JP2008093256A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス枠の電飾領域が縮小しても電飾効果が得られる遊戯機を提供する。
【解決手段】パチンコ機10のガラス枠本体100に、導光板116と光源122A、122B、及び122Cとが設けられている。光源122A、122B、及び122Cから出射された光ビームLは導光板116内に入射し、反射ドットで反射されて湾曲面118から出射される。湾曲面118から出射される光ビームLは、遊技視認領域PBのガラス板26及びガラス板27に映り込んで、擬似電飾領域S1、S2として遊技者に視認される。このように、擬似電飾領域S1、S2が新たな電飾となるので、ガラス枠22における電飾領域が縮小しても電飾効果が得られる。
【選択図】図6

Description

本発明は、遊技盤を視認する遊技視認領域が形成されたガラス枠を有する遊技機に関する。
従来、パチンコ機等のガラス枠を有する遊技機として、ガラス枠に複数の導光棒と複数の光源を設け、該複数の導光棒を発光させることによりガラス枠の表面を全体的に電飾したものがある。(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−75258号公報
しかしながら、特許文献1の遊技機では、遊技の演出効果を高めるために遊技機の液晶装置を大型化する場合、遊技を視認するためのガラス枠の開口領域が拡大され、ガラス枠の電飾領域が縮小して、遊技者への電飾による演出効果が低下していた。
本発明は、上記事実を考慮して、ガラス枠の電飾領域が縮小しても電飾効果が得られる遊戯機を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る遊技機は、遊技機本体に開閉可能に設けられ、遊技盤を視認する遊技視認領域が形成されたガラス枠と、前記遊技視認領域に沿って配置され、前記ガラス枠に嵌められたガラスよりも遊技者に近い位置で前記遊技視認領域に沿って発光する発光手段と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、ガラス枠の遊技視認領域に沿って配置された発光手段が発光すると、発光した部分がガラスに映りこみ、新たな電飾となるので、ガラス枠における電飾領域が縮小しても電飾効果が得られる。
また、遊技者の見る角度により発光した部分がガラスの奥に見えるので、遊技視認領域の奥行きが感じられるようになる。
本発明の請求項2に係る遊技機は、前記発光手段が、前記ガラス枠に取付けられ、側面が前記遊技視認領域に沿って円弧状に加工された導光プレートと、前記円弧状の側面に加工された凹凸状の出射面と、前記導光プレートの端面から該導光プレート内へ光を入射させる光源部と、で構成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、光源部から出射された光は、導光プレートの端面から導光プレート内に入射され、遊技視認領域に沿って円弧状に加工された側面における凹凸状の出射面から出射される。ここで、出射面の凹凸によって出射される光は拡散光となり、ガラス枠のガラスに映り込む。
これにより、電飾等が配置できないガラスに電飾効果を持たせることができ、遊技の演出手段が増える。
また、ガラスが2重ガラスの場合は、拡散光が表ガラスに映り込み、さらに裏ガラスに映り込むので、1つの光源部で複数の電飾効果が得られる。
本発明の請求項3に係る遊技機は、前記光源部は、前記ガラス枠の閉止時と開放時で、前記導光プレート内へ入射させる光の色を変えることを特徴としている。
上記構成によれば、不正行為により内枠又はガラス枠が開放された場合、内枠又はガラス枠の閉止時と異なる発光をするので、不正行為を発見しやすくなる。
また、ガラスに光が映り込んでいるので、光の出射面を直接見なくてもガラスを見ることで色の違いを確認でき、不正行為を発見しやすくなる。
本発明の請求項4に係る遊技機は、前記導光プレートが取付けられる前記ガラス枠のベース部の色が黒色であることを特徴としている。
上記構成によれば、導光プレートが取付けられるベース部の色が黒色のため、導光プレート全体が黒色となり、出射面から出射される光の色を際立たせることができる。
本発明は、上記構成としたので、ガラス枠の電飾領域が縮小しても電飾効果が得られる。
以下、本発明の実施形態に係る遊技機について図面を参照して説明する。
(パチンコ機の構成)
図1及び図2には、パチンコ機10が示されている。
