JP2008095435A - 車両用ドアロック機構および車両用ドア開閉構造 - Google Patents

車両用ドアロック機構および車両用ドア開閉構造 Download PDF

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Abstract

【課題】車両用ドアロック機構を小型化することと、スイングモードとスライドモードとにモード選択可能な車両用ドア開閉構造を小型化することである。
【解決手段】開閉構造は車体12に揺動自在に支持されるベース部材22を備え、フロントドアはスライド開閉機構を介してベース部材22に支持される。車体12とベース部材22の間には車両用ドアロック機構31が設けられ、車両用ドアロック機構31は車体12に揺動自在に取り付けられるチェックアーム32を備え、チェックアーム32にはロック孔48が形成される。ベース部材22にはカム機構61により進退駆動されるロックピン46が設けられ、ロックピン46がロック孔48に係合するとベース部材22が車体12に固定されてフロントドアはスライドモードで開閉され、ベース部材22の固定が解除されるとフロントドアはスイングモードで開閉する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ヒンジを介して車体に開閉自在に装着されるドアを全閉状態に保持する車両用ドアロック機構およびドアをスイングモードとスライドモードのいずれかのモードで選択的に開閉する車両用ドア開閉構造に関する。
自動車等の車両に設けられるドアの開閉構造としては、ヒンジを介してドアを車体に揺動自在に装着するようにしたスイング式が多く用いられている。このようなスイング式のドアにはドアロック機構が設けられており、閉じられたドアはこのドアロック機構により全閉状態に保持されるようにしている。また、スイング式のドアには、通常、ドアが所定の開度となったときにドアに制動力ないし節度感を加えて当該ドアを静止状態に保持するためのドアチェッカが設けられている。ドアチェッカは、車体に揺動自在に取り付けられるチェックアームと、ドアの内部に設けられバネ部材によりチェックアームに付勢された状態で接触するチェックボール(チェック部材)とを有しており、チェックアームに形成された凹部にチェックボールが係合することにより、ドアに制動力ないし節度感が付与されるようになっている。そして、このようなドアチェッカはドアロックとは別に設けられている。
一方、例えば特許文献1に示されるように、ドアをスイング式に開閉するスイングモードとドアを車両前後方向にスライド式に開閉するスライドモードとのいずれかのモードで選択的にドアを開閉できるようにしたモード選択式の開閉構造が知られている。このような開閉構造は、車体とドアとの間に設けられてドアをスイング式に開閉させる第1のリンク機構と第1のリンク機構に直列に連結されてドアをスライド式に開閉する第2のリンク機構とを有しており、ドアには第1のリンク機構を車体側またはドア側に固定するためにロック機構が設けられている。そして、このロック機構により第1のリンク機構がドア側に固定されるとドアはスイングモードに設定され、ロック機構により第1のリンク機構が車体側に固定されるとドアはスライドモードに設定されるようになっている。また、このような開閉構造においても、スイングモード時にドアを所定開度に保持するためにドアチェッカが設けられる。
特開2005−153738号公報
しかしながら、特許文献1に記載された開閉構造では、ドアの内部には第1と第2のリンク機構に加えて、ドアチェッカや開閉モードを切り替えるためのロック機構が設けられることになるので、この開閉構造のドアへの搭載性を考慮すると、ドアチェッカやロック機構の小型化が必要となる。
本発明の目的は、車両用ドアロック機構を小型化して、この車両用ドアロック機構の車体やドアへのレイアウト性を高めることにある。
本発明の他の目的は、スイングモードとスライドモードとにモード選択可能な車両用ドア開閉構造を小型化して、この車両用ドア開閉構造の車両への搭載性を高めることにある。
本発明の車両用ドアロック機構は、ヒンジを介して車体に開閉自在に装着されるドアを全閉状態に保持する車両用ドアロック機構であって、前記車体または前記ドアのいずれか一方に揺動自在に取り付けられるチェックアームと、前記車体または前記ドアのいずれか他方に配置され、前記ドアが所定開度となったときに前記チェックアームを保持して前記ドアを所定開度に保持するチェック部材と、前記チェックアームに向けて進退移動自在に設けられ、前記ドアが全閉状態となったときに前記チェックアームのロック孔に係合して前記ドアを前記車体に固定するロックピンと、駆動源により回転駆動されるカムプレートと前記ロックピンに固定され前記カムプレートのカム面に係合する係合ピンとを備え、前記ロックピンを進退方向に駆動するカム機構とを有することを特徴とする。
本発明の車両用ドアロック機構は、前記カムプレートの回転方向に延びるとともに該カムプレートの回転中心軸からの距離が徐々に増加する曲線状に前記カム面を形成することを特徴とする。
本発明の車両用ドアロック機構は、前記チェックアームは前記車体に揺動自在に取り付けられ、前記チェック部材と前記ロックピンと前記カム機構は前記ドアの内部に配置されることを特徴とする。
