JP2008099006A - 電子メールアドレス通知システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユーザAのアドレス帳2bに友人Bの端末8の携帯電話番号が登録されており、この端末8に、ユーザAが所有する端末1に割り当てられた電子メールアドレスを通知する。友人Bの端末8に記憶されたアドレス帳8bにおいて、通知された電子メールアドレスが割り当てられた端末1の携帯電話番号が登録されていることを確認して、通知された電子メールアドレスを、端末1の携帯電話番号に関連付けて登録する。友人Bの端末8に割り当てられた電子メールアドレスを含むアドレス登録通知を返信し、ユーザAの端末1に記憶されたアドレス帳において、友人Bの携帯電話番号に関連付けて電子メールアドレスを登録する。
【選択図】図1
Description
この制度は、携帯電話のユーザが、ある携帯電話事業者(以下、キャリアという)との契約を解除し、別のキャリアに契約を変更した場合も、元のキャリアの携帯電話端末で使用していた携帯電話番号を、新たなキャリアの携帯電話端末の携帯電話番号として使用できる制度である。
しかし、元のキャリアから元の携帯電話端末に割り当てられていた電子メールアドレス(Eメールアドレス)については、ドメイン名が変更されるため、新たなキャリアの携帯電話端末に割り当てて使用することができない。
そのため、新しいキャリアに契約変更したとき、ユーザは、元の携帯電話端末のアドレス帳に登録している友人等に対し、電子メールアドレスを変更したことを通知する必要がある。
同一キャリアと契約している友人等との間で電子メールを送受信する場合は、相手の携帯電話番号を送付先としている場合が多い。そのため、友人の電子メールアドレスはアドレス帳に登録していない場合が多い。
ところが、このように携帯電話番号を送付先とすることが可能なのは、原則として、送付元のユーザと送付先のユーザとが同じキャリアと契約していて、同じ携帯電話網に属している場合に限られる。
そのため、新しいキャリアと契約した後は、引き続き元のキャリアと契約している友人に、電子メールアドレスを通知できないし、当然、友人との間で電子メールを送受信することもできなくなる。
しかし、送付先の友人が、新着メールのお知らせを受けて受信メールのリスト画面を見たとき、アドレス通知の送付元が、変更後の新しい電子メールアドレスであるため、自分の携帯電話端末のアドレス帳に登録されていないため、アドレス通知の内容を確認しないで消去する可能性が高い。
また、近年の迷惑メール防止策として、送付元が電子メールアドレスであるとき、あるいは特定のドメイン名であるときに、一律に受信を拒否している場合がある。この場合、変更後の新しい電子メールアドレスを送付元としたアドレス通知は、受信拒否されるおそれがある。
このように、電子メールアドレスを通知したり、相手の電子メールアドレスを取得したりすることが必要となるのは、必ずしも契約するキャリアを変更したときに限られない。例えば、携帯電話端末はそのままで電子メールアドレスを変更する場合にも必要である。
従って、第1のユーザが自身の第1の携帯電話端末に割り当てられた電子メールアドレスを相手の第2の携帯電話端末に通知したいときに、この第2の携帯電話端末に割り当てられた電子メールアドレスを知らなくても通知することができる。
上述した取得手段は、第1の携帯電話端末から、直接に、あるいは、登録パーソナルコンピュータを介するなどして間接的に、前記第1の携帯電話端末の携帯電話番号、前記第1の携帯電話端末に割り当てられた電子メールアドレス、及び、前記第1のユーザのアドレス帳に登録されている第2の携帯電話端末の携帯電話番号を取得することができる。
従って、受信した電子メールに電子メールアドレスとともに、該電子メールアドレスが割り当てられた端末の携帯電話番号が、第2の携帯電話端末に記憶されたアドレス帳に登録されていることを条件として、受信した電子メールに含まれている電子メールアドレスを、この登録されている携帯電話番号に関連づけて登録することになる。
その結果、第2の携帯電話端末に記憶されたアドレス帳に、交友関係のない見知らぬユーザの電子メールアドレスが不用意に登録されるおそれがない。
登録前において、この登録されている携帯電話番号に関連づけられた電子メールアドレスが未登録であった場合を含む。登録前において、この登録されている携帯電話番号に関連づけて電子メールアドレスが登録済みであった場合は電子メールアドレスが書き替えられる。
