JP2008096633A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小径の加熱ローラに対しても確実に端部の定着性を向上させつつ記録紙のしわの発生を防止する定着装置を提供する。
【解決手段】加熱ローラに向けてエンドレスベルトを押圧する第1パッド3および第2パッド4を有し、上記第1パッド3および上記第2パッド4の自由状態において、上記第1パッド3の端部31の上記第2パッド4からの突出量bは、上記第1パッド3の中央部30の上記第2パッド4からの突出量aよりも、大きい。
【選択図】図2A

Description

この発明は、例えば、複写機、レーザプリンタやファクシミリ等に用いられる定着装置、および、この定着装置を用いた画像形成装置に関する。
従来、定着装置としては、加熱ローラと、この加熱ローラの周面に接触する無端状ベルトと、このベルトを内側から上記加熱ローラに押圧する加圧パッドとを有し、上記加熱ローラと上記ベルトとの間に記録紙を挟み込み、トナー像を加熱溶融して記録紙に圧着している。
そして、良好な画像定着を行うと共に記録紙のしわの発生を防止するために、上記加圧パッドの上記ベルトの周方向の寸法は、上記ベルトの幅方向の中央部より両端部で大きくなっている(特開2005−4126号公報:特許文献1参照)。
特開2005−4126号公報
しかしながら、上記従来の定着装置では、定着装置の小型化のために上記加熱ローラを小径にした場合、この小径の加熱ローラによって、上記加圧パッドの全体を押圧することは、困難である。
したがって、上記加圧パッドの上記小径の加熱ローラへの押圧によって形成される上記加圧パッドの押圧面(いわゆる、ニップ面)に関して、この押圧面の上記ベルトの周方向の幅(いわゆる、ニップ幅)は、上記加圧パッドの中央部と上記加圧パッドの端部とが同じになる。
つまり、上記小径の加熱ローラに対しては、上記加圧パッドの端部での定着性が劣ると共に、上記記録紙のしわが発生する。
そこで、この発明の課題は、小径の加熱ローラに対しても確実に端部の定着性を向上させつつ記録紙のしわの発生を防止する定着装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の定着装置は、
互いに接触して共に回転する加熱回転体および加圧回転体と、
上記加熱回転体を加熱する加熱部と、
上記加圧回転体の内部に配置されると共に、上記加熱回転体に向けて上記加圧回転体を弾性変形して押圧する第1パッドと、
上記加圧回転体の内部に配置されると共に、上記第1パッドよりも、上記加熱回転体と上記加圧回転体との接触面における上記加圧回転体の回転方向の下流側で、上記加熱回転体に向けて上記加圧回転体を押圧し、上記第1パッドの硬度よりも高い硬度を有する第2パッドと
を備え、
上記第1パッドおよび上記第2パッドの自由状態において、
上記第1パッドは、上記第2パッドの上記加圧回転体を押圧する押圧面よりも、上記加熱回転体側に突出すると共に、上記第1パッドの少なくとも下流側の部位において、上記第1パッドの上記第2パッドの押圧面からの突出量は、上記第1パッドの上記加圧回転体軸方向の端部が、上記第1パッドの上記加圧回転体軸方向の中央部よりも、大きいことを特徴としている。
この発明の定着装置によれば、上記第1パッドおよび上記第2パッドの自由状態において、上記第1パッドの少なくとも下流側の部位において、上記第1パッドの上記第2パッドの押圧面からの突出量は、上記第1パッドの上記加圧回転体軸方向の端部が、上記第1パッドの上記加圧回転体軸方向の中央部よりも、大きいので、上記第1パッドの上記加熱回転体への押圧によって形成される上記第1パッドの押圧面(以下、ニップ面という)に関して、この押圧面の上記加圧回転体の回転方向の幅(以下、ニップ幅という)は、上記第1パッドの中央部より上記第1パッドの端部が大きくなる。
つまり、定着装置の小型化のために上記加熱回転体を小径にした場合、小径の上記加熱回転体が上記第1パッドの全体を押圧しなくても、上記第1パッドの端部のニップ幅は、上記第1パッドの中央部のニップ幅よりも、大きくなる。
したがって、小径の上記加熱回転体に対しても、上記第1パッドの端部のニップ幅を大きくできるので、上記加熱回転体の熱を、上記第1パッドの端部に十分に伝達できて、上記第1パッドの端部の定着性を向上することができる。