本発明の車両用ドア開閉構造は、車両に設けられるドアをスイングモードとスライドモードのいずれかのモードで選択的に開閉する車両用ドア開閉構造であって、ヒンジを介して車体に揺動自在に取り付けられ、前記ドアとともにスイング式に開閉可能なベース部材と、前記車体または前記ベース部材のいずれか一方に揺動自在に取り付けられるチェックアームと、前記車体または前記ベース部材のいずれか他方に配置され、前記ベース部材が所定開度となったときに前記チェックアームを保持して前記ベース部材を所定開度に保持するチェック部材と、前記チェックアームに向けて進退移動自在に設けられ、前記ベース部材が全閉状態となったときに前記チェックアームのロック孔に係合して前記ベース部材を前記車体に固定するロックピンと、駆動源により回転駆動されるカムと前記ロックピンに固定され前記カムのカム面に係合する係合部材とを備え、前記ロックピンを進退方向に駆動するカム機構と、前記ベース部材と前記ドアの間に設けられ、前記ロックピンが前記ロック孔に挿通されて前記ベース部材が前記車体に固定された状態のときに前記ドアをスライド式に開閉させるスライド開閉機構とを有することを特徴とする。
本発明の車両用ドア開閉構造は、前記カムは前記駆動源により回転駆動されるカムプレートであり、前記係合部材は前記カムプレートのカム面に係合する係合ピンであることを特徴とする。
本発明の車両用ドア開閉構造は、前記カムプレートの回転方向に延びるとともに該カムプレートの回転中心軸からの距離が徐々に増加する曲線状に前記カム面を形成することを特徴とする。
本発明の車両用ドア開閉構造は、前記チェックアームは前記車体に揺動自在に取り付けられ、前記チェック部材と前記ロックピンと前記カム機構は前記ベース部材の内部に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、駆動源により回転駆動されるカムプレートとカムプレートに形成されるカム面に係合する係合ピンとを備えたカム機構によりロックピンを進退方向に駆動するようにしたので、小型の駆動源でも確実にロックピンを進退移動させることができる。これにより、出力の小さな駆動源を用いて、この車両用ドアロック機構を小型化することができる。
また、本発明によれば、カムプレートの回転方向に延びるとともに該カムプレートの回転中心軸からの距離が徐々に増加する曲線状にカム面を形成するようにしたので、ロックピンを円滑に且つ確実に作動させることができる。
さらに、本発明によれば、チェックアームを車体に揺動自在に取り付け、チェック部材とロックピンとカム機構とをドアの内部に配置するようにしたので、車体側に手を加えることなく、車両用ドアロック機構の主要部をドアの内部に配置することができる。
本発明によれば、ドアチェッカを利用してドアの開閉モードを切り替えるためのロック機構を設けるようにしたので、ドアチェッカとは別にロック機構を設ける必要がなく、これにより、スイングモードとスライドモードとを切り替え可能な車両用ドア開閉構造を小型化することができる。
また、本発明によれば、ドアの開閉モードを選択的に切替え可能な車両用ドア開閉構造において、駆動源により回転駆動されるカムとカムに形成されるカム面に係合する係合部材とを備えたカム機構によりロックピンを進退方向に駆動するようにしたので、小型の駆動源でも確実にロックピンを進退移動させることができる。したがって、出力の小さな駆動源を用いて、この車両用ドア開閉構造を小型化することができる。
さらに、本発明によれば、カムプレートの回転方向に延びるとともに該カムプレートの回転中心軸からの距離が徐々に増加する曲線状にカム面を形成するようにしたので、ロックピンを円滑に且つ確実に作動させて、モードの切り替えを確実に行うことができる。
さらに、本発明によれば、チェックアームを車体に揺動自在に取り付け、チェック部材とロックピンとカム機構とをドアの内部に配置するようにしたので、車体側に手を加えることなく、車両用ドア開閉構造の主要部をドアの内部に配置することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は4ドアセダンタイプの車両の一部を示す斜視図であり、図2は図1に示すフロントドアの詳細を示す斜視図である。
図1に示す車両11には、運転席(助手席)の乗降口を開閉するために、その車体12の側部にフロントドア13が設けられている。図2に示すように、このフロントドア13と車体12との間には、本発明の一実施の形態である車両用ドア開閉構造としてのフロントドア開閉構造21(以下、開閉構造21とする。)が設けられており、フロントドア13はこの開閉構造21により支持されて、ドア前端を支点としてスイング式に開閉するスイングモードと車両前後方向にスライド式に開閉するスライドモードとのいずれかのモードで選択的に開閉されるようになっている。
