と同様であるが、速度変換部(a11,b11)内において、制御フレーム生成回路(a5,b5)の代わりに制御信号生成回路(a14,b14)を設けたことを特徴とする。
ここで、図2の端局A(a10)と端局B(b10)の内部構成は同一であるため、端局A(a10)について説明する。なお、端局B(b10)の場合も同様である。
制御信号生成回路(a14)は、休止フレームを送信する場合、図2と同じく送信制御フレーム信号(a501)として送信信号切替スイッチ(a3)へ出力するが、送信停止/送信再開フレームの場合は、送信制御信号(a1401)を送信回路(a12)へ出力し、図3に示す無線伝送路フレームのオーバヘッド(F4)に多重した後、送信伝送信号(a1201)として出力する。受信回路(a13)は、受信伝送信号(a1300)の図3に示す無線伝送路フレームのオーバヘッド(F4)から送信停止/送信再開の制御信号を分離して、休止フレーム選択制御信号(a601)として送信信号切替スイッチ(a3)へ出力し、図5の動作状態判定部(a3−1)で動作状態の判定に使用する。以上により、図3に示す無線伝送路フレームのオーバヘッド(F4)をフロー制御の制御信号の伝送に使用することで、制御信号の伝送に図5に示す無線伝送路フレームのペイロード(F5)を使用する必要がなくため、フロー制御による伝送効率の低下を防ぐことが可能である。
以下に本発明の第3実施形態について説明する。
図11に示すように、図3の無線伝送路フレームのオーバヘッド(F4)の代わりに図3のMACフレームとは異なるフレームのオーバヘッド(F1)を使用する方法での構成も可能である。
図11は本発明の無線伝送装置の更に他の実施例を表すブロック図である。
図10の実施例とは、制御信号生成回路(a14,b14)からの送信制御信号(a1401,b1401)の出力先や、休止フレーム選択制御信号(a601,b601)の出力元が異なっている。
ここで、図2の端局A(a10)と端局B(b10)の内部構成は同一であるため、端局A(a10)について説明する。なお、端局B(b10)の場合も同様である。
制御信号生成回路(a14)からの送信制御信号(a1401)を、フレーム回路1(a2)へ出力し、図3に示すMACフレームとは異なるフレームのオーバヘッド(F1)に制御信号を多重し、且つ、フレーム回路2(a9)において受信フレーム信号(a9)のオーバヘッドから休止フレーム選択制御信号(a601)を分離して送信信号切替スイッチ(a3)へ出力することで、図1の構成の場合と同一の効果を得ることが可能である。
最後に、本発明の特徴について詳述する。
図2の端局A(a10)において、受信メモリ1(a7)のメモリ使用量が予め設定した上限値を上まわった場合、無線伝送容量がユーザネットワークAの伝送容量より大きく受信メモリ1(a7)においてオーバフローが発生する可能性があるため、送信信号切替スイッチ(a3)は、制御フレーム生成回路(a5)からの送信停止フレームを対向局である端局B(b10)へ送信して、端局B(b10)からの主信号フレームの送信を停止させる。逆に、受信メモリ1(a7)のメモリ使用量が設定した下限値を下回った場合には、受信メモリ1(a7)においてオーバフローが発生する可能性が無くなったため送信再開フレームを端局B(b10)へ送信して端局B(b10)からの主信号フレームの送信を再開させる。
また、制御フレーム検出回路(a6)が、端局B(b10)からの送信停止フレームを検出した場合は、端局B(b10)の受信メモリ1(b5)でオーバフローが発生する可能性があるため、送信信号切替スイッチ(a3)は、制御フレーム生成回路(a5)からの休止フレームを端局B(b10)へ送信して、主信号フレームの送信を停止する。逆に送信再開フレームを検出した場合は、端局B(b10)の受信メモリ1(b5)でオーバフローが発生する可能性が無くなったため、フレーム回路1(a2)からの主信号フレームを端局B(b10)へ送信する。ここで、休止フレームには、補助ネットーワークAからの送信補助信号(a400)を多重しており、端局B(b10)からの休止フレームを受信した場合は、多重してある補助信号を分離して受信補助信号(a801)として出力する。