従って、相手の第2の携帯電話端末では、受信した電子メールに電子メールアドレスとともに含まれている、該電子メールアドレスが割り当てられた端末の携帯電話番号を、電子メールの送付元を判別するという簡単な処理で検出することができる。
従って、第2の携帯電話端末が属する携帯電話網内のメッセージ・サービス・センタは編集処理が不要であり、従来通りの処理を行えばよい。
相手の第2の携帯電話端末では、受信した電子メールに電子メールアドレスとともに含まれている、該電子メールアドレスが割り当てられた端末の携帯電話番号を、電子メールの本文の中から取得するという処理で検出することができる。
従って、第1の携帯電話端末は、前記代行携帯電話端末制御サーバから、直接に、あるいは、登録パーソナルコンピュータを介するなどして間接的に、自身の端末に割り当てられたアドレス通知をした相手先の第2の携帯電話端末の電子メールアドレスが登録されたアドレス帳を取得することができる。
従って、第1の携帯電話端末に記憶されたアドレス帳に、交友関係のない見知らぬユーザの電子メールアドレスが不用意に登録されるおそれがない。
また、第2の携帯電話端末のユーザが、第1の携帯電話端末のユーザに対しては意図的にアドレス登録通知を送らず、他のユーザに対してはアドレス登録通知を送るような場合には、第2の携帯電話端末のユーザの意図通りに、第1のユーザのアドレス帳には第2の携帯電話端末の電子メールアドレスが登録されない。
この登録前において、第2の携帯電話端末の携帯電話番号に関連づけられた電子メールアドレスが未登録であった場合を含む。この登録前において、第2の携帯電話端末の携帯電話番号に関連づけて電子メールアドレスが登録済みであった場合は電子メールアドレスが書き替えられる。
従って、第1のユーザがアドレス通知をした電子メールに対する返信であることを簡単に判別することができる。
携帯電話番号のポータビリティ制度等の導入に伴い、契約するキャリアを変更するケースにおいて、相手の携帯電話端末に割り当てられたメールアドレスを知らない場合でも、変更後のキャリアから与えられた新しい電子メールアドレスを相手に通知することができる。
さらには、第1の携帯電話端末に記憶されたアドレス帳に、相手側の携帯電話端末に割り当てられた電子メールアドレスを登録することができる。
その結果、第1のユーザと相手とが異なるキャリアに契約している事態になった後でも、これまで通り、アドレス帳を利用して互いに電子メールを送ることができる。
さらに、通知された相手先の携帯電話端末のアドレス帳において、通知をしたユーザの携帯電話番号を用いて送付元を確認し、通知をした携帯電話番号に関連付けて電子メールアドレスを登録することができる。
さらに、通知をしたユーザの携帯電話端末のアドレス帳において、通知した相手の携帯電話番号に関連付けて電子メールアドレスを登録することができる。
その結果、携帯電話端末を替えることなく電子メールアドレスを変更した場合や、携帯電話番号のポータビリティ制度の導入等に伴い、契約するキャリアを変更して携帯電話端末を替えた場合でも、これまで通り、電子メールを利用することができる。
ユーザA(第1のユーザ)のアドレス帳2bに友人B(第2のユーザ)が所有する端末(第2の携帯電話端末)8の携帯電話番号が登録されており、この端末8に、ユーザAが所有する端末(第1の携帯電話端末)1に割り当てられた電子メールアドレスを通知する電子メールアドレス通知システムである。
アドレス帳は、ユーザAが電話をかけたり電子メールを送ったりする複数の相手先の名前(オーナー名)、電話番号(携帯電話番号及び又は固定電話番号)、電子メールアドレス等のデータを相互に関連づけて記憶しているデータベースである。
加えて、友人Bの端末8に記憶されたアドレス帳8bにおいて、通知された電子メールアドレスが割り当てられた端末1の携帯電話番号が登録されていることを確認して、通知された電子メールアドレスを、端末1の携帯電話番号に関連付けて登録したり、さらに、友人Bの端末8に割り当てられた電子メールアドレスを含むアドレス登録通知を返信し、ユーザAの端末1に記憶されたアドレス帳において、友人Bの携帯電話番号に関連付けて電子メールアドレスを登録したりする。
1aは端末1のオーナー情報であって、端末1の携帯電話番号(図示の例では、「08012341111」)、及び、端末1に割り当てられた電子メールアドレス(図示の例では、「aaa@kk…k.ne.jp」)である。端末2の携帯電話番号は端末1に移される。このオーナー情報1aは、端末1のメモリに記憶されることになる。