図2に示すように、この開閉構造21は鋼材等により形成されるベース部材(基台)22を有しており、このベース部材22は開閉中心軸を車体上下方向に向けて配置される一対のヒンジ23を介して車体12に取り付けられ、これらのヒンジ23の開閉中心軸を中心として車体12に対して揺動することができるようになっている。また、ベース部材22とフロントドア13との間にはスライド開閉機構24が設けられており、フロントドア13はこのスライド開閉機構24を介してベース部材22に支持されている。そして、フロントドア13は、スライド開閉機構24が停止している状態のもとではヒンジ23の開閉中心軸を中心としてベース部材22とともにスイング式に開閉することができ、ベース部材22が全閉位置で停止している状態のもとではスライド開閉機構24の作動により車両前後方向にスライド式に開閉することができるようになっている。
この開閉構造21をスイングモードとスライドモードとに切り替えるために、車体12とベース部材22との間には、本発明の一実施の形態である車両用ドアロック機構31(以下、ロック機構31とする。)が設けられている。
このロック機構31はベース部材22を車体12に固定することができるようになっており、このロック機構31によりベース部材22が車体12に固定されると開閉構造21はスライドモードに設定され、ロック機構31によるベース部材22の車体12への固定が解除されると開閉構造はスイングモードに設定される。また、このロック機構31はドアチェッカとしての機能を有しており、このドアチェッカ機能により、ロック機構31はスイングモードにおいてベース部材22とともに開閉するフロントドア13を中間位置や全開位置に保持ないし静止させることができるようになっている。
図3は図2に示すロック機構の詳細を示す斜視図であり、図4は図3に示すロック機構の内部構造を示す断面図、図5(a)、(b)はそれぞれロック機構の作動部分の詳細を示す斜視図である。
このロック機構31は鋼材により断面矩形の棒状に形成されるチェックアーム32を有しており、このチェックアーム32の基端は車体12に固定されるブラケット33に設けられる支持ピン34に支持され、これにより、チェックアーム32はその基端において支持ピン34を中心として揺動自在に車体12に取り付けられている。また、チェックアーム32の先端は車両後方側に向けられてベース部材22の内部に挿通されており、フロントドア13がスイングモードで開閉するときには、チェックアーム32はベース部材22の内部で当該ベース部材22に対して相対的に進退移動するようになっている。なお、チェックアーム32を支持する支持ピン34はヒンジ23の開閉中心軸と平行であるとともにヒンジ23の開閉中心軸に対して車体12の内側にずれて配置されている。
一方、ベース部材22の内部には上側と下側の一対のガイドブロック35,36が設けられており、チェックアーム32はこれらのガイドブロック35,36の間に挟み込まれるとともに上側のガイドブロック35に取り付けられたガイドピン37により揺動方向の移動が規制されてガイドブロック35,36の間を移動するようになっている。
図4に示すように、下側のガイドブロック36の内部には略円筒形状のホルダ38が設けられ、このホルダ38の上端部はガイドブロック36から突出してチェックアーム32の下面に対向している。ホルダ38の内部にはチェック部材としてのチェックボール41が上下方向つまりチェックアーム32の下面に接近・離反する方向に移動自在に装着されており、ホルダ38にはスプリング42が装着され、チェックボール41はこのスプリング42に付勢された状態でチェックアーム32の下面に接触している。
これに対して、図4、図5(b)に示すように、チェックアーム32の下面にはその長手方向(軸方向)にずれて3つのチェック用の凹部43a,43b,43cが形成されている。フロントドア13が開閉動作するとチェックアーム32がガイドブロック35,36の間を移動し、このとき、チェックボール41はそれぞれの凹部43a,43b,43cに対して係合・離脱する。そして、スイングモードにおいてベース部材22とともにフロントドア13が全開状態まで開かれたときにはチェックボール41がチェックアーム32の一番先端側にある凹部43cに係合し、また、ベース部材22とともにフロントドア13が中間開度になったときにはチェックボール41がチェックアーム32の中間の凹部43bに係合し、これにより、フロントドア13は全開位置または中間開度に節度を持って保持される。なお、本実施の形態においては、さらにベース部材22とともにフロントドア13が全閉状態にまで閉じたときにチェックボール41がチェックアーム32の一番根本側に設けられる凹部43aに係合してチェックアーム32が保持され、これにより、フロントドア13が全閉位置に節度を持って位置を保持するようになっている。このように、このロック機構31のドアチェッカ機能により、フロントドア13(ベース部材22)が所定開度となったときには、チェックアーム32の凹部43a,43b,43cにチェックボール41が係合して、フロントドア13は所定の開度に節度を持って保持されるようになっている。
図3に示すように、上側のガイドブロック35には断面コの字形状のガイド部材44がその軸方向を上下方向つまりチェックアーム32の上面に接近・離反する方向に向けて固定されており、このガイド部材44には立方体形状のスライドブロック45がチェックアーム32の上面に接近・離反する方向に移動自在に装着されている。このスライドブロック45には断面円形の棒状に形成されたロックピン46が固定されており、このロックピン46はガイド部材44の軸方向に沿って配置され、その先端はチェックアーム32の上面に向けられている。また、ガイド部材44の下部にはサブガイド47が固定されており、図4に示すように、このサブガイド47にはガイド部材44の軸方向と平行にガイド孔47aが設けられ、ロックピン46はこのガイド孔47aに挿通されてサブガイド47に移動自在に支持されている。これにより、ロックピン46はスライドブロック45とともにガイド部材44に沿ってチェックアーム32の上面に向けて進退移動自在となっている。