図1及び図2に示すように、パチンコ機10は、パチンコ機10の外郭を構成するとともにパチンコホールの島設備に設置される矩形状の外枠12を備えている。
外枠12の前面には、合成樹脂で矩形額縁状に形成された内枠14が配置されており、内枠14の下側となる外枠12の前面下端部には、パチンコ機10の前面下端部を構成する合成樹脂製の下飾り16が取り付けられている。
内枠14は、外枠12の左上角部と下飾り16の左上角部とに設けられた一対のヒンジ部18、20に、左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。
内枠14の前面上部には、パチンコ機10の前面上部を構成するガラス枠22が配置されている。ガラス枠22は、縦長略楕円形の窓枠部24にガラス板26、27が装着されるとともに、左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられている。
ガラス枠22の裏面側となる内枠14の前面上部には、矩形状の開口部15が形成されている。この内枠14の開口部15には、遊技盤G(釘、液晶表示部は図示せず)が着脱(交換)可能にセットされている。
遊技盤Gは、内枠14に対して閉塞されたガラス枠22によって覆われている。また、遊技盤Gの盤面上に設けられた遊技領域PAが、パチンコ機10の正面側からガラス板26、27を通して視認可能とされている。なお、窓枠部24によって仕切られた領域が遊技視認領域PBである。
ガラス枠22の前面で左右の両側端部には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出を行う複数のランプカバー28が配設されている。また、ガラス枠22の左上と右上の各角部近傍に、遊技の進行に応じて効果音をステレオ出力する中高音用のスピーカ30L、30Rが内蔵されている。
一方、内枠14の前面下部には、パチンコ機10の前面下部を構成する皿ユニット40が配置されている。
皿ユニット40は、皿ユニット40の本体部を構成するベース41の左側端部が、内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられている。
ベース41の前面上部には、図示しないパチンコ球を遊技盤Gへ向けて発射するために貯留して発射装置60へ供給する上皿42が突設されている。また、ベース41の前面下部における上皿42の左下には、上皿42に貯留しきれないパチンコ球を貯留するための下皿44が突設されている。
上皿42は、底面が正面視にて右側から左側へ向けて下り傾斜している。上皿42の底面の傾斜方向下流側には、上皿42内に貯留されたパチンコ球を1列に整列して、ベース41の裏面に取り付けられた球送り装置45へ誘導する整列通路46が設けられている。
ベース41によって構成された上皿42の奥壁面における右側端部には、内枠14の裏面に設けられた払出装置62(図3参照)から払い出された貸し球や賞球が排出される球排出口48が形成されている。
下皿44の奥壁面における右側端部には、上皿42に貯留しきれないパチンコ球が排出される球排出口49が形成されている。
ベース41の前面右下部には、発射装置60と電気的に接続されて打球の発射力(飛距離)を調整する発射ハンドル54が取り付けられている。ベース41の前面左下部には、下皿44に隣接して灰皿56が設けられている。
また、ベース41の前面略中央は矩形箱状に膨出しており、内部には、遊技の進行に応じて効果音を出力する図示しない重低音用のスピーカが設けられている。このスピーカから出力された音は、ベース41の前面に形成された開口部58から出力される。
図2に示すように、ベース41の裏面における略中央部には、上皿42に貯留しきれないパチンコ球を下皿44へ流下させる球通路70が設けられている。
球通路70は、上端部に通路入口72が形成され、下端部に形成された通路出口は、球排出口49と連通している。球通路70よりも回転支軸に近い側には、球送り装置45が取り付けられている。
一方、皿ユニット40の後側には、遊技盤Gの左下に発射装置60が配置され、遊技盤Gの略中央下方から右下に掛けては、貯球タンク74が内枠14に着脱可能に取り付けられている。
貯球タンク74は、上面が開口した箱型とされ、タンク底面が正面視にて左側から右側へ向けて下り傾斜している。
貯球タンク74の底面の傾斜方向下流側となる右側の前面には、上皿42の球排出口48と連通したタンク出口76が形成されている。また、貯球タンク74の前面左側端部には、貯球タンク74内のパチンコ球貯留量が満タンになった際にパチンコ球が溢れ出す、オーバーフロー部78が形成されている。