1bは、友人Bの端末8からアドレス登録通知を受けて、端末8に割り当てられた電子メールアドレスが登録され、端末1のメモリに記憶されることになるアドレス帳である。
代行端末4は、図示の例では、アドレスを通知しようとする友人Bの端末8が属する第1携帯電話網5に属するものである。
しかし、ユーザAのアドレス帳2に登録されている複数の相手先端末の中には、第1携帯電話網5とは異なる携帯電話網に属する場合もある。従って、代行端末は、複数の各キャリアの携帯電話網別に用意されている。
ショート・メッセージは、SMSC6を経由して、電子メールが送付先の携帯電話端末に送信される。
ショート・メッセージは、第1携帯電話網5内を、通常の電子メールとは異なる通信方式(No.7共通線信号方式)で送られる短文のテキストメッセージであって、本出願人の携帯電話網においては、「スカイメール」という名称で提供されている。
この他、電子メール・サーバを経由しないで、Webサーバにメッセージを送信する場合もある。
本明細書では、通常の電子メールにショート・メッセージやWebサーバに宛てるメッセージを含めて電子メールと呼ぶ。
なお、このショート・メッセージは、通常の電子メールが電子メール・サーバ内にあるユーザのメール・ボックスに受信されたとき、テキストの最初の部分を送付先の端末に送信するためにも使用される。
端末8にはアドレス帳8bも記憶されている。アドレス帳8b’は、アドレス通知により、端末1のユーザ名Aや携帯電話番号に関連付けて電子メールアドレスが登録された後のアドレス帳を示す。
又は、パーソナルコンピュータに記憶されたアドレス帳をディスプレイに表示し、アドレス帳に登録されている多数の友人の中から、ユーザが、通知をしたい友人の携帯電話番号を一つずつ選択し、パーソナルコンピュータから、代行端末制御サーバ3にロードしたりしてもよい。
このショート・メッセージの作成は、代行端末制御サーバ3が行えばよい。
図2(a)は、代行端末4が友人Bの端末8を送付先として送信する電子メール(ショート・メッセージ)11の内容である。
説明図であるため、実際に送信される電子メールのデータそのものではない。
送付元(From:)として、代行端末4の携帯電話番号「08012352222」が記載され、送付先(To:)として、友人Bの端末8の携帯電話番号「08012365555」が記載される。
また、後述する電子メールアドレスの相互交換を実現するために、本文には、代行端末制御サーバ3に返信メッセージを送信するために、宛先のアドレスとして、代行端末制御サーバ3のURL(Uniform Resource Locators)「http://….ne.jp」が含まれている。
第1の方法として、代行端末4として、通常の携帯電話端末を使用し、この操作ボタンのそれぞれを、人の指に代わって押すことができる電動アクチュエータを備えた操作装置を製作する。この操作装置に代行端末制御サーバ3を接続し、電動アクチュエータの押圧操作を、代行端末制御サーバ3により制御する。
従って、第2の方法としては、このようなことができる携帯電話端末を代行端末4として代行端末制御サーバ3を接続し、電子メールを代行端末4に入力したり、携帯電話端末から電子メールの発信を制御したりすることができる。
ここで、SMSC6において、代行端末4から送信されたショート・メッセージ11に対し、編集処理を施して、図2(b)に示す内容のショート・メッセージ12に書き替えてから、友人Bの端末8に送信するする第1の方法と、上述した編集をすることなく、従来と全く同様にショート・メッセージ11を送信する第2の方法とがある。
図3は、図1に示した実施の形態において、第1の方法でアドレスを通知する動作を説明するためのフローチャートである。
図3(a)は、SMSC6における編集動作を説明するフローチャートであり、図3(b)は、友人Bの端末8における電子メールアドレス登録動作を説明するフローチャートである。
S21において、受信したショート・メッセージ11の送付元である「08012352222」は、第1の携帯電話網に属する代行端末4の携帯電話番号であるか否かを判定する。そうであれば、S22に処理を進め、そうでなければ編集動作を終了する。
携帯電話番号が含まれていれば、S23に処理を進め、含まれていなければ編集処理を終了する(さらに、このショート・メッセージ11の送信を禁止してもよい)。
図2(a)に示したフォーマット例では、メール本文の最初の行に携帯電話番号が含まれていることを条件にしてもよい。
