JP2008094571A - 仕分け設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】書籍の表紙に取り付けられている帯などの付属物の外れ状態を検出し得る仕分け設備を提供する。
【解決手段】無端状の搬送経路を構成する多数の仕分けコンベヤ31にて書籍Aの仕分けを行う際に、宣伝用の帯Bが外れた書籍Aを検出して排除し得る仕分け設備であって、仕分けられた書籍Aの受け入れ部71の上手側に、帯Bの外れ状態を検出し得る付属物検出センサ部101を配置するとともに、その下手側に仕分けコンベヤ31の前端部を検出することにより、帯Bが仕分けコンベヤ31の後端部から後方に突出した位置にあるか否かを判定するための判定信号を出力する判定トリガ用センサ部102を配置し、これら両センサ部により帯Bの外れ状態を検出した際に、その仕分けコンベヤ31の無端ベルト44を回動させて書籍Bを落下させる排除力付与手段104を具備したもの。
【選択図】図12

Description

本発明は、多数の被仕分け物、例えば書籍を販売店毎に仕分けるための仕分け設備に関するものである。
従来、この種の仕分け設備としては、下記のような構成が提案されている。すなわち、この仕分け設備は、無端駆動体に複数の仕分けコンベヤを設けて無端状の搬送経路を形成したもので、この搬送経路の途中には、仕分けコンベヤからの被仕分け物を受け入れる複数の受け入れ部が設けられている。そして、前記仕分けコンベヤは、搬送経路の方向に沿って回動自在な無端回動体と、この無端回動体上に設けられた横桟とを有するとともに、無端駆動体側に、搬送経路の方向に対して直交状の横軸心の周りで傾斜自在に取り付けられている。また、前記仕分けコンベヤは、その無端回動体を水平状として被仕分け物を受け入れ、そして横桟が位置された供給側を下位として大きく傾斜された後、小さい傾斜に戻されて受け入れ部に達するように、仕分けコンベヤ側には被ガイド体が設けられるとともに、この被ガイド体が案内される傾斜規制用のガイド手段が搬送経路に沿って設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、被仕分け物が、例えば単行本などの書籍である場合、通常は帯と称する宣伝用のカバーが取り付けられており、例えば仕分けコンベヤによる書籍の仕分け時に、帯の一方が外れて書籍から垂れ下がり、この状態で仕分け位置に搬送された場合、仕分け用の検出センサなどを遮光してしまい、仕分け作業上、誤動作が発生するという問題がある。
このような問題に対処するために、コンベヤ上の所定範囲から物品(荷物)のはみ出た部分を検出センサにて検出することが考えられるが、その搬送方向で、所定範囲からはみ出た部分の検出を行うことは困難であり、通常は、コンベヤの両側縁からはみ出た部分を検出するための検出センサが配置されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−226035号公報(第2頁、図1〜図5参照) 特開平10−101221号公報(第7頁段落番号[0018],図3参照)
上述した荷物の検出センサによると、単に、ベルトの両側に配置されているだけであり、すなわち本来、荷物を検出し得ない箇所にセンサを配置しておくだけのものであるため、その検出は容易であるが、上述したように、荷物の搬送方向ではみ出た部分、すなわち書籍の搬送方向で取り付けられた(所謂、巻かれた)帯の外れ状態を検出することができないという問題があった。
そこで、本発明は、例えば書籍の表紙に取り付けられている帯などの付属物の外れ状態を検出し得る仕分け設備を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の仕分け設備は、無端駆動体に複数の仕分けコンベヤを設けて無端状の搬送経路が形成され、この搬送経路の途中に仕分けコンベヤからの被仕分け物を受け入れる受け入れ部が設けられ、前記仕分けコンベヤは、搬送経路の方向で回動自在な無端回動体と、この無端回動体の上面に設けられた横桟とを有するとともに、無端駆動体側に、搬送経路の方向に対して直交状の横軸心の周りで傾斜自在に取り付けられ、
前記仕分けコンベヤに載置された被仕分け物に取り外し可能に設けられた付属物の外れ状態を検出し得る付属物検出手段を前記受け入れ部の上手側に配置するとともに、
前記付属物検出手段と受け入れ部との間に、仕分けコンベヤの前端部を検出することにより、当該付属物が仕分けコンベヤの後端部から後方に突出した位置にあるか否かを判定するための判定信号を出力する判定信号発生手段を配置し、
さらにこの判定信号発生手段および前記付属物検出手段により付属物の外れ状態を検出した際に、その仕分けコンベヤの無端回動体を回動させて被仕分け物を落下させるための排除力付与手段を具備したものであり、
また前記構成における付属物検出手段および判定信号発生手段として、フォトセンサを用いたものであり、
さらに前記構成において、被仕分け物が書籍であり、付属物が書籍の表紙または帯としたものである。
前述の仕分け設備の構成によると、付属物検出手段に加えて、その下手側に仕分けコンベヤの前端部を検出することにより当該付属物検出手段で検出されたものが付属物であるか否かを判定し得る判定信号発生手段を配置したので、搬送方向での付属物の外れ状態を検出し得るとともに、仕分けコンベヤの無端回動体を回動させて被仕分け物を落下させ得る排除力付与手段を配置したので、付属物が外れた状態の被仕分け物を排除することができ、したがって下手側に配置された仕分け部群に配置された検出センサの誤動作がなくなり、仕分けを確実に行うことができる。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態に係る仕分け設備を図面に基づき説明する。