図2及び図3に示すように、内枠14の裏面における開放側(裏面視左側)の側端部には、内枠14及びガラス枠22を施錠するための施錠装置64が取付けられている。
施錠装置64の下側には、皿ユニット40をロックするためのロック装置68が取り付けられている。これにより、皿ユニット40が内枠14に閉塞された状態でロック装置68でロックされ、ガラス枠22が内枠14に閉塞された状態で施錠装置64で施錠されるようになっている。
施錠装置64にはシリンダー錠66が設けられており、シリンダー錠66は、皿ユニット40の前面右上に露出されている。
ここで、シリンダー錠66の鍵孔に図示しない鍵を差し込んで開錠操作すると、外枠12に施錠された内枠14が開錠されて開放可能となる。また、内枠14に施錠されたガラス枠22が開錠されて開放可能となる。
さらに、ガラス枠22を開放することで露出されるロック装置68のロック解除レバー69を操作すると、内枠14にロックされていた皿ユニット40がロック解除されて開放可能となる。
皿ユニット40がロック装置68によりロックされると、発射装置60の前側に球送り装置45が配置される。また、オーバーフロー部78の前下側に球通路70の通路入口72が配置され、タンク出口76及び球排出口48を介して貯球タンク74と上皿42とが連通される。
図3に示すように、内枠14の裏面における上部には、島設備から供給されたパチンコ球を貯留するための上タンク80及び下タンク82が設けられている。
内枠14裏面の回転支軸側(裏面右側)の側端部には、上タンク80及び下タンク82に貯留されたパチンコ球を貯球タンク74(図2参照)側へ流下させる上部球通路ユニット84及び下部球通路ユニット86が延設されている。
上部球通路ユニット84と下部球通路ユニット86の間には、パチンコ球を所定数ずつ払い出す払出装置62が取り付けられている。また、下部球通路ユニット86の下側には、発射装置60が取付けられている。
発射装置60の左側には、払出装置62を制御してパチンコ球の払い出しを実行及び停止させる払出制御基板88が設けられている。
払出制御基板88は、払出停止制御と払出実行制御を実行可能に設けられている。
払出停止制御の場合、払出制御基板88は、払出装置62を駆動停止させてパチンコ球の払い出しを停止する。
一方、払出実行制御の場合、図1〜図3に示すように、払出制御基板88は、払出装置62を駆動させて、上タンク80及び下タンク82から上部球通路ユニット84を流下し払出装置62に誘導されたパチンコ球を、貸し球又は賞球として下部球通路ユニット86へ払い出す。
そして、下部球通路ユニット86を通り貯球タンク74へ誘導されたパチンコ球は、貯球タンク74内を上流側(左側)から下流側(右側)へ転動して球排出口48から排出され、上皿42に貯留される。
さらに、パチンコ球は上皿42内を下流側(左側)へ流下しつつ整列通路46により1列に整列され、遊技者の発射ハンドル54の操作により、球送り装置45により1球ずつ発射装置60に送り込まれる。
発射装置60に送り込まれたパチンコ球は、発射装置60によって遊技盤Gの遊技領域PAへ発射される(図2の矢印A方向)。このパチンコ球が遊技領域PAを自重落下する過程で入賞又は外れとなることにより、遊技盤Gにてパチンコ球を用いた遊技が行われる。
遊技の進行に伴い、大量のパチンコ球が賞球として払い出されるなどし、上皿42が満タンになると、上皿42に貯留しきれないパチンコ球は貯球タンク74に貯留される。
さらに貯球タンク74が満タンになると、パチンコ球はオーバーフロー部78から溢れ出す。この貯球タンク74から溢れ出したパチンコ球は、通路入口72に落下して球通路70を流下し、球排出口49から排出されて下皿44に貯留される。
また、遊技の終了時などに、上皿42の前面左側に設けられた上皿用球抜きレバー50を操作すると、整列通路46の最下流部が開放して、上皿42に貯留されたパチンコ球が球通路70へ排出され下皿44へ流下する。
さらに、下皿44がパチンコ球で満タンになったときや遊技の終了時などに、下皿44の前面下側に設けられた下皿用球抜きレバー52を操作すると、下皿底面の一部が開放して、下皿44に貯留されたパチンコ球が下皿44の下方に配置された図示しない球箱へ排出される。
一方、内枠14の前面におけるタンク出口76の下方位置と、皿ユニット40のベース41裏面における球排出口48の下方位置とには、上下方向にスライド可能とされた一対のシャッター板90、92が取り付けられている。
