以下に本発明の最良の形態を説明するが、開示される発明と実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。本明細書中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応していないものであることを意味するものではない。
さらに、この記載は、明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現し、追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明によれば、記録装置が提供される。この記録装置(例えば、図1の記録装置1)は、ユーザの操作に応じて、光ディスクの取り出し要求の情報を取得する第1の取得手段(例えば、図3のステップS11の処理を実行する図1の演算処理部15)と、光ディスクから、少なくとも光ディスクの種類、記録フォーマット、および光ディスクにファイナライズ処理が行われたか否かを示す情報を取得する第2の取得手段(例えば、図1のディスク情報取得部31)と、第2の取得手段により取得した少なくとも光ディスクの種類、記録フォーマット、およびファイナライズ処理が行われたか否かを示す情報に基づいて、光ディスクにファイナライズ処理が必要であるか否かを判定する判定手段(例えば、図1のディスク判定部32またはファイナライズ判定部33)と、第1の取得手段により光ディスクの取り出し要求の情報を取得した場合、判定手段による判定結果に応じたメッセージの表示を制御する表示制御手段(例えば、図1のメッセージ表示制御部34)とを備える。
表示制御手段は、判定手段により光ディスクにファイナライズ処理が必要であると判定された場合、ファイナライズ処理に関するメッセージの表示を制御することができる。
メッセージは、ファイナライズ処理が必要であることを示すメッセージであるようにすることができる。
メッセージは、ファイナライズ処理が実行できることを示すメッセージであるようにすることができる。
表示制御手段は、判定手段により光ディスクにファイナライズ処理が必要であると判定された場合、ファイナライズ処理の実行を指示するボタンの表示を制御することができる。
表示制御手段は、判定手段により光ディスクにファイナライズ処理が必要であると判定された場合、ファイナライズ処理に必要な時間の表示を制御することができる。
判定手段は、第2の取得手段により取得した少なくとも光ディスクの種類、記録フォーマット、およびファイナライズ処理が行われたか否かを示す情報に基づいて、光ディスクにファイナライズ処理が必要であるか、推奨するか、あるいは不要であるかを判定し、表示制御手段は、判定手段により光ディスクにファイナライズ処理が必要であると判定された場合、ファイナライズ処理が必要であることを示すメッセージの表示を制御し、光ディスクにファイナライズ処理を推奨すると判定された場合、ファイナライズ処理を推奨することを示すメッセージの表示を制御することができる。
本発明によれば、記録方法が提供される。この記録方法は、ユーザの操作に応じて、光ディスクの取り出し要求の情報を取得する第1の取得ステップ(例えば、図3のステップS11の処理)と、光ディスクから、少なくとも光ディスクの種類、記録フォーマット、および光ディスクにファイナライズ処理が行われたか否かを示す情報を取得する第2の取得ステップ(例えば、図3のステップS12の処理)と、第2の取得ステップの処理により取得した少なくとも光ディスクの種類、記録フォーマット、およびファイナライズ処理が行われたか否かを示す情報に基づいて、光ディスクにファイナライズ処理が必要であるか否かを判定する判定ステップ(例えば、図3のステップS14、ステップS15、またはステップS17の処理)と、第1の取得ステップの処理により光ディスクの取り出し要求の情報を取得した場合、判定ステップの処理による判定結果に応じたメッセージの表示を制御する表示制御ステップ(例えば、図3のステップS16、ステップS18、またはステップS19の処理)とを含む。
本発明によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、ユーザの操作に応じて、光ディスクの取り出し要求の情報を取得する第1の取得ステップ(例えば、図3のステップS11の処理)と、光ディスクから、少なくとも光ディスクの種類、記録フォーマット、および光ディスクにファイナライズ処理が行われたか否かを示す情報を取得する第2の取得ステップ(例えば、図3のステップS12の処理)と、第2の取得ステップの処理により取得した少なくとも光ディスクの種類、記録フォーマット、およびファイナライズ処理が行われたか否かを示す情報に基づいて、光ディスクにファイナライズ処理が必要であるか否かを判定する判定ステップ(例えば、図3のステップS14、ステップS15、またはステップS17の処理)と、第1の取得ステップの処理により光ディスクの取り出し要求の情報を取得した場合、判定ステップの処理による判定結果に応じたメッセージの表示を制御する表示制御ステップ(例えば、図3のステップS16、ステップS18、またはステップS19の処理)とを実行させる。
このプログラムは、記憶媒体(例えば、図11の磁気ディスク121)に記憶することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用したデジタルビデオカメラ1の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
デジタルビデオカメラ1は、光ディスクにデータを記録する記録装置の一例である。
映像音声信号入力部11は、例えば、レンズなどの光学系、CCD(Charge Coupled Devices)などの撮像素子、外部からの信号が入力される信号入力端子、映像信号の処理を行う映像信号回路などから構成される。
