JP2002290339A - 音声信号伝送方法及び音声信号伝送システム - Google Patents

音声信号伝送方法及び音声信号伝送システム

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JP2002290339A
JP2002290339A JP2001087279A JP2001087279A JP2002290339A JP 2002290339 A JP2002290339 A JP 2002290339A JP 2001087279 A JP2001087279 A JP 2001087279A JP 2001087279 A JP2001087279 A JP 2001087279A JP 2002290339 A JP2002290339 A JP 2002290339A
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JP2001087279A
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Naoya Fujimoto
直也 藤本
Atsushi Kobayashi
篤 小林
Satoshi Nakamura
中村  聡
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、空きチャネルが有効に利用されない
という問題点があったが、本発明は、空きチャンネルを
有効に利用して、伝送品質を向上できる音声伝送方法及
び音声伝送システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 空きチャネルを検出すると、任意の入力
音声信号の符号化方式を適応差分パルス符号変調方式か
らパルス符号変調方式に切り替え、増加したビット分を
空きチャネルで伝送する音声信号伝送方法及び音声信号
伝送システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号を時分割
多重化して無線伝送する音声信号伝送方法及び音声信号
伝送システムに係り、特に伝送帯域を有効に使って、伝
送品質を向上できる音声信号伝送方法及び音声信号伝送
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、一般的な音声伝送における音声符
号化方法の概略について説明する。電話などの目的で、
人間の音声帯域である0.3〜3.4kHz帯域のアナ
ログ音声信号をディジタル音声信号に変換する電話品質
の音声符号化標準の基本は、64kbpsのディジタル信号
に符号化するパルス符号変調(Pulse Code Modulation:
PCM)方式である。この方式は、音声信号を帯域制限
フィルタによってその主要成分が含まれる0.3〜3.
4kHz帯域に制限した後、サンプリング定理に基づい
て、帯域の2倍以上の周波数である8kHzでサンプリ
ングする。そして、この標本値(サンプリング値)を8
ビットで符号化することによって、8kHz×8ビット
=64kbpsのディジタル信号が得られるものであ
る。
【0003】その後、音声信号の特徴及び人間の聴覚の
性質を利用することによって、64kbpsより低いビット
レートで電話品質の音声符号化を実現する技術が研究さ
れ、64kbpsの半分の32kbpsのビットレートで音声を符
号化する適応差分パルス符号変調(Adaptive Different
ial Pulse Code Modulation:ADPCM)方式が標準化
された。この方式は、音声信号が、近接したサンプリン
グ値間の相関が強いこと(ある信号値の直後の値は近い
こと)を利用して、入力信号と予測との差分(増減分)
をとり、これを量子化することによって冗長性を抑圧
(ビットレートを低減)するもので、8kHz周期にお
ける標本値の差分を4ビットで量子化することによっ
て、8kHz×4ビット=32kbpsのディジタル信
号が得られるものである。
【0004】次に、符号化した音声信号を時分割多重化
して無線伝送する従来の音声伝送システムの送信機につ
いて図7を使って説明する。図7は、従来の音声伝送シ
ステムの送信機の概略構成を示すブロック図である。従
来の音声伝送システムの送信機は、図7に示すように、
送信する音声を入力する複数のマイク1-1〜1-Nと、各
マイク1からの入力音声をADPCM符号化する符号化
器(図7ではADPCM)20-1〜20-Nを具備するA
/D変換部2′と、各符号化された音声信号を時分割多
重化する多重化部3′と、多重化された送信信号を無線
変調する変調部4と、無線変調された信号を増幅する増
幅部5と、増幅された信号を無線送出するアンテナ6と
から構成されている。
【0005】ここで、従来の符号化器20は、上記説明
した32kbpsのビットレートで音声を符号化する適応差分
パルス符号変調(Adaptive Differential Pulse Code M
odulation:ADPCM)方式の符号化を行う符号化器で
ある。
【0006】次に、従来の音声伝送システムの送信機の
動作について、図8を使って説明する。図8は、従来の
音声伝送システムの送信機の動作の概要を説明する説明
図である。従来の音声伝送システムの送信機では、図8
に示すように、各マイク1-1〜1-Nから入力された音声
が、各々対応する符号化器20-1〜20-NでADPCM
符号化され、各チャネルのデータとして出力され、多重
化部3′で時分割多重化されて、各チャネルに割り当て
られたスロットに組み込まれ、変調部4で無線変調され
て、増幅部5で増幅されて、アンテナ6から送出される
ようになっている。この時、例えば、図8に示すよう
に、マイク1-2からの音声入力が無いと、2chは空き
チャネルとなり、2chに割り当てられたスロットは、
空きスロットとなって伝送されるようになっている。
【0007】尚、音声符号化及び復号化の従来技術とし
ては、平成8年5月17日公開の特開平8−12599
0号「符号化装置および復号化装置」(出願人:ソニー
株式社、発明者:勝又徹他)がある。この従来技術は、
符号化系では相手端末の復号能力の情報等に基づき、電
話音声符号化器による符号化データ、又は低ビットレー
ト音声符号化器による符号化データをセレクタで選択し
て送信データとし、復号化系では、符号化の情報に基づ
いて、電話音声復号化器による復号化データ、又は低ビ
ットレート音声復号化器による復号化データをセレクタ
で選択して受信データとする符号化装置および復号化装
置であり、これにより、低ビットレート音声符号化を行
う場合の電話音声符号化/復号化の処理が不要になっ
て、DSPの演算量を軽減し、ハードウェア規模の縮小
によるコストダウンを図ると共に音質劣化を軽減し得る
ものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の音声伝送システムでは、時分割多重伝送において、
空きチャンネルが存在するとそのチャンネル部分は空き
スロットのまま伝送されているため、伝送できる最大情
報容量を有効に利用していないという問題点があった。
【0009】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、空きチャンネルを有効に利用して、伝送品質を向上
できる音声伝送方法及び音声伝送システムを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、入力した複数の音声信号を各々
適応差分パルス符号変調方式で符号化し、符号化された
各符号化音声データを複数チャネルに時分割多重化して
伝送する音声信号伝送方法であって、空きチャネルを検
出すると、任意の入力音声信号の符号化方式をパルス符
号変調方式に切り替え、増加したビット分を空きチャネ
ルで伝送するものなので、空きチャネルの発生状況に応
じて符号化方式を切り替えて符号化精度を向上し、伝送
帯域を有効に利用して、伝送品質を向上できる。
【0011】上記従来例の問題点を解決するための本発
明は、入力した複数の音声信号を各々符号化し、符号化
された各符号化音声データを複数チャネルに時分割多重
化して伝送する音声信号伝送方法であって、空きチャネ
ルを検出すると、任意のチャネルの誤り訂正符号を生成
し、誤り訂正符号により増加したビット分を空きチャン
ネルで伝送し、受信側で誤り訂正を行うものなので、空
きチャネルの発生状況に応じて誤り訂正処理を施せるよ
うにして、伝送帯域を有効に利用して、伝送品質を向上
できる。
【0012】上記従来例の問題点を解決するための本発
明は、複数の音声信号を入力し、各音声信号を符号化
し、符号化された各符号化音声データを複数チャネルに
時分割多重化して音声データを送信する送信機と、送信
された音声データを受信し、時分割で分離し、各々復号
化して音声出力する受信機とを有する音声信号伝送シス
テムであって、送信機が、音声信号を入力する複数の音
声入力手段と、各音声入力手段に対して組になるように
