JP2008099047A - 画素レベル検出回路 - Google Patents

画素レベル検出回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2008099047A
JP2008099047A JP2006279382A JP2006279382A JP2008099047A JP 2008099047 A JP2008099047 A JP 2008099047A JP 2006279382 A JP2006279382 A JP 2006279382A JP 2006279382 A JP2006279382 A JP 2006279382A JP 2008099047 A JP2008099047 A JP 2008099047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
pixel
time
signal
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006279382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4869014B2 (ja
Inventor
Yoshifumi Mizuhara
善史 水原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2006279382A priority Critical patent/JP4869014B2/ja
Publication of JP2008099047A publication Critical patent/JP2008099047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4869014B2 publication Critical patent/JP4869014B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【構成】サンプルホールド回路22aおよび22bはそれぞれ、CCDイメージャ16から出力された画素信号の基準レベルおよび信号レベルを検出する。検出された基準レベルおよび信号レベルの差分を示す差分レベル信号は、演算回路24から出力される。CPU42は、CCDイメージャ16の動作モードおよびVGA26の設定ゲインを参照して、上述の基準レベルから信号レベルへの変化を示すエッジの鮮鋭度を判別する。サンプルホールド回路22aおよび22bのレベル検出時期は、判別された鮮鋭度が高いほど互いに近づけられる。
【効果】差分レベル信号を正確に検出することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、画素レベル検出回路に関し、特にたとえば電子カメラに適用され、撮像装置から出力された画素信号の基準レベルおよび光強度レベルの差分を検出する、画素レベル検出回路に関する。
従来のこの種の回路の一例が、特許文献1に開示されている。この従来技術によれば、SHPパルスおよびSHDパルスがタイミングジェネレータからCDS/AGC回路に与えられる。CDS/AGC回路にはまた、CCDイメージセンサによって生成された撮像信号がケーブルを介して与えられる。撮像信号は、CDS/AGC回路において、SHPパルスおよびSHDパルスに基づく相関二重サンプリング処理を施される。SHPパルスおよびSHDパルスの発生タイミングはケーブルに設けられた抵抗に印加される電圧値に基づいて補正され、これによって的確な相関二重サンプリング処理が可能となる。
特開平10−32747号公報[H04N 5/232, 5/225, 7/18]
しかし、従来技術では、SHPパルスの立ち上がりがプリチャージ期間の中央に合わせられ、かつSHDパルスの立ち上がりがデータ期間の中央に合わせられるように、SHPパルスおよびSHDパルスの発生タイミングが調整される。このため、SHPパルスの立ち上がりタイミングとSHDパルスの立ち上がりタイミングとの間には、相応の時間差が生じる。すると、高周波ノイズがSHPパルスおよびSHDパルスのいずれか一方の立ち上がりタイミングにおいてのみ発生し、プリチャージレベル(基準レベル)およびデータレベル(信号レベル)の差分の検出精度が低下する可能性がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、基準レベルおよび光強度レベルの差分を検出する精度の低下を抑制することができる、画素レベル検出回路を提供することである。