映像音声信号入力部11は、撮像した画像または信号入力端子より入力される画像を画像データに変換し、変換した画像データを映像音声信号処理部12に供給する。
また、映像音声信号入力部11は、例えば、内蔵マイク、外付けのマイクなど外部からの音声信号が入力される音声信号入力端子、または音声信号の処理を行う音声信号処理回路なども含む。
映像音声信号入力部11は、内蔵マイクで集音した音声または音声信号入力端子から入力される音声を音声データに変換し、変換した音声データを映像音声信号処理部12に供給する。
画像音声信号処理部12は、例えば、映像信号のエンコード回路若しくはデコード回路、または映像信号にOSD(On Screen Display)などの情報を合成する回路などから構成される。
画像音声信号処理部12は、データを記録する場合、映像音声信号入力部11から供給された画像データを圧縮して変換する。画像音声信号処理部12は、後述する演算処理部15から供給された表示情報を付加し、表示情報が付加された画像データを、光ディスクに記録する情報としてディスク制御部13に供給する。
画像音声信号処理部12は、データを再生する場合、ディスク制御部13から供給された画像データを伸張する。画像音声信号処理部12は、伸張された画像データに、必要応じて、演算処理部15から供給されたOSD情報などを付加し、OSD情報などが付加された画像データを映像音声出力部17に供給する。
また、画像音声信号処理部12は、例えば、音声信号のエンコード回路またはデコード回路なども含む。
画像音声信号処理部12は、データを記録する場合、映像音声信号入力部11から供給された音声データを圧縮して変換する。画像音声信号処理部12は、変換された音声データを、光ディスクに記録する情報としてディスク制御部13に供給する。
画像音声信号処理部12は、データを再生する場合、ディスク制御部13から供給された音声データを伸張する。画像音声信号処理部12は、伸張された音声データを映像音声出力部17に供給する。
ディスク制御部13は、データを記録する場合、ドライブ18を制御し、画像音声信号処理部12から供給された光ディスクに記録する情報を光ディスク19に書き出す。また、ディスク制御部13は、データを再生する場合、ドライブ18を制御し、光ディスク19より読み出した画像データまたは音声データを画像音声信号処理部12に供給する。
さらに、ディスク制御部13は、ドライブ18に光ディスク18を駆動させるなどして、光ディスクの種類、記録フォーマット、またはディスク状態の情報などを光ディスクの情報を取得し、演算処理部15からの光ディスクの情報を取得する要求に応じて、光ディスクの種類、記録フォーマット、またはディスク状態の情報などを光ディスクの情報として演算処理部15に供給する。
また、ディスク制御部13は、演算処理部15の制御により、ドライブ18に光ディスク19に対して、セッションクローズなどのファイナライズの処理を実行させる。
ユーザ操作入力部14は、例えば、録画ボタン、ディスクの取り出しボタン、またはLCD(Liquid Crystal Display)によるタッチパネルなどのユーザがデジタルビデオカメラ1を操作するためのインターフェイスとして構成される。ユーザ操作入力部14は、ユーザの操作によるカメラ機能の変更、録画開始、録画終了、光ディスク19の取り出し操作、またはファイナライズ(処理)の実行などに応じた制御信号を演算処理部15に供給する。
なお、以下、ユーザの操作に応じた制御信号のうち、例えば、光ディスク19の取り出しボタンが押された場合など、光ディスク19の取り出しを要求する信号制御を光ディスク取り出し要求と称して説明する。
演算処理部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)などから構成され、ROMに記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。演算処理部15に内蔵されているRAMには、CPUが実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。
演算処理部15は、ユーザ操作入力部14から供給された光ディスク取り出し要求に応じて、ディスク制御部13から供給された光ディスク情報を基に、光ディスク19にファイナライズが必要であるか否かを判定する。演算処理部15は、判定した結果に応じたメッセージの映像音声出力部17への表示を制御する。
演算処理部15は、ディスク情報取得部31、ディスク判定部32、ファイナライズ判定部33、メッセージ表示制御部34、およびファイナライズ制御部35を含む。
ディスク情報取得部31は、ユーザ操作入力部14から供給された光ディスク取り出し要求を基に、ディスク制御部13から光ディスク19の情報を取得する。
具体的には、ディスク情報取得部31は、ユーザ操作入力部14から供給された光ディスク取り出し要求を基に、ディスク制御部13から光ディスク19の情報として、光ディスクの種類、記録フォーマット、および光ディスク状態の情報を取得する。ディスク情報取得部31は、ディスク制御部13から取得した光ディスクの情報のうち、光ディスクの種類および記録フォーマットをディスク判定部32に供給し、ディスク制御部13から取得した光ディスクの情報のうち、光ディスク状態の情報をファイナライズ判定部33に供給する。
ここで、光ディスクの種類とは、例えば、DVDの場合には、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、DVD-RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)、DVD-R(DVD Specifications for Recordable Disc)、DVD-RW(DVD Specifications for Re-recordable Disc)、DVD+R(DVD Specifications for +Recordable Disc)、またはDVD+RW(DVD Specifications for +ReWritable Disc)などのその光ディスクが準拠している規格(を示す)をいう。
