JP2008098266A - 近接場露光装置および近接場露光方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】近接場露光による密着露光に際し、近接場露光マスクおよび被露光物に帯電する静電気を除去し、アライメント精度を向上させることが可能となる近接場露光装置および近接場露光方法を提供する。
【解決手段】近接場露光マスク101と、
前記近接場露光マスクに被露光基板102を対向配置させる機構と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板の相対位置合わせを行う機構107と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板を密着させる機構と、
前記近接場露光マスクに露光光を照射する露光光照射機構109と、を有する近接場露光装置において、
前記近接場露光マスクおよび前記被露光物に帯電する静電気を除去するための軟X線照射装置105を備え、
前記軟X線照射装置が、前記近接場露光マスクを挟み、前記被露光基板の反対位置に配置されている構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】近接場露光マスク101と、
前記近接場露光マスクに被露光基板102を対向配置させる機構と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板の相対位置合わせを行う機構107と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板を密着させる機構と、
前記近接場露光マスクに露光光を照射する露光光照射機構109と、を有する近接場露光装置において、
前記近接場露光マスクおよび前記被露光物に帯電する静電気を除去するための軟X線照射装置105を備え、
前記軟X線照射装置が、前記近接場露光マスクを挟み、前記被露光基板の反対位置に配置されている構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、近接場露光装置および近接場露光方法に関する。
近年、リソグラフィー技術の進化・多様化が進み、新たな可能性を探るエマージングリソグラフィー技術として、様々な露光方法について提案がなされている。
中でも、これまでの投影方式の露光方式に対し、例えば、特許文献1のように、コンタクト方式によって近接場露光を行う近接場露光方法が提案されている。
このようなコンタクト方式の近接場露光に使用するマスクの遮光材として、シリコンを用いることが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
また、特許文献2では、マスクとウエハを密着/露光した後、静電気による引力が両者に働いている場合において、これらを剥離するに際し外部の除電機構によって静電引力を弱め、剥離の補助をする提案がなされている。
また、特許文献3では、露光装置においてフォトマスクに軟X線をマスクの面内方向から照射することで、発生する静電気を除去し、フォトマスク及びウエハ上への塵埃への付着を防止する提案がされている。
特開平11−145051号公報
特開2005−101133号公報
特開2000−321777号公報
2006年春季 第53回応用物理学関係連合講演会 予稿集 25a−ZB−1
中でも、これまでの投影方式の露光方式に対し、例えば、特許文献1のように、コンタクト方式によって近接場露光を行う近接場露光方法が提案されている。
このようなコンタクト方式の近接場露光に使用するマスクの遮光材として、シリコンを用いることが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
また、特許文献2では、マスクとウエハを密着/露光した後、静電気による引力が両者に働いている場合において、これらを剥離するに際し外部の除電機構によって静電引力を弱め、剥離の補助をする提案がなされている。
また、特許文献3では、露光装置においてフォトマスクに軟X線をマスクの面内方向から照射することで、発生する静電気を除去し、フォトマスク及びウエハ上への塵埃への付着を防止する提案がされている。
近接場露光においては、ハーフピッチ45nm以下のサイズでのパターニングが可能な解像力を有しており、それに応じて露光マスクと基板間のアライメントに非常に高い精度が要求される。
特許文献1で提案されている近接場露光は、露光マスクとレジスト付き基板との密着/露光/剥離を繰り返し行う方式であるため、電気伝導率の低い材料を遮光材として用いると、静電気が発生することがある。
例えば、非特許文献1に記載されている近接場露光では、通常用いられる金属遮光膜に比べ、帯電しやすい遮光材である電気伝導率の低いアモルファスシリコンが用いられている。
また、マスクの搬送やマスクの着脱などの装置の振動等によって、帯電が生じることもある。