図4、図5(a)に示すように、チェックアーム32にはその上面に開口するロック孔48が形成されており、ベース部材22とともにフロントドア13が全閉状態になったときには、チェックアーム32のロック孔48とロックピン46の軸方向が一致するようになっている。したがって、ベース部材22とともにフロントドア13が全閉状態になったときにスライドブロック45とともにロックピン46がチェックアーム32に向けて移動すると、ロックピン46の先端がロック孔48に挿通され、つまりロックピン46がロック孔48に係合する。そして、ロックピン46の先端がロック孔48に係合すると、チェックアーム32のガイドブロック35,36つまりベース部材22に対する相対移動が規制され、これにより、ベース部材22は車体12に固定されることになる。
なお、ロック孔48に対するロックピン46の係合・離脱を容易にするために、ロックピン46の先端部は先端に向けて徐々に直径が縮小するテーパ状に形成されており、ロック孔48の内面はロックピン46のテーパに対応したテーパ状に形成されている。この場合、各部材46,48に設けられるテーパのテーパ角は、チェックアーム32にその作動方向に加わる荷重がテーパにより分解されてロックピン46の軸方向に加わっても、そのロックピン46に加わる荷重よりもロックピン46とロック孔48(チェックアーム32)との摩擦が上回るような角度に設定されており、チェックアーム32からの荷重によりロックピン46がロック孔48から離脱することはない。
図3、図4に示すように、上側のガイドブロック35にはガイド部材44の軸方向に平行に支持板51が固定されており、この支持板51には、スライドブロック45つまりロックピン46を駆動するために、駆動源としての電動モータ52が固定されている。この電動モータ52は、詳細は図示しないが、モータ本体に減速機が固定された減速機付きモータとなっており、ガイド部材44とは反対側において支持板51に固定されている。また、この電動モータ52の出力軸52aは支持板51に設けられた図示しない貫通孔に挿通され、その先端部は支持板51の反対側つまりガイド部材44の側に突出している。
なお、電動モータ52にはCPUやメモリ等を備えた図示しない制御ユニットが接続されており、運転席に設けられる図示しないドアハンドルや開閉スイッチ等が操作されると、その操作信号に応じて制御ユニットにより電動モータ52の作動が制御されるようになっている。
電動モータ52の出力軸52aの回転を直線往復運動に変換してスライドブロック45に伝達してロックピン46を進退方向に駆動するために、ベース部材22の内部であって出力軸52aとスライドブロック45の間にはカム機構61が設けられている。このカム機構61はカムとしてのカムプレート62を有しており、このカムプレート62は鋼材等により円板状に形成され、その軸心において出力軸52aの先端部に固定されている。これにより、カムプレート62は電動モータ52に駆動されて出力軸52aを中心として回転するようになっている。また、カムプレート62にはカム面としてのカム溝63が形成されており、このカム溝63に係合する係合部材としての係合ピン64がスライドブロック45つまりスライドブロック45を介してロックピン46に固定されている。
図6はカムプレートの詳細を示す正面図であり、図7は図6に示すカム溝のプロフィールを示すカム線図である。
図6に示すように、カム溝63はカムプレート62の回転中心軸を中心として回転方向に延びる曲線状に形成されており、このカム溝63のプロフィールをカム線図で表すと、図7に示すようになっている。つまり、カム溝63は、カムプレート62の回転中心軸を中心とした半径つまり回転中心軸からの距離rがその一端から他端に向けて徐々に増加する曲線状に形成されており、その長手方向の一端はスライドブロック45の上側のストローク端に対応し、他端はスライドブロック45の下側のストローク端に対応している。
また、カム溝63の両端部には、それぞれ所定の範囲で回転中心軸からの距離rが変化しない等距離部分a1,a2が設けられている。これにより、スライドブロック45側からの荷重が係合ピン64を介してカムプレート62に加えられても、その荷重がカム溝63により分解されてカムプレート62に回転力が付与されることがない。したがって、ロックピン46をロック孔48に対して係合状態に保持するために電力を用いることなく、ロックピン46がロック孔48から不意に離脱することを防止することができる。
また、カム溝63の等距離部分a1,a2に隣接する所定の範囲においてはカム溝63の周長の変化に対する回転中心軸からの距離rの変化量が小さく設定されており、これにより、ロックピン46がストローク端の間際にあるときには、カム機構61によりロックピン46に加えられる推力が大きくなるようなっている。したがって、ロックピン46がロック孔48に固着等しても、ロックピン46を大きな推力で駆動して確実にロック孔48から離脱させることができる。