配置され、音声信号を適応差分パルス符号変調方式で符
号化するADPCM符号化手段と音声信号をパルス符号
変調方式で符号化するPCM符号化手段と、通常は音声
信号を符号化する手段をADPCM符号化手段とし切替
指示が入力されるとPCM符号化手段に切り替える切替
手段とを具備する音声符号化手段と、空きチャネルを検
出し、空きチャネルを割り振る割り振りチャネルを決定
し、空きチャネル及び割り振りチャネルの情報を受信側
に通知し、割り振りチャネルの切替手段に切替指示を出
力すると共に、割り振りチャネル及び空きチャネルを指
示する多重化切替指示を出力する送信切替制御手段と、
通常は各音声符号化手段からの出力を予め割り当てられ
たチャネルに時分割多重化し、送信切替制御手段からの
多重化切替指示に従い、割り振りチャネルと空きチャネ
ルを用いて割り振りチャネルのデータを多重化して符号
化音声データを送信する多重化送信手段とを有する送信
機であり、受信機が、符号化音声データを受信し、各チ
ャネルを時分割で分離する分離手段と、分離された各符
号化音声データに対して組になるように配置され、分離
された各符号化音声データを適応差分パルス復号変調方
式で復号化するADPCM復号化手段と分離された各符
号化音声データをパルス符号変調方式で復号化するPC
M復号化手段と、通常は分離された符号化音声データを
復号化する手段をADPCM復号化手段とし、切替指示
が入力されるとPCM復号化手段に切り替える切替手段
とを具備する音声復号化手段と、各復号化された音声再
生信号を出力する複数の音声出力手段と、送信機からの
空きチャネル及び割り振りチャネルの情報を検知し、割
り振りチャネルの切替手段に切替指示を出力すると共
に、空きチャネル及び割り振りチャネルを指示する分離
切替指示を出力する受信切替制御手段とを具備し、分離
手段が、通常は受信した符号化音声データを予め割り当
てられたチャネルで分離し、受信切替制御手段からの分
離切替指示に従い、空きチャネルと割り振りチャネルの
データを割り振りチャネルのデータとして分離する分離
手段である受信機であるので、空きチャネルの発生状況
に応じて符号化方式を切り替えて符号化精度を向上し、
伝送帯域を有効に利用して、伝送品質を向上できる。
【0013】上記従来例の問題点を解決するための本発
明は、複数の音声信号を入力し、各音声信号を符号化
し、符号化された各符号化音声データを複数チャネルに
時分割多重化して音声データを送信する送信機と、送信
された音声データを受信し、時分割で分離し、各々復号
化して音声出力する受信機とを有する音声信号伝送シス
テムであって、送信機が、音声信号を入力する複数の音
声入力手段と、各音声信号を符号化する符号化手段と、
空きチャネルを検出し、誤り訂正を施すパリティチェッ
クチャネルを決定し、空きチャネル及びパリティチェッ
クチャネルの情報を受信側に通知し、パリティチェック
チャネルの誤り訂正符号を生成して出力し、空きチャネ
ルを指示する多重化切替指示を出力するパリティ送信制
御手段と、符号化手段で符号化された複数チャネルの符
号化音声データを時分割多重化すると共に、多重化切替
指示に従い空きチャネルに誤り訂正符号を多重化して音
声データを送信する多重化送信手段とを有する送信機で
あり、受信機が、符号化音声データを受信し、各チャネ
ルを時分割で分離する分離手段と、分離された各音声デ
ータを復号化する復号化手段と、復号化された音声再生
信号を出力する音声出力手段と、送信機からの空きチャ
ネル及びパリティチェックチャネルの情報を検知し、パ
リティチェックチャネルを指定するパリティ切替指示を
出力し、パリティチェックチャネルのデータと空きチャ
ネルのデータを用いて誤り訂正処理を行って誤り訂正後
のデータを出力するパリティ受信制御手段とを具備し、
分離手段が、通常は受信した符号化音声データを予め割
り当てられたチャネルで分離し、パリティ受信制御手段
からのパリティ切替指示を入力すると、パリティ受信制
御手段から出力される誤り訂正後のデータをパリティチ
ェックチャネルのデータとして分離出力する分離手段で
ある受信機であるので、空きチャネルの発生状況に応じ
て誤り訂正処理を施せるようにして、伝送帯域を有効に
利用して、伝送品質を向上できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0015】まず、本発明の第1の実施の形態に係る音
声信号伝送方法及び音声信号伝送システムについて説明
する。上位概念的に説明すれば、本発明の第1の実施の
形態に係る音声信号伝送方法は、空きチャネルを検出す
ると、任意の入力音声信号の符号化方式を適応差分パル
ス符号変調方式からパルス符号変調方式に切り替え、増
加したビット分を空きチャネルで伝送するものなので、
空きチャネルの発生状況に応じて符号化方式を切り替え
て符号化精度を向上し、伝送帯域を有効に利用して、伝
送品質を向上できるものである。
【0016】機能実現手段で説明すれば、本発明に係る
音声信号伝送システムは、送信機において、送信切替制
御手段が空きチャネルを検出し、空きチャネルを割り振
る割り振りチャネルを決定し、空きチャネル及び割り振
りチャネルの情報を受信側に通知し、割り振りチャネル
の切替手段に切替指示を出力すると共に、割り振りチャ
ネル及び空きチャネルを指示する多重化切替指示を出力
し、割り振りチャネルの切替手段が音声信号を符号化す
る手段をADPCM符号化手段からPCM符号化手段に
切り替え、多重化送信手段が割り振りチャネルと空きチ
ャネルを用いて割り振りチャネルのデータを多重化して
符号化音声データを送信し、受信機においては、受信切
替制御手段が送信機からの空きチャネル及び割り振りチ
ャネルの情報を検知し、割り振りチャネルの切替手段に
切替指示を出力すると共に、空きチャネル及び割り振り
チャネルを指示する分離切替指示を分離手段に出力し、
割り振りチャネルの切替手段が分離された符号化音声デ
ータを復号化する手段をADPCM復号化手段からPC
M復号化手段に切り替え、分離手段が、空きチャネルと
割り振りチャネルのデータを割り振りチャネルのデータ
として分離するものなので、空きチャネルの発生状況に
応じて符号化方式を切り替えて符号化精度を向上し、伝
送帯域を有効に利用して、伝送品質を向上できるもので
ある。
【0017】尚、本発明の第1の実施の形態における送
信機の各手段と図2の各部との対応を示すと、音声入力
手段はマイク1に相当し、ADPCM符号化手段はAD
PCM符号化器20に相当し、PCM符号化手段はPC
M符号化器21に相当し、切替手段はスイッチ22、ス
イッチ23に相当し、音声符号化手段はA/D変換部2
に相当し、送信切替制御手段は制御部7に相当し、多重
化送信手段は多重化部3、変調部4、増幅部5、アンテ
ナ6に相当し、受信機の各手段と図3の各部との対応を
示すと、受信分離手段はアンテナ16、受信部15、復
調部14,分離部13に相当し、ADPCM復号化手段
はADPCM復号化器30に相当し、PCM復号化手段
はPCM復号化器31に相当し、切替手段はスイッチ3
2,スイッチ33に相当し、音声復号化手段はD/A変
換部12に相当し、受信切替制御手段は制御部17に相
当している。
【0018】まず、本発明の第1の実施の形態に係る音
声信号伝送方法について、図1を使って説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態に係る音声信号伝送方法
の概略を示す説明図である。本発明の第1の実施の形態
に係る音声信号伝送方法(第1の音声信号伝送方法)
は、複数の音声信号(図1では、音声-1〜音声-N)を入
力し、各々基本的にはADPCM方式で符号化し、時分
割多重化して伝送する際に、音声入力がないチャネルが
あると、そのチャネルが空きチャネルとなるので、空き
チャネルを他のチャネルに追加して割り振りし、割り振
られたチャネルは、2倍の帯域を使用できるようにする
ものである。そしてその場合に、追加して割り振られた
チャネルに対応する音声入力に対して、符号化の方法を
ADPCMからPCM符号化に切り替える。通常、AD
PCM符号化は、音声品質をある程度犠牲にしてビット
レートを抑えたため32kbpsであり、PCM符号化はビ
ットレートは64kbpsで単位時間当たり出力されるデー
タ量が2倍になるが、音声品質を向上できるものであ
る。よって、PCM符号化によって通常のチャネルで伝
送できない増加分のデータを、空きチャネルを使って伝
送するようになっている。
【0019】図1の例で説明すると、音声-2が音声入力
がなくなると、2chが空きチャネルとなるので、例え
ば、3チャネルに追加して割り振り、3チャネルが、2
chと3chの2チャネル分使用できるようにする。そ
してその場合に、追加して割り振られた3チャネルに対
応する音声-3の符号化をPCMに切り替え、3chに組
み込むべき単位時間当たりのデータ量が2倍になるの
で、データ量の増加分を空きチャネルとなっていた2c
hに割り振って、図1に示すように、2chのスロット
