JP2008099135A - 電力線搬送通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路の大型化を抑制しつつ、コモンモード電流を抑制し、導体線からの不要な輻射を抑制することができる電力線搬送通信装置を提供する。
【解決手段】線路L1は、一端が二次巻線n12の一端に接続され、他端が送信信号処理部7に接続されている。線路L2は、一端が二次巻線n12の他端に接続され、他端が送信信号処理部7に接続されている。線路L1上には、線路L1のインピーダンスを調整するためのインピーダンス調整部15が接続されている。インピーダンス調整部15は、スイッチSWa、n(nは正数)個の抵抗Ra1〜Ran、及び操作部151を備えている。抵抗Ra1〜Ranは、並列接続されている。スイッチSWaは、例えばマルチプレクサから構成され、操作部151により受け付けられた操作入力に従って、抵抗Ra1〜Ranのうち、いずれか1の抵抗を線路L1に接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源供給及び通信信号の伝送に共用される一対の導体線を用いて通信を行う電力線搬送通信装置に関するものである。
電力線搬送通信装置は、電灯線(導体線)間にデファレンシャルモードの信号を重畳することで通信を行うが、電灯線の大地に対する平衡度が悪い場合、電灯線を流れる信号はコモンモード信号に変換され、電灯線から不要輻射となって放射される。また、近年、通信帯域が2MHz〜30MHzである高速の電力線搬送通信も普及しつつあるが、この帯域は短波ラジオ、船舶、アマチュア無線等の各種無線機器によって使用されているため、電灯線から放射されるノイズがこれらの無線機器へ影響を与えないように対策を講じる必要がある。
図4は、従来の電力線搬送通信用モデムの構成を示すブロック図である。図4に示すように従来の電力線搬送通信用モデムにおいては、コモンモードインピーダンスの充分大きなコモンモードチョークコイルを結合回路とプラグとの間に挿入し、コモンモード電流を充分小さくして平衡度を改善することがなされている。しかしながら、コモンモードチョークコイルのインピーダンスを充分に大きくするためには、コモンモードチョークコイルの巻線数を増大する必要があり、巻線数を増大するとコモンモード信号の減衰を招来すると共に、コモンモードチョークコイルの大型化を招来してしまう。
そこで、特許文献1では、電磁波の放射量を抑えることを目的として、導線の平衡度を検出する平衡度検出器と、平衡度検出器による検出結果に基づいて、平衡度を調整する平衡度調整回路とを備える送信装置が開示されている。
また、特許文献2では、通信帯域におけるコモンモード信号の減衰を防ぎつつ、通信線路の平衡度を改善して、通信線路から発生される放射ノイズを抑制することを目的として、3個のトランスを用いた平衡化回路が開示されている。
特開2004−80441号公報 特開2006−33421号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、電力線搬送通信用モデムの通信部と、電灯線へ電力線搬送通信信号を重畳する接続器との間に平衡度検出器を挿入して定数調整が行われ、定数調整後は平衡度検出器を取り外す必要があるため、家電機器の動作状態によって電灯線の平衡度が変化する、或いは使用するコンセントを変更する等によって頻繁に生じるコモンモード電流の変化に対応することができないという問題がある。
また、特許文献2の技術では、3個のトランスから構成されているため、3個のコアが必要となり、部品配置、及び筐体形状に与える制約が大きくなり、実用的ではないという問題を有している。
本発明の目的は、回路の大型化を抑制しつつ、コモンモード電流を抑制し、導体線から不要な輻射を抑制することができる電力線搬送通信装置を提供することである。
本発明による電力線搬送通信装置は、電源供給及び通信信号の伝送に共用される一対の導体線を介して他の電力線搬送通信装置との間で通信を行う電力線搬送通信装置であって、送信データを変調して送信信号を出力する変調部と、前記変調部から出力される送信信号を差動増幅する送信信号処理部と、前記送信信号処理部により差動増幅された送信信号を結合回路に伝送する第1及び第2の線路と、前記導体線から前記電力線搬送通信装置を絶縁すると共に、前記第1及び第2の線路により伝送された送信信号のうち、電力線搬送通信周波数の送信信号を前記導体線に伝達する結合回路と、前記第1の線路のインピーダンスを調整する第1のインピーダンス調整部と、前記結合回路に流れるコモンモード電流を検出するコモンモード電流検出部とを備えることを特徴とする(請求項1)。