本実施の形態に係る仕分け設備は、例えば多数の種類の書籍(本)を、販売店毎に仕分けるためのものであり、特に、書籍の表紙に取り外し可能に設けられた宣伝用の「帯」が外れた状態の書籍をその搬送経路から排除し得るようにしたものである。
まず、本来的な機能である書籍を仕分けるための仕分け設備について説明し、その後で、書籍の表紙に設けられた帯の外れ状態を検出するとともにその書籍を排除するための構成について説明する。
まず、本来的な仕分け設備の構成について説明する。
図2、図3において、床側に設置自在な機枠1には、ローラチェーン(無端駆動体の一例)11が回動自在に設けられている。すなわち、機枠1は長尺枠状であって、その長さ方向の両端部分には、軸受装置12,15を介してそれぞれ縦軸13,16が回転自在に設けられている。各縦軸13,16の上部にはそれぞれスプロケットホイール14,17が取り付けられ、これらスプロケットホイール14,17間に前記ローラチェーン11が巻回されている。
一方のスプロケットホイール14は駆動側であって、機枠1に設けられたモータ21に連動連結されている。すなわち、モータ21側の駆動軸22に設けられた駆動スプロケット23と、前記縦軸13に設けられた受動スプロケット24とが、伝動チェーン25を介して連動連結されている。なお、受動側のスプロケットホイール17は、機枠1と軸受装置15との間に設けられた張力調整手段(図示せず。)によって、一方のスプロケットホイール14に対して移動自在に構成されている。
前記ローラチェーン11側には、所定ピッチ置きに仕分けコンベヤ31が設けられ、以って複数の仕分けコンベヤ31によって無端状の搬送経路30が形成されている。ここで仕分けコンベヤ31群は、ローラチェーン11に片持ち状に取り付けられている。
すなわち図2〜図4、図7、図10において、前記スプロケットホイール14,17間でかつローラチェーン11による左右一対の直線状経路の下方に位置されて、それぞれフレーム体3が配設されるとともに、これらフレーム体3は機枠1に取り付けられている。ここでフレーム体3は型レール状であって、その上部側には、内側位置に下向きの受けガイド面4が形成され、中間位置に左右ガイド面5が形成され、外側位置に上向きの支持ガイド面6が形成されている。さらに下部側で外側位置には、上下向きの規制ガイド面(後述するガイド手段の構成部材の一例)7が形成されている。
前記仕分けコンベヤ31には、前記フレーム体3の部分に位置される移動部材32が設けられ、この移動部材32は前記ローラチェーン11の下面側に、リンクピン11aを連結具に兼用するなどして連結されている。前記移動部材32の下部には、前記左右ガイド面5に嵌合して案内されるガイドローラ33が前後一対で設けられている。
そして移動部材32には左右方向の支持軸34が貫通され、この支持軸34の内端には被受けローラ35が遊転自在に設けられ、この被受けローラ35は前記受けガイド面4に下方から当接されている。また、移動部材32よりも外側において、支持軸34には被支持ローラ36が遊転自在に設けられ、この被支持ローラ36は前記支持ガイド面6に上方から当接されている。
前記支持軸34は外側へ長尺であって、ここにコンベヤフレーム37が軸受38を介して設けられ、以ってコンベヤフレーム37はローラチェーン11側に対して、搬送経路30の方向に対して直交状の横軸心、すなわち支持軸軸心34Aの周りで傾斜自在に取り付けられている。その際に支持軸34の位置は、搬送経路30の方向において前部寄りとされており、以ってコンベヤフレーム37は自重によって、その後部が下位となるように支持軸軸心34Aの周りで自動的に傾斜されることになる。
前記コンベヤフレーム37には、輪体である前後一対のローラ体40,42が、それぞれ左右方向の輪体軸41,43を介して遊転自在に設けられている。そしてローラ体40,42間には無端ベルト(無端回動体の一例)44が巻回され、以って無端ベルト44は搬送経路30の方向に回動自在に構成されている。なお無端ベルト44の外側面の所定の2箇所にはベルト幅方向の横桟45が設けられている。具体的には、無端ベルト体44の上面の後側位置(回動方向下手側)および下面の前側位置(回動方向下手側)に横桟45がそれぞれ設けられて、しかも横桟45同士は両ローラ体40,42の上下面でかつ点対称位置となるように配置されている。
前記コンベヤフレーム37のフレーム体3側の位置でかつ後部からは、ブラケット46が後方へと連設され、このブラケット46の遊端には、前記規制ガイド面7に嵌合される被ガイドローラ47が設けられている。そして、前部側の輪体軸41におけるフレーム体3側の端部には、ローラ体40に連動された摩擦輪体(受動輪体の一例)48が設けられ、この摩擦輪体48の外周には摩擦層48aが積層されている。
なお前記コンベヤフレーム37には、左右に振り分けてサイドガイド体49が設けられている。また移動部材32には、被受けローラ35の前後に位置されて案内ローラ39が設けられている。さらに移動部材32には被検知部50が設けられている。そしてブラケット46の遊端には、被ガイドローラ47が離脱などしたときに規制ガイド面7に当接して、仕分けコンベヤ31の不測な傾斜動を阻止するためのブロック部46Aが設けられている。以上の32〜50などにより仕分けコンベヤ31の一例が構成される。
前記搬送経路30は長円無端状であって、左右一対の直線状経路部が形成されている。そして、一方の直線状経路部における始端部分に対向されて、仕分けコンベヤ31上に書籍(被仕分け物の一例)Aを供給する供給手段51が設けられている。さらに終端部分に対向されて、仕分けコンベヤ31からの書籍Aを受け入れる受け入れ部71群が設けられている。