図8(a)〜(c)はそれぞれカム機構とロックピンの作動状態を示す断面図であり、図8(a)に示すように、カム溝63の回転中心軸からの距離rが小さい側の一端がガイド部材44に対向するようにカムプレート62が配置された状態のときには、係合ピン64とともにスライドブロック45はガイド部材44の上側のストローク端に位置し、ロックピン46の先端はチェックアーム32のロック孔48から離脱している。この状態から、電動モータ52が作動し、カムプレート62が図8中で時計回りに回転駆動されると、カム溝63に沿ってスライドブロック45が下方つまりチェックアーム32に向けて移動し、図8(b)に示すように、ロックピン46の先端がロック孔48に挿通される。そして、図8(c)に示すように、係合ピン64がカム溝63の回転中心軸からの距離rが大きい側の端部に達するまでカムプレート62が回転すると、スライドブロック45が下側のストローク端に達し、ロックピン46の先端は完全にロック孔48に挿通される。これにより、チェックアーム32のベース部材22に対する相対移動が規制され、ベース部材22は車体12に固定される。また、ベース部材22の車体12への固定を解除する際には、電動モータ52を逆転させてカムプレート62を図8中で反時計回りに回転駆動する。これにより、図8(c)〜図8(a)に示す順序でスライドブロック45が下側のストローク端から上側のストローク端にまで移動し、ロックピン46のロック孔48への係合が解除される。
図9はスライド開閉機構の詳細を示す斜視図である。
次に、図9に基づいて、フロントドア13をスライドモードで開閉させるためのスライド開閉機構24の構造について説明する。
図9に示すように、スライド開閉機構24はフロントドア13の下面に固定されるベースプレート71を有しており、このベースプレート71にはスライドレール72が固定されている。スライドレール72は長手方向に一様な円形の断面を有する棒状に形成されており、その軸方向をフロントドア13の車外方向(車幅方向)に直交するとともに車両11の前後方向に沿う方向に向けて配置されている。また、このスライドレール72にはスライダ73が装着されており、このスライダ73はベースプレート71上でスライドレール72に沿って移動自在となっている。
図2に示すように、ベース部材22の下面とスライダ73との間には一対の連結アーム74,75が設けられ、これらの連結アーム74,75はそれぞれベース部材22、スライダ73に対して回動自在に連結されている。つまり、これらの連結アーム74,75はベース部材22とスライダ73とを連結して4節リンク機構である平行クランク機構76を構成している。そして、この平行クランク機構76の作動により、フロントドア13を車体12やベース部材22に対して全閉位置から車外方向つまり車体外側に平行に引き出すことができる。また、フロントドア13が車体12の外側に引き出された状態でスライダ73をスライドレール72に沿って移動させることにより、フロントドア13を車体12の外側に沿って車両前後方向に移動させることができる。なお、図2に示すように、フロントドア13とベース部材22との間には一対の支持アーム77a,77bが連結されており、フロントドア13の重量はこれらの支持アーム77a,77bにより支えられるようになっている。
図9に示すように、フロントドア13の開閉動作を制御するために、車室内側に配置される連結アーム75のスライダ73側の先端には制御アーム78が設けられ、この制御アーム78を制御動作させるために、ベースプレート71にはガイドレール79が固定されている。制御アーム78は連結アーム75よりも短く形成され、その基端部において連結アーム75と一体に形成されており、また、その軸方向は連結アーム75の軸方向に直交している。一方、ガイドレール79はスライドレール72と平行に車両前後方向に延びる直線部79aと直線部79aに連なるとともに直線部79aに対して曲がる曲部79bとを備えており、曲部79bは直線部79aに対して車外方向に曲がる湾曲形状に形成されるとともに直線部79aに対して車両前方側に配置されている。制御アーム78の先端には係合ピン81が設けられ、この係合ピン81はガイドレール79に移動自在に係合しており、係合ピン81がガイドレール79の曲部79bに案内されると制御アーム78が回動してフロントドア13は引き出し動作され、係合ピン81がガイドレール79の直線部79aに案内されると制御アーム78は回動せず、フロントドア13は車体12の外側に沿って車両前後方向に移動する。
スライダ73をスライドレール72に沿って駆動するために、スライド開閉機構24にはスライドアクチュエータ82が設けられている。このスライドアクチュエータ82は電動モータ83とこの電動モータ83により回転駆動されるドラム84とを有しており、フロントドア13の内部の所定の場所に固定されている。ドラム84には開側ケーブル85aと閉側ケーブル85bとが逆向きに複数回巻き付けられており、開側ケーブル85aは反転プーリ86aを介して車両後方側からスライダ73に接続され、閉側ケーブル85bは反転プーリ86bを介して車両前方側からスライダ73に接続されている。これにより、電動モータ83が作動して開側ケーブル85aがドラム84に巻き取られると、スライダ73は開側ケーブル85aに引かれてスライドレール72の車両後方側のストローク端に向けて移動する。反対に、電動モータ83が逆転して閉側ケーブル85bがドラム84に巻き取られると、スライダ73は閉側ケーブル85bに引かれてスライドレール72の車両前方側のストローク端に向けて移動する。