S24において、本文に含まれていた「電話番号08012341111」を削除する。
その結果、図2(a)に示したショート・メッセージ11は、図2(b)に示した電子メール(ショート・メッセージ)12に編集されて友人Bの端末8に送信される。このS24の処理は省略してもよい。
S31において、図2(b)に示したショート・メッセージ12の送付元「08012341111」は、アドレス帳8bに登録されている複数の携帯電話番号の内の1つであるか否かを判定する。そうであればS32に処理を進め、そうでなければ処理を終了する。
本文に含まれている電子メールアドレスを登録するか否かの確認を、この端末8のユーザである友人Bに求める。
そのため、ディスプレイ上にソフトキー「登録ボタン」、「登録しないボタン」を表示するか、端末8の数字キー1,2に、登録する、登録しないの機能を割り付けておいてもよい。
なお、現在のアドレス帳8bに、携帯電話番号に関連付けてオーナー名「A」が登録されていたり、携帯電話番号に関連付けて元の電子メールアドレス(端末2に割り当てられた[aaa@11…1.ne.jp])が関連付けて登録されていたりすれば、これらも併せて表示するとよい。
登録許可操作がなされたときはS35に処理を進め、登録を許可しない操作がなされたときは、S36に処理を進める。
S35において、本文に含まれた電子メールアドレス「xxx@kk…k.ne.jp」を、図1に示したアドレス帳8bに登録されていた、送付元の携帯電話番号「0802341111」に関連付けて登録する。アドレス帳8bは、アドレス帳8b’に示すものとなる。
一方、送付元の携帯電話番号に関連付けられて、元の端末2に割り付けられた電子メールアドレスが登録されていた場合もあり得る。この場合は、元の電子メールアドレスが新たな電子メールアドレスによって書き替えられる。
両方の場合を含めて「登録」と表現している。
しかし、登録(新規あるいは書き替え)の対象とする電子メールアドレスは、携帯電話網のキャリアにより割り当てられた電子メールアドレスである。電子メールアドレスの、@マーク以後のドメイン名を参照することにより、キャリアにより割り当てられたものか否かが判別できる。
なお、上述したS33,S34,S36の処理を省略し、S31,S32の条件が満たされれば、自動的に電子メールアドレスが登録されるようにしてもよい。
第2の方法とは、SMSC6において、従来と全く同様に、図2(a)に示した電子メール(ショート・メッセージ)11を中継するというものである。2つの例を説明する。
S45において、書き替えられた後のショート・メッセージ11を、友人Bの端末8のディスプレイに表示する。
S46〜S51において、図3(b)のS31〜S36と同様の処理をする。
このフローチャートは、図4(a)のフローチャートと同じ条件で起動し、S61,S62においては、図4(a)のS41,S42と同じ処理を実行する。
S63において、本文に含まれた携帯電話番号は、図1のアドレス帳8bに登録されている複数の携帯電話番号の1つであるか否かを判定し、そうであればS64に処理を進め、そうでなければ処理を終了する。
S64において、本文に電子メールアドレスが含まれていれば、S65に処理を進め、含まれていなければ処理を終了する。
なお、現在のアドレス帳8bに、携帯電話番号に関連付けてオーナー名「A」が登録されていたり、元の電子メールアドレスが登録されていたりすれば、これらも併せて表示するとよい。
S66において、登録許可操作がなされたときはS67に処理を進める。
S67においては、本文に含まれた電子メールアドレスを用いて、アドレス帳8bに登録されている、本文に含まれた携帯電話番号に関連付けて電子メールアドレスを登録する。アドレス帳8bは、アドレス帳8b’に示すものとなる。
なお、図4(a)におけるS48,S49,S51の処理、図4(a’)におけるS65,S66,S68の処理を省略し、登録条件が満たされれば、電子メールアドレスが自動的に登録されるようにしてもよい。
送付先として、図1に示した例では、第1の携帯電話網5の外にあるWebサーバを指定する。そのため、返信用の電子メールとしては、ショート・メッセージを使用できない。送付先のWebサーバに適した形式のメッセージ(電子メール)を用いる。
アドレス登録通知の送付先(To:)は、図2(a),図2(b)に示した、アドレス通知のショート・メッセージ11又は12の本文中に含まれていた返信先のURLであって、代行端末制御サーバ3のURLである。