また、上記第1パッドの端部のニップ幅は、上記第1パッドの中央部のニップ幅よりも、大きくなるので、上記第1パッドの中央部よりも上記第1パッドの端部で、上記加熱回転体と上記加圧回転体との間の摩擦力が大きくなり、上記第1パッドの端部で、記録材の搬送力が大きいものとなる。したがって、上記記録材に、上記第1パッドの両端部方向の引張力が作用して、上記記録材のしわの発生を防止できる。
また、一実施形態の定着装置では、上記第1パッドの上記加圧回転体軸方向の中央部における上記第1パッドの突出量aと、上記第1パッドの上記加圧回転体軸方向の端部における上記第1パッドの突出量bとの比b/aは、1.2<(b/a)<1.8の範囲となっている。
この実施形態の定着装置によれば、上記第1パッドの中央部の突出量aと上記第1パッドの端部の突出量bとの比b/aは、1.2<(b/a)<1.8の範囲となっているので、上記第1パッドの端部の定着性を良好にすると同時に、上記記録材の分離性を良好にできる。
また、一実施形態の定着装置では、上記第1パッドと上記第2パッドとは、バネ係数の異なるバネを介して、上記加熱回転体に押圧されている。
この実施形態の定着装置によれば、上記第1パッドと上記第2パッドとは、バネ係数の異なるバネを介して、上記加熱回転体に押圧されているので、上記第1パッドと上記第2パッドとを異なる押圧力で、上記加熱回転体に押圧することができる。
これにより、上記第1パッドを適切な圧力で上記加熱回転体に押圧して良好な定着を行なうことができると共に、上記第2パッドを適切な力で上記加熱回転体に押圧して上記加熱回転体の弾性体層にひずみを生じさせて上記加熱回転体から上記記録材を剥離し易い状態とすることができる。
また、この発明の画像形成装置は、上記定着装置を備えたことを特徴としている。
この発明の画像形成装置によれば、上記定着装置を備えているので、上記定着装置を小型にしても、良好な画像定着を行うと共に記録紙のしわの発生を防止できて、小型で品質のよい画像形成装置を実現できる。
この発明の定着装置によれば、上記第1パッドおよび上記第2パッドの自由状態において、上記第1パッドの少なくとも下流側の部位において、上記第1パッドの上記第2パッドの押圧面からの突出量は、上記第1パッドの上記加圧回転体軸方向の端部が、上記第1パッドの上記加圧回転体軸方向の中央部よりも、大きいので、小径の上記加熱回転体に対しても、上記第1パッドの端部の定着性を向上することができると共に上記記録材のしわの発生を防止できる。
また、この発明の画像形成装置によれば、上記定着装置を備えているので、小型で品質のよい画像形成装置を実現できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の定着装置の第1実施形態である縦断面図を示している。この定着装置は、互いに外周面を接触して共に回転する加熱回転体としての加熱ローラ1および加圧回転体としてのエンドレスベルト2と、上記加熱ローラ1を加熱する加熱部としてのハロゲンランプ6と、上記ベルト2の内部に配置されると共に上記加熱ローラ1に向けて上記ベルト2を弾性変形して押圧する第1パッド3と、上記ベルト2の内部に配置されると共に上記第1パッド3よりも、上記加熱ローラ1と上記ベルト2との接触面における上記ベルト2の回転方向の下流側で、上記加熱ローラ1に向けて上記ベルト2を押圧する第2パッド4とを有する。
上記加熱ローラ1は、この内部に配置された上記ロゲンランプ6により、加熱されつつ、(図示しない)駆動源によって、回転駆動される。
上記加熱ローラ1は、表層1a、中間層1bおよび芯金1cからなる。上記加熱ローラ1の外径は、好ましくは、20mm〜50mmである。上記表層1aは、フッ素チューブおよびフッ素系コーティング等の離型性を付与した構成が望ましく、厚さは、5μm〜100μmである。上記中間層1bは、弾性層であり、シリコーンゴムやフッ素ゴム等の耐熱性の高い材質が望ましく、厚さは、0.05mm〜5mmである。上記芯金1cは、アルミや鉄等の金属が望ましく、厚さは、0.1mm〜5mmである。
上記ベルト2は、表層2aおよびベース層2bから成る。上記表層2aは、フッ素チューブおよびフッ素系コーティング等の離型性を付与した構成が望ましく、導電性の場合もあり、厚さは5μm〜100μmである。上記ベース層2bは、耐熱性、強度や表面平滑性を考慮してポリイミド、ポリアミドやポリイミドアミド等の耐熱性樹脂や、アルミニウムやステンレス等の金属を用いる。
上記第1パッド3および上記第2パッド4は、上記ベルト2の軸方向に沿って、上記加熱ローラ1や上記ベルト2の幅寸法と略同じ長さに、形成されている。