特許文献1で提案されている近接場露光は、露光マスクとレジスト付き基板との密着/露光/剥離を繰り返し行う方式であるため、電気伝導率の低い材料を遮光材として用いると、静電気が発生することがある。
例えば、非特許文献1に記載されている近接場露光では、通常用いられる金属遮光膜に比べ、帯電しやすい遮光材である電気伝導率の低いアモルファスシリコンが用いられている。
また、マスクの搬送やマスクの着脱などの装置の振動等によって、帯電が生じることもある。
このように帯電した露光マスクと基板との間における静電気によって、引力・斥力が作り出され、これらが互いに力を受けることになる。
近接場光を用いた露光方法では、近接場光が露光マスク表面の約100nm以下という極近傍にしか存在しないため、露光マスクとレジスト付き基板表面を密着させた状態で露光することが必須である。
露光マスクとレジスト付き基板表面を密着させた後にアライメントを行うと、密着させたままの状態で露光マスクとレジスト付き基板の相対位置を動かすことになり、レジストの剥離、マスクの破壊など様々な問題が引き起こされる。
そこで、露光マスクとレジストが塗布された基板をアライメントするには、互いを密着させる前にアライメントを行う必要がある。
近接場光を用いた露光方法では、近接場光が露光マスク表面の約100nm以下という極近傍にしか存在しないため、露光マスクとレジスト付き基板表面を密着させた状態で露光することが必須である。
露光マスクとレジスト付き基板表面を密着させた後にアライメントを行うと、密着させたままの状態で露光マスクとレジスト付き基板の相対位置を動かすことになり、レジストの剥離、マスクの破壊など様々な問題が引き起こされる。
そこで、露光マスクとレジストが塗布された基板をアライメントするには、互いを密着させる前にアライメントを行う必要がある。
しかしながら、ここで用いられる露光マスクが特許文献1に記載のような厚さが薄い弾性体や、樹脂のように材料自体が柔らかい場合では、露光マスクが静電気力によって変形する可能性がある。
例えば、図2(a)のように露光マスク及びレジスト付き基板が偏って帯電した場合、図2(b)のように引力の強い個所が、より強く引かれ合って露光マスクを撓ませる可能性がある。
このように、露光マスクやレジスト付き基板が帯電していると、露光マスクとレジスト付き基板が互いに離れた密着前の状態でアライメントを行っても、両者を密着させるため近接させる最中に、静電気力により露光マスクが歪んでしまう。そのため、離れた状態でアライメントした位置から露光マスクの位置がずれてしまうことがある。
また、露光マスクが歪むことでマスクパターンも歪み、正確なパターンを露光することができなくなることもある。
さらには、アライメントを行う前であっても、静電気力によってマスクが歪んでしまうと、露光マスクのアライメントマークの位置がずれてしまい、アライメントが行えないこともある。
例えば、図2(a)のように露光マスク及びレジスト付き基板が偏って帯電した場合、図2(b)のように引力の強い個所が、より強く引かれ合って露光マスクを撓ませる可能性がある。
このように、露光マスクやレジスト付き基板が帯電していると、露光マスクとレジスト付き基板が互いに離れた密着前の状態でアライメントを行っても、両者を密着させるため近接させる最中に、静電気力により露光マスクが歪んでしまう。そのため、離れた状態でアライメントした位置から露光マスクの位置がずれてしまうことがある。
また、露光マスクが歪むことでマスクパターンも歪み、正確なパターンを露光することができなくなることもある。
さらには、アライメントを行う前であっても、静電気力によってマスクが歪んでしまうと、露光マスクのアライメントマークの位置がずれてしまい、アライメントが行えないこともある。
特許文献2では、露光マスクとレジスト付き基板を剥離するときのみ、除電を行う構成となっているため、アライメント前に除電を行い、露光マスクとレジスト付き基板の除電を行う構成となっていない。
また、特許文献3では、軟X線を露光マスク、レジスト付き基板の面内方向に照射して両者の除電を行っているが、軟X線は照射方向に沿って除電能力が落ちる。
そのため、面内全ての除電を行うためには、軟X線照射器から最も遠い個所が除電されるまで待つ必要がある。
また、上記特許文献3のような方法を、特許文献1に記載されている薄膜のマスクを撓ませて密着させて露光する露光方式に適用した場合には、マスクの面内方向に軟X線を照射すると撓んだ薄膜マスクが照射方向を遮ってしまうこととなる。
そのため、露光マスクとレジスト付き基板への除電にムラが生じてしまう、等の不都合が生じる。
また、特許文献3では、軟X線を露光マスク、レジスト付き基板の面内方向に照射して両者の除電を行っているが、軟X線は照射方向に沿って除電能力が落ちる。
そのため、面内全ての除電を行うためには、軟X線照射器から最も遠い個所が除電されるまで待つ必要がある。