このURLを電子メール本文から取得するには、例えば、電子メール本文から、「http://」で始まる英数字列を抽出すればよい。さらに、本文の最後に記載されている等の検出条件を加えてもよい。
また、送付先は、電子メールアドレスにしてもよい。この場合、代行端末制御サーバ3は、電子メールアドレスで指定される電子メール・ボックスの所在する電子メール・サーバにアクセスし、アドレス登録通知を取得すればよい。
そのため、代行端末制御サーバ3が電子メール71(アドレス登録通知)を取得したときに、これが、どの端末に割り当てられた電子メールアドレスを通知する電子メールに対し、どの端末がアドレス登録通知を返信してきたかを特定する必要がある。そのため、電子メール71に、これを特定する特定データを含んでいる必要がある。
図6(a)は、友人Bの端末8における、電子メールアドレス登録通知の動作を説明するフローチャートである。ユーザBの端末8に内蔵されたCPUが制御プログラムを実行することにより実現され、アドレス帳8bに、携帯電話番号と関連付けて電子メールアドレスを登録したときに起動する。
S82において、ディスプレイの表示画面を、電子メールアドレスの登録通知をするか否かを決めるための確認画面に切り替える。画面に、ソフトキーとして、通知をするボタンと通知をしないボタンとが表示されるようにしてもよいし、数字キーに通知する通知しないの機能を割り付けてもよい。
自身の電子メールアドレスも通知される旨を表示してもよい。
S83において、登録通知許可操作があったときはS84に、登録通知を許可しない操作があったときはS86に処理を進める。
S85において、送付元(From:)を自身の電子メールアドレス、送付先(To:)を電子メールアドレス通知の本文に含まれたURL「http://….ne.jp」とし、通知した電子メールアドレスが割り当てられた端末の携帯電話番号(ユーザAの端末1の携帯電話番号「0801234111」)と、電子メールアドレス通知の送付先であった携帯電話番号(友人Bの端末8の携帯電話番号「08012365555」)とを本文に含む電子メールアドレス登録通知(図5の電子メール71)を送信する。
なお、上述したS82,S83,S86の処理を省略し、S81の条件が満たされれば、自動的に電子メールアドレス登録通知を送信するようにしてもよい。
代行端末制御サーバ3に内蔵されたCPUが制御プログラムを実行することにより実現され、図5に示した電子メールアドレス登録通知の電子メール71を受信したときに起動する。
代行端末制御サーバ3は、先に電子メールアドレス通知をさせるときに、読み込んだアドレス帳2bと、端末1の携帯電話番号(端末2の携帯電話番号と同じ)をメモリに保存している。
S92において、電子メール71の本文から、「最初の携帯電話番号」と「次の携帯電話番号」を取得する。
図示の例では、「最初の携帯電話番号」として、電子メールアドレス通知の送付先の携帯電話番号(友人Bの端末8の携帯電話番号)が記載されている。「次の携帯電話番号」として、通知した電子メールアドレスが割り当てられた端末の携帯電話番号(端末1及び端末2の携帯電話番号)が記載されている。
S94において、記憶されているアドレス帳に、「最初の携帯電話番号」が登録されているか否かを判定し、そうであればS95に処理を進め、そうでなければ処理を終了する。
S96において、先にS95にて保存された電子メールに基づいて、電子メールアドレスを通知した相手先の端末(友人Bの端末8)から返信先アドレスに受信された電子メール(図5の電子メール71)に含まれた、送付元の電子メールアドレス(bbb@11…1.ne.jp)を取得し、この送付元の電子メールアドレスを、「最初の携帯電話番号」(相手先の端末の携帯電話番号)(友人Bの端末の携帯電話番号08012365555)に関連づけて、保存されている、「次の携帯電話番号」の端末(端末1及び端末2)を所有するユーザ(ユーザA)のアドレス帳(アドレス帳2b相当)に登録する。
ユーザAの端末1は、代行端末制御サーバ3に保存されている、電子メールアドレスが登録されたユーザAのアドレス帳(登録処理済みのアドレス帳2b)の転送を受け、これをアドレス帳1bとしてメモリに書き込む。
ユーザAの端末1は、代行端末制御サーバ3から、直接に、あるいは、図7を参照して説明する登録用パーソナルコンピュータを介するなどして間接的に、電子メールアドレスが登録されたユーザAのアドレス帳を取得する。
図中、図1と同様な部分には同じ符号を付している。