上記第1パッド3は、弾性体であり、例えば、ゴム硬度10°〜20°のシリコーンゴムからなる。上記第1パッド3は、上記第2パッド4の凹部に嵌め合わされている。
上記第2パッド4は、上記第1パッド3の硬度よりも高い硬度を有する。上記第2パッド4は、例えば、非弾性体であり、(ポリフエニレンサルファイドや液晶ポリマー等の)合成樹脂や、(アルミ、鉄やステンレス等の)金属からなる。上記第2パッド4は、パッド支持部材5により支持されている。
そして、上記構成の定着装置では、上記加熱ローラ1および上記ベルト2は、互いに接触して記録材Pを搬送しつつこの記録材Pのトナーtを定着させる。具体的に述べると、上記加熱ローラ1と上記ベルト2との接触によりニップ部を形成し、このニップ部によって、上記記録材Pの上記トナーtを溶融して定着しつつ上記記録材Pを搬送する。
上記記録材Pは、例えば、用紙やOHPシートなどのシートである。この記録材Pの一面には、トナーtが付着され、このトナーtは、例えば、樹脂、磁性体または着色料などの加熱溶融性を有する材料からなる。
また、上記定着装置は、図示しない作像装置と共に、画像形成装置を構成する。この作像装置は、上記記録材Pに未定着のトナーtを付着して画像を形成する。
図2Aと図2Bに示すように、上記第1パッド3および上記第2パッド4の自由状態において、上記第1パッド3は、上記第2パッド4の上記ベルト2を押圧する押圧面40よりも、上記加熱ローラ1側に突出している。図2Aは、上記ベルト2の回転方向の下流側からみた、上記第1パッド3および上記第2パッド4の正面図を示す。図2Bは、上記第1パッド3および上記第2パッド4の上記ベルト2の軸方向の中央部の断面図を示す。矢印Dは、上記ベルト2の回転方向を示し、上流側および下流側をあらわす。
上記第1パッド3の上記第2パッド4の押圧面40からの突出量は、上記第1パッド3の上記ベルト2軸方向の端部31が、上記第1パッド3の上記ベルト2軸方向の中央部30よりも、大きい。つまり、上記第1パッド3の中央部30の突出量aよりも、上記第1パッド3の両端部31,31の突出量bが、大きい。
上記第2パッド4の押圧面40は、上記ベルト2の軸方向に沿って平行な平坦面である。上記第1パッド3の上記加熱ローラ1側の上面は、上記第1パッド3の端部31から上記第1パッド3の中央部30にかけて次第に凹むように、形成されている。
そして、上記第1パッド3の中央部30の突出量aよりも、上記第1パッド3の端部31の突出量bが、大きいので、上記第1パッド3の上記加熱ローラ1への押圧によって形成される上記第1パッド3の押圧面(以下、ニップ面という)に関して、この押圧面の上記ベルト2回転方向の幅(以下、ニップ幅という)は、上記第1パッド3の中央部30より上記第1パッド3の端部31が大きくなる。
具体的に述べると、図3に示すように、上記第1パッド3のニップ面13に関して、中央部のニップ幅W1より、端部のニップ幅W2が、大きくなる。上記第1パッド3のニップ面13の下流側には、上記第2パッド4の上記加熱ローラ1への押圧によって形成される上記第2パッド4のニップ面14がある。図3中、矢印Dは、上記ベルト2の回転方向を示し、上流側および下流側をあらわす。
つまり、上記第1パッド3は、上記加熱ローラ1との圧接によって、弾性変形する。このとき、上記加熱ローラ1は、上記第2パッド4の押圧面40に接触して、上記第1パッド3側への進入を阻止されるので、上記第1パッド3のつぶれ量が、上記押圧面40によって、規制される。
したがって、上記第1パッド3の中央部30の突出量aよりも、上記第1パッド3の端部31の突出量bが、大きいことで、上記第1パッド3のニップ面13に関して、中央部のニップ幅W1より、端部のニップ幅W2が、大きくなる。なお、上記第2パッド4は、上記加熱ローラ1との圧接によって、ほぼ弾性変形せず、上記第2パッド4の押圧面40と上記第2パッド4のニップ面14との形状は、ほぼ一致する。
そして、定着装置の小型化のために上記加熱ローラ1を小径にした場合、小径の上記加熱ローラ1が上記第1パッド3の全体を押圧しなくても、上記第1パッド3の端部31のニップ幅W2は、上記第1パッド3の中央部30のニップ幅W1よりも、大きくなる。
したがって、小径の上記加熱ローラ1に対しても、上記第1パッド3の端部31のニップ幅W2を大きくできるので、上記加熱ローラ1の熱を、上記第1パッド3の端部31に十分に伝達できて、上記第1パッド3の端部31の定着性を向上することができる。