前記仕分けコンベヤ31は、その無端ベルト44を水平状として前記供給手段51からの書籍Aを受け入れ、そして横桟45が位置された供給側(受け入れ部71に対する供給側)を下位として、まず前段傾斜部で緩角度に下降傾斜され、そして急傾斜部で急角度に下降傾斜され、その直後の瞬間復帰部で少し上昇側に戻した角度に傾斜され、その後に、戻し部で小さい傾斜角度に戻されて受け入れ部71群に達し、この受け入れ部71群を通過したのち水平状に戻されるように、この仕分けコンベヤ31側に設けられた被ガイドローラ47を案内する傾斜規制用のガイド手段が、前記搬送経路30に沿って設けられている。
図1、図4〜図9、図11において、前記ガイド手段は、前述した規制ガイド面7によりその一部が構成され、この規制ガイド面7により被ガイドローラ47が案内されているとき、仕分けコンベヤ31の無端ベルト44は小さい傾斜角度(20度前後)θになるように設定されている。そして、前記供給手段51よりも上手の部分から前記受け入れ部71の少し上手の部分までの間では、前記フレーム体3における規制ガイド面7の形成部材が除去され、この除去部分にガイド体(ガイド手段の構成部材の一例)81が設けられている。ここでガイド体81は、前部ガイド体82と中間部ガイド体83と後部ガイド体84とからなる。
前部ガイド体82は、規制ガイド面7からの被ガイドローラ47を持上げる始端の上昇部82aと、この上昇部82aに連なりかつ規制ガイド面7よりも上方に位置される前上位水平状部82bとにより構成されている。そして中間部ガイド体83は、前上位水平状部82bに連なる後上位水平状部83aと、この後上位水平状部83aに連なる下方への前段傾斜部83bと、この前段傾斜部83bに連なりかつ規制ガイド面7よりも少し下方に位置される中間位水平状部83cと、この中間位水平状部83cに連なる下方への急傾斜部83dと、この急傾斜部83dに連なる上方への瞬間復帰部83eと、この瞬間復帰部83eに連なりかつ規制ガイド面7よりも下方に位置される前下位水平状部83fとにより構成されている。また後部ガイド体84は、前下位水平状部83fに連なる後下位水平状部84aと、この後下位水平状部84aに連なる上方への戻し部84bと、この戻し部84bに連なりかつ規制ガイド面7に同様なレベルとして連なる終端水平状部84cとにより構成されている。
ここで、規制ガイド面7により被ガイドローラ47が案内されているとき、仕分けコンベヤ31の無端ベルト44は小さい傾斜角度(20度前後)θであり、そして、上昇部82aにおいて上昇傾斜案内されたのち、前上位水平状部82bや後上位水平状部83aにより被ガイドローラ47が案内されているとき、仕分けコンベヤ31の無端ベルト44は水平状となる。次に、前段傾斜部83bにおいて下降傾斜案内されたのち中間位水平状部83cにより被ガイドローラ47が案内されているとき、無端ベルト44は緩角度(25度前後)θの下降傾斜になるように設定されている。
さらに急傾斜部83dにおいて下降傾斜案内されることで、無端ベルト44は急角度(50度前後)θの下降傾斜になり、そして、その直後の瞬間復帰部83eで少し上昇側に戻し案内されることで、無端ベルト44は少し戻した角度(45度前後)θの下降傾斜になるように設定されている。引き続いて、戻し部84bにおいて上昇傾斜案内されることで、無端ベルト44は小さい傾斜角度(20度前後)θに戻されて終端水平状部84cから規制ガイド面7に案内されるように設定されている。
そして、ガイド体81は前記フレーム体3側に取り付けられ、その際に急傾斜部83dの下降傾斜角度は調整自在に構成されている。ここで前部ガイド体82は、フレーム体3側に剛体状に取り付けられている。また中間部ガイド体83と後部ガイド体84は、それぞれ側板体85A,85Bの外面側に固定され、その際に側板体85A,85Bは、急傾斜部83dの下手部分から前下位水平状部83fの中間部分に亘って欠如部分Sが生じるように前後に振り分けて配置され、以って欠如部分Sにおいて、中間部ガイド体83は上下方向に変位可能に構成されている。
すなわち側板体85A,85Bは、フレーム体3側に連結具(ボルト・ナット)86A,86Bを介して連結されている。そして、前下位水平状部83fと後下位水平状部84aとの下面間にプレート87が配設されるとともに、このプレート87は、連結具(ボルト)88を介して前下位水平状部83fと後下位水平状部84aとに連結されている。
前記中間部ガイド体83における欠如部分Sに対応する部分である、急傾斜部83dの下手部分から瞬間復帰部83eに亘っての部分は、側板体85A,85Bによる拘束がないことで、弾性変形により上下方向で変位可能に構成されている。そして、フレーム体3の下面側に連結具(ボルト・ナット)89を介して連結されたブラケット90に、上向きの昇降調整具91が設けられている。ここで昇降調整具91は、上向きのボルト体92と、このボルト体92をブラケット90に定着させるナット体93などにより構成されている。そして、ボルト体92の上部に被せたキャップ94の上端94aが、中間部ガイド体83における欠如部分Sに対応する部分に下方から当接自在に構成されている。前述した82〜94などによりガイド体81の一例が構成される。
図2、図3において、前記供給手段51は複数のベルトコンベヤ、すなわち、受け取り側コンベヤ52、中間コンベヤ53、投入側コンベヤ54などからなる。そして受け取り側コンベヤ52の始端部分により受け取り部55が形成され、この受け取り部55において、受け取り側コンベヤ52に対して書籍Aが人為的または機械的に渡される。また投入側コンベヤ54は、その終端が下位として傾斜状に配設され、そして終端外方部分に仕分けコンベヤ31への投入部56が形成される。なお供給手段51の部分にはバーコードリーダ57が設けられている。