また、上記特許文献3のような方法を、特許文献1に記載されている薄膜のマスクを撓ませて密着させて露光する露光方式に適用した場合には、マスクの面内方向に軟X線を照射すると撓んだ薄膜マスクが照射方向を遮ってしまうこととなる。
そのため、露光マスクとレジスト付き基板への除電にムラが生じてしまう、等の不都合が生じる。
本発明は、上記課題を鑑み、近接場露光による密着露光に際し、近接場露光マスクおよび被露光物に帯電する静電気を除去し、アライメント精度を向上させることが可能となる近接場露光装置および近接場露光方法の提供を目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、つぎのように構成した近接場露光装置および近接場露光方法を提供するものである。
本発明の近接場露光装置は、
近接場露光マスクと、
前記近接場露光マスクに被露光基板を対向配置させる機構と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板の相対位置合わせを行う機構と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板を密着させる機構と、
前記近接場露光マスクに露光光を照射する露光光照射機構と、を有する近接場露光装置において、
前記近接場露光マスクおよび前記被露光物に帯電する静電気を除去するための軟X線照射装置を備え、
前記軟X線照射装置が、前記近接場露光マスクを挟み、前記被露光基板の反対位置に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の近接場露光装置は、前記軟X線照射装置を移動させる軟X線照射装置移動機構を備え、
前記軟X線照射装置移動機構が、前記露光光照射機構から照射される露光光の光路外に、前記軟X線照射装置を移動可能に構成されていることを特徴とする。また、本発明の近接場露光装置は、前記近接場露光マスクが、露光光が透過するマスク母材と、該マスク母材上に設けられた露光波長λ(nm)より小さい開口を有する遮光膜とにより形成され、
該近接場露光マスクが、軟X線を透過する構成を備えていることを特徴とする。
また、本発明の近接場露光装置は、前記マスク母材が、厚さ0.1〜1.0μmの窒化シリコンで形成されていることを特徴とする。
また、本発明の近接場露光装置は、前記マスク母材が、厚さ1〜500μmの合成樹脂で形成されていることを特徴とする。
また、本発明の近接場露光方法は、
被露光基板に、マスク母材上に露光波長λ(nm)より小さい開口を有する遮光膜を備えた近接場露光マスクを密着させ、露光光照射機構から光を照射して被露光基板にパタンを転写する近接場露光方法において、
前記近接場露光マスクを挟み、前記被露光基板の反対から該近接場露光マスクに軟X線を照射し、近接場露光マスクおよび被露光物に帯電する静電気を除去する軟X線照射工程と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板の相対位置合わせを行う位置合わせ工程と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板を密着させる密着工程と、
前記近接場露光マスクに前記露光光を照射する露光光照射工程と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板を剥離する剥離工程と
を有することを特徴とする。
また、本発明の近接場露光方法は、前記軟X線照射工程が、前記位置合わせ工程、前記密着工程、前記剥離工程、の間において行われることを特徴とする。
本発明の近接場露光装置は、
近接場露光マスクと、
前記近接場露光マスクに被露光基板を対向配置させる機構と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板の相対位置合わせを行う機構と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板を密着させる機構と、
前記近接場露光マスクに露光光を照射する露光光照射機構と、を有する近接場露光装置において、
前記近接場露光マスクおよび前記被露光物に帯電する静電気を除去するための軟X線照射装置を備え、
前記軟X線照射装置が、前記近接場露光マスクを挟み、前記被露光基板の反対位置に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の近接場露光装置は、前記軟X線照射装置を移動させる軟X線照射装置移動機構を備え、
前記軟X線照射装置移動機構が、前記露光光照射機構から照射される露光光の光路外に、前記軟X線照射装置を移動可能に構成されていることを特徴とする。また、本発明の近接場露光装置は、前記近接場露光マスクが、露光光が透過するマスク母材と、該マスク母材上に設けられた露光波長λ(nm)より小さい開口を有する遮光膜とにより形成され、