また、記録フォーマットとは、例えば、DVDの場合には、DVD-Video(ビデオモード)、DVD-VR(VRモード)、またはDVD+RW Video(+VRモード)などの記録方式(を示す情報)をいう。
さらに、光ディスク状態の情報とは、例えば、光ディスクのリードアウト(lead-out)の情報(ファイナライズ時に光ディスクに書き込まれる情報)などの光ディスクの状態に関係する情報である。
ディスク判定部32は、ディスク情報取得部31から供給された光ディスク情報のうち、光ディスクの種類の情報を基に、光ディスク19の種類が予め定められた光ディスクの種類であるか否かを判定する。
具体的には、ディスク判定部32は、ディスク情報取得部31から供給された光ディスク情報のうち、光ディスクの種類の情報を基に、光ディスク19の種類が、DVD-R、DVD-RW、またはDVD+RWであるか否かを判定する。
また、ディスク判定部32は、ディスク情報取得部31から供給された光ディスク情報のうち、光ディスクの種類および記録フォーマットの情報を基に、光ディスクの種類と記録フォーマットとが予め定められていた組み合わせであるか否かを判定する。
具体的には、ディスク判定部32は、ディスク情報取得部31から供給された光ディスク情報のうち、光ディスクの種類および記録フォーマットの情報を基に、光ディスクが、DVD-Videoフォーマット(ビデオモード)で記録されたDVD-R若しくはDVD-RW、DVD-VRフォーマット(VRモード)で記録されたDVD-RW、またはDVD+RW Videoフォーマットで記録されたDVD+RWであるか否かを判定する。
ファイナライズ判定部33は、ディスク情報取得部31から供給された光ディスク状態の情報を基に、光ディスク19がファイナライズ済みの状態であるか否かを判定する。例えば、ファイナライズ判定部33は、ディスク情報取得部31から供給された光ディスク状態の情報であるリードアウト(lead-out)の情報を基に、光ディスク19がファイナライズ済みの状態であるか否かを判定する。
メッセージ表示制御部34は、記憶部16に記憶されているメッセージを取得し、取得したメッセージを映像音声信号処理部12に供給することで、メッセージを映像音声出力部17に表示させる。
例えば、メッセージ表示制御部34は、記憶部16に記憶されている「プレーヤーで再生するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを取得し、取得した「プレーヤーで再生するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを映像音声信号処理部12に供給することで、「プレーヤーで再生するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを映像音声出力部17に表示させる。
ファイナライズ制御部35は、ディスク制御部13を制御することにより、ドライブ18に装着されている光ディスク19に対して、ファイナライズを実行させる。
記憶部16は、例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)またはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどから構成され、映像音声信号処理部12が画像データに重畳する表示情報が記憶されている。
例えば、記憶部16には、セッションクローズなどのファイナライズが必要であることを画像音声出力部17にOSDで示すための表示情報が記憶されている。
より具体的には、記憶部16には、例えば、ファイナライズを促すメッセージとして、「プレーヤーで再生するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」、DVDメニュー作成時のファイナライズを促すメッセージとして、「DVDメニューを作成するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」、またはファイナライズを推奨するメッセージとして「プレーヤーで再生できない場合には、ファイナライズをしてください。ファイナライズはメニューから実行できます。」などのメッセージが記憶されている。
映像音声出力部17は、例えば、LCDのパネル、スピーカ、または外部出力端子などから構成され、映像音声信号処理部12から供給される画像データまたは音声データを、それぞれの構成要素に出力する。
ドライブ18は、光ディスク19が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。ドライブ18は、取得したプログラムやデータなどをディスク制御部13に供給する。
光ディスク19は、例えば、CD、DVD、またはBlu-ray Discなどのデータの読み書きにレーザー光を利用する記憶媒体である。また、光ディスク19には、記憶媒体の種類ごとに様々な規格があり、例えば、上述したように、DVDの場合には、DVD-ROM、DVD-RAM、DVD-R、DVD-RW、DVD+R、またはDVD+RWなどの規格がある。
次に、図2を参照して、光ディスク19としてドライブ18に装着される光ディスクの種類と記録フォーマット(録画方式)との組み合わせによるファイナライズが必要となるパターンについて説明する。