前記受け入れ部71群は搬送経路30の下方に配設され、そして各受け入れ部71の部分には、目的とする仕分けコンベヤ31の無端ベルト44を回動させる回動力付与手段61が設けられている。ここで回動力付与手段61は、前記摩擦輪体48に接近離間自在であり、その接近動により摩擦輪体48に係わり合うことで、仕分けコンベヤ31の搬送経路30に沿った移動力により摩擦輪体48を回転させるように構成されている。
すなわち図6、図9〜図11において、回動力付与手段61は、前記フレーム体3側にブラケット62を介して取り付けられたガイド付きのシリンダー装置63を有し、その下向きのピストンロッド64には上位昇降体65が設けられている。この上位昇降体65の下方には、4連リンク機構66を介して下位昇降体67が相対的に昇降自在に設けられ、その際に4連リンク機構66の下方揺動限は、上位昇降体65側のストッパ部68にリンクが当接することで規制されている。
前記下位昇降体67の下部には、前記摩擦輪体48に対して上方から当接離間自在な摩擦レール体69が設けられ、この摩擦レール体69の下面側には摩擦層69aが敷設されている。そして4連リンク機構66のリンクと上位昇降体65との間には、4連リンク機構66を下方揺動限へと付勢する付勢体例えばコイルスプリング70が設けられ、以って摩擦輪体48に対して摩擦レール体69の摩擦層69aが、コイルスプリング70の弾性力を介して当接されるように構成されている。
したがって、下位昇降体67とともに摩擦レール体69の摩擦層69aを下降させた状態で、この摩擦層69aに対して摩擦輪体48を下方から当接させることによって、仕分けコンベヤ31の移動力により摩擦輪体48を回転させてローラ体40を駆動回転させ、以って無端ベルト44を回動させ得る。その際に摩擦レール体69の摩擦作用長さは、後方のローラ体42の上方に位置されていた横桟45が前方のローラ体40の下方に位置され、そして前方のローラ体40の下方に位置されていた横桟45が後方のローラ体42の上方に位置されるように設定されている。前述した62〜70などにより回動力付与手段61の一例が構成される。
前記受け入れ部71群は、搬送経路30の下方に上部開放の収納箱72が設けられることなどで構成されている。また各受け入れ部71に対応されて、前記仕分けコンベヤ31における被検知部50を検知するための検知手段75が設けられている。
次に、帯が外れた状態の書籍を検出するとともに、その書籍を排除し得る構成について説明する。
なお、前記仕分けコンベヤ31にて書籍Aを搬送する場合、書籍Aの姿勢は、その背表紙が横桟45に接触するように無端ベルト44上に載置される。つまり、帯Bの外れる方向が搬送方向に一致するようにされており、しかも、帯Bが外れた場合には、仕分けコンベヤ31の後端部から後方に垂れ下がることになり、この状態を検出することになる。
図12、図13に示すように、最上手側の受け入れ部71よりも上手側位置には、上手側から下手側に向かって順番に、書籍Aから外れた帯Bを検出するための付属物検出センサ部(付属物検出手段の一例)101と、仕分けコンベヤ31の下手側である前端部を検出して帯Bが当該仕分けコンベヤ31の上手側である後端部から後方に突出した位置にあるか否かを判定(検出)するためのトリガ信号(判定信号ともいえる)を出力する判定トリガ用センサ部(判定信号発生手段の一例)102と、帯Bが外れた状態の書籍Aを排除するためのトリガ信号を排除力付与手段(後述する)に出力するための排除トリガ用検出手段としての排除トリガ用センサ部103と、この排除トリガ用センサ部103からのトリガ信号により当該仕分けコンベヤ31の無端ベルト44を回動させて書籍Aを落下させるための排除力付与手段104と、最上手側の受け入れ部71よりも上手側位置に配置されて排除された書籍Aを一時的に貯留するための貯留箱105と、書籍Aが排除されたことを作業員に知らせるための警告ランプ106とが設けられている。なお、この警告ランプ106は、例えばその排除位置(勿論、作業員が見えやすい場所、または管理室などでもよい)にて取付部材(設備に設けられる支柱に取り付けてもよい)107を介して設けられている。
前記付属物検出センサ部101は、仕分けコンベヤ31のほぼ全幅に亘って所定間隔おきに配置された複数個(例えば、7個)のフォトセンサ(各フォトセンサは発光素子と受光素子とから構成されている)111により構成されており、また判定トリガ用センサ部102および排除トリガ用センサ部103は、例えば1個のフォトセンサ(前記同様に、発光素子と受光素子とから構成されている)112,113が用いられている。
また、前記各センサ部101〜103においては、搬送経路30を跨ぐように設けられた支持フレーム(図示せず)にフォトセンサの発光素子または受光素子が取り付けられるとともに、搬送経路30の下方位置に、フォトセンサの受光素子または発光素子が配置されることになる。
ここで、各センサ部101〜103の配置箇所について説明しておく。
書籍Aから帯Bが後方に垂れ下がっている(帯が外れた状態である)ことを検出するためには、少なくとも、仕分けコンベヤ31(無端ベルト44でもある)の前端部を検出した際に、当該仕分けコンベヤ31の長さ(正確には、そのときの水平面への投影長さ)よりも後方の位置において、フォトセンサにより物体が検出されたか否か、つまり遮光されたか否かを知る必要があるとともに、帯Bの垂れ下がりを確実に検出しようとすると、書籍Aができるだけ後方に傾斜した状態で検出するのがよい。したがって、付属物検出センサ部101はガイド体81の急傾斜部83dから瞬間復帰部83eに到る範囲のいずれかに配置されるのが好ましいとともに判定トリガ用センサ部102については、前述したように、付属物検出センサ部101から少なくとも傾斜状態における仕分けコンベヤ31の水平面への投影長さだけ下手側に離れた位置に設けられている。言い換えれば、帯Bが外れていない状態で判定トリガ用センサ部102により仕分けコンベヤ31を検出した場合、付属物検出センサ部101では、その検出対象となる書籍Aを載置した仕分けコンベヤ31および当該仕分けコンベヤ31に続く後方の仕分けコンベヤ31を検出することができない位置であればよい(つまり、前後の仕分けコンベヤ同士間の空間部を検出し得るような位置であればよい)。