請求項1の発明に従う画素レベル検出回路(20, 40, 42:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、撮像手段(16)から出力された画素信号のレベルを基準レベルから信号レベルへの変化を示すエッジが現れる前の第1時期に検出する第1検出手段(22a)、撮像手段から出力された画素信号のレベルをエッジが現れた後の第2時期に検出する第2検出手段(22b)、第1検出手段によって検出されたレベルと第2検出手段によって検出されたレベルとの差分を示す差分レベル信号を出力する出力手段(24)、エッジの鮮鋭度を判別する判別手段(S23, S29, S31, S37)、および判別手段によって判別された鮮鋭度が高いほど第1時期および第2時期を互いに近づける制御手段(S25, S27, S33, S35, S39, S41)を備える。
第1検出手段は、撮像手段から出力された画素信号のレベルを、基準レベルから信号レベルへの変化を示すエッジが現れる前の第1時期に検出する。また、第2検出手段は、撮像手段から出力された画素信号のレベルを、上述のエッジが現れた後の第2時期に検出する。第1検出手段によって検出されたレベルと第2検出手段によって検出されたレベルとの差分を示す差分レベル信号は、出力手段によって出力される。上述のエッジの鮮鋭度は、判別手段によって判別される。制御手段は、判別手段によって判別された鮮鋭度が高いほど、第1時期および第2時期を互いに近づける。
第1時期および第2時期はそれぞれ、基準レベルから信号レベルへの変化を示すエッジの前後に割り当てられる。エッジの鮮鋭度が低ければ第1時期および第2時期は互いに遠ざけられ、エッジの鮮鋭度が高ければ第1時期および第2時期は互いに近づけられる。
エッジの鮮鋭度が低いときに第1時期および第2時期を互いに遠ざけることで、エッジの鈍化に起因する差分レベル信号の精度の低下を抑制することができる。また、エッジの鮮鋭度が高いときに第1時期および第2時期を互いに近づけることで、高周波ノイズの発生に起因する差分レベル信号の精度の低下を抑制することができる。
請求項2の発明に従う画素レベル検出回路は、請求項1に従属し、判別手段は撮像手段から出力された画素信号によって再現される画像の解像度を判別する解像度判別手段(S23, S31, S37)を含み、制御手段は解像度判別手段によって判別された解像度が高いほど第1時期を第2時期に近づける第1時期制御手段(S25, S27)を含む。
請求項3の発明に従う画素レベル検出回路は、請求項2に従属し、判別手段は撮像手段から出力された画素信号を形成する信号レベルの大きさを判別するレベル判別手段(S29)をさらに含み、制御手段はレベル判別手段によって判別された大きさが小さいほど第2時期を第1時期に近づける第2時期制御手段(S33, S35, S39, S41)をさらに含む。
請求項4の発明に従う電子カメラ(10)は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画素レベル検出回路を備える。
請求項5の発明に従う画素検出プログラムは、撮像手段から出力された画素信号のレベルを基準レベルから信号レベルへの変化を示すエッジが現れる前の第1時期に検出する第1検出手段(22a)、撮像手段から出力された画素信号のレベルをエッジが現れた後の第2時期に検出する第2検出手段(22b)、および第1検出手段によって検出されたレベルと第2検出手段によって検出されたレベルとの差分を示す差分レベル信号を出力する出力手段(24)を備える画素レベル検出回路のプロセサ(46)に、エッジの鮮鋭度を判別する判別ステップ(S23, S29, S31, S37)、および判別手段によって判別された鮮鋭度が高いほど第1時期および第2時期を互いに近づける制御ステップ(S25, S27, S33, S35, S39, S41)を実行させるための、画素レベル検出プログラムである。
請求項1の発明と同様、差分レベル信号の精度の低下を抑制することができる。
請求項6の発明に従う画素レベル検出方法は、撮像手段から出力された画素信号のレベルを基準レベルから信号レベルへの変化を示すエッジが現れる前の第1時期に検出する第1検出手段(22a)、撮像手段から出力された画素信号のレベルをエッジが現れた後の第2時期に検出する第2検出手段(22b)、および第1検出手段によって検出されたレベルと第2検出手段によって検出されたレベルとの差分を示す差分レベル信号を出力する出力手段(24)を備える画素レベル検出回路によって実行される画素レベル検出方法であって、エッジの鮮鋭度を判別する判別ステップ(S23, S29, S31, S37)、および判別手段によって判別された鮮鋭度が高いほど第1時期および第2時期を互いに近づける制御ステップ(S25, S27, S33, S35, S39, S41)を備える。
請求項1の発明と同様、差分レベル信号の精度の低下を抑制することができる。