と3chのスロットを使って音声-3の符号化データを伝
送する。
【0020】図1の例では、音声入力がなく空きチャネ
ルとなった次のチャネルに追加の割り振りをするように
したが、音声入力がなく空きチャネルとなった前のチャ
ネルに追加の割り振りをするようにしても構わない。ま
た、複数の空きチャネルが発生した場合には、空きチャ
ネル数と同数のチャネルに対して追加の割り振りを行
い、割り振られたチャネルの音声符号化方式をPCMに
切り替えることができる。
【0021】そして、どの空きチャネルをどのチャネル
に追加割り振りしたか、即ちどの音声がPCM符号化に
切り替えられ、自チャネルとどのチャネルを使って符号
化データを伝送したかを示す切替情報を受信側に送信
し、受信側では、切替情報に従って2つのチャネルの符
号化データをPCM復号化するようになっている。
【0022】次に、上記説明した本発明の第1の音声信
号伝送方法を実現する音声信号伝送システム(第1の音
声信号伝送システム)について説明する。まず、本発明
に係る第1の音声信号伝送システムの送信機の構成につ
いて図2を使って説明する。図2は、本発明に係る第1
の音声信号伝送システムの送信機の構成ブロック図であ
る。尚、図7と同様の構成をとる部分については同一の
符号を付して説明する。
【0023】本発明の第1の音声信号伝送システムの送
信機は、図1に示すように、従来と同様の構成要素であ
る送信する音声を入力する複数のマイク1-1〜1-Nと、
各マイク1からの入力音声をデジタル符号化信号に変換
するA/D変換部2と、各符号化された音声信号を時分
割多重化する多重化部3と、多重化された送信信号を無
線変調する変調部4と、無線変調された信号を増幅する
増幅部5と、増幅された信号を無線送出するアンテナ6
とから構成され、更に、本発明の特徴部分である各マイ
ク1からの入力音声をデジタル符号化信号に変換するA
/D変換部2と、空きチャネルを他のチャネルに割り振
る制御を行う制御部7とを設けている。尚、本発明のA
/D変換部2は、従来のA/D変換部2′とは、その内
部構成が異なっている。また、本発明の多重化部3は、
従来の多重化部3′とは、その多重化制御方法が異なっ
ている。
【0024】次に、本発明の第1の音声信号伝送システ
ムの送信機内の各部について説明するが、マイク1、変
調部4、増幅部5、アンテナ6は、従来からのものと何
ら変わりないので、ここでは説明を省略する。本発明の
A/D変換部2は、各マイク1-1〜1-Nと対になる形
で、ADPCM符号化器20(図では単にADPCM)
と、PCM符号化器(図では単にPCM)21と、スイ
ッチ(図ではSW)22とスイッチ(図ではSW)23
とを具備している。ここで、ADPCM符号化器20
は、従来と同様にマイク1からの入力音声に対して32kb
psのビットレートで適応差分パルス符号変調(Adaptive
Differential Pulse Code Modulation:ADPCM)方
式の符号化を行う符号化器である。また、PCM符号化
器21は、マイク1からの入力音声に対して64kbpsのビ
ットレートでパルス符号変調(Pulse Code Modulation:
PCM)方式の符号化を行う符号化器である。
【0025】スイッチ22は、マイク1からの入力音声
をADPCM符号化器20に出力するかPCM符号化器
21に出力するかを切り替えるスイッチであり、スイッ
チ23は、多重化部3に入力する符号化音声信号をAD
PCM符号化器20からの出力にするかPCM符号化器
21からの出力にするかを切り替えるスイッチである。
尚、スイッチの切り替え制御は、後述する制御部7から
の制御に従って切り替えられるもので、通常はADPC
M符号化器20側に接続されてており、空きチャネルが
検出され追加割り振りされたときにPCM符号化器21
側に切り替えられ、当該空きチャネルに本来の音声入力
が為されたら、ADPCM符号化器20側に戻されるよ
うになっている。
【0026】制御部7は、空きチャネルを検出して、他
のチャネルに追加の割り振りをする制御を行うもので、
空きチャネル検出手段70と、チャネル切替手段71
と、SW制御手段72の3つの手段で構成されている。
空きチャネル検出手段70は、空きチャネルの検出を行
うもので、具体的には、各音声入力系毎にA/D変換部
2からの出力を監視し、出力が規定値以下になった場合
には、当該音声入力系に割り当てられたチャネルを空き
チャネルとみなし、空きチャネルの識別子を含む空きチ
ャネル検出信号をチャネル切替手段71に出力するよう
になっている。また、空きチャネルであったチャネルに
対応する音声入力系からの出力が規定値を上回った場合
には、解除された空きチャネルの識別子を含む空きチャ
ネル解除信号をチャネル切替手段71に出力するように
なっている。
【0027】尚、上記説明では、空きチャネル検出手段
70が空きチャネルを検出すると空きチャネル検出信号
を出力し、空きチャネルの解除を検出すると空きチャネ
ル解除信号を出力するように説明したが、空きチャネル
を検出している間出力され続けるような空きチャネル検
出信号であってもかまわない。
【0028】チャネル切替手段71は、空きチャネル検
出手段70からの空きチャネル検出信号又は空きチャネ
ル解除信号に従って、チャネルを切り替える制御を行う
ものである。具体的には、空きチャネル検出信号を受け
取ると、どのチャネルに追加で割り振るかを割り振りチ
ャネルとして決定し、まず受信側にチャネル切替を通知
する切替通知用ユニークワード(例えば、1を連続10
個等)を送信する切替通知指示を多重化部3に出力す
る。ここで、ユニークワード中には、空きチャネル検出
信号に含まれた空きチャネルの識別子と、決定された割
り振りチャネルの識別子とを含んでいる。そして、次に
後述するSW制御手段72に割り振りチャネルの識別子
を含むSW切替指示を出力すると共に、多重化部3にど
の空きチャネルをどのチャネルに追加で割り振るかを示
す多重化切替指示を出力するものである。尚、空きチャ
ネルから割り振りチャネルを決定する方法については、
予め対応付けて定義しておいてもよいし、割り振りチャ
ネルとする優先順位などを定めておいて、優先順位の高
いチャネルから割り振っていくようにしてもよいし、そ
のほかの方法であってもかまわない。
【0029】また、空きチャネル検出手段70から空き
チャネル解除信号を受け取ると、受信側にチャネル切替
の解除を通知する切替解除通知用ユニークワードを送信
する切替解除通知指示を多重化部3に出力する。ここ
で、ユニークワード中には、解除する空きチャネルの識
別子と割り振りチャネルの識別子とを含んでいる。そし
て、次に後述するSW制御手段72に割り振りチャネル
の識別子を含むSW切替解除指示を出力すると共に、多
重化部3にどの空きチャネルの追加割り振りを解除する
かを示す多重化切替解除指示を出力するものである。
【0030】SW制御手段72は、チャネル切替手段7
1からの指示に従って、スイッチ22及びスイッチ23
の切替制御を行うもので、具体的には、チャネル切替手
段71からの割り振りチャネルの識別子を含むSW切替
指示に従って、割り振りチャネルに対応する音声入力系
のスイッチ22及びスイッチ23をADPCM符号化器
20側からPCM符号化器21側に切り替え、また割り
振りチャネルの識別子を含むSW切替解除指示に従っ
て、割り振りチャネルに対応する音声入力系のスイッチ
22及びスイッチ23をPCM符号化器21側からAD
PCM符号化器20側に切り替える制御を行うようにな
っている。
【0031】多重化部3は、一般的な多重化の制御に加
え、本発明の多重化部3では、チャネル切替手段71か
らの切替通知指示又は切替解除通知指示に従って、チャ
ネル切替を通知する切替通知用ユニークワード又はチャ
ネル切替の解除を通知する切替解除通知用ユニークワー
ドを送信する。そして、更にチャネル切替手段71から
どの空きチャネルをどのチャネルに追加割り振りするか
を示す多重化切替指示を受け取ると、当該情報に従っ
て、空きチャネルに割り振りチャネルの増加した情報を
収容して多重化する。また、どの空きチャネルの追加割
当てを解除するかを示す多重化切替解除指示を受け取る
と、当該チャネルのへの追加割り振りを解除して、通常
の多重化動作を行うようになっている。
【0032】次に、本発明に係る第1の音声信号伝送シ
ステムの受信機の構成について図3を使って説明する。
図3は、本発明に係る第1の音声信号伝送システムの受
信機の構成ブロック図である。本発明に係る第1の音声
信号伝送システムの受信機は、図3に示すように、受信
機として一般的な構成である無線信号を取り込むアンテ
ナ16と、無線信号を増幅する受信部15と、無線復調
する復調部14と、時分割多重化されている各音声のデ
ジタル符号化データを分離する分離部13と、音声を出
力する複数のスピーカ11-1〜11-Nとから構成され、
更に、本発明の特徴部分であるデジタル符号化データを
復号化してアナログ音声信号に変換するD/A変換部1