また、上記第1パッド3の端部31のニップ幅W2は、上記第1パッド3の中央部30のニップ幅W1よりも、大きくなるので、上記第1パッド3の中央部30よりも上記第1パッド3の端部31で、上記加熱ローラ1と上記ベルト2との間の摩擦力が大きくなり、上記第1パッド3の端部31で、上記記録材Pの搬送力が大きいものとなる。したがって、上記記録材Pに、上記第1パッド3の両端部31,31方向の引張力が作用して、上記記録材Pのしわの発生を防止できる。
また、上記定着装置を有する画像形成装置によれば、上記定着装置を小型にしても、良好な画像定着を行うと共に記録紙のしわの発生を防止できて、小型で品質のよい画像形成装置を実現できる。
上記第1パッド3の中央部30の突出量aと、上記第1パッド3の端部31の突出量bとの比b/aは、1.2<(b/a)<1.8の範囲となっている。したがって、上記第1パッド3の端部31の定着性を良好にすると同時に、上記記録材Pの分離性を良好にできる。
次に、上記定着装置を用いて実験を行った結果を、以下の[表1]および[表2]を用いて、説明する。
[表1]は、(b/a)を変えて、上記第1パッド3の端部31の定着性を比較したものである。
[表1]
Figure 2008096633
ここで、○は、上記第1パッド3の端部31の定着性が、上記第1パッド3の中央部30の定着性と同等に良好であることを示す。△は、上記第1パッド3の端部31の定着性が、上記第1パッド3の中央部30の定着性よりやや低いことを示す。×は、上記第1パッド3の端部31の定着性が、上記第1パッド3の中央部30の定着性より低いことを示す。
[表1]からわかるように、1.2<(b/a)であるとき、上記第1パッド3の端部31の定着性は、良好である。好ましくは、1.4≦(b/a)のとき、さらに好ましくは、1.6≦(b/a)のときである。
[表2]は、(b/a)を変えて、上記記録材Pの上記加熱ローラ1または上記ベルト2からの分離性を比較したものである。
[表2]
Figure 2008096633
ここで、○は、上記記録材Pの上記加熱ローラ1または上記ベルト2からの分離性が良好であることを示す。△は、上記記録材Pの上記加熱ローラ1または上記ベルト2からの分離性がやや良好であることを示す。×は、上記記録材Pの上記加熱ローラ1または上記ベルト2からの分離性が悪いことを示す。
[表2]からわかるように、(b/a)<1.8であるとき、上記記録材Pの上記加熱ローラ1または上記ベルト2からの分離性は、良好である。好ましくは、(b/a)≦1.6のとき、さらに好ましくは、(b/a)≦1.4のときである。
したがって、[表1]および[表2]から、1.2<(b/a)<1.8のとき、上記第1パッド3の端部31の定着性、および、上記記録材Pの分離性を、良好にできる。さらに好ましくは、1.4≦(b/a)≦1.6のときである。
(第2の実施形態)
図4は、この発明の定着装置の第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、上記第1パッド3と上記第2パッド4とは、バネ係数の異なるバネ7,8を介して、上記加熱ローラ1に押圧されている。したがって、上記第1パッド3と上記第2パッド4とを異なる押圧力で、上記加熱ローラ1に押圧することができる。なお、この第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
具体的に述べると、上記第2パッド4を支持する上記パッド支持部材5は、圧縮バネ等の第1バネ7によって、上記加熱ローラ1側に付勢されている。上記第1パッド3は、圧縮バネ等の第2バネ8を介して、上記第2パッド4に取り付けられ、上記第2バネ8によって、上記加熱ローラ1側に付勢されている。
上記第1パッド3は、上記第1バネ7および上記第2バネ8によって、上記加熱ローラ1に押圧されている。上記第2バネ8は、上記第1バネ7より、バネ係数が小さくなっており、上記第2バネ8を介して、上記第1パッド3を付勢することによって、上記第2パッド4とは独立して、上記第1パッド3の上記加熱ローラ1に対する押圧力を適切に設定することができる。