この発明によれば、エッジの鮮鋭度が低いときに第1時期および第2時期を互いに遠ざけることで、エッジの鈍化に起因する差分レベル信号の精度の低下を抑制することができる。また、エッジの鮮鋭度が高いときに第1時期および第2時期を互いに近づけることで、高周波ノイズの発生に起因する差分レベル信号の精度の低下を抑制することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例の電子カメラ10は、光学レンズ12および絞り機構14を含む。被写界の光学像は、これらの部材を通してCCDイメージャ16の撮像面に照射される。
被写界を表すリアルタイム動画像(スルー画像)をLCDモニタ36に表示するとき、CPU48は間引き読み出しモードをドライバ18bに設定する。ドライバ18bは、撮像面の露光とこれによって生成された電荷のラスタ走査態様での間引き読み出しとを繰り返し実行するべく、対応するタイミング信号をイメージセンサ16に与える。この結果、被写界を表す低解像度の画像信号が30fpsのフレームレートでCCDイメージャ16から出力される。なお、ドライバ18bは、各フレームの画像信号の出力タイミングを規定する垂直同期信号VsyncをCPU42に与える。
画像信号を形成する各ラインの画素信号は、図2(A)に示す波形を有する。図2(A)によれば、画素信号は、基準レベル(プリチャージレベル)Lrefおよび信号レベル(データレベル)Lsigのほかに、CCDイメージャ16の出力端に設けられた図示しないFDA(Floating Diffusion Amplifier) のリセット動作に起因するリセットレベルLrstを有する。まずリセットレベルLrstが現れ、次に基準レベルLrefが現れ、その後に信号レベルLsigが現れる。ここで、リセットレベルLrst,基準レベルLrefおよび信号レベルLsigの間には、Lrst>Lref>Lsigの関係が成立する。
CCDイメージャ16から出力された画像信号は、CDS(Correlation Double Sampling)回路20を形成するサンプルホールド回路22aおよび22bに与えられる。サンプルホールド回路22aおよび22bにはまた、CPU42から出力されたSHPパルスおよびSHDパルスがそれぞれ与えられる。
SHPパルスは図2(B)に示す波形を有し、SHDパルスは図2(C)に示す波形を有する。図2(B)および図2(C)から分かるように、SHPパルスおよびSHDパルスの周期はいずれも1画素期間に相当する。ただし、SHPパルスは基準レベル期間Trefの終了時期直前に立ち上がり、SHDパルスは信号レベル期間Tsigの開始時期直後に立ち上がる。サンプルホールド回路22aは、SHPパルスが立ち上がった時点のレベルつまり基準レベルLrefをサンプルしかつホールドする。同様に、サンプルホールド回路22bは、SHDパルスが立ち上がった時点のレベルつまり信号レベルLsigをサンプルしかつホールドする。こうして、各画素信号の基準レベルLrefおよび信号レベルLsigが検出される。
サンプルホールド回路22aから出力された基準レベルLrefは演算回路24のプラス入力端子に与えられ、サンプルホールド回路22bから出力された信号レベルLsigは演算回路24のマイナス入力端子に与えられる。演算回路24は、基準レベルLrefから信号レベルLsigを引き算し、差分レベル信号を出力する。演算回路24ひいてはCDS回路20から出力される差分レベル信号は、FDAのリセット動作に起因するノイズつまりリセットノイズが除去された画素信号に相当する。
このような相関二重サンプリング処理が施された画素信号は、VGA(Variable Gain Amplifier)26によって増幅される。加算器28は、増幅された画素信号をクランプ回路32から出力されたクランプレベル信号と加算する。加算器28から出力された画素信号はA/D変換器30によって画素データに変換され、変換された画素データはクランプ回路32に与えられる。クランプ回路32は、与えられた画素データに基づいてクランプレベルを算出し、算出されたクランプレベルを有するクランプレベル信号を加算器28に与える。この結果、各画素信号の基準レベルがクランプレベル(黒レベル)に合わせられる。
A/D変換器30から出力された画素データはまた、データ処理回路34に与えられる。データ処理回路34は与えられた画素データに基づいてLCDモニタ36を駆動し、この結果、スルー画像が画面に表示される。
データ処理回路34はまた、与えられた画素データに基づいてYデータ(輝度データ)を作成し、作成されたYデータをCPU42に与える。CPU42は、与えられたYデータに基づいて被写界の明るさを評価し、適正露光量を確保するべく評価結果に基づいて絞り機構14の絞り量またはCCDイメージャ16の露光期間を調整する。絞り量を調整するとき、CPU42は対応する命令をドライバ18aに与える。絞り機構14はドライバ18aによって駆動され、これによって絞り量が所望の値に調整される。また、露光期間を調整するとき、CPU42は対応する命令をドライバ18bに与える。CCDイメージャ16の露光期間は、ドライバ18bによって調整される。