なお、電動モータ83にはCPUやメモリ等を備えた図示しない制御ユニットが接続されており、運転席に設けられる図示しないドアハンドルや開閉スイッチ等が操作されると、その操作信号に応じて制御ユニットにより電動モータ83の作動が制御されるようになっている。
図10(a)〜(c)はそれぞれスイングモードにおけるフロントドアの開閉動作を示す説明図であり、図11(a)、(b)はそれぞれスイングモードにおけるドアチェッカ機能の作動状態を示す断面図、図12(a)〜(d)はそれぞれスライドモードにおけるフロントドアの開閉動作を示す説明図である。次に、このような開閉構造21によるフロントドア13の開閉動作について、図10〜図12に基づいて説明する。
図10(a)に示すように、ベース部材22とともにフロントドア13が全閉状態にあるときに、ロック機構31によるベース部材22の車体12への固定が解除されると、開閉構造21はスイングモードに設定され、フロントドア13をベース部材22とともにスイング式に開閉することができる。つまり、スイングモードが設定されると、図10(a)に示す全閉状態のときに乗員等によりフロントドア13が開く方向に操作されると、フロントドア13はベース部材22とともにヒンジ23の開閉中心軸を中心として揺動し、図10(b)に示す中間開度を経て、図10(c)に示す全開位置まで開かれる。反対に、図10(c)に示す全開位置にあるときに、乗員等によりフロントドア13が閉じる方向に操作されると、フロントドア13はベース部材22とともにヒンジ23の開閉中心軸を中心として揺動し、図10(b)に示す中間開度を経て、図10(a)に示す全閉位置まで閉じられる。
なお、スイングモードにおいては、スライドアクチュエータ82は停止した状態に維持され、これによりスライド開閉機構24は停止している。したがって、フロントドア13は停止したスライド開閉機構24によりベース部材22に固定された状態となっており、これにより、当該ベース部材22と一体的に作動することができる。
フロントドア13がスイングモードで開閉されるときには、ロック機構31はドアチェッカとしても機能する。つまり、フロントドア13が、図10(b)に示す中間開度まで開かれたときには、図11(a)に示すように、チェックアーム32の中間にある凹部43bにチェックボール41が係合し、フロントドア13は中間開度に保持される。また、フロントドア13が、図10(c)に示す全開位置にまで開かれたときには、図11(b)に示すように、チェックアーム32の先端側にある凹部43cにチェックボール41が係合し、フロントドア13は全開位置に保持される。
なお、チェックアーム32の先端には断面円形の棒状に形成されたストッパ87が固定されており、スイングモードにおいてフロントドア13が全開以上に開かれたときには、このストッパ87が上側のガイドブロック35に衝突して、フロントドア13が限界開度以上に開くことが防止されるようになっている。
一方、ベース部材22とともにフロントドア13が全閉状態にあるときに、図示しない開閉スイッチの開側が操作されると、スライドアクチュエータ82が作動してロックピン46がロック孔48に係合してベース部材22が車体12に固定される。これにより、開閉構造21はスライドモードに設定され、フロントドア13はスライド式に開閉される。つまり、スライドモードが設定されると、スライドアクチュエータ82が作動し、図12(a)に示すように、スライドレール72の車両前方側のストローク端に位置するスライダ73はスライドアクチュエータ82に駆動されてスライドレール72に沿って当該スライドレール72の車両後方側のストローク端に向けて移動する。スライダ73が移動すると、図12(b)に示すように、制御アーム78がガイドレール79の曲部79bに案内されて回動し、フロントドア13は車外方向に引き出される。そして、図12(c)に示すように、連結アーム74,75が車体12に対して直角方向に向くまで制御アーム78が回動して、フロントドア13が車体12の外側に完全に引き出されると、スライダ73がスライドレール72に沿ってさらに移動するとともに制御アーム78がガイドレール79の直線部79aに案内され、図12(d)に示すように、フロントドア13は車体12の外側に沿って全開位置までスライド式に開かれる。反対に、フロントドア13が図12(d)に示す全開位置にあるときに図示しない開閉スイッチの閉側が操作されると、スライドアクチュエータ82が逆転し、フロントドア13は図12(d)〜図12(a)の順序で全閉位置にまで閉じられる。
このように、この開閉構造21では、ロック機構31によるベース部材22の車体12への固定状態を切り替えることにより、フロントドア13の開閉モードをスイングモードとスライドモードに切り替えることができる。したがって、フロントドア13を様々な開閉状況に対応させることができ、この開閉構造21を備えた車両の利便性を向上させることができる。