以上により、本発明では、装置内外に具備したレイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチ、MACといったLANデバイスによるIEEE802.3準拠のフロー制御機能を使用することなく、無線伝送装置自体によるフロー制御の実現を可能とすることで、図2におけるユーザネットワークA、無線伝送路、ユーザネットワークBそれぞれの伝送容量が異なる場合でも受信メモリ1(a5,b5)においてオーバフローを発生させることなく信号を伝送することが可能となる。また、フロー制御により未使用となった無線伝送路帯域を休止フレームに補助信号を多重/分離して利用することで、有限の無線帯域をより効率的に使用することを可能とする無線伝送装置を提供する。
また、LAN信号をMACフレームとは異なるフレームに多重して伝送する無線伝送装置において、前記MACフレームとは異なるフレームでフロー制御信号を伝送することで、無線伝送装置間のフロー制御を実現し、ユーザネットワークの伝送容量と無線伝送容量の差を吸収する。結果として、ユーザネットワークの伝送容量と無線伝送容量の差が原因で発生する主信号受信メモリにおけるオーバフローを抑制する事が可能である。また、無線伝送装置を介して対向するユーザネットワーク間の伝送容量差についても同様に、オーバフローを抑制する事が可能である。
更に、本発明の無線伝送装置において、独自フロー制御による送信停止時には、主信号の替わりに送信する休止フレームを用いて補助ネットワークの信号を伝送することで、無線伝送路帯域の使用効率を高めることが可能である。
図1は、従来の無線伝送装置を表すブロック図である。 図2は、本発明の第1実施形態における無線伝送装置を表すブロック図である。 図3は、各フレームの構成例を示す図である。 図4は、無線伝送装置の動作のフローチャートである。 図5は、送信信号切替スイッチを表すブロック図である。 図6は、状態遷移を示す概要図である。 図7は、フレーム切替論理における動作を示すフローチャートである。 図8は、送信信号切替スイッチの第1の動作のフローチャートである。 図9は、送信信号切替スイッチの第2の動作のフローチャートである。 図10は、本発明の第2実施形態における無線伝送装置を表すブロック図である。 図11は、本発明の第3実施形態における無線伝送装置を表すブロック図である。
符号の説明
x10… 端局X
y10… 端局Y
x1〜x4,y1〜y4… 複数の通話端末1〜4
x5,y5… 端局装置
x6,y6… レイヤー3スイッチ
x7,y7… 帯域自動切替制御装置
x8,y8… 送受信装置
a10… 端局A
b10… 端局B
a11,b11… 速度変換部
a12,b12… 送信回路
a13,b13… 受信回路
a1,b1… 送信メモリ1
a2,b2… フレーム回路1
a3,b3… 送信信号切替スイッチ
a4,b4… 送信メモリ2
a5,b5… 制御フレーム生成回路
a6,b6… 制御フレーム検出回路
a7,b7… 受信メモリ1
a8,b8… 受信メモリ2
a9,b9… フレーム回路2
a14,b14… 制御信号生成回路
20… 無線伝送路

Claims (11)

  1. 無線伝送路とユーザネットワーク間に設けられた無線伝送装置であって、
    前記無線伝送路にMACフレームとは異なるフレームを用いた制御信号を送信する送信回路と、
    前記無線伝送路からMACフレームとは異なるフレームを用いた他の制御信号を受信する受信回路と、
    前記送信回路及び前記受信回路に接続され、装置内の信号速度変換用メモリを通過することなく前段で制御信号を含む制御フレームの送受信及び検出を行い、且つ、フロー制御による送信停止中に、主信号フレームの代わりに伝送される休止フレームのペイロードに補助ネットワークの信号を多重して伝送する速度変換部と
    を具備する
    無線伝送装置。
  2. 請求項1に記載の無線伝送装置において、
    前記速度変換部は、
    前記ユーザネットワークからの送信LAN信号を前記ユーザネットワークの信号速度で記憶する第1送信メモリと、
    フレーム切替制御信号を発生する送信信号切替スイッチと、
    前記送信信号切替スイッチからのフレーム切替制御信号に従い、主信号フレームが選択された場合、前記無線伝送路側の信号速度で前記第1送信メモリから送信LAN信号を読み出して速度変換を行い、MACフレームとは異なるフレームフォーマットへ多重して送信主信号フレームとして前記送信信号切替スイッチへ出力する第1フレーム回路と、
    前記補助ネットワークからの送信補助信号を受信し、前記補助ネットワークの信号速度で記憶する第2送信メモリと、