VGA26の設定ゲインは、絞り量および/または露光期間の調整では適正露光量を確保できないときに増大される。つまり、絞り量および/または露光期間が調整された後に得られたYデータが示す輝度レベルが閾値THL1以下のとき、VGA26の設定ゲインがCPU42によって増大される。増大された設定ゲインは、たとえば撮像面のパン/チルトに起因する露光量の増大によって輝度レベルが閾値THL2(>THL1)を上回ったとき、CPU42によって速やか減少される。露光調整は、設定ゲインの減少後に実行される。こうして、スルー画像の明るさが適度に調整される。
キー入力装置44によって記録操作が行われると、CPU42は全画素読み出しモードをドライバ18bに設定する。ドライバ18bは、撮像面の露光とこれによって生成された電荷のラスタ走査態様での全画素読み出しとを1回ずつ実行するべく、対応するタイミング信号をイメージセンサ16に与える。この結果、被写界を表す高解像度の画像信号がCCDイメージャ16から出力される。
出力された画像信号を形成する複数の画素信号は、上述と同じ処理を施される。データ処理回路34には、FDAのリセットノイズが除去されかつ基準レベルLrefが黒レベルに合わせられた画素データが与えられる。データ処理回路34は、与えられた画素データからなる1フレームの画像データにJPEG圧縮を施し、圧縮画像データをファイル形式で記録媒体38に記録する。記録処理が完了すると、上述した間引き読み出しモードの下での処理が再開される。
露光不足状態でCCDイメージャ16によって生成される画素信号は、図3(A)に示す波形を描く。一方、適正露光状態でCCDイメージャ16によって生成される画素信号は、図3(B)に示す波形を描く。図3(A)および図3(B)のいずれにおいても、実線は間引き読み出しモードの下での画素信号の波形を示し、破線は全画素読み出しモードの下での画素信号の波形を示す。
露光不足状態および適正露光状態のいずれにおいても、間引き読み出しモードで生成される画素信号の基準レベル期間Trefは、全画素読み出しモードで生成される画素信号の基準レベル期間Trefよりも短い。つまり、基準レベル期間Trefの開始時期は間引き読み出しモードおよび全画素読み出しモードの間で一致するものの、間引き読み出しモードに対応する基準レベル期間Trefの終了時期は全画素読み出しモードに対応する基準レベル期間Trefの終了時期よりも先に現れる。
同様に、露光不足状態および適正露光状態のいずれにおいても、間引き読み出しモードで生成される画素信号の信号レベル期間Tsigは、全画素読み出しモードで生成される画素信号の信号レベル期間Tsigよりも短い。つまり、基準レベル期間Trefの終了時期は間引き読み出しモードおよび全画素読み出しモードの間で一致するものの、間引き読み出しモードに対応する信号レベル期間Tsigの開始時期は全画素読み出しモードに対応する信号レベル期間Tsigの開始時期よりも遅く現れる。
このような波形特性の相違は、CCDイメージャ16の電荷転送動作が間引き読み出しモードと全画素読み出しモードとの間で相違することに起因する。全画素読み出しモードに対応する基準レベル期間Trefの終端部分に現れるエッジの鮮鋭度は、間引き読み出しモードに対応する基準レベル期間Trefの終端部分に現れるエッジの鮮鋭度よりも高くなる。
また、間引き読み出しモードで生成される画素信号の基準レベル期間Trefの長さは、露光不足状態および適正露光状態の間でほぼ一致する。同様に、全画素読み出しモードで生成される画素信号の基準レベル期間Trefの長さも、露光不足状態および適正露光状態の間でほぼ一致する。しかし、間引き読み出しモードおよび全画素読み出しモードのいずれにおいても、露光不足状態で生成される画素信号の信号レベル期間Tsigは、適正露光状態で生成される画素信号の信号レベル期間Tsigよりも長くなる。
これは、画素信号のレベルが基準レベルLrefから信号レベルLsigに遷移するときの時定数の相違に起因する。このため、全画素読み出しモードに対応する信号レベル期間Tsigの始端部分に現れるエッジの鮮鋭度も、間引き読み出しモードに対応する信号レベル期間Tsigの始端部分に現れるエッジの鮮鋭度よりも高くなる。
図2(A)〜図2(C)から分かるように、SHPパルスは基準レベル期間Trefの終了時期直前に立ち上がり、SHDパルスは信号レベル期間Tsigの開始時期直後に立ち上がる。一方、図3(A)〜図3(B)から分かるように、基準レベル期間Trefが現れる時期はCCDイメージャ16の動作モードによって相違し、信号レベル期間Tsigが現れる時期はCCDイメージャ16の動作モードおよび露光状態によって相違する。