端末2はユーザAが契約していた元の第1キャリア用の旧端末である。
ユーザAが、ナンバポータビリティ制度を利用して契約するキャリアを第kキャリアに変更する。
ユーザAが、第kキャリアのサービス拠点101にユーザAの端末2を持ち込む。ユーザAは、第kキャリアへと契約変更すると同時に、第kキャリアの端末1に買い換える。
端末2の携帯電話番号は、端末1の携帯電話番号に移行される。端末1には新しい電子メールアドレスが割り当てられる。
ユーザAは、アドレス帳2a(図1)の旧端末2から新端末1への一括移行サービスと、メールアドレス相互登録サービスの提供を受ける。
登録用PC102のディスプレイに、アドレス帳2bを一覧表示する。ユーザAは、その中から、アドレス変更通知が必要と考える相手先(例えば、友人B)を選択する。
アドレス帳2bには、電子メールアドレスが既に登録されている相手の携帯電話番号が含まれていてもよい。
第1キャリアから第nキャリア(n,kは正整数、1<k<n)まで存在するとし、図7では、そのうち、3キャリアを示している。代行端末4は、第1キャリア用のものであり、代行端末104は第kキャリア用、代行端末105は第nキャリア用のものである。
第kキャリアの代行端末制御サーバ3は、キャリア別に用意された代行端末4,105,106とともに、第kキャリアのサービス・センタ103にある。しかし、登録用PC102と代行端末制御サーバ3とを1台のサーバで兼用して、これを各サービス拠点101に設置してもよい。
図示の例では、代行端末4,105,106は、それぞれ、友人Bの端末8,友人Cの端末107,友人Dの端末108にアドレス通知をする。相手先のキャリアの推定が間違っていれば、相手には電子メールアドレス通知が送信されない。
従って、ユーザAは、アドレス登録通知がなされなかった相手には、通話により相手先に確認する方法をとればよい。
その間、アドレス登録通知が受信されれば、その送付元の端末へのアドレス通知を終了するようにしてもよい。
そのため、このような場合は、通知する電子メールアドレスが割り当てられた端末を所有しているユーザAが以前に契約していたキャリア(図示の例では、第1キャリア)の代行端末4のみを選択するようにするか、この代行端末4を選択する順番を最初にしてもよい。
各キャリアのショート・メッセージ・サービスセンタ(図1のSMSC6)において送付元の携帯電話番号を編集する第1の方法(図3)では、友人Bの端末8は、ショート・メッセージを受信すると、送付元の携帯電話番号「08012341111」からの電子メールであると解釈し、端末8に記憶しているアドレス帳(図1の8b)の記憶内容と照合する。
例えば、「数字キー1」を押せば、登録拒否、「数字キー2」を押せば、登録した上で、登録「完了通知」を送信する。
友人Bの端末8は、代行端末制御サーバ3にWebアクセスして、電子メールアドレス登録通知の電子メールを送信する。
代行端末制御サーバ3は、代行端末制御サーバ3内に保存しているユーザAのアドレス帳(図1の2b)において、電子メールアドレス登録通知に含まれた電子メールアドレスを、端末8の携帯電話番号に関連付けて登録する。
代行端末制御サーバ3により、複数の相手先にアドレス通知がなされ、これに応答して各相手先からアドレス登録通知が受信され、保存されているユーザAのアドレス帳に各相手先の電子メールアドレスの登録がされるという、一連の処理が終了したと推定される頃に、登録用PC102から代行端末制御サーバ3にアクセスする。
登録用PC102は、各相手先の電子メールアドレスの登録がなされたユーザAのアドレス帳を取得し、登録用PC102に記憶されているユーザAのアドレス帳を書き替える。
ユーザAの端末1は、書き替えられたユーザAのアドレス帳を取得してアドレス帳1b(図1)に書き込む。
ユーザAも、また、上述したフラグの有無により、相手先毎に、キャリア変更に伴う電子アドレス通知が完了するとともに、相手先の電子メールアドレスの登録が完了したかどうかを知ることができる。
しかし、一般的な電子メールであっても、送付元の携帯電話端末と送付先の携帯電話端末とが同じキャリアの同一携帯電話網に属する場合には、送付先として、携帯電話番号を用いることができる。
この場合、電子メールの先頭部分は新着メールの確認時に取得できるが、全文を取得するには、端末からメール・サーバにアクセスしてメール・ボックスから受信メールを取得しなければならない。一般的な電子メールは、図1に示したショート・メッセージ・サービスセンタ6ではなく、携帯電話網内の電子メール・サーバが、メッセージ・サービス・センタとなってサービスを実行する。