該近接場露光マスクが、軟X線を透過する構成を備えていることを特徴とする。
また、本発明の近接場露光装置は、前記マスク母材が、厚さ0.1〜1.0μmの窒化シリコンで形成されていることを特徴とする。
また、本発明の近接場露光装置は、前記マスク母材が、厚さ1〜500μmの合成樹脂で形成されていることを特徴とする。
また、本発明の近接場露光方法は、
被露光基板に、マスク母材上に露光波長λ(nm)より小さい開口を有する遮光膜を備えた近接場露光マスクを密着させ、露光光照射機構から光を照射して被露光基板にパタンを転写する近接場露光方法において、
前記近接場露光マスクを挟み、前記被露光基板の反対から該近接場露光マスクに軟X線を照射し、近接場露光マスクおよび被露光物に帯電する静電気を除去する軟X線照射工程と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板の相対位置合わせを行う位置合わせ工程と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板を密着させる密着工程と、
前記近接場露光マスクに前記露光光を照射する露光光照射工程と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板を剥離する剥離工程と
を有することを特徴とする。
また、本発明の近接場露光方法は、前記軟X線照射工程が、前記位置合わせ工程、前記密着工程、前記剥離工程、の間において行われることを特徴とする。
本発明によれば、近接場露光による密着露光に際し、近接場露光マスクおよび被露光物に帯電する静電気を除去し、アライメント精度を向上させることが可能となる。
つぎに、本発明の実施の形態について説明する。
図1に、本発明の実施の形態における近接場露光装置の構成例を示す。
まず、図1を用いてアライメント工程について説明する。
アライメントマーク104を有する露光マスク101の遮光材が形成している面と、そのアライメントマーク104と対になるマークを有するレジスト付き基板102のレジスト側を対向させて配置する。
以下において、アライメントマーク104を有する露光マスク101の遮光材が形成している面をマスクおもて面と言い、また上記レジスト付き基板102のレジスト側を、基板おもて面という。
また、上記露光マスク101は、マスクチャック機構103に支持されている。
図1に、本発明の実施の形態における近接場露光装置の構成例を示す。
まず、図1を用いてアライメント工程について説明する。
アライメントマーク104を有する露光マスク101の遮光材が形成している面と、そのアライメントマーク104と対になるマークを有するレジスト付き基板102のレジスト側を対向させて配置する。
以下において、アライメントマーク104を有する露光マスク101の遮光材が形成している面をマスクおもて面と言い、また上記レジスト付き基板102のレジスト側を、基板おもて面という。
また、上記露光マスク101は、マスクチャック機構103に支持されている。
露光マスク101を挟んでレジスト付き基板102の反対側に、軟X線照射装置105を配置する。
このとき軟X線照射装置105の照射方向を、露光マスク101に向けて配置する。
この軟X線装置から照射される軟X線は、0.1〜1nmの波長を有する電磁波である。
この軟X線が照射された空気などがイオン化し、そのイオンによって帯電している対象物の除電を行うことができる。
ここで用いる露光マスクは、軟X線を透過する材料及び膜厚で構成されているものならばよい。例えば、500nmのSiNの薄膜上に形成した50nmのシリコン遮光膜のマスクだと、約80%の透過率が得られる。
また、500μmの厚さの光学樹脂上に形成した厚さ100nmのシリコン遮光膜のマスクであると約20%以上の透過率が得られる。
このとき軟X線照射装置105の照射方向を、露光マスク101に向けて配置する。
この軟X線装置から照射される軟X線は、0.1〜1nmの波長を有する電磁波である。
この軟X線が照射された空気などがイオン化し、そのイオンによって帯電している対象物の除電を行うことができる。
ここで用いる露光マスクは、軟X線を透過する材料及び膜厚で構成されているものならばよい。例えば、500nmのSiNの薄膜上に形成した50nmのシリコン遮光膜のマスクだと、約80%の透過率が得られる。
また、500μmの厚さの光学樹脂上に形成した厚さ100nmのシリコン遮光膜のマスクであると約20%以上の透過率が得られる。
露光マスク101とレジスト付き基板102を対向して配置した後、軟X線照射装置105から軟X線XRを照射する。
このとき、露光マスク101を透過した軟X線が露光マスク101のマスクおもて面とレジスト付き基板102の基板おもて面の間に、イオンを発生させ両者に帯電した静電気を除去する。
