JP2008094422A - 配置具付きウェットティシュ容器及びウェットティシュ容器配置具 - Google Patents

配置具付きウェットティシュ容器及びウェットティシュ容器配置具 Download PDF

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Abstract

【課題】配置具によって保持されるウェットティシュ容器が確実に配置具に保持され収容されているウェットティシュ片を利用者が引き出し易い配置具付きウェットティシュ容器等を提供すること。
【解決手段】ウェットティシュ容器10は、その側面側及び底面側に、それぞれ配置具と係合可能な容器側係合側面部16及び容器側係合底面部17とが形成され、配置具20は、ウェットティシュ容器を着脱可能に保持するための容器保持部21と、容器保持部を所定位置に配置固定するための配置固定部31と、を有し、容器保持部は、ウェットティシュ容器の底面側を載置する載置部22と、載置部から起立するように形成されると共に、少なくとも、互いに対向するように形成される壁面部23と、を有し、壁面部には、容器側係合側面部と係合するための配置具側係合側面部23aが形成され、載置部には、容器側係合底面部と係合するための係合突出部22aが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ウェットティシュ容器を特定箇所等に配置するため配置具付きウェットティシュ容器及びウェットティシュ容器配置具に関するものである。
手等を拭くために薬剤等が含浸されているウェットティシュは、そのままでは濡れているため、これらをウェットティシュ容器内に収容して封止した状態で保管等する必要がある。そして、このようなウェットティシュ容器は、そのウェットティシュを使用する場所に置かれるのが常である。
しかし、このウェットティシュ容器を例えば、狭いトイレ内等で使用する場合は、その配置場所がなく、ウェットティシュを使い難いという問題があった。
そこで、従来から、ウェットティシュ容器を保持する容器用ホルダを設け、この容器用ホルダを介して、ウェットティシュ容器をトイレットペーパー用ホルダ上に装着する構成が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3)。
特開2001−145583号公報(図5等) 特開2005−110925号公報(図2等) 実公平8−5967号公報(図18等)
しかし、特許文献1では、同文献の図2に示すように、ウェットティシュ収納用容器10は、取付ホルダ1のL字状部材3、4によって両側から固定される構成となっているため、L字状部材3、4が形成されていない方向に対してはウェットティシュ収納用容器10が移動し易い構成となっている。
一方、このようなウェットティシュ収納用容器10からウェットティシュを引き出すとき、使用者は、便座に着座した状態等で引き出すため、ウェットティシュ収納用容器の図3の取出口24から真上にそのまま引き出すことはなく、斜めに角度を成して引き出すことになる。このように引き出すとウェットティシュと取出口24の縁が接触して、ウェットティシュ収納用容器10が使用者の位置する方向に動こうとする力が加わり、特許文献1ではL字状部材3、4が形成されていない方向にウェットティシュ収容用容器10が動き、所謂「ガタツキ」が生じる。
これでは、ウェットティシュは取出口24の縁等により引っ掛かり易くなり、使用者がウェットティシュを取り出し難くなるという問題が生じていた。
また、特にトイレ等で使用するウェットティシュは、トイレの詰まり防止のため、水圧によって開繊し、分散・崩壊する不織布等を使用した水解性ウェットティシュが用いられている。このような、水解性ウェットティシュは、使用者がウェットティシュ収容用容器の取出口から取り出すときに、取出口の縁等に接触すると切れやすいという特徴があり、同容器に「ガタツキ」が生じると、さらに、ウェットティシュが切れやすくなり、このため、使用者が使い難いという問題が生じていた。
このような問題は、特許文献2及び特許文献3でも同様に生じていた。つまり、特許文献2では、その公報の図1に示すように、ウェットペーパー収容容器10がプレート100に対して前後方向に移動可能な構成となっているため、ウェットペーパー収容容器10がプレート100に対して前後方向に「ガタツキ」が生じるという問題が生じる。
また、特許文献3では、その公報の図16及び図18に示すように、収納容器10がトイレットペーパー保持具に対して上下方向に移動可能な構成となっているため、収納容器10は、トイレットペーパー保持具に対して上下方向に「ガタツキ」が生じるという問題が生じていた。
そこで、本発明は、配置具によって保持されるウェットティシュ容器が確実に配置具に保持され、収容されているウェットティシュ片を利用者が引き出し易い配置具付きウェットティシュ容器及びウェットティシュ容器配置具を提供することを目的とする。
前記課題は、請求項1の発明によれば、複数のウェットティシュ片を収容したウェットティシュ容器と、前記ウェットティシュ容器を保持するために配置具と、を有する配置具付きウェットティシュ容器であって、前記ウェットティシュ容器は、その側面側及び底面側に、それぞれ前記配置具と係合可能な容器側係合側面部及び容器側係合底面部とが形成され、前記配置具は、前記ウェットティシュ容器を着脱可能に保持するための容器保持部と、前記容器保持部を所定位置に配置固定するための配置固定部と、を有し、前記容器保持部は、前記ウェットティシュ容器の底面側を載置する載置部と、前記載置部から起立するように形成されると共に、少なくとも、互いに対向するように形成される壁面部と、を有し、前記壁面部には、前記容器側係合側面部と係合するための配置具側係合側面部が形成され、前記載置部には、前記容器側係合底面部と係合するための係合突出部が形成され、前記配置具側係合側面部及び/又は前記係合突出部が、対応する前記容器側係合側面部及び/又は前記容器側係合底面部と、それぞれ係合又は係合解除できるように、前記壁面部及び前記載置部が可撓性を有する構成となっていることを特徴とする配置具付きウェットティシュ容器により達成される。
前記構成によれば、容器保持部は、ウェットティシュ容器の底面側を載置する載置部を有している。このため、容器保持部は載置部によってウェットティシュ容器を保持することができる。
また、容器保持部は、載置部から起立するように形成されると共に、少なくとも、互いに対向するように形成される壁面部も有している。このため、載置部に載置されたウェットティシュ容器は、その側面が対向する壁面部で保持されるため、安定的に保持されることになる。
また、この壁面部には、ウェットティシュ容器の容器側係合側面部と係合するための配置具側係合側面部が形成され、載置部には、ウェットティシュ容器の容器側係合底面部と係合するための係合突出部が形成されている。このため、載置部に載置されたウェットティシュ容器は、側面及び底面で容器保持部と係合されるので、より安定的に保持され、「ガタツキ」等が生じない構成となっている。
したがって、配置具によって保持されるウェットティシュ容器が確実に配置具に保持され、収容されているウェットティシュ片を利用者が引き出し易くなる。
また、配置具側係合側面部及び/又は係合突出部が、対応する容器側係合側面部及び/又は容器側係合底面部と、それぞれ係合又は係合解除できるように、壁面部及び載置部が可撓性を有する構成となっているので、利用者は壁面部等を撓ますだけで、容易にウェットティシュ容器を配置具に着脱させることができる。
好ましくは、請求項2の発明によれば、請求項1の構成において、前記係合突出部が前記容器側係合底面部と係合することで、前記ウェットティシュ容器の周縁部が前記係合突出部と前記壁面部とによって挟持される構成となっていることを特徴とする。
前記構成によれば、係合突出部が容器側係合底面部と係合することで、ウェットティシュ容器の周縁部が係合突出部と壁面部とによって挟持される構成となっているので、容器保持具によって保持されているウェットティシュ容器がより確実に保持され、さらに「ガタツキ」が生じ難い構成となっている。
好ましくは、請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2に構成において、前記容器保持部は、前記配置固定部に対して直交する方向に延伸するように配置されると共に、前記配置固定部を設置した際に、前記容器保持部の前記載置部が上方に臨むように配置され、少なくとも前記ウェットティシュ容器の長手方向の両端部側に相当にする前記容器保持部の部分に、それぞれ前記配置具側係合側面部と前記係合突出部が形成されていることを特徴とする。
前記構成によれば、容器保持部は、配置固定部に対して直交する方向に延伸するように配置されると共に、配置固定具を設置した際に、容器保持部の載置部が上方に臨むように配置されているので、載置部に保持されたウェットティシュ容器の取出口等も上向きとなり、利用者にとってウェットティシュ片を取り出しやすい構成となっている。
また、少なくともウェットティシュ容器の長手方向の両端部側に相当にする容器保持部の部分に、それぞれ配置具側係合側面部と係合突出部が形成されている。このため、ウェットティシュ容器の長手方向の両端部側で、ウェットティシュ容器は容器保持部と係合されるので、ウェットティシュ容器の容器保持部に対する「ガタツキ」を効果的に抑えることができる。
好ましくは、請求項4の発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか構成において、前記容器保持部は、前記配置固定部である配置固定具に対して直交方向に沿って着脱可能な構成とされた容器保持具として形成されており、前記配置固定具には、挿入孔が形成され、前記容器保持具には、前記挿入孔に挿通可能な挿通部が形成され、前記挿通部はL字状に成っていることを特徴とする。
前記構成によれば、容器保持部と配置固定部にそれぞれ対応した容器保持具と配置固定具は、直交方向に沿って着脱可能な構成となっている。このため、容器保持部と配置固定具とは、利用者が容易に取り外したり、装着したりすることができる構成となっている。
このように、容器保持具と配置固定具とは、着脱可能な構成となっているため、装着状態では、両者が相対的に動く、所謂「ガタツキ」が生じ易くなる。
そこで、本発明では、以下のような構成を備えている。つまり、配置固定具には、挿入孔が形成され、容器保持具には、挿入孔に挿通可能な挿通部が形成され、挿通部はL字状に成っている。このように、容器保持具と配置固定具との接続部分である挿通部をL字状として、挿入孔に配置することで、容器保持具と配置固定具との間で「ガタツキ」が生じづらい構成となっている。
好ましくは、請求項5の発明によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかの構成において、前記配置固定部には、物品を保持可能な物品保持部が形成されていることを特徴とする。
前記構成によれば、配置固定部には、物品を保持可能な物品保持部が形成されているので、例えば、乳幼児等のトイレトレーニング等に使用する物品等のウェットティシュに関連して使用する物品を一緒に配置することができる。
前記課題は、請求項6に発明によれば、複数のウェットティシュ片を収容したウェットティシュ容器を保持するためのウェットティシュ容器配置具であって、前記ウェットティシュ容器には、その側面側及び底面側に、それぞれ前記配置具と係合可能な容器側係合側面部及び容器側係合底面部とが形成され、前記ウェットティシュ配置具は、前記ウェットティシュ容器を着脱可能に保持するための容器保持部と、前記容器保持部を所定位置に配置固定するための配置固定部と、を有し、前記容器保持部は、前記ウェットティシュ容器の底面側を載置する載置部と、前記載置部から起立するように形成されると共に、少なくとも、互いに対向するように形成される壁面部と、を有し、前記壁面部には、前記容器側係合側面部と係合するための配置具側係合側面部が形成され、前記載置部には、前記容器側係合底面部と係合するための係合突出部が形成されていることを特徴とするウェットティシュ容器配置具により達成される。
本発明は、配置具によって保持されるウェットティシュ容器が確実に配置具に保持され、収容されているウェットティシュ片を利用者が引き出し易い配置具付きウェットティシュ容器及びウェットティシュ容器配置具を提供することができるという利点がある。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明である配置具付きウェットティシュ容器の第1の実施の形態である例えば取付部材付きウェットティシュ容器1が、トイレットペーパーホルダ2に装着されている状態を示す概略斜視図である。
図1に示すように、取付部材付きウェットティシュ容器1は、ロール状のトイレットペーパーを保持するトイレットペーパーホルダ2上に装着して使用される。
このように、取付部材付きウェットティシュ容器1が、トイレットペーパーホルダ2上に配置することで、狭いトイレ空間であっても、ウェットティシュ容器10を配置することが可能となっている。また、このようにウェットティシュ容器10を配置することで、その内部に収容されている薬剤等が含浸されたウェットティシュ片を使用者が使い易くなっている。
また、図2は、図1の取付部材付きウェットティシュ容器1の概略分解斜視図である。図2に示すように、ウェットティシュ容器10は、その内部にウェットティシュ包装袋11を収容可能な構成となっている。また、このウェットティシュ包装袋11内には、薬剤等を含浸させた多数のウェットティシュ片11aが、その各端部が部分的に重ねられて、連続して取り出し易い所謂ポップアップ状に折り畳まれた状態で収納されている。
そして、ウェットティシュ容器10は、図2の上側にウェットティシュ片11aの取出口12が設けられ、この取出口12を露出状態又は閉状態にするための開閉蓋13が形成され、下側にはウェットティシュ包装袋11を出し入れするための出入蓋19が設けられて、出し入れするための開口を開閉可能な構成とされている。
なお、本実施の形態では、出入蓋19がウェットティシュ容器10の下側に配置される構成となっているが、これに限らず、ウェットティシュ容器の下側内にウェットティシュ包装袋11を収容し、ウェットティシュ容器の上側を、開閉蓋13を設けた出入蓋19で覆う構成としても良い。
ところで、本実施の形態では、図1及び図2に示すようにウェットティシュ容器10の前面に楕円形のシール貼付部が形成されている。このシール貼付部は、図2のウェットティシュ包装袋11の開口を覆うシール11bを剥がし、シール貼付部としてウェットティシュ容器10の前面にシール11bを貼り付けることで形成される。
つまり、このシールの表面には、図柄等が表されている。この図柄の一例を示したのが図3である。図3では、例えば動物園の図柄が記載され、複数の動物が示されている。
すなわち、利用者は、ウェットティシュ包装袋11をウェットティシュ容器10内に収容する際、シール11bを剥がすが、この剥がされたシール11bをウェットティシュ容器10の前面に貼付することでシール貼付部となる。
また、本実施の形態では、ウェットティシュ包装袋11bには、別体で図1及び図2に示すように、個別シール台紙15が付いている。
この個別シール台紙15には、図3の動物、例えば、パンダ、ライオン等のシールがそれぞれ設けられ、動物毎に分離して剥がすことができるいわば動物シールとなっている。
したがって、利用者は、この個別シール台紙15の例えば、パンダのシールを剥がして、図3のシール11bのパンダの上に貼付することができる構成となっている。
本実施の形態の取付部材付きウェットティシュ容器10は、乳幼児等がトイレトレーニングをする際に好適な構成とするため、このようなシール11b、シール貼付部及び個別シール台紙15を有している。
つまり、乳幼児等がおむつでなく、トイレで大人のように排泄することができたときは、例えば、図3のシール11bの動物の1つにシールを貼り、次回、排泄できたときは、違う動物にシールを貼る等とし、最後は全ての動物上にシールを貼るという目標を乳幼児に与える構成となっている。このような目標を乳幼児に与えることで、楽しみながらスムーズなトイレトレーニングを促す構成となっている。
ところで、ウェットティシュ容器10は、その内部にウェットティシュ包装袋11を収容し、出入蓋19をセットして図1に示すようにすると、図1及び図3に示すように、ウェットティシュ容器10の側面に出入蓋19の上端側に凹部が形成される構成となっている。これが、容器側面凹部16であり、容器側係合側面部の一例となっている。
また、図2には、取付部材付きウェットティシュ容器10の取付部材20が開示されている。この取付部材20は、ウェットティシュ容器10を保持するための配置具の一例となっている。
ところで、図4は、取付部材付きウェットティシュ容器1の流通状態を示す概略図であるが、ウェットティシュ容器10の出入蓋19の裏面側には、ウェットティシュ容器10の周縁に沿って凹部である、容器底面凹部17が複数形成され、それぞれは、リブ17aで区切られている。この容器底面凹部17は、容器側係合底面部の一例となっている。なお、溝状に容器底面凹部17を形成してリブ17aで区切るのではなく、容器底面凹部17を後述する突出部17の形状に対応した凹部として構成してもよい。
図2に示すように、取付部材20は、ウェットティシュ容器10を保持するための容器保持部21と、この容器保持部21を、所定位置、本実施の形態では、例えばトイレットペーパーホルダ2上に配置固定するための配置固定部31を有している。
先ず、容器保持部21について説明する。容器保持部21は、図2に示すように、ウェットティシュ容器10の底面側を載置する載置部22を有している。
したがって、この載置部22にウェットティシュ容器10を置くことで、容器保持部21がウェットティシュ容器10の下側(出入蓋19側)を保持できる構成となっている。
また、図2に示すように、容器保持部21は、載置部22の外縁から図2の上方に立ち上がり、壁のように形成される壁面部23を有している。
この壁面部23は、図2に示すように、載置部22に沿って形成されているため、少なくとも、その一部が互いに対向するように、ここでは長手方向に沿って配置されている。
したがって、載置部22にウェットティシュ容器10が載置されると、ウェットティシュ容器10の側面が図1に示すように壁面部23によって挟まれるよう保持されるため、ウェットティシュ容器10が、容器保持部21により安定的に保持されることとなる。
また、この壁面部23の一部には、例えば、その上部に内側に向かって突出している壁面凸部23aが例えば、2箇所形成されている。これら2箇所の壁面凸部23a、23aは、図2に示すように、ウェットティシュ容器10の長手方向(図2の左右方向)の両端部側に、それぞれ形成されている。すなわち、壁面凸部23aは、配置具側係合側面部の一例である。
このように壁面部23に形成される2箇所の壁面凸部23a、23aは、ウェットティシュ容器10が載置部21に載置されると図1に示すように、ウェットティシュ容器10の容器側面凹部16と係合する構成となっており、載置部21と壁面凸部23aとで出入蓋19を挟む構成とされている。
すなわち、図3で示すように、両側の壁面凸部23a、23aが、容器側面凹部16と係合して、取出口12が形成された上下方向を中心に、確実にウェットティシュ容器10を保持する構成となっている。
また、載置部22には、図2に示すように、突出部22aが例えば4個形成されている。特に、この突出部22aは、壁面部23に形成された壁面凸部23aに対応して形成されており、特にウェットティシュ容器10の長手方向(図2の左右方向)の両端部側に、それぞれ形成されている。つまり、突出部22aは、係合突出部の一例となっている。
この突起状とされた突出部22aは、ウェットティシュ容器10が載置部22に載置されたときに、図4のウェットティシュ容器10の底面側の容器底面凹部17に入り込んで係合する構成となっており、特に斜め方向に引かれた際に移動を規制している。
図5は、ウェットティシュ容器10と取付部材20との係合状態を示す概略図である。図5に示すように、載置部22の突出部22aは、ウェットティシュ容器10の容器底面凹部17内に係合される構成となっている。
このように、ウェットティシュ容器10の長手方向両端に設けられた容器保持部21上に載置されたウェットティシュ容器10は、載置部22上に配置され、壁面部23で、その側面を保持され、そして、壁面凸部23a及び突出部22aによって、容器保持部21と係合させられる。このため、ウェットティシュ容器10は、容器保持部21に安定的に保持され、所謂「ガタツキ」が生じない構成となっている。
すなわち、本実施の形態では、容器保持部21に形成された壁面凸部23aと突出部22aによって、ウェットティシュ容器10を底面側及び側面側より係合固定する構成となっているので、容器保持部21が、取り出す際の上方向や、手前や横から引かれた際の斜め方向に対して、より確実にウェットティシュ容器10を保持する構成となっている。
特に、これら壁面凸部23aと突出部22aは、ウェットティシュ容器10の長手方向の両端部に形成されているので、中央部に形成されている場合よりもさらに、強固に保持できるので、「ガタツキ」の発生をより確実に抑える構成となっている。しかも、壁面凸部23aの下側の領域に突出部22aが形成されているため、各係合部が近接して配置されることになり、確実に保持する構成となっている。
そして、本実施の形態では、載置部22の中央部にも2個の突出部22aが形成されているので、これらは、両端部の突出部22aと共に、手前方向に引かれた場合等、さらに確実にウェットティシュ容器10の「ガタツキ」を抑える働きをする構成となっている。
また、図3に示す全体が略U字状の容器保持部21は、変形可能な可撓性のある樹脂製となっている。このため、容器保持部21にウェットティシュ容器10を配置し、容器保持部21の壁面凸部23aを、ウェットティシュ容器10の容器側面凹部16と係合させ、または係合を解除させるには、利用者が容器保持部21を図2の矢印R方向に撓ませることで、容易に着脱が可能な構成となっている。
特に、ここでは長手方向両端側に容器側面凹部16と壁面凸部23aを形成しているため、壁面部23や載置部22が延びる両端に位置することで撓み易く、結果的に着脱し易い構成とされている。
また、図5に示すように、本実施の形態では、ウェットティシュ容器10を容器保持部21に載置させ、容器保持部21の突出部22aをウェットティシュ容器10の容器底面凹部17内に係合させると、ウェットティシュ容器10の底面側の周縁部18が容器底面凹部17に挿入された突出部22aと壁面部23とで挟持される構成となっている。
したがって、上述の構成に加え、ウェットティシュ容器10の周縁部18を挟持することで、より確実に容器保持部21がウェットティシュ容器10を保持し、「ガタツキ」を未然に防ぐ構成となっている。
このため、図1のようにトイレットペーパーホルダ2上に、取付部材付きウェットティシュ容器10を設置し、利用者が便座に座った状態や、幼児の保護者が不自然な姿勢で、ウェットティシュ片11aを取出口12から斜めに引き抜こうとして、無理な力がウェットティシュ容器10に加わってもウェットティシュ容器10は「ガタツキ」が生じないため、ウェットティシュ片11aをスムーズに引き抜くことができる。
特に、ウェットティシュ片11aが、便器の水圧で開繊する水解性ウェットティシュの場合は、ウェットティシュ容器10の僅かな「ガタツキ」でも容易に切れてしまうという問題が従来はあった。しかし、本実施の形態では、ウェットティシュ容器10の「ガタツキ」を相当程度、抑えることができるため、水解性ウェットティシュを収容しているウェットティシュ容器10であっても、ウェットティシュ片11aを引き抜くときに、切れにくく、使用者にとって使い易い取付部材付きウェットティシュ容器10となっている。
次に、図2や図5に示す配置固定部31及び配置固定部31と容器保持部21との関係等について説明する。先ず、図2に示すように、別部材の配置固定具とされた配置固定部31には、貫通孔である挿入孔32が形成されている。
一方、別部材の容器保持具とされた容器保持部21には、図2に示すように、その側面形状が略L字状の挿通部24が形成されている。この挿通部24の上方向に延びる先端側が背面部24aで、横方向に延びる基端側が基端部24bと成っている。つまり、基端部24bと背面部24aは略90度折り曲がった形状となっており、これによって全体として略L字状となっている。
この容器保持部21の挿通部24を、配置固定部31の挿入孔32内に挿入し、両者を接続した状態が示されているのが、図5である。図5に示すように、挿通部24を挿入孔32に挿入すると、挿通部24の背面部24aが配置固定部31の背面側に沿って位置する。そして、背面部24aに連接する基端部24bが、配置固定部31の挿入孔32内に位置する。
したがって、容器保持部21は、配置固定部31に対して直交するように垂直に配置されることになる。つまり、容器保持部21は、配置固定部31に対して直交する方向に延伸するように配置されていることになる。
そして、その結果、図5等に示すように容器保持部21の載置部22が上方を臨み、上方を向いて配置される構成ともなっている。
したがって、取付部材付きウェットティシュ容器10を、図1に示すようにトイレットペーパーホルダ2に設置したとき、ウェットティシュ容器10の取出口12が上を向くので利用者にとってウェットティシュ片11aを引き出し易い構成となっている。
また、容器保持部21と配置固定部31とは、挿通部24を挿入孔32内に挿入し、又は取り出すことで、着脱可能な構成となっている。つまり、容器保持部21と配置固定部31に対して直交するように配置されているので、この方向に沿って着脱可能の構成となっている。
このように両者を着脱可能な構成とすると、従来は、この接続部分に「ガタツキ」が生じ、ウェットティシュ容器10の「ガタツキ」という事態が生じていた。この点、本実施の形態では、図2及び図5に示すように、挿通部24が略L字状となり、この挿通部24を配置固定部31の挿入孔32内に挿入し、且つ、挿通部24の背面部24aを配置固定部31の背面側に沿って配置する構成としている。
つまり、略L字状の部分が、配置固定部31に沿って配置されることになる。したがって、挿通部24と配置固定部31との接触面積が大きくなるので、この接続部分に「ガタツキ」が生じにくい構成となっている。したがって、使用に際し、ウェットティシュ容器10の「ガタツキ」も生じにくい使い易い構成となっている。
次に、図2及び図5に示すように、配置固定部31には、その下方に抜け止め凸部33が形成されている。この抜け止め凸部33は、図1に示すように、取付部材付きウェットティシュ容器10を、トイレットペーパーホルダ2に装着してウェットティシュ片11aを取り出す際に、容易にトイレットペーパーホルダ2から抜け出さないようにするためのものである。具体的には、図5に示すようにトイレットペーパーホルダ2側に先端が突出した返しとされた、一種の板バネ形状を成している。
また、配置固定部31の上部であってウェットティシュ容器10の背面側には、図2及び図5に示すように、上述の個別シール台紙15を配置するためのシート保持部34が形成されている。したがって、乳幼児がトイレトレーニングをする際の上述のシールをトイレに一緒に置いて、使用する際にも取り出し易くすることができる構成となっている。
このシート保持部34が、物品を保持可能な物品保持部の一例となっている。
また、本実施の形態では、図1に示すように、トイレットペーパーホルダ2上に、取付部材20を配置したときに、全体が略U字状の容器保持部21の載置部22の底面側が、トイレットペーパーホルダ2上に確実に配置される構成となっている。
すなわち、特にウェットティシュ容器10の長手方向の両端部側の載置部22が、図2に示すように他の部分より広く形成されているので、容器保持部21がより安定的にトイレットペーパーホルダ2上に配置されることになり、これも、ウェットティシュ容器10の「ガタツキ」の発生を抑える働きをしている。
なお、本実施の形態における取付部材20は、ウェットティシュ容器配置具の一例ともなっている。
ところで、図4は、取付部材付きウェットティシュ容器10の流通状態を示している。流通段階では、ウェットティシュ容器10の底面側に容器保持部21と配置固定部31をランナ40で簡易接続した状態のまま一体としている。したがって、流通段階での全体の容積を減らすことができると共に、製造時の製造コストを低減させることができる。
(第2の実施の形態)
図6は、第2の実施の形態に係る取付部材付きウェットティシュ容器の要部である取付部材120を示す概略斜視図である。本実施の形態にかかる取付部材120の構成の多くは、上述の第1の実施の形態にかかる取付部材20と共通しているため、共通している構成は同一符号等として説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
先ず、本実施の形態に係る容器保持部121は、第1の実施の形態の容器保持部21と異なり、ウェットティシュ容器10をその全周で保持するため、連接した1周を成している。このため、全周にわたり、載置部122が形成されると共に、壁面部123も全周にわたり形成されている。
したがって、容器保持部121にウェットティシュ容器10を載置した場合、容器保持部121は、ウェットティシュ容器10をその全周で保持することができ、より確実にウェットティシュ容器10を保持することができ、ウェットティシュ容器10の上述の「ガタツキ」をより抑えることができる構成となっている。
また、本実施の形態では、抜け止め凸部133が3箇所、形成され、1箇所と他の2箇所は相互の反対方向に向かって突出するように形成されている。したがって、このような抜け止め凸部133を有する配置固定部131を、図1のトイレットペーパーホルダ2に装着した際に、配置固定部131がトイレットペーパーホルダ2から抜けに難くなるので、より安定して取り出すことができる。
また、本実施の形態では、容器保持部121の壁面部123の上端側であって、壁面凸部23aの反対側には、例えば2箇所、それぞれ対向するように解除つまみ135が外方に突出して形成されている。
したがって、取付部材120の利用者がウェットティシュ容器10を容器保持部121から取り外すため、第1の実施の形態に示すように容器保持部121を撓ませる場合、変形させ易い構成となっている。すなわち、利用者が解除つまみ135を保持し、容器保持部121を矢印R1方向(図6)に撓ませることで容易に、ウェットティシュ容器10を着脱させることができる構成となっている。
(第3の実施の形態)
図7は、第3の実施の形態に係る取付部材付きウェットティシュ容器を示す概略斜視図である。また、図8(a)は、図7の取付部材220の展開状態を示す概略図であり、図8(b)は、図7の取付部材220を示す概略図である。本実施の形態に係る取付部材20の構成の多くは、上述の第1又は第2の実施の形態にかかる取付部材20、120と共通しているため、共通している構成は同一符号等として説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
本実施の形態の取付部材220は、上述の第1及び第2の実施の形態の取付部材20、120と異なり、容器保持部221と配置固定部231が一体に形成されている。そして、図8(a)に示すように、取付部材220には、例えば、2箇所に脆弱部236、236が形成されているため、本実施の形態では、取付部材220を、図8(a)の展開状態から図8(b)のウェットティシュ容器10の装着状態にヒンジ状に変形でき、また、逆に、装着状態から展開状態に変形することもできる構成となっている。
したがって、本実施の形態では、上述の第1及び第2の実施の形態と異なり、取付部材220が一体となっているので、利用者が図7の使用状態(ウェットティシュ容器10装着状態)へ組み立て易い構成となっている。
また、取付部材220が一体となって、さらに、図8(b)の状態から配置固定部31側に折り畳めるので、流通課程においても取り扱い易い構成となっている。
なお、取付部材220には、第1の実施の形態の載置部22に対応する載置部222が壁面部223から内方に突出するように形成されると共に、上方に突出するように突出部222a(第1の実施の形態の突出部22aに相当)も形成されている。
また、第1の実施の形態では、載置部22の下側が図1に示すようにトイレットペーパーホルダ2上に安定して配置される部分となっていたが、本実施の形態では、載置部222の下側に安定部237が2箇所、形成され、この安定部237が図7のトイレットペーパーホルダ2上に配置されることで、取付部材220を安定的に配置することが可能な構成となっている。
さらに、取付部材220には、図1の壁面部23や壁面凸部23aに対応する壁面部223及び壁面凸部223aも形成されている。
(第4の実施の形態)
図9(a)は、第4の実施の形態に係る取付部材付きウェットティシュ容器の取付部材320を示す概略斜視図である。本実施の形態に係る取付部材320の構成の多くは、上述の第1の実施の形態等と同様であるため、同様の構成は同一符号等として説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
本実施の形態の取付部材320は、図7の第3の実施の形態と同様に、容器保持部321と配置固定部331は一体的と成っているが、第3の実施の形態と異なり、装着状態(使用状態)のままで固定され、展開状態とは成らない構成となっている。
また、配置固定部331は、容器保持部321に対して2個形成され、これらは略90度の角度を持って配置されている。そして、それぞれの配置固定部331には、図2と同様の抜け止め凸部33がそれぞれ形成されている。
このため、図9(a)に示すように容器保持部321にウェットティシュ容器10を装着し、同図のように、ウェットティシュ容器10を縦長に配置して使用することができるだけでなく、図9(a)の他方の配置固定部331(左側)をトイレットペーパーホルダ2に装着すると、ウェットティシュ容器10を横長に配置して使用することができる。
つまり、ウェットティシュ容器10を、取出口が前面に配置された状態で、トイレの状況に応じてその使用者が使い易い向きに配置することができる。
また、本実施の形態では、図9(a)に示すように、抜け止め凸部33にフック338を介して人形339等を配置することができるので、玩具等を使って乳幼児のトイレトレーニングに際し、乳幼児がトイレトレーニングをし易い環境を作り出すことができる。
図9(b)は、図9(a)の取付部材320からウェットティシュ容器10を取り外した状態を示す概略斜視図である。図9(b)に示すように、図2の載置部22に相当する載置部322上には、図2の突出部22aに相当する突出部322aが配置されている。また、図2の壁面部23に相当する壁面部323の上端部には、壁面凸部323aが形成され、この壁面凸部323aがウェットティシュ容器10の上端側を保持をしているので、他の実施形態と同様にウェットティシュ容器10を保持できる構成となっている。
(第5の実施の形態)
図10(a)(b)は、第5の実施の形態に係る取付部材付きウェットティシュ容器の取付部材420を示す概略斜視図である。本実施の形態に係る取付部材420の構成の多くは、上述の第1の実施の形態等と同様であるため、同様の構成は同一符号等として説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
本実施の形態の取付部材420を用いれば、図10(b)に示すように、ウェットティシュ容器10をトイレットペーパーホルダ2の横側(側面側)に配置することができるので、トイレットペーパーホルダ420の上側にウェットティシュ容器10を配置するスペースがない場合に有効となる。
なお、本実施の形態の取付部材420は、図10(a)に示すように、容器保持部421と配置固定部431は一体となっており、配置固定部431には、抜け止め凸部33と折り曲げ部436が形成されている。このため、パーツのコンパクト化が可能となり、流通状態における収納スペースを小さくすることができる。
また、本実施の形態でも、上述の第1の実施の形態等と同様に、載置部422、突出部422a、壁面部423及び壁面凸部423aが形成され、ウェットティシュ容器10を確実に保持する構成となっている。
(第6の実施の形態)
図11は、第6の実施の形態に係る取付部材520を示す概略図である。本実施の形態に係る取付部材520の構成の多くは、上述の第1の実施の形態等と同様であるため、同様の構成は同一符号等として説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
本実施の形態の取付部材520は、上述の実施の形態と異なり、配置固定部が両面テープ531a及びネジ穴531b、そして、図示しないネジと成っている点が異なり、トイレットペーパーホルダではなく、様々な場所に固定できる構成とされている。
一方、取付部材520の載置部522には、突出部522a、壁面部523及び壁面凸部523aが形成され、ウェットティシュ容器10を保持する構成となっている点は上述の実施の形態と同様である。
(第7の実施の形態)
図12は、第7の実施の形態に係る取付部材620を示す概略図である。本実施の形態に係る取付部材620の構成の多くは、上述の第5の実施の形態等と同様であるため、同様の構成は同一符号等として説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
本実施の形態では、図11の取付部材520と異なり、皿部629が設けられている。したがって、乳幼児等がトイレトレーニングを行う際に、トレーニングを楽しくするためのおもちゃ等を、この皿部629内に置いておき、スムーズにトイレトレーニングを行うことを可能とすることができる。
本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。例えばトイレットペーパーホルダ2の下側に容器保持部21やウェットティシュ容器10が配置されるように、配置固定部31をトイレットペーパーホルダ2に吊り下げられるように構成しても良い。また、上記実施形態の各構成は、その一部を省略し、または、任意に組み合わせることができる
本発明である配置具付きウェットティシュ容器の第1の実施の形態である例えば取付部材付きウェットティシュ容器が、トイレットペーパーホルダに装着されている状態を示す概略斜視図である。 図1の取付部材付きウェットティシュ容器の概略分解斜視図である。 シールの表面の図柄等の一例を示したのが図である。 取付部材付きウェットティシュ容器の流通状態を示す概略図である ウェットティシュ容器と取付部材との係合状態を示す概略図である。 第2の実施の形態に係る取付部材付きウェットティシュ容器の要部である取付部材を示す概略斜視図である。 第3の実施の形態に係る取付部材付きウェットティシュ容器を示す概略斜視図である。 (a)は、図7の取付部材の展開状態を示す概略図であり、(b)は、図7の取付部材を示す概略図である。 (a)は、第4の実施の形態に係る取付部材付きウェットティシュ容器の取付部材を示す概略斜視図であり、(b)は、(a)の取付部材からウェットティシュ容器を取り外した状態を示す概略斜視図である。 第5の実施の形態に係る取付部材付きウェットティシュ容器の取付部材を示す概略斜視図である。 第6の実施の形態に係る取付部材を示す概略図である。 第7の実施の形態に係る取付部材を示す概略図である。
符号の説明
1・・・取付部材付きウェットティシュ容器、2・・・トイレットペーパーホルダ、10・・・ウェットティシュ容器、11・・・ウェットティシュ包装袋、16・・・容器側面凹部、17・・・容器底面凹部、18・・・周縁部、20・・・取付部材、21・・・容器保持部、22・・・載置部、22a・・・突出部、23・・・壁面部、23a・・・壁面凸部、24・・・挿通部、24a・・・背面部、24b・・・基端部、31・・・配置固定部、32・・・挿入孔、33・・・抜け止め凸部

Claims (6)

  1. 複数のウェットティシュ片を収容したウェットティシュ容器と、
    前記ウェットティシュ容器を保持するために配置具と、を有する配置具付きウェットティシュ容器であって、
    前記ウェットティシュ容器は、その側面側及び底面側に、それぞれ前記配置具と係合可能な容器側係合側面部及び容器側係合底面部とが形成され、
    前記配置具は、前記ウェットティシュ容器を着脱可能に保持するための容器保持部と、
    前記容器保持部を所定位置に配置固定するための配置固定部と、を有し、
    前記容器保持部は、前記ウェットティシュ容器の底面側を載置する載置部と、
    前記載置部から起立するように形成されると共に、少なくとも、互いに対向するように形成される壁面部と、を有し、
    前記壁面部には、前記容器側係合側面部と係合するための配置具側係合側面部が形成され、
    前記載置部には、前記容器側係合底面部と係合するための係合突出部が形成され、
    前記配置具側係合側面部及び/又は前記係合突出部が、対応する前記容器側係合側面部及び/又は前記容器側係合底面部と、それぞれ係合又は係合解除できるように、前記壁面部及び前記載置部が可撓性を有する構成となっていることを特徴とする配置具付きウェットティシュ容器。
  2. 前記係合突出部が前記容器側係合底面部と係合することで、前記ウェットティシュ容器の周縁部が前記係合突出部と前記壁面部とによって挟持される構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の配置具付きウェットティシュ容器。
  3. 前記容器保持部は、前記配置固定部に対して直交する方向に延伸するように配置されると共に、前記配置固定部を設置した際に、前記容器保持部の前記載置部が上方に臨むように配置され、
    少なくとも前記ウェットティシュ容器の長手方向の両端部側に相当にする前記容器保持部の部分に、それぞれ前記配置具側係合側面部と前記係合突出部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配置具付きウェットティシュ容器。
  4. 前記容器保持部は、前記配置固定部である配置固定具に対して直交方向に沿って着脱可能な構成とされた容器保持具として形成されており、
    前記配置固定具には、挿入孔が形成され、
    前記容器保持具には、前記挿入孔に挿通可能な挿通部が形成され、
    前記挿通部はL字状に成っていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の配置具付きウェットティシュ容器。
  5. 前記配置固定部には、物品を保持可能な物品保持部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の配置具付きウェットティシュ容器。
  6. 複数のウェットティシュ片を収容したウェットティシュ容器を保持するためのウェットティシュ容器配置具であって、
    前記ウェットティシュ容器には、その側面側及び底面側に、それぞれ前記配置具と係合可能な容器側係合側面部及び容器側係合底面部とが形成され、
    前記ウェットティシュ配置具は、前記ウェットティシュ容器を着脱可能に保持するための容器保持部と、
    前記容器保持部を所定位置に配置固定するための配置固定部と、を有し、
    前記容器保持部は、前記ウェットティシュ容器の底面側を載置する載置部と、
    前記載置部から起立するように形成されると共に、少なくとも、互いに対向するように形成される壁面部と、を有し、
    前記壁面部には、前記容器側係合側面部と係合するための配置具側係合側面部が形成され、
    前記載置部には、前記容器側係合底面部と係合するための係合突出部が形成されていることを特徴とするウェットティシュ容器配置具。
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