上記第2パッド4は、上記パッド支持部材5を介して、上記第1バネ7によって、上記第1パッド3より大きな力で、上記加熱ローラ1に押圧されている。この押圧力によって、上記加熱ローラ1の弾性層である上記中間層1bにひずみが生じ、この部分で上記加熱ローラ1の周面の移動速度が大きくなる。そして、上記加熱ローラ1の周面の速度と上記記録材Pが搬送される速度との間にずれが生じ、上記記録材Pが上記加熱ローラ1から剥離され易くなる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記第1パッド3の少なくとも下流側の部位において、上記第1パッド3の中央部30の突出量aよりも、上記第1パッド3の端部31の突出量bが、大きければよい。
また、上記第2パッド4の押圧面40は、上記第2パッド4の端部から上記第2パッド4の中央部にかけて次第に突出するように、形成され、かつ、上記第1パッド3の上記加熱ローラ1側の上面は、上記ベルト2の軸方向に沿って平行な平坦面であってもよく、上記第1パッド3の端部31の突出量bが、上記第1パッド3の中央部30の突出量aよりも、大きければ、上記第2パッド4の押圧面40、および、上記第1パッド3の上記加熱ローラ1側の上面は、いかなる形状であってもよい。
また、加熱回転体として、上記加熱ローラ1以外に、ベルトであってもよい。また、上記加圧回転体として、上記ベルト2以外に、ローラであってもよい。また、加熱部として、上記ハロゲンランプ6以外に、ヒートランプ、電磁誘導加熱体や抵抗発熱体等のどれでもよい。
また、画像形成装置としては、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、FAXやこれらの複合機など、どれであってもかまわない。
本発明の定着装置の第1実施形態を示す縦断面図である。 エンドレスベルトの回転方向の下流側からみた、第1パッドおよび第2パッドの正面図である。 第1パッドおよび第2パッドのエンドレスベルトの軸方向の中央部の断面図である。 第1パッドのニップ面および第2パッドのニップ面の説明図である。 本発明の定着装置の第2実施形態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 加熱ローラ(加熱回転体)
2 エンドレスベルト(加圧回転体)
3 第1パッド
30 中央部
31 端部
4 第2パッド
40 押圧面
5 パッド支持部材
6 ハロゲンランプ(加熱部)
7 第1バネ
8 第2バネ
13 第1パッドのニップ面
14 第2パッドのニップ面
a 第1パッドの中央部の突出量
b 第1パッドの端部の突出量
W1 第1パッドのニップ面の中央部のニップ幅
W2 第1パッドのニップ面の端部のニップ幅

Claims (4)

  1. 互いに接触して共に回転する加熱回転体および加圧回転体と、
    上記加熱回転体を加熱する加熱部と、
    上記加圧回転体の内部に配置されると共に、上記加熱回転体に向けて上記加圧回転体を弾性変形して押圧する第1パッドと、
    上記加圧回転体の内部に配置されると共に、上記第1パッドよりも、上記加熱回転体と上記加圧回転体との接触面における上記加圧回転体の回転方向の下流側で、上記加熱回転体に向けて上記加圧回転体を押圧し、上記第1パッドの硬度よりも高い硬度を有する第2パッドと
    を備え、
    上記第1パッドおよび上記第2パッドの自由状態において、
    上記第1パッドは、上記第2パッドの上記加圧回転体を押圧する押圧面よりも、上記加熱回転体側に突出すると共に、上記第1パッドの少なくとも下流側の部位において、上記第1パッドの上記第2パッドの押圧面からの突出量は、上記第1パッドの上記加圧回転体軸方向の端部が、上記第1パッドの上記加圧回転体軸方向の中央部よりも、大きいことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、
    上記第1パッドの上記加圧回転体軸方向の中央部における上記第1パッドの突出量aと、上記第1パッドの上記加圧回転体軸方向の端部における上記第1パッドの突出量bとの比b/aは、1.2<(b/a)<1.8の範囲となっていることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1に記載の定着装置において、
    上記第1パッドと上記第2パッドとは、バネ係数の異なるバネを介して、上記加熱回転体に押圧されていることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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