次に、露光マスク101のアライメントマーク104と、レジスト付き基板102のアライメントマーク104をアライメント光学系107にて観察し、両者を所定の相対位置になるように、ステージ106を駆動し相対位置合わせを行う。その後、露光マスク101とレジスト付き基板102を密着させ、軟X線の照射を停止し、軟X線照射装置105を図示しない駆動機構によって、次の工程で照射する露光光を遮ることのない場所に移動しておく。
または、露光光を照射する照明光学系108と露光光ELに干渉しない位置に、軟X線照射装置を配置しておいても良い。
このとき、露光マスク101を透過した軟X線が露光マスク101のマスクおもて面とレジスト付き基板102の基板おもて面の間に、イオンを発生させ両者に帯電した静電気を除去する。
次に、露光マスク101のアライメントマーク104と、レジスト付き基板102のアライメントマーク104をアライメント光学系107にて観察し、両者を所定の相対位置になるように、ステージ106を駆動し相対位置合わせを行う。その後、露光マスク101とレジスト付き基板102を密着させ、軟X線の照射を停止し、軟X線照射装置105を図示しない駆動機構によって、次の工程で照射する露光光を遮ることのない場所に移動しておく。
または、露光光を照射する照明光学系108と露光光ELに干渉しない位置に、軟X線照射装置を配置しておいても良い。
露光光源109から照射されるレジストを感光させる露光光ELを露光マスク101に照射し、露光マスク101の微小開口から発生した近接場光でレジストを感光させる。
露光後、露光マスク101をレジスト付き基板102から剥離する。
この際に、露光マスク101が剥離帯電によって帯電することが考えられるため、軟X線照射装置105から軟X線XRを照射しながら露光マスク101を剥離してもよい。
または、前述したように露光光ELに干渉しない位置に軟X線照射装置が配置されている場合は、上述した工程の間連続して軟X線を照射し続けていても良い。剥離後、レジスト付き基板102はステージ106によって、レジスト付き基板102上の次の露光する個所に移動し、再び軟X線XRを照射し露光マスク101とレジスト付き基板102の除電を行いながら上記工程を必要な個所に繰り返し行う。
露光後、露光マスク101をレジスト付き基板102から剥離する。
この際に、露光マスク101が剥離帯電によって帯電することが考えられるため、軟X線照射装置105から軟X線XRを照射しながら露光マスク101を剥離してもよい。
または、前述したように露光光ELに干渉しない位置に軟X線照射装置が配置されている場合は、上述した工程の間連続して軟X線を照射し続けていても良い。剥離後、レジスト付き基板102はステージ106によって、レジスト付き基板102上の次の露光する個所に移動し、再び軟X線XRを照射し露光マスク101とレジスト付き基板102の除電を行いながら上記工程を必要な個所に繰り返し行う。
以上の本実施の形態における近接場露光装置による露光方法によれば、露光マスクとレジスト付き基板との間に帯電した静電気を、全面において一括に除電することができ、精度の良いアライメントを行うことができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1においては、本発明を適用した近接場露光装置及び近接場露光方法について説明する。
図3に、本実施例に用いられる近接場露光装置の概略図を示す。
まず、本実施例に用いられる近接場露光装置の露光マスク500について、図5を用いて説明する。
露光マスク500として、シリコン基板に支持されたマスク母材501として500nmの厚さのSiN上に遮光膜層502として50nmの厚さのアモルファスシリコンの膜を形成した。
この遮光膜層502には、露光光の波長よりも小さな微小開口503(開口幅<100nm)が形成されている。
このマスクの軟X線の透過率は、約80%である。
[実施例1]
実施例1においては、本発明を適用した近接場露光装置及び近接場露光方法について説明する。
図3に、本実施例に用いられる近接場露光装置の概略図を示す。
まず、本実施例に用いられる近接場露光装置の露光マスク500について、図5を用いて説明する。
露光マスク500として、シリコン基板に支持されたマスク母材501として500nmの厚さのSiN上に遮光膜層502として50nmの厚さのアモルファスシリコンの膜を形成した。
この遮光膜層502には、露光光の波長よりも小さな微小開口503(開口幅<100nm)が形成されている。
このマスクの軟X線の透過率は、約80%である。
まず、上記露光マスク500を圧力調整容器301にマスクおもて面を圧力調整容器の外側(図3中では下側)に向けて取り付ける。
そして、波長365nmに感度を有するポジ型感光性フォトレジストを塗布したレジスト付き基板302の基板おもて面を、上記露光マスク500に対向するようステージ303に取り付ける。