この構成によれば、変調部から送信された送信信号は、送信信号処理部により差動増幅されて第1及び第2の線路を介して結合回路に出力され、結合回路により電力線搬送通信周波数の送信信号として出力される。そのため、コモンモード電流検出部により検出されるコモンモード電流が最小となるように第1の線路のインピーンスを調整することで、コモンモード電流を抑制することが可能となり、導体線からの不要な輻射を抑制することができる。また、3個のトランスを用いなくともコモンモード電流を抑制することができるため、回路の大型化を抑制することができる。
前記第2の線路のインピーダンスを調整する第2のインピーダンス調整部と、前記第1のインピーダンス調整部により調整されたインピーダンスと、第2のインピーダンス調整部により調整されたインピーダンスとの和が一定となるように、前記第1及び第2のインピーダンス調整部を連動させる連動部を更に備えることが好ましい(請求項2)。
この構成によれば、第1の線路に加えて第2の線路のインピーダンスも調整することができるため、コモンモード電流をより正確に最小にすることができる。更に、第1の線路のインピーダンスと第2の線路のインピーダンスとの和が一定となるように、第1及び第2の線路のインピーダンスが調整されるため、第1及び第2の線路から差動出力される送信信号のレベルを一定にすることができ、安定した電力線搬送通信を実現することができる。
前記コモンモード電流検出部により検出されたコモンモード電流が最小となるように前記第1及び第2のインピーダンス調整部を制御する制御部を更に備えることが好ましい(請求項3)。
この構成によれば、コモンモード電流が小さくなるように第1及び第2の線路のインピーダンスが自動調整されるため、頻繁に変化するコモンモード電流に速やかに対応することができる。
本発明によれば、回路の大型化を抑制しつつ、コモンモード電流を抑制し、導体線から不要な輻射を抑制することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1による電力線搬送通信装置1の構成を示すブロック図である。図1に示す電力線搬送通信装置1は、例えば100Vの商用交流電源電圧ACを供給する一対の導体線L,Nに接続された他の電力線搬送通信装置と通信を行うもので、接続端子2、接続端子3、コモンモードチョークコイル4、結合回路5、受信信号処理部6、送信信号処理部7、モデム部8、表示部9、コモンモード電流検出部10、I/F回路部11、インピーダンスアッパ12、電源部13、プラグ14、線路L1,L2、及びインピーダンス調整部(第1のインピーダンス調整部)15を備える。
接続端子2及び接続端子3は、プラグ14に設けられ、一対の導体線L,Nにそれぞれ接続するための外部接続端子である。
コモンモードチョークコイル4は、プラグ14と結合回路5との間に介設され、電力線搬送通信装置1におけるコモンモードノイズを遮断する。これにより、電力線搬送通信装置1で生じたコモンモードノイズが、導体線L,Nへ流出することが抑制され、輻射ノイズが低減される。すんわち、コモンモードチョークコイル4は、フェライトコアに巻回された3つの巻線n1〜n3から構成され、巻線n1及び巻線n2はコモンモードノイズを遮断し、巻線n3は結合回路5を流れる電流に含まれるコモンモード電流を検出し、コモンモード電流検出部10に出力する。
結合回路5は、コンデンサC1,C2と、トランスT1とを備えている。コンデンサC1,C2は、商用電源周波数に対しては充分に高いインピーダンスを有し、電力線搬送通信周波数(例えば2MHz〜30MHz)では充分に低いインピーダンスを有する。トランスT1は、導体線L,Nから電力線搬送通信装置1を絶縁すると共に、電力線搬送通信周波数の信号を伝達する。トランスT1の一次巻線n11は、一端がコンデンサC1及び巻線n1を介して接続端子2に接続され、他端が、コンデンサC2及び巻線n2を介して接続端子3に接続されている。そして、トランスT1の二次巻線n12は、受信信号処理部6を介してモデム部8に接続されていると共に、送信信号処理部7を介してモデム部8に接続されている。