また、この開閉構造21では、ロック機構31にフロントドア13の開閉モードを切り替えるための機能とドアチェッカとしての機能とを設けるようにしたので、ドアチェッカとは別にロック機構31を設ける必要がない。したがって、スイングモードとスライドモードとを切り替え可能な開閉構造21を小型化することができ、また、この開閉構造21の車両へのレイアウト性を高めることができる。
さらに、この開閉構造21では、電動モータ52により回転駆動されるカムプレート62とカムプレート62に形成されるカム溝63に係合する係合ピン64とを備えるカム機構61により、チェックアーム32に係合・離脱するロックピン46を進退方向に駆動するようにしたので、小型の電動モータ52で確実にロックピン46を進退移動させることができる。したがって、出力の小さな電動モータ52を用いて、このロック機構31、つまりこのロック機構31が設けられる開閉構造21を小型化することができる。
さらに、この開閉構造21では、カムプレート62の回転方向に延びるとともに該カムプレート62の回転中心軸からの距離rが徐々に増加する曲線状にカム溝63を形成するようにしたので、ロックピン46を円滑に且つ確実に作動させて、モードの切り替えを確実に行うことができる。
さらに、この開閉構造21では、チェックアーム32を車体12に揺動自在に取り付け、チェックボール41とロックピン46とカム機構61とをベース部材22の内部に配置するようにしたので、車体12側に手を加えることなく、開閉構造21の主要部をベース部材22の内部に配置することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、本実施の形態においては、フロントドア13に本発明の開閉構造を適用しているが、これに限らず、図1に示す車両11のリヤドア88に適用するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、チェックアーム32を車体12に揺動自在に取り付け、チェックボール41、ロックピン46、カム機構61をベース部材22の内部に配置するようにしているが、これに限らず、チェックアーム32をベース部材22に揺動自在に取り付け、チェックボール41、ロックピン46、カム機構61を車体12の内部に配置するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、カム機構61はカムプレート62と係合ピン64とにより構成されているが、これに限らず、電動モータ52の回転運動をロックピン46の進退移動に変換することができる機構であれば、他の構造のカム機構であってもよい。また、カム面はカム溝61の内面として形成されるに限らず、係合ピン64の作動を案内できるものであれば、例えばカムプレートに突出形成されるレール部の内面や外面として形成するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、スイングモードにおいては、フロントドア13を手動により開閉させるようにしているが、これに限らず、フロントドア13とベース部材22との間に電動モータを備えたアクチュエータを組み込み、このアクチュエータによりフロントドア13を自動的に開閉させるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、チェック部材としてチェックボール41が用いられ、このチェックボール41がチェックアーム32の凹部43a,43b,43cに係合することによりドアチェッカとして機能するようになっているが、これに限らず、チェック部材を例えばゴムや樹脂等の制動部材とし、この制動部材をチェックアーム32に押し付けてフロントドア13に制動力を付与する構成とするなど、他の構造のドアチェッカを適用するようにしてもよく、また、凹部43a,43b,43cの位置や数はフロントドア13、リヤドア88の開度や節度の数等、仕様に応じて任意に設定できることはいうまでもない。
さらに、本実施の形態においては、スイングモードとスライドモードとを選択的に切り替え可能な開閉構造21に本発明のロック機構31を適用しているが、これに限らず、ベース部材22を持たないヒンジドアに本発明のロック機構31を適用するようにしてもよい。この場合、ロック機構31はドアを全閉状態に保持するために用いられ、チェックアーム32は車体12またはドアのいずれか一方に揺動自在に取り付けられ、チェックボール41は車体12またはドアのいずれか他方に配置されることになる。
4ドアセダンタイプの車両の一部を示す斜視図である。 図1に示すフロントドアの詳細を示す斜視図である。 図2に示すロック機構の詳細を示す斜視図である。 図3に示すロック機構の内部構造を示す断面図である。 (a)、(b)はそれぞれロック機構の作動部分の詳細を示す斜視図である。 カムプレートの詳細を示す正面図である。 図6に示すカム溝のプロフィールを示すカム線図である。 (a)〜(c)はそれぞれカム機構とロックピンの作動状態を示す断面図である。 スライド開閉機構の詳細を示す斜視図である。 (a)〜(c)はそれぞれスイングモードにおけるフロントドアの開閉動作を示す説明図である。 (a)、(b)はそれぞれスイングモードにおけるドアチェッカ機能の作動状態を示す断面図である。 (a)〜(d)はそれぞれスライドモードにおけるフロントドアの開閉動作を示す説明図である。