次に、ステージ303によって露光マスク500とレジスト付き基板302をステージ303を駆動することで、50μmの間隔をあけて両者を平行に対向させる。
そして、波長365nmに感度を有するポジ型感光性フォトレジストを塗布したレジスト付き基板302の基板おもて面を、上記露光マスク500に対向するようステージ303に取り付ける。
次に、ステージ303によって露光マスク500とレジスト付き基板302をステージ303を駆動することで、50μmの間隔をあけて両者を平行に対向させる。
次に、図中露光マスク500の上方に設置した軟X線照射装置305から軟X線XRを露光マスク500に照射し、露光マスク500を透過した軟X線XRによって、露光マスク500とレジスト付き基板302の間にイオンを発生させ、両者を除電する。
この軟X線XRを照射しながら、図示しないアライメント光学系によって、露光マスク500とレジスト付き基板に形成したアライメントマーク304を観察しながら両者の相対的な位置合わせを行う。
次に、圧力調整機構308により圧力調整容器301内を加圧し、露光マスク500のおもて面と裏面の間に圧力差を設けて、露光マスク500をたわませ、露光マスク500とレジスト付き基板302を密着させる。
このとき、露光マスク500とレジスト付き基板302のアライメント精度が許容値以上にずれていた場合には、両者を剥離し、再度アライメントを行い、密着を行っても良い。
この軟X線XRを照射しながら、図示しないアライメント光学系によって、露光マスク500とレジスト付き基板に形成したアライメントマーク304を観察しながら両者の相対的な位置合わせを行う。
次に、圧力調整機構308により圧力調整容器301内を加圧し、露光マスク500のおもて面と裏面の間に圧力差を設けて、露光マスク500をたわませ、露光マスク500とレジスト付き基板302を密着させる。
このとき、露光マスク500とレジスト付き基板302のアライメント精度が許容値以上にずれていた場合には、両者を剥離し、再度アライメントを行い、密着を行っても良い。
次に、軟X線照射装置305を図示しない駆動機構によって露光光を遮らない位置に移動し、露光光源306である水銀ランプからi−line(波長365nm)の露光光ELを照明光学系307を通して露光マスク500に照射する。これにより、露光マスク500に形成した微小開口503に近接場光を発生させ、この近接場光によってレジスト付き基板302を露光する。
次に、圧力調整容器301内の圧力を大気圧に戻し、露光マスク500とレジスト付き基板302を剥離する。
そして、ステージ303により次に露光を行う個所に移動し上述した工程を繰り返し行い、レジスト付き基板302上に複数個所露光を行う。
以上の構成及び工程で露光マスクとレジスト付き基板のアライメントを行うことで、精度の良いアライメントを行うことができる。
次に、圧力調整容器301内の圧力を大気圧に戻し、露光マスク500とレジスト付き基板302を剥離する。
そして、ステージ303により次に露光を行う個所に移動し上述した工程を繰り返し行い、レジスト付き基板302上に複数個所露光を行う。
以上の構成及び工程で露光マスクとレジスト付き基板のアライメントを行うことで、精度の良いアライメントを行うことができる。
[実施例2]
実施例2においては、本発明を適用した実施例1とは別の形態の近接場露光装置及び近接場露光方法について説明する。
図4に、本実施例に用いられる近接場露光装置の概略図を示す。
まず、本実施例に用いられる近接場露光装置の露光マスク500について、図5を用いて説明する。
露光マスク500に、マスク母材501として厚さ500μmの合成樹脂を、遮光膜層502として厚さ50nmのアモルファスシリコンによって構成されている露光マスクを用いる。
このマスク母材501を構成する合成樹脂としては、つぎのような材料によるプラスチックフィルムないしはシート等を挙げることができる。
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリ塩化ビニルなどのポリオレフィン、等が挙げられる。
あるいは、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリル酸などのアクリル樹脂、ポリスチレンポリカーボネート、ポリイミドなどが挙げられる。
透明性、耐熱性、耐薬品性などの観点から環状ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタラート、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリル酸が好ましく用いることができる。
より具体的には、JSR(株)製ARTON、日本ゼオン(株)製ZEONORR、ZEONEXR(以上、環状ポリオレフィン)、東レ(株)製ルミラーR、等が好ましく用いることができる。
あるいは、帝人デュポンフィルム(株)製テトロンR(以上、ポリエチレンテレフタレート)、帝人化成パンライトR(ポリカーボネート)が好ましく用いることができる。