受信信号処理部6は、二次巻線n12に生じた信号をモデム部8で処理可能な信号形態に変換し、受信信号Rxとしてモデム部8に出力する。
送信信号処理部7は、モデム部8から出力される送信信号Txを電力線搬送通信用の信号形態に変換し、結合回路5に出力する。具体的には、送信信号処理部7は、モデム部8から出力される送信信号Txから電力線搬送通信周波数(例えば2MHz〜30MHz)の信号を通過させる帯域通過フィルタと、帯域通過フィルタにより通過された送信信号Txを差動増幅する差動増幅器等を備える。
線路L1は、一端が二次巻線n12の一端に接続され、他端が送信信号処理部7に接続され、送信信号処理部7から差動増幅された一方の送信信号Txを伝送する。線路L2は、一端が二次巻線n12の他端に接続され、他端が送信信号処理部7に接続され、送信信号処理部7から差動増幅された他方の送信信号Txを伝送する。線路L1上には、線路L1のインピーダンスを調整するためのインピーダンス調整部15が接続されている。また、線路L2上には、抵抗Rbが接続されている。
インピーダンス調整部15は、スイッチSWa、n(nは正数)個の抵抗Ra1〜Ran、及び操作部151を備えている。抵抗Ra1〜Ranは、並列接続されている。スイッチSWaは、例えばマルチプレクサから構成され、操作部151により受け付けられた操作入力に従って、抵抗Ra1〜Ranのうち、いずれか1の抵抗を線路L1に接続する。
操作部151は、例えばロータリースイッチから構成され、ユーザは、ロータリースイッチを操作することにより、線路L1のインピーダンスを設定する。ここで、操作部151は、抵抗Rbの値を中心として線路L1のインピーダンスを設定可能に構成することが、ユーザの操作性を向上させるうえで好ましい。
モデム部8は、変調部と復調部とを備え、変調部は、I/F回路部11を介して接続されたパーソナルコンピュータ等の外部接続装置から出力された送信データを変調して送信信号Txを生成し、送信信号処理部7に出力し、復調部は、受信信号処理部6から出力される受信信号Rxを復調して受信データを取得し、I/F回路部11を介して外部接続装置に出力する。
コモンモード電流検出部10は、結合回路5に流れるコモンモード電流を検出する。すなわち、コモンモード電流検出部10は、巻線n3により誘起されたコモンモード電流のレベルに応じた電圧を、表示部9に適したレベルに増幅して表示部9に出力する。表示部9は、例えばLEDによる表示器(7セグメントLED等)から構成され、コモンモード電流検出部10により検知されたコモンモード電流のレベルを表示し、コモンモード電流のレベルをユーザに報知する。なお、表示部9は、コモンモード電流の大きさが目視できるものであればよく、LEDによる表示器に限定されず、液晶表示器等を用いても良い。
I/F回路部11は、通信ケーブルを介して接続された外部接続装置との間で100BASE−TXなどの規格に準拠したデータ伝送を行うインターフェイス回路である。
電源部13は、電力線搬送通信周波数の信号、例えば2MHz〜30MHzの信号に対して高インピーダンスになるインピーダンスアッパ12を介して接続端子2,3に接続されている。そして、電源部13は、商用交流電源から導体線L,Nを介して接続端子2,3へ供給された電源電圧を、インピーダンスアッパ12を介して取得し、この電源電圧に基づき電力線搬送通信装置1内の各部へ動作用の電力を供給する。この場合、インピーダンスアッパ12によって、電力線搬送通信周波数の信号に対する電源部13の入力インピーダンスが増大されるので、電源部13によって、通信信号に対する導体線L,Nのインピーダンスが低下して通信信号が減衰することが低減される。
プラグ14は、接続端子2としての栓刃と、接続端子3としての栓刃とを備え、電源タップと接続されることで、接続端子2と導体線Lとを電気的に接続すると共に、接続端子3と導体線Nとを電気的に接続する。
次に、電力線搬送通信装置1の動作について説明する。導体線L,Nの平衡度が高い場合は、デファレンシャルモード電流のみがコモンモードチョークコイル4に流れるため、コモンモードチョークコイル4の巻線n3には電圧が誘起されない。すなわち、コモンモード電流検出部10によりコモンモード電流は検出されず、表示部9にはコモンモード電流のレベルが0と表示される。