しかし、電子メールアドレスが変更されていないときでも、送付元の端末に割り当てられた電子メールアドレスを送付先の相手に通知し、送付先の相手の端末に割り当てられた電子メールアドレスを送付元に通知する必要がある場合に適用することができる。この場合、図1,図7に示したユーザAの端末1と端末2とは同一の端末であり、アドレス帳2bの内容がアドレス帳1bに書き替えられる。
しかし、上述したアドレス通知のみとして、送付元の端末に割り当てられた電子メールアドレスを通知するだけでよい場合もある。
また、代行端末制御サーバは、上述した電子メールアドレス通知に、端末に割り当てられた電子メールアドレスを含まないようにして、これを代行端末に送信させ、送付先の相手の端末に割り当てられた電子メールアドレスを通知するように要求し、送付先の相手から、相手の端末に割り当てられた電子メールアドレスを代行端末制御サーバに通知させるようにしてもよい。
11,12…電子メール(電子メールアドレスを通知するショート・メッセージ)、71…電子メール(アドレス登録通知をする通常の電子メール)、
101…第kキャリアのサービス拠点、102…登録用PC、103…第kキャリアのサービス・センタ、104…代行端末(第1キャリア用)、105…代行端末(第kキャリア用)、106…代行端末(第nキャリア用)、107…友人Cの端末(第kキャリア用)、108…友人Dの端末(第nキャリア用)
Claims (7)
- 第1のユーザのアドレス帳に第2のユーザが所有する第2の携帯電話端末の携帯電話番号が登録されており、前記第2の携帯電話端末に、前記第1のユーザが所有する第1の携帯電話端末に割り当てられた電子メールアドレスを通知する電子メールアドレス通知システムであって、
前記第2の携帯電話端末と同じ携帯電話網に属する代行携帯電話端末と、
該代行携帯電話端末の動作を制御する代行携帯電話端末制御サーバを有し、
該代行携帯電話端末制御サーバは、
前記第1の携帯電話端末の携帯電話番号、前記第1の携帯電話端末に割り当てられた電子メールアドレス、及び、前記第1のユーザのアドレス帳に登録されている第2の携帯電話端末の携帯電話番号を取得する取得手段と、
前記代行携帯電話端末に対し、前記第1の携帯電話端末の携帯電話番号と前記第1の携帯電話端末に割り当てられた電子メールアドレスとを本文に含み、前記代行携帯電話端末の携帯電話番号を送付元とし、前記第2の携帯電話端末の携帯電話番号を送付先とした電子メールを、前記第2の携帯電話端末が属する携帯電話網内のメッセージ・サービス・センタに送信させる制御手段を有する、
ことを特徴とする電子メールアドレス通知システム。 - 前記第2の携帯電話端末は、
該第2の携帯電話端末が属する携帯電話網内のメッセージ・サービス・センタから電子メールを受信したときに、受信した電子メールに電子メールアドレスと該電子メールアドレスが割り当てられた端末の携帯電話番号とが含まれ、かつ、該電子メールアドレスが割り当てられた端末の携帯電話番号が当該第2の携帯電話端末に記憶されたアドレス帳に登録されている、という第1の条件を満足するか否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の条件を満足したときは、前記第2のユーザの登録許可操作を経て、前記受信した電子メールに含まれる電子メールアドレスを、前記受信した電子メールに含まれる該電子メールアドレスが割り当てられた端末の携帯電話番号に関連づけて、当該第2の携帯電話端末に記憶されたアドレス帳に登録する第1の登録手段、
を有することを特徴とする請求項1に記載の電子メールアドレス通知システム。 - 前記第2の携帯電話端末が属する携帯電話網内のメッセージ・サービス・センタは、
該第2の携帯電話端末と同じ携帯電話網に属する代行携帯電話端末の携帯電話番号を予め記憶しており、
電子メールを受信したときに、受信した電子メールの送付元が前記代行携帯電話端末の携帯電話番号であり、かつ、前記受信した電子メールの本文に電子メールアドレスと携帯電話番号が含まれている、という第2の条件を満足するか否かを判別する第2の判別手段と、
前記第2の条件を満足したときは、前記受信した電子メールの送付元を、前記受信した電子メールの本文に含まれている携帯電話番号に書き替える編集手段と、
該編集手段により書き替えられた電子メールを前記第2の携帯電話端末に送信する送信手段、を有するものであり、