図2で示される光ディスクの種類と記録フォーマットとの組み合わせによるファイナライズが必要となるパターンの例において、1行目は“光ディスクの種類”の項目を示し、2行目以降は各記録フォーマットのそれぞれのデータを示す。また、1列目は“記録フォーマットの種類”の項目、2列目は“DVD-R”である光ディスクの種類、3列目は“DVD-RW”である光ディスクの種類、4列目は“DVD+RW”である光ディスクの種類を示す。すなわち、図2で示される例は、光ディスクの種類と記録フォーマットとの組み合わせによって、その光ディスクにファイナライズの必要性があるか否かを表している。
図2の左から2列目で上から2個目の“未ファイナライズ”は、DVD-Rに“DVD-Video”である記録フォーマットで記録され、“未ファイナライズ”である場合に、ファイナライズが必要(可能)となることを示す。
また、図2の左から3列目で上から2個目の“未ファイナライズ/ファイナライズ解除”は、DVD-RWに“DVD-Video”である記録フォーマットで記録され、“未ファイナライズ”または“ファイナライズ解除”(すなわち、ファイナライズが解除された状態)である場合に、ファイナライズが必要(可能)となることを示す。
さらに、図2の左から4列目で上から2個目の“-”は、DVD+RWを“DVD-Video”である記録フォーマットでは記録しないので、この組み合わせは存在しないことを示す。言い換えれば、“-”は、ファイナライズが不要であることを示す。以下、図2中の“-”は、ファイナライズが不要であることを示す。
次に、図2の左から2列目で上から3個目の“-”は、DVD-Rを“DVD-VR”である記録フォーマットでは記録しないので(“DVD-VR”である記録フォーマットは、DVD-RWで利用されるので)、この組み合わせは存在しないことを示す。
また、図2の左から3列目で上から3個目の“未ファイナライズ”は、DVD-RWに“DVD-VR”である記録フォーマットで記録され、“未ファイナライズ”である場合に、ファイナライズが必要(可能)となることを示す。
さらに、図2の左から4列目で上から3個目の“-”は、DVD+RWを“DVD-VR”である記録フォーマットでは記録しないので(“DVD-VR”である記録フォーマットは、DVD-RWで利用されるので)、この組み合わせは存在しないことを示す。
次に、図2の左から2列目で上から4個目の“-”は、DVD-Rを“DVD+RW Video”である記録フォーマットでは記録しないので(“DVD+RW Video”である記録フォーマットは、DVD+RWで利用されるので)、この組み合わせは存在しないことを示す。
また、図2の左から3列目で上から4個目の“-”は、DVD-RWを“DVD+RW Video”である記録フォーマットでは記録しないので(“DVD+RW Video”である記録フォーマットは、DVD+RWで利用されるので)、この組み合わせは存在しないことを示す。
さらに、図2の左から4列目で上から4個目の“未ファイナライズ/ファイナライズ済でDVDメニューなし”は、“未ファイナライズ”または“ファイナライズ済でDVDメニューなし(ファイナライズ済みでDVDメニューが存在しない)”である場合にファイナライズが必要(可能)となる。すなわち、ファイナライズ済みでDVDメニューが存在しない場合、既にファイナライズをしている光ディスクは、互換性は高められているため、DVDメニューを作成したいユーザに対してその方法を通知する目的でファイナライズを促すメッセージを表示させる。
すなわち、光ディスクの種類と記録フォーマットとの組み合わせによるファイナライズが必要(可能)となるパターンは、ビデオモードで記録されたDVD-R若しくはDVD-RW、VRモードで記録されたDVD-RW、または+VRモードで記録されたDVD+RWの4パターンがあることになる。
ここで、光ディスクの種類と記録フォーマットについてより詳細な説明をする。
まず、図2で示される光ディスクの種類と記録フォーマットとの組み合わせによるファイナライズが必要となるパターンの例において、1行目に記述されている光ディスクの種類についてより詳細な説明をする。
DVD-Rは、1度だけ書き込みが行える追記(ライトワンス)型のDVDの規格である。DVD-Rは、DVD-ROMまたはDVD-RAMなどの他のDVD規格と互換性があるのが特徴である。DVD-Rは、DVD-Videoの記録フォーマットに対応している。
また、DVD-RWは、書き換え可能型のDVDの規格である。同様の書き換え型のDVD規格としてDVD-RAMもあるが、DVD-RAMがデータ記録用であるのに対して、DVD-RWは、映像記録用途にフォーカスしているのが特徴である。DVD-RWは、DVD-VideoおよびDVD-VRの2つの記録フォーマットに対応している。
さらに、DVD+RWは、書き換え可能なDVDの規格である。DVD-RWと比較して、DVD-ROMと仕様上の互換性が高く、多くのDVD-ROMドライブで読み出せることが特徴である。DVD+RWは、DVD+RW Videoの記録フォーマットに対応している。
なお、図2の光ディスクの種類と記録フォーマットとの組み合わせによるファイナライズが必要となるパターンをテーブルとして記憶部16に記憶させることにより、ディスク判定部32は、記憶部16に記憶されているそのテーブルを基に、上述した4パターン(光ディスクの種類と記録フォーマットとの組み合わせによるファイナライズが必要(可能)となるパターン)を判定するようにしてもよい。
次に、図2で示される光ディスクの種類と記録フォーマットとの組み合わせによるファイナライズが必要となるパターンの例において、1列目に記述されている記録フォーマット(録画方式)についてより詳細な説明をする。
DVD-Videoである記録フォーマット(以下、ビデオモードと称する)は、DVDフォーラムにより策定された、DVDメディアに映像を記録するための技術仕様およびその技術仕様に従って作成された映像DVDのことで、画像圧縮にMPEG-2規格を採用している。ビデオモードは、DVD-RとDVD-RWの記録フォーマットとして用いられている。