そして、排除トリガ用センサ部103については、判定トリガ用センサ部102の直ぐ下手側に配置されるとともに、排除力付与手段104については、この排除トリガ用センサ部103の直ぐ下手側でかつ受け入れ部71群の上手側に配置される。
なお、付属物検出センサ部101については、フォトセンサ111を複数個配置したのは、帯Bの幅が一定でないとともに書籍Aのどの位置に取り付けられているかが分からないためであり、より具体的には、想定し得る一番短い幅の帯Bを検出し得るような間隔(ピッチ)でもって配置されることになる。
さらに、前記排除力付与手段104は、仕分けコンベヤ31の無端ベルト44を回動させるもので、上述した回動力付与手段61と同一のものが用いられるためその説明を省略する。この意味で、排除力付与手段104を回動力付与手段と呼ぶこともできる。
また、書籍を排除するための各機器を制御する制御部は、例えば仕分け設備全体を制御する制御装置(図示せず)に設けられており、この制御部を図14に基づき簡単に説明しておく。
この制御部121には、少なくとも、2個の第1および第2アンド回路122,123が具備されており、一方の第1アンド回路122には付属物検出センサ部101および判定トリガ用センサ部102からの出力信号が入力され、また他方の第2アンド回路123には、第1アンド回路122からの出力信号および排除トリガ用センサ部103からの出力信号が入力され、さらにこの第2アンド回路123からの出力信号は、排除力付与手段104の駆動部および警告ランプ106のスイッチ部に入力されている。
ここで、制御部121における動作について説明しておく。
或る仕分けコンベヤ31により搬送される書籍Aの帯Bが垂れ下がっている場合には、付属物検出センサ部101および判定トリガ用センサ部102からそれぞれ検出信号(オン信号)が第1アンド回路122に入力され、この第1アンド回路122から、やはり検出信号(オン信号)が第2アンド回路123に入力される。
この状態で、仕分けコンベヤ31が排除トリガ用センサ部103にて検出されてその検出信号(オン信号)が第2アンド回路123に入力されると、排除力付与手段104に駆動信号が出力されて、すなわちシリンダー装置63により摩擦レール体69を摩擦輪体48に当接させた状態で当該仕分けコンベヤ31が移動することにより無端ベルト44が回動されて、無端ベルト44に載置されている書籍Aが貯留箱105内に落下される。また、排除力付与手段104の駆動と同時に警告ランプ106が点灯されて、書籍Aが排除された旨の警告がなされる。勿論、各アンド回路122,123においては、それぞれ所定のタイミングでリセットが行われて、後続の書籍Aに対する帯Bの外れ状態を検出し得るようにされていることは言うまでもない。
なお、前記制御部121においては、付属物検出センサ部101が常時作動しているものとして説明したが、例えば判定トリガ用センサ部102にて仕分けコンベヤ31を検出した時点で、付属物検出センサ部101を作動させて、その時点で帯Bの有無を検出するようにしてもよい。この場合の制御部の構成としては、第1アンド回路は設けずに、判定トリガ用センサ部102からの指示により付属物検出センサ部101が作動するとともに、この付属物検出センサ部101からの検出信号が第2アンド回路123に入力されることになる。
以下に、前記した仕分け設備での動作について説明する。
仕分け設備により書籍Aの仕分けを行うに際して、各受け入れ部71およびその上手側の排除部分においては空の収納箱72および貯留箱105が配置されている。ここで収納箱72は、例えば店舗別であって、この店舗別の信号が制御装置に入力されている。
また仕分けコンベヤ31群は、搬送経路30上において無端列車状で移動している。これは、モータ21により駆動軸22を回転させ、その回転力を、駆動スプロケット23、伝動チェーン25、受動スプロケット24、縦軸13を介してスプロケットホイール14に伝達してローラチェーン11を回動させることにより、このローラチェーン11に連結しかつフレーム体3側に支持案内される移動部材32を介して行っている。その際に移動部材32の左右方向の振れやずれは、前後一対のガイドローラ33を左右ガイド面5により案内することで規制し得、また浮き上がりは、被受けローラ35や案内ローラ39を受けガイド面4により受け止めて案内することで阻止し得、そして下降は、被支持ローラ36を支持ガイド面6により支持して案内することで阻止し得る。
したがって、仕分けコンベヤ31群をローラチェーン11に片持ち状に取り付けた構成、すなわち片側にのみ駆動、支持構成を配設した簡単でかつメンテナンス性のよい構成でありながら、仕分けコンベヤ31群の移動は常に安定して行えることになる。
このような状態において、仕分けようとする書籍Aを、受け取り部55から供給手段51の受け取り側コンベヤ52上に載せる。そして、この受け取り側コンベヤ52から中間コンベヤ53への搬送中において、バーコードリーダ57によって書籍Aのバーコードを読み取り、以って読み取り信号を制御装置に入力する。この書籍Aを、投入側コンベヤ54から、投入部56の下方に位置している仕分けコンベヤ31に投入させる。