したがって、間引き読み出しモードが選択されたときのSHPパルスの立ち上がり時期は、全画素読み出しモードが選択されたときのSHPパルスの立ち上がり時期よりも早くされる。また、間引き読み出しモードが選択されたときのSHDパルスの立ち上がり時期は、全画素読み出しモードが選択されたときのSHDパルスの立ち上がり時期よりも遅くされる。さらに、間引き読み出しモードおよび全画素読み出しモードのいずれにおいても、適正露光状態におけるSHDパルスの立ち上がり時期は、露光不足状態におけるSHDパルスの立ち上がり時期よりも遅くされる。
なお、間引き読出モードが選択されたときのSHPパルスの立ち上がり時期を“SHP1”と定義し、全画素読出モードが選択されたときのSHPパルスの立ち上がり時期を“SHP2”と定義する。また、露光不足状態で全画素読出モードが選択されたときのSHDパルスの立ち上がり時期を“SHD1”と定義し、露光不足状態で間引き読出モードが選択されたときのSHDパルスの立ち上がり時期を“SHD2”と定義する。さらに、適正露光状態で全画素読出モードが選択されたときのSHDパルスの立ち上がり時期を“SHD3”と定義し、適正露光状態で間引き読出モードが選択されたときのSHDパルスの立ち上がり時期を“SHD4”と定義する。
このように、エッジの鮮鋭度が低いときは、SHDパルスの立ち上がり時期およびSHPパルスの立ち上がり時期が互いに遠ざけられる。これによって、エッジの鈍化に起因する差分レベル信号の検出精度の低下を抑制することができる。
また、エッジの鮮鋭度が高いときは、SHPパルスの立ち上がり時期およびSHDパルスの立ち上がり時期が互いに近づけられる。これによって、高周波ノイズの発生に起因する差分レベル信号の検出精度の低下を抑制することができる。つまり、図4(A)に示す画素信号のエッジを跨ぐように図4(B)に示す高周波ノイズが重畳されると、重畳後の画素信号つまり合成信号は、図4(C)に示す波形を描く。しかし、SHPパルスの立ち上がり時期およびSHDパルスの立ち上がり時期が互いに近接するため、差分レベル“Lref−Lsig”が正確に検出される。
CPU42は、VGA26の設定ゲインを制御するべく図5に示すフロー図に従う処理を実行し、CDS回路20の相関二重サンプリング処理を制御するべく図6に示すフロー図に従う処理を実行する。なお、これらのフロー図に対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ46に記憶される。
図5を参照して、ステップS1ではVGA26の設定ゲインを初期化する。設定ゲインは“1.0”を示す。垂直同期信号Vsyncが発生するとステップS3でYESと判断し、データ処理回路34から出力されたYデータが示す輝度レベルを判別する。具体的には、輝度レベルが閾値THL1以下であるか否かをステップS5で判別し、輝度レベルが閾値THL2を上回るか否かをステップS7で判別する。ステップS5でYESであればステップS9に進み、ステップS7でYESであればステップS13に進み、ステップS5およびS7のいずれもNOであればステップS5に戻る。ステップS9では、露光調整が完了したか否かを判別する。NOであればそのままステップS3に戻り、YESであればステップS11でVGA26の設定ゲインを増大させてからステップS3に戻る。ステップS13ではVGA26の設定ゲインを減少させ、その後にステップS3に戻る。
図6を参照して、垂直同期信号Vsyncが発生すると、ステップS21からステップS23に進み、現時点のCCDイメージャ16の動作モードを判別する。動作モードが間引き読み出しモードであればステップS25に進み、SHPパルスの立ち上がり時期を“SHP1”に設定するようパルス発生回路40に命令する。動作モードが全画素読み出しモードであればステップS27に進み、SHPパルスの立ち上がり時期を“SHP2”に設定するようパルス発生回路40に命令する。
ステップS29ではVGA26の設定ゲインが閾値THGを上回るか否かを判別し、YESであれば露光量が不足しているとしてステップS31に進む一方、NOであれば適性露光量が確保されているとしてステップS37に進む。ステップS31およびS37のいずれにおいても、CCDイメージャ16の動作モードが間引き読み出しモードであるか否かを判別する。