2と、空きチャネルに他のチャネルが割り振られて送信
される信号を受信する制御を行う制御部17とを設けて
いる。
【0033】次に、本発明の第1の音声信号伝送システ
ムの受信機内の各部について説明するが、アンテナ1
6、受信部15、復調部14、スピーカ11は、従来か
らのものと何ら変わりないので、ここでは説明を省略す
る。本発明のD/A変換部12は、各スピーカ11-1〜
11-Nと対になる形で、ADPCM復号化器(図では単
にADPCM)30と、PCM復号化器(図では単にP
CM)31と、スイッチ(図ではSW)32とスイッチ
(図ではSW)33とを具備している。ここで、ADP
CM復号化器30は、送信側のADPCM方式の符号化
に対応する復号化器であり、PCM復号化器31は、送
信側のPCM方式の符号化に対応する復号化器である。
【0034】スイッチ32は、分離部13からのデジタ
ル符号化信号をADPCM復号化器30に出力するかP
CM復号化器31に出力するかを切り替えるスイッチで
あり、スイッチ33は、スピーカ11に出力する音声を
ADPCM復号化器30からの出力にするかPCM復号
化器31からの出力にするかを切り替えるスイッチであ
る。尚、スイッチの切り替え制御は、後述する制御部1
7からの制御に従って切り替えられるもので、通常はA
DPCM復号化器30側に接続されてており、送信側で
空きチャネルが検出されて切替通知が来たときにPCM
復号化器31側に切り替えられ、当該空きチャネルの切
替解除通知が来たときにADPCM復号化器30側に戻
されるようになっている。
【0035】制御部17は、送信側からの切替通知又は
切替解除通知を検出して、他のチャネルに追加の割り振
りされた信号を受信する制御を行うもので、切替検出手
段60と、SW制御手段61の2つの手段で構成されて
いる。切替検出手段60は、送信側から伝送されたユニ
ークワードからチャネル切替に関する情報を検出し、検
出された情報の種類に従って分離部13に対する分離の
制御及びSW制御手段61に対するスイッチ制御の指示
を出力するものである。具体的には、送信側から切替通
知のユニークワードを受け取ると、ユニークワード中に
含まれる空きチャネルの識別子と割り振りチャネルの識
別子に従って、後述するSW制御手段61に割り振りチ
ャネルの識別子を含むSW切替指示を出力すると共に、
分離部13にどの空きチャネルがどのチャネルに追加割
り振りされているかを示す分離切替指示を出力するもの
である。
【0036】また、送信側から切替解除通知のユニーク
ワードを受け取ると、ユニークワード中に含まれる解除
する空きチャネルの識別子と割り振りチャネルの識別子
とに従って、後述するSW制御手段61に割り振りチャ
ネルの識別子を含むSW切替解除指示を出力すると共
に、分離部13にどの空きチャネルがどのチャネルに追
加割り振りされているかを示す分離切替解除指示を出力
するものである。
【0037】SW制御手段61は、切替検出手段60か
らの指示に従って、スイッチ32及びスイッチ33の切
替制御を行うもので、具体的には、切替検出手段60か
らの割り振りチャネルの識別子を含むSW切替指示に従
って、割り振りチャネルに対応する音声入力系のスイッ
チ32及びスイッチ33をADPCM復号化器30側か
らPCM復号化器31側に切り替え、また割り振りチャ
ネルの識別子を含むSW切替解除指示に従って、割り振
りチャネルに対応する音声入力系のスイッチ32及びス
イッチ33をPCM復号化器31側からADPCM復号
化器30側に切り替える制御を行うようになっている。
【0038】分離部13は、一般的な分離の制御に加
え、本発明の分離部13では、受信したユニークワード
を制御部17の切替検出手段60に出力し、切替検出手
段60からの分離切替指示又は分離切替解除指示に従っ
て、分離方法の制御を行うものである。具体的には、切
替検出手段60からどの空きチャネルがどのチャネルに
追加割り振りされているかを示す分離切替指示を受け取
ると、当該情報に従って、空きチャネルの情報を割り振
りチャネルの情報に加える形で分離する。また、空きチ
ャネルがどのチャネルに追加割り振りされているかを示
す分離切替解除指示を受け取ると、空きチャネルの情報
を割り振りチャネルの情報に加える形の分離を解除し
て、チャネル毎の通常の分離動作に戻るようになってい
る。
【0039】次に、本発明の第1の音声信号伝送システ
ムの動作について、図1,図2,図3を使って説明す
る。本発明の第1の音声信号伝送システムでは、通常は
従来と同様に、送信機で各音声入力系のマイク1-1〜1
-Nから音声が入力され、スイッチ22を介してADPC
M符号化器20で32kbpsのビットレートでADPCM符
号化されて符号化音声データがスイッチ23を介して多
重化部3で各チャネルに時分割多重化されて、変調部
4、増幅部5、アンテナ6を介して無線送信される。そ
して、受信機において、無線信号はアンテナ16、受信
部15、復調部14を介して受信され、分離部13で各
チャネル毎に各音声系に分離され、各音声符号化データ
がスイッチ32を介してADPCM復号化器30でAD
PCM復号されて音声信号となり、スイッチ33を介し
て各スピーカ11から音声が出力される。
【0040】この時、本発明の送信機では、各音声入力
系のスイッチ23を介して出力される符号化音声データ
を制御部7の空きチャネル検出手段70で監視し、音声
入力のない音声入力系、すなわち空きチャネルを検出す
る。例えば、図1に示すように、音声入力系-2(マイク
1-2)からの音声入力がなくなると、空きチャネル検出
手段70で空きチャネル(2ch)が検出され、空きチ
ャネル検出信号がチャネル切替手段71に出力される。
チャネル切替手段71では、空きチャネル(2ch)に
対して割り振りチャネル(図1の例では3ch)が決定
され、切替通知指示が多重化部3に出力され、多重化部
3によって空きチャネルの識別子(2ch)と割り振り
チャネルの識別子(3ch)とを含む切替通知用ユニー
クワードが変調部4、増幅部5、アンテナ6を介して送
信される。
【0041】そして、切替通知用ユニークワードは、受
信機において、アンテナ16、受信部15、復調部14
を介して受信され、分離部13から制御部17の切替検
出手段60に出力されて、切替検出手段60で切替通知
用ユニークワードに含まれる空きチャネルの識別子(2
ch)と割り振りチャネルの識別子(3ch)に従っ
て、SW制御手段61に割り振りチャネルの識別子を含
むSW切替指示が出力され、SW制御手段61によって
割り振りチャネル(3ch)に対応する音声系のスイッ
チ32-3及びスイッチ33-3がPCM復号化器31側に
切り替えられて、PCM復号化の準備がなされる。ま
た、切替検出手段60からは、分離部13に空きチャネ
ル(2ch)が割り振りチャネル(3ch)に追加割り
振りされることを示す分離切替指示が出力されて、分離
部13で空きチャネル(2ch)の情報を割り振りチャ
ネル(3ch)の情報に加える形で分離を行う準備がな
される。
【0042】そのころ、送信機では、チャネル切替手段
71からSW制御手段72に割り振りチャネルの識別子
(3ch)を含むSW切替指示が出力され、SW制御手
段72によって割り振りチャネル(3ch)に対応する
音声系のスイッチ22-3及びスイッチ23-3がPCM符
号化器21側に切り替えられて、PCM符号化の準備が
なされる。その結果、図1に示すように、音声入力系-3
(マイク1-3)から入力された音声は、スイッチ22-3
を介してPCM符号化器21-3で64kbpsのビットレート
でPCM符号化されてPCM符号化音声データがスイッ
チ23-3を介して多重化部3に出力され、多重化部3で
2chと3chを使って時分割多重化されて、変調部
4、増幅部5、アンテナ6を介して無線送信されること
になる。
【0043】そして、受信機においては、切替の準備が
なされているので、分離部13で2chと3chの情報
が音声系-3に分離出力され、音声系-3のPCM音声符号
化データがスイッチ32-3を介してPCM復号化器31
-3でPCM復号されて音声信号となり、スイッチ33-3
を介してスピーカ11-3から音声が出力されることにな
る。
【0044】そして、送信機において、空きチャネルと
なっていた音声系-2で音声入力があり、マイク1-2から
音声が入力され、スイッチ22-2、ADPCM符号化器
20-2、スイッチ23-2を介して音声符号化データが出
力されると、空きチャネル検出手段70で音声入力が検
出されて空きチャネル解除信号がチャネル切替手段71
に出力され、切替の時と同様に、切替解除通知指示が多
重化部3に出力され、多重化部3によって空きチャネル
の識別子(2ch)と割り振りチャネルの識別子(3c
h)とを含む切替解除通知用ユニークワードが送信され
る。
【0045】そして、切替解除通知用ユニークワード
は、受信機で受信され、分離部13から制御部17の切
替検出手段60に出力されて、切替検出手段60で切替