このとき仕分けコンベヤ31では、図4、図7、図11(a)に示すように、被ガイドローラ47を前上位水平状部82bにより案内していることで、その無端ベルト44は水平状となっている。したがって書籍Aの投入は、水平状の無端ベルト44に対して容易に確実に行える。その際に書籍Aの投入は、無端ベルト44の幅方向において右側か左側かに選択して行い、以って収納箱72における左右の収納部(図示せず。)のいずれに収納させるかを決定している。
上述したようにして、無端ベルト44上に書籍Aを支持している仕分けコンベヤ31は、投入部56から受け入れ部71群側へと移動し得る。この移動の際に、まず被ガイドローラ47を前上位水平状部82bから後上位水平状部83aへと案内したのち、図1、図11(b)に示すように、後上位水平状部83aから前段傾斜部83bへと案内することになり、以って仕分けコンベヤ31、すなわち無端ベルト44を、その後端の供給側が下位となるように支持軸軸心34Aの周りに傾斜(回動)し得る。そして被ガイドローラ47を前段傾斜部83bから中間位水平状部83cへと案内することで、無端ベルト44を緩角度(25度前後)θに下降傾斜し得る。この下降傾斜によって、書籍Aを無端ベルト44の上において、勢いを殺した状態で滑動させ、後端の供給側に位置している横桟45に接近させる。これにより、書籍Aを横桟45側に寄せ得る。
次に、被ガイドローラ47を中間位水平状部83cから急傾斜部83dへと案内することで、図1、図5、図8、図11(b)に示すように、無端ベルト44を急角度(50度前後)θに下降傾斜し得る。このように規制された急傾斜によって、書籍Aは無端ベルト44の上を滑動して横桟45に接近状となる。このとき、急傾斜部83dの下面がキャップ94の上端94aに当接して受け止められることにより、急傾斜部83dの下降傾斜角度が規制されている。
そして、被ガイドローラ47を急傾斜部83dから瞬間復帰部83eへと案内することで、図1、図11(b)に示すように、急傾斜した直後の無端ベルト44を、少し戻した角度(45度前後)θに瞬間復帰し得る。この5度前後の瞬間復帰によって、無端ベルト44の上を滑動していた書籍Aにブレーキを掛けることになり、これにより、書籍Aの滑動は横桟45に当接状として停止し得、以って書籍Aが横桟45を乗り越えて落下するようなことを防止し得るとともに、無端ベルト44上に向きなどが不揃いで投入されていた書籍Aの支持姿勢を自動的に揃えて、位置決め精度を上げ得る。
なお、急傾斜時に書籍Aが、無端ベルト44の上を充分に滑動せず、横桟45から離れて停止して支持姿勢の揃えが行われないとき、または、急傾斜時に書籍Aが、無端ベルト44の上を滑動し過ぎて、横桟45に衝突して停止するとき、例えば下降傾斜角度が12度前後である急傾斜部83dにおける下手部分に対して、昇降調整具91の操作によって下降傾斜角度の調整を行う。
すなわち、書籍Aが充分に滑動しないとき、ボルト体92を下降側へ回転操作してキャップ94の上端94aを下降動させる。これにより、キャップ94の上端94aによる受け止め位置を下げることになって、急傾斜部83dの下手部分の下降傾斜角度を急角度側へ調整し得、以って急傾斜時に書籍Aが無端ベルト44の上を充分に滑動するように調整し得る。また、書籍Aが滑動し過ぎるとき、ボルト体92を上昇側へ回転操作してキャップ94の上端94aを上昇動させる。これにより、キャップ94の上端94aによる受け止め位置を上げることになって、急傾斜部83dの下手部分の下降傾斜角度を緩角度側へ調整し得、以って急傾斜時に書籍Aが無端ベルト44の上を必要以上に滑動しないように調整し得る。このように、書籍Aの滑動状態を見ながら、最適の下降傾斜角度(急角度θ)に調整し得る。
上述したようにして書籍Aの支持姿勢を揃えたのち、図11(c)に示すように、被ガイドローラ47を、瞬間復帰部83eから前下位水平状部83fへと案内したのち、前下位水平状部83fから後下位水平状部84aへと案内する。そして被ガイドローラ47を、後下位水平状部84aから戻し部84bへと案内することになり、以って無端ベルト44を、その後端の供給側を上昇させるように支持軸軸心34Aの周りに傾斜(回動)させる。次に被ガイドローラ47を、戻し部84bから終端水平状部84cへと案内したのち、終端水平状部84cから規制ガイド面7へと案内することで、図6、図11(d)に示すように、無端ベルト44を小さい傾斜角度(20度前後)θに戻すことになる。
このように、無端ベルト44を小さい傾斜角度(20度前後)θとした仕分けコンベヤ31群を、受け入れ部71群の上方で移動させる。そして仕分けコンベヤ31が目的とする受け入れ部71に到達する前に、この仕分けコンベヤ31側の被検知部50を検知手段75が検知することになり、その検知信号に基づいて、この受け入れ部71に対応した回動力付与手段61を作動させる。
すなわち、シリンダー装置63の伸展動によって上位昇降体65を下降させ、4連リンク機構66を介して下位昇降体67を下降させることで、摩擦レール体69を下位に位置させる。すると、移動してきた仕分けコンベヤ31の摩擦輪体48が摩擦レール体69の下へ入り込み、その摩擦層48aが摩擦レール体69の摩擦層69a上を転動することになる。
これにより、大きな摩擦抵抗によって摩擦輪体48を確実に回転し得、この摩擦輪体48を取り付けた輪体軸41を介してローラ体40を強制回転し得る。このローラ体40の強制回転によって、ローラ体42の遊転を伴いながら、無端ベルト44を、その上位部分が傾斜下位へ向うようにかつ搬送経路30に沿った方向に回動し得、以って、図6、図9、図10、図11(d)に示すように、無端ベルト44により支持していた書籍Aを送り出して、目的とする収納箱72に投入させる。その際に、前述したように、無端ベルト44上の書籍Aは向きなどを揃えていることで、書籍Aの向きを一定状として送り出し得、しかも無端ベルト44からの書籍Aのベルト離れも、最初から最後まで均一状にし得ることから、収納箱72に好適に仕分け得る。