前記第1の判別手段は、当該第2の携帯電話端末が属する携帯電話網内のメッセージ・サービス・センタから電子メールを受信したときに、受信した電子メールの本文に電子メールアドレスが含まれ、かつ、前記受信した電子メールの送付元の携帯電話番号が当該第2の携帯電話端末に記憶されたアドレス帳に登録されている、という第1の条件を満足するか否かを判別し、
前記第1の登録手段は、前記第1の条件を満足したときは、前記第2のユーザの登録許可操作を経て、前記受信した電子メールの本文に含まれる電子メールアドレスを、前記受信した電子メールの送付元の携帯電話番号に関連づけて、当該第2の携帯電話端末に記憶されたアドレス帳に登録するものである、
ことを特徴とする請求項2に記載の電子メールアドレス通知システム。 - 前記第2の携帯電話端末は、
該第2の携帯電話端末と同じ携帯電話網に属する代行携帯電話端末の携帯電話番号を予め記憶しており、
前記第1の判別手段は、当該第2の携帯電話端末が属する携帯電話網内のメッセージ・サービス・センタから電子メールを受信したときに、受信した電子メールの送付元が前記代行携帯電話端末の携帯電話番号であり、前記受信した電子メールの本文に、携帯電話番号と電子メールアドレスとが含まれており、かつ、該携帯電話番号が当該第2の携帯電話端末に記憶されたアドレス帳に登録されている、という第1の条件を満足するか否かを判別するものであり、
前記第1の登録手段は、前記第1の条件を満足したときは、前記第2のユーザの登録許可操作を経て、前記受信した電子メールの本文に含まれる電子メールアドレスを、前記受信した電子メールの本文に含まれる携帯電話番号に関連づけて、当該第2の携帯電話端末に記憶されたアドレス帳に登録するものである、
ことを特徴とする請求項2に記載の電子メールアドレス通知システム。 - 前記代行携帯電話端末制御サーバが前記代行携帯電話端末を制御して、前記代行携帯電話端末に送信させる電子メールは、前記第1の携帯電話端末の携帯電話番号と前記第1の携帯電話端末に割り当てられた電子メールアドレスとに加えて、返信先アドレスを本文に含むものであり、
前記第2の携帯電話端末は、
前記第1の登録手段が、前記受信した電子メールに含まれる電子メールアドレスを、当該第2の携帯電話端末に記憶されたアドレス帳に登録したとき、前記第2のユーザの登録通知許可操作を経て、前記第1の携帯電話端末に割り当てられた電子メールアドレスを通知する電子メールに対する前記第2の携帯電話端末からの返信であることが特定される特定データを含み、前記第2の携帯電話端末に割り当てられた電子メールアドレスを送付元とする電子メールを、前記返信先アドレスを宛先として送信する送信手段を有し、
前記代行携帯電話端末制御サーバは、
前記返信先アドレスに受信された電子メールが、前記特定データを含み、かつ、該受信された電子メールの送付元が電子メールアドレスである、という第3の条件を満足するか否かを判定する第3の判別手段と、
前記第3の条件を満足したときは、前記返信先アドレスに受信された電子メールを保存する保存手段と、
前記保存手段に保存された前記返信先アドレスに受信された電子メールに基づいて、当該第1の携帯電話端末に割り当てられた電子メールアドレスを通知した相手先の第2の携帯電話端末から前記返信先アドレスに受信された電子メールに含まれた、送付元の電子メールアドレスを取得し、該送付元の電子メールアドレスを、前記第2の携帯電話端末の携帯電話番号に関連づけて、前記第1のユーザのアドレス帳に登録する第2の登録手段、を有する、
ことを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の電子メールアドレス通知システム。 - 前記特定データは、前記第1の携帯電話端末の携帯電話番号及び前記第2の携帯電話端末の携帯電話番号である、
ことを特徴とする請求項5に記載の電子メールアドレス通知システム。 - 前記第1のユーザのアドレス帳は、前記第1のユーザが契約していた携帯電話事業者の携帯電話網に属する第3の携帯電話端末に記憶されていたものであり、前記第1の携帯電話端末は、前記第1のユーザが、新たに契約した携帯電話事業者の携帯電話網に属するものであって、携帯電話番号が前記第3の携帯電話端末から移行されたものである、
ことを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の電子メールアドレス通知システム。
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