解除通知用ユニークワードに含まれる空きチャネルの識
別子(2ch)と割り振りチャネルの識別子(3ch)
に従って、SW制御手段61にSW切替解除指示が出力
され、SW制御手段61によって割り振りチャネル(3
ch)に対応する音声系のスイッチ32-3及びスイッチ
33-3がADPCM復号化器30側に戻されて、ADP
CM復号化の準備がなされ、また切替検出手段60から
は、分離部13に空きチャネル(2ch)が割り振りチ
ャネル(3ch)に追加割り振りされていたのを解除す
る分離切替解除指示が出力されて、分離部13で通常の
分離に戻す準備がなされる。
【0046】そして、送信機では、チャネル切替手段7
1からSW制御手段72に割り振りチャネルの識別子
(3ch)を含むSW切替解除指示が出力され、SW制
御手段72によって割り振りチャネル(3ch)に対応
する音声系のスイッチ22-3及びスイッチ23-3がAD
PCM符号化器20側に戻されて、ADPCM符号化の
準備がなされ、音声入力系-3(マイク1-3)から入力さ
れた音声は、通常通りADPCM符号化器20-3で32kb
psのビットレートでADPCM符号化され、多重化部3
で3chのみを使って時分割多重化されて無線送信され
ることになる。
【0047】そして、受信機においては、切替が解除さ
れているので、分離部13で2chは音声系-2に分離出
力され、3chの情報は音声系-3に分離出力され、各々
ADPCM音声符号化データがADPCM復号化器30
でADPCM復号されて音声信号となり、各々のスピー
カ11から音声が出力されることになる。
【0048】本発明の第1の実施の形態にかかる音声信
号伝送方法によれば、複数の音声信号を入力し、各々基
本的にはADPCM方式で符号化し、時分割多重化して
伝送する際に、音声入力がないチャネルがあると、その
チャネルが空きチャネルとなるので、空きチャネルを他
のチャネルに追加して割り振りし、割り振られたチャネ
ルに対応する音声の符号化方式をPCM符号化に切り替
えて符号化精度を向上させ、増大したデータを空きチャ
ネルも用いて伝送するので、伝送帯域を有効に利用し
て、伝送品質を向上できる効果がある。
【0049】本発明の第1の実施の形態にかかる音声信
号伝送システムによれば、複数の音声信号をマイク1か
ら入力し、各々基本的にはADPCM符号化器20でA
DPCM符号化し、多重化部3で時分割多重化して伝送
する際に、音声入力がない空きチャネルを制御部7の空
きチャネル検出手段70で検出し、チャネル切替手段7
1で空きチャネルを他のチャネルに割り振り、割り振り
チャネルに対応する音声系の音声入力をPCM符号化器
21で符号化し、多重化部3で割り振りチャネルと空き
チャネルの2つのチャネルを使って多重化して送信する
ので、データ量は増大するが符号化精度を向上し、2倍
の帯域を使用して伝送するので、チャネルの空き状況に
応じて符号化方式を切り替え、伝送帯域を有効に利用
し、伝送品質を向上できる効果がある。
【0050】また、本発明の第1の実施の形態にかかる
音声信号伝送システムによれば、送信側の空きチャネル
検出手段70で空きチャネルを検出し、チャネル切替手
段71で割り振りチャネルを決定すると、割り振った情
報を含む切替通知用のユニークワードで受信機に通知
し、受信機側では、切替通知に従って割り振りチャネル
の復号器をPCM復号化器31に切替、分離部13にお
ける分離方法も切り替えるので、チャネルの空き状況に
応じて符号化方法を切り替え、受信側の復号化方法も同
期して切り替えることができる効果がある。
【0051】尚、上記説明では、送信機と受信機を別々
の構成として説明したが、送信機の構成及び受信機の構
成双方を兼ね備えた送受信機であっても構わず、双方の
構成を兼ね備えた送受信機間で音声の送受信が行われれ
ば同様の効果を生み出すことができるものである。
【0052】次に、本発明の第2の実施の形態に係る音
声信号伝送方法及び音声信号伝送システムについて説明
する。上位概念的に説明すれば、本発明の第2の実施の
形態に係る音声信号伝送方法は、空きチャネルを検出す
ると、任意のチャネルの誤り訂正符号を生成し、前記誤
り訂正符号により増加したビット分を前記空きチャンネ
ルで伝送し、受信側で誤り訂正を行うものなので、空き
チャネルの発生状況に応じて誤り訂正処理を施せるよう
にして、伝送帯域を有効に利用して、伝送品質を向上で
きるものである。
【0053】機能実現手段で説明すれば、本発明に係る
音声信号伝送システムは、送信機において、パリティ送
信制御手段が空きチャネルを検出し、誤り訂正を施すパ
リティチェックチャネルを決定し、空きチャネル及び前
記パリティチェックチャネルの情報を受信側に通知し、
パリティチェックチャネルの誤り訂正符号を生成して出
力し、空きチャネルを指示する多重化切替指示を出力
し、多重化送信手段が多重化切替指示に従い空きチャネ
ルに誤り訂正符号を多重化して音声データを送信し、受
信機においては、パリティ受信制御手段が送信機からの
空きチャネル及びパリティチェックチャネルの情報を検
知し、パリティチェックチャネルを指定するパリティ切
替指示を出力し、パリティチェックチャネルのデータと
空きチャネルのデータを用いて誤り訂正処理を行って誤
り訂正後のデータを出力し、受信分離手段が、パリティ
受信制御手段からのパリティ切替指示を入力すると、パ
リティ受信制御手段から出力される誤り訂正後のデータ
をパリティチェックチャネルのデータとして分離出力す
るものなので、空きチャネルの発生状況に応じて誤り訂
正処理を施せるようにして、伝送帯域を有効に利用し
て、伝送品質を向上できるものである。
【0054】尚、本発明の第2の実施の形態における送
信機の各手段と図5の各部との対応を示すと、音声入力
手段はマイク1に相当し、符号化手段はADPCM符号
化器20に相当し、パリティ送信制御手段は制御部7′
に相当し、多重化送信手段は多重化部3″、変調部4、
増幅部5、アンテナ6に相当し、受信機の各手段と図6
の各部との対応を示すと、受信分離手段はアンテナ1
6、受信部15、復調部14,分離部13′に相当し、
復号化手段はADPCM復号化器30に相当し、パリテ
ィ受信制御手段は制御部17′に相当している。
【0055】次に、本発明の第2の実施の形態に係る音
声信号伝送方法について、図4を使って説明する。図4
は、本発明の第2の実施の形態に係る音声信号伝送方法
の概略を示す説明図である。本発明の第2の実施の形態
に係る音声信号伝送方法(第2の音声信号伝送方法)
は、複数の音声信号(図1では、音声-1〜音声-N)を入
力し、各々例えばADPCM方式で符号化し、時分割多
重化して伝送する際に、音声入力がないチャネルがある
と、そのチャネルが空きチャネルとなるので、任意のチ
ャネルの誤り訂正(パリティチェック)用の符号(パリ
ティビット)を生成し、空きチャネルを使って生成され
たパリティビットを伝送するように割り当てるものであ
る。図1の例で説明すると、音声-2が音声入力がなくな
ると、2chが空きチャネルとなるので、任意のチャネ
ル(例えば、図4では1ch)におけるパリティビット
の伝送用に用いる。
【0056】次に、上記説明した本発明の第2の音声信
号伝送方法を実現する音声信号伝送システム(第2の音
声信号伝送システム)について説明する。まず、本発明
に係る第2の音声信号伝送システムの送信機の構成につ
いて図5を使って説明する。図5は、本発明に係る第2
の音声信号伝送システムの送信機の構成ブロック図であ
る。尚、図7と同様の構成をとる部分については同一の
符号を付して説明する。
【0057】本発明の第2の音声信号伝送システムの送
信機は、図5に示すように、図7に示した従来の音声信
号伝送システムと同様の構成要素である送信する音声を
入力する複数のマイク1-1〜1-Nと、各マイク1からの
入力音声をデジタル符号化信号に変換するA/D変換部
2′と、各符号化された音声信号を時分割多重化する多
重化部3″と、多重化された送信信号を無線変調する変
調部4と、無線変調された信号を増幅する増幅部5と、
増幅された信号を無線送出するアンテナ6とから構成さ
れ、更に、本発明の特徴部分である空きチャネルを他の
チャネルの誤り訂正符号(パリティビット)伝送用に割
り振る制御を行う制御部7′とを設けている。尚、本発
明の多重化部3″は、従来の多重化部3′とは、その多
重化制御方法が異なっている。
【0058】次に、本発明の第2の音声信号伝送システ
ムの送信機内の各部について説明するが、マイク1、A
/D変換部2′、変調部4、増幅部5、アンテナ6は、
従来からのものと何ら変わりないので、ここでは説明を
省略する。制御部7′は、空きチャネルを検出して、他
のチャネルのパリティビット伝送用に割り振る制御を行
うもので、空きチャネル検出手段70と、パリティ挿入
手段73で構成されている。空きチャネル検出手段70
は、第1の音声信号伝送システムの送信機の場合と同様
に、空きチャネルの検出を行うもので、具体的には、各
音声入力系毎にA/D変換部2からの出力を監視し、出