また上述したように、無端ベルト44を小さい傾斜角度(20度前後)θに傾斜させた状態で、この無端ベルト44を回動させて書籍Aを送り出すことにより、仕分けコンベヤ31群の下方、すなわち搬送経路30の下方に受け入れ部71群を配設し得ることになって、省スペース化を可能にし得るとともに、収納箱72の収納部に対して直接に仕分け投入することが可能になって、別途に滑り台(滑り板)を設ける形式に比べて平面スペースを少なくし得、レイアウト構成も容易に行える。
前述した摩擦輪体48の摩擦レール体69の下への入り込みは、コイルスプリング70に抗して摩擦レール体69を少し上昇させながら行うことになり、以って摩擦層48aが摩擦層69aに対して弾性的に圧接状となって、摩擦輪体48の回転は移動量に見合って確実に行えることになる。これにより無端ベルト44の回動は、ローラ体42の上方に位置していた横桟45をローラ体40の下方に位置させ、そしてローラ体40の下方に位置していた横桟45をローラ体42の上方に位置させるように、半回転分を確実に行える。
前述したように、無端ベルト44の回動による書籍Aの送り出し作用が終了した時点で、回動力付与手段61を逆作動させ、以って摩擦レール体69などを非作用位置へと上昇動させる。その際に、引き続いて搬送してきた書籍Aを同じ収納箱72に送り出すときには、摩擦レール体69などを非作用位置へと上昇動させることなく、下降した作用位置において待機させておいてもよい。
なお、収納箱72に対する書籍Aの収納、受け入れ部71に対する収納箱72の出し入れなどは、この収納箱72の外形が鉛直状であるため、取り扱いを容易にして行える。
前述したように、書籍Aの送り出し作用が終了した仕分けコンベヤ31は、無端ベルト44を小さい傾斜角度(20度前後)θに傾斜させた状態で、他方の直線状経路を主として搬送経路30上の半分以上を移動される。そして図11(a)に示すように、被ガイドローラ47を、規制ガイド面7から前部ガイド体82の上昇部82aへと案内したのち、上昇部82aから前上位水平状部82bへと案内することになり、以って無端ベルト44を、その後端の供給側を上昇させるように支持軸軸心34Aの周りに傾斜(回動)させて水平状に戻し得、以って最初の状態として供給手段51側に移動し得る。以上のように、仕分けコンベヤ31群を無端状の搬送経路30上で移動させながら、各仕分けコンベヤ31を順次好適に傾斜させて、書籍Aの仕分けを能率良く行えることになる。
ここで、前記仕分け設備において、帯が外れた状態の書籍の排除動作について説明する。
すなわち、供給手段51から供給された書籍Aに取り付けられた帯Bが外れている場合、帯Bの上側(上半分)が搬送方向とは逆方向に、すなわち後方に垂れ下がることになる。
この場合、付属物検出センサ部101により帯Bが検出されているため、ここから「帯有り」の検出信号が第1アンド回路122に出力されており、この状態で、仕分けコンベヤ31が判定トリガ用センサ部102の位置に移動してその前端部が当該判定トリガ用センサ部102により検出されると、この検出信号も第2アンド回路122に出力されるため、第1アンド回路122からは、帯の垂れ下がりを検出した旨の検出信号が第2アンド回路123に出力される。
そして、この帯Bの検出状態で、さらに下手側に配置された排除トリガ用センサ部103にてその仕分けコンベヤ31が検出されると、その検出信号が第2アンド回路123に入力され、そしてこの第2アンド回路123から排除力付与手段104に駆動信号が出力されて書籍Aが貯留箱105内に落下される。すなわち、帯Bが外れた書籍Aが搬送経路30から排除される。また、この排除と同時に、第2アンド回路123から警告ランプ106に作動信号が出力されて、警告ランプ106が点灯される。
このように、付属物検出センサ部101に加えて、その下手側に仕分けコンベヤ31の前端部を検出することにより当該付属物検出センサ部101で検出されたものが帯Bであるか否かを判定し得る判定トリガ用センサ部102を配置したので、搬送方向での帯Bの外れ状態を検出し得るとともに、仕分けコンベヤ31の無端ベルト44を回動させて書籍Aを落下させ得る排除力付与手段104を配置したので、帯Bが外れた状態の書籍Aを搬送経路30から排除することができ、したがって下手側に配置された仕分け部71群に配置された検出センサなどの誤動作がなくなり、仕分けを確実に行うことができる。
ところで、上記実施の形態においては、付属物として書籍の表紙に取り付けられた帯について説明したが、例えば書籍の表紙そのものであっても、帯と同様に検出することができる。つまり、表紙がめくれた状態の書籍についても、下手側での仕分け作業を阻害する要因になることから、このような場合でも、排除することができる。さらに、被仕分け物が書籍以外の場合でも適用することができる。例えば、CD、DVDなどに飾り、または書籍と同様に買い手の注目を惹くための帯などの付属物が取り付けられている場合における当該付属物の外れの検出にも適用することができる。
上記した実施の形態では、後上位水平状部83aにおいて水平状の仕分けコンベヤ31は、まず前段傾斜部83bで緩角度θに下降傾斜され、そして急傾斜部83dで急角度θに下降傾斜され、その直後の瞬間復帰部83eで少し戻した角度θに傾斜されるように構成されているが、これは後上位水平状部83aにおいて水平状の仕分けコンベヤ31が、直ぐに急傾斜部83dで急角度θに下降傾斜され、その直後の瞬間復帰部83eで少し戻した角度θに傾斜される形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、仕分けコンベヤ31を支持軸軸心(横軸心)34Aの周りで傾斜させるために、被ガイド体として被ガイドローラ47を採用し、ガイド手段としてプレート状のガイド体81を採用した形式が示されているが、被ガイド体として、ピン、円弧プレートなどの突起体や、溝付き輪体などを使用した形式、ガイド手段として、溝付き輪体が嵌合するロッド体などを使用した形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、無端回動体として無端ベルト44が採用されているが、これは多数条のチェーン、ローラチェーン、スラットコンベヤなど、種々な形式を採用し得るものである。