一方、導体線L,Nの平衡度が低くコモンモード電流が流れる場合、コモンモードチョークコイル4の巻線n3にコモンモード電流の大きさに比例した電圧が誘起される。巻線n3に誘起した電圧は、コモンモード電流検出部10によって増幅され、表示部9に出力され、表示部9はコモンモード電流のレベルを表示する。
そして、ユーザは、表示部9の表示内容を確認しながら、コモンモード電流のレベルが最小となるように、操作部151を操作して、線路L1のインピーダンスを設定する。
以上説明したように、電力線搬送通信装置1によれば、電力線搬送通信装置1を接続するコンセントを変更した場合でも、表示部9の表示内容を確認しながらコモンモード電流が最小となるように線路L1のインピーダンスを設定することができるため、使用環境に応じて放射ノイズを最小限にすることが可能である。
インピーダンス調整部15は線路L1のみに接続されているため、部品点数を削減することが可能となり、電力線搬送通信装置を小型化することが可能となる。
(実施の形態2)
図2は、実施の形態2による電力線搬送通信装置1aの構成を示すブロック図である。実施の形態2による電力線搬送通信装置1aは、実施の形態1による電力線搬送通信装置1において、抵抗Rbに代えてインピーダンス調整部16を採用したことを特徴とする。
インピーダンス調整部16は、スイッチSWb、n個の抵抗Rb1〜Rbn、及び操作部161を備えている。抵抗Rb1〜Rbnは、並列接続されている。スイッチSWbは、例えばマルチプレクサから構成され、操作部161により受け付けられた操作入力に従って、抵抗Rb1〜Rbnのうち、いずれか1の抵抗を線路L2に接続する。操作部161は、インピーダンス調整部15の操作部151と同一構成である。
また、連動部17は、線路L1のインピーダンスz1と線路L2のインピーダンスz2との和(z1+z2)が一定となるように操作部151と操作部161とを連動させる。
例えば、連動部17は、線路L1のインピーダンスが12Ωに設定された場合、線路L2のインピーダンスが8Ωに設定されるように操作部151と操作部161とを連動させる。また、連動部17は、線路L1のインピーダンスが10Ωに設定された場合、線路L2のインピーダンスが10Ωに設定されるように操作部151と操作部161とを連動させる。これにより、線路L1のインピーダンスと線路L2のインピーダンスとの和を一定の値である20Ωにすることができる。
このように、インピーダンス調整部15とインピーダンス調整部16とは、線路L1の利得と線路L2の利得との和が一定になるように、線路L1,L2のインピーダンスを設定するため、線路L1,L2から差動出力される送信信号のレベルを一定に保つことが可能となり、安定した通信を実現することが可能となる。また、ユーザは操作部151と操作部161との各々を個別に操作する必要がなくなり、インピーダンス調整の操作性を向上させることができる。なお、連動部17は、線路L1,L2のインピーダンスの和が20Ωとなるように操作部151,161とを連動させたが、これは一例にすぎず、線路L1,L2のインピーダンスの和が20Ω以外の値で一定となるように、操作部151と操作部161とを連動させてもよい。
(実施の形態3)
図3は、実施の形態3による電力線搬送通信装置1bの構成を示すブロック図である。実施の形態3による電力線搬送通信装置1bは、コモンモード電流が最小となるようにインピーダンス調整部15とインピーダンス調整部16とを制御することを特徴とする。
スイッチSWaは、制御部18からの電気信号のレベルに応じて抵抗Ra1〜Ranのうち、いずれか1の抵抗を線路L1に接続する。スイッチSWbは、制御部18からの電気信号のレベルに応じて抵抗Rb1〜Rbnのうち、いずれか1の抵抗を線路L2に接続する。
制御部18は、CPU、ROM、RAM等を備え、コモンモード電流検出部10により検出されたコモンモード電流のレベルを示す電圧値をA/D変換して取り込み、コモンモード電流をモニタし、コモンモード電流が最小となるように、インピーダンス調整部15,16の各々のインピーダンスを設定する。
具体的には、制御部18は、コモンモード電流のレベルと、コモンモード電流のレベルに応じて予め定められたインピーダンス調整部15,16の各々のインピーダンスとを関連付けて記憶する設定テーブルを記憶しており、この設定テーブルに従って、抵抗Ra1〜Ranの中から1の抵抗を線路L1に接続すると共に、抵抗Rb1〜Rbnの中からいずれか1の抵抗を線路L2に接続する。