シャッター板90、92は、皿ユニット40が閉塞されると各々下方へ移動して、タンク出口76と球排出口48とを開放し連通させる。また、皿ユニット40が開放されると各々上方へ移動して、内枠14側のシャッター板90はタンク出口76の下縁側を塞ぎ、皿ユニット40側のシャッター板92は球排出口48の下縁側を塞ぐ。
このシャッター板90、92によって、皿ユニット40を開放した際に、貯球タンク74及び上皿42からパチンコ球が流出しないよう塞き止められる。
(ガラス枠の構成)
次に、ガラス枠22の構成について説明する。
図4に示すように、ガラス枠22は、ガラス枠本体100、前面カバー部102、及びガラス部103で構成されている。
前面カバー部102は、ガラス枠本体100の前面の上部、下部、左側部、及び右側部にそれぞれ位置する上カバー104、下カバー108、左カバー105、及び右カバー106で構成されている。
ガラス部103は、前述のガラス板26、27で構成されている。ガラス板26、27は、ガラス枠22を正面から見て手前側と奥側に平行に配置されており2重構造となっている。これにより、図示しない遊技球を磁石等を用いてガラス板26の外部から操作する不正行為を防止している。
一方、図4及び図5に示すように、ガラス枠本体100は、略矩形状で樹脂製のベース枠101で構成されている。ベース枠101の略中央部には、前述の窓枠部24が形成されている。
また、ベース枠101の上部左右には、前述のスピーカ30L、30Rが設けられており、左右側端部には、ランプカバー28を点灯するための光源が配置されたランプユニット112が設けられている。
図6に示すように、ベース枠101における窓枠部24の左右両側には、平坦部123が形成されている。
平坦部123は、表面が黒色、もしくは黒色に近い暗色で着色されており、端部には窓枠部24の一部を構成する円弧状の側面120が形成されている。また、平坦部123の下部には、孔部125が形成されている。
平坦部123の上方及び下方には、図示しない制御手段により発光制御されるLED等の光源122A、122B、及び122Cが設けられている。
光源122Aは、上方に向けて光ビームを出射するように配置されており、光源122Bは斜め上方、光源122Cは下方に向けて光ビームを出射するように配置されている。
また、光源122A、122B、122Cは、複数色の光ビーム(例えば、青、黄、赤)を発光可能に設けられており、内枠14又はガラス枠22が閉止された遊技可能状態(青、黄)と、内枠14が開放された遊技不可状態(赤)とで、異なる色の発光を行うようになっている。
平坦部123の前面には、アクリル製の導光板116が設けられている。
導光板116は、外周部に上部端面121、下部端面117、円弧状の湾曲面118、斜端面119、及び側端面127が形成されており、下部にビス124が挿通する挿通孔126が形成されている。
湾曲面118は、シボ加工され、表面に細かい凹凸(図8C参照)が形成されている。また、側端面127には鏡面加工が施されており、反射面が形成されている。
導光板116の挿通孔126と平坦部123の孔部125とを位置合せしてビス124で共締めすることにより、導光板116がベース枠101に固定されている。
導光板116の下部端面117、斜端面119、及び上部端面121は、それぞれ光源122A、122B、及び122Cと対向する位置に配置されており、光源122A、122B、及び122Cから出射された光ビームが、下部端面117、斜端面119、及び上部端面121にそれぞれ入射するようになっている。
ここで、導光板116には、スクリーン印刷法、又はインジェクション法により、図示しない反射ドットが形成されている。スクリーン印刷法は、反射ドットをスクリーン印刷により塗布する方法であり、インジェクション法は、アクリルの射出成形の際に、型に加工した反射ドットにより、アクリル本体と反射ドットを一体成形する方法である。
導光板116の反射ドットは、下部端面117、斜端面119、及び上部端面121に入射された光ビームを反射して湾曲面118から出射するように形成されている。
一方、光源122A、122B、及び122Cと、導光板116とにより発光部114が構成され、湾曲面118と側面120とにより窓枠部24が構成されている。
図7には、図5におけるA−A’の断面図が示されている。
図7に示すように、湾曲面118と側面120とが隣接しており、側面120の右側(正面から見て奥側)には、ガラス板26、27が配置されている。
ガラス板26とガラス板27は、所定距離離れて空隙部29を形成している。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図8aに示すように、図示しない制御手段により光源122A、122B、及び122C(図6参照)が駆動され、青色又は黄色の光ビームLが出射される。
続いて、図8bに示すように、光源122Aから出射された光ビームLは、指向角で拡がりながら下部端面117から導光板116内に入射して導光板116内を進行する。
ここで、導光板116内の光ビームLの進行について説明する。
下部端面117における光ビームLの入射角をθ1、屈折角をθ2とし、導光板116と外部空気との界面における光ビームLの入射角をθ3、反射角をθ4とおく。また、導光板116はアクリル製で屈折率n1=1.49であり、導光板116の外部に存在する空気は屈折率n2=1である。
下部端面117において、スネルの法則に基づく関係式を求めると、(sinθ1)/(sinθ2)=1.49/1となる。
また、導光板116と外部空気との界面において、スネルの法則に基づく関係式を求めると、(sinθ3)/(sinθ4)=1/1.49となる。
仮に、下部端面117表面に沿った方向から入射する光ビームLがあったとすると、θ1は90°となり、前記関係式を用いてθ2の臨界角(最大値)を演算して求めると、θ2=42.2°となる。これにより、θ2は常に42.2°以下の値となる。また、θ3=90°−θ2であるので、θ3は常に47.8°以上となる。
一方、導光板116と外部空気との界面において、光ビームLの全反射の条件(θ4=90°のときの臨界角θ3)を前記関係式で求めると、入射角θ3の臨界角は、θ3=42.2°となる。これにより、θ3が42.2°より大きければ、光ビームLは全反射することになる。
ここで、前述のようにθ3は常に47.8°以上であるので、光源122Aから入射された光ビームLは、下部端面117の表面反射による数%の損失を除いて、導光板116の内部を常に全反射しながら進むことになる。
このようにして、導光板116の内部を全反射しながら進行する光ビームLは、前述の側端面127又は反射ドットによって反射され、湾曲面118に到達する。このとき、湾曲面118における光ビームLの入射角は、臨界角42.2°よりも小さくなっているので、光ビームLは全反射せずに、湾曲面118から外部(空気中)に出射される。
なお、光源122Aについて説明したが、光源122B、122Cから出射された光ビームLについても同様であり、全反射しながら導光板116内を進行し、反射ドットで反射され、湾曲面118から出射される。
図8cに示すように、湾曲面118から出射される光ビームLは、湾曲面118表面のシボ加工された凹凸によってさらに出射方向が拡がり、拡散光となる。
図9に示すように、拡散光となった光ビームLは、遊技視認領域PBのガラス板26及びガラス板27に映りこみ、青色又は黄色に発光が見られる擬似電飾領域S1、S2が形成される。なお、視認する角度によっては、擬似電飾領域S1、S2が奥行き方向に複数視認される場合がある。
このようにして形成された擬似電飾領域S1、S2は、遊技者により新たな電飾として視認される。また、前述のように平坦部123が黒色に着色されているので、導光板116全体が黒色となり、湾曲面118から出射される光ビームLの発光色が際立って視認され、電飾効果が上がる。
ここで、遊技盤Gにおいて詰まったパチンコ球を取除くため、あるいは不正行為により内枠14又はガラス枠22が少しでも開放されると、光源122A、122B、及び122C(図6参照)は赤色の光ビームLを発光し、擬似電飾領域S1、S2が赤色となる。
これにより、擬似電飾領域S1、S2の色を見ることで、不正が行われているかどうかを判別できる。
以上説明したように、ガラス枠22の遊技視認領域PBに沿って配置された発光部114(光源122A、122B、122C、及び導光板116)が発光すると、発光した部分がガラス板26、27に映りこみ、新たな電飾となるので、ガラス枠22における電飾領域が縮小しても電飾効果が得られる。
また、遊技者の見る角度により発光した部分がガラス板26、27の奥に見えるので、遊技視認領域PBの奥行きが感じられるようになる。
さらに、電飾等が配置できないガラス板26、27に電飾効果を持たせることができ、遊技の演出手段が増える。
また、拡散光がガラス板26に映り込み、さらにガラス板27に映り込むので、1つの光源で複数の電飾効果が得られる。
さらに、不正行為により内枠14又はガラス枠22が開放された場合、閉止時と異なる発光をするので、不正行為を発見しやすくなる。
また、ガラス板26、27に光ビームLが映り込んでいるので、光ビームLの出射面である湾曲面118を直接見なくても、ガラス板26、27を見ることで色の違いを確認でき、不正行為を発見しやすくなる。
さらに、導光板116が取付けられる平坦部123の色が黒色のため、導光板116全体が黒色となり、湾曲面118から出射される光の色を際立たせることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
光源122A、122B、及び122Cの設置数は、これ以外に単数、複数箇所で適宜選択してよい。
また、光源122A、122B、及び122Cの設置位置は、例えば、導光板116の上部に2箇所、下部に1箇所としてもよく、光源の設置数に合わせて適宜変更可能であり、光ビームLの出射方向を鉛直方向、斜め方向に変えてもよい。
さらに、光源122A、122B、122Cの発光色は、青、黄、赤以外の色を用いてもよい。
導光板116は複数あってもよく、例えば、平坦部123の前面に2枚重ねて、それぞれ異なる色の発光を行ってもよい。
導光板116の設置位置は、ガラス枠22の上部、下部であってもよい。
本発明の実施形態に係るパチンコ機の斜視図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機のガラス枠及び皿ユニットが開放された状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機を裏面から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るガラス枠の主要構成を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るガラス枠本体の斜視図である。 本発明の実施形態に係る光源及び導光板の配置を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るガラス枠本体の断面図である。 本発明の実施形態に係る導光板における光ビームの進行状態を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る光ビームのガラス板への映り込み状態を示した斜視図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
14 内枠(遊技機本体)
22 ガラス枠(ガラス枠)
26 ガラス板(ガラス)
27 ガラス板(ガラス)
114 発光部(発光手段)
116 導光板(導光プレート)
117 下部端面(端面)
118 湾曲面(側面、出射面)
119 斜端面(端面)
121 上部端面(端面)
122A 光源(光源部)
122B 光源(光源部)
122C 光源(光源部)
123 平坦部(ベース部)
G 遊技盤(遊技盤)
PB 遊技視認領域(遊技視認領域)

Claims (4)

  1. 遊技機本体に開閉可能に設けられ、遊技盤を視認する遊技視認領域が形成されたガラス枠と、
    前記遊技視認領域に沿って配置され、前記ガラス枠に嵌められたガラスよりも遊技者に近い位置で前記遊技視認領域に沿って発光する発光手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記発光手段が、
    前記ガラス枠に取付けられ、側面が前記遊技視認領域に沿って円弧状に加工された導光プレートと、
    前記円弧状の側面に加工された凹凸状の出射面と、
    前記導光プレートの端面から該導光プレート内へ光を入射させる光源部と、
    で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記光源部は、前記ガラス枠の閉止時と開放時で、前記導光プレート内へ入射させる光の色を変えることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記導光プレートが取付けられる前記ガラス枠のベース部の色が黒色であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遊技機。
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