DVD-VR(DVD-VideoRecording)である記録フォーマット(以下、VRモードと称する)は、DVDメディアに映像を記録するための記録フォーマットの1つであり、リアルタイムでの録画または後から行う編集に向いていることが特徴である。なお、DVD-Videoとの互換性はない。VRモードは、DVD-RWとDVD-RAMの記録フォーマットとして用いられている。
DVD+RW Videoである記録フォーマット(以下、+VRモードと称する)は、DVD+RWディスクでの動画像記録用途の記録フォーマットである。既存のDVDプレーヤやパソコン用のドライブでの再生互換性を確保しつつ、リアルタイムでの記録、追記、または書き換えを実現している点が特徴である。+VRモードは、DVD+RWの記録フォーマットとして用いられている。
図2で示される例において、光ディスクの種類と記録フォーマット(記録方式)との組み合わせによって、ファイナライズが必要(可能)となるパターンについて説明したが、図3乃至図10を参照して、ファイナライズが必要(可能)となる場合に、ユーザに対して、ファイナライズを実行する方法を通知する処理の例について説明する。
まず、図3のフローチャートを参照して、ファイナライズのメッセージ表示の処理について説明する。すなわち、図3のフローチャートは、本発明のデジタルビデオカメラ1のファイナライズを実行する方法を通知する処理の一例として、デジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17にファイナライズのメッセージを表示させる処理を示している。
ステップS11において、ユーザ操作入力部14は、ユーザの操作により、例えば、デジタルビデオカメラ1に設けられている光ディスクの取り出しボタン(図示せず)が押された場合、光ディスクの取り出しを要求する信号である光ディスク取り出し要求をディスク情報取得部31に供給する。
図4は、メニューボタンなどを表示するデジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17の画面の例を示す図である。
図4で示される例において、デジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17に画像(太陽、雲、および山の画像(以下、風景画像と称する))が表示され、風景画像に重畳したメニューボタン51が表示される。
図3に戻り、例えば、ステップS11において、ユーザ操作入力部14は、デジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17に風景画像が表示されている状態で、ユーザの操作により、光ディスクの取り出しボタンが押された場合、光ディスク取り出し要求を演算処理部15に供給する。
ステップS12において、ディスク情報取得部31は、ユーザ操作入力部14から供給された光ディスク取り出し要求を基に、ディスク制御部13から光ディスク情報として、光ディスクの種類、記録フォーマット、および光ディスク状態の情報を取得する。ディスク情報取得部31は、ディスク制御部13から取得した光ディスク情報のうち、光ディスクの種類および記録フォーマットの情報をディスク判定部32に供給する。また、ディスク情報取得部31は、ディスク制御部13から取得した光ディスク情報のうち、光ディスク状態の情報をファイナライズ判定部33に供給する。
ステップS13において、ディスク判定部32は、ディスク情報取得部31から供給された光ディスクの種類の情報を基に、ドライブ18に装着されている光ディスク19の種類は、DVD-R、DVD-RW、またはDVD+RWであるか否かを判定する。
すなわち、ステップS13の処理においては、ディスク判定部32が、ディスク情報取得部31から供給された光ディスクの種類の情報を基に、ドライブ18に装着されている光ディスク19の種類が、予め定められた光ディスクの種類であるか否かを判定している。
ステップS13において、ドライブ18に装着されている光ディスク19の種類は、DVD-R、DVD-RW、またはDVD+RWでないと判定された場合、ファイナライズをする必要がないので、ステップS22に進み、ディスク制御部13は、演算処理部15の制御の基に、ドライブ18に装着されている光ディスク19を取り出す光ディスクの取り出しの処理を実行して、処理は終了する。
一方、ステップS13において、光ディスクの種類は、DVD-R、DVD-RW、またはDVD+RWであると判定された場合、ステップS14に進み、ディスク判定部32は、ディスク情報取得部31から供給された光ディスクの種類および記録フォーマットの情報を基に、ドライブ18に装着されている光ディスク19は、ビデオモードで記録されたDVD-R若しくはDVD-RW、またはVRモードで記録されたDVD-RWであるか否かを判定する。
すなわち、ステップS14の処理においては、ディスク判定部32が、ディスク情報取得部31から供給された光ディスクの種類および記録フォーマットの情報を基に、ドライブ18に装着されている光ディスク19が予め定められた組み合わせ(例えば、上述した図2の光ディスクの種類と記録フォーマットとの組み合わせによるファイナライズが必要となるパターン)であるか否かを判定している。
上述したように、例えば、光ディスクの種類と記録フォーマットとの組み合わせによるファイナライズが必要(可能)となるパターンは、ビデオモードで記録されたDVD-R若しくはDVD-RW、VRモードで記録されたDVD-RW、または+VRモードで記録されたDVD+RWの4パターンとなり、4パターンのうち、+VRモードで記録されたDVD+RWのパターンである場合、表示するメッセージが異なるので、ステップS14の処理において、+VRモードで記録されたDVD+RWのパターンと他の3パターンとを判別している。