力が規定値以下になった場合には、当該音声入力系に割
り当てられたチャネルを空きチャネルとみなし、空きチ
ャネルの識別子を含む空きチャネル検出信号をパリティ
挿入手段73に出力するようになっている。また、空き
チャネルであったチャネルに対応する音声入力系からの
出力が規定値を上回った場合には、解除された空きチャ
ネルの識別子を含む空きチャネル解除信号をパリティ挿
入手段73に出力するようになっている。
【0059】パリティ挿入手段73は、空きチャネル検
出手段70からの空きチャネル検出信号又は空きチャネ
ル解除信号に従って、空きチャネルをパリティビット伝
送用に割り振る制御を行うものである。具体的には、空
きチャネル検出信号を受け取ると、どのチャネルに関し
て誤り検出及び誤り訂正を行えるようにパリティビット
を挿入するかをパリティチェックチャネルとして決定
し、まず受信側にパリティ挿入を通知するパリティ通知
用ユニークワードを送信するパリティ通知指示を多重化
部3″に出力する。ここで、ユニークワード中には、空
きチャネル検出信号に含まれた空きチャネルの識別子
と、決定されたパリティチェックチャネルの識別子とを
含んでいる。そして、次にパリティチェックチャネルの
音声符号化データについて、誤り検出及び誤り訂正のた
めの誤り訂正符号(パリティビット)を生成し、空きチ
ャネルの識別子と生成されたパリティビットからなるパ
リティ挿入指示を多重化部3″に出力するものである。
尚、誤り検出及び誤り訂正の方法については任意であ
り、送信機及び受信機の双方で統制がとれていればいか
なる方法であってもかまわない。また、通常から誤り検
出又は訂正のロジックが組み込まれているような場合に
は、空きチャネルが検出されたときには、その訂正能力
を向上させた誤り訂正符号に切り替えるようにし、増加
した符号分を空きチャネルで伝送するようにしてもかま
わない。
【0060】また、空きチャネル検出手段70から空き
チャネル解除信号を受け取ると、受信側にパリティ挿入
の解除を通知するパリティ解除通知用ユニークワードを
送信するパリティ解除通知指示を多重化部3″に出力す
る。ここで、ユニークワード中には、解除する空きチャ
ネルの識別子とパリティチェックチャネルの識別子とを
含んでいる。そして、次にどの空きチャネルのパリティ
ビット伝送を解除するかを示すパリティ解除指示を多重
化部3″に出力するものである。
【0061】多重化部3″は、一般的な多重化の制御に
加え、本発明の多重化部3″では、パリティ挿入手段7
3からのパリティ通知指示又はパリティ解除通知指示に
従って、パリティ挿入を通知するパリティ通知用ユニー
クワード又はパリティ挿入の解除を通知するパリティ解
除通知用ユニークワードを送信する。そして、更にパリ
ティ挿入手段73から空きチャネルの識別子と生成され
たパリティビットからなるパリティ挿入指示を受け取る
と、当該情報に従って、空きチャネルにパリティビット
を収容して多重化する。また、どの空きチャネルのパリ
ティビット伝送を解除するかを示すパリティ解除指示を
受け取ると、当該チャネルのへのパリティ挿入を解除し
て、通常の多重化動作を行うようになっている。
【0062】次に、本発明に係る第2の音声信号伝送シ
ステムの受信機の構成について図6を使って説明する。
図6は、本発明に係る第2の音声信号伝送システムの受
信機の構成ブロック図である。本発明に係る第2の音声
信号伝送システムの受信機は、図6に示すように、受信
機として一般的な構成である無線信号を取り込むアンテ
ナ16と、無線信号を増幅する受信部15と、無線復調
する復調部14と、デジタル符号化データを復号化して
アナログ音声信号に変換するD/A変換部12と、音声
を出力する複数のスピーカ11-1〜11-Nとから構成さ
れ、更に、本発明の特徴部分である空きチャネルに他の
チャネルのパリティビットが割り振られて送信される信
号を受信する制御を行う制御部17′と、時分割多重化
されている各音声のデジタル符号化データを分離する分
離部13′とを設けている。
【0063】次に、本発明の第2の音声信号伝送システ
ムの受信機内の各部について説明するが、アンテナ1
6、受信部15、復調部14、D/A変換部12′、ス
ピーカ11は、従来からのものと何ら変わりないので、
ここでは説明を省略する。
【0064】制御部17′は、送信側からのパリティ通
知又はパリティ解除通知を検出して、パリティチェック
チャネルのパリティチェック処理を行うもので、パリテ
ィ挿入検出手段65と、パリティチェック手段66の2
つの手段で構成されている。パリティ挿入検出手段65
は、送信側から伝送されたユニークワードからパリティ
挿入に関する情報を検出し、検出された情報の種類に従
って後述する分離部13′に関する分離制御の指示を出
力するものである。具体的には、送信側からパリティ通
知のユニークワードを受け取ると、ユニークワード中に
含まれる空きチャネルの識別子とパリティチェックチャ
ネルの識別子からなるパリティチェック用分離の指示を
分離部13′に出力し、送信側からパリティ解除通知の
ユニークワードを受け取ると、ユニークワード中に含ま
れる空きチャネルの識別子とパリティチェックチャネル
の識別子からなる通常分離の指示を分離部13′に出力
する。
【0065】パリティチェック手段66は、分離部1
3′から入力される受信データ及びパリティビットのデ
ータを用いて誤り検出及び誤り訂正の処理を行い、誤り
訂正後のデータを出力する手段である。尚、誤り検出及
び誤り訂正の処理方法については、送信機で行われた誤
り検出及び誤り訂正符号の作成方法に対応する検出及び
訂正方法である。また、通常から誤り検出又は訂正のロ
ジックが組み込まれているような場合には、送信機で空
きチャネルが検出されたときには、その訂正能力を向上
させた誤り訂正符号に切り替えるようにし、増加した符
号分を空きチャネルで伝送し、受信側では切り替えられ
た誤り訂正符号に対応する誤り訂正処理を行うようにし
てもかまわない。
【0066】分離部13′は、一般的な分離の制御に加
え、本発明の分離部13′では、受信したユニークワー
ドを制御部17′のパリティ挿入検出手段65に出力
し、パリティ挿入検出手段65からのパリティチェック
用分離の指示又は通常分離の指示に従って、分離方法の
制御を行うものである。具体的には、パリティ挿入検出
手段65から空きチャネルの識別子とパリティチェック
チャネルの識別子からなるパリティチェック用分離の指
示を受け取ると、当該情報に従って、パリティチェック
チャネルのデータと空きチャネルのデータ(パリティビ
ット)をパリティチェック手段66に出力し、パリティ
チェック手段66におけるパリティチェック処理結果の
データを入力してパリティチェックチャネルのデータと
して分離出力する。また、空きチャネルの識別子とパリ
ティチェックチャネルの識別子からなる通常分離の指示
を受け取ると、空きチャネルとパリティチェックチャネ
ルのそれぞれのデータを通常通り分離してD/A変換部
12′に出力するようになっている。
【0067】次に、本発明の第2の音声信号伝送システ
ムの動作について、図4,図5,図6を使って説明す
る。本発明の第2の音声信号伝送システムでは、通常は
従来と同様に、送信機で各音声入力系のマイク1-1〜1
-Nから音声が入力され、A/D変換部2′で各々ADP
CM符号化されて符号化音声データが多重化部3で各チ
ャネルに時分割多重化されて、変調部4、増幅部5、ア
ンテナ6を介して無線送信され、受信機において、無線
信号はアンテナ16、受信部15、復調部14を介して
受信され、分離部13で各チャネル毎に各音声系に分離
され、D/A変換部12′で各音声符号化データがAD
PCM復号化器30でADPCM復号されて音声信号と
なり、各スピーカ11から音声が出力される。
【0068】この時、本発明の送信機では、各音声入力
系のADPCM符号化器20から出力される符号化音声
データを制御部7′の空きチャネル検出手段70で監視
し、音声入力のない音声入力系、すなわち空きチャネル
を検出する。例えば、図4に示すように、音声入力系-2
(マイク1-2)からの音声入力がなくなると、空きチャ
ネル検出手段70で空きチャネル(2ch)が検出さ
れ、空きチャネル検出信号がパリティ挿入手段73に出
力される。
【0069】パリティ挿入手段73では、パリティチェ
ックを行うパリティチェックチャネルが決定され(例え
ば、図4では1chとしている)、まず受信側にパリテ
ィ挿入を通知するパリティ通知指示が多重化部3″に出
力され、多重化部3″によって空きチャネルの識別子
(2ch)とパリティチェックチャネル(1ch)の識
別子とを含むパリティ通知用ユニークワードが変調部
4、増幅部5、アンテナ6を介して送信される。
【0070】そして、パリティ通知用ユニークワード
は、受信機において、アンテナ16、受信部15、復調
部14を介して受信され、分離部13′から制御部1
7′のパリティ挿入検出手段65に出力されて、パリテ
ィ挿入検出手段65でパリティ通知用ユニークワードに