これらの材料をマスク母材として用い、厚さ500μmとした場合、概ね20%以上の透過率がある。
実施例2においては、本発明を適用した実施例1とは別の形態の近接場露光装置及び近接場露光方法について説明する。
図4に、本実施例に用いられる近接場露光装置の概略図を示す。
まず、本実施例に用いられる近接場露光装置の露光マスク500について、図5を用いて説明する。
露光マスク500に、マスク母材501として厚さ500μmの合成樹脂を、遮光膜層502として厚さ50nmのアモルファスシリコンによって構成されている露光マスクを用いる。
このマスク母材501を構成する合成樹脂としては、つぎのような材料によるプラスチックフィルムないしはシート等を挙げることができる。
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリ塩化ビニルなどのポリオレフィン、等が挙げられる。
あるいは、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリル酸などのアクリル樹脂、ポリスチレンポリカーボネート、ポリイミドなどが挙げられる。
透明性、耐熱性、耐薬品性などの観点から環状ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタラート、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリル酸が好ましく用いることができる。
より具体的には、JSR(株)製ARTON、日本ゼオン(株)製ZEONORR、ZEONEXR(以上、環状ポリオレフィン)、東レ(株)製ルミラーR、等が好ましく用いることができる。
あるいは、帝人デュポンフィルム(株)製テトロンR(以上、ポリエチレンテレフタレート)、帝人化成パンライトR(ポリカーボネート)が好ましく用いることができる。
これらの材料をマスク母材として用い、厚さ500μmとした場合、概ね20%以上の透過率がある。
この露光マスク500を圧力調整容器401にマスクおもて面を圧力調整容器の内側に向けて取り付ける。
そして、波長365nmに感度を有するポジ型感光性フォトレジストを塗布したレジスト付き基板402を基板おもて面を、上記露光マスク500に対向するよう圧力調整容器内に設置されるステージ403に取り付ける。
次に、ステージ403によって露光マスク500とレジスト付き基板402をステージ403を駆動することで、50μmの間隔をあけて両者を平行に対向させる。
その後、図中露光マスク500の上方に設置した軟X線照射装置405から軟X線XRを露光マスク500に照射し、露光マスク500を透過した軟X線XRによって、露光マスク500とレジスト付き基板402の間にイオンを発生させ、両者を除電する。
この軟X線XRを照射しながら、図示しないアライメント光学系によって、露光マスク500とレジスト付き基板402に形成したアライメントマーク404を観察しながら両者の相対的な位置合わせを行う。
そして、波長365nmに感度を有するポジ型感光性フォトレジストを塗布したレジスト付き基板402を基板おもて面を、上記露光マスク500に対向するよう圧力調整容器内に設置されるステージ403に取り付ける。
次に、ステージ403によって露光マスク500とレジスト付き基板402をステージ403を駆動することで、50μmの間隔をあけて両者を平行に対向させる。
その後、図中露光マスク500の上方に設置した軟X線照射装置405から軟X線XRを露光マスク500に照射し、露光マスク500を透過した軟X線XRによって、露光マスク500とレジスト付き基板402の間にイオンを発生させ、両者を除電する。
この軟X線XRを照射しながら、図示しないアライメント光学系によって、露光マスク500とレジスト付き基板402に形成したアライメントマーク404を観察しながら両者の相対的な位置合わせを行う。
次に、圧力調整機構408により圧力調整容器401内を減圧し、露光マスク500のおもて面と裏面の間に圧力差を設けて、露光マスク500をたわませ、露光マスク500とレジスト付き基板402を密着させる。
その後、実施例1と同様に、露光/剥離を行い、軟X線XRの照射を止める。
次に、ステージ移動を行い、露光・アライメントを繰り返し行う。
その後、実施例1と同様に、露光/剥離を行い、軟X線XRの照射を止める。
次に、ステージ移動を行い、露光・アライメントを繰り返し行う。
本実施例においては、軟X線の照射をアライメントから剥離の間でのみ行うことで、効率的に軟X線照射装置を稼動することができる。
このとき、図4に示すように、軟X線照射装置405と露光光源406を露光マスク500に対して平行方向に並べて配置し、露光光ELを遮らない配置とすることで、スループットを向上させることができる。
すなわち、露光時に軟X線照射装置を移動する工程が減るため、一連の露光動作のスループットを向上させることができる。