ステップS14において、ドライブ18に装着されている光ディスク19は、ビデオモードで記録されたDVD-R若しくはDVD-RW、またはVRモードで記録されたDVD-RWであると判定された場合、ステップS15に進み、ファイナライズ判定部33は、ディスク情報取得部31から供給された光ディスク状態の情報を基に、ドライブ18に装着されている光ディスク19がファイナライズ済みの状態であるか否かを判定する。
例えば、ステップS15において、ファイナライズ判定部33は、ディスク情報取得部31から供給された光ディスク状態の情報に含まれる光ディスクのリードアウト(lead-out)の情報を基に、ドライブ18に装着されている光ディスク19がファイナライズ済みの状態であるか否かを判定する。
ステップS15において、ドライブ18に装着されている光ディスク19がファイナライズをされていない状態であると判定された場合、ステップS16に進み、メッセージ表示制御部34は、記憶部16に記憶されているファイナライズを促すメッセージを取得し、取得したファイナライズを促すメッセージを映像音声信号処理部12に供給する。映像音声信号処理部12は、メッセージ表示制御部34から供給されたファイナライズを促すメッセージを映像音声出力部17に供給することにより、ファイナライズを促すメッセージを映像音声出力部17に表示させる。
例えば、ステップS16において、メッセージ表示制御部34は、ファイナライズを促すメッセージとして記憶部16に記憶されている「プレーヤーで再生するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを取得し、取得した「プレーヤーで再生するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを映像音声信号処理部12に供給する。映像音声信号処理部12は、メッセージ表示制御部34から供給された「プレーヤーで再生するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを映像音声出力部17に供給することにより、「プレーヤーで再生するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを映像音声出力部17に表示させる。
図5は、ファイナライズのメッセージなどを表示するデジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17の画面の例を示す図である。
図5で示される例において、デジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17には、例えば、風景画像に重畳したメッセージ61として、「プレーヤーで再生するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」が表示され、さらに、メニューボタン51も表示される。
図3に戻り、一方、ステップS15において、ドライブ18に装着されている光ディスク19がファイナライズ済みの状態であると判定された場合、ファイナライズをする必要はないので、ステップS22に進み、ディスク制御部13は、演算処理部15の制御の基に、ドライブ18に装着されている光ディスク19を取り出す光ディスクの取り出しの処理を実行して、処理は終了する。
ステップS14において、光ディスクは、ビデオモードで記録されたDVD-R若しくはDVD-RW、またはVRモードで記録されたDVD-RWでないと判定された場合、すなわち、+RWモードで記録されたDVD+RWであると判定された場合、ステップS17に進み、ファイナライズ判定部33は、ドライブ18に装着されている光ディスク19がファイナライズされたことがあるか否かを判定する。
例えば、ステップS14において、ファイナライズ判定部33は、ディスク情報取得部31から供給された光ディスク状態の情報に含まれる光ディスクのリードアウト(lead-out)の情報を基に、ドライブ18に装着されている光ディスク19がファイナライズされたことがあるか否かを判定する。
ステップS17において、ドライブ18に装着されている光ディスク19がファイナライズされたことがあると判定された場合、ステップS18に進み、メッセージ表示制御部34は、記憶部16に記憶されているDVDメニュー作成時のファイナライズを促すメッセージを取得し、取得したDVDメニュー作成時のファイナライズを促すメッセージを映像音声信号処理部12に供給する。映像音声信号処理部12は、メッセージ表示制御部34から供給されたDVDメニュー作成時のファイナライズを促すメッセージを映像音声出力部17に供給することにより、DVDメニュー作成時のファイナライズを促すメッセージを映像音声出力部17に表示させる。
例えば、ステップS18において、メッセージ表示制御部34は、DVDメニュー作成時のファイナライズを促すメッセージとして記憶部16に記憶されている「DVDメニューを作成するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを取得し、取得した「DVDメニューを作成するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを映像音声信号処理部12に供給する。映像音声信号処理部12は、メッセージ表示制御部34から供給された「DVDメニューを作成するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを映像音声出力部17に供給することにより、「DVDメニューを作成するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを映像音声出力部17に表示させる。