ステップS31でNOであればステップS33に進み、SHDパルスの立ち上がり時期を“SHD1”に設定するようパルス発生回路40に命令する。ステップS31でYESであればステップS35に進み、SHDパルスの立ち上がり時期を“SHD2”に設定するようパルス発生回路40に命令する。ステップS37でNOであればステップS39に進み、SHDパルスの立ち上がり時期を“SHD3”に設定するようパルス発生回路40に命令する。ステップS37でYESであればステップS41に進み、SHDパルスの立ち上がり時期を“SHD4”に設定するようパルス発生回路40に命令する。ステップS33,S35,S39またはS41の処理が完了すると、ステップS21に戻る。
以上の説明から分かるように、サンプルホールド回路22aは、CCDイメージャ16から出力された画素信号の基準レベルLrefを“SHP1”または“SHP2”に相当する時期に検出する。また、サンプルホールド回路22bは、CCDイメージャ16から出力された画素信号の信号レベルLsigを“SHD1”,“SHD2”,“SHD3”または“SHD4”に相当する時期に検出する。ここで、“SHP1”または“SHP2”は、基準レベルLrefから信号レベルLsigへの変化を示すエッジが現れる前の時期である。一方、“SHD1”,“SHD2”,“SHD3”または“SHD4”は、このエッジが現れた後の時期である。
サンプルホールド回路22aによって検出された基準レベルLrefとサンプルホールド回路22bによって検出された信号レベルLsigとの差分を示す差分レベル信号は、演算回路24から出力される。CPU42は、CCDイメージャ16の動作モードおよびVGA26の設定ゲインを参照して、上述のエッジの鮮鋭度を判別する(S23, S29, S31, S37)。CPU42はまた、判別された鮮鋭度が高いほど、サンプルホールド回路22aおよび22bのレベル検出時期を互いに近づける。
サンプルホールド回路22aのレベル検出時期およびサンプルホールド回路22bのレベル検出時期はそれぞれ、基準レベルLrefから信号レベルLsigへの変化を示すエッジの前後に割り当てられる。エッジの鮮鋭度が低ければ2つのレベル検出時期は互いに遠ざけられ、エッジの鮮鋭度が高ければ2つのレベル検出時期は互いに近づけられる。
エッジの鮮鋭度が低いときにレベル検出時期を互いに遠ざけることで、エッジの鈍化に起因する差分レベル信号の精度の低下を抑制することができる。また、エッジの鮮鋭度が高いときにレベル検出時期を互いに近づけることで、高周波ノイズの発生に起因する差分レベル信号の精度の低下を抑制することができる。
なお、この実施例では、SHDパルスの発生時期を動作モード毎に2つとしているが、VGA26の設定ゲインをより厳密に判別し、3つ以上の発生時期の中から最適の発生時期を選択するようにしてもよい。
この発明の実施例の構成を示すブロック図である。 (A)はCCDから出力される画素信号の一部を示す波形図であり、(B)はCPUから出力されるSHPの一部を示す波形図であり、(C)はCPUから出力されるSHDの一部を示す波形図である。 (A)は露光不足の状態でのCDS回路の動作の一部を示す図解図であり、(B)は適正露光の状態でのCDS回路の動作の一部を示す図解図である。 (A)は全画素読み出しモードで生成される画素信号の一例を示す波形図であり、(B)は高周波ノイズの一例を示す波形図であり、(C)は画素信号と高周波ノイズとの合成信号の一例を示す波形図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。
符号の説明
10 …電子カメラ
16 …CCDイメージャ
20 …CDS回路
22a,22b …サンプルホールド回路
24 …演算回路
26 …VGA回路
34 …データ処理回路
40 …パルス発生回路
42 …CPU

Claims (6)

  1. 撮像手段から出力された画素信号のレベルを基準レベルから信号レベルへの変化を示すエッジが現れる前の第1時期に検出する第1検出手段、
    前記撮像手段から出力された画素信号のレベルを前記エッジが現れた後の第2時期に検出する第2検出手段、
    前記第1検出手段によって検出されたレベルと前記第2検出手段によって検出されたレベルとの差分を示す差分レベル信号を出力する出力手段、
    前記エッジの鮮鋭度を判別する判別手段、および
    前記判別手段によって判別された鮮鋭度が高いほど前記第1時期および前記第2時期を互いに近づける制御手段を備える、画素レベル検出回路。
  2. 前記判別手段は前記撮像手段から出力された画素信号によって再現される画像の解像度を判別する解像度判別手段を含み、
    前記制御手段は前記解像度判別手段によって判別された解像度が高いほど前記第1時期を前記第2時期に近づける第1時期制御手段を含む、請求項1記載の画素レベル検出回路。
  3. 前記判別手段は前記撮像手段から出力された画素信号を形成する信号レベルの大きさを判別するレベル判別手段をさらに含み、