符号の説明
11 車両
12 車体
13 フロントドア
21 フロントドア開閉構造(車両用ドア開閉構造)
22 ベース部材
23 ヒンジ
24 スライド開閉機構
31 車両用ドアロック機構
32 チェックアーム
33 ブラケット
34 支持ピン
35,36 ガイドブロック
37 ガイドピン
38 ホルダ
41 チェックボール(チェック部材)
42 スプリング
43a,43b,43c 凹部
44 ガイド部材
45 スライドブロック
46 ロックピン
47 サブガイド
47a ガイド孔
48 ロック孔
51 支持板
52 電動モータ
52a 出力軸
61 カム機構
62 カムプレート(カム)
63 カム溝
64 係合ピン(係合部材)
71 ベースプレート
72 スライドレール
73 スライダ
74,75 連結アーム
76 平行クランク機構
77a,77b 支持アーム
78 制御アーム
79 ガイドレール
79a 直線部
79b 曲部
81 係合ピン
82 スライドアクチュエータ
83 電動モータ
84 ドラム
85a 開側ケーブル
85b 閉側ケーブル
86a,86b 反転プーリ
87 ストッパ
88 リヤドア
r 回転中心軸からの距離
a1,a2 等距離部分

Claims (7)

  1. ヒンジを介して車体に開閉自在に装着されるドアを全閉状態に保持する車両用ドアロック機構であって、
    前記車体または前記ドアのいずれか一方に揺動自在に取り付けられるチェックアームと、
    前記車体または前記ドアのいずれか他方に配置され、前記ドアが所定開度となったときに前記チェックアームを保持して前記ドアを所定開度に保持するチェック部材と、
    前記チェックアームに向けて進退移動自在に設けられ、前記ドアが全閉状態となったときに前記チェックアームのロック孔に係合して前記ドアを前記車体に固定するロックピンと、
    駆動源により回転駆動されるカムプレートと前記ロックピンに固定され前記カムプレートのカム面に係合する係合ピンとを備え、前記ロックピンを進退方向に駆動するカム機構とを有することを特徴とする車両用ドアロック機構。
  2. 請求項1記載の車両用ドアロック機構において、前記カムプレートの回転方向に延びるとともに該カムプレートの回転中心軸からの距離が徐々に増加する曲線状に前記カム面を形成することを特徴とする車両用ドアロック機構。
  3. 請求項1または2記載の車両用ドアロック機構において、前記チェックアームは前記車体に揺動自在に取り付けられ、前記チェック部材と前記ロックピンと前記カム機構は前記ドアの内部に配置されることを特徴とする車両用ドアロック機構。
  4. 車両に設けられるドアをスイングモードとスライドモードのいずれかのモードで選択的に開閉する車両用ドア開閉構造であって、
    ヒンジを介して車体に揺動自在に取り付けられ、前記ドアとともにスイング式に開閉可能なベース部材と、
    前記車体または前記ベース部材のいずれか一方に揺動自在に取り付けられるチェックアームと、
    前記車体または前記ベース部材のいずれか他方に配置され、前記ベース部材が所定開度となったときに前記チェックアームを保持して前記ベース部材を所定開度に保持するチェック部材と、
    前記チェックアームに向けて進退移動自在に設けられ、前記ベース部材が全閉状態となったときに前記チェックアームのロック孔に係合して前記ベース部材を前記車体に固定するロックピンと、
    駆動源により回転駆動されるカムと前記ロックピンに固定され前記カムのカム面に係合する係合部材とを備え、前記ロックピンを進退方向に駆動するカム機構と、
    前記ベース部材と前記ドアの間に設けられ、前記ロックピンが前記ロック孔に挿通されて前記ベース部材が前記車体に固定された状態のときに前記ドアをスライド式に開閉させるスライド開閉機構とを有することを特徴とする車両用ドア開閉構造。
  5. 請求項4記載の車両用ドア開閉構造において、前記カムは前記駆動源により回転駆動されるカムプレートであり、前記係合部材は前記カムプレートのカム面に係合する係合ピンであることを特徴とする車両用ドア開閉構造。
  6. 請求項5記載の車両用ドア開閉構造において、前記カムプレートの回転方向に延びるとともに該カムプレートの回転中心軸からの距離が徐々に増加する曲線状に前記カム面を形成することを特徴とする車両用ドア開閉構造。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の車両用ドア開閉構造において、前記チェックアームは前記車体に揺動自在に取り付けられ、前記チェック部材と前記ロックピンと前記カム機構は前記ベース部材の内部に配置されることを特徴とする車両用ドア開閉構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111216640A (zh) * 2020-01-03 2020-06-02 浙江开拓电器股份有限公司 凸轮止退式单臂旋转的车用踏板组件及车用踏板总成

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