含まれる空きチャネルの識別子(2ch)とパリティチ
ェックチャネルの識別子(1ch)が検出され、分離部
13′でパリティチェックチャネル(1ch)のデータ
と空きチャネル(2ch)のデータ(パリティビット)
でパリティチェックの準備が為される。
【0071】そのころ、送信機では、パリティ挿入手段
73でパリティチェックチャネル(1ch)の音声符号
化データに対してパリティビットが生成され、多重化部
3″で、空きチャネル(2ch)にパリティビットが多
重化されて、変調部4、増幅部5、アンテナ6を介して
無線送信されることになる。
【0072】そして、受信機においては、パリティチェ
ックの準備がなされているので、分離部13′で1ch
のデータと2chのデータ(パリティビット)がパリテ
ィチェック手段66に出力され、パリティチェック手段
66で誤り訂正処理がなされ、訂正結果が分離部13′
によって、1chの情報として音声系-1に分離出力さ
れ、音声系-1の音声符号化データがADPCM復号化器
30-1で音声信号となり、スピーカ11-3から音声が出
力されることになる。
【0073】そして、送信機において、空きチャネルと
なっていた音声系-2で音声入力があり、マイク1-2から
音声が入力され、ADPCM符号化器20-2を介して音
声符号化データが出力されると、空きチャネル検出手段
70で音声入力が検出されて空きチャネル解除信号がパ
リティ挿入手段73に出力され、パリティ開始の時と同
様に、パリティ解除通知指示が多重化部3″に出力さ
れ、多重化部3″によって空きチャネルの識別子(2c
h)とパリティチェックチャネルの識別子(1ch)と
を含むパリティ解除通知用ユニークワードが送信され
る。
【0074】そして、パリティ解除通知用ユニークワー
ドは、受信機で受信され、分離部13′から制御部1
7′のパリティ挿入検出手段65に出力されて、パリテ
ィ挿入検出手段65でパリティ解除通知用ユニークワー
ドに含まれる空きチャネルの識別子(2ch)とパリテ
ィチェックチャネルの識別子(1ch)に従って、分離
部13′に空きチャネル(2ch)を用いたパリティチ
ェックチャネル(1ch)のパリティビット挿入解除指
示が出力されて、分離部13′では通常の分離に戻す準
備がなされる。
【0075】そして、送信機では、パリティチェックチ
ャネル(1ch)に対してパリティチェックのための符
号を生成することなく、通常通り各音声入力系を各チャ
ネルに時分割多重化する動作に戻ることになる。
【0076】本発明の第2の実施の形態に係る音声信号
伝送方法によれば、複数の音声信号を入力し、各々AD
PCM方式で符号化し、時分割多重化して伝送する際
に、音声入力がないチャネルがあると、そのチャネルが
空きチャネルとなるので、他のチャネルの音声符号化デ
ータに対して誤り訂正処理を施せるように誤り訂正符号
(パリティビット)を生成し、空きチャネルを用いてパ
リティビットを送信し、受信側で当該パリティビットを
用いて誤り訂正処理を行うので、空きチャネルの発生状
況に応じて誤り訂正処理を施せるようにして、伝送帯域
を有効に利用して、伝送品質を向上できる効果がある。
【0077】本発明の第2の実施の形態に係る音声信号
伝送システムによれば、複数の音声信号をマイク1から
入力し、各々ADPCM符号化器20でADPCM符号
化し、多重化部3で時分割多重化して伝送する際に、音
声入力がない空きチャネルを制御部7の空きチャネル検
出手段70で検出し、パリティ挿入手段73で任意のチ
ャネルの音声符号化データに関するパリティビットを生
成し、空きチャネルを用いてパリティビットを多重化し
て送信し、受信機で受信したパリティビットを用いて誤
り訂正処理を行うので、チャネルの空き状況に応じて誤
り訂正処理を行えるようにして、伝送帯域を有効に利用
し、伝送品質を向上できる効果がある。
【0078】また、本発明の第2の実施の形態にかかる
音声信号伝送システムによれば、送信側の空きチャネル
検出手段70で空きチャネルを検出し、パリティ挿入手
段73でパリティチェックチャネルを決定すると、空き
チャネル及び決定したパリティチェックチャネルの情報
を含むパリティ通知用のユニークワードで受信機に通知
し、受信機側では、パリティ通知に従って空きチャネル
のパリティビットを用いてパリティチェックチャネルの
データの誤り訂正処理を施し、訂正結果のデータを分離
出力とするので、チャネルの空き状況に応じてパリティ
ビットを生成するチャネルを決定し、受信側の誤り訂正
処理も同期して施されるので、空きチャネルが多いとき
は、空きチャネル数に対応する数のチャネルで誤り訂正
が施されることになり、伝送帯域を有効に利用し、伝送
品質を向上できる効果がある。
【0079】また、通常から誤り検出又は訂正のロジッ
クが組み込まれているような場合には、送信機で空きチ
ャネルが検出されたときには、その訂正能力を向上させ
た誤り訂正符号に切り替えるようにし、増加した符号分
を空きチャネルで伝送し、受信側では切り替えられた誤
り訂正符号に対応する誤り訂正能力の高い誤り訂正処理
を行うので、空きチャネル数に対応する数のチャネルで
誤り訂正能力の高い誤り訂正が施されることになり、伝
送帯域を有効に利用し、伝送品質を向上できる効果があ
る。
【0080】尚、上記説明では、送信機と受信機を別々
の構成として説明したが、送信機の構成及び受信機の構
成双方を兼ね備えた送受信機であっても構わず、双方の
構成を兼ね備えた送受信機間で音声の送受信が行われれ
ば同様の効果を生み出すことができるものである。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、空きチャネルを検出す
ると、任意の入力音声信号の符号化方式を適応差分パル
ス符号変調方式からパルス符号変調方式に切り替え、増
加したビット分を空きチャネルで伝送する音声信号伝送
方法としているので、空きチャネルの発生状況に応じて
符号化方式を切り替えて符号化精度を向上し、伝送帯域
を有効に利用して、伝送品質を向上できる効果がある。
【0082】本発明によれば、空きチャネルを検出する
と、任意のチャネルの誤り訂正符号を生成し、前記誤り
訂正符号により増加したビット分を前記空きチャンネル
で伝送し、受信側で誤り訂正を行う音声信号伝送方法と
しているので、空きチャネルの発生状況に応じて誤り訂
正処理を施せるようにして、伝送帯域を有効に利用し
て、伝送品質を向上できる効果がある。
【0083】本発明によれば、送信機において、送信切
替制御手段が空きチャネルを検出し、空きチャネルを割
り振る割り振りチャネルを決定し、空きチャネル及び割
り振りチャネルの情報を受信側に通知し、割り振りチャ
ネルの切替手段に切替指示を出力すると共に、割り振り
チャネル及び空きチャネルを指示する多重化切替指示を
出力し、割り振りチャネルの切替手段が音声信号を符号
化する手段をADPCM符号化手段からPCM符号化手
段に切り替え、多重化送信手段が割り振りチャネルと空
きチャネルを用いて割り振りチャネルのデータを多重化
して符号化音声データを送信し、受信機においては、受
信切替制御手段が送信機からの空きチャネル及び割り振
りチャネルの情報を検知し、割り振りチャネルの切替手
段に切替指示を出力すると共に、空きチャネル及び割り
振りチャネルを指示する分離切替指示を分離手段に出力
し、割り振りチャネルの切替手段が分離された符号化音
声データを復号化する手段をADPCM復号化手段から
PCM復号化手段に切り替え、分離手段が、空きチャネ
ルと割り振りチャネルのデータを割り振りチャネルのデ
ータとして分離する音声信号伝送システムとしているの
で、空きチャネルの発生状況に応じて符号化方式を切り
替えて符号化精度を向上し、伝送帯域を有効に利用し
て、伝送品質を向上できるものである。
【0084】本発明によれば、送信機において、パリテ
ィ送信制御手段が空きチャネルを検出し、誤り訂正を施
すパリティチェックチャネルを決定し、空きチャネル及
び前記パリティチェックチャネルの情報を受信側に通知
し、パリティチェックチャネルの誤り訂正符号を生成し
て出力し、空きチャネルを指示する多重化切替指示を出
力し、多重化送信手段が多重化切替指示に従い空きチャ
ネルに誤り訂正符号を多重化して音声データを送信し、
受信機においては、パリティ受信制御手段が送信機から
の空きチャネル及びパリティチェックチャネルの情報を
検知し、パリティチェックチャネルを指定するパリティ
切替指示を出力し、パリティチェックチャネルのデータ
と空きチャネルのデータを用いて誤り訂正処理を行って
誤り訂正後のデータを出力し、受信分離手段が、パリテ
ィ受信制御手段からのパリティ切替指示を入力すると、
パリティ受信制御手段から出力される誤り訂正後のデー
タをパリティチェックチャネルのデータとして分離出力
する音声信号伝送システムとしているので、空きチャネ
ルの発生状況に応じて誤り訂正処理を施せるようにし
て、伝送帯域を有効に利用して、伝送品質を向上できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る音声信号伝送