    前記制御手段は前記レベル判別手段によって判別された大きさが小さいほど前記第2時期を前記第1時期に近づける第2時期制御手段をさらに含む、請求項2記載の画素レベル検出回路。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画素レベル検出回路を備える、電子カメラ。
  5. 撮像手段から出力された画素信号のレベルを基準レベルから信号レベルへの変化を示すエッジが現れる前の第1時期に検出する第1検出手段、
    前記撮像手段から出力された画素信号のレベルを前記エッジが現れた後の第2時期に検出する第2検出手段、および
    前記第1検出手段によって検出されたレベルと前記第2検出手段によって検出されたレベルとの差分を示す差分レベル信号を出力する出力手段を備える画素レベル検出回路のプロセサに、
    前記エッジの鮮鋭度を判別する判別ステップ、および
    前記判別手段によって判別された鮮鋭度が高いほど前記第1時期および前記第2時期を互いに近づける制御ステップを実行させるための、画素レベル検出プログラム。
  6. 撮像手段から出力された画素信号のレベルを基準レベルから信号レベルへの変化を示すエッジが現れる前の第1時期に検出する第1検出手段、
    前記撮像手段から出力された画素信号のレベルを前記エッジが現れた後の第2時期に検出する第2検出手段、および
    前記第1検出手段によって検出されたレベルと前記第2検出手段によって検出されたレベルとの差分を示す差分レベル信号を出力する出力手段を備える画素レベル検出回路によって実行される画素レベル検出方法であって、
    前記エッジの鮮鋭度を判別する判別ステップ、および
    前記判別手段によって判別された鮮鋭度が高いほど前記第1時期および前記第2時期を互いに近づける制御ステップを備える、画素レベル検出方法。
JP2006279382A 2006-10-13 2006-10-13 画素レベル検出回路 Expired - Fee Related JP4869014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006279382A JP4869014B2 (ja) 2006-10-13 2006-10-13 画素レベル検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006279382A JP4869014B2 (ja) 2006-10-13 2006-10-13 画素レベル検出回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008099047A true JP2008099047A (ja) 2008-04-24
JP4869014B2 JP4869014B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=39381413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006279382A Expired - Fee Related JP4869014B2 (ja) 2006-10-13 2006-10-13 画素レベル検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4869014B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001054027A (ja) * 1999-08-16 2001-02-23 Nikon Corp デジタルスチルカメラ
JP2003046878A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Sony Corp タイミング信号発生装置
JP2003143493A (ja) * 2001-11-07 2003-05-16 Sony Corp 電子カメラ、電子カメラの調整方法、電子カメラの調整値設定プログラム
JP2003169253A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Sony Corp 固体撮像装置
JP2005142713A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 Sony Corp 固体撮像装置と固体撮像装置の調整方法
JP2005184641A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Olympus Corp 撮像装置
JP2006042261A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Canon Inc 撮像装置、タイミング信号の制御方法