図6は、ファイナライズのメッセージなどを表示するデジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17の画面の例を示す図である。
図6で示される例において、デジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17には、例えば、風景画像に重畳したメッセージ62として、「DVDメニューを作成するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。」が表示され、さらに、メニューボタン51も表示される。
図3に戻り、一方、ステップS17において、ドライブ18に装着されている光ディスク19がファイナライズされたことがないと判定された場合、ステップS19に進み、メッセージ表示制御部34は、記憶部16に記憶されているファイナライズを推奨するメッセージを取得し、取得したファイナライズを推奨するメッセージを映像音声信号処理部12に供給する。映像音声信号処理部12は、メッセージ表示制御部34から供給されたファイナライズを推奨するメッセージを映像音声出力部17に供給することにより、ファイナライズを推奨するメッセージを映像音声出力部17に表示させる。
例えば、ステップS19において、メッセージ表示制御部34は、ファイナライズを推奨するメッセージとして記憶部16に記憶されている「プレーヤーで再生できない場合にはファイナライズしてください。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを取得し、取得した「プレーヤーで再生できない場合にはファイナライズしてください。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを映像音声信号処理部12に供給する。映像音声信号処理部12は、メッセージ表示制御部34から供給された「プレーヤーで再生できない場合にはファイナライズしてください。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを映像音声出力部17に供給することにより、「プレーヤーで再生できない場合にはファイナライズしてください。ファイナライズはメニューから実行できます。」であるメッセージを映像音声出力部17に表示させる。
図7は、ファイナライズのメッセージなどを表示するデジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17の画面の例を示す図である。
図7で示される例において、デジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17には、例えば、風景画像に重畳したメッセージ63として、「プレーヤーで再生できない場合にはファイナライズしてください。ファイナライズはメニューから実行できます。」が表示され、さらに、メニューボタン51も表示される。
図3に戻り、ステップS20において、ファイナライズ判定部33は、ユーザの操作により、ファイナライズを実行するか否かを判定する。
図8は、ファイナライズを実行するボタンなどを表示するデジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17の画面の例を示す図である。
図8で示される例において、デジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17には、例えば、風景画像に重畳したファイナライズボタン52が表示され、さらに、メニューボタン51も表示される。
例えば、ステップS20において、ファイナライズ判定部33は、ユーザの操作により、ファイナライズボタン52が押された場合、ファイナライズを実行すると判定する。
なお、図8のファイナライズを実行するボタンなどを表示するデジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17の画面は、例えば、ユーザの操作により、図4乃至図7、並びに後述する図9および図10のメニューボタン51が押された場合に表示される。
図3に戻り、ステップS20において、ファイナライズを実行すると判定された場合、ステップS21に進み、ファイナライズ制御部35は、ディスク制御部13を制御することにより、ドライブ18に装着されている光ディスク19にファイナライズの処理を実行させる。
一方、ステップS20において、ファイナライズを実行しないと判定された場合、ステップS22に進み、ディスク制御部13は、演算処理部15の制御の基に、ドライブ18に装着されている光ディスク19を取り出す光ディスクの取り出しの処理を実行して、処理は終了する。
例えば、ステップS22において、ディスク制御部13は、図8の風景画像に重畳したファイナライズボタン52が押されなかった場合、演算処理部15の制御の基に、ドライブ18に装着されている光ディスク19を取り出す光ディスクの取り出しの処理を実行する。
なお、ファイナライズが必要な場合のメッセージは、上述した例に限らず、例えば、ファイナライズが必要な場合にファイナライズを行うために必要な実行時間などを表示させるようにしてもよい。
図9は、ファイナライズのメッセージなどを表示するデジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17の画面の例を示す図である。
図9で示される例において、デジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17には、例えば、風景画像に重畳したメッセージ64として、「プレーヤーで再生するにはファイナライズが必要です。ファイナライズはメニューから実行できます。ファイナライズには30分かかります。」が表示され、さらに、メニューボタン51も表示される。