方法の概略を示す説明図である。
【図2】本発明に係る第1の音声信号伝送システムの送
信機の構成ブロック図である。
【図3】本発明に係る第1の音声信号伝送システムの受
信機の構成ブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る音声信号伝送
方法の概略を示す説明図である。
【図5】本発明に係る第2の音声信号伝送システムの送
信機の構成ブロック図である。
【図6】本発明に係る第2の音声信号伝送システムの受
信機の構成ブロック図である。
【図7】従来の音声伝送システムの送信機の概略構成を
示すブロック図である。
【図8】従来の音声伝送システムの送信機の動作の概要
を説明する説明図である。
【符号の説明】
1…マイク、 2,2′…A/D変換部、 3,3′…
多重化部、 4…変調部、 5…増幅部、 6…アンテ
ナ、 7,7′…制御部、 11…スピーカ、12,1
2′…D/A変換部、 13、13′…分離部、 14
…復調部、15…受信部、 16…アンテナ、 17,
17′…制御部、 20…ADPCM符号化器、 21
…PCM符号化器、 22…スイッチ、 23…スイッ
チ、30…ADPCM復号化器、 31…PCM復号化
器31、 32…スイッチ、 33…スイッチ、 60
…切替検出手段、 61…SW制御手段、 65…パリ
ティ挿入検出手段、 66…パリティチェック手段、
70…空きチャネル検出手段、 71…チャネル切替手
段、 72…SW制御手段、 73…パリティ挿入手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 29/04 G10L 9/18 B 5K041 C H04L 13/00 303B (72)発明者 中村 聡 東京都中野区東中野三丁目14番20号 株式 会社日立国際電気内 Fターム(参考) 5D045 DA02 5J064 AA01 AA02 AA05 BA01 BA05 BB08 BB12 BC14 BC25 BD02 5K014 AA01 BA02 HA10 5K028 AA01 AA11 FF04 KK01 RR04 SS05 SS15 5K034 AA01 AA05 BB04 CC05 HH16 HH63 JJ23 5K041 CC01 EE53 FF02 FF32 GG03 HH24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した複数の音声信号を各々適応差分
    パルス符号変調方式で符号化し、前記符号化された各符
    号化音声データを複数チャネルに時分割多重化して伝送
    する音声信号伝送方法であって、空きチャネルを検出す
    ると、任意の入力音声信号の符号化方式をパルス符号変
    調方式に切り替え、増加したビット分を前記空きチャネ
    ルで伝送することを特徴とする音声信号伝送方法。
  2. 【請求項2】 入力した複数の音声信号を各々符号化
    し、前記符号化された各符号化音声データを複数チャネ
    ルに時分割多重化して伝送する音声信号伝送方法であっ
    て、空きチャネルを検出すると、任意のチャネルの誤り
    訂正符号を生成し、前記誤り訂正符号により増加したビ
    ット分を前記空きチャンネルで伝送し、受信側で誤り訂
    正を行うことを特徴とする音声信号伝送方法。
  3. 【請求項3】 複数の音声信号を入力し、前記各音声信
    号を符号化し、前記符号化された各符号化音声データを
    複数チャネルに時分割多重化して音声データを送信する
    送信機と、前記送信された音声データを受信し、時分割
    で分離し、各々復号化して音声出力する受信機とを有す
    る音声信号伝送システムであって、 前記送信機が、音声信号を入力する複数の音声入力手段
    と、前記各音声入力手段に対して組になるように配置さ
    れ、前記音声信号を適応差分パルス符号変調方式で符号
    化するADPCM符号化手段と前記音声信号をパルス符
    号変調方式で符号化するPCM符号化手段と、通常は前
    記音声信号を符号化する手段をADPCM符号化手段と
    し切替指示が入力されるとPCM符号化手段に切り替え
    る切替手段とを具備する音声符号化手段と、空きチャネ
    ルを検出し、前記空きチャネルを割り振る割り振りチャ
    ネルを決定し、前記空きチャネル及び前記割り振りチャ
    ネルの情報を受信側に通知し、前記割り振りチャネルの
    切替手段に切替指示を出力すると共に、前記割り振りチ
    ャネル及び前記空きチャネルを指示する多重化切替指示
    を出力する送信切替制御手段と、通常は前記各音声符号
    化手段からの出力を予め割り当てられたチャネルに時分
    割多重化し、前記送信切替制御手段からの多重化切替指
    示に従い、前記割り振りチャネルと前記空きチャネルを
    用いて前記割り振りチャネルのデータを多重化して符号
    化音声データを送信する多重化送信手段とを有する送信
    機であり、 前記受信機が、符号化音声データを受信し、各チャネル
    を時分割で分離する受信分離手段と、分離された各符号
    化音声データに対して組になるように配置され、分離さ
    れた各符号化音声データを適応差分パルス復号変調方式
    で復号化するADPCM復号化手段と分離された各符号
    化音声データをパルス符号変調方式で復号化するPCM
    復号化手段と、通常は分離された符号化音声データを復
    号化する手段をADPCM復号化手段とし、切替指示が
    入力されるとPCM復号化手段に切り替える切替手段と
    を具備する音声復号化手段と、前記各復号化された音声
    再生信号を出力する複数の音声出力手段と、前記送信機
    からの空きチャネル及び割り振りチャネルの情報を検知
    し、前記割り振りチャネルの切替手段に切替指示を出力
    すると共に、前記空きチャネル及び前記割り振りチャネ
    ルを指示する分離切替指示を出力する受信切替制御手段
    とを具備し、前記受信分離手段が、通常は受信した符号
    化音声データを予め割り当てられたチャネルで分離し、
    前記受信切替制御手段からの分離切替指示に従い、前記
    空きチャネルと前記割り振りチャネルのデータを前記割
    り振りチャネルのデータとして分離する受信分離手段で
    ある受信機であることを特徴とする音声信号伝送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 複数の音声信号を入力し、前記各音声信
    号を符号化し、前記符号化された各符号化音声データを
    複数チャネルに時分割多重化して音声データを送信する
    送信機と、前記送信された音声データを受信し、時分割
    で分離し、各々復号化して音声出力する受信機とを有す
    る音声信号伝送システムであって、 前記送信機が、音声信号を入力する複数の音声入力手段
    と、前記各音声信号を符号化する符号化手段と、空きチ
    ャネルを検出し、誤り訂正を施すパリティチェックチャ
    ネルを決定し、前記空きチャネル及び前記パリティチェ
    ックチャネルの情報を受信側に通知し、前記パリティチ
    ェックチャネルの誤り訂正符号を生成して出力し、前記
    空きチャネルを指示する多重化切替指示を出力するパリ
    ティ送信制御手段と、前記符号化手段で符号化された複
    数チャネルの符号化音声データを時分割多重化すると共
    に、前記多重化切替指示に従い空きチャネルに前記誤り
    訂正符号を多重化して音声データを送信する多重化送信
    手段とを有する送信機であり、 前記受信機が、符号化音声データを受信し、各チャネル
    を時分割で分離する受信分離手段と、前記分離された各
    音声データを復号化する復号化手段と、前記復号化され
    た音声再生信号を出力する音声出力手段と、前記送信機
    からの空きチャネル及びパリティチェックチャネルの情
    報を検知し、前記パリティチェックチャネルを指定する
    パリティ切替指示を出力し、前記パリティチェックチャ
    ネルのデータと前記空きチャネルのデータを用いて誤り
    訂正処理を行って誤り訂正後のデータを出力するパリテ
    ィ受信制御手段とを具備し、前記受信分離手段が、通常
    は受信した符号化音声データを予め割り当てられたチャ
    ネルで分離し、前記パリティ受信制御手段からのパリテ
    ィ切替指示を入力すると、前記パリティ受信制御手段か
    ら出力される誤り訂正後のデータを前記パリティチェッ
    クチャネルのデータとして分離出力する受信分離手段で
    ある受信機であることを特徴とする音声信号伝送システ
    ム。
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