ここで、設定テーブルは、インピーダンス調整部15,16の各々のインピーダンスの和を一定に保ち、かつ、コモンモード電流のレベルを最小とするような、コモンモード電流のレベルに応じたインピーダンス調整部15,16の各々のインピーダンスを記憶している。
そのため、制御部18は、コモンモード電流のレベルから、そのレベルに応じて、予め定められたインピーダンスを有する抵抗を線路L1,L2に接続することで、コモンモード電流のレベルを最小にすることができる。
このように、電力線搬送通信装置1bによれば、コモンモード電流をモニタし、コモンモード電流の大きさが最小となるように、インピーダンス調整部15,16を自動制御するため、ユーザが設定作業を行はなくとも、コモンモード電流のレベルを最小にすることができる。また、導体線の平衡度に応じてコモンモード電流のレベルが頻繁に変化しても、この変化に対して速やかに対応することが可能となり、導体線からの不要な輻射を抑制すると共に安定した電力線搬送通信を実現することができる。
なお、図1に示す電力線搬送通信装置1において、図3に示す制御部18を設け、インピーダンス調整部15を自動制御する構成を採用してもよい。また、図2,図3では2つのスイッチSWa,SWbを用いているが、1つのスイッチでインピーダンス調整部15,16の各々の抵抗Ra1〜Ran,Rb1〜Rbnを切り換えるようにしてもよい。
実施の形態1による電力線搬送通信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2による電力線搬送通信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3による電力線搬送通信装置の構成を示すブロック図である。 従来の電力線搬送通信装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1〜1b 電力線搬送通信装置
2,3 接続端子
4 コモンモードチョークコイル
5 結合回路
6 受信信号処理部
7 送信信号処理部
8 モデム部
9 表示部
10 コモンモード電流検出部
15,16 インピーダンス調整部
17 連動部
18 制御部
151,161 操作部
L,N 導体線
L1,L2 線路
Ra1〜Ran 抵抗
Rb1〜Rbn 抵抗
SWa,SWb スイッチ

Claims (3)

  1. 電源供給及び通信信号の伝送に共用される一対の導体線を介して他の電力線搬送通信装置との間で通信を行う電力線搬送通信装置であって、
    送信データを変調して送信信号を出力する変調部と、
    前記変調部から出力される送信信号を差動増幅する送信信号処理部と、
    前記送信信号処理部により差動増幅された送信信号を結合回路に伝送する第1及び第2の線路と、
    前記導体線から絶縁すると共に、前記第1及び第2の線路により伝送された送信信号のうち、電力線搬送通信周波数の送信信号を前記導体線に伝達する結合回路と、
    前記第1の線路のインピーダンスを調整する第1のインピーダンス調整部と、
    前記結合回路に流れるコモンモード電流を検出するコモンモード電流検出部とを備えることを特徴とする電力線搬送通信装置。
  2. 前記第2の線路のインピーダンスを調整する第2のインピーダンス調整部と、
    前記第1のインピーダンス調整部により調整されたインピーダンスと、第2のインピーダンス調整部により調整されたインピーダンスとの和が一定となるように、前記第1及び第2のインピーダンス調整部を連動させる連動部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送通信装置。
  3. 前記コモンモード電流検出部により検出されたコモンモード電流が最小となるように前記第1及び第2のインピーダンス調整部を制御する制御部を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の電力線搬送通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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