このように、時間のかかる処理であるファイナライズ処理時間を予め表示しておくことにより、ファイナライズ処理の終了時間の目安となり、ユーザはストレスなくファイナライズを行うことができる。また、ファイナライズを実行する場合に、ファイナライズが終了するまでの残り時間を表示することにより、ユーザは、より明確にファイナライズの終了時間を知ることができる。
さらに、ファイナライズが不要な場合にもメッセージを表示させるようにしてもよい。
図10は、ファイナライズのメッセージなどを表示するデジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17の画面の例を示す図である。
図10で示される例において、デジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17には、例えば、風景画像に重畳したメッセージ65として、「ファイナライズは不要です。対応プレーヤーで再生が可能です。」が表示され、さらに、メニューボタン51も表示される。
図10のファイナライズのメッセージなどを表示するデジタルビデオカメラ1の映像音声出力部17の画面は、例えば、図3のステップS15の処理で、ドライブ18に装着されている光ディスク19がファイナライズ済みの状態であると判定された場合、風景画像に重畳したメッセージ65を映像音声出力部17に表示させることで、ユーザに対して、ドライブ18に装着されている光ディスク19のファイナライズが既に終了していることを通知することができる。
このように、ファイナライズが不要な場合にもメッセージを表示することで、ユーザに対して、ドライブ18に装着されている光ディスク19のファイナライズが既に終了していることを通知することができるので、ユーザは、より確実に、光ディスクをプレーヤーなどで再生することができる。
以上のように、ファイナライズが必要な場合に、光ディスクの種類および記録フォーマットに応じたメッセージを表示することができるので、ユーザの操作により、光ディスク19にファイナライズの処理を実行することで、他の記録再生装置で再生をするときに、より確実に光ディスクを再生することができる。
上述した一連の処理は、パーソナルコンピュータにより実行するようにしてもよい。
図11は、上述した一連の処理をパーソナルコンピュータにより実行するデジタルビデオカメラ1の構成の例を示すブロック図である。CPU101は、ROM102、または記録部108に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103には、CPU101が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104により相互に接続されている。
CPU101にはまた、バス104を介して入出力インターフェース105が接続されている。入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部106、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部107が接続されている。CPU101は、入力部106から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU101は、処理の結果得られた画像等を出力部107に出力する。
入出力インターフェース105に接続されている記録部108は、例えばハードディスクなどで構成され、CPU101が実行するプログラムや各種のデータを記録する。通信部109は、インターネット、その他のネットワークを介して外部の装置と通信する。この例の場合、通信部109は、入力画像を取得するか、または出力画像を出力する、外部とのインターフェースとして動作する。
また、通信部109を介してプログラムを取得し、記録部108に記録してもよい。
入出力インターフェース105に接続されているドライブ110は、磁気ディスク121、光ディスク122、光磁気ディスク123、または半導体メモリ124などが装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部108に転送され、記録される。
一連の処理をさせるプログラムが格納されている記録媒体は、図11に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク121(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク122(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVDを含む)、光磁気ディスク123(MD(Mini-Disc)(商標)を含む)、若しくは半導体メモリ124などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM102や、記録部108に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、上述した一連の処理を実行させるプログラムは、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を介してコンピュータにインストールされるようにしてもよい。
また、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
1 デジタルビデオカメラ, 11 映像音声信号入力部, 12 映像音声信号処理部, 13 ディスク制御部, 14 ユーザ操作入力部, 15 演算処理部, 16 記憶部, 17 映像音声出力部, 18 ドライブ, 19 光ディスク, 31 ディスク情報取得部, 32 ディスク判定部, 33 ファイナライズ判定部, 34 メッセージ表示制御部, 35 ファイナライズ制御部