このとき、図4に示すように、軟X線照射装置405と露光光源406を露光マスク500に対して平行方向に並べて配置し、露光光ELを遮らない配置とすることで、スループットを向上させることができる。
すなわち、露光時に軟X線照射装置を移動する工程が減るため、一連の露光動作のスループットを向上させることができる。
101:露光マスク
102レジスト付き基板
103:マスクチャック
104:アライメントマーク
105:軟X線照射装置
106:ステージ
107:アライメント光学系
108:照明光学系
109:露光光源
301:圧力調整容器
302:レジスト付き基板
303:ステージ
304:アライメントマーク
305:軟X線照射装置
306:露光光源
307:照明光学系
308:圧力調整機構
309:ガラス窓
401:圧力調整容器
402:レジスト付き基板
403:ステージ
404:アライメントマーク
405:軟X線照射装置
406:露光光源
407:照明光学系
408:圧力調整機構
500:露光マスク
501:マスク母材
502:遮光膜層
503:微小開口
102レジスト付き基板
103:マスクチャック
104:アライメントマーク
105:軟X線照射装置
106:ステージ
107:アライメント光学系
108:照明光学系
109:露光光源
301:圧力調整容器
302:レジスト付き基板
303:ステージ
304:アライメントマーク
305:軟X線照射装置
306:露光光源
307:照明光学系
308:圧力調整機構
309:ガラス窓
401:圧力調整容器
402:レジスト付き基板
403:ステージ
404:アライメントマーク
405:軟X線照射装置
406:露光光源
407:照明光学系
408:圧力調整機構
500:露光マスク
501:マスク母材
502:遮光膜層
503:微小開口
Claims (7)
- 近接場露光マスクと、
前記近接場露光マスクに被露光基板を対向配置させる機構と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板の相対位置合わせを行う機構と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板を密着させる機構と、
前記近接場露光マスクに露光光を照射する露光光照射機構と、を有する近接場露光装置において、
前記近接場露光マスクおよび前記被露光物に帯電する静電気を除去するための軟X線照射装置を備え、
前記軟X線照射装置が、前記近接場露光マスクを挟み、前記被露光基板の反対位置に配置されていることを特徴とする近接場露光装置。 - 前記軟X線照射装置を移動させる軟X線照射装置移動機構を備え、
前記軟X線照射装置移動機構が、前記露光光照射機構から照射される露光光の光路外に、前記軟X線照射装置を移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の近接場露光装置。 - 前記近接場露光マスクが、露光光が透過するマスク母材と、該マスク母材上に設けられた露光波長λ(nm)より小さい開口を有する遮光膜とにより形成され、
該近接場露光マスクが、軟X線を透過する構成を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の近接場露光装置。 - 前記マスク母材が、厚さ0.1〜1.0μmの窒化シリコンで形成されていることを特徴とする請求項3に記載の近接場露光装置。
- 前記マスク母材が、厚さ1〜500μmの合成樹脂で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の近接場露光装置。
- 被露光基板に、マスク母材上に露光波長λ(nm)より小さい開口を有する遮光膜を備えた近接場露光マスクを密着させ、露光光照射機構から光を照射して被露光基板にパターンを転写する近接場露光方法において、
前記近接場露光マスクを挟み、前記被露光基板の反対から該近接場露光マスクに軟X線を照射し、近接場露光マスクおよび被露光物に帯電する静電気を除去する軟X線照射工程と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板の相対位置合わせを行う位置合わせ工程と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板を密着させる密着工程と、
前記近接場露光マスクに前記露光光を照射する露光光照射工程と、
前記近接場露光マスクと前記被露光基板を剥離する剥離工程と
を有することを特徴とする近接場露光方法。 - 前記軟X線照射工程が、前記位置合わせ工程、前記密着工程、前記剥離工程、の間において行われることを特徴とする請求項6に記載の近接場露光方法。
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