JP2006109046A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Konica Minolta Photo Imaging Inc 撮像装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001054027A (ja) * 1999-08-16 2001-02-23 Nikon Corp デジタルスチルカメラ
JP2003046878A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Sony Corp タイミング信号発生装置
JP2003143493A (ja) * 2001-11-07 2003-05-16 Sony Corp 電子カメラ、電子カメラの調整方法、電子カメラの調整値設定プログラム
JP2003169253A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Sony Corp 固体撮像装置
JP2005142713A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 Sony Corp 固体撮像装置と固体撮像装置の調整方法
JP2005184641A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Olympus Corp 撮像装置
JP2006042261A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Canon Inc 撮像装置、タイミング信号の制御方法
JP2006109046A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Konica Minolta Photo Imaging Inc 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4869014B2 (ja) 2012-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8160378B2 (en) Apparatus, method and system for image processing
JP5123137B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2008283605A (ja) 撮像装置
JP2010054730A (ja) 合焦位置検出装置、撮像装置及び合焦位置検出方法
JP2008148180A (ja) 撮像装置、画像処理装置、および方法、並びにコンピュータ・プログラム
US7876366B2 (en) Electronic camera
JP2009218704A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2009017030A (ja) 画像撮像装置、撮像制御方法
JP2008109305A (ja) 画像処理装置および画像処理装置の制御方法
JP2008108024A (ja) 画像処理装置および撮像装置
JP2006287814A (ja) 撮像装置及び動きベクトル決定方法
JP4458194B2 (ja) 撮像装置及びその露出制御方法並びに記録媒体
JP2010183460A (ja) 撮像装置およびその制御方法
US20030174236A1 (en) Image pickup apparatus with external device
JP2000092379A (ja) 撮像装置及びその露出制御方法並びに記録媒体
JP4956094B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP4869014B2 (ja) 画素レベル検出回路
JP2009038818A (ja) 画像処理方法及びデジタルカメラ
KR101408359B1 (ko) 촬상장치 및 촬상방법
WO2006054763A1 (ja) 電子カメラ
JP6090565B2 (ja) 撮像装置、撮像方法及びプログラム
JP4274207B2 (ja) 撮像装置及びその露出制御方法並びに記録媒体
JP5264541B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2010183461A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2008034902A (ja) 電子カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees