JP2008093877A - 電子装置 - Google Patents

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Atsushi Kasugai
淳 春日井
Keiji Seo
恵二 瀬尾
Akira Sagou
朗 佐郷
Shinji Kobayashi
慎治 小林
Hiroaki Kita
博昭 喜多
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Abstract

【課題】Eリングを必要とせず、簡単な構造でありながら、ヒンジ軸を確実に固定することが可能な電子装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ヒンジ29は、ヒンジ軸29Aと、ロールシートホルダ収納ケース4に形成されて、ヒンジ軸29Aが挿入される貫通穴29E、29Gを有する固定ヒンジリブ29D、29Fと、上カバー5に形成されて、ヒンジ軸29Aが挿入される貫通穴29Jを有する回動ヒンジリブ29Hと、を備え、背面カバー14には、固定ヒンジリブ29D、29Fの貫通穴29E、29Gと回動ヒンジリブ29Hの貫通穴29Jに挿入されたヒンジ軸29Aの少なくとも一方の軸端面29Cに対向するように設けられる抜け止めリブ14Fを備えた。
【選択図】図11

Description

本発明は、電子装置に関し、特に電子装置に設けられたカバー体の開閉に使用されるヒンジに関するものである。
従来より、本体筐体にカバー体を備える電子装置において、そのカバー体を開閉するためにヒンジが使用されている。簡単なヒンジ構造は、本体筐体からの延出リブに設けられた貫通穴とカバー体からの延出リブに設けられた凸部を回動可能に結合することによって実現できる。この構造は、カバー体が軽い場合は使用できるがカバー体が重くなったり、カバー体に負荷が掛かったりした場合に、ヒンジ部において本体筐体からカバー体が外れるという問題がある。
この問題が解決できるヒンジ構造としては、例えば特許文献1にケース及びカバーは合成樹脂射出成形体からなるもので、両者の一側端側には同一軸線上に配列されるヒンジつぼがそれぞれ一体に形成され、これにヒンジ軸を挿通し、他端側をEリングにより固定することで、カバーはヒンジ軸を基点としてケースに開閉可能に連結される構成が開示されている。
特開平09−063554号公報(段落0007、図1、図3)
しかしながら、上述した特許文献1に記載される構成においては、ヒンジ軸を固定するためにEリングが使用されており、電子装置に使用されるEリングは細かい部品であるので組み立て工程では専用工具を使用してもEリングを装着するのに熟練を要するという問題がある。また、サービスの現場ではEリングを失い易いという問題もある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、Eリングを必要とせず、簡単な構造でありながら、ヒンジ軸を確実に固定することが可能な電子装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る電子装置は、装置の筐体を構成する第1カバー体と、前記第1カバー体に対してヒンジによって開閉可能に配設される第2カバー体と、前記第1カバー体と共に装置の筐体を構成する第3カバー体を備えた電子装置において、前記ヒンジは、ヒンジ軸と、前記第1カバー体に形成されて、前記ヒンジ軸が挿入される貫通穴を有する第1ヒンジ構成部材と、前記第2カバー体に形成されて、前記ヒンジ軸が挿入される貫通穴を有する第2ヒンジ構成部材と、を備え、前記第3カバー体には、前記第1ヒンジ構成部材の貫通穴と前記第2ヒンジ構成部材の貫通穴に挿入された前記ヒンジ軸の少なくとも一方の端部に対向するように設けられる抜け止め部材を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る電子装置は、請求項1に記載の電子装置において、前記ヒンジ軸の一端側が前記第1カバー体又は前記第2カバー体に設けられた抜け止め部材と対向すると共に、前記ヒンジ軸の他端側は前記第3カバー体に設けられた抜け止め部材と対向するようにしたことを特徴とする。
また、請求項3に係る電子装置は、請求項1に記載の電子装置において、前記ヒンジ軸は、挿入される先端に段部を有する段付きヒンジ軸であって、ヒンジ軸を貫通穴に挿入して段部挿入穴に段部を挿入した状態で、ヒンジ軸の後端を前記第3カバー体に設けられた抜け止め部材と対向するようにしたことを特徴とする。
また、請求項4に係る電子装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子装置において、前記第1カバー体と前記第2カバー体を開閉可能にするために前記ヒンジの構成を前記各カバー体の両端部に設けたことを特徴とする。
請求項1に係る電子装置では、ヒンジは、ヒンジ軸と、第1カバー体に形成されて、ヒンジ軸が挿入される貫通穴を有する第1ヒンジ構成部材と、第2カバー体に形成されて、ヒンジ軸が挿入される貫通穴を有する第2ヒンジ構成部材と、を備え、第3カバー体には、第1ヒンジ構成部材の貫通穴と第2ヒンジ構成部材の貫通穴に挿入されたヒンジ軸の少なくとも一方の端部に対向するように設けられる抜け止め部材を備えたことにより、ヒンジ軸が抜けようとした場合は、ヒンジ軸の端部が抜け止め部材と当接するので確実にヒンジ軸の抜けを防止することができる。また、抜け止め部材を第3カバー体に一体に形成できるので、余分な部品を追加すること無しにEリングが削除されると共にヒンジ軸を固定する工数も削減できる。この部品と工数の削減及び組立に熟練性を必要としないことにより、コストダウンができると共に信頼性も向上する。
また、請求項2に係る電子装置では、ヒンジ軸の一端側が第1カバー体又は第2カバー体に設けられた抜け止め部材と対向すると共に、ヒンジ軸の他端側は第3カバー体に設けられた抜け止め部材と対向するようにしたので、ヒンジ軸は単なる丸棒でよく、方向性が無いために組立易い最も簡単な形状にすることができる。そのため部品コストも安価にすることができる。
また、請求項3に係る電子装置では、ヒンジ軸は、挿入される先端に段部を有する段付きヒンジ軸であって、ヒンジ軸を貫通穴に挿入して段部挿入穴に段部を挿入した状態で、ヒンジ軸の後端を第3カバー体に設けられた抜け止め部材と対向するようにしたので、最も短いヒンジ軸が実現でき、ヒンジを構成する部材の周囲の部材に影響を与えない。更に、ヒンジ軸の段部が挿入されるヒンジ構成部材は他のヒンジ構成部材よりも小型にすることができ設計の自由度が得られる。
そして、請求項4に係る電子装置では、第1カバー体と第2カバー体を開閉可能にするためにヒンジの構成を各カバー体の両端部に設けたので、第2カバー体の何処を持ち上げて第2カバー体を開いても第2カバー体の捻れ無しに安定して開くことができる。また閉じることもできる
以下、本発明に係る電子装置について、本発明を具体化した一実施例に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、本実施例は、本体装置内に長尺状のロールシートを装着してラインサーマルヘッドにて印刷が行われる電子装置としてのテープ印刷装置について説明する。
先ず、本実施例に係るロールシートホルダが装着されるテープ印刷装置の概略構成について図1乃至図8に基づき説明する。
ここで、図1は、本実施例に係るテープ印刷装置の前側からの外観斜視図、図2は、テープ印刷装置の後側からの外観斜視図、図3は、テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態における上カバーを開けて示す右側上方からの斜視図、図4は、テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態における上カバーを開けて示す左側上方からの斜視図、図5は、ロールシートホルダをテープ印刷装置に装着した状態を示す側断面図、図6は、テープ印刷装置の上カバーを開けて、フロントカバーを取り外した状態を前側上方から見た概略斜視図、図7は、ロールシートが装着されたロールシートホルダの一例を示す図で、(A)は上方からの斜視図、(B)は下方からの斜視図、図8は、図5のX1−X1矢視断面図である。
図1乃至図6に示すように、テープ印刷装置1は、本体筐体2にロールシートホルダ収納ケース4が装着され、所定幅の無定長ロールシート3A(以下、「ロールシート3A」という。)が巻回されたロールシートホルダ3がロールシートホルダ収納ケース4に形成されているロールシートホルダ収納部4Aに収納され、ロールシートホルダ収納ケース4の後側上端縁部に設けられた後述するヒンジ29、30(図9参照)によって開閉自在に取り付けられた樹脂製の上カバー5によって上部が覆われる。また、この上カバー5の上面部には透明樹脂製の透視窓5Aが形成されており、ロールシートホルダ収納部4Aに装着されたロールシート3Aを確認できるように構成されている。
また、上カバー5の前側の一方の側端部(図1中、右端縁部)には、電源ボタン7A、押下している間ロールシート3Aを搬送方向に排出するフィードボタン7B、押下することによってフロントカバー6で覆われるカッターユニット8を駆動させてロールシート3Aを切断するカットボタン7C等から構成されている。また、フロントカバー6には、印刷されたロールシート3Aを外部に排出するシート排出口6Aが形成されている。
また、本体筐体2の背面側壁部2Aには一方の側端部に不図示の電源コードが接続されるインレット9が配設されると共に、その横側に送風ファン17(図9、図11参照)が配置されている。また、他方の側端部には不図示のパーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(Universal Serial Bus)コネクタ10や接続コネクタ11が設けられている。
そして、本体筐体2の背面側壁部2Aには、背面側壁部2Aを覆う背面カバー14が取り付けられている。
ここで、図5に示すように、このロールシート3Aは、自己発色性を有する長尺状の感熱シート(いわゆる、サーマルペーパー)3Cと、この感熱シート3Cの裏面側に粘着剤層3Dを介して剥離紙3Eが張り合わされて構成され、感熱シート3Cの印刷面が内側になるように巻回されている。
また、図3、図4及び図6に示すように、テープ印刷装置1は、ロールシートホルダ収納部4Aの搬送方向に対して略垂直方向の一方の側端縁部(図3中、右側側端縁部)に、ロールシートホルダ3を構成する位置決め保持部材12の外側方向に突設される断面略矩形状の取付部材13を嵌め込むことができるホルダ支持部材15が設けられている。このホルダ支持部材15には、幅方向上方に開口すると共に幅方向両側に開口する正面視略縦長コの字状の第1位置決め溝部16が形成されている。
また、ロールシート3Aを挿入する挿入口18の後端縁部からロールシートホルダ収納部4Aの前側上端縁部まで略水平に延出されて、後述のロールシートホルダ3を構成するガイド部材20の先端部が載置される載置部21が設けられている。また、この載置部21の搬送方向後側の端縁角部には、ロールシート3Aの複数の幅寸法に対応して断面略L字状の7個の第2位置決め溝部22A〜22Gが形成されている。この各第2位置決め溝部22A〜22Gは、図5に示すように、ロールシートホルダ3を構成するガイド部材20の載置部21に当接する先端下端部分を上方から嵌め込むことができるように形成されている。
また、ロールシートホルダ収納部4Aの底面部には、ホルダ支持部材15の内側基端部から対向する側面部基端部まで搬送方向に対して略垂直に平面視横長四角形の位置決め凹部4Bが所定深さ(本実施例では、約1.5〜3mmの深さである。)で形成されている。この位置決め凹部4Bの搬送方向幅寸法は、ロールシートホルダ3を構成する位置決め保持部材12及びガイド部材20の各下端縁部の幅寸法にほぼ等しくなるように形成されている。また、位置決め凹部4Bのホルダ支持部材15の内側基端部には、位置決め保持部材12の下端縁部から略直角内側方向に延出される後述のシート判別部60(図7参照)に対向する部分が、位置決め凹部4Bよりもさらに所定深さ(本実施例では、約1.5〜3mmの深さである。)だけ深くなるように形成された搬送方向に縦長の平面視長四角形の判別凹部4Cが形成されている。
また、この判別凹部4Cには、プッシュ式のマイクロスイッチ等から構成されて、ロールシート3Aの種別、感熱シート3Cの材質、ロールシート幅等を判別するための6個のシート判別センサP1、P2、P3、P4、P5、P6がL字状に設けられている。尚、図6には、5個の各シート判別センサP1〜P5が示されている。
この各シート判別センサP1〜P6は、プランジャーとマイクロスイッチ等から構成される公知の機械式スイッチからなり、該各プランジャーの上端部は、該判別凹部4Cの底面部から位置決め凹部4Bの底面部近傍まで突き出るように設けられている。そして、この各シート判別センサP1〜P6に対して位置決め保持部材12の下端縁部から略直角内側方向に延出されるシート判別部60に形成される後述の各センサ孔60A〜60F(図7参照)が有るか否かを検出して、そのオン・オフ信号によりロールシートホルダ3に装着されたロールシート3Aの種別、感熱シート3Cの材質、ロールシート幅等を検出するものである。
尚、本実施例の場合は、各シート判別センサP1〜P6は、そのプランジャーが常には、判別凹部4Cの底面から位置決め凹部4Bの底面部近傍まで突き出しており、マイクロスイッチがオフ状態になっている。そして、シート判別部60の各センサ孔60A〜60Fが、各シート判別センサP1〜P6に対向する位置に有る場合には、プランジャーが押下されずマイクロスイッチがオフ状態にあるので、オフ信号が出力され、一方、シート判別部60の各センサ孔60A〜60Fが、各シート判別センサP1〜P6に対向する位置に無い場合には、プランジャーが押下されてマイクロスイッチがオン状態になるので、オン信号が出力される。従って、各シート判別センサP1〜P6によって6ビットの「0」、「1」信号が出力され、各シート判別センサP1〜P6が全てオフ状態の場合、即ち、ロールシートホルダ3が装着されていない場合には、6ビットの「000000」の信号が出力される。
また、挿入口18のホルダ支持部材15側の側端縁部(図3中、右端縁部)は、該ホルダ支持部材15に嵌め込まれる位置決め保持部材12の内側端面と同一平面上の位置に形成されている。また、この挿入口18のホルダ支持部材15側の側端縁部には、載置部21のほぼ搬送方向後端部まで立設された案内壁面を形成すると共に、ロールシート3Aの上面部を覆うように幅方向に所定幅延出された案内部23が形成され、ロールシート3Aが挿通されている。
また、上カバー5の前端部下側には、プラテンローラ26が回転自在に軸支されている。また、サーマルヘッド31は押圧バネ24によって上方に付勢されているヘッド支持部材32の上面に固定されている。また、このヘッド支持部材32の搬送方向に対して後側の端縁部は、フレーム33の背面部によって上下方向に揺動可能に支持されている。また、このヘッド支持部材32の搬送方向前側の端縁部中央において、外側方向に延出される所定幅(本実施例では、約15mmである。)のガイド部34は、フレーム33の前面部に穿設されるガイド孔35に嵌入され、上下方向に移動可能に構成されている。
そして、上カバー5を閉じることによって、プラテンローラ26は押圧バネ24によって上方に付勢されているサーマルヘッド31にロールシート3Aを押圧付勢して印字可能な状態になる。また、上カバー5を閉じることによって、プラテンローラ26のローラ軸26Aの両端部の外周に回転可能に嵌挿された各カラー部材25、25が、搬送方向後側に付勢された側面視略逆L字状の各係止爪28、28に係止される。また、ローラ軸26Aのホルダ支持部材15側の端縁部には、ギヤ26Bが固設され、上カバー5を閉じた際に、不図示のギヤ列に歯合し、プラテンローラ26をステッピングモータ等で構成される不図示のシート送りモータにより回転駆動可能な状態になる。
また、本体筐体2の左右側壁部に設けられた各解除摘み27、27を上方に押し上げることによって、各係止爪28、28が付勢力に抗して搬送方向前側に回動され、各カラー部材25との係止が解除される。これにより、プラテンローラ26がサーマルヘッド31によって上方に付勢されて、上カバー5が上方に少し持ち上げられ、開放可能な状態になる。
また、ロールシートホルダ収納ケース4の下側には、外部のパーソナルコンピュータ等からの指令により各機構部を駆動制御する制御回路部が形成されると共に各シート判別センサP1〜P6が配設された制御基板36が設けられている(図8参照)。また、フレーム33の下方には、電源回路部が形成された電源基板37が設けられている。そして、制御基板36及び電源基板37は、底面部にネジ止めされた薄い鋼板製(本実施例では、厚さ約0.5mmのSPCC等の鋼板製である。)の底面カバー38によって覆われている。
次に、ロールシートホルダ3の概略構成について図7及び図8に基づいて説明する。
図7及び図8に示すように、巻芯3Bに巻回されたロールシート3Aが装着されるロールシートホルダ3は、下記のように構成されている。即ち、ロールシート3Aの巻芯3Bの筒孔の一端側端縁部にガイド部材20の内側面に立設される第1筒部20Aが嵌挿されて、該ガイド部材20の内側面にロールシート3Aの一方の端面が当接されている。また、ロールシート3Aの巻芯3Bの筒孔の他端側端縁部に位置決め保持部材12の内側面に立設される第2筒部12Aが嵌挿されて、該位置決め保持部材12の内側面にロールシート3Aの他方の端面が当接されている。そして、このガイド部材20の第1筒部20Aに嵌挿されて一端側端面の外周部に形成されるフランジ部40Aが該第1筒部20Aの外側端面、即ちガイド部材20の外側端面に遊嵌されると共に、他端側端部が位置決め保持部材12の第2筒部12A内に嵌挿されて該第2筒部12Aに固着される略筒状のホルダ軸部材40を備えている。従って、ホルダ軸部材40の長さ寸法を変更することにより、異なる幅寸法のロールシート3Aが装着された複数種類のロールシートホルダ3を容易に製作することができる。
また、このガイド部材20は、第1筒部20Aの外側端面の下側外周部から下側方向に延出されて、ロールシートホルダ収納部4Aの底面部に形成される位置決め凹部4Bに嵌入されて該位置決め凹部4Bの底面に当接される第1延出部42が形成されている。また、ガイド部材20は、ロールシート3Aの前側方向略1/4円周上の外側端面部を覆うように外側方向に延出される第2延出部43が形成されている。また、この第2延出部43の外周部から載置部21まで上側端縁部が前下がり状に延出される第3延出部44が形成されている。この第3延出部44の下端面は略水平に形成され、先端側下端部45は、装着されたロールシート3Aのシート幅に対向する各第2位置決め溝部22A〜22Gのいずれかに嵌入されるように構成されている(図3、図4参照)。また、この第3延出部44の内側面によって装着されたロールシート3Aの一側端縁部が挿入口18まで案内されるように構成されている(図4参照)。
また、ガイド部材20の内側面に立設された第1筒部20Aと位置決め保持部材12の内側面に立設された第2筒部12Aとによって、ロールシート3Aが巻回された巻芯3Bが回転可能に保持される。尚、ホルダ軸部材40は、ロールシート3Aの巻芯3Bの各長さ寸法に対応して複数種類(本実施例では、7種類である。)の長さ寸法のものが設けられている。
また、位置決め保持部材12の外側端面部の搬送方向(図7(B)参照)略中央部に、即ち、ホルダ軸部材40の軸心の端縁部から該軸心に対してほぼ直交するように、上下方向に縦長の断面略矩形状の取付部材13が突設されている。この取付部材13は、正面視下方向(図7(B)中、上方向)に幅狭になるように形成され、テープ印刷装置1のホルダ支持部材15の下方向に幅狭な第1位置決め溝部16内に密着可能に形成されている。また、この取付部材13の突出高さ寸法は、この第1位置決め溝部16の幅寸法にほぼ等しく形成されている。
また、位置決め保持部材12の取付部材13の下端部には、該取付部材13の下端部よりも左右方向に各々外側方向に所定長さ(本実施例では、約1.5mm〜3mmである。)突出する正面視略四角形の平板状(本実施例では、約1.5mm〜3mmの厚さ寸法である。)の案内部57が形成されている。これにより、ロールシートホルダ3を装着する場合は、取付部材13の下端部に形成される案内部57をホルダ支持部材15の外側端面に当接させつつ、取付部材13を第1位置決め溝部16に挿入することによって、該ロールシートホルダ3を容易に位置決めしつつ装着することができる。
また、位置決め保持部材12の延出部56の下端縁部は、ガイド部材20の下端縁部よりも所定長さ(本実施例では、約1mm〜2.5mmである。)下側方向に突出するように延出されると共に、該下端縁部には、略直角内側方向に所定長さ延出される略長四角形のシート判別部60が形成されている。
また、図7(B)に示すように、このシート判別部60には、上述したように、各シート判別センサP1〜P6に対向する所定位置に各センサ孔60A〜60Fが略L字状に配置されて穿設される。尚、図7(B)中、各センサ孔60A〜60Fのうちの各センサ孔60A〜60D、60Fが、シート判別部60に穿設された状態を示している。
これにより、各センサ孔60A〜60Fは、6個のうちの最大5個穿設されるため、1つひとつの有無を「1」と「0」に対応させることにより、該ロールシートホルダ3に装着されたロールシート3Aの種別、感熱シートの材質、ロールシート幅等を「000001」〜「111111」の6ビットの符号によって表示することができる。尚、「000000」の6ビットの符号は、ロールシートホルダ3が装着されていないことを表している。
次に、上カバー5に設けられてロールシートホルダ3を押さえるホルダ押さえ部について図3、図4、図6及び図8に基づいて説明する。
図3、図4及び図8に示すように、上カバー5は、上カバー本体5Bと、この上カバー本体5Bの左右にネジ止め等によって固着される略円形状の左側カバー部材5Cと、右側カバー部材5Dとから構成されている。
また、左側カバー部材5Cと右側カバー部材5Dの内側面には、上カバー5を閉じた際に、ロールシートホルダ収納部4A内に装着されたロールシートホルダ3の取付部材13の上端面に対向する位置に各補強リブ62、63が、水平にほぼ全幅に渡って立設されている。
また、右側カバー部材5Dの内側面に立設される補強リブ63の取付部材13の上端面に対向する位置には、所定幅(本実施例では、取付部材13の幅寸法の約1.5倍で、約12mmの幅である。)の薄い平板状(本実施例では、厚さ約1mmの平板状である。)のホルダ押さえ部65が内側方向に水平に延出されている。このホルダ押さえ部65は、上カバー5を閉じた際に、先端下面部が取付部材13の上端面に当接し、且つ位置決め保持部材12には当接しないように内側方向に延出されている。
これにより、巻芯に巻回されたロールシート3Aが装着されたロールシートホルダ3は、位置決め保持部材12の取付部材13をホルダ支持部材15の第1位置決め溝部16に嵌め込むと共に、ガイド部材20の先端下端部を各第2位置決め溝部22A〜22Gのいずれかに嵌め込んで該ガイド部材20の下端部を位置決め凹部4B内に嵌入して当接させることによって、ロールシートホルダ収納部4Aに着脱自在に取り付けられる。また、位置決め保持部材12の内側下端縁部に設けられたシート判別部60が判別凹部4C内に挿入され、判別凹部4Cに配設される各シート判別センサP1〜P6に対向する該シート判別部60の各センサ孔60A〜60Fが有るか否か検出可能となる。即ち、ロールシートホルダ3に装着されたロールシート3Aの種別などを検出可能となる。
そして、ロールシート3Aの一方の側端縁部をガイド部材20の内側面に当接させつつ、このロールシート3Aの他方の側端縁部を挿入口18の側縁部に設けられた案内部23に当接させながら挿入口18内に挿入して、上カバー5を閉じることによって、図5に示すように、押圧バネ24によって上方に付勢されているライン型のサーマルヘッド31にロールシート3Aを押圧付勢して印字可能な状態になる。また、図8に示すように、上カバー5を閉じることによって、右側カバー部材5Dの内側に延出されるホルダ押さえ部65の下面が、取付部材13の上端面に当接され、ロールシートホルダ3の位置決め保持部材12が下方に押下される。
その後、該プラテンローラ26をステッピングモータ等で構成される不図示のシート送りモータにより回転駆動しつつ、該サーマルヘッド31を駆動制御することによって、ロールシート3Aを搬送しながら感熱シート3Cの印刷面に順次画像データを印刷できる。そして、印字済みロールシート3Aの搬送方向後ろ側の切断位置が、カッターユニット8の固定刃46に対向する位置まで搬送された場合には、カッターユニット8の正面視V字形の可動刃47がDCモータ等で構成される切断用モータ48(図6参照)により上下方向に往復移動して固定刃46と可動刃47とによって切断され、シート排出口6Aから排出される。
次に、このように構成されたテープ印刷装置1において、樹脂製のロールシートホルダ収納ケース4の後側上端縁部と樹脂製の上カバー5の後側下端縁部とを開閉自在に取り付けるヒンジ29、30の構成及びヒンジ軸29A、30Aの係止の方法について図9乃至図11に基づいて説明する。
ここで、図9は、ロールシートホルダ収納ケースに上カバーを組み付ける工程を説明する説明図、図10は、テープ印刷装置の上面図、図11は、図10のX2−X2矢視断面図である。
図9に示すように、本体筐体2の背面側壁部2Aには一方の側端部にインレット9が取り付けられており、その横側に送風ファン17が取り付けられている。そして、他方の側端部には不図示のパーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(Universal Serial Bus)コネクタ10や接続コネクタ11が取り付けられている。また、本体筐体2には、ロールシートホルダ収納ケース4が装着されている。そして、インレット9の上方にあるロールシートホルダ収納ケース4の端部には、内側からヒンジ軸29Aを貫通させる貫通穴29Eを有すると共にヒンジ29を構成する固定ヒンジリブ29Dが一体に形成されている。更に、ヒンジ軸29Aに形成された段差部29Bを貫通させる貫通穴29Gを有すると共にヒンジ29を構成する固定ヒンジリブ29Fが固定ヒンジリブ29Dと並列に形成されている。また、USBコネクタ10の上方にあるロールシートホルダ収納ケース4の端部には、内側からヒンジ軸30Aを貫通させる貫通穴30Eを有すると共にヒンジ30を構成する固定ヒンジリブ30Dが一体に形成されている。更に、ヒンジ軸30Aに形成された段差部30Bを貫通させる貫通穴30Gを有すると共にヒンジ30を構成する固定ヒンジリブ30Fが固定ヒンジリブ30Dと並列に形成されている。
また、樹脂製の上カバー5の後側下端縁部には、ヒンジ29を構成すると共に、ヒンジ軸29Aを貫通させる貫通穴29Jを備え、固定ヒンジリブ29Dと固定ヒンジリブ29Fに挟持される回動ヒンジリブ29Hと、ヒンジ30を構成すると共に、ヒンジ軸30Aを貫通させる貫通穴30Jを備え、固定ヒンジリブ30Dと固定ヒンジリブ30Fに挟持される回動ヒンジリブ30Hが一体に形成されている。
そして、ロールシートホルダ収納ケース4の後側上端縁部と樹脂製の上カバー5の後側下端縁部とを開閉自在に取り付けるためには、先ず、上カバー5の回動ヒンジリブ29Hを、ロールシートホルダ収納ケース4の固定ヒンジリブ29Dと固定ヒンジリブ29Fに挟持し、同時に上カバー5の回動ヒンジリブ30Hを、ロールシートホルダ収納ケース4の固定ヒンジリブ30Dと固定ヒンジリブ30Fに挟持するように上カバー5を矢印Aの方向に装着する。
次に、ヒンジ軸29Aを、ヒンジ軸29Aの段差部29Bを先頭にして、固定ヒンジリブ29Dの貫通穴29E、回動ヒンジリブ29Hの貫通穴29J、固定ヒンジリブ29Fの貫通穴29Gの順に、ヒンジ軸29Aに設けた段差部29Bの段差によってヒンジ軸29Aが固定ヒンジリブ29Fに止まるまで挿入する。更に、ヒンジ軸30Aを、ヒンジ軸30Aの段差部30Bを先頭にして、固定ヒンジリブ30Dの貫通穴30E、回動ヒンジリブ30Hの貫通穴30J、固定ヒンジリブ30Fの貫通穴30Gの順に、ヒンジ軸30Aに設けた段差部30Bの段差によってヒンジ軸30Aが固定ヒンジリブ30Fに止まるまで挿入する。この工程によって、ロールシートホルダ収納ケース4と上カバー5は、ヒンジ29とヒンジ30によって回動可能に取り付けられる。
次に、ヒンジ軸29Aとヒンジ軸30Aは、まだ固定されていないので固定の方法を説明する。
図9に示すように、本体筐体2の背面側壁部2Aには、固定ヒンジリブ30Fの左側に係止孔2E、USBコネクタ10の下側に係止孔2F、接続コネクタ11の下側に係止孔2G、インレット9の下側に係止孔2H、固定ヒンジリブ29Fの右側に係止孔2Jが設けられている。そして、これらの位置に対応して背面カバー14には、係止孔2Eに対応して係止爪14Aが、係止孔2Fに対応して係止爪14Bが、係止孔2Gに対応して係止爪14Cが、係止孔2Hに対応して係止爪14Dが、係止孔2Jに対応して係止爪14Eがそれぞれ設けられ、また、挿入されたヒンジ軸29Aの軸端面29Cと抜け止めリブ14Fとが対向する位置に設けられ、さらに、挿入されたヒンジ軸30Aの軸端面30Cと抜け止めリブ14Gとが対向する位置に設けられている。そしてこれらの位置関係を維持して、背面カバー14を矢印Bの方向に合わせて押圧することにより、本体筐体2の背面側壁部2Aに背面カバー14が取り付けられる。これによって、ヒンジ軸29Aの軸端面29Cと抜け止めリブ14Fとが対向し、さらにヒンジ軸30Aの軸端面30Cと抜け止めリブ14Gとが対向することによって、ヒンジ軸29Aとヒンジ軸30Aは固定される。
次に、図10、図11に基づいて、図9の工程で装着したヒンジ軸29Aとヒンジ軸30Aの装着状態を説明する。
図10のテープ印刷装置1をX2−X2でカットした状態を示す図11の断面図の右側のヒンジ29において、ヒンジ軸29Aが左から固定ヒンジリブ29Dの貫通穴29Eと回動ヒンジリブ29Hの貫通穴29J及び固定ヒンジリブ29Fの貫通穴29Gを貫通していると共に、ヒンジ軸29Aに設けられた段差部29Bの段差によってヒンジ軸29Aが固定ヒンジリブ29Fに止められている。そして、抜け止めリブ14Fがヒンジ軸29Aの軸端面29Cと対向する位置になるように配置されているためにヒンジ軸29Aはそれぞれの貫通穴29G、29J、29Eから抜けることはない。また、同様に、図11の断面図の左側のヒンジ30において、ヒンジ軸30Aが右から固定ヒンジリブ30Dの貫通穴30Eと回動ヒンジリブ30Hの貫通穴30J及び固定ヒンジリブ30Fの貫通穴30Gを貫通していると共に、ヒンジ軸30Aに設けられた段差部30Bの段差によってヒンジ軸30Aが固定ヒンジリブ30Fに止められている。そして、抜け止めリブ14Gがヒンジ軸30Aの軸端面30Cと対向する位置になるように配置されているためにヒンジ軸30Aはそれぞれの貫通穴30G、30J、30Eから抜けることはない。こうしてヒンジ軸29Aとヒンジ軸30Aは固定される。
また、図11に示すように本体筐体2の背面側壁部2Aに設けられた係止孔と背面カバー14に設けられた係止爪の関係は、係止孔2Eには係止爪14Aが、係止孔2Fには係止爪14Bが、係止孔2Gには係止爪14Cが、係止孔2Hには係止爪14Dが、係止孔2Jには係止爪14Eがそれぞれ係止されて本体筐体2の背面側壁部2Aに背面カバー14が固定される。
このように抜け止めリブ14Fと抜け止めリブ14Gを他の部品と一体にして共用できるようにすることによって部品費及び組立工数を削減することができる(本実施例では、背面カバー14に抜け止めリブ14F、14Gを設けることによってEリング等の専用部品を省略している)。
尚、ヒンジ30は、図12に示す構成にしてもよい(ヒンジ29も同じ構成になる)。図12は、ヒンジの構成を説明する説明図である。
図12に示すようにヒンジ30の構成部材は、右からロールシートホルダ収納ケース4に一体に形成されている貫通穴30Eを有する固定ヒンジリブ30D、次に上カバー5に一体に形成されている貫通穴30Jを有する回動ヒンジリブ30H、次にロールシートホルダ収納ケース4に一体に形成されている貫通穴30Gを有する固定ヒンジリブ30F、次にロールシートホルダ収納ケース4に一体に形成されているストッパリブ30Mが配置されている。そして、軸端面30N、30Pを有する丸棒ヒンジ軸30Kが、一方の軸端面30Pをストッパリブ30Mに当接させるまで貫通穴30E、30J、30Gに挿通されており、丸棒ヒンジ軸30Kの挿通後に、抜け止めリブ14Gが、丸棒ヒンジ軸30Kの他方の軸端面30Nと対向する位置に配置されて固定される構成になっている。
また、ヒンジ30は、図13に示す構成にしてもよい(ヒンジ29も同じ構成になる)。図13は、ヒンジの構成を説明する説明図である。
図13に示すようにヒンジ30の構成部材は、右からロールシートホルダ収納ケース4に一体に形成されている貫通穴30Eを有する固定ヒンジリブ30D、次に上カバー5に一体に形成されている貫通穴30Jを有する回動ヒンジリブ30H、次にロールシートホルダ収納ケース4に一体に形成されている貫通穴30Gを有する固定ヒンジリブ30Fが配置されている。そして、軸端面30R、鍔部30Qを有する鍔付きヒンジ軸30Lが、鍔部30Qを固定ヒンジリブ30Dに当接させるまで軸端面30Rを先頭にして貫通穴30E、30J、30Gに挿通されており、鍔付きヒンジ軸30Lの挿通後に、抜け止めリブ14Gが、鍔付きヒンジ軸30Lの鍔部30Qと対向する位置に配置されて固定される構成になっている。
ここで、ロールシートホルダ収納ケース4は、第1カバー体として機能する。また、上カバー5は、第2カバー体として機能する。また、背面カバー14は、第3カバー体として機能する。また、固定ヒンジリブ29D、29F、30D、30Fは、第1ヒンジ構成部材として機能する。また、回動ヒンジリブ29H、30Hは、第2ヒンジ構成部材として機能する。また、抜け止めリブ14F、14Gは、抜け止め部材として機能する。また、軸端面29C、30Cは、ヒンジ軸の端部として機能する。そして、テープ印刷装置1は、電子装置として機能する。
以上、詳細に説明した通りテープ印刷装置1では、一方のヒンジ29は、ヒンジ軸29Aと、ロールシートホルダ収納ケース4に形成されて、ヒンジ軸29Aが挿入される貫通穴29E、29Gを有する固定ヒンジリブ29D、29Fと、上カバー5に形成されて、ヒンジ軸29Aが挿入される貫通穴29Jを有する回動ヒンジリブ29Hと、を備え、背面カバー14には、固定ヒンジリブ29D、29Fの貫通穴29E、29Gと回動ヒンジリブ29Hの貫通穴29Jに挿入されたヒンジ軸29Aの少なくとも一方の軸端面29Cに対向するように設けられる抜け止めリブ14Fを備え、他方のヒンジ30は、ヒンジ軸30Aと、ロールシートホルダ収納ケース4に形成されて、ヒンジ軸30Aが挿入される貫通穴30E、30Gを有する固定ヒンジリブ30D、30Fと、上カバー5に形成されて、ヒンジ軸30Aが挿入される貫通穴30Jを有する回動ヒンジリブ30Hと、を備え、背面カバー14には、固定ヒンジリブ30D、30Fの貫通穴30E、30Gと回動ヒンジリブ30Hの貫通穴30Jに挿入されたヒンジ軸30Aの少なくとも一方の軸端面30Cに対向するように設けられる抜け止めリブ14Gを備えたことにより、ヒンジ軸29A、30Aが抜けようとした場合は、ヒンジ軸29A、30Aの軸端面29C、30Cが抜け止めリブ14F、14Gと当接するので確実にヒンジ軸29A、30Aの抜けを防止することができる。また、抜け止めリブ14F、14Gを背面カバー14に一体に形成できるので、余分な部品を追加すること無しにEリングが削除されると共にヒンジ軸29A、30Aを固定する工数も削除できる。この部品と工数の削除及び組立に熟練性を必要としないことにより、コストダウンができると共に信頼性も向上する。
また、ヒンジ軸30Kの軸端面30Pがロールシートホルダ収納ケース4、又は、上カバー5に設けられたストッパリブ30Mと対向すると共に、ヒンジ軸30Kの軸端面30Nは背面カバー14に設けられた抜け止めリブ14Gと対向するようにしたので、ヒンジ軸30Kは単なる丸棒でよく、方向性が無いために組立易い最も簡単な形状にすることができる。そのため部品コストも安価にすることができる。
また、ヒンジ軸29Aは、挿入方向の先端に段差部29Bを有するヒンジ軸29Aであって、ヒンジ軸29Aを貫通穴29E、29Jに挿入して段部挿入穴29Gに段差部29Bを挿入した後に、ヒンジ軸29Aの軸端面29Cを背面カバー14に設けられた抜け止めリブ14Fと対向するようにしたので、最も短いヒンジ軸29Aが実現でき、ヒンジ29を構成する部材の周囲の部材に影響を与えない。更に、ヒンジ軸29Aの段差部29Bが挿入される固定ヒンジリブ29Fは他の固定ヒンジリブ29Dよりも小型にすることができ設計の自由度が得られる。
そして、ロールシートホルダ収納ケース4と上カバー5を開閉可能にするためにヒンジ29、30の構成をロールシートホルダ収納ケース4と上カバー5の両端部に設けたので、上カバー5の何処を持ち上げて上カバー5を開いても上カバー5の捻れ無しに安定して開くことができる。また閉じることもできる
尚、本発明は前記実施例に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
本実施例に係るテープ印刷装置の前側からの外観斜視図である。 テープ印刷装置の後側からの外観斜視図である。 テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態における上カバーを開けて示す右側上方からの斜視図である。 テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態における上カバーを開けて示す左側上方からの斜視図である。 ロールシートホルダをテープ印刷装置に装着した状態を示す側断面図である。 テープ印刷装置の上カバーを開けて、フロントカバーを取り外した状態を前側上方から見た概略斜視図である。 ロールシートが装着されたロールシートホルダの一例を示す図で、(A)は上方からの斜視図、(B)は下方からの斜視図である。 図5のX1−X1矢視断面図である。 ロールシートホルダ収納ケースに上カバーを組み付ける工程を説明する説明図である。 テープ印刷装置の上面図である。 図10のX2−X2矢視断面図である。 ヒンジの構成を説明する説明図である。 ヒンジの構成を説明する説明図である。
符号の説明
1 テープ印刷装置
2 本体筐体
4 ロールシートホルダ収納ケース
5 上カバー
14 背面カバー
14F 抜け止めリブ
14G 抜け止めリブ
29 ヒンジ
29A ヒンジ軸
29C 軸端面
29D 固定ヒンジリブ
29E 貫通穴
29F 固定ヒンジリブ
29G 貫通穴
29H 回動ヒンジリブ
29J 貫通穴
30 ヒンジ
30A ヒンジ軸
30C 軸端面
30D 固定ヒンジリブ
30E 貫通穴
30F 固定ヒンジリブ
30G 貫通穴
30H 回動ヒンジリブ
30J 貫通穴

Claims (4)

  1. 装置の筐体を構成する第1カバー体と、前記第1カバー体に対してヒンジによって開閉可能に配設される第2カバー体と、前記第1カバー体と共に装置の筐体を構成する第3カバー体を備えた電子装置において、
    前記ヒンジは、ヒンジ軸と、
    前記第1カバー体に形成されて、前記ヒンジ軸が挿入される貫通穴を有する第1ヒンジ構成部材と、
    前記第2カバー体に形成されて、前記ヒンジ軸が挿入される貫通穴を有する第2ヒンジ構成部材と、
    を備え、前記第3カバー体には、前記第1ヒンジ構成部材の貫通穴と前記第2ヒンジ構成部材の貫通穴に挿入された前記ヒンジ軸の少なくとも一方の端部に対向するように設けられる抜け止め部材を備えたことを特徴とする電子装置。
  2. 前記ヒンジ軸の一端側が前記第1カバー体又は前記第2カバー体に設けられた抜け止め部材と対向すると共に、前記ヒンジ軸の他端側は前記第3カバー体に設けられた抜け止め部材と対向するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記ヒンジ軸は、挿入される先端に段部を有する段付きヒンジ軸であって、ヒンジ軸を貫通穴に挿入して段部挿入穴に段部を挿入した状態で、ヒンジ軸の後端を前記第3カバー体に設けられた抜け止め部材と対向するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記第1カバー体と前記第2カバー体を開閉可能にするために前記ヒンジの構成を前記各カバー体の両端部に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子装置。
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