    前記第2送信メモリから送信補助信号を前記無線伝送路側の信号速度で読み出し、休止フレームに多重して前記送信信号切替スイッチへ出力する制御フレーム生成回路と、
    前記受信回路からの受信フレームが制御フレームの場合は、送信停止フレーム/送信再開フレームのどちらなのかを判別し、その結果を休止フレーム選択制御信号として前記送信信号切替スイッチへ出力する制御フレーム検出回路と
    を具備する
    無線伝送装置。
  3. 請求項2に記載の無線伝送装置において、
    前記制御フレーム生成回路は、前記送信信号切替スイッチからのフレーム切替制御信号に従い、制御フレームが選択された場合は、休止フレーム/送信停止フレーム/送信再開フレームのいずれかを、送信制御信号フレームとして前記送信信号切替スイッチへ出力する
    無線伝送装置。
  4. 請求項3に記載の無線伝送装置において、
    前記送信信号切替スイッチは、前記制御フレーム生成回路からの送信制御信号フレームと前記第1フレーム回路からの送信主信号フレームとのいずれか一方を選択して、切替後送信フレームとして前記送信回路へ出力する
    無線伝送装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の無線伝送装置において、
    書き込まれたMACフレームを前記ユーザネットワーク側の信号速度で読み出し受信LAN信号として前記ユーザネットワークへ出力する第1受信メモリと、
    書き込まれた送信補助信号を前記補助ネットワークの信号速度で読み出し、受信補助信号として出力する第2受信メモリと、
    前記受信回路からの受信フレームが主信号フレームの場合は、MACフレームを分離し前記第1受信メモリに前記無線伝送路の信号速度で書き込む第2フレーム回路と
    を更に具備する
    無線伝送装置。
  6. 請求項5に記載の無線伝送装置において、
    前記制御フレーム検出回路は、前記受信回路からの受信フレームが休止フレームの場合は、前記受信回路からの受信フレームから送信補助信号を分離して前記無線伝送路の信号速度で前記第2受信メモリに書き込む
    無線伝送装置。
  7. 請求項5又は6に記載の無線伝送装置において、
    前記第1受信メモリは、自身のメモリ使用量を監視し現在のメモリ使用量が予め設定した上限設定値以上なのか、下限設定値以下なのかを判断して結果をメモリ使用量通知信号として前記送信信号切替スイッチへ出力する
    無線伝送装置。
  8. 請求項7に記載の無線伝送装置において、
    前記送信信号切替スイッチは、前記制御フレーム検出回路からの休止フレーム選択制御信号と前記第1受信メモリからのメモリ使用量通知信号とを基に、主信号フレームと制御フレームとのいずれか一方を選択し、且つ、制御フレームの種別の選択を行い、結果をフレーム切替制御信号として、前記制御フレーム生成回路と前記第1フレーム回路へ出力する
    無線伝送装置。
  9. 請求項7又は8に記載の無線伝送装置において、
    前記送信信号切替スイッチは、
    前記制御フレーム検出回路からの休止フレーム選択制御信号を用いて状態遷移を行う動作状態判定部と、
    前記動作状態判定部からの状態通知信号及び前記第1受信メモリからのメモリ使用量通知信号を基に、フレーム切替論理に従いフレームを選択し結果をフレーム切替制御信号として前記制御フレーム生成回路及び前記第1フレーム回路へ出力するフレーム選択論理部と、
    前記フレーム選択論理部からのフレーム切替制御信号に従い、主信号フレームを選択する場合は前記第1フレーム回路からの送信主信号フレームを選択し、制御フレームを選択する場合は前記制御フレーム生成回路からの送信制御信号フレームを選択して切替後送信フレームとして前記送信回路へ出力するセレクタと
    を具備する
    無線伝送装置。
  10. 請求項9に記載の無線伝送装置において、
    前記動作状態判定部は、前記制御フレーム検出回路が送信停止フレームを検出した場合は通常状態から休止状態に遷移する
    無線伝送装置。
  11. 請求項9又は10に記載の無線伝送装置において、
    前記動作状態判定部は、前記制御フレーム検出回路が送信再開フレームを検出した場合は休止状態から通常状態に遷移し、結果を状態通知信号として前記フレーム選択論理部へ出力する
    無線伝送装置。
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