上記した実施の形態では、回動力付与手段61および排除力付与手段104として、摩擦輪体(受動輪体)48に対して摩擦レール体69を当接離間自在とした形式が示されているが、これは、ピニオン(受動輪体)に対してラック体が噛合自在な形式、摩擦層48a,69aを採用せず、ローラ(受動輪体)に対してレール体が当接離間自在な形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、仕分けコンベヤ31群が、ローラチェーン11に片持ち状に取り付けられているが、これはローラチェーン11が両側に配設され、これらローラチェーン11間に仕分けコンベヤ31群が両持ち状に取り付けられた形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、仕分けコンベヤ31群をローラチェーン11に片持ち状に取り付けたものとして説明したが、ローラチェーン11の両側にそれぞれ片持ち状に取り付けることもできる。この場合、各センサ部101〜103、制御部121、排除力付与手段104、貯留箱105、警告ランプ106などについても、ローラチェーン11の両側に配置される。
本発明の実施の形態に係る仕分け設備における仕分けコンベヤの傾斜状態を説明する要部側面図である。 同仕分け設備の側面図である。 同仕分け設備の平面図である。 同仕分け設備において、仕分けコンベヤが水平状での側面図である。 同仕分け設備において、仕分けコンベヤが急角度に傾斜した状態での縦断側面図である。 同仕分け設備において、仕分けコンベヤが少し戻した角度での縦断側面図である。 同仕分け設備において、仕分けコンベヤが水平状での一部切り欠き縦断正面図である。 同仕分け設備において、仕分けコンベヤが急角度に傾斜した状態での一部切り欠き縦断正面図である。 同仕分け設備において、仕分けコンベヤが少し戻した角度での一部切り欠き縦断正面図である。 同仕分け設備において、仕分けコンベヤが少し戻した角度での一部切り欠き平面図である。 同仕分け設備における仕分けコンベヤの傾斜状態を説明する概略側面図である。 同仕分け設備における被仕分け物の排除機構を説明する概略側面図である。 同仕分け設備における被仕分け物の排除機構を説明する要部平面図である。 同仕分け設備における被仕分け物の排除を行うための制御部の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 機枠
3 フレーム体
11 ローラチェーン
30 搬送経路
31 仕分けコンベヤ
32 移動部材
34 支持軸
34A 支持軸軸心
37 コンベヤフレーム
40 ローラ体
42 ローラ体
44 無端ベルト
45 横桟
47 被ガイドローラ
48 摩擦輪体
51 供給手段
55 受け取り部
56 投入部
61 回動力付与手段
69 摩擦レール体
71 受け入れ部
72 収納箱
81 ガイド体
82 前部ガイド体
82a 上昇部
82b 前上位水平状部
83 中間部ガイド体
83a 後上位水平状部
83b 前段傾斜部
83c 中間位水平状部
83d 急傾斜部
83e 瞬間復帰部
83f 前下位水平状部
84 後部ガイド体
84a 後下位水平状部
84b 戻し部
84c 終端水平状部
101 付属物検出センサ部
102 判定トリガ用センサ部
103 排除トリガ用センサ部
104 排除力付与手段
105 貯留箱
106 警告ランプ
121 制御部
122 第1アンド回路
123 第2アンド回路
A 書籍(被仕分け物)
B 帯(付属物)

Claims (3)

  1. 無端駆動体に複数の仕分けコンベヤを設けて無端状の搬送経路が形成され、この搬送経路の途中に仕分けコンベヤからの被仕分け物を受け入れる受け入れ部が設けられ、前記仕分けコンベヤは、搬送経路の方向で回動自在な無端回動体と、この無端回動体の上面に設けられた横桟とを有するとともに、無端駆動体側に、搬送経路の方向に対して直交状の横軸心の周りで傾斜自在に取り付けられ、
    前記仕分けコンベヤに載置された被仕分け物に取り外し可能に設けられた付属物の外れ状態を検出し得る付属物検出手段を前記受け入れ部の上手側に配置するとともに、
    前記付属物検出手段と受け入れ部との間に、仕分けコンベヤの前端部を検出することにより、当該付属物が仕分けコンベヤの後端部から後方に突出した位置にあるか否かを判定するための判定信号を出力する判定信号発生手段を配置し、
    さらにこの判定信号発生手段および前記付属物検出手段により付属物の外れ状態を検出した際に、その仕分けコンベヤの無端回動体を回動させて被仕分け物を落下させるための排除力付与手段を具備したことを特徴とする仕分け設備。
  2. 付属物検出手段および判定信号発生手段として、フォトセンサを用いたことを特徴とする請求項1に記載の仕分け設備。
  3. 被仕分け物が書籍であり、付属物が書籍の表紙または帯であることを特徴とする請求項1または2に記載の仕分け設備。
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CN106000897A (zh) * 2015-03-27 2016-10-12 加特可